JP3519772B2 - データ通信方法 - Google Patents

データ通信方法

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JP3519772B2
JP3519772B2 JP03089394A JP3089394A JP3519772B2 JP 3519772 B2 JP3519772 B2 JP 3519772B2 JP 03089394 A JP03089394 A JP 03089394A JP 3089394 A JP3089394 A JP 3089394A JP 3519772 B2 JP3519772 B2 JP 3519772B2
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忠志 小寺
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シーケンサの様な主
制御装置と、その主制御装置における制御動作に対応し
た表示を可能とする表示制御装置の様な副制御装置を複
数台、互いに並列接続して通信ネットワークを構成した
際、1台の主制御装置と任意の副制御装置間でデータ通
信を可能とするデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、シーケンサにおけるデータ通信を
制御する計算機リンクユニットは、1台の表示制御装置
との間でデータの受け渡しを可能とする通信プロトコル
が設定されているものが一般的であるため、シーケンサ
と表示制御装置とをRS−232C規格の通信ラインで
直接的に接続し、表示制御装置側から制御コマンドをシ
ーケンサに送り、必要なデータの受け渡しを行うことが
一般的である。
【0003】一方、複数箇所でシーケンサの制御状態を
観察できるように、1台のシーケンサに対して複数台の
表示制御装置を通信路を介して直接、あるいは通信用ア
ダプタを介して間接的に並列して接続し、シーケンサと
任意の表示制御装置間でデータの受け渡しが行われる様
にしたものも各種提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シーケ
ンサと複数台の表示制御装置間をアダプタを介さずに直
接的に接続しようとすると、シーケンサの標準通信プロ
トコルは1台の表示制御装置との間におけるデータ通信
しか考慮にいれていないため、シーケンサ側に備える通
信プロトコルに特別なものを必要とする。
【0005】一方、通信用のアダプタを備えて接続する
方法にあっては、アダプタ側が通信プロトコルの調整を
図るために通信プロトコルの大幅な変更を特に必要とす
ることなく融通性に富んだデータ伝送が行なえる反面、
各装置毎にアダプタを備える必要があるため、接続され
る装置が増大するとコストも増大するとともに、アダプ
タ内に一旦データを蓄積して受け渡すため、時間遅れの
ないデータの受け渡しが難しい。
【0006】逆にデータの転送を可能な限り高速にしよ
うとすると、アダプタは副制御装置が必要とする可能性
がある全てのデータを、副制御装置側における現在の表
示に使用されるか否かに関係なくシーケンサ側から読み
出して常に備える必要があるなど、ともするとアダプタ
側に過大な機能が要求される。
【0007】また、複数台の制御装置に対しポーリング
を行なったり代表してシーケンサと通信を行なうリンク
アダプタ、またはマルチドロップのマスタ機能を有する
アダプタを使用していてそれが壊れた場合、全副制御装
置が通信不可能になるなど、不都合が多い。
【0008】本発明は上記した不都合に鑑みてなされた
ものであって、シーケンサに対して複数台接続された表
示制御装置との間に、特にデータ中継用のアダプタを必
要とすることなく、通信路を介して直接的に接続できる
データ通信方法を提供することを目的とする。
【0009】本発明はまた、複数台の副制御装置を接続
する場合に通常設けることが多いマスタ機を設定する必
要がなく、1台の故障はその副制御装置の範囲内に止ま
り、他の副制御装置に対する影響を可及的に抑制するこ
とができるデータ通信方法を提供することを目的とす
る。
【0010】本発明は更に、シーケンサ側に備える標準
通信プロトコルがそのまま変更することなく流用して利
用できるとともに、ネットワーク通信用の特別なプログ
ラムさえも不要とするデータ通信方法を提供することを
目的とする。
【0011】本発明は更にまた、接続される表示制御装
