JP2003077057A - カップ式自動販売機のカップキャッピング装置 - Google Patents
カップ式自動販売機のカップキャッピング装置Info
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- JP2003077057A JP2003077057A JP2001265165A JP2001265165A JP2003077057A JP 2003077057 A JP2003077057 A JP 2003077057A JP 2001265165 A JP2001265165 A JP 2001265165A JP 2001265165 A JP2001265165 A JP 2001265165A JP 2003077057 A JP2003077057 A JP 2003077057A
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】調理部から商品取出口に向けて飲料入りカップ
を送出するカップ搬送ルートの途中で、カップ搬送機構
を停止させずにキャップの供給およびカップへの被着が
行えるようにしてベンドタイムの短縮化を図る。 【解決手段】キャップ収納庫１１と、カップ搬送ルート
に沿ってキャップ収納庫とルート上のキャップ供給地点
（IV) との間に敷設したキャップシュータ１２と、該シ
ュータの先端に付設してキャップ収納庫から払出したキ
ャップ１０をシュータ先端から突き出すように係止保持
するゲート機構（フラッパ１３ａ）と、搬送ルートの終
点（Ｖ）に設置したプッシャ機構１４とでキャッピング
装置を構成し、飲料入りカップ８を商品取出口６に送出
する搬送途上で、シュータの先端に保留したキャップを
カップ自身が引っ掛けてゲート機構から引きずり出し、
ルート終点でプッシャ機構により上方から押し込んで確
実に被着させる。
を送出するカップ搬送ルートの途中で、カップ搬送機構
を停止させずにキャップの供給およびカップへの被着が
行えるようにしてベンドタイムの短縮化を図る。 【解決手段】キャップ収納庫１１と、カップ搬送ルート
に沿ってキャップ収納庫とルート上のキャップ供給地点
（IV) との間に敷設したキャップシュータ１２と、該シ
ュータの先端に付設してキャップ収納庫から払出したキ
ャップ１０をシュータ先端から突き出すように係止保持
するゲート機構（フラッパ１３ａ）と、搬送ルートの終
点（Ｖ）に設置したプッシャ機構１４とでキャッピング
装置を構成し、飲料入りカップ８を商品取出口６に送出
する搬送途上で、シュータの先端に保留したキャップを
カップ自身が引っ掛けてゲート機構から引きずり出し、
ルート終点でプッシャ機構により上方から押し込んで確
実に被着させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機内で製造したシ
ロップ，コーヒーなどの各種飲料をカップに入れて販売
するカップ式自動販売機に搭載し、カップ搬送経路のル
ート上で飲料入りカップの上面にキャップを供給して被
着させるようにしたカップキャッピング装置に関する。
ロップ，コーヒーなどの各種飲料をカップに入れて販売
するカップ式自動販売機に搭載し、カップ搬送経路のル
ート上で飲料入りカップの上面にキャップを供給して被
着させるようにしたカップキャッピング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】頭記のカップ式自動販売機として、機内
にカップ供給機構、各種飲料の原料キャニスタ，飲料抽
出器（ブリュア），シロップタンク，炭酸水製造用カー
ボネータ，温水／冷水タンク，製氷機，およびカップ搬
送機構を装備し、飲料販売時にカップ供給機構から払出
したカップをカップ搬送機構に受容保持させて機内搬送
するルート途上で、カップ内に原料，温水／冷水を順に
投入，攪拌して飲料を調理した後、飲料入りカップを商
品取出口に送出するようにしたカップミキシング方式の
ものが公知である。
にカップ供給機構、各種飲料の原料キャニスタ，飲料抽
