JPH114858A - ベルト式巻上機 - Google Patents

ベルト式巻上機

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JPH114858A
JPH114858A JP9160762A JP16076297A JPH114858A JP H114858 A JPH114858 A JP H114858A JP 9160762 A JP9160762 A JP 9160762A JP 16076297 A JP16076297 A JP 16076297A JP H114858 A JPH114858 A JP H114858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行訓練者の歩行の難易の程度や回復の程度
を知ることができ、その程度に応じて、歩行訓練時にか
かる訓練者への負荷を調整することができる、ベルト式
巻上機を提供すること。 【解決手段】 ベルト式巻上機において、吊り具にかか
る荷重を連続的に検出するための荷重検出手段を備え
た。荷重検出手段が、吊り具にかかる荷重を連続的に検
出するので、吊り具に訓練者を連結した状態で、歩行訓
練を行なうことにより、訓練者の歩行挙動を知ることが
できる。よって、この歩行挙動から訓練者の歩行の難易
の程度や回復の程度を知ることができるため、最適の負
荷が訓練者に与えられるような状態で、訓練者の歩行訓
練を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式巻上機、
詳しくは、歩行訓練用として好適に使用される、ベルト
式巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、足を負傷した怪我人や身体障害者
等の歩行回復を目的とする、歩行訓練としては、たとえ
ば、訓練者の両脇を介護者が支えながら、訓練者をゆっ
くりと歩行させたり、あるいは、所定間隔を隔てた平行
棒の間を、訓練者が、この平行棒を両手でつたいなが
ら、ゆっくりと歩行するなどの方法により行なわれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、介護者による
歩行訓練は、人手がかかり、また、介護者が訓練者の体
重を支えなければならず、介護者は、多大の労力を払う
ことになる。また、平行棒による歩行訓練は、訓練者が
自ら体重を支えなければならず、訓練者の負担が大き
い。そのため、訓練者は、十分な歩行訓練が行えないう
ちに疲れてしまい、歩行訓練が順調に進行しないという
問題がある。
【0004】本発明の主な目的は、上記した問題点を解
決するためになされたものであり、訓練者の歩行の難易
の程度や回復の程度を知ることができ、その程度に応じ
て、歩行訓練時にかかる訓練者への負荷を調整すること
ができる、ベルト式巻上機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、吊り具をもつベルトと、
前記ベルトが巻回され、正逆回転可能に駆動されるドラ
ムとを備える、ベルト式巻上機において、前記吊り具に
かかる荷重を、連続的に検出するための荷重検出手段を
備えていることを特徴としている。
【0006】このように構成すると、荷重検出手段が、
吊り具にかかる荷重を連続的に検出することができるの
で、吊り具に訓練者を連結した状態で、歩行訓練を行な
うことにより、訓練者の歩行挙動を知ることができる。
よって、この歩行挙動から訓練者の歩行の難易の程度や
回復の程度を知ることができるため、ドラムの駆動によ
り、その程度に応じた負荷がかかるように、訓練者を吊
り上げることができる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記荷重検出手段により検出さ
れた荷重が、入力された設定荷重となるように、ドラム
の駆動を制御する荷重制御手段をさらに備えていること
を特徴としている。たとえば、歩行訓練中に訓練者の歩
行姿勢が変化したり、あるいは歩行経路に段差などがあ
る場合には、荷重検出手段により検出される荷重が変化
することがある。このような場合において、荷重制御手
段を設けることによって、常に設定荷重どおりの荷重が
検出されるようにドラムを駆動させることができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明では、請求項
