JP3129611B2 - データ通信方法 - Google Patents

データ通信方法

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JP3129611B2
JP3129611B2 JP06251329A JP25132994A JP3129611B2 JP 3129611 B2 JP3129611 B2 JP 3129611B2 JP 06251329 A JP06251329 A JP 06251329A JP 25132994 A JP25132994 A JP 25132994A JP 3129611 B2 JP3129611 B2 JP 3129611B2
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忠志 小寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラマブル・ロ
ジック・コントローラ(以下、「PLC」という)の様
な主制御装置と、その主制御装置における制御動作に対
応した表示を可能とする表示制御装置の様な副制御装置
を複数台、互いに並列接続して通信ネットワークを構成
した際、1台の主制御装置と任意の副制御装置間でデー
タ通信を可能とするデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、PLCにおけるデータ通信を制御
する計算機リンクユニットは、1台の表示制御装置との
間でデータの受け渡しを可能とする通信プロトコルが設
定されているものが一般的であるため、PLCと表示制
御装置とをRS−232C規格の通信ラインで直接的に
接続し、表示制御装置側から制御コマンドをPLCに送
り、必要なデータの受け渡しを行うことが一般的であ
る。
【0003】一方、複数箇所でPLCの制御状態を観察
できるように、1台のPLCに対して複数台の表示制御
装置を通信路を介して直接、あるいは通信用アダプタを
介して間接的に並列して接続し、PLCと任意の表示制
御装置間でデータの受け渡しが行われる様にしたものも
各種提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PLC
と複数台の表示制御装置間をアダプタを介さずに直接的
に接続しようとすると、PLCの標準通信プロトコルは
1台の表示制御装置との間におけるデータ通信しか考慮
にいれていないため、PLC側に備える通信プロトコル
に特別なものを必要とする。
【0005】一方、通信用のアダプタを備えて接続する
方法にあっては、アダプタ側が通信プロトコルの調整を
図るために通信プロトコルの大幅な変更を特に必要とす
ることなく融通性に富んだデータ伝送が行なえる反面、
各装置毎にアダプタを備える必要があるため、接続され
る装置が増大するとコストも増大するとともに、アダプ
タ内に一旦データを蓄積して受け渡すため、時間遅れの
ないデータの受け渡しが難しい。
【0006】逆にデータの転送を可能な限り高速にしよ
うとすると、アダプタは副制御装置が必要とする可能性
がある全てのデータを、副制御装置側における現在の表
示に使用されるか否かに関係なくPLC側から読み出し
て常に備える必要があるなど、ともするとアダプタ側に
過大な機能が要求される。
【0007】また、複数台の制御装置に対しポーリング
を行なったり代表してPLCと通信を行なうリンクアダ
プタ、またはマルチドロップのマスタ機能を有するアダ
プタを使用していてそれが壊れた場合、全副制御装置が
通信不可能になるなど、不都合が多い。
【0008】上記した不都合に対し、本発明者は操作者
の行動について慎重に考察を行った結果、通常の作業工
程にあっては表示画面を凝視することはまれで、定期的
に何らかの表示変化があれば違和感を感じることは少な
いが、インチングの様な特別な操作時には逆に、より応
答性のよい画面表示が求められることを知見した。
【0009】すなわち、通常の動作時にあっては、各表
示制御装置はPLCに対して短時間ずつ接続して必要最
小限のデータ受渡しを行わせておき、インチング操作の
様な特別な動作時に限ってその表示制御装置に通信路を
独占させ得る様に構成することにより、上記不都合が一
挙に解消できるのである。
【0010】本発明は上記した知見に基づいてなされた
ものであって、PLCに対して複数台接続された表示制
御装置との間に、特にデータ中継用のアダプタを必要と
することなく、通信路を介して直接的に接続できるとと
もに、操作内容に対応して通信路の占有状態を実現出来
るデータ通信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるデータ通
信方法は、図1にその全体的な構成を概略的に示すごと
く、受動的なデータ通信動作を可能とする主制御装置1
0と、その主制御装置10に対して能動的なデータ通信
動作を可能とする複数台の副制御装置11との間を、所
定の通信路12を介して互いに並列に接続して通信ネッ
トワークを構成するとともに、主制御装置10との間で
データの受け渡しが許可される1台の副制御装置11a