出器（ブリュア），シロップタンク，炭酸水製造用カー
ボネータ，温水／冷水タンク，製氷機，およびカップ搬
送機構を装備し、飲料販売時にカップ供給機構から払出
したカップをカップ搬送機構に受容保持させて機内搬送
するルート途上で、カップ内に原料，温水／冷水を順に
投入，攪拌して飲料を調理した後、飲料入りカップを商
品取出口に送出するようにしたカップミキシング方式の
ものが公知である。
【０００３】また、かかるカップ式自動販売機におい
て、客が飲料入りカップを商品取出口から取り出して持
ち運ぶ際に飲料をこぼしたりすることのないようにする
ために、調理後の飲料入りカップを商品取出口に向けて
送出する搬送ルート上にキャッピング地点を設定し、飲
料の販売動作に合わせて機内のキャップ収納庫に収納し
たおいて皿型のキャップ（蓋）を搬出し、これをキャッ
プシュータを経て前記のキャッピング地点に供給して飲
料入りカップの上面に被せるようにした各種方式のカッ
プキャッピング装置が提案されている。
て、客が飲料入りカップを商品取出口から取り出して持
ち運ぶ際に飲料をこぼしたりすることのないようにする
ために、調理後の飲料入りカップを商品取出口に向けて
送出する搬送ルート上にキャッピング地点を設定し、飲
料の販売動作に合わせて機内のキャップ収納庫に収納し
たおいて皿型のキャップ（蓋）を搬出し、これをキャッ
プシュータを経て前記のキャッピング地点に供給して飲
料入りカップの上面に被せるようにした各種方式のカッ
プキャッピング装置が提案されている。
【０００４】次に、前記したカップ式自動販売機、およ
びカップキャッピング装置の従来例として本発明と同一
出願人より特願２００１−１８２１７号として提案した
キャッピング装置の構成を図２，図３に示す。まず、図
２(a),(b) において、１はカップ供給機構、２は粉末原
料キャニスタ、３は温水タンク、４は攪拌羽根を備えた
飲料調理部、５はカップ搬送機構、５ａはカップ搬送機
構５のカップハンド、５ｂはカップを載置保持するカッ
プステージ、６は自動販売機の商品取出口、７が調理部
４と商品取出口６との間の搬送ルート上に配したカップ
キャッピング装置である。
びカップキャッピング装置の従来例として本発明と同一
出願人より特願２００１−１８２１７号として提案した
キャッピング装置の構成を図２，図３に示す。まず、図
２(a),(b) において、１はカップ供給機構、２は粉末原
料キャニスタ、３は温水タンク、４は攪拌羽根を備えた
飲料調理部、５はカップ搬送機構、５ａはカップ搬送機
構５のカップハンド、５ｂはカップを載置保持するカッ
プステージ、６は自動販売機の商品取出口、７が調理部
４と商品取出口６との間の搬送ルート上に配したカップ
キャッピング装置である。
【０００５】かかる構成で、飲料販売時には指令に基づ
いてカップ供給機構１から払出したカップ８を、ステー
ションＩの位置に待機しているカップ搬送機構５のカッ
プハンド５ａに受容保持させた後、機内の搬送ルート上
のステーションIIで原料キャニスタ２からカップ８に原
料を供給し、続くステーションIII でカップ８に湯，水
を投入し、さらに調理部４に備えた攪拌羽根によりカッ
プ内の原料を攪拌して飲料を調製する。続いて、飲料入
りカップを商品取出口６に向けて搬送するルート上のス
テーションIVで、キャップ供給装置９から供給したキャ
ップをキャッピング装置７により飲料入りカップ８の上
面に被着した後に、ステーションＶで飲料入りカップを
商品取出口６のベンドステージに送出する。なお、飲料
入りカップ８の上面にキャップ１０を被着した状態を図
４に示す。
いてカップ供給機構１から払出したカップ８を、ステー
ションＩの位置に待機しているカップ搬送機構５のカッ
プハンド５ａに受容保持させた後、機内の搬送ルート上
のステーションIIで原料キャニスタ２からカップ８に原
料を供給し、続くステーションIII でカップ８に湯，水
を投入し、さらに調理部４に備えた攪拌羽根によりカッ
プ内の原料を攪拌して飲料を調製する。続いて、飲料入
りカップを商品取出口６に向けて搬送するルート上のス
テーションIVで、キャップ供給装置９から供給したキャ
