JPH11353549A - カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置 - Google Patents

カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置

Info

Publication number
JPH11353549A
JPH11353549A JP16033698A JP16033698A JPH11353549A JP H11353549 A JPH11353549 A JP H11353549A JP 16033698 A JP16033698 A JP 16033698A JP 16033698 A JP16033698 A JP 16033698A JP H11353549 A JPH11353549 A JP H11353549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
raw material
shutter
actuator mechanism
material supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16033698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimimichi Kuboyama
久保山  公道
Kenzo Ichiishi
健三 一石
Masayuki Wada
雅之 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP16033698A priority Critical patent/JPH11353549A/ja
Publication of JPH11353549A publication Critical patent/JPH11353549A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】1組のアクチュエータ機構で複数の原料箱に備
えた原料投入シュータのシャッタを開放操作することが
できるようにしてコストの低減化を図る。 【解決手段】カップ搬送装置6の搬送経路途上でカップ
9に粉末原料,湯水を供給し、さらに原料を攪拌して飲
料を調合するカップミキシング方式の原料供給装置で、
並置した複数の粉末原料箱1ごとに、原料箱から搬出し
たカップ一杯分の粉末原料を一時的に保留し、カップ搬
送動作に合わせて保留原料をカップに投入するシャッタ
付き原料投入シュータ7を付設したものにおいて、前記
シャッタを開放操作するアクチュエータ機構8を原料箱
の配列に沿って移動する移動ユニット10に搭載し、飲
料販売時に移動ユニットを指定した粉末原料箱の位置に
移動してアクチュエータをその原料投入シュータのシャ
ッタにアクセスし、この位置でアクチュエータ機構の操
作により原料投入シュータのシャッタを開放して保留原
料をカップへ投入するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カップミキシン
グ式飲料自動販売機に搭載してカップに粉末原料を供給
する原料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記したカップミキシング式飲料自動販
売機として、機内にカップ搬送装置を装備し、カップ供
給機構から搬出したカップをベンドステージに送り出す
搬送経路の途上でカップに粉末原料(インスタントコー
ヒー,ココアなど),湯,水,氷などを順に投入し、さ
らにカップ内で原料を攪拌して飲料を調合した後、飲料
入りカップをベンドステージに送出して販売に供するよ
うにしたものが既に製品化されて市場に展開している。
【0003】また、前記のカップミキシング式飲料自動
販売機において、キャニスタと呼ばれる原料供給機構付
きの粉末原料箱に対し、原料一時保留機構としてシャッ
タ付きの原料投入シュータを付設し、飲料販売時に原料
箱から搬出したカップ一杯分の粉末原料をシュータ内に
一時保留しておき、カップの搬送動作に合わせてシャッ
タを開放してシュータ内に保留しておいた粉末原料をカ
ップに投入するように原料投入シュータ装置が公知であ
る。
【0004】図5は原料箱に従来の原料一時保留機構を
備えたカップミキシング式飲料自動販売機の機内構成を
示す図であり、図において、1は原料箱、2はカップ供
給機構、3は温水タンク、4は原料攪拌器、5はベンド