置の台数の増加にかかわらず、データの受け渡しにとも
なう時間遅れを可及的に減少させるとともに、通信ネッ
トワークへの表示制御装置の加入および離脱を簡易に行
なえるデータ通信方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるデータ通
信方法にあっては、図1においてその全体的な構成を概
略的に示す如く、主制御装置10と、その主制御装置1
0と直結されて互いに直接的なデータ通信動作を可能と
する複数台の副制御装置12との間を、所定の通信路1
4を介して互いに並列に接続して通信ネットワークを構
成し、主制御装置10と副制御装置12との間でデータ
の受け渡しを可能とするものである。
【0013】更に主制御装置10との間でデータの受け
渡しが許可される副制御装置12を、各副制御装置12
間で受け渡される通信状態情報16で特定可能とする。
一方、データの送信権を現に有する副制御装置12は、
次に送信権を有すべき副制御装置12を通信状態情報1
6中で特定するとともに、書き換えられた通信状態情報
16は、主制御装置10を介して該当の副制御装置12
に向けて転送されることを特徴とする。
【0014】上記した主制御装置10は、受け取ったデ
ータをそのまま通信路14に向けて返送するエコーバッ
ク機能を有するプログラマブル・ロジック・コントロー
ラ(以下、「PLC」と略す)であり、上記した副制御
装置12は、前記主制御装置10における制御状態に対
応した表示動作を可能とする表示制御装置であって、送
信権を有する副制御装置12は、上記エコーバック機能
を利用し主制御装置10を介して該当の副制御装置12
に向けて通信状態情報16を送るものであることが好ま
しい。
【0015】また上記した主制御装置10を、通信状態
情報16を記憶するためのメモリ領域を有するものと
し、主制御装置10との間の送信権を有する副制御装置
12は、主制御装置10におけるメモリ領域に対する通
信状態情報16の書き込みおよび読み出し機能を利用
し、該当の副制御装置12に向けて通信状態情報16を
転送する様に構成することもできる。
【0016】上記した送信権を有する副制御装置12
が、1回分の通信で主制御装置10との間で受け渡され
るデータの量は、1フレーム分の様な必要最小限の所定
単位量に制限されている。一方、上記した副制御装置1
2はタッチパネルの様なデータ入力手段18を備え、該
データ入力手段18を介した指示操作と連動して、主制
御装置10に向けて所定の制御データを送出可能とする
ものであって、上記した1回分の通信で受け渡されるデ
ータには、主制御装置10に対する制御データの書き込
みと、該制御データに基づく主制御装置10の制御動作
に対応するデータの読み出しとが少なくとも含まれてい
る。
【0017】また上記した通信状態情報16中には、通
信路14を介して接続されている副制御装置12の接続
リスト情報20と、通信ネットワークに現に加入中の副
制御装置12を特定する加入リスト情報22と、次に送
信権を保有する副制御装置12を特定する送信先情報2
4とを少なくとも含むものであって、通信ネットワーク
から離脱中の副制御装置12は、自己を送信先とする通
信状態情報16を受け取ると、加入リスト情報22に自
己の加入を登録したのちにその通信状態情報16を次の
副制御装置12に受け渡すことにより、通信ネットワー
クへの加入が認められる。
【0018】通信ネットワークに加入中の副制御装置1
2が、自己を送信先とする通信状態情報16を受け取っ
た際に無応答であると、通信状態情報16を送り出した
副制御装置12は、加入リスト情報22における該当副
制御装置12の離脱を登録したあと、更に他の副制御装
置12に通信状態情報16を受け渡すことにより、通信
ネットワークからの離脱が認められる。
【0019】
【作用】上記した構成により、送信権を現に有する1台
の副制御装置12は、送信権を次に受け渡すべき副制御
装置12を通信状態情報16中で特定したあと、主制御
装置10のエコーバック機能あるいはデータの読み出し
機能の様な所定の機能を用い、通信状態情報16を主制
御装置10を介して通信路14に流す。すると、各副制
御装置12は、通信路14を介して送られた通信状態情
報16をモニタし、通信状態情報16中において自己が
送信先として特定された副制御装置12のみが送信権を
付与されたものとして、主制御装置10との間に通信権
を確立し、1対1のデータ通信動作を行なう。