を、各副制御装置11間で受け渡される通信状態情報1
3で特定可能とする。
【0012】一方、主制御装置10に対するデータの送
信権を現に有する副制御装置11aは、次に送信権を有
すべき副制御装置11を上記通信状態情報13中で特定
するとともに、書き換えられた通信状態情報13は、主
制御装置10を介して該当の副制御装置11に向けて転
送されるものである。
【0013】本発明は更に、上記したデータの送信権を
獲得した副制御装置11aが、通常は、主制御装置10
との間で必要最小限のデータを受け渡したのちに、送信
権を他の副制御装置11に引き渡すが、特定のスイッチ
のオン操作の様な予め設定した動作と連動して、主制御
装置10との間の通信路12を占有可能としたことを特
徴とする。
【0014】上記した通信路12の占有状態は、特定の
操作が設定時間継続してなされなかったことが判定され
ると強制的に解除される様に構成するとともに、上記し
た特定の副制御装置11aによる通信路12の占有中
は、その他の副制御装置11では通信路12の占有状態
が表示されることが好ましい。
【0015】
【作用】上記した構成により、送信権を現に有する1台
の副制御装置11aは、送信権を次に受け渡すべき副制
御装置11を通信状態情報13中で特定したあと、主制
御装置10のエコーバック機能あるいはデータの読み出
し機能の様な所定の機能を用い、通信状態情報13を主
制御装置10を介して通信路12に流す。すると、各副
制御装置11は、通信路12を介して送られた通信状態
情報13をモニタし、通信状態情報13中において自己
が送信先として特定された副制御装置11のみが送信権
を付与されたものとして、主制御装置10との間に送信
権を確立し、1対1のデータ通信動作を行なう。
【0016】この時、1回分の通信で主制御装置10と
副制御装置11a間に受け渡される通常のデータ量は、
例えばフレーム毎の様な必要最小限の所定単位量に制限
することにより、接続される副制御装置11の増加にか
かわらず各副制御装置11においては少ない時間遅れを
もって何らかの状態変化が表示される。
【0017】しかしながら、制御機械のインチング動作
の様な所定の操作が行われた場合には、主制御装置10
との間の通信路12はその副制御装置11aとの間で占
有状態となり、その後も両装置10・11a間でのデー
タ通信動作が継続される。
【0018】この通信路12の占有状態は、特定の操作
が行われるか、あるいは特定の操作が設定時間継続して
行われない場合に強制的に解除され、次の副制御装置1
1に向けて送信権は移行されるのである。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記の如く、通常は各副制御装
置11が必要最小限のデータ受渡しを行ったのちに送信
権を開放するが、インチング操作の様な特別な操作が行
われた場合に限って通信回線を占有できる様に構成した
ので、主制御装置10との間で特にデータ中継用のアダ
プタを必要とすることなく、通信路12を介して直接的
に接続できるとともに、操作内容に対応した効率のよい
通信路12の占有状態が実現出来る。
【0020】更に、設定時間を超えて必要な操作がなさ
れないと強制的に占有状態を解除する様に構成すること
により、占有モードの解除のし忘れを未然に防止出来
る。また占有状態の表示を行うことにより、回線の占有
状態が直感的に把握出来る。
【0021】
【実施例】以下図2に示す如く、主制御装置として1台
のPLC14を使用するとともに、副制御装置として、
前記PLC14における制御状態に対応した表示動作を
可能とする表示制御装置15を複数台(本実施例にあっ
ては4台)使用し、両装置14・15間でデータの受け
渡しを行う通信ネットワークを構成した例を示して説明
する。しかしながらこれに限らず、パソコンや測定器あ
るいは温度コントローラの様に、原則として1対1の通
信機能しか有しない各種の汎用あるいは専用の制御装置
においても、略同様に実施できることは勿論である。
【0022】
【PLCの回路構成】表示制御装置15がその主制御装
置としてアクセスされるPLC14は、図2にその概略
的な構成をブロック図で例示する如く、必要とする個別
の機能毎に回路がユニット化され、各ユニットを必要に
応じてバスライン16を介して適宜追加可能に並列接続
することにより、PLC14全体として達成される機能
を増減可能とする従来と略同様な構成のものである(例
えば、オムロン社製の製品番号「C2000H」)。
【0023】この例にあっては、PLC14の全体を制
御するCPUユニット17と、ターゲットシステム18
から送られる検知信号の直接的な取り込みを可能とする
入力ユニット19と、ターゲットシステム18に向けて
所定の制御信号の出力を可能とする出力ユニット20
と、各種データを保存するメモリユニット21と、表示
制御装置15との間で所定のデータ通信を可能とする計
算機リンクユニット22とを基本ユニットとして備えた
ものが示されている。
【0024】計算機リンクユニット22は、所定規格の
通信路12を介して表示制御装置15と直接的に接続さ
