JP2008206906A - 点吊り装置制御構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクト化して安価に製造可能な点吊り装置と、その点吊り装置への電力や制御信号の供給が容易にできる制御装置とを備えた点吊り装置制御構造を提供する。
【解決手段】 舞台天井3上面の任意の位置へ移動可能とした点吊り装置1と、この点吊り装置1に対して電力及び制御信号の供給を行なう制御装置40とから構成された点吊り装置制御構造であって、上記点吊り装置1は、吊りワイヤ8が巻き回された巻取りドラム5と、この巻取りドラム5を駆動させる電動モータ9とを備える一方、上記制御装置40は、舞台天井3上方に配置した長尺状の案内部材41と、この案内部材41に沿って移動可能に連結されると共に、上記点吊り装置1への電力及び制御信号を供給する制御ケーブル42を備えるか又は接続可能とした複数の制御部材43と、隣り合った制御部材43に接続されてこれら制御部材43へ電力を供給する給電ケーブル44とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、劇場やホール、アリーナ等の舞台天井に設置される移動式の点吊り装置と、この点吊り装置に電力や制御信号を供給する制御装置とを備えた点吊り装置制御構造に関するものである。
劇場やホール、アリーナ等の舞台天井には、フックにマイクや照明器具等の吊り物を吊り下げ、そのフックを昇降させることで上記吊り物の昇降位置を調整する点吊り装置が配置されている。
この点吊り装置は、公演種目に応じて吊り物の吊り下げ位置や、昇降位置を変更する必要があり、そのための機構を備えたものとしては、特許文献1に示すものを例示することができる。
この点吊り装置は、天井の下方にレールを架設し、このレールに走行ブロックを移動自在に設けると共に、この走行ブロックに回動自在に設けられた滑車にワイヤを巻き掛け、このワイヤを天井上面に設けたモータで巻き取り又は繰り出しすることで、上記ワイヤに設けたフックを昇降可能としている。
この構成によれば、フックに吊り物を吊らない状態で、手動により上記走行ブロックを任意の吊り下げ位置に移動可能とすると共に、上記モータによるワイヤの巻き取り又は繰り出しによって、フックに吊り下げた上記吊り物の昇降位置を調整できる。
特開2003‐19370号公報(図1〜図4参照)
上記特許文献1に示す点吊り装置は、天井の下方にレールを架設するので、天井上面はモータのみとなって人の歩行を可能とする等、有効に利用できる反面、以下に示す問題点がある。
即ち、吊り下げ位置の変更はレールに沿ってのみ可能となるため、任意の吊り下げ位置への変更を可能とするには、上記レールを長く設定しておく必要があり、その分、装置全体が大掛かりなものとなってコストが嵩む。
又、この点吊り装置は、天井の上方にモータを設け、下方にレールを設けているので、上記天井を挟んだ上下部に構成部材(例えば、モータへ電力や制御信号を送信するケーブル等)が点在して配置されることになり、装置全体としては大型化し、やはりコストが嵩む。
そこで、本発明の目的は、コンパクト化して安価に製造可能な点吊り装置と、その点吊り装置への電力や制御信号の供給が容易にできる制御装置とを備えた点吊り装置制御構造を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、舞台天井上面の任意の位置へ移動可能とした点吊り装置と、この点吊り装置に対して電力及び制御信号の供給を行なう制御装置とから構成された点吊り装置制御構造であって、上記点吊り装置は、吊りワイヤが巻き回された巻取りドラムと、この巻取りドラムを駆動させる電動モータとを備える一方、上記制御装置は、舞台天井上方に配置した長尺状の案内部材と、この案内部材に沿って移動可能に連結されると共に、上記点吊り装置への電力及び制御信号を供給する制御ケーブルを備えるか又は接続可能とした複数の制御部材と、隣り合った制御部材に接続されてこれら制御部材へ電力を供給する給電ケーブルとを備えたことを特徴とするものである。