【0020】この時、1回分の通信で主制御装置10と
副制御装置12間に受け渡されるデータ量は、例えばフ
レーム毎の様な必要最小限の所定単位量に制限すること
により、接続される副制御装置12の増加にかかわらず
各副制御装置12においては少ない時間遅れをもって何
らかの状態変化が表示される。更に、データ入力手段1
8による操作者の何らかの行為を伴う場合にあっては、
その操作結果に対応する状態変化が時間遅れを生じるこ
となく表示される結果、あたかも操作中の副制御装置1
2が主制御装置10とのデータ通信を独占しているかの
様にみせる。
【0021】また通信状態情報16中に、通信路14を
介して接続中の副制御装置12と通信ネットワークに加
入中の副制御装置12とが区別して含まれてあり、通信
状態情報16を受け渡し時に、通信ネットワークからの
離脱あるいは加入が判断されると、その都度に加入リス
ト情報22を変更して次の副制御装置12に通信状態情
報16を受け渡すことにより、現在の通信状態の変化に
即応したデータ通信が行われるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記の如く、通信状態情報16
を主制御装置10を介して副制御装置12間に受け渡す
ことにより、主制御装置10に対して複数台接続された
副制御装置12との間を、特にデータ中継用のアダプタ
を必要とすることなく直接的に接続することを可能とす
るとともに、主制御装置10側に備える標準通信プロト
コルがそのまま変更することなく流用して利用でき、ネ
ットワーク通信用の特別なプログラムさえも不要とす
る。
【0023】更に、接続される副制御装置12の台数の
増加にかかわらず、主制御装置10とのデータの受け渡
しにともなう時間遅れが可及的に減少されるとともに、
通信ネットワークへの副制御装置12の加入および離脱
の自動的な処理を簡易に行なえる。
【0024】また、各副制御装置12間の関係は互いに
対当であり、特別なマスタ機能を有する装置を必要とす
ることがなく、たとえ1台の副制御装置12が故障して
も、他の副制御装置12に与えるデータ通信上の影響が
可及的に抑制される。
【0025】
【実施例】以下図2に示す如く、主制御装置として1台
のPLC26を使用するとともに、副制御装置として、
前記PLC26における制御状態に対応した表示動作を
可能とする表示制御装置28を複数台(本実施例にあっ
ては4台)使用し、両装置26・28間でデータの受け
渡しを行う通信ネットワークを構成した例を示して説明
する。しかしながらこれに限らず、測定器や温度コント
ローラの様に、原則として1対1の通信機能しか有しな
い各種の汎用あるいは専用の制御装置においても、略同
様に実施できることは勿論である。
【0026】
【PLCの回路構成】表示制御装置28がその主制御装
置としてアクセスされるPLC26は、図2にその概略
的な構成をブロック図で例示する如く、必要とする個別
の機能毎に回路がユニット化され、各ユニットを必要に
応じてバスラインを介して適宜追加可能に並列接続する
ことにより、PLC全体として達成される機能を増減可
能とする従来と略同様な構成のものである(例えば、オ
ムロン社製の製品番号「C2000H」)。
【0027】この例にあっては、PLC26の全体を制
御するCPUユニット30と、ターゲットシステム32
から送られる検知信号の直接的な取り込みを可能とする
入力ユニット34と、ターゲットシステム32に向けて
所定の制御信号の出力を可能とする出力ユニット36
と、各種データを保存するメモリユニット38と、表示
制御装置28との間で所定のデータ通信を可能とする計
算機リンクユニット40とを基本ユニットとして備えた
ものが示されている。
【0028】計算機リンクユニット40は、所定規格の
通信路14を介して表示制御装置28と直接的に接続さ
れ、表示制御装置28側からのコマンドデータの入力に
対応した受動的な通信動作を行う。すなわち、図4
(a)の様なコマンド42と指示データ44とを一体に
備えた、PLC26側が規定する所定フォーマットのデ
ータ群を1つのフレーム46とし、表示制御装置28側
からPLC26に対してフレーム46を単位としてデー
タの読み出しの様な所定のコマンドデータを送り込む。
するとPLC26は、コマンド42および指示データ4
4で特定される所定のレスポンス動作を行うものであ
る。
【0029】またメモリユニット38上には、ターゲッ
トシステム32に対して入出力される各種情報の格納場