れ、表示制御装置15側からのコマンドデータの入力に
対応した受動的な通信動作を行う。すなわち、図3
(a)の様なコマンド23と指示データ24とを一体に
備えた、PLC14側が規定する所定フォーマットのデ
ータ群を1つのフレーム25とし、表示制御装置15側
からPLC14に対してフレーム25を単位としたデー
タの読み出しの様な所定のコマンドデータを送り込む。
するとPLC14は、コマンド23および指示データ2
4で特定される所定のレスポンス動作を行うものであ
る。
【0025】またメモリユニット21上には、ターゲッ
トシステム18に対して入出力される各種情報の格納領
域が、制御あるいは表示すべきターゲットシステム18
上に備えたレベル計やリミットスイッチの様な受動部品
あるいはリレーやモータの様な能動部品毎に確保され
る。すなわち、入出力されるデータが数値の様なワード
データに対してはワードデバイスが、オンオフ情報の様
なビットデータに対してはビットデバイスが、図4
(a)の様にアドレス指定により状態情報格納領域26
を特定可能にメモリユニット21内に設定されている。
従って、表示制御装置15側から、メモリユニット21
内における任意のワードデバイスあるいはビットデバイ
スのアドレスをコマンド23の指示データ24中で特定
してアクセスするだけで、ターゲットシステム18の対
応位置を制御し或いはその動作状態に関するデータが個
別に取り出せる様にしている。
【0026】
【表示制御装置の回路構成】一方、実施する表示制御装
置15は、図5に示す如く本体ケース27の容積および
その正面に露出する表示画面28を必要最小限に抑制し
た小型サイズのものであって、対象とするPLC14の
計算機リンクユニット22と、RS−422やRS−4
85の様な、複数の機器間をバス接続可能な所定規格の
通信路12を介して、図2の様に複数台が並列的に接続
されている。
【0027】表示制御装置15は、前記したPLC14
とともにターゲットシステム18の操作卓などに一体に
組み込み、あるいはそれ自身が独立して配備され、ター
ゲットシステム18に対する制御手段および制御状態の
表示手段として使用されるものである。
【0028】具体的には、本体ケース27の正面中央位
置に大きく設けた開口29を閉じる様にCRT、EL、
プラズマあるいは液晶などの各種表示手段から選択され
るディスプレイ30を配置している。
【0029】本体ケース27の内部には表示制御回路3
1を収納する一方、上記したディスプレイ30における
表示画面28の前面を透明なタッチパネル32により密
着状態で覆っている。このタッチパネル32に対する押
圧操作による指示は、タッチパネルコントローラ33を
介して取り込み解析され、テスト時、システム全体とし
ての運転開始前における初期設定時あるいは運転中にお
ける各種手動操作を可能とする。
【0030】表示制御回路31の基本的な構成は一般的
なパソコンと略同一であって、バスライン34を介して
CPU35、ROM36、各種メモリ37・38・3
9、あるいはグラフィックコントローラ40が接続さ
れ、ROM36内に格納されたシステムプログラムに従
ってCPU35が所定の演算動作を行う一方、作業用メ
モリ37に適宜格納される各種の演算結果は、グラフィ
ック用メモリ39に格納された所定の作画データを用い
てグラフィックコントローラ40によりビデオRAM4
1上へ展開され、そのビデオRAM41内への書き込み
内容に対応した表示をディスプレイ30上で行う。
【0031】また、PLC14の計算機リンクユニット
22における通信プロトコルに一致した通信用プログラ
ムを備え、通信コントローラ42を介して上記したPL
C14側の計算機リンクユニット22との間で、1対1
の関係で互いにデータを高速で受け渡しを可能とする。
【0032】かかるデータ通信により、PLC14側の
メモリユニット21上の情報格納領域26に記憶されて
いるターゲットシステム18の制御状態情報のうち必要
なデータを適宜時期に、表示制御装置15側の作業用メ
モリ37上に設定した図4(b)に示す状態情報格納領
域43に互いに関連付けながら読み出す。それと並行し
て、この読み出したデータの変化に即応した表示動作
を、以下で説明する処理指示語を用いてディスプレイ3
0上で行なうのである。
【0033】
【処理指示語の構成】本発明を実施する表示制御装置1
5にあっては、表やグラフ枠の様なその表示内容に変更
を要しないベース画面、あるいはそのベース画面上で点
滅や色変化させる図形などの画像データを、必要とする
表示単位毎に1つのファイル番号を指定して予めグラフ
ィック用メモリ39中に格納しておく。
【0034】また事象データ用メモリ38には予め、図
6(a)で例示する処理指示語Wが、各ベース画面上で
実行すべき事象数に対応した数だけ格納されている。こ
の処理指示語Wは、表示制御動作を実行すべきベース画
面のファイル番号Fと、ベース画面上で実行すべき動作
内容を特定する事象名Nと、各実行事象毎に参照される
1または複数のデータからなる参照情報rとを1組とし
て備えたものであって、この参照情報r中に、参照すべ