本発明の点吊り装置制御構造は、任意の位置に配置された点吊り装置に対し、案内部材に連結された複数の制御部材の中から最も近接可能な制御部材を選択すると共に、この制御部材を案内部材に沿って移動させることで、上記制御部材を点吊り装置に最も近接した位置に移動させる。その後、この距離に適した必要最小限の長さの制御ケーブルで両者を接続する。
この状態で、点吊り装置へ電力と、モータ制御信号を供給することで、電動モータを駆動させ、巻取りドラムに巻回された吊りワイヤの舞台床面側への繰り出し又は巻き取り制御を行い、例えば、その先端のフックに吊り下げた吊り物の昇降位置を調整する。
このとき、点吊り装置と制御部材とは常に必要最小限の制御ケーブルで接続することができるので、舞台天井上面で制御ケーブルがかさばるのを防止して舞台天井上面を有効利用することができる。
又、点吊り装置を移動可能とすると共に、その本体側に吊りワイヤを巻き回する巻取りドラムや、この巻取りドラムを駆動させる電動モータを設けたので、従来例で示した装置に比較して装置全体をコンパクトにできる。
以下に、本発明を劇場の舞台天井に設置される点吊り装置制御構造に具体化した一実施の形態を図に基づいて説明する。
先ず、この点吊り装置制御構造の概略を説明すると、図2に示すように、舞台天井としてのグレーチングタイプの簀の子3上面に移動可能に配置された複数(図2には4台のみ図示)の点吊り装置1と、この点吊り装置1に対して電力及び制御信号の供給を行なう制御装置40とから構成されており、公演種目に応じた吊り物の吊り下げ位置に上記点吊り装置1が配置されている。
以下、上記点吊り装置1と、制御装置40とについてそれぞれ詳細に説明すると、先ず、上記点吊り装置1は、図1に示すように、簀の子3上面を走行する走行部材を底部に備えた箱状の本体4と、この本体4内に配置された巻取りドラム5と、上記本体4に対して基端部が回動可能に軸支された腕部6とを備えており、上記巻取りドラム5に巻き回された吊りワイヤ8が上記腕部6を介して舞台床面側Sへ繰り出され又は巻き取られるようになっている。
上記本体4の上面には上記巻取りドラム5を駆動させるためのブレーキ付き電動モータ9が取り付けられており、この本体4とは別に設けられた図示しない制御コントローラからの制御信号としてのモータ制御信号によって上記ブレーキ付き電動モータ9を駆動させ、巻取りドラム5に巻回された吊りワイヤ8の繰り出し又は巻き取りを行なうようになっている。
尚、上記本体4には、図示はしないが、上記ブレーキ付き電動モータ9に電力と、上記モータ制御信号を供給するための制御ケーブル(詳細は後述する)が接続可能となっている。
上記本体4の前面(図1における右側面を言う)には上下一対の支持板11a、11bが突設されており、この支持板11a、11b間には上記腕部6の回動中心となる軸部12が回動可能に軸支されている。
上記軸部12に基端が固定されている腕部6は、左右一対の腕板6aと、その腕板6a間に回動可能に軸支されたシーブ13とから構成されており、本体4内から導き出された吊りワイヤ8がこのシーブ13を介して上記舞台の床面側Sへ案内されるようになっている。
又、上記シーブ13よりも基端側となる腕板6a間には係止部材が回動可能に軸支されている。
この係止部材は、基端が上記腕板6a間に軸支された係止棒14と、この係止棒14に螺合されたナット15とから構成されており、この係止棒14を起立方向(図2の矢印で示す)へ回動させて上記上側の支持板11aに設けられたフランジ部16に形成の2個の係止凹部11cのいずれかに嵌め込み、上記ナット15を締め込むことで上記腕部6を、本体4に対して図3に示す使用位置と、図4に示す収納位置の二位置に選択して位置決め固定するようになっている。
上記腕部6の先端には、前側固定部材としてのねじジャッキ17が設けられている。
