JPH1136144A - 紡糸巻取システム - Google Patents

紡糸巻取システム

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JPH1136144A
JPH1136144A JP9191099A JP19109997A JPH1136144A JP H1136144 A JPH1136144 A JP H1136144A JP 9191099 A JP9191099 A JP 9191099A JP 19109997 A JP19109997 A JP 19109997A JP H1136144 A JPH1136144 A JP H1136144A
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JP
Japan
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communication
control device
spinning
logic controller
setting
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JP9191099A
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Masakatsu Hasegawa
正勝 長谷川
Shigeru Hayashi
茂 林
Tomoyuki Hitoshina
朋之 一階
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/32Counting, measuring, recording or registering devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/22Automatic winding machines, i.e. machines with servicing units for automatically performing end-finding, interconnecting of successive lengths of material, controlling and fault-detecting of the running material and replacing or removing of full or empty cores
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/20Driving or stopping arrangements
    • D01H1/24Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles
    • D01H1/244Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles each spindle driven by an electric motor
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    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/20Driving or stopping arrangements
    • D01H1/32Driving or stopping arrangements for complete machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紡糸巻取ユニットの多数からなる紡糸巻取機
の運転条件の設定を簡単且つ確実に行うことができる紡
糸巻取システムを提供する。 【解決手段】 通信制御装置1と、通信制御装置1に第
1シリアル通信ライン2を介して接続される複数の通信
端末3と、通信端末3の各々に第2シリアル通信ライン
4を介して接続される紡糸巻取機の複数の部分制御装置
5とを備え、前記通信端末3は前記部分制御装置5を制
御する制御プログラムを格納し、前記通信制御装置1は
前記部分制御装置5の運転条件の設定を前記通信端末3
を介して行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡糸巻取ユニット
の多数からなる紡糸巻取システムに関する。
【0002】
【従来の技術】紡糸巻取工場では、紡糸巻取ユニットの
多数を列設し、これらを同時に運転するシステムとなっ
ている。一つの紡糸巻取ユニットは、紡糸機からの糸を
掛けて延伸するためのゴデットローラ群、ゴデットロー
ラ群からの糸を巻き取ってパッケージにするスピンドル
(テイクアップワインダー)からなる。ゴデットローラ