きデータのアドレスあるいはディスプレイ30における
表示画面28上での表示座標等の必要な情報が予め設定
できる様に構成している。
【0035】したがって、上記した処理指示語Wを微小
時間毎に間欠的に読み出し、各処理指示語Wの事象名N
で特定される内容の動作を、PLC14側から取り出し
た状態データMD’および処理指示語W中の参照情報r
を参照しながら実行することにより、PLC14側のビ
ットデバイスあるいはワードデバイスの内容変化に即応
して変化する表示データが合成され、PLC14の制御
状態に対応した表示動作が行われる。
【0036】例えば図6(b)に示す処理指示語WL
は、グラフィック用メモリ39に予めファイル番号F1
として格納しておいたベース画面上に、グラフィック用
メモリ39内に同じくライブラリ番号L1でその格納位
置を特定してある図形あるいは文字列を表示するもので
ある。すなわち、ベース画面のファイル番号F1、ライ
ブラリの表示を特定する例えば「L」から始まる事象名
N1、データの表示座標位置X1、呼び出すべきライブ
ラリの番号L1、および表示時期の参照アドレスA1と
そのビット位置情報D1とから構成される。
【0037】一方、図6(c)に示す処理指示語WTは
上記とは逆に、タッチパネル32に対する押圧操作と連
動して、作業用メモリ37内の所定アドレスに所定のデ
ータを書き込み可能とするものであって、ベース画面の
ファイル番号F1、タッチパネル操作を特定する例えば
「T」から始まる事象名N2、タッチパネル32からの
入力操作を有効とするタッチパネル32上の入力座標範
囲X2・X3、タッチパネル32の押し操作と連動して
データを書き込むべきアドレスA2、そのアドレスA2
に書き込まれるべきワードデータ又は書き込みのビット
位置情報D2、および押し操作と連動して行われる動作
内容を規定する動作モードとから構成される。この動作
モードには、押し操作が一回行われる毎に、書き込まれ
るデータが反転する反転モードと、押している期間だけ
反転するインチングモードとを備えることにより、同一
の処理指示語で異なった動作が行える様にしている。
【0038】従って、図7(a)に示す如く、表示画面
28上の座標X1に処理指示語WL1を設定するととも
に、参照アドレスA1およびビット位置D1、あるいは
そのビット位置のデータ変化で表示するライブラリ番号
L1を特定することにより、該当位置のデータが「1」
に反転されるのと連動して、表示画面28上の座標X1
位置にライブラリの内容が表示される。
【0039】一方、図7(b)に示す如く、表示画面2
8上の座標X2・X3間に処理指示語WT1を設定する
と共に、その特定された座標範囲の押圧操作と連動して
書き込まれる作業用メモリ37上のアドレスA2および
ビット位置D2を特定し、更に動作モードMを反転モー
ドにすることにより、タッチパネル32に設定された入
力範囲に対して1回オン操作する毎に、該当箇所に
「1」または「0」のデータが交互に書き込まれるので
ある。
【0040】
【データ通信手順】本発明は、上記したPLC14と通
信路12を介して接続された複数台の表示制御装置15
間におけるデータの受け渡し方法にその特徴を有するも
のであって、通信状態情報13を記録可能なデータ群で
あるトークンフレーム44のフォーマットを図3(b)
〜(d)の様に予め設定しておき、このトークンフレー
ム44を、通信ネットワークに接続された各表示制御装
置15間で持ち回ることにより、PLC14との間でデ
ータ通信が可能な1台の表示制御装置15aを特定する
様にしている。
【0041】各表示制御装置15間で受け渡されるトー
クンフレーム44は、図3(c)に例示する如く、ヘッ
ダ部45と通信監理情報46とから構成され、ヘッダ部
45においてトークンフレーム44の実際の受け渡し状
態を表示する一方、通信監理情報46において通信ネッ
トワークの管理状態を表示可能とする。
【0042】ヘッダ部45は、フレーム識別子47によ
りトークンフレーム44が現在有する機能を表示する一
方、送信先局番号48によって次に受け渡すべき表示制
御装置15を、発信元局番号49によってトークンフレ
ーム44を送出した表示制御装置15を各々特定できる
様にしている。したがって、フレーム識別子47がトー
クンの獲得要求を意味するものであり、更に送信先局番
号48が宛て先を特定しないものであれば、優先的な送
信権を有する表示制御装置15は特定されておらず、発
信元の局が送信権の取得を希望していることを意味す
る。
【0043】一方、フレーム識別子47が送信権を意味
するものであり、送信先と発信元の局番号が共に一意的
に特定されていると、発信元から送信先の表示制御装置
15へと、送信権者を特定するトークンフレーム44が
受け渡されたことが示される。
【0044】通信監理情報46としては、図3(d)に
示す如く、接続局リスト50によって、通信ネットワー
クに接続中の全ての局、すなわち通信ネットワークに加
入が予定される最大限の局数を予め特定しておく。更に
加入局リスト51により、接続局リスト50に記載され
た局の中で、電源がオンされて通信ネットワークに現に