ップをキャッピング装置７により飲料入りカップ８の上
面に被着した後に、ステーションＶで飲料入りカップを
商品取出口６のベンドステージに送出する。なお、飲料
入りカップ８の上面にキャップ１０を被着した状態を図
４に示す。
【０００６】ここで、カップ供給装置９は、図３で示す
ように多数枚のキャップ１０を積み上げて収納するキャ
ップ収納筒１１ａの下端にキャップ１０を一枚ずつ切り
出すキャップドロップリング１１ｂを組合せたキャップ
収納庫１１と、キャップ収納庫１１の出口とキャッピン
グ装置７との間に敷設したキャップシュータ１２とから
なる。また、キャッピング装置７は左右に分割して開閉
する皿形のシャッタ板（キャップ供給ガイド）７ａで構
成している。
ように多数枚のキャップ１０を積み上げて収納するキャ
ップ収納筒１１ａの下端にキャップ１０を一枚ずつ切り
出すキャップドロップリング１１ｂを組合せたキャップ
収納庫１１と、キャップ収納庫１１の出口とキャッピン
グ装置７との間に敷設したキャップシュータ１２とから
なる。また、キャッピング装置７は左右に分割して開閉
する皿形のシャッタ板（キャップ供給ガイド）７ａで構
成している。
【０００７】そして、販売指令によりキャップ収納庫１
１のキャップドロップリング１１ｂを作動させると、キ
ャップ収納筒１１ａからキャップ１０を一枚ずつ切り出
すとともに、キャップ収納庫１１から払出したキャップ
１０はキャップシュータ１２を滑り落ちてキャッピング
装置７のシャッタ板７ａに受け渡される。そして、調理
済の飲料入りカップ８がキャッピング装置７の真下位置
に設定したステーションIV（図４参照）に到達すると、
カップ搬送機構５を一旦停止した上で、カップ搬送機構
５のカップステージ５ｂを上昇操作してカップ８をシャ
ッタ板７ａに近づけ、続いてシャッタ板７ａを左右に開
いて今までシャッタ板上に保持していたキャップ１０を
カップ８の上に落としてその上面に被せる。その後に、
シャッタ板７ａを閉じた上でカップステージ５ｂをさら
に上昇させてカップ８に被さっているキャップ１０をシ
ャッタ板７ａの下面に押し当ててカップ８の縁に圧入，
被着させる。そして、キャップ１０の被着が終了する
と、カップステージ５ｂを元の高さに戻した上で、カッ
プ搬送機構５をステーションＶの位置まで移動して飲料
入りカップ８を商品取出口６に送出する。
１のキャップドロップリング１１ｂを作動させると、キ
ャップ収納筒１１ａからキャップ１０を一枚ずつ切り出
すとともに、キャップ収納庫１１から払出したキャップ
１０はキャップシュータ１２を滑り落ちてキャッピング
装置７のシャッタ板７ａに受け渡される。そして、調理
済の飲料入りカップ８がキャッピング装置７の真下位置
に設定したステーションIV（図４参照）に到達すると、
カップ搬送機構５を一旦停止した上で、カップ搬送機構
５のカップステージ５ｂを上昇操作してカップ８をシャ
ッタ板７ａに近づけ、続いてシャッタ板７ａを左右に開
いて今までシャッタ板上に保持していたキャップ１０を
カップ８の上に落としてその上面に被せる。その後に、
シャッタ板７ａを閉じた上でカップステージ５ｂをさら
に上昇させてカップ８に被さっているキャップ１０をシ
ャッタ板７ａの下面に押し当ててカップ８の縁に圧入，
被着させる。そして、キャップ１０の被着が終了する
と、カップステージ５ｂを元の高さに戻した上で、カッ
プ搬送機構５をステーションＶの位置まで移動して飲料
入りカップ８を商品取出口６に送出する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来方式のカップキャッピング装置では、飲料入りカップ
８にキャップ１０を被せるキャッピング工程では、カッ
プ搬送ルート上のステーションIVの位置でカップ搬送機
構５を一旦停止し、キャッピング作業が終了した後に改
めてカップ搬送機構５を移動して商品取出口６まで搬送
するようにしている。このために、カップ搬送機構の停
止／再始動，カップステージ５ｂの昇降，およびキャッ
ピング装置７のシャッタ板開閉動作に要する時間が加わ
ってトータル的にベンドタイム（１回の販売動作に要す