所が、制御あるいは表示すべきターゲットシステム32
上に備えたレベル計やリミットスイッチの様な受動部品
あるいはリレーやモータの様な能動部品毎に確保され
る。すなわち、入出力されるデータが数値の様なワード
データに対してはワードデバイスが、オンオフ情報の様
なビットデータに対してはビットデバイスが、アドレス
指定により格納場所を特定可能にメモリユニット38内
に設定されている。従って、表示制御装置28側から、
メモリユニット38内における任意のワードデバイスあ
るいはビットデバイスのアドレスをコマンドの指示デー
タ44中で特定してアクセスするだけで、ターゲットシ
ステム32の対応位置を制御し或いはその動作状態に関
するデータが個別に取り出せる様にしている。
【0030】
【表示制御装置の回路構成】一方、実施する表示制御装
置28は、図3に示す如く本体ケース48の容積および
その正面に露出する表示画面58を必要最小限に抑制し
た小型サイズのものであって、対象とするPLC26の
計算機リンクユニット40と、RS−422やRS−4
85の様な、複数の機器間をバス接続可能な所定規格の
通信路14を介して、図2の様に複数台が並列的に接続
されている。
【0031】表示制御装置28は、前記したPLC26
とともにターゲットシステム32の操作卓などに一体に
組み込み、あるいはそれ自身が独立して配備され、ター
ゲットシステム32に対するデータの入力および表示手
段として使用されるものである。
【0032】具体的には、本体ケース48の正面中央位
置に大きく設けた開口50を閉じる様にCRT、EL、
プラズマあるいは液晶などの各種表示手段から選択され
るディスプレイ52を配置している。
【0033】本体ケース48の内部には表示制御回路5
4を収納する一方、上記したディスプレイ52における
表示画面58の前面を透明なタッチパネル56により密
着状態で覆っている。このタッチパネル56に対する押
圧操作による指示は、タッチパネルコントローラ60を
介して取り込み解析され、テスト時、システム全体とし
ての運転開始前における初期設定時あるいは運転中にお
ける各種手動操作を可能とする。
【0034】表示制御回路54の基本的な構成は一般的
なパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略す)
と略同一であって、バスライン62を介してCPU6
4、ROM66、RAM68、あるいはグラフィックコ
ントローラ70が接続され、ROM66内に格納された
システムプログラムに従ってCPU64が所定の演算動
作を行う一方、RAM68に適宜格納される各種の演算
結果は、所定の作画データを用いてグラフィックコント
ローラ70によりビデオRAM72上へ展開され、その
ビデオRAM72内への書き込み内容に対応した表示を
ディスプレイ52上で行う。
【0035】また、PLC26の計算機リンクユニット
40における通信プロトコルに一致した通信用プログラ
ムを備え、通信コントローラ74を介して上記したPL
C26側の計算機リンクユニット40との間で、1対1
の関係で互いにデータを高速で受け渡しを可能とする。
【0036】かかるデータ通信により、PLC26側の
メモリユニット38上に格納されている、ターゲットシ
ステム32の制御状態情報を表示制御装置28側のRA
M68上に適宜読み出し、この読み出したデータの変化
に即応した表示動作をディスプレイ52上で行なうので
ある。
【0037】
【データ通信手順】本発明は、上記したPLC26と通
信路14を介して接続された複数台の表示制御装置28
間におけるデータの受け渡し方法にその特徴を有するも
のであって、通信状態情報を記録可能なデータ群である
トークンフレーム76のフォーマットを図4(b)〜
(d)の様に予め設定しておき、このトークンフレーム
76を、通信ネットワークに接続された各表示制御装置
28間で持ち回ることにより、PLC26との間でデー
タ通信が可能な1台の表示制御装置28を特定する様に
している。
【0038】各表示制御装置28間で受け渡されるトー
クンフレーム76は、図4(c)に例示する如く、ヘッ
ダ部78と通信監理情報80とから構成され、ヘッダ部
78においてトークンフレーム76の実際の受け渡し状
態を表示する一方、通信監理情報80において通信ネッ
トワークの管理状態を表示可能とする。
【0039】ヘッダ部78は、フレーム識別子82によ
りトークンフレーム76が現在有する機能を表示する一