2に記載の発明において、前記荷重検出手段が、急激な
荷重変化を検出したときに、前記ドラムの駆動を停止さ
せるための停止制御手段をさらに備えていることを特徴
としている。たとえば、歩行訓練中に、訓練者が転倒す
るなどの事故が発生した場合には、荷重検出手段は急激
な荷重変化を検出することになる。このような場合にお
いて、停止制御手段を設けることによって、この急激な
荷重変化に応じて、前記ドラムの駆動を停止させること
ができる。
【0009】また、請求項4に記載の発明では、請求項
1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記吊り
具は、遊車を介して前記ベルトに取付けており、前記ベ
ルトの遊端部に、前記荷重検出手段が連結されているこ
とを特徴としている。このような構成により、吊り具に
かかる荷重は、遊車を介してベルトに作用し、このベル
トの遊端部に連結された荷重検出手段に、直接伝わるよ
うになる。
【0010】また、請求項5に記載の発明では、請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記荷重
検出手段が、ロードセルにより構成されていることを特
徴としている。荷重検出手段をロードセルにより構成す
ることにより、正確に、吊り具にかかる荷重を連続的に
検出できる。また、請求項6に記載の発明では、請求項
1ないし5のいずれかに記載の発明において、ベルト式
巻上機は、歩行訓練に使用されるものであることを特徴
としている。この発明のベルト式巻上機は、荷重検出手
段により、吊り具ににかかる荷重を連続的に検出でき、
さらに荷重制御手段を設けることによって、常に設定荷
重どおりの荷重が検出されるようにドラムを駆動させる
ことができる。そのため、訓練者の歩行の難易の程度や
回復の程度に応じて、歩行訓練時に訓練者にかかる負荷
を調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すベルト式巻上機の側面断面図、図2は、図1に示した
ベルト式巻上機の正面断面図である。このベルト式巻上
機1は、図1に示すように、所定間隔を隔てて対向する
2つの側板2および3間に、軸受を介して駆動軸4が回
転自由に支持されており、この駆動軸4には、中心部に
この駆動軸4の挿通軸孔が形成された円筒状のドラム5
が支持されている。一方の側板2の外側方には、モータ
軸6をもつサーボモータ7が内装されたモータケース9
が配設されており、他方の側板3の外側方には、モータ
軸6の駆動を減速して、駆動軸4に伝える、減速歯車機
構10を内装したギヤケース11を配設している。サー
ボモータ7からの駆動は、モータ軸6からジョイント部
材12を介して減速歯車機構10に伝達され、駆動軸4
を介して、ドラム5に伝達され、このドラム5を正逆回
転させるようにしている。
【0012】図2に示すように、ドラム5は、側板2お
よび3の中央部から、やや外方に変位した位置に配置さ
れており、また、側板2および3の中央部に対して、こ
のドラム5が変位する位置と反対側の位置には、荷重検
出手段としてのロードセル14が配置されている。ロー
ドセル14の下方には、ベルト固定部15が連結されて
おり、平ベルト13は、一端が、図には示さないが、ド
ラム5の外周面に固定され、他端が、このベルト固定部
15に、固定具15aおよび15bを介して固定され
る。また、平ベルト13における、ドラム5とベルト固
定部15との間には、吊り具18が取付けられている。
吊り具18には、その下方にリング状のフック19が設
けられており、このフック19に、後述する歩行訓練用
の把持杆20がワイヤー8を介して取付けられる。ま
た、吊り具18は、ローラ軸17に回転可能に支持され
る遊車16を内装しており、この遊車16に、平ベルト
13を掛け止めることにより、吊り具18を、この遊車
16を介して、平ベルト13に取付けている。
【0013】このようにして、ドラム5とベルト固定部
15との間に掛け渡された平ベルト13は、駆動軸4の
正回転駆動によりドラム5に巻き取られ、吊り具18を
上昇させることができ、また、駆動軸4の逆回転駆動に
よりドラム5から送り出され、吊り具18を下降させる
ことができる。また、ロードセル14は、その上部にお