る時間）が長くなる。
来方式のカップキャッピング装置では、飲料入りカップ
８にキャップ１０を被せるキャッピング工程では、カッ
プ搬送ルート上のステーションIVの位置でカップ搬送機
構５を一旦停止し、キャッピング作業が終了した後に改
めてカップ搬送機構５を移動して商品取出口６まで搬送
するようにしている。このために、カップ搬送機構の停
止／再始動，カップステージ５ｂの昇降，およびキャッ
ピング装置７のシャッタ板開閉動作に要する時間が加わ
ってトータル的にベンドタイム（１回の販売動作に要す
る時間）が長くなる。
【０００９】なお、自動販売機では販売商品が商品取出
口に出てくるまでの客の待ち時間を少なくして販売効率
を高める上からも、ベンドタイムはできるだけ短かいこ
とが望まれる。そこで、本発明は前記課題を解消し、調
理部から商品取出口に向けて飲料入りカップを送出する
カップ搬送ルートの途中で、カップ搬送機構を停止させ
ることなしにキャップの供給，およびカップへの被着が
行えるようにしてベンドタイムの短縮化が図れるように
改良したカップ式自動販売機のキャップ供給装置を提供
することにある。
口に出てくるまでの客の待ち時間を少なくして販売効率
を高める上からも、ベンドタイムはできるだけ短かいこ
とが望まれる。そこで、本発明は前記課題を解消し、調
理部から商品取出口に向けて飲料入りカップを送出する
カップ搬送ルートの途中で、カップ搬送機構を停止させ
ることなしにキャップの供給，およびカップへの被着が
行えるようにしてベンドタイムの短縮化が図れるように
改良したカップ式自動販売機のキャップ供給装置を提供
することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、機内にカップ供給機構, 原料供給
部, 調理部, カップ搬送機構を装備したカップ式自動販
売機に搭載し、調理部と商品取出口との間のカップ搬送
のルート上で飲料入りカップの上面にキャップを供給し
て被着させるようにしたキャッピング装置において、収
納筒内に積み上げたキャップを一枚ずつ切り出すキャッ
プ収納庫と、前記のカップ搬送ルートの直上に沿ってキ
ャップ収納庫とルート上に設定したキャップ供給地点と
の間に敷設したキャップシュータと、該キャップシュー
タの先端に付設してキャップ収納庫から払出したキャッ
プをこの位置に一時保留するゲート機構とから構成し、
かつ前記ゲート機構で保持したキャップの高さ位置を、
該キャップの先端側つば部がキャップシュータの終端よ
り前方に突き出してカップの上縁移動軌跡と交差し合う
ように設定し、飲料入りカップを商品取出口に送出する
搬送途上でカップ収納庫から前記キャップシュータに払
出したキャップを、カップ搬送機構とともに移動するカ
ップ自身が引っ掛けてゲート機構から引きずり出し、カ
ップ上面に被せるよう構成する（請求項１）。
に、本発明によれば、機内にカップ供給機構, 原料供給
部, 調理部, カップ搬送機構を装備したカップ式自動販
売機に搭載し、調理部と商品取出口との間のカップ搬送
のルート上で飲料入りカップの上面にキャップを供給し
て被着させるようにしたキャッピング装置において、収
納筒内に積み上げたキャップを一枚ずつ切り出すキャッ
プ収納庫と、前記のカップ搬送ルートの直上に沿ってキ
ャップ収納庫とルート上に設定したキャップ供給地点と
の間に敷設したキャップシュータと、該キャップシュー
タの先端に付設してキャップ収納庫から払出したキャッ
プをこの位置に一時保留するゲート機構とから構成し、
かつ前記ゲート機構で保持したキャップの高さ位置を、
該キャップの先端側つば部がキャップシュータの終端よ
り前方に突き出してカップの上縁移動軌跡と交差し合う
ように設定し、飲料入りカップを商品取出口に送出する
搬送途上でカップ収納庫から前記キャップシュータに払
出したキャップを、カップ搬送機構とともに移動するカ
ップ自身が引っ掛けてゲート機構から引きずり出し、カ
ップ上面に被せるよう構成する（請求項１）。
【００１１】ここで、前記のゲート機構は、キャップシ
ュータの出口を前方から塞ぐ自動復帰式の開閉フラッパ
