JPH0986552A - 注出キャップ - Google Patents

注出キャップ

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JPH0986552A
JPH0986552A JP7247545A JP24754595A JPH0986552A JP H0986552 A JPH0986552 A JP H0986552A JP 7247545 A JP7247545 A JP 7247545A JP 24754595 A JP24754595 A JP 24754595A JP H0986552 A JPH0986552 A JP H0986552A
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cylinder
piece
tube
pouring
top wall
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Kazuhiro Masaki
一洋 政木
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ本体に設けた注出筒に対する内容液
の付着残留および液切れ時における内容液の注出筒以外
の部分への付着発生を阻止する。 【解決手段】 キャップ本体1の注出筒5を構成する鍔
片9の幅lを2mm以上とすると共に、この鍔片9下面か
ら頂壁4上面までの高さを5mm以上とし、さらに注出筒
5が形成する注出通路の頂壁4下面開口部を囲んで整流
筒10を設けることにより、鍔片9外周縁における内容
液の良好な液切れを達成して、液垂れおよび内容液の残
留を確実に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常温雰囲気で25cp
s程度の比較的高い粘度を有する内容液の注出に適した
注出キャップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器本体の口部に密に組付き、頂壁に注
出筒を立設した有頂筒形状のキャップ本体と、このキャ
ップ本体に開閉回動自在に一体にヒンジ結合され、閉状
態で注出筒内に密嵌入してこの注出筒を密閉する嵌入筒
を突設した上蓋と、から構成される注出キャップにあっ
ては、内容液の液切れを良くする目的で、注出筒を、頂
壁上面に立設した円筒状の筒片と、この筒片の外周面上
端から外方に突周設した鍔片とから構成している。
【0003】この従来の注出キャップにおける注出片
は、その鍔片の幅は、一体成形される注出キャップの成
形金型からの離型を考慮して、0.6mm程度に設定さ
れ、またこの鍔片下面から頂壁上面までの高さは、注出
される内容液に対してガイド作用を及ぼすことのできる
範囲内で、できる限り小さくして2mm程度に設定されて
いるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、注出される内容液の粘度が低い
場合には、比較的良好な液切れを得ることができるので
あるが、ヘアートリートメントオイル等の常温雰囲気内
での粘度が25cps程度と比較的高い内容液を注出す
ると、内容液注出後、鍔片の外周縁に残留した内容液の
一部が、この鍔片の下側に回り込んで液垂れを発生する
と云う問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、常温雰囲気
内で25cps程度の比較的高い粘度を有する内容液で
あっても、注出筒における液切れを良くすることを技術
的課題とし、もって液垂れによる不快感の発生、および
汚れの発生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、容器本体の口筒に密に組付き、頂壁
に注出筒を立設したキャップ本体と、このキャップ本体
に開閉回動自在にヒンジで結合され、閉状態でキャップ
本体の注出筒内に密嵌入してこの注出筒を密閉する嵌入
筒を突設した上蓋とから構成される注出キャップである
こと、キャップ本体の注出筒を、頂壁から起立する円筒
形状の筒片と、この筒片の外周面上端から外方に突周設
した鍔片とで構成すること、キャップ本体の注出筒の鍔
片の幅を2mm以上とすると共に、頂壁上面から鍔片下面
までの高さを5mm以上とすること、キャップ本体の注出
筒が形成する注出通路の頂壁下面での開口部を囲んで、
円筒片状の整流筒を垂下設すること、にある。
【0007】
【作用】注出キャップを組付けた内容液を収納した容器
本体は、注出キャップの閉状態では、注出キャップのキ
ャップ本体が口筒に密に組付けられていること、および
キャップ本体の注出筒が上蓋の嵌入筒で密閉されている
ことから、その全体が密閉状態となっている。
【0008】この密閉状態から、上蓋をヒンジを軸とし
て回動して嵌入筒をキャップ本体の注出筒から離脱させ
て、注出筒および容器本体を開放状態とし、容器本体を
所望する方向に傾斜させて内容液の注出を行う。
【0009】この内容液の注出に際して、内容液は、注
出筒が形成する注出通路に流入する前に、整流筒により
その流動状態が略一定形態に整流されるので、注出筒内
における注出内容液の流動形態は一定して安定したもの
となる。
【0010】注出筒内に流入した注出内容液は、注出筒
の筒片内面から鍔片上面を通って、鍔片の外周縁から離
脱落下して注出が達成されるのであるが、容器本体の傾
斜を復帰させての注出動作終了時には、どうしても内容
液の持つ表面張力の作用により鍔片の外周縁に内容液が
滴状に残留しようとする。
【0011】しかしながら、鍔片の上面に位置し、筒片
内に流下しようとしている内容液の表面張力が、この鍔
片の外周縁に残留しようとしている滴状の内容液に引っ
張り力として作用し、かつこの鍔片の上面に位置して、
筒片内に流下しようとしている内容液が、鍔片の外周縁
に残留しようとする滴状の内容液に作用させる引っ張り
力は、鍔片の幅が2mm以上と大きいのできわめて強力と
なり、このため鍔片の外周縁に残留しようとする滴状の
内容液は、鍔片の上面に位置して筒片内に流下する内容
液に引き寄せられて一体に筒片内、すなわち容器本体内
に流下し、液垂れ状態となることがない。
【0012】この内容液の注出動作終了時において、鍔
片の外周縁に残留しようとする滴状の内容液は、注出さ
れた内容液と分離した瞬間においては、比較的長い状態
となり、重力および分離の反動に伴う表面張力の作用に
より、滴状に丸くなるよりも速く垂下状となるが、鍔片
下面と頂壁上面との高さが5mm以上もあるので、この垂
下状となった分離直後の鍔片に残留した内容液が頂壁上