このねじジャッキ17は、上記腕部6先端に溶接等により固定された取付部18と、この取付部18に螺合された棒状のねじ部19と、このねじ部19上端に取り付けられたハンドル20と、同じくねじ部19下端に取り付けられた固定板21とから構成されている。
従って、上記ハンドル20を回動させて腕部6に対してねじ部19を下降させ、このねじ部19下端の固定板21を簀の子3上面に圧接させることで、吊りワイヤ8の繰り出し又は巻き取り時に本体4が腕部6側へ倒れるのを防止すると共に、後述する後部固定部材と相俟って点吊り装置1自体を位置決め固定するようになっている。
上記走行部材は、キャスター23であって、本体4の底部に所定間隔をおいて設けられており、本実施の形態では両側面側夫々3個、前面中央と後面中央に夫々1個の合計8個設けられている。
又、上記キャスター23は、図5に示すように、その車輪23aの巾Hが簀の子3の溝巾hよりも大きく設定されており、点吊り装置1移動時に簀の子3の溝に車輪23aがはまり込まないようになっている。
上記本体4の上面前部と、後面(図1における左側を言う)上部にはそれぞれ前側ハンドル24及び後側ハンドル25が設けられており、これらのハンドル24,25を握って点吊り装置1を容易に移動できるようになっている。
上記本体4の後面下部には、後側固定部材としてのクランプ26が設けられている。
このクランプ26は、図1に示すように、操作レバー27の操作によって下端の係止部28が上記簀の子3の下面(舞台側面を言う)3aに係止され、上記吊りワイヤ8の繰り出し又は巻き取り時に本体4が上方に浮き上がるのを防止すると共に、上記ねじジャッキ17の作用と相俟って点吊り装置1自体を位置決め固定するようになっている。
上記制御装置40は、図1に示すように、簀の子3上方に配置した長尺状の案内部材と、この案内部材に沿って移動可能に連結されると共に、上記点吊り装置1への電力及び制御信号を供給する制御ケーブル42を接続可能とした複数の制御部材43と、隣り合った制御部材43に接続されてこれら制御部材43へ電力を供給する給電ケーブル44とを備えている。
上記案内部材は、簀の子3上方の建物天井から吊り下げ支持されたレール部材41であって、簀の子3上面に近接配置されると共に、図2に示すように、両壁面と近接した位置に2本平行に配置されている。
上記レール部材41には上記制御部材43がその上面に設けられた第1案内ローラ45を介して移動可能に吊り下げ支持されている。
上記制御部材43は、箱状に形成されると共に、その正面には、上記点吊り装置1の巻取りドラム5に巻き回された吊りワイヤ8の舞台床面側Sへの繰り出し又は巻き取りを制御するために上記ブレーキ付き電動モータ9にモータ制御信号を出力する上記制御コントローラの接続口46が設けられている。
上記接続口46の上部には上記給電ケーブル44からの電力及び上記制御コントローラからのモータ制御信号の点吊り装置1への投入又は遮断を行なう回動式のスイッチ47と、その投入状態を示す表示灯48が設けられており、このスイッチ47を図1の矢印方向へ回動させて上記投入動作を行なうと、上記表示灯48が点灯するようになっている。
又、制御部材43の下面中央部には点吊り装置1のブレーキ付き電動モータ9を駆動させるための電力と、上記制御コントローラからのモータ制御信号とを上記点吊り装置1に供給するための上記制御ケーブル42が接続されている。
従って、点吊り装置1に対して、上記レール部材1に吊り下げ支持された複数の制御部材43から最も近接可能な制御部材43を選択すると共に、この制御部材43を上記レール部材41に沿って移動させることで、この点吊り装置1に最も近接した位置に制御部材43を移動させ、次いで、この制御部材43と、上記点吊り装置1とをその距離に適した必要最小限の長さの上記制御ケーブル42で接続することで、簀の子3上面で制御ケーブル42がかさばるのを防止し、簀の子3上面の有効利用を可能とするようになっている。