で構成するものとし（請求項２）、さらにカップの上面
に被せたキャップをカップの縁にしっかり嵌め込んで脱
落しないように被着させるために、本発明によれば、商
品取出口に通じるカップ搬送ルートの終点位置にプッシ
ャ機構を装備し、この位置にカップ搬送機構が停止した
ところで、上方から下降して来たプッシャがカップの上
面に被さっているキャップを押し込んでカップから外れ
ないように嵌着させる（請求項３）。
ュータの出口を前方から塞ぐ自動復帰式の開閉フラッパ
で構成するものとし（請求項２）、さらにカップの上面
に被せたキャップをカップの縁にしっかり嵌め込んで脱
落しないように被着させるために、本発明によれば、商
品取出口に通じるカップ搬送ルートの終点位置にプッシ
ャ機構を装備し、この位置にカップ搬送機構が停止した
ところで、上方から下降して来たプッシャがカップの上
面に被さっているキャップを押し込んでカップから外れ
ないように嵌着させる（請求項３）。
【００１２】上記構成のカップキャッピング装置によれ
ば、飲料入りカップにキャップを被せるために、カップ
搬送機構をその搬送の途中で停止させる必要がなく、こ
れにより従来機と比べてベンドタイムを大幅に短縮でき
る。
ば、飲料入りカップにキャップを被せるために、カップ
搬送機構をその搬送の途中で停止させる必要がなく、こ
れにより従来機と比べてベンドタイムを大幅に短縮でき
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
(a),(b) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施
例の図中で図３に対応する部材には同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。すなわち、図示実施例におい
ては、キャップ収納庫１１，およびキャップ収納庫１１
の出口とカップ搬送ルート上のキャップ供給地点（ステ
ーションIVに対応して位置) との間に敷設したキャップ
シュータ１２がカップ搬送ルートの直上に沿って配置さ
れている。また、カップシュータ１２の先端には、キャ
ップ収納庫１１から払出したキャップをこの位置に一時
的に保留保持するゲート機構１３を備えており、さらに
商品取出口６に通じるカップ搬送ルートの終点位置（ス
テーションＶ）にはキャップ被着用のプッシャ機構１４
を備えている。
(a),(b) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施
例の図中で図３に対応する部材には同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。すなわち、図示実施例におい
ては、キャップ収納庫１１，およびキャップ収納庫１１
の出口とカップ搬送ルート上のキャップ供給地点（ステ
ーションIVに対応して位置) との間に敷設したキャップ
シュータ１２がカップ搬送ルートの直上に沿って配置さ
れている。また、カップシュータ１２の先端には、キャ
ップ収納庫１１から払出したキャップをこの位置に一時
的に保留保持するゲート機構１３を備えており、さらに
商品取出口６に通じるカップ搬送ルートの終点位置（ス
テーションＶ）にはキャップ被着用のプッシャ機構１４
を備えている。
【００１４】ここで、前記のゲート機構１３は、図１
(b) で示すようにカップシュータ１２の出口端を左右か
ら塞ぐよう配置した左右一対の開閉式フラッパ１３ａか
らなる。なお、図に表してないが前記フラッパ１３ａは
極弱い復帰ばね（捩じりコイルばね）で図示実線位置向
けてばね付勢されている。この構成により、キャップ収
納庫１１から払出したキャップ１０はキャップシュータ
１２の傾斜面を滑り落ちたのちに前記フラッパ１３ａに
当たって停止し、前傾したキャップ１０の先端がキャッ
プシュータ１２の端縁から前方に突き出すような姿勢に
係止保持される。また、カップシュータ１２の先端部は
次のような高さ関係に設定されている。すなわち、カッ
プ搬送機構５のカップステージ５ｂに載ってカップ搬送
ルート上を移動して来るカップ８の上縁高さＨ1 に対し