ステージ、6はカップ搬送機構である。前記において、
原料箱1としてはコーヒー,ココアなどの原料、および
砂糖,ミルクの粉末原料を個別に収容した複数基の原料
箱#1〜#4が横一列に並んで配置されており、各基の
原料箱1ごとに原料一時保留機構として、原料箱1の原
料吐出機構1aの出口側に組付けたシャッタ付き原料投
入シュータ7,および該シャッタの開放操作用アクチュ
エータ機構8を装備している。ここで、図6で示すよう
に、原料投入シュータ7の下端には復帰ばね7aで閉位
置に付勢された回動式のシャッタ7bを備えており、か
つそのシャッタ板から背後にスイングアーム7cを引出
した構成になる。また、アクチュエータ機構8は、前記
したスイングアーム7cの長手方向に沿ってその下方か
ら対向するように揺動リンク式の駆動レバー8aと、該
駆動レバー8aの一端に連結したプランジャ形電磁ソレ
ノイド8bとの組立体から構成されている。
【0005】また、カップ搬送機構6はX軸6a,Y軸
6bを組合せたX−Y軸ロボットにカップハンド6cを
搭載した構成になる。かかる構成で、飲料販売指令が与
えられると、カップ搬送機構6を原点位置から移動して
カップハンド6cをカップ供給機構2にアクセスし、こ
の位置でカップ供給機構2から落下搬出したカップ9を
受け取る。一方、販売指令に基づき客の選択した飲料に
対応するカップ一杯分の粉末原料を指定の原料箱1から
搬出し、シャッタ付きカップ投入シュータ7(この時点
ではシャッタ7aが閉じている)の中に保留しておく。
続いてカップ搬送機構6をカップ供給機構2の位置から
原料箱1に向けて移動し、ここでカップ9が指定の原料
箱の位置に到達すると、このアクセス位置で原料一時保
留機構のアクチュエータ機構8が動作して原料投入シュ
ータ7のシャッタ7aを開放し、シュータ7内に保留し
ておいた粉末原料を放出してカップ9の中に投入する。
また、砂糖,ミルクについてもその原料箱1にカップ9
を順にアクセスして原料投入を行う。
【0006】カップ9への粉末原料投入が済むと、次に
カップ搬送機構6が原料攪拌器4の位置に移動し、この
位置で温水タンク3から定量の湯をカップ9に注入した
後、攪拌器4の攪拌羽根4aをカップ9の中に挿入して
原料を攪拌し、カップ内で飲料を調合する。なお、コー
ルド飲料を選択した場合には、この位置で少量の湯を投
入し,攪拌して原料を溶かした後、続いて冷水,氷を投
入しコールド飲料に仕上げる。最後にカップ搬送機構6
をベンドステージ5の位置に移動し、飲料入りカップ9
をベンドステージ5に送り出してカップハンド6cを外
した後、カップ搬送機構6が原点位置に復帰する。な
お、ベンドステージ5の前方には商品取出扉(図示せ
ず)を備えており、飲料入りカップがベンドステージ5
に送出されると商品取出扉を開放する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の原料供給装置では次記のような問題点がある。すな
わち、(1) 昨今の飲料自動販売機では、飲料種類の多様
化に合わせて機内に配備する原料箱1の数も多くなる傾
向にある。かかる点、図5で示したように各基の原料箱
1ごとに、その原料一時保留機構のシャッタ付き原料投
入シュータ1aにアクチュエータ機構1bを付設した従
来構成では、電磁ソレノイド,駆動レバーなどの部品点
数が多くなり、その制御系統も複雑化してコスト高とな
る。
【0008】(2) また、(1) の問題とは別に、図6に示
した従来の原料一時保留機構では、動作時に原料投入シ
ュータ1aのシャッタが円滑に開かず、このためにカッ
プ搬送動作と原料投入動作とのタイミングがずれてしま
うことがある。この点についてその原因を考察したとこ
ろ、湿気を含んだ粉末原料がバインダとして働き、閉状
態にあるシャッタ板がシュータ本体の開口端に結着する
ことがあるのに対して、アクチュエータ機構の駆動レバ
ーの構造,および組立バラツキに起因して電磁ソレノイ
ドの駆動力が十分にシャッタに作用しないことが原因で
あることが判明した。
【0009】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、原料箱に付設した原料一時保留機構について、第
1の目的は1組のアクチュエータ機構で複数基の原料箱
に付設した原料投入シュータのシャッタを開放操作する
ことができ、さらに第2の目的はシャッタの開放動作が
円滑に行えるようにアクチュエータ機構を改良したカッ
プミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置を提供す
ることをにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、この発明によれば、カップ搬送経路に沿っ
て並置した複数の粉末原料箱ごとに、飲料販売時に原料
箱から搬出したカップ一杯分の粉末原料を一時的に保留
し、カップの搬送動作に合わせて保留しておいた粉末原
料をカップに投入するシャッタ付き原料投入シュータを
付設した原料供給装置において、前記原料投入シュータ
のシャッタを開放操作するアクチュエータ機構を粉末原
料箱の配列に沿って移動する移動ユニットに搭載し、飲
料販売時に前記移動ユニットを指定した原料箱の位置に
移動してアクチュエータをその原料投入シュータのシャ
ッタにアクセスし、この位置でアクチュエータ機構の操
作により原料投入シュータのシャッタを開放して保留原
料をカップへ投入する(請求項1)ものとし、具体的な
態様として前記の移動ユニットを、アクチュエータ機
構,および並進モータを搭載して粉末原料箱の配列方向
へ移動可能に案内支持されたスライダと、該スライダと
平行に敷設したラックと、前記並進モータに連結してラ
ックと噛み合うピニオンと、スライダの原点位置,およ
び各基の粉末原料箱に対応するスライダ停止位置を検出
する位置センサとを具備して構成する(請求項2)。
【0011】かかる構成によれば、機内に装備した複数
基の原料箱に対して、各基の原料箱ごとに設けたシャッ
タ付き原料投入シュータのシャッタを、移動ユニットに
搭載して各基の原料箱にアクセスする1組のアクチュエ
ータ機構で開放操作することができ、各基ごとにアクチ
ュエータ機構を付設した構成と較べて部品点数が大幅に
削減できる。
【0012】また、前記した第2の目的を達成するため
に、この発明によれば、原料箱に付設した原料一時保留
機構の原料投入シュータのシャッタがシャッタ板から背
後にスイングアームを引出した回動式シャッタからな
り、該シャッタを開放操作するアクチュエータ機構がシ
ャッタのスイングアームの長手方向に沿って対向する揺
動リンク式の駆動レバーと、該駆動レバーに連結したプ
ランジャ形電磁ソレノイドとの組立体からなるものにお
いて、前記駆動レバーの揺動支点とアーム先端との中間
にシャッタのスイングアームに向けて突き出す突起部を
設けた構成とする(請求項3)。
【0013】上記の構成によれば、シャッタの開放動作
時の初動位置では駆動レバーの揺動支点側に近い突起部
が最初にシャッタのスイングアームの突き当たってスイ
ングアームの先端側部分を押す。これにより、電磁ソレ
ノイドのプランジャ吸引力がシャッタのスイングアーム
に対して大きな駆動モーメントとして作用する。これに
より、シャッタ板が湿気を含んだ粉末原料で閉位置に結
着しても、シャッタ板をシュータの開口端面から確実に
離脱させて開くことができる。そして、シャッタが開き
始めた後の行程では、駆動レバーの揺動に伴ってそのア
ーム先端がシャッタのスイングアームの根元側を押すよ
うに梃子比が変化するので、これによりシャッタは全開
位置に向けて開き角度を拡大して粉末原料を遅れなくシ
ュータから放出するとともに、その際にシャッタのスイ
ングアームに作用する駆動モーメントも垂下的に減少す
るので、シャッタが全開位置で停止する際の衝撃が小さ
くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で
図5,図6に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。 〔実施例1〕図1〜図3はこの発明の請求項1,2に対
応する実施例を示すものである。この実施例において
は、左右一列に並べてカップ搬送機構6の移動経路上に
配列した複数基の原料箱1に対して、各基の原料箱1ご
とにシャッタ付き原料投入シュータ7を付設するととも
に、各基のシュータ7に対応してそのシャッタ7aを開
放操作する1組のアクチュエータ機構8を移動ユニット
10に搭載し、該移動ユニット10を移動してアクチュ
エータ機構8を指定の原料箱1にアクセスし、その原料
投入シュータ7のシャッタ7aを開放するよう構成して
いる。
【0015】ここで、移動ユニット10は次のように構
成されている。すなわち、図2,図3において、移動ユ
ニット10の基台10aにはガイドレール10bを介し
てスライダ10cが原料箱1の配列に沿って移動可能に
案内支持されており、かつガイドレール10bと平行し