又、上記点吊り装置1は、この制御部材43からの電力及びモータ制御信号によって巻取りドラム5を駆動させる上記ブレーキ付き電動モータ9が制御され、この巻取りドラム5に巻回された吊りワイヤ8の舞台床面側Sへの繰り出し又は巻き取りがなされるようになっている。
上記制御部材43の下面両側部には上記給電ケーブル44が接続されると共に、その中間部に取付けられた第2案内ローラ49によって、中央部で折り曲げられた状態で上記レール部材41に移動可能に連結されている。
従って、給電ケーブル44が制御部材43の下方に垂れ下がるのを防止できると共に、コンパクトに折り曲げられたこの給電ケーブル44が延び縮みする範囲において、隣り合った制御部材43の間隔を任意に変更できるようになっている。
尚、図2に示すように、上記給電ケーブル44はレール部材41の端部において建物側に設けられた主電源部51に接続されており、この主電源部51から上記複数の制御部材43に電力が供給されるようになっている。
以上のように構成された点吊り装置制御構造の作用を説明すると、先ず、上記腕部6が図4に示す収納位置となった不使用状態の点吊り装置1を、上記本体4の上面前部と後面上部に設けられた前側ハンドル24及び後側ハンドル25のいずれか又は両方を握って手動操作により図2に示す所定の吊り下げ位置へ移動させる。
その後、上記ナット15を緩めて係止棒14を倒すように回動させることで、一方の上記係止凹部11から係止棒を外す。
次いで、上記腕部6を図2に示す使用位置に回動させ、再度、上記係止棒14を起立方向へ回動させて他方の係止凹部11cへ嵌め込み、ナット15を締め込むことで、上記腕部6を、図3に示す使用位置に位置決め固定する。
この状態で、上記ねじジャッキ17のハンドル20を回動させ、腕部6からねじ部19を下降させ、このねじ部19下端の固定板21を簀の子3上面に圧接させることで、吊りワイヤ8の繰り出し又は巻き取り時に本体4が腕部6側へ倒れるのを防止すると共に、点吊り装置1自体を位置決め固定する。
又、同時に、上記クランプ26の操作レバー27を操作することで、下端の係止部28が上記簀の子3の下面に係止され、上記本体4が上方に浮き上がるのを防止すると共に、上記ねじジャッキ17の作用と相俟って点吊り装置1自体を位置決め固定する。
この状態の点吊り装置1に対し、上記レール部材41に吊り下げ支持された複数の制御部材43の中から最も近接可能な制御部材43を選択すると共に、この制御部材43をレール部材41に沿って移動させることで、上記制御部材43を点吊り装置1に最も近接した位置に移動させる。その後、図1、2に示すように、この距離に適した必要最小限の長さの制御ケーブルを使用して両者を接続する。
次いで、この制御部材43の上記接続口46に図示しない制御コントローラを接続すると共に、上記スイッチ47を図1の矢印方向へ回動させて上記表示灯48が点灯する投入動作を行い、点吊り装置1へ電力と、モータ制御信号とを供給可能状態とする。
その後、上記制御コントローラを使用して上記ブレーキ付き電動モータ9を駆動させ、巻取りドラム5に巻回された吊りワイヤ8を舞台の床面側Sへの繰り出し、先端のフック30に図示しない吊り物を吊り下げ、このフック30を昇降させることで、上記吊り物の昇降位置を調整する。
このとき、点吊り装置1をその本体4の底部にキャスター23を設けて単独で移動可能とすると共に、本体4側に吊りワイヤ8を巻き回する巻取りドラム5や、この巻取りドラム5を駆動させるブレーキ付きモータ9を設けたので、従来例で示した装置に比較し、装置全体をコンパクトにできる。
従って、点吊り装置1自体を安価に製造可能とすると共に、手動操作によって単独で簡単に任意の吊り下げ位置へ移動できるので、使い勝手も非常に良い。
又、上記本体4に対して腕部6をその基端部で回動可能に軸支することで、上記腕部6を図4に示す収納位置に折り畳むことができるので、不使用状態ではコンパクトにして収納することができる、