いて、2つの側板2および3間に架設される固定軸21
に周方向に回転可能に支持される一方で、ベルト固定部
15の下方には、2つのローラ22および23を対設し
て、ベルト固定部15に固定されるベルト13の遊端部
を挟持するように構成し、ロードセル14を強固に固定
することなく、ある程度の周方向の回転が許容されるよ
うに支持している。このようにロードセル14を支持す
ることで、吊り具18が横引き状態となり、ベルト固定
部15がロードセル14に対して変位しても、それに伴
ってロードセル14を周方向に回転させて、ロードセル
14に対してベルト固定部15が歪むことをなくし、ロ
ードセル14の検出精度を向上させている。
【0014】一方、2つの側板2および3間における、
ドラム5の下方には、平ベルト13をドラム5から円滑
に送り出し、あるいはドラム5に円滑に巻き取るための
ベルトガイド24が設けられている。このベルトガイド
24は、平ベルト13を移動自由に挿通する挿通路26
をもち、ガイド軸25により回転可能に支持されてい
る。このようにベルトガイド24を支持することで、吊
り具18が横引き状態となっても、平ベルト13を円滑
にドラム5に案内できるようにしている。
【0015】また、2つの側板2および3間における、
ドラム5の径方向外方上部側には、平ベルト13をドラ
ム5の外周面側に常時押しつけて、平ベルト13の乱巻
きを防止するための乱巻防止体27が、枢支軸28を介
して揺動自由に支持されている。この乱巻防止体27
は、先端部にロール29が回転自由に支持されており、
図示しないばねにより、常時、このロール29がドラム
5の外周面側に押しつけられるように付勢される。ま
た、枢支軸28に、図示しないリミットスイッチを設け
ることにより、平ベルト13の巻取径が所定径よりも小
さくなったとき、および所定径よりも大きくなったとき
に、このリミットスイッチを作動させて、サーボモータ
7の駆動を停止させるようにしている。
【0016】さらに、2つの側板2および3間におけ
る、下端部には、光電センサー30を設けて、遊車16
が側板2および3に近づき過ぎたときには、この光電セ
ンサー30が異常接近を検出して、サーボモータ7の駆
動を停止させるようにしている。また、2つの側板2お
よび3間における、上端部には、この2つの側板2およ
び3間に架設される支持軸31を介して、トロリー32
を取り付けている。このトロリー32は、2つの走行輪
34および35を備えており、後述する歩行訓練用のレ
ール33に取り付けられる。
【0017】このように、ベルト式巻上機1を構成する
ことにより、吊り具18にかかる荷重は、遊車16を介
して平ベルト13に作用し、この平ベルト13の遊端部
に連結されたロードセル14に、直接伝わるようにな
る。そのため、簡易な構成であるにもかかわらず、ロー
ドセル14が、正確かつ確実に、吊り具にかかる荷重を
検出する。また、荷重検出手段としてロードセル14を
用いることにより、簡易かつ安価でありながら、正確
に、吊り具18にかかる荷重を連続的に検出できる。
【0018】このように構成されたベルト式巻上機1
は、歩行訓練用として好適に用いることができる。以下
に、このベルト式巻上機1を歩行訓練用として用いた場
合について、その作用とともに説明する。図3は、ベル
ト式巻上機1を歩行訓練用に適合させた場合の装置全体
の構成図である。図3において、33は、室内の天井に
取付けられるレールであり、1は、レール33に取付け
られるベルト式巻上機、20は、このベルト式巻上機1
のフック19にワイヤー8を介して取り付けられる把持
杆、40は、歩行訓練をする訓練者、41は、ベルト式
巻上機1の操作部である。
【0019】レール33は、所定間隔を隔てて配置され
る2本の横レール36および37と、この2本の横レー
ル36および37の間に架設される縦レール38とから
構成される。縦レール38は、2本の横レール36およ
び37間において、矢印39に示す方向に移動自由に設
けられる。また、ベルト式巻上機1は、トロリ32を介
して縦レール38の長さ方向に移動自由に取付けられ
る。
【0020】そして、歩行訓練を行なう場合に、訓練者
40が前後方向に歩行する場合は、縦レール38に沿っ
て、トロリ32が訓練者40とともに移動され、訓練者
40が左右方向に歩行する場合は、縦レール38が、2
本の横レール、36および37に沿って移動される。図