て基台10aの後部にはラック10dが敷設されてい
る。そして、前記スライダ10cには、図6で述べたと
同様な機構になるアクチュエータ機構8,および並進モ
ータ10eが搭載されており、並進モータ10eに減速
歯車10fを介して連結したピニオン10gが前記ラッ
ク10dに噛み合っている。
【0016】また、並進モータ10eの下側には位置検
出センサ10hとして発光素子と受光素子を組合せたホ
トインターラプタが取付けてあり、この位置検出センサ
10hに対向して基台10aにはスライダ10cの移動
経路に沿って停止位置決め板(停止位置決め板には長手
方向に沿ってスライダの原点位置(P0),および各原料
箱1(#1〜#4)に対応する位置に位置検出センサ1
0hとしてのホトインターラプタの光信号が透過する凹
溝が切欠き形成されている)10iが敷設されている。
【0017】かかる構成で、飲料販売時に客が購入飲料
の種類を選択すると、この選択に合わせて指定された原
料箱1からカップ一杯分の粉末原料が搬出され、図5で
述べたと同様にカップ投入シュータ7の中に一時保留さ
れる。一方、カップ搬送機構6がカップ供給機構2から
受け取ったカップ9を指定の原料箱1へ搬送する間に、
前記した移動ユニット10の並進モータ10eを始動
し、原点位置に待機していたスライダ10cを指定の原
料箱1の位置に向けて移動する。そして、位置検出セン
サ10hが停止位置を検出すると、この位置で並進モー
タ10eを停止する。なお、この際のスライダ10cの
停止位置は、位置検出センサ10hの出力信号を基に制
御部(図示せず)が停止位置決め板10iに形成した原
点位置からの凹溝をカウントして判定する。
【0018】そして、カップ搬送機構6に搭載したカッ
プ9が指定された原料箱1の位置に到達すると、アクチ
ュエータ機構8の電磁ソレノイド8bを通電し、駆動レ
バー8aを介して原料投入シュータ7のシャッタ7bを
開放(このシャッタ開放動作は図6で説明済み)し、シ
ュータ内に保留していた粉末原料をカップ9の中に投入
する。なお、砂糖,ミルクについての投入動作も前記と
同様に行い、カップ搬送機構6の搬送に合わせて移動ユ
ニット10を順に指定の原料箱1にアクセス移動する。
なお、カップ9への原料投入が終了した後の販売動作は
図5で述べたと同様であり、最終的に飲料入りカップ9
がベンドステージ5に送出される。
【0019】かかる構成により、機内に装備した複数基
の原料箱1に対して、1組のアクチュエータ機構8を設
けることで各基の原料投入シュータ7に対応させること
ができ、従来例(図5参照)のように各基ごとにアクチ
ュエータ機構を1基ずつ付設する必要がない。 〔実施例2〕次に、図6で述べた原料一時保留機構にお
けるシャッタ開放操作用のアクチュエータ機構について
改良したこの発明の請求項3に対応する実施例を図4
(a) 〜(d) で説明する。
【0020】すなわち、この実施例において、アクチュ
エータ機構8の基本構造は図6と同様であるが、特に電
磁ソレノイド8bに連結した駆動レバー8bについて、
原料投入シュータ7に付設したシャッタ7bのスイング
アーム7cと対向するレバーの途中箇所に突起部8a-1
が新たに形成されている。この突起部8a-1は、シャッ
タ開放動作時の初動位置で駆動レバー8aが図4(a) か
ら(b) で示す水平位置まで揺動したところで、レバー先
端よりも先に突起部8a-1がスイングアーム7cに突き
当たって押し上げるように駆動レバー8aの揺動支軸に
近い箇所に形成されている。
【0021】ここで、シャッタ7bの回動支点O1 と駆
動レバー8aの揺動支点O2 との間の間隔をL、駆動レ
バー8aの揺動支点O2 から先端までの長さ,および突
起部8a-1までの長さをそれぞれA,Bとし、シャッタ
開放動作時に電磁ソレノイド8bのプランジャ吸引力で
駆動レバー8aが図4(a) から(b) の位置へ揺動して突
起部8a-1がスイングアーム8cの下面に突き当たる
と、スイングアーム7cに作用する力点はP1 となる。
そして、この力点P1 からシャッタ7bの回動支点O2
までのスイングアーム7cの距離をC、電磁ソレノイド
8bの吸引力で駆動レバー8aに働くトルクをTo すれ
ば、アクチュエータ機構8からシャッタ7aを開く方向
に働く回転トルクT1 は、駆動レバー/スイングアーム
間の梃子比の関係から、
【0022】
【数1】T1 =〔(L−B)/B〕×To …………(1) として表される。一方、駆動レバー8aの揺動角度が図
4(b) から(c) の状態に進むと、突起部8a-1がスイン