又、上記本体4側に巻取りドラム5を駆動させるブレーキ付きモータ9を設けたので、本体4からは外部電源に接続する電源コードを出すだけで良く、装置全体としてコンパクトなものとすることができる。
又、上記ブレーキ付きモータ9を本体4の上面に露出するように設けたので、モータ部分のメンテナンスを容易に行なうことができる。
又、上記本体4の上面前部と、後面上部にそれぞれ前側ハンドル24及び後側ハンドル25を設けたので、点吊り装置1を前後に移動させる際、どちら側からも容易にハンドル24、25を握って操作でき、大変、使い勝手が良い。
又、上記制御部材43を複数設けてレール部材41に移動可能に吊り下げ支持したので、点吊り装置1と制御部材43とは常に必要最小限の制御ケーブル42で接続することができ、簀の子3上面で制御ケーブル42がかさばるのを防止して簀の子3上面を有効利用することができる。
又、制御部材43に上記制御コントローラの接続口46を設けることで、上記吊りワイヤ8の舞台床面側Sへの繰り出し又は巻き取り制御を、点吊り装置1が配置された簀の子3上面で直接確認しながら行うことができるので、作業性を向上させることができる。
又、レール部材41に吊り下げ支持される制御部材43の個数や、点吊り装置1を増加させることで、吊り物の種類や個数に応じた対応が容易にできる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように変更して具体化することも可能である。
1)本実施の形態では、係止部材としての係止棒14が嵌め込まれる係止凹部11cを使用位置用と、収納位置用の2個設けたが、これに限定されるものではなく、複数個設けることで、本体4に対する腕部6の角度を任意に変更した状態で、吊りワイヤ8の舞台の床面側Sへ繰り出し又は巻き取り操作を行うようにしても良い。
2)本実施の形態では、走行部材としてキャスター23を使用したが、これに限定されるものではなく、キャスター23以外のもの、例えば、クローラ等を用いても良く、更には、電動等で駆動する駆動手段を備えた走行部材としても良い。
3)本実施の形態では、腕部6の先端に前側固定部材としてのねじジャッキ17を設けたが、これに限定されるものではなく、本体4側に直接設けても良く、又、固定部材の構造も、本実施の形態で示したねじジャッキ17に限定されるものではなく、他の任意の構造を採用することができる。
4)本実施の形態では、本体4の上面に上記巻取りドラム5を駆動させるためのブレーキ付き電動モータ9を取り付けたが、これに限定されるものではなく、本体4内に設けても良い。
5)本実施の形態では、点吊り装置1として、上記本体4に対して基端部を回動可能に軸支した腕部6や、キャスター23を備えたものを示したが、これに限定されるものではなく、上記腕部6やキャスター23を備えていない点吊り装置1を使用しても良い。
6)本実施の形態では、上記制御ケーブル42を制御部材43へ接続可能な別体としたが、これに限定されるものではなく、制御ケーブル42をリール状に巻回して制御部材43内に内蔵するようにしても良く、こうすれば、点吊り装置1との距離に応じた分だけ制御ケーブル42を引き出せば良いので、簀の子3上面で制御ケーブル42がかさばることを確実に防止することができる。
7)本実施の形態では、制御部材43に上記制御コントローラの接続口46を設けることで、吊りワイヤ8の舞台床面側Sへの繰り出し又は巻き取り制御を、点吊り装置1が配置された簀の子3上面で直接確認しながら行うようにしたが、これに限定されるものではなく、制御コントローラのモータ制御信号を無線で制御部材43に送り、このモータ制御信号を上記制御ケーブル42を介して点吊り装置1に送るようにしても良く、こうすれば、上記吊りワイヤ8の舞台床面側Sへの繰り出し又は巻き取り制御を遠隔操作することができる。
8)本実施の形態では、上記案内部材としてのレール部材41を両壁面と近接した位置に2本平行して配置したが、これに限定されるものではなく、舞台天井が正方形や円形の場合には、上記レール部材41を円状や、円弧状に設けても良く、又、レール部材41の形状や、このレール部材41に沿って移動可能とする構造も任意のものを選択することができる。