群の各ローラはインバータで制御される誘導モータで駆
動される。またゴデットローラ群の各ローラにはヒータ
が内蔵されており、このヒータはヒータコントローラで
制御される。スピンドルはインバータ制御の誘導モータ
で回転駆動されるボビンホルダ等を有しており、これら
はスピンドルコントローラで制御される。
【0003】上述したゴデットローラ用インバータ、ヒ
ータコントローラ及びスピンドルコントローラは紡糸巻
取ユニットの各々に設けられており、多数の紡糸巻取ユ
ニットを所定の運転条件で運転する場合、多数の紡糸巻
取ユニットを束ねた通信制御システムが必要になる。
【0004】従来、多数の紡糸巻取ユニットにおける多
数のスピンドルコントローラを直列に接続する第1設定
器、多数の紡糸巻取ユニットにおける多数のゴデットロ
ーラ用インバータを直列に接続する第2設定器、多数の
紡糸巻取ユニットにおける多数のヒータコントローラを
直列に接続する第3設定器を設け、これら第1設定器、
第2設定器及び第3設定器を介して多数の紡糸巻取ユニ
ットの運転条件を設定するシステムになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
紡糸巻取ユニットにおける部分制御装置をゴデットロー
ラ用インバータ、ヒータ用コントローラ及びスピンドル
コントローラに分断して、運転条件を設定するため、ス
ピンドルの運転条件と関連するゴデットローラの運転条
件、ゴデットローラの運転条件と関連するゴデットロー
ラの加熱条件等のように紡糸巻取ユニット内で相互に関
連する運転条件の設定ができず、設定間違いを起こしや
すいという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、紡糸巻取ユニット
の多数からなる紡糸巻取機の運転条件の設定を簡単且つ
確実に行うことができる紡糸巻取システムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通信制御装置と、前記通信制御装置に第1シリアル通信
ラインを介して接続される複数の通信端末と、前記通信
端末の各々に第2シリアル通信ラインを介して接続され
る複数の部分制御装置とを備え、前記通信端末は前記部
分制御装置を制御する制御プログラムを格納し、前記通
信制御装置は前記部分制御装置の運転条件の設定を前記
通信端末を介して行う紡糸巻取システムである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記複数の部分制御装置は、一つの紡糸巻取ユ
ニットにおいて糸の流れに沿って配設された部分制御装
置である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2の発明に
おいて、前記通信制御装置による運転条件の設定は、前
記紡糸巻取ユニットの運転条件を一括して設定可能とな
っているものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の発
明のいずれかにおいて、前記通信制御装置は、前記運転
条件を設定するためのアプリケーションソフトを含む複
数の設定用アプリケーションソフトを有し、これら設定
用アプリケーションソフトは、通信用アプリケーション
ソフトを介して前記通信端末と通信する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を用
いて説明する。図1は、本実施形態に係る紡糸巻取シス
テムを構成する機器の接続状態を示す図である。
【0012】1は通信制御装置としての設定器(パソコ
ン)、2は第1シリアル通信ライン、3は通信端末とし
てのロジックコントローラ、4は第2シリアル通信ライ
ン、5はワンユニットの紡糸巻取ユニットに配設される
部分制御装置である。
【0013】ロジックコントローラ3は、設定器1とワ
ンユニット分の部分制御装置5とを第1、第2シリアル
通信ライン2、4を介して接続する中継機能を有する。
一つの設定器1に対して最大32個のロジックコントロ
ーラ3が第1シリアル通信ライン2を介して接続可能で
ある。
【0014】ワンユニットの部分制御装置5は、スピン
ドル用コントローラ11、第1番ゴデットローラ用イン
バータ121 ・・・第n番ゴデットローラ用インバータ
12 n (最大8台)、第1番ヒータ用コントローラ13
1 ・・・第n番ヒータ用コントローラ13n (最大8
台)の如き部分制御装置からなっている。これらの部分
制御装置5は、第2シリアル通信ライン4を介してロジ
ックコントローラ3に直列に接続されている。一つのロ
ジックコントローラ3に対して最大で17台の部分制御
装置5が第2シリアル通信ライン4を介して接続可能で
ある。一つの設定器1に最大32個のロジックコントロ
ーラ3が接続可能であることから、一つの設定器1に対
して32×17=544台の部分制御装置が接続可能で