4は、操作部41の操作盤51を示す正面図である。歩
行訓練を開始するときには、操作部41の電源47を入
れてから、運転モードスイッチ43をオンにする。この
運転モードにおいては、ロードセル14で検出された荷
重が、荷重表示部44において表示され、また、平ベル
ト13の巻上げ、巻下げを、巻上げスイッチ45および
巻下げスイッチ46で行なうことができる。したがっ
て、運転モードでは、訓練者40が歩行した際の荷重の
かかり具合い、つまり歩行挙動を、常時荷重表示部44
で知ることができる。よって、この歩行挙動から訓練者
の歩行の難易の程度や回復の程度を知ることができる。
そして程度に応じて、巻上げスイッチ45および巻下げ
スイッチ46の操作により、訓練者40を適度に吊り上
げて、最適の負荷が訓練者40に与えられるような状態
にして、訓練者40の歩行訓練を行なうことができる。
【0021】次に、荷重制御モードスイッチ48をオン
にすると、運転モードから荷重制御モードに切り替わ
る。このモードにおいては、訓練者40に最適の負荷が
与えられる荷重を、荷重設定部49にキー入力すること
により、設定する。そして、荷重制御モードにおいて
は、操作部41に内装される荷重制御手段としてのコン
ピュータ42が、ロードセル14により検出された荷重
と荷重設定部49においてキー入力された設定荷重と
が、所定の範囲内において一致するように、ドラム5を
駆動させる。すなわち、設定荷重よりも検出荷重が低い
場合には、平ベルト13を巻上げるようにドラム5を駆
動させ、設定荷重よりも検出荷重が高い場合には、平ベ
ルト13を巻下げるようにドラム5を駆動させる。この
ような制御を行なうことにより、たとえば、歩行訓練中
に訓練者40の歩行姿勢が変化したり、あるいは歩行経
路に段差などがあるようなときに、ロードセル14によ
り検出される荷重が変化することがあっても、常に設定
荷重どおりの荷重で訓練者40を吊り上げて、訓練者4
0に常に一定の負荷を与えることができ、安定した状態
において、歩行訓練を行なわせることができる。
【0022】また、操作部41のコンピュータ42は、
ロードセル14が急激な荷重変化を検出したときに、ド
ラム5の駆動を停止させるための停止制御を行なってい
る。図5に、その制御のフローチャートを示す。この制
御は、荷重制御モードスイッチ48をオンにして、荷重
制御を行なっている状態において、ロードセル14によ
り所定時間毎に検出される荷重を、毎回前回検出した荷
重と比較することにより行なわれ、今回検出した荷重か
ら前回検出した荷重を差し引いた値が、所定の入力値、
たとえば、10kg以下であれば、荷重検出を続行し、
所定の入力値、たとえば、10kg以上であれば、急激
な荷重変化があったものとして、ドラム5の駆動を停止
させるように制御するものである。
【0023】このように、ロードセル14が急激な荷重
変化を検出したときに停止制御を行なうことによって、
たとえば、歩行訓練中に、訓練者40が転倒するなどの
事故が発生した場合には、コンピュータ42は急激な荷
重変化を検出し、ドラム5の駆動を停止させることがで
きる。したがって、この停止制御により、訓練者40の
不測の事故を防ぎ、安全な歩行訓練が確保できる。
【0024】さらに、この運転制御モードにおいては、
別の停止制御が行なわれている。すなわち、図5に示す
ように、予めコンピュータ42に上限荷重(たとえば、
110kg)と下限荷重(たとえば、4kg)とを入力
しておき、荷重制御を行なっている状態において、この
上限荷重と下限荷重との間に検出荷重がある場合には、
引続き荷重制御を行ない、検出荷重がこの上限荷重と下
限荷重との間から外れたときには、ドラム5を停止する
ように制御し、さらに、一定時間、たとえば2秒間、検
出荷重が上限荷重と下限荷重との間から外れた状態を維
持した場合には、荷重表示部44にエラーを点滅させる
ようにしている。
【0025】なお、図4に示す50は、緊急時の非常停
止スイッチである。本実施形態では、運転モードにおい
て、荷重表示部44に検出荷重を表示するようにした
が、荷重表示部44に検出荷重を表示せずに、別にX−
Yレコーダー等を接続して、経時的に歩行の記録をとる
ようにしてもよい。また、位置センサーや歩行解析装置
を併用することで、さらに精度の高い歩行挙動を知るこ
とができる。
【0026】また、ロードセル14は、トロリ32と2