方、送信先局番号84によって次に受け渡すべき表示制
御装置28を、発信元局番号86によってトークンフレ
ーム76を送出した表示制御装置28を各々特定できる
様にしている。したがって、フレーム識別子82がトー
クンの獲得要求を意味するものであり、更に送信先局番
号84が宛て先を特定しないものであれば、優先的な送
信権を有する表示制御装置28は特定されておらず、発
信元の局が送信権の取得を希望していることを意味す
る。
【0040】一方、フレーム識別子82が送信権を意味
するものであり、送信先と発信元の局番号84・86が
共に一意的に特定されていると、発信元から送信先の表
示制御装置28へと、送信権者を特定するトークンフレ
ーム76が受け渡されたことが示される。
【0041】通信監理情報80としては、図4(d)に
示す如く、接続局リスト88によって、通信ネットワー
クに接続中の全ての局、すなわち通信ネットワークに加
入が予定される最大限の局数を予め特定しておく。更に
加入局リスト90により、接続局リスト88に記載され
た局の中で、電源がオンされて通信ネットワークに現に
加入中の局を、加入が確認される毎に特定して行く。
【0042】なお、上記した接続局リスト88と加入局
リスト90とは、通信情報92としてPLC26のメモ
リユニット38上にも記録され、保守点検等の目的で適
宜利用される。しかしながら、データの書き換え処理に
は時間を要するため、最初に発言権を取得した1台の表
示制御装置28を監理局とし、その監理局番号94とP
LC26上における格納アドレス96とを同時に指定し
ておくことにより、全ての局が通信情報92の書き換え
処理をするのを防止している。
【0043】ところで一般のPLC26には、入力され
たデータを何ら処理することなくそのまま通信路14に
向けてエコーバックする機能を備える。そこで本発明に
あっては、かかる機能を利用して、互いに直接的なデー
タの受け渡しが行なえない各表示制御装置28間で、上
記したトークンフレーム76が互いに転送できる様にし
ている。
【0044】以下、上記したトークンフレーム76とエ
コーバック機能を利用した、PLC26と各表示制御装
置28間におけるデータの通信方法を、図5に示す流れ
図を用いて更に詳細に説明する。
【0045】先ず各装置の使用に先だって、通信ネット
ワークに接続される各表示制御装置28に対して一連の
局番号を指定するとともに、通信情報92が記憶される
アドレス96を記入する一方、そのアドレス96および
局番号を参照して、PLC26のメモリユニット38上
に接続局リスト88を予め設定しておく。
【0046】かかる状態で、使用する表示制御装置28
の電源をオンする(ステップ100)と、先ずステップ
101の回線監視工程に入る。かかる工程は、パワーオ
ン直後をはじめ、主としてトークンフレーム76が存在
しないことによって通信路14が無信号状態になった場
合に入る工程であって、更に無信号状態が予め設定した
例えば1秒程度の間持続すると、ステップ102からの
トークン作成工程に入るが、その間に何らかの信号が検
出されると、ステップ105からのトークン待工程に入
る。
【0047】トークン作成工程にあっては、先ずステッ
プ102で乱数を発生し、ステップ103で送信を待機
させる例えば最高で3秒程度の時間を決めたあと、ステ
ップ103でその設定時間だけ無信号状態を保つことに
より、複数の表示制御装置28が同時にデータ送出の様
な能動的な動作を行なうのを防止する。この間に何らか
の信号が検出されるとステップ105のトークン待ち工
程に入るが、無信号のまま設定時間が経過すると、ステ
ップ104でトークン獲得要求を発生する。
【0048】かかるトークンの獲得要求は、図4(a)
に示すPLC26に対して発生するコマンド42にエコ
ーバックを行わせるものを指定するとともに、指示デー
タ44として上記したトークン獲得用のトークンフレー
ム76を設定した状態で、通信路14に向けてデータ送
出することにより行われる。かかるトークン獲得要求が
PLC26により受け付けられると、該当のトークンフ
レーム76部分がそのままPLC26によるレスポンス
データとして通信路14を介して全表示制御装置28側
に返送されてくるので、通信路14の無信号状態は終了
し、各表示制御装置28はステップ105のトークン待
ち工程に入る。
【0049】トークン待工程に入ると、ステップ105
で入力信号が自局宛のトークンフレーム76であるか否
かを判定し、そうでないと更に自局宛のトークンを待ち