加入中の局を、加入が確認される毎に特定して行く。
【0045】なお、上記した接続局リスト50と加入局
リスト51とは、図4(a)に示す如く通信情報52と
してPLC14のメモリユニット21上に予め設定した
通信情報領域55にも記録され、保守点検等の目的で適
宜利用される。しかしながら、データの書き換え処理に
は時間を要するため、最初に発言権を取得した1台の表
示制御装置15を監理局とし、その監理局番号53とP
LC14上における格納アドレス54とを同時に指定し
ておくことにより、全ての局が通信情報領域55に対す
る書き換え処理をするのを防止している。
【0046】ところで一般のPLC14には、入力され
たデータを何ら処理することなくそのまま通信路12に
向けてエコーバックする機能を備える。そこで本発明に
あっては、かかる機能を利用して、互いに直接的なデー
タの受け渡しが行なえない各表示制御装置15間で、上
記したトークンフレーム44が互いに転送できる様にし
ている。
【0047】以下、上記したトークンフレーム44とエ
コーバック機能を利用した、PLC14と各表示制御装
置15間におけるデータの通信方法を、図8および図9
に示す流れ図を用いて更に詳細に説明する。
【0048】先ず各装置の使用に先だって、通信ネット
ワークに接続される各表示制御装置15に対して一連の
局番号を指定するとともに、通信情報52が記憶される
PLC14側のアドレスを記入する一方、そのアドレス
および局番号を参照して、PLC14のメモリユニット
21上の通信情報領域55に接続局リスト50を予め設
定しておく。
【0049】かかる状態で、使用する表示制御装置15
の電源をオンする(ステップ70)と、通信路12は何
ら使用されていないので先ずステップ71の回線監視工
程に入る。かかる工程は、パワーオン直後をはじめ、主
としてトークンフレーム44が存在しないことによって
通信路12が無信号状態になった場合に入る工程であっ
て、更に無信号状態が予め設定した例えば1秒程度の間
持続すると、ステップ72からのトークン作成工程に入
るが、その間に何らかの信号が検出されると、ステップ
75からのトークン待工程に入る。
【0050】トークン作成工程にあっては、先ずステッ
プ72で乱数を発生し、ステップ73で送信を待機させ
る例えば最高で3秒程度の時間を決めるとともにその設
定時間だけ無信号状態を保つことにより、複数の表示制
御装置15が同時にデータ送出の様な能動的な動作を行
なうのを防止する。この間に何らかの信号が検出される
とステップ75のトークン待ち工程に入るが、無信号の
まま設定時間が経過すると、ステップ74でトークン獲
得要求を発生する。
【0051】かかるトークンの獲得要求は、図3(a)
に示すPLC14に対して発生するコマンド23にエコ
ーバックを行わせるものを指定するとともに、指示デー
タ24として上記したトークン獲得用のトークンフレー
ム44を設定した状態で、通信路12に向けてデータ送
出することにより行われる。このトークン獲得要求がP
LC14により受け付けられると、該当のトークンフレ
ーム44部分がそのままPLC14によるレスポンスデ
ータとして通信路12を介して全表示制御装置15側に
返送されてくるので、通信路12の無信号状態は終了
し、各表示制御装置15はステップ75のトークン待工
程に入る。
【0052】トークン待工程に入ると、ステップ75で
入力信号が自局宛のトークンフレーム44であるか否か
を判定し、そうでないと更に自局宛のトークンを待ち続
け、ステップ76で無信号状態が例えば10秒程度の所
定時間だけ経過したことが判定されると、上記したステ
ップ71の回線監視工程に戻る。
【0053】逆にステップ75で、受け取ったデータ
が、自局が発生したトークン獲得要求かあるいは自局宛
のトークンフレーム44であることが判定されると、自
局がPLC14との間の送信権を獲得したことが判る。
そこで更にステップ77で、自局が通信情報52の監理
局か否かの判定がなされ、監理局であればPLC14の
所定アドレスに対して通信情報52を書き込む(ステッ
プ78)。
【0054】なお監理局か否かは、トークン獲得要求を
発生した局は自動的に、その他の場合は受け取ったトー
クンフレーム44中の通信監理情報46を参照して判定
される。かかる通信情報52の書き込みが正常に終了す
ると、図9に示すステップ80からのデータ受渡工程に
入る。
【0055】このデータ受渡工程は、基本的には、1台
のPLC14と1台の表示制御装置15a間における従
来と略同様なデータ通信プロトコルを、そのまま利用し
て実行されるものである。
【0056】ところで、送信権を獲得した1台の表示制
御装置15aがPLC14との間で受け渡すデータ量を
1対1の接続時と同様にすると、各表示制御装置15毎
の応答性は、接続台数に比例して遅くなり、その表示は
極めて不自然になる。しかし通常の作業中は、表示画面
28を凝視してリアルタイムな表示変化を認識すること
は少なく、多少なりとも表示変化が認められると、違和
感はそれほど感じることはない。
【0057】そこで本実施例にあっては、原則として、
1つのフレーム25で規定される1回のコマンド送出お