つの側板2および3との間に介挿してもよく、また、荷
重検出手段は、ロードセル14でなくても、トルクメー
タなどをドラム5の軸心に取付けるように構成してもよ
い。さらに、吊り具18を、訓練者40がそのまま把持
できるような把持杆として構成してもよく、また、訓練
者40をそのまま吊れるような吊りベルトや胴着として
構成してもよい。
【0027】以上に述べた、本実施形態のベルト式巻上
機1は、歩行訓練用に好適に用いることができるが、他
の用途に用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、荷重検出手段により、訓練者の歩行挙動を
知ることができ、よって、この歩行挙動から訓練者の歩
行の難易の程度や回復の程度に応じて、最適の負荷が訓
練者に与えられるような状態で、訓練者の歩行訓練が行
えるようにできる。したがって、訓練者を順調に回復に
導くことができる。
【0029】また、請求項2に記載の発明によれば、歩
行訓練中に訓練者の歩行姿勢が変化したり、あるいは歩
行経路に段差などがあることにより、荷重検出手段によ
り検出される荷重が変化することがあっても、荷重制御
手段により、常に設定荷重どおりの負荷を訓練者に与え
ることができる。したがって、安定した状態で、歩行訓
練を行なわせることができる。
【0030】また、請求項3に記載の発明によれば、歩
行訓練中に、訓練者が転倒するなどの事故が発生した場
合には、停止制御手段により、ドラムの駆動を停止させ
て、訓練者の不測の事故を防ぎ、安全な歩行訓練を確保
できる。また、請求項4に記載の発明によれば、荷重検
出手段は、簡易な構成により、正確かつ確実に、吊り具
にかかる荷重を検出することができる。
【0031】また、請求項5に記載の発明によれば、簡
易かつ安価でありながら、正確に、吊り具にかかる荷重
を連続的に検出できる。また、請求項6に記載の発明に
よれば、ベルト式巻上機を、歩行訓練に使用することに
よって、訓練者の歩行の難易の程度や回復の程度に応じ
た負荷を訓練者に与えながら歩行訓練を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すベルト式巻上機の側
面断面図である。
【図2】図1に示したベルト式巻上機の正面断面図であ
る。
【図3】ベルト式巻上機を歩行訓練用に適合させた場合
の装置全体の構成図である。
【図4】操作部の操作盤を示す正面図である。
【図5】荷重制御モードで制御を行なっている状態にお
ける、停止制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ベルト式巻上機 5 ドラム 13 平ベルト 14 ロードセル 16 遊車 18 吊り具 42 コンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り具をもつベルトと、前記ベルトが巻
    回され、正逆回転可能に駆動されるドラムとを備える、
    ベルト式巻上機において、 前記吊り具にかかる荷重を、連続的に検出するための荷
    重検出手段を備えていることを特徴とする、ベルト式巻
    上機。
  2. 【請求項2】 前記荷重検出手段により検出された荷重
    が、入力された設定荷重となるように、ドラムの駆動を
    制御する荷重制御手段をさらに備えている、請求項1に
    記載のベルト式巻上機。
  3. 【請求項3】 前記荷重検出手段が、急激な荷重変化を
    検出したときに、前記ドラムの駆動を停止させるための
    停止制御手段をさらに備えている、請求項2に記載のベ
    ルト式巻上機。
  4. 【請求項4】 前記吊り具は、遊車を介して前記ベルト
    に取付けており、前記ベルトの遊端部に、前記荷重検出
    手段が連結されている、請求項1ないし3のいずれかに
    記載のベルト式巻上機。
  5. 【請求項5】 前記荷重検出手段が、ロードセルにより
    構成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の
    ベルト式巻上機。
  6. 【請求項6】 歩行訓練に使用される、請求項1ないし
    5のいずれかに記載のベルト式巻上機。
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