面に接触することはなく、確実に鍔片の外周縁に滴状に
丸まることになる。
【0013】また、この内容液の注出動作終了時におけ
る、鍔片の外周縁に残留しようとする内容液の動きは、
内容液の注出形態が、整流筒の作用により一定形態で安
定しているので、常に一定したものとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例の開状
態を示す全体縦断面図で、容器本体3の口筒に密に外装
螺合するキャップ本体1と、このキャップ本体1にミラ
ーヒンジ構造のヒンジ6を介して一体に開閉回動自在に
連結された上蓋2とから構成され、全体を合成樹脂で一
体成形している。
【0015】キャップ本体1は、容器本体3の口筒に外
装螺合する有頂円筒形状体の頂壁4の上面やや前寄り
に、筒片8と鍔片9とから構成される注出筒5を立設す
ると共に、この注出筒5が形成する注出通路が開口する
頂壁4の下面に、注出通路の開口部を囲んで円筒片状の
整流筒10を垂下設して構成されている。
【0016】このキャップ本体1の注出筒5は、その鍔
片9の幅lを2mmに設定していると共に、その筒片8の
高さを、鍔片9下面から頂壁4上面までの高さhを5mm
とする値に設定されており、筒片8の内周面は、上方に
拡径したテーパー面となっていて、回動閉鎖時における
上蓋2の嵌入筒7の嵌入動作が円滑に達成されるように
している。
【0017】キャップ本体1の整流筒10は、その内周
面を、閉鎖時における上蓋2の嵌入筒7の筒片8に対す
る密嵌合を保持すべく作用する段部を介して筒片8の内
周面に連続させる内径で、5.1mmの高さで設けられて
いる。
【0018】上蓋2は、ミラーヒンジ構造のヒンジ6を
介してキャップ本体1の後側上端に一体に連結されてい
て、深皿状の本体部分の頂壁内面のやや前寄りに細円筒
片状の嵌入筒7を立設して構成され、この嵌入筒7の高
さは、嵌入筒7が注出筒5内に嵌入限まで密嵌入した際
に、先端外周面に周設した突条が、筒片8内周面と整流
筒10内周面との間に形成された段部に下方から係止
(図3参照)する高さに設定されている。
【0019】本実施例の注出キャップを組付けた容器本
体3内に、常温雰囲気内での粘度が25cpsのヘアー
トリートメントオイルを収納して、液垂れ発生の有無を
実験した結果、液垂れが発生しないことが確認できた。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。キャップ本体の注出筒を
構成する鍔片の幅を2mm以上に設定したので、鍔片の外
周縁に残留しようとする滴状の内容液に対して、鍔片上
面および筒片内周面の容器本体内に流下復帰しようとす
る内容液から表面張力に伴う強力な引っ張り力を作用さ
せることになり、これにより鍔片の外周縁に残留しよう
とする滴状の内容液を確実に容器本体内に引き込み、鍔
片の外周縁に内容液が残留することを皆無とすることが
できる。
【0021】キャップ本体の注出筒の鍔片下面から頂壁
上面までの高さを5mm以上に設定したので、液切れ時に
鍔片外周縁に付着残留した内容液が、垂下姿勢となった
状態で下端を頂壁上面に接触させることを確実に防止す
ることができ、これにより液切れ時に発生する液垂れの
発生を確実に防止することができる。
【0022】注出筒が形成する注出通路の入口部分に整
流筒を設けたので、注出される内容液の流動形態は常に
一定して安定したものとなり、これにより注出される内
容液の脈動とか乱流等の不整流が原因しての液切れ状態
の不安定による液垂れの発生を確実に防止することがで
きる。
【0023】このように、内容液の良好な液切れを達成
できると共に、液垂れおよび鍔片外周縁への内容液の残
留を確実に阻止することができるので、液垂れによる容
器の汚れの発生とか、不潔感の発生を未然に防止するこ
とができ、長期間にわたって容器の良好な使用感を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、開状態の全体縦断面
図。
【図2】図1に示した実施例の全体平面図。
【図3】図1に示した実施例の、要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 ; キャップ本体 2 ; 上蓋 3 ; 容器本体 4 ; 頂壁 5 ; 注出筒 6 ; ヒンジ 7 ; 嵌入筒 8 ; 筒片 9 ; 鍔片 10; 整流筒 l ; 幅 h ; 高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(3) の口筒に密に組付き、頂壁
    (4) に注出筒(5) を立設したキャップ本体(1) と、該キ
    ャップ本体(1) に開閉回動自在にヒンジ(6)で結合さ
    れ、閉状態で前記注出筒(5) 内に密嵌入して該注出筒
    (5) を密閉する嵌入筒(7) を突設した上蓋(2) とから構
    成される注出キャップにおいて、前記注出筒(5) を、前
    記頂壁(4) から起立する円筒形状の筒片(8) と、該筒片
    (8) の外周面上端から外方に突周設した鍔片(9) とで構
    成し、該鍔片(9) の幅(l) を2mm以上とすると共に、前
    記頂壁(4) 上面から鍔片(9) 下面までの高さ(h) を5mm
    以上とし、前記注出筒(5) が形成する注出通路の前記頂
    壁(4) 下面での開口部を囲んで円筒片状の整流筒(10)を
    垂下設して成る注出キャップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176187A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP2013154934A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出キャップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006176187A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd ヒンジキャップ
JP4698218B2 (ja) * 2004-12-24 2011-06-08 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ
JP2013154934A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出キャップ

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