ある。なお、インバータ及びコントローラの最大8台
は、設定器1のソフトウエア上の制限によるものであ
る。このような制限がない場合、一つのロジックコント
ローラ3には最大32台の部分制御装置が接続可能であ
る。従って物理的には一つの設定器1に対して32×3
2=1024台の部分制御装置が接続可能である。
【0015】スピンドル用コントローラ11は、2本の
ボビンホルダ14、15を回転駆動するインバータ14
a、15a及び1本のフリクションローラ16を補助的
に駆動するインバータ16aなどを制御するものであ
る。このスピンドルの構造と機能の概略は以下の通りで
ある。タレット17に2本のボビンホルダ14、15を
突設し、タレット17の旋回により一方14を巻取位置
に他方15を待機位置に切り換えつつ、巻取ボビンPを
連続的に形成するものであって、巻取位置にあるボビン
ホルダ15はフリクションローラ16に転接して周速が
一定になるように回転数制御される。第1番ゴデットロ
ーラ用インバータ121 ・・・第n番ゴデットローラ用
インバータ12n は、ローラ外周に巻回された糸を加熱
しながら延伸するためのゴデットローラ181 ・・・1
n を所定比率の周速になるように回転制御するための
ものである。第1番ヒータ用コントローラ131 ・・・
第n番ヒータ用コントローラ13nは、ゴデットローラ
181 ・・・18n に内蔵されたヒータでローラ表面を
所定温度にするためのものである。図示されない紡糸機
から紡出された糸はゴデットローラ181 ・・・18n
で加熱されつつ所定比率に延伸され、ゴデットローラ1
1 ・・・18n からの糸はスピンドルでパッケージと
なる。
【0016】前記設定器1は上述した紡糸巻取ユニット
の部分制御装置5の多数列をロジックコントローラ3を
中継して制御する。そのため、部分制御装置5に対して
各種設定を行うためのソフトウェアとして図2の如きア
プリケーションソフトが設定器1に存在する。
【0017】apl−1は、スピンドル始速や加減速時
間帯の如き運転パラメータを紡糸巻取ユニット毎に設定
するためのアプリケーションソフト(以下アプリとい
う)であり、apl−2は、ゴデットローラ用インバー
タ121 ・・・12n の内部パラメータ設定のためのア
プリであり、apl−3は、ロジックコトローラ(通信
端末)3が部分制御装置5を制御するための制御プログ
ラムを転送するためのアプリであり、apl−4は、ス
ピンドルコントローラ11のパラメータ設定のためのア
プリであり、apl−5は、設定器1の更に上位にある
上位ホストとの通信のためのアプリである。
【0018】このような設定アプリapl−1〜5は、
直接通信ポート6への読み書きは行わずに、設定アプリ
apl−1〜5とは別途の通信用アプリapl−6を作
成し、各設定アプリapl−1〜5はこの通信用アプリ
apl−6とのみデータのやりとりをするようになって
いる。そして通信用アプリapl−6だけが通信ポート
6への読み書きを行うようになっている。
【0019】図3及び図4は、前述した通信アプリap
l−6の動作概略を示す。図3において、通信アプリa
p−6の起動時に設定アプリapl−1〜5との通信に
用いるための図示のような共有メモリ、及び通信の同期
をとるためのミューテックスを作成する。ここで優先順
位は通信の順番を決定するものであり、例えば運転パラ
メータ設定アプリap−lはモニターに優先することな
どの順位が決められている。
【0020】設定用アプリapl−1〜5は起動時に通
信アプリap−6とのデータの送受信を行うために図4
のような2つの共有メモリ(通信→設定、設定→通信)
を作成する。通信アプリapl−6が作成した通信用の
共通メモリ(図3参照)及び同期をとるためのミューテ
ックスをオープンにする。ここで、図4(a)は、設定
アプリ→通信アプリの共有メモリのデータの内容及び型
を例示し、図4(b)は、通信アプリ→設定アプリの共
有メモリのデータの内容及び型を例示する。
【0021】図3及び図4で説明したように、通信用ア
プリapl−6は単に受け取ったデータを読み書きする
だけであり、今後通信プロトコルが変更になった場合で
も、設定用アプリapl−1〜5だけを変更すればよ
く、通信用アプリapl−6は変更しなくもよい。また
新たなアプリケーションを追加する場合でも通信用アプ
リapl−6との通信方法さえ合えば、通信用アプリa
pl−6は何も変更しなくてもよい。この設定用アプリ
apl−1〜5を使うと、ロジックコントローラ(通信
端末)2、スピンドルコントローラ11、ゴデットロー
ラ用インバータ121 ・・・12n 、ヒータ用コントロ
ーラ131 ・・・13n の運転条件を一括して設定する
ことができる。一括設定のために、各運転条件はリンク
して一つのIDを付すことができ、このIDにより一括
して管理することができる。このように通信用アプリa