グアーム7cから離れて駆動レバー8aの先端がスイン
グアーム7cに突き当たるように力点がP1 からP2 に
移り、この位置でシャッタ7bの開き角度を増すように
スイングアーム7cを押し上げる。この状態で力点P2
とシャッタ7bの回動支点O2 との間の距離をDとすれ
ば、アクチュエータ機構8からシャッタ7aを開く方向
に働く回転トルクT2 は、梃子比の関係から、
【0023】
【数2】T2 =〔(L−A)/A〕×To …………(2) として表される。したがって、前記式(1),(2) から判る
ように、前記した突起部8a-1を駆動レバー8aの揺動
支点に近い基部側の位置(B<A)に形成しておくこと
により、アクチュエータ機構8の駆動によりシャッタ7
bが開き始める初動位置でスイングアーム7cに最大の
回転トルクT2 が加わるようになる。
【0024】これにより、スイングアーム7cの長手方
向にに対してアクチュエータ機構8の組立バラツキによ
る駆動レバー8aの相対位置に多少のずれがあっても、
湿気を含んだ粉末原料が閉じた状態にあるシャッタ7b
とシュータ7とを結着しているために生じる抵抗分に抗
して、駆動レバー8aの突起部8a-1がスイングアーム
8cを大きな回転トルクT1 で 押し上げ、シャッタ7
bを図4(c) に示す開放角度θ1 まで確実に開くことか
できる。また、開放動作の後半行程では、前記のように
力点P1 が突起部8a-1からレバー先端に対応する力点
P2 に移って梃子比が変化する。これにより、図4(d)
で示すようにシャッタ7bの開き角度が全開角度θ2 ま
で拡大し、投入シュータ7内に保留していた粉末原料が
停滞なく一気にカップに向けて放出されるようになる。
また、この後半行程ではスイングアーム7cに作用する
回転トルクT2 は初動位置の回転トルクT1 と較べて垂
下的に小さくなるので、シャッタ7bを全開位置で停止
させる際の衝撃も小さくなってその衝撃音を低めること
がてきる。
【0025】なお、この実施例2は先の実施例1で移動
ユニット10に搭載したアクチュエータ機構に採用する
ことは勿論のこと、図5のように各原料箱ごとにそのシ
ャッタ付き原料投入シュータに付設したアクチュエータ
機構に実施適用しても同様な効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば、次記の効果を奏する。(1) 請求項1,2の構成に
より、機内に装備した複数基の原料箱に対して各基の原
料箱ごとに設けたシャッタ付き原料投入シュータのシャ
ッタを、1組のアクチュエータ機構で開放操作すること
ができ、各基の原料箱ごとにアクチュエータ機構を付設
した従来構成のものと較べてアクチュエータ機構部品の
点数が大幅に削減できて製作コストの低減化が図れる。
【0027】(2) 原料一時保留機構のアクチュエータに
ついて、請求項3の構成を採用することにより、アクチ
ュエータ機構に多少の組立バラツキがあっても、湿気を
含んだ粉末原料が閉じた状態にあるシャッタと原料投入
シュータとを結着しているために生じる抵抗に抗して、
シャッタを確実に開くことかできるとともに、シャッタ
開放動作の後半行程でシャッタを全開角度まで開放して
原料投入シュータに保留していた粉末原料を停滞なく一
気にカップに向けて放出することかでき、これにより従
来のアクチュエータ機構での問題点を解決し、カップ搬
送機構によるカップ搬送動作にタイミングを合わせて停
滞なく原料一時保留機構に保留しておいた原料をカップ
へ向けて円滑に投入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に対応する原料供給装置を
搭載したカップミキシング式飲料自動販売機の機内構成
の斜視図
【図2】図1における要部構成部分の拡大図
【図3】図2の側視断面図
【図4】この発明の実施例2に対応する原料一時保留機
構の構成,動作の説明図であり、(a) 〜(d) はシャッタ
開放動作の経過を順に表す図
【図5】従来の原料供給装置を搭載したカップミキシン
グ式飲料自動販売機の機内構成の斜視図
【図6】図5の原料箱に付設した原料一時保留機構の従
来構成図
【符号の説明】
1 原料箱 2 カップ供給機構 3 温水タンク 4 原料攪拌器 5 ベンドステージ 6 カップ搬送機構 7 シャッタ付き原料投入シュータ 7b シャッタ 7c スイングアーム 8 アクチュエータ機構 8a 駆動レバー 8a-1 突起部 8b 電磁ソレノイド 9 カップ 10 移動ユニット 10a 基台 10b ガイドレール 10c スライダ 10d ラック 10e 並進モータ 10g ピニオン 10h 位置検出センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内にカップ搬送装置を備え、カップ供給