本発明の点吊り装置制御構造の一実施の形態を示す一部破断側面図である。 図1の点吊り装置制御構造の概略を示す平面図である。 図1の点吊り装置を示す平面図である。 図3の点吊り装置の不使用状態を示す平面図である。 図3の点吊り装置を示す一部破断正面図である。
符号の説明
1 点吊り装置
3 簀の子(舞台天井)
5 巻取りドラム
6 腕部
6a 腕板
8 吊りワイヤ
9 ブレーキ付きモータ(駆動手段)
11a 係止凹部
13 シーブ
14 係止棒(係止部材)
15 ナット(係止部材)
17 ねじジャッキ(前側固定部材)
23 キャスター
23a 車輪
24 前側ハンドル
25 後側ハンドル
26 クランプ(後側固定部材)
40 制御装置
41 レール部材(案内部材)
42 制御ケーブル
43 制御部材
44 給電ケーブル
46 接続口
47 スイッチ
h 簀の子の巾
H 車輪の巾
S 舞台床面側

Claims (9)

  1. 舞台天井上面の任意の位置へ移動可能とした点吊り装置と、この点吊り装置に対して電力及び制御信号の供給を行なう制御装置とから構成された点吊り装置制御構造であって、上記点吊り装置は、吊りワイヤが巻き回された巻取りドラムと、この巻取りドラムを駆動させる電動モータとを備える一方、上記制御装置は、舞台天井上方に配置した長尺状の案内部材と、この案内部材に沿って移動可能に連結されると共に、上記点吊り装置への電力及び制御信号を供給する制御ケーブルを備えるか又は接続可能とした複数の制御部材と、隣り合った制御部材に接続されてこれら制御部材へ電力を供給する給電ケーブルとを備えたことを特徴とする点吊り装置制御構造。
  2. 上記制御部材は箱状に形成されると共に、その正面には、上記点吊り装置の巻取りドラムに巻き回された吊りワイヤの舞台床面側への繰り出し又は巻き取りを制御するために上記電動モータにモータ制御信号を出力する制御コントローラの接続口を備えている請求項1記載の点吊り装置制御構造。
  3. 上記制御部材の正面には上記給電ケーブルからの電力及び上記制御コントローラからの制御信号の点吊り装置への投入又は遮断を行なうスイッチを備えている請求項2記載の点吊り装置制御構造。
  4. 上記案内部材は舞台天井上方の建物天井から吊り下げ支持されたレール部材であって、このレール部材に上記制御部材が移動可能に吊り下げ支持されている請求項1記載の点吊り装置制御構造。
  5. 上記給電ケーブルはその中間部が上記案内部材に沿って移動可能に連結されている請求項1記載の点吊り装置制御構造。
  6. 上記点吊り装置は、舞台天井上面を走行するための走行部材を底部に備えた箱状の本体と、この本体内に配置した巻取りドラムと、上記本体に対して基端部を回動可能に軸支した腕部とを備え、上記巻取りドラムに巻き回された吊りワイヤが、この巻取りドラムを駆動させる電動モータによって上記腕部を介して舞台床面側へ繰り出され又は巻き取られるようにした請求項1記載の点吊り装置制御構造。
  7. 上記走行部材はキャスターであって、本体の底面に所定間隔をおいて複数個設けられると共に、その車輪の巾が舞台天井面を構成する簀の子の溝巾よりも大きく設定されている請求項6記載の点吊り装置制御構造。
  8. 上記腕部及び本体後面には夫々前側固定部材及び後側固定部材が設けられ、これら固定部材の作動により点吊り装置を上記舞台天井面に対して位置決め固定する請求項6記載の点吊り装置制御構造。
  9. 上記腕部は左右一対の腕板と、その腕板間に回動可能に軸支されたシーブとから構成され、本体内から導き出された上記吊りワイヤがこのシーブを介して上記舞台の床面側へ案内される請求項6記載の点吊り装置制御構造。
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