pl−6を用いると、目的毎にアプリの管理が容易にな
り、アプリ毎のバージョンアップも簡単にでき、客先毎
に設定内容が変わってもアプリだけを変更すればよい。
【0022】前述した設定器1に第1シリアル通信ライ
ン2を介して接続されるロジックコントローラ(通信端
末)3の機能を以下に説明する。単なる中継機能に止ま
らず、設定アプリapl−3で転送される等した制御プ
ログラムを格納し、第2シリアル通信ライン4を介して
ワンユニットの紡糸巻取ユニットを制御する機能を有し
ている。
【0023】この制御プログラムの格納方法を以下に説
明する。ロジックコントローラ3は制御プログラムをR
OM(read only memory)に格納することもできるが、
通常、制御プログラムは外部の設定器1より第1シリア
ル通信ライン2経由で受信する。ROM上の制御プログ
ラムを使う以外に設定器1から受信した制御プログラム
を使うことによって紡糸巻取ユニットの部分制御機器5
の制御を行うことができる。
【0024】このように外部の設定器1から取り込んだ
制御プログラムの保持方法を以下に説明する。設定器1
より受信した制御プログラムはRAM(random access
memory)上に保存することができる。RAMに保存され
たプログラムはロジックコントローラ3電源が切れてい
るときもバッテリによって内容が保護されており、外部
からの電力供給を行わなくても保持することができる。
【0025】ロジックコントローラ3が「ロジックコン
トローラ3のROM上に書き込まれているプログラムに
よって紡糸巻取ユニットの部分制御装置5の制御を行っ
ているのか」それとも「設定器より受信した制御プログ
ラムによって紡糸巻取ユニットの部分制御装置5の制御
を行っているのか」の区別を第1シリアル通信ライン2
を用いて設定器1に知らせることができる。
【0026】設定器1から受信してロジックコントロー
ラ3のRAMに格納している制御プログラムは、ロジッ
クコントローラ3に外部から電力が供給されていない期
間が長期間にわたるとRAMの内容保持のためのバッテ
リの消耗によって消滅してしまうことがあり得る。この
場合は、ロジックコントローラ3の電源を投入した際に
設定器1に対して制御プログラムの送信が必要であるこ
とを知らせる。ロジックコントローラ3のRAMに格納
された制御プログラムを消失してしまったことが設定器
1で判るので、設定器1はロジックコントローラ3が使
用する制御プログラムをロジックコントローラ3に送信
する。ロジックコントローラ3は設定器1から受信した
制御プログラムを用いて紡糸巻取ユニットの部分制御装
置5を制御することができる。
【0027】このようにロジックコントローラ3の読み
書き自在なRAMに制御プログラムを格納できることの
利点は以下の通りである。
【0028】第1の利点を説明する。ロジックコントロ
ーラ3のROMに書き込まれた制御プログラムで紡糸巻
取ユニットの部分制御装置5を制御する場合、制御プロ
グラムを書き換えるためにはロジックコントローラ3の
ROMを交換する必要がある。ロジックコントローラ3
では外部から受信した制御プログラムをRAMに格納す
ることができる。このため、制御プログラムの変更をロ
ジックコントローラ3のROMを交換すること無しに行
うことができる。ROMの交換には手間がかかるが通信
で制御プログラムを書き換えることができると制御プロ
グラムの書き換えに必要とする工数を大幅に短縮するこ
とができる。
【0029】第2の利点を説明する。ロジックコントロ
ーラ3のRAMに格納しているプログラムはロジックコ
ントローラ3に外部から電力を供給していない間も保持
する事ができる。このため、ロジックコントローラ3の
電源を投入するたびに設定器より制御プログラムを受信
する必要はない。よって、ロジックコントローラ3の電
源を投入すると直ちに制御プログラムを使って紡糸巻取
ユニットの部分制御装置5の制御を開始することができ
る。また、ロジックコントローラ3の電源を投入するた
びに制御プログラムを受信する必要が無いため、ロジッ
クコントローラ3の電源投入直後に制御プログラム送信
のために設定器1とロジックコントローラ3間を接続す
る第1シリアル通信ライン2を使用する必要がない。こ
のためロジックコントローラ3の電源投入直後よりロジ
ックコントローラ3の状態のモニタのために設定器1と
ロジックコントローラ3間を接続する第1シリアル通信
ライン2を使用することができる。つまり、ロジックコ
ントローラ3の電源投入直後より設定器1においてロジ
ックコントローラ3の状態をモニタすることができる。
【0030】ロジックコントローラ3を中継するシリア
ル通信機能を更に説明する。ロジックコントローラ3は
2チャンネルのシリアル通信ポート7、8を持つ。第1
シリアル通信ライン2側のチャンネル7の通信ポート
は、設定器1と接続されている。第2シリアル通信ライ