    機構から搬出したカップをベンドステージに送り出す搬
    送経路の途上でカップに粉末原料,および湯水を供給
    し、さらにカップ内で原料を攪拌して飲料を調合するカ
    ップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置であ
    り、カップ搬送経路に沿って並置した複数の粉末原料箱
    ごとに、飲料販売時に原料箱から搬出したカップ一杯分
    の粉末原料を一時的に保留し、カップの搬送動作に合わ
    せて保留しておいた粉末原料をカップに投入するシャッ
    タ付き原料投入シュータを付設したものにおいて、前記
    原料投入シュータのシャッタを開放操作するアクチュエ
    ータ機構を原料箱の配列に沿って移動する移動ユニット
    に搭載し、飲料販売時に前記移動ユニットを指定した粉
    末原料箱の位置に移動してアクチュエータをその原料投
    入シュータのシャッタにアクセスし、この位置でアクチ
    ュエータ機構の操作により原料投入シュータのシャッタ
    を開放して保留原料をカップへ投入するようにしたこと
    を特徴とするカップミキシング式飲料自動販売機の原料
    供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原料供給装置において、移
    動ユニットが、アクチュエータ機構,および並進モータ
    を搭載して粉末原料箱の配列方向へ移動可能に案内支持
    されたスライダと、該スライダと平行に敷設したラック
    と、前記並進モータに連結してラックと噛み合うピニオ
    ンと、スライダの原点位置,および各基の粉末原料箱に
    対応するスライダ停止位置を検出する位置センサとを具
    備してなることを特徴とするカップミキシング式飲料自
    動販売機の原料供給装置。
  3. 【請求項3】機内にカップ搬送装置を備え、カップ供給
    機構から搬出したカップをベンドステージに送り出す搬
    送経路の途上でカップに粉末原料,および湯水を供給
    し、さらにカップ内で原料を攪拌して飲料を調合するカ
    ップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置であ
    り、各粉末原料箱ごとに原料箱から搬出したカップ一杯
    分の粉末原料を一時的に保留し、カップの搬送動作に合
    わせて保留しておいた粉末原料を放出してカップに投入
    するシャッタ付き原料投入シュータ、および前記シャッ
    タを開放操作するアクチュエータ機構を備え、その原料
    投入シュータのシャッタがシャッタ板から背後にスイン
    グアームを引出した回動式シャッタで、該シャッタを開
    放操作するアクチュエータ機構がシャッタのスイングア
    ームの長手方向に沿って対向する揺動リンク式の駆動レ
    バーと、該駆動レバーに連結したプランジャ形電磁ソレ
    ノイドとの組立体からなるものにおいて、前記駆動レバ
    ーの揺動支点とアーム先端との中間にシャッタのスイン
    グアームに向けて突き出す突起部を設けたことを特徴と
    するカップミキシング式一方自動販売機の原料供給装
    置。
JP16033698A 1998-06-09 1998-06-09 カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置 Withdrawn JPH11353549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16033698A JPH11353549A (ja) 1998-06-09 1998-06-09 カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16033698A JPH11353549A (ja) 1998-06-09 1998-06-09 カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11353549A true