続け、ステップ106で無信号状態が例えば10秒程度
の所定時間だけ経過したことが判定されると、上記した
ステップ101の回線監視工程に戻る。
【0050】逆にステップ105で、受け取ったデータ
が、自局が発生したトークン獲得要求かあるいは自局宛
のトークンフレーム76であることが判定されると、自
局がPLC26との間の送信権を獲得したことが判る。
そこで更にステップ107で、自局が通信情報92の監
理局か否かの判定がなされ、監理局であればPLC26
の所定アドレス96に対して通信情報92を書き込む
(ステップ108)。
【0051】なお監理局か否かは、トークン獲得要求を
発生した局は自動的に、その他の場合は受け取ったトー
クンフレーム76中の通信監理情報80を参照して判定
される。かかる通信情報92の書き込みが正常に終了す
ると、ステップ109からのデータ受渡工程に入る。
【0052】このデータ受渡工程は、基本的には、1台
のPLC26と1台の表示制御装置28間における従来
と略同様なデータ通信プロトコルを、そのまま利用して
実行されるものである。
【0053】ところで、1台の表示制御装置28がPL
C26との間で受け渡すデータ量を1対1の接続時と同
様にすると、各表示制御装置28毎の応答性は、接続台
数に比例して遅くなり、その表示は極めて不自然にな
る。しかし通常の作業中は、表示画面58を凝視してリ
アルタイムな表示変化を認識することは少なく、多少な
りとも表示変化が認められると、違和感はそれほど感じ
ることはない。
【0054】そこで本発明にあっては、原則として、1
つのフレーム46で規定される1回のコマンド送出およ
びその応答を1組としてステップ109で実行したあと
は、次の表示制御装置28に対してトークンフレーム7
6を直ちに受け渡す様にしている。
【0055】一方、タッチパネル56の操作時にあって
は、タッチ操作に対応してPLC26側の所定アドレス
にデータを書き込むのと連動してターゲットシステム3
2は制御操作され、それによって何らかの状態変化をと
もなうのが一般的であり、操作者もそれを期待して表示
画面58を凝視することが多い。
【0056】そこでステップ110において前のステッ
プ109がタッチパネル操作に伴うものであることが判
定されると、ステップ111に移って必要なデータの読
出処理をセットとして行なったあと、ステップ112の
トークン受渡工程に移る。
【0057】このトークン受渡工程にあっては、ステッ
プ112において先ず、次の表示制御装置28に対して
受け渡すべきトークンフレーム76の変更処理を行な
う。すなわち、受け取ったトークンフレーム76中に発
信元局番号86として自局の局番号をセットするととも
に、加入局リスト90中における自局番号より上位の局
番号を送信先局番号84としてセットすることにより、
送信権を有する局を特定するのである。
【0058】かかる変更後のトークンフレーム76を、
ステップ113においてエコーバック機能を用いてPL
C26側に送ると、トークンフレーム76は通信路14
を介して全ての表示制御装置28に対して送られ、各表
示制御装置28側ではトークンフレーム76の送信先局
番号84をモニタすることにより、どの局に送信権が移
ったかを認識する。
【0059】すると、送信権を取得した表示制御装置2
8では、上記したのと略同様の手順によりPLC26に
対するデータ通信を開始するので、ステップ114でそ
の応答を確認したあと、ステップ105におけるトーク
ン待工程に戻り、次に送信権が回ってくるのを待つので
ある。
【0060】しかし、ステップ114で応答が確認でき
なかった場合は、トークンフレーム76の再送処理を行
なって再確認したあともなお無信号状態であると、該当
の表示制御装置28はオフされているものと判断し、ス
テップ115において加入局リスト90からその局を削
除する離脱処理を行なったあと、ステップ112で更に
上位の局を送信先局番号84として指定し、ステップ1
14で応答が確認されるまで上記の操作を繰り返すので
ある。
【0061】なお、ステップ104でトークン獲得要求
をして送信権を得た場合は、トークンフレーム76を新
たに作成することになる。この場合は、PLC26にお
ける情報格納アドレス96から通信情報92を読み出す
とともに、自局を監理局としてその番号をセットするこ
とにより、所定フォーマットのトークンフレーム76が
作成される。
【0062】また、トークンフレーム76の受け渡し