ン4側のチャンネル8の通信ポートは、ロジックコント
ローラ3以外の部分制御装置5と接続されている。ここ
で、部分制御装置5は、紡糸巻取ユニットの全体または
部分の機能を制御するための装置や紡糸巻取ユニットと
協調して動作する装置の全体または部分を制御する装置
のことをいい、その代表的なものが図1に例示される。
【0031】ロジックコントローラ3が二つのシリアル
ポート7、8を持っていることにより、ロジックコント
ローラ3は「設定器1との通信」と「部分制御装置5と
の間の通信」を同時に行うことができる。また、ロジッ
クコントローラ3が部分制御装置5との間の通信を行っ
ているときに設定器1が他のロジックコントローラ3と
の通信を行うこともできる。
【0032】2チャンネルのシリアル通信ライン2、4
を同時平行に使用できるため、シリアル通信ライン2、
4を有効に使用でき、設定値や装置の稼働データといっ
た各種データの装置間の送受信を効率的に行うことがで
きる。また、やり取りできる通信量を増やすこともでき
る。シリアル通信ライン2、4はハードウエアの制限で
1本のラインに接続できる装置の数には限界がある。よ
って、1本のシリアル通信ラインに接続する紡糸巻取ユ
ニットの数をより多くするには1台の紡糸巻取ユニット
あたりのシリアル通信ラインに接続される部分制御装置
の数をより少なくする必要がある。しかし、図1の設定
器1の第1シリアル通信ライン2に接続されるのはロジ
ックコントローラ3のみである。ロジックコントローラ
3以外の部分制御装置5は設定器1の第1シリアル通信
ライン2には接続されない。1つの紡糸巻取ユニットあ
たり1つのロジックコントローラ(通信端末)3のみが
第1シリアル通信ライン2に接続されるため、1つの紡
糸巻取ユニットの他の部分制御装置が第1シリアル通信
ライン2に接続される場合と比較して設定器1の1つの
第1シリアル通信ライン2に接続できる紡糸巻取ユニッ
トの数をより多くすることができる。
【0033】また、第1、第2シリアル通信ライン2、
4の使用によって設定器1への配線を簡単にすることも
できる。設定器1と部分制御装置5とのシリアル通信
は、直接行うのではなくメッセージを一旦ロジックコン
トローラ3を経由して行う。設定器1に直接接続される
のがロジックコントローラ3のみであるので、設定器1
に接続するシリアル通信線の配線を最小限に抑えること
ができる。また、このことにより配線工数も少なく抑え
ることができる。紡糸巻取ユニット接続されるロジック
コントローラ3以外の部分制御装置の数が増減した場合
にも、設定器1と紡糸巻取ユニット間のシリアル通信の
配線を変更する必要がない。シリアル通信の配線の変更
は、紡糸巻取ユニットと部分制御装置5との間の配線の
部分を変更するだけで済む。つまり、ロジックコントロ
ーラ3以外の部分制御装置5の数が変わったとしても配
線の変更が最小限に抑えられる。
【0034】つぎに、設定器1がロジックコントローラ
3の運転条件、運転モードの変更や内部状態のモニタを
行える機能を説明する。ロジックコントローラ3は制御
プログラムを設定器1から受け取ることができる他に、
制御プログラムが使用するタイマのタイムアップ設定値
や現在値、カウンタのカウントアップ設定値や現在値の
設定、読み出しを第1シリアル通信ライン2を利用して
行うことができる。また、制御プログラムの内部状態を
保持する変数の状態の変更、読み出しも第1シリアル通
信ライン2を利用して行うことができる。
【0035】このことにより、設定器1によって、ロジ
ックコントローラ3のRAMに格納された制御プログラ
ムの運転条件や運転モードの切り替えを第1シリアル通
信回線2を使って簡単にかつリアルタイムに行うことが
できる。また、現在のロジックコントローラ3の運転状
況を設定器で簡単にかつリアルタイムに取り出すことが
可能となる。例えば、紡糸巻取ユニットで巻き取るパッ
ケージの長さなどを設定器1で設定することができる。
また、紡糸巻取ユニットで巻き取ったパッケージの数や
紡糸巻取ユニットのうちのスピンドル(テイクアップワ
インダ)の運転効率などを設定器1が得ることができ
る。
【0036】さらに、ロジックコントローラ3が第2シ
リアル通信ラインを介してロジックコントローラ3以外
の部分制御装置と通信できる機能を説明する。ロジック
コントローラ3は部分制御装置5と通信を行い、部分制
御装置5の設定値の読み書き、内部状態の読み出しを行
うことができる。このことにより、部分制御装置5の内
部状態をロジックコントローラ3がリアルタイムに知る
ことができる。部分制御装置5から得られた情報に従っ
て紡糸巻取ユニットの運転条件や運転モードを変更する
ことができる。また、ロジックコントローラ3の制御プ
ログラムの動作に従って部分制御装置5の動作をリアル
タイムに変更させることができる。
【0037】さらに、設定器1、ロジックコントローラ