よびその応答を1組としてステップ82で実行したあと
は、図8におけるステップ90に戻り、次の表示制御装
置15に対してトークンフレーム44を直ちに受け渡す
様にしている。
【0058】一方、通常のタッチパネル32の操作時に
あっては、タッチ操作に対応してPLC14側の所定ア
ドレスにデータを書き込むのと連動してターゲットシス
テム18はスイッチのオン動作の様な所定の制御動作が
なされ、それによって何らかの状態変化をともなうのが
一般的であり、操作者もそれを期待して表示画面28を
凝視することが多い。
【0059】そこでステップ83において前のステップ
82がタッチパネル操作に伴うものであることが判定さ
れると、ステップ84で必要なデータの読出処理を1組
の処理動作として行ったあと、ステップ90からのトー
クン受渡工程に移る。
【0060】ところで、ターゲットシステム18に対す
るインチング操作にあっては、上記した読出処理を一体
としたデータ通信処理を行ったとしても、その操作にお
ける開始および終了時期に時間的な遅れが発生すること
が避けられず、正確な調整作業が行えない。
【0061】そこで本発明にあっては、ステップ81に
おいて、表示画面28上に予め設定しておいた回線占有
スイッチ56がオンされたか否かが判定され、回線占有
スイッチ56のオン状態が確認されるとこの通信ネット
ワークは、以下で詳細に説明する回線占有モードに入る
様に構成している。
【0062】ここで作業用メモリ37上には、図4
(b)に示す如く、コントロール領域57とステータス
領域58を備えたシステムデータエリア59が予め設定
されてあり、このコントロール領域57におけるデータ
変化をシステムプログラムは微小時間間隔で調べ、その
データ内容に対応した制御が行われる様に構成されてい
る。また、ステータス領域58には、システム全体の現
在の動作状態に関するデータが保存され、適宜に参照で
きる様にしている。
【0063】従って、回線占有スイッチ56を図7
(b)の如く処理指示語WTを利用して表示画面28上
に構成するとともに、その回線占有スイッチ56がオン
されるとシステムデータエリア59におけるコントロー
ル領域57に設定された所定ビットに「1」を書き込む
ことにより、回線占有モードへ入ったことをシステム側
に知らせる。
【0064】一方、ステータス領域58にも回線占有モ
ードのオンオフ状態を示すビットを設けるとともに、図
7(a)で例示する様に、そのビットがオンされると表
示画面28上に「回線占有中」の様な所定の占有表示6
0がなされる様に、予め処理指示語WL1を用いて設定
されている。
【0065】そこでステップ81で回線占有モードに入
ったことが判定されると、ステップ85において先ず回
線占有処理がなされる。かかる処理は、送信権を有しな
い他の表示制御装置15に対し、特定の表示制御装置1
5aによって回線が占有されたことを知らせるものであ
る。
【0066】本実施例にあっては、PLC14における
エコーバック機能を利用し、システムデータエリア59
への書き込み命令を通信路12を介して全表示制御装置
15に対して同時に送ることにより、ステータス領域5
8の該当ビットに占有中を示す「1」を書き込む。
【0067】すると各表示制御装置15にあっては、図
7(a)で例示する様に、図8のステップ94でステー
タスの変更を検知して他局による回線占有を判定し、ス
テップ95において表示画面28上に「回線占有中」の
様な通信路12の占有状態を示す所定の占有表示60を
行い、操作者に対して注意を促すのである。
【0068】上記した回線占有処理を行った占有中の表
示制御装置15aは、ステップ86において、回線占有
スイッチ56が再度押されて占有状態が解除されていな
いことを確認したあと、ステップ87で、表示画面28
上に予め設定しておいたインチング用スイッチ61が操
作されたことが判断されると、それに対応して、PLC
14に対するデータの読み書きの様な所定のコマンド処
理がステップ88において行われる。かかる動作によ
り、送信権を獲得した表示制御装置15aはPLC14
に対して独占的に接続され、インチング操作の様に時間
遅れが問題となる操作にあっても正確な制御動作が確保
されるのである。
【0069】上記した回線占有モードの解除は、ステッ
プ86で回線占有スイッチ56を操作者が押すことによ
って意識的に解除可能とする他に、ステップ87で設定
時間を超えてインチング用スイッチ61が操作されない
と、システムが強制的に解除できる様にしている。
【0070】かかる設定時間を、例えばインチング操作
の様に操作が継続して行われることが一般的な場合にあ
っては、5〜10秒程度の短時間に設定することによ
り、占有状態の解除のし忘れを未然に防止する。一方、
現場ラインでのメンテナンス作業時の様に、無操作状態
が継続することが一般的な場合にあっては、この設定時
間を無限大あるいは十分に大きい値とすることにより、
メインの表示制御装置15a以外の表示制御装置15に
おける操作が確実にロックされ、占有状態が不要に解除
されるのを防止する。
【0071】上記した様に、ステップ86または87で