は、原則として加入局リスト90中の局の間に対しての
み行われる。しかしながら、例えば10回程度の回数、
送信権が加入局間で受け渡される毎に、加入局リスト9
0から離脱中の局に対して例えばその下位側の局からト
ークンフレーム76の受け渡し操作が行なわれ、加入状
態が認められると加入局リスト90中へリストアップさ
れる。このような操作により、通信ネットワークが稼動
中に、任意の表示制御装置28に対する通電をオンオフ
させても、自動的に通信ネットワークに対する加入およ
び離脱処理が行われるのである。
【0063】なお、PLC26側にエコーバック機能は
勿論、それに類似した機能も保有しない場合がある。こ
のような場合には、PLC26のメモリユニット38上
に、トークンフレーム76の全体あるいは主要部分を記
憶可能な領域を予め確保する。かかる状態で、送信権を
現に有する表示制御装置28は、次に送信権を渡す送信
先局番号84の様な必要なデータをPLC26側に書き
込んだあと、データの読出コマンドを利用してトークン
フレーム76部分のデータを通信路14に向けて読み出
すことにより、上記したエコーバックを利用したトーク
ンフレーム76の受け渡しと略同様な処理が行われるの
である。
【0064】また、トークンフレーム76のフォーマッ
トは、上記したものと略同様な処理動作が行なえるもの
であれば、適宜変更して実施できることは勿論である。
更に、ステップ109〜111のデータ受渡し工程で処
理されるデータ量も、手動で予め増減できる様にした
り、接続台数の増減に対応して自動的に変化させるもの
であってもよい。更に又、タッチパネル56の操作時に
データの書き込みと読み出しをセットにするのに加え
て、あるいはそれに代えて、セットにするコマンドは適
宜変更して実施できる。
【0065】なお、自局がトークンフレーム76を保有
する時に別のトークンフレーム76を受信した場合に
は、複数のトークンフレーム76が発生しているものと
判断し、ステップ105のトークン待工程に強制的に戻
すことによって一方の局のトークンフレーム76を消滅
させる。また、上記した各段階で何らかの通信異常が発
生すると、ステップ101の回線監視工程に強制的に戻
らせることにより、異常状態に適切に対応することが可
能となる。
【0066】なお上記した実施例は何れも、主制御装置
として用いたPLC26が1台の場合を想定して説明し
た。しかしながら、PLC26との間で受け渡すデータ
群である各フレーム46中でPLC26の局番号を指定
可能とする一方、PLC26側でその局番号を認識して
該当局番号のPLCのみが応答する様に構成することに
より、通信ネットワーク中に複数台のPLC26を接続
することができる。
【0067】その場合、トークンフレーム76により送
信権が持ち回されている対象となっているPLC26に
ついては、送信権を現に有する表示制御装置28のみが
データの受け渡しを行い、それ以外のPLC26につい
ては、予め設定しておいた特定の表示制御装置28との
間で、データ通信を行なう様に構成することが可能であ
る。
【0068】また、各PLC26毎に個別にトークンフ
レーム76を設定し、複数のトークンフレーム76を通
信路14上で時系列的に互いに重複しないように表示制
御装置28間で受け渡すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す説明図である。
【図2】本発明を具体的に実施した一例を示すブロック
図である。
【図3】表示制御装置の一例を示す一部を破断した斜視
図である。
【図4】各装置間で受け渡す各種データの構成を示す説
明図である。
【図5】データの受け渡し手順を説明する流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 主制御装置 12 副制御装置 14 通信路 16 通信状態情報 18 データ入力手段 20 接続リスト情報 22 加入リスト情報 24 送信先情報 26 PLC 28 表示制御装置 40 計算機リンクユニット 42 コマンド 44 指示データ 46 フレーム 56 タッチパネル 74 通信コントローラ 76 トークンフレーム 78 ヘッダ部 80 通信監理情報 82 フレーム識別子 84 送信先局番号 86 発信元局番号 88 接続局リスト 90 加入局リスト 92 通信情報 94 監理局番号 96 格納アドレス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−256243(JP,A) 特開 平2−209037(JP,A) 特開 平2−209038(JP,A) 特開 平5−147480(JP,A) 特開 平2−124655(JP,A) 特開 平3−62257(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 355 G05B 15/02 H04L 12/40 WPI(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受動的なデータ通信動作を可能とする主