JPH11353549A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15712781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16033698A Withdrawn JPH11353549A (ja) 1998-06-09 1998-06-09 カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11353549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532100A (ja) * 2004-11-08 2008-08-14 アール. バーソロミュー ジュリー カスタマイズされた化粧品の自動調合装置
KR102588020B1 (ko) * 2023-02-16 2023-10-12 주식회사 에이밍100 서로 다른 점도를 갖는 복수 약재의 정량 분주와 혼합용 정량분주기 및 이의 제어방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532100A (ja) * 2004-11-08 2008-08-14 アール. バーソロミュー ジュリー カスタマイズされた化粧品の自動調合装置
JP4699473B2 (ja) * 2004-11-08 2011-06-08 アール. バーソロミュー ジュリー カスタマイズされた化粧品の自動調合装置
KR102588020B1 (ko) * 2023-02-16 2023-10-12 주식회사 에이밍100 서로 다른 점도를 갖는 복수 약재의 정량 분주와 혼합용 정량분주기 및 이의 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0087141B1 (en) A drinking cup feeding device for an automatic vending machine
EP2297711B1 (en) Method of dispensing products off a vending machine tray
US2638396A (en) Sandwich vending machine
JPH11353549A (ja) カップミキシング式飲料自動販売機の原料供給装置
US2889074A (en) Bottle dispensing mechanism
CA1269076A (en) Device in a vending machine
WO2003077213A1 (en) An automatic dispenser of hot pizzas and the like, and corresponding method of operation
US4911332A (en) Cream and sugar dispenser
US3095115A (en) Delivery mechanism for vending machines
JP2003077044A (ja) 自動販売機
JPH1131273A (ja) カップ式飲料自動販売機の原料投入装置
JP2000276650A (ja) カップ式飲料自動販売機の原料供給装置
JP3583881B2 (ja) 自動販売機
JP3106813B2 (ja) カップ式飲料自動販売機の原料投入シュータ装置
JP2002251670A (ja) カップ式自動販売機のキャップ供給装置
JP3244327B2 (ja) カップ式自動販売機
JP3255745B2 (ja) つば付き商品自動搬出装置
CN112562186B (zh) 自动售货机
JP2002216234A (ja) カップ式自動販売機の原料供給装置
JP2003077057A (ja) カップ式自動販売機のカップキャッピング装置
JPH0751677Y2 (ja) カップ式飲料自動販売機の原料投入用シュータ装置
JPH11219475A (ja) 自動販売機
JP3854491B2 (ja) 自動販売機
JPS58154090A (ja) 自動販売機の飲料カツプ供給装置
JPH09288770A (ja) カップ式飲料自動販売機の原料投入シュータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20060227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761