回線占有状態の解除が確認されると、ステップ89にお
いて回線占有解除処理を行ったあとデータ受渡し工程は
終了し、ステップ90から始まるトークン受渡工程に移
る。
【0072】このステップ89で行われる占有の解除処
理は、ステップ85においてステータス領域58に書き
込んだデータを「0」に戻すものであって、このデータ
を検知した各表示制御装置15では、回線占有状態が解
除されたものと判断して、回線占有中の表示60を消去
するとともに、通信路12に対してアクセス可能な状態
に戻すのである。
【0073】なお本実施例にあっては、回線占有スイッ
チ56を特別に設けて回線占有モードへの入出を規制す
る様にした。しかしながらその様な特別なスイッチを設
けるのではなく、インチング用スイッチ61を操作する
様な予め設定した特別な操作を行うとシステムが回線占
有モードへの移行を判断して、自動的に必要な処理を行
わせる様にしてもよい。占有モードに入れる操作は、複
数種類設定することも可能である。
【0074】この場合、インチング用スイッチ61がオ
ンされてから送信権を獲得するまでに多少の時間的な遅
れは避けられない。しかしながら、かかる操作にあって
はインチング動作の開始直後よりも終了時点が重要であ
り、この時点では既に回線占有モードに入っているので
時間的な遅れは可及的に減少され、問題となることはな
い。
【0075】トークン受渡工程に入ると、ステップ90
において先ず、次の表示制御装置15に対して受け渡す
べきトークンフレーム44の変更処理を行なう。すなわ
ち、受け取ったトークンフレーム44中に発信元局番号
49として自局の局番号をセットするとともに、加入局
リスト51中における自局番号より上位の局番号を送信
先局番号48としてセットすることにより、送信権を有
する局を特定するのである。
【0076】かかる変更後のトークンフレーム44を、
ステップ91においてエコーバック機能を用いてPLC
14側に送ると、トークンフレーム44は通信路12を
介して全ての表示制御装置15に対して送られ、各表示
制御装置15側ではトークンフレーム44の送信先局番
号48をモニタすることにより、どの局に送信権が移っ
たかを認識する。
【0077】すると、送信権を取得した表示制御装置1
5では、上記したのと略同様の手順によりPLC14に
対するデータ通信を開始するので、ステップ92でその
応答を確認したあと、ステップ75におけるトークン待
工程に戻り、次に送信権が回ってくるのを待つのであ
る。
【0078】しかし、ステップ92で応答が確認できな
かった場合は、トークンフレーム44の再送処理を行な
って再確認したあともなお無信号状態であると、該当の
表示制御装置15はオフされているものと判断し、ステ
ップ93において加入局リスト51からその局を削除す
る離脱処理を行なったあと、ステップ90で更に上位の
局を送信先局番号48として指定し、ステップ92で応
答が確認されるまで上記の操作を繰り返すのである。
【0079】なお、ステップ74でトークン獲得要求を
して送信権を得た場合は、トークンフレーム44を新た
に作成することになる。この場合は、PLC14におけ
る情報格納アドレス54を利用して通信情報52を読み
出すとともに、自局を監理局としてその番号をセットす
ることにより、所定フォーマットのトークンフレーム4
4が作成される。
【0080】また、トークンフレーム44の受け渡し
は、原則として加入局リスト51中の局の間に対しての
み行われる。しかしながら、例えば10回程度の回数、
送信権が加入局間で受け渡される毎に、加入局リスト5
1から離脱中の局に対して例えばその下位側の局からト
ークンフレーム44の受け渡し操作が行なわれ、加入状
態が認められると加入局リスト51中へリストアップさ
れる。このような操作により、通信ネットワークが稼動
中に、任意の表示制御装置15に対する通電をオンオフ
させても、自動的に通信ネットワークに対する加入およ
び離脱処理が行われるのである。
【0081】更に、PLC14側にエコーバック機能は
勿論、それに類似した機能も保有しない場合がある。こ
のような場合には、PLC14のメモリユニット21上
に、トークンフレーム44の全体あるいは主要部分を記
憶可能な領域を予め確保する。かかる状態で、送信権を
現に有する表示制御装置15aは、次に送信権を渡す送
信先局番号48の様な必要なデータをPLC14側に書
き込んだあと、データの読出コマンドを利用してトーク
ンフレーム44部分のデータを通信路12に向けて読み
出すことにより、上記したエコーバックを利用したトー
クンフレーム44の受け渡しと略同様な処理が行われる
のである。
【0082】また、トークンフレーム44のフォーマッ
トは、上記したものと略同様な処理動作が行なえるもの
であれば、適宜変更して実施できることは勿論である。
更に、ステップ82のコマンド処理時に処理されるデー
タ量も、手動で予め増減できる様にしたり、接続台数の
増減に対応して自動的に変化させるものであってもよ
い。更に又、タッチパネル32の操作時にデータの書き
込みと読み出しをセットにするのに加えて、あるいはそ