3、ロジックコントローラ3以外の部分制御装置5の相
互の通信を確実に行う機能を説明する。ロジックコント
ローラ3は設定器1から受信したデータメッセージを解
析し、ロジックコントローラ3宛のメッセージであれば
ロジックコントローラ3で取り込み、メッセージの内容
に従った処理を行う。ロジックコントローラ3以外の部
分制御装置5宛のメッセージである場合は、受信したデ
ータを部分制御装置5にメッセージを転送する。部分制
御装置5からロジックコントローラ3が受信したメッセ
ージは、ロジックコントローラ3が部分制御装置5に対
して送信した部分制御装置5に何らかの処理を要求する
メッセージに対するレスポンスのメッセージである場合
はロジックコントローラ3で取り込み、メッセージの内
容に従った処理を行う。そうでない場合は受信したメッ
セージを設定器1に転送する。
【0038】この機能により、「設定器1とロジックコ
ントローラ3間の通信」、「設定器1と部分制御装置5
間の通信」、「ロジックコントローラ3と部分制御装置
5間の通信」をメッセージが混信することが無いように
確実に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、一つの通
信制御装置から運転条件の設定ができるので、設定がし
易く、設定間違いを防ぐことができる。また第1シリア
ル通信ラインと第2シリアル通信ラインの二段構造であ
るため、接続できる紡糸巻取ユニットの数を増やすこと
が可能になる。
【0040】請求項2記載の発明によると、ワンユニッ
トの紡糸巻取ユニット内の相互に関連する運転条件の一
括設定ができ、例えば、紡糸巻取ユニット毎に異なる運
転条件に設定する場合でも、間違いのない設定をより簡
単にすることができる。
【0041】請求項3記載の発明によると、相互に関連
する運転条件を一つの識別番号などにより一括して管理
することができる。
【0042】請求項4記載の発明によると、設定用アプ
リケーションソフト毎の管理が容易にでき、設定用アプ
リケーションソフトを変更する場合や、新たな設定用ア
プリケーションソフトを追加する場合、通信アプリケー
ションソフトとの通信方法さえあわせればよく、通信ア
プリケーションソフトを変更する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る紡糸巻取システムを構成する
機器の接続状態を示す図である。
【図2】通信制御装置に存在するアプリケーションソフ
トを示す図である。
【図3】通信アプリの作動の概略を示す図である。
【図4】通信アプリの作動の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 設定器(通信制御装置) 2 第1シリアル通信ライン 3 ロジックコントローラ(通信端末) 4 第2シリアル通信ライン 5 ワンユニットの部分制御装置 11 スピンドルコントローラ(部分制御装置) 121 ・・・12n ゴデットローラ用インバータ(部
分制御装置) 131 ・・・13n ヒータ用インバータ(部分制御装
置) apl−1〜5 設定アプリケーションソフト ap6 通信アプリケーションソフト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信制御装置と、前記通信制御装置に第
    1シリアル通信ラインを介して接続される複数の通信端
    末と、前記通信端末の各々に第2シリアル通信ラインを
    介して接続される複数の部分制御装置とを備え、前記通
    信端末は前記部分制御装置を制御する制御プログラムを
    格納し、前記通信制御装置は前記部分制御装置の運転条
    件の設定を前記通信端末を介して行う紡糸巻取システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記複数の部分制御装置は、一つの紡糸
    巻取ユニットにおいて糸の流れに沿って配設された部分
    制御装置である請求項1記載の紡糸巻取システム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御装置による運転条件の設定
    は、前記一つの紡糸巻取ユニットの運転条件を一括して
    設定可能となっている請求項2記載の紡糸巻取機システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記通信制御装置は、前記運転条件を設
    定するためのアプリケーションソフトを含む複数の設定
    用アプリケーションソフトを有し、これら設定用アプリ
    ケーションソフトは、通信用アプリケーションソフトを
    介して前記通信端末と通信する請求項1〜3記載の紡糸
    巻取システム。
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