    制御装置(10)と、その主制御装置(10)に対して
    能動的なデータ通信動作を可能とする複数の副制御装置
    (12)との間を、所定の通信路(14)を介して互い
    に並列に接続した通信ネットワークにおけるデータ通信
    方法において前記主制御装置(10)は、受け取ったデータをそのま
    ま通信路(14)に向けて返送するエコーバック機能を
    有するPLCであり、 前記副制御装置(12)は、前記主制御装置(10)に
    おける制御状態に対応した表示動作を可能とする表示制
    御装置であって、更に 前記主制御装置(10)は直接的なデータの受け渡しが
    許可される副制御装置(12)が1に限定される一方、
    各副制御装置(12)・(12)は互いに直接的なデー
    タの受け渡しが制限されるとともに、前記主制御装置
    (10)との間でデータの受け渡しが許可される1の副
    制御装置(12)を、各副制御装置(12)間で受け渡
    される通信状態情報(16)で特定可能と、 前記主制御装置(10)に対するデータの送信権を現に
    有する副制御装置(12)は、次に送信権を有すべき副
    制御装置(12)を前記通信状態情報(16)中で特定
    可能とし、更にその書き換えられた通信状態情報(1
    6)は、前記エコーバック機能を利用し前記主制御装置
    (10)を介して該当の副制御装置(12)に向けて転
    送されることを特徴とするデータ通信方法。
  2. 【請求項2】 前記送信権を有する副制御装置(12)
    が、1回分の通信で前記主制御装置(10)との間で受
    け渡されるデータの量は、必要最小限の所定単位量に制
    限されている請求項1記載のデータ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記副制御装置(12)はデータ入力手
    段(18)を備え、該データ入力手段(18)を介した
    指示操作と連動して、前記主制御装置(10)に向けて
    所定の制御データを送出可能とするものであって、 前記1回分の通信で受け渡されるデータには、主制御装
    置(10)に対する制御データの書き込みと、該制御デ
    ータに基づく主制御装置(10)の制御動作に対応する
    データの読み出しとが少なくとも含まれる 請求項記載
    のデータ通信方法。
  4. 【請求項4】 前記通信状態情報(16)中には、通信
    路(14)を介して接続されている前記副制御装置(1
    2)の接続リスト情報(20)と、前記通信ネットワー
    クに現に加入中の副制御装置(12)を特定する加入リ
    スト情報(22)と、次に送信権を保有する副制御装置
    (12)を特定する送信先情報(24)とを少なくとも
    含むものであって、 前記通信ネットワークから離脱中の副制御装置(12)
    は、自己を送信先とする通信状態情報(16)を受け取
    ると、加入リスト情報(22)に自己の加入を登録した
    のちにその通信状態情報(16)を次の副制御装置(1
    2)に受け渡すことにより、通信ネットワークへの加入
    が認められる 請求項記載のデータ通信方法。
  5. 【請求項5】 前記通信ネットワークに加入中の副制御
    装置(12)が、自己を送信先とする通信状態情報(1
    6)を受け取った際に無応答であると、 前記加入リスト情報(22)における当該副制御装置
    (12)の離脱を登録したのち、更に他の副制御装置
    (12)に通信状態情報(16)を受け渡すことによ
    り、通信ネットワークからの離脱が認められる 請求項4
    記載のデータ通信方法。
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