れに代えて、セットにするコマンド23は適宜変更して
実施できる。
【0083】なお、自局がトークンフレーム44を保有
する時に別のトークンフレーム44を受信した場合に
は、複数のトークンフレーム44が発生しているものと
判断し、ステップのトークン待工程に強制的に戻すこと
によって一方の局のトークンフレーム44を消滅させ
る。また、上記した各段階で何らかの通信異常(ステッ
プ96)が発生すると、ステップ71の回線監視工程に
強制的に戻らせることにより、異常状態に適切に対応す
ることが可能となる。
【0084】なお上記した実施例は何れも、主制御装置
10として用いたPLC14が1台の場合を想定して説
明した。しかしながら、PLC14との間で受け渡すデ
ータ群である各フレーム25中でPLC14の局番号を
指定可能とする一方、PLC14側でその局番号を認識
して該当局番号のPLC14のみが応答する様に構成す
ることにより、通信ネットワーク中に複数台のPLC1
4を接続することができる。
【0085】その場合、トークンフレーム44により送
信権が持ち回されている対象となっているPLC14に
ついては、送信権を現に有する表示制御装置15aのみ
がデータの受け渡しを行い、それ以外のPLC14につ
いては、予め設定しておいた特定の表示制御装置15と
の間で、データ通信を行なう様に構成することが可能で
ある。
【0086】また、各PLC14毎に個別にトークンフ
レーム44を設定し、複数のトークンフレーム44を通
信路12上で時系列的に互いに重複しないように表示制
御装置15間で受け渡すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す説明図である。
【図2】本発明を実施するPLCと表示制御装置の一例
を示すブロック図である。
【図3】各装置間で受け渡す各種データの構成を示す説
明図である。
【図4】メモリ上におけるデータの配置状態を示す説明
図である。
【図5】表示制御装置の一例を示す一部を破断した斜視
図である。
【図6】処理指示語の構成を示す説明図である。
【図7】データの受け渡し状態を示す説明図である。
【図8】データの通信手順を説明する流れ図である。
【図9】データの受渡手順を説明する流れ図である。
【符号の説明】
10 主制御装置 11 副制御装置 12 通信路 13 通信状態情報 14 PLC 15 表示制御装置 18 ターゲットシステム 21 メモリユニット 22 計算機リンクユニット 23 コマンド 24 指示データ 25 フレーム 26 情報格納領域 32 タッチパネル 42 通信コントローラ 43 状態データ格納領域 44 トークンフレーム 45 ヘッダ部 46 通信監理情報 47 フレーム識別子 48 送信先局番号 49 発信元局番号 50 接続局リスト 51 加入局リスト 52 通信情報 53 監理局番号 54 格納アドレス 55 通信情報領域 56 回線占有スイッチ 57 コントロール領域 58 ステータス領域 59 システムデータエリア 60 占有表示 61 インチング用スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受動的なデータ通信動作を可能とする主
    制御装置(10)と、その主制御装置(10)に対して
    能動的なデータ通信動作を可能とする複数台の副制御装
    置(11)との間を、所定の通信路(12)を介して互
    いに並列に接続して通信ネットワークを構成するととも
    に、 主制御装置(10)との間でデータの受け渡しが許可さ
    れる1台の副制御装置(11a)を、各副制御装置(1
    1)間で受け渡される通信状態情報(13)で特定可能
    とする一方、 主制御装置(10)に対するデータの送信権を現に有す
    る副制御装置(11a)は、次に送信権を有すべき副制
    御装置(11)を上記通信状態情報(13)中で特定す
    るとともに、書き換えられた通信状態情報(13)は、
    主制御装置(10)を介して該当の副制御装置(11)
    に向けて転送されるデータ通信方法であって、 上記したデータの送信権を獲得した副制御装置(11
    a)は、 通常は、主制御装置(10)との間で必要最小限のデー
    タを受け渡したのちに、送信権を他の副制御装置(1
    1)に引き渡すが、 予め設定した動作と連動して、主制御装置(10)との
    間の通信路(12)を占有可能としたことを特徴とする
    データ通信方法。
  2. 【請求項2】 上記した通信路(12)の占有状態は、
    特定の操作が設定時間継続してなされなかったことが判
    定されると強制的に解除される請求項1記載のデータ通
    信方法。
  3. 【請求項3】 上記した特定の副制御装置(11a)に
    よる通信路(12)の占有中は、その他の副制御装置
    (11)では通信路(12)の占有状態が表示される請
    求項1または2記載のデータ通信方法。
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