て、ゲート機構１３のフラッパ１３ａで保持されてカッ
プシュータ１２の端縁から前方に突き出したキャップ１
０の先端側つば部の高さＨ2 がＨ2 ＜Ｈ1 、つまりキャ
ップ１０の先端がカップ８の上縁移動軌跡と交差し合う
ようにしている。
(b) で示すようにカップシュータ１２の出口端を左右か
ら塞ぐよう配置した左右一対の開閉式フラッパ１３ａか
らなる。なお、図に表してないが前記フラッパ１３ａは
極弱い復帰ばね（捩じりコイルばね）で図示実線位置向
けてばね付勢されている。この構成により、キャップ収
納庫１１から払出したキャップ１０はキャップシュータ
１２の傾斜面を滑り落ちたのちに前記フラッパ１３ａに
当たって停止し、前傾したキャップ１０の先端がキャッ
プシュータ１２の端縁から前方に突き出すような姿勢に
係止保持される。また、カップシュータ１２の先端部は
次のような高さ関係に設定されている。すなわち、カッ
プ搬送機構５のカップステージ５ｂに載ってカップ搬送
ルート上を移動して来るカップ８の上縁高さＨ1 に対し
て、ゲート機構１３のフラッパ１３ａで保持されてカッ
プシュータ１２の端縁から前方に突き出したキャップ１
０の先端側つば部の高さＨ2 がＨ2 ＜Ｈ1 、つまりキャ
ップ１０の先端がカップ８の上縁移動軌跡と交差し合う
ようにしている。
【００１５】一方、プッシャ機構１４は、上方から下降
して来てカップ８の上面に載っているキャップ１０を押
し込む円盤状のプッシャ板１４ａとその昇降駆動機構
（例えばラック／ピニオンを組合せた昇降機構）からな
る。次に、前記構成によるカップのキャッピング動作を
説明する。すなわち、飲料販売時には販売指令に基づき
キャップ収納庫１１のキャップドロップリング１１ｂを
動作してキャップ１０を払出すとともに、そのキャップ
１０を前記ゲート機構１３によりキャップシュータ１２
の先端位置に係止保持してこの位置に保留する。一方、
図２で述べた飲料の販売動作により調理部から飲料入り
カップ８が商品取出口６に向けて送出され、その搬送ル
ート上のキャップ供給地点（IV) に移動して来ると、カ
ップ８の前縁がその移動経路上に突き出しているキャッ
プ８の先端つば部を引っ掛け、そのままカップ自身の移
動によりゲート機構１３のフラッパ１３ａを図１(b) の
鎖線位置に引き開いてキャップ１０を前方に引きずり出
す。これにより、キャップ１０がカップ８の上面に被さ
るようになる。そして、カップ８が搬送ルートの終点位
置（Ｖ）に到達してカップ搬送機構５が停止すると、次
にプッシャ機構１４が始動してプッシャ板１４ａを下降
操作し、カップ８の上面に被さっているキャップ１０を
押し込んでカップから外れないように被着させ、その後
に上昇して待機位置に戻る。
して来てカップ８の上面に載っているキャップ１０を押
し込む円盤状のプッシャ板１４ａとその昇降駆動機構
（例えばラック／ピニオンを組合せた昇降機構）からな
る。次に、前記構成によるカップのキャッピング動作を
説明する。すなわち、飲料販売時には販売指令に基づき
キャップ収納庫１１のキャップドロップリング１１ｂを
動作してキャップ１０を払出すとともに、そのキャップ
１０を前記ゲート機構１３によりキャップシュータ１２
の先端位置に係止保持してこの位置に保留する。一方、
図２で述べた飲料の販売動作により調理部から飲料入り
カップ８が商品取出口６に向けて送出され、その搬送ル
ート上のキャップ供給地点（IV) に移動して来ると、カ
ップ８の前縁がその移動経路上に突き出しているキャッ
プ８の先端つば部を引っ掛け、そのままカップ自身の移
動によりゲート機構１３のフラッパ１３ａを図１(b) の
鎖線位置に引き開いてキャップ１０を前方に引きずり出
す。これにより、キャップ１０がカップ８の上面に被さ
るようになる。そして、カップ８が搬送ルートの終点位
置（Ｖ）に到達してカップ搬送機構５が停止すると、次
にプッシャ機構１４が始動してプッシャ板１４ａを下降
操作し、カップ８の上面に被さっているキャップ１０を
押し込んでカップから外れないように被着させ、その後
に上昇して待機位置に戻る。
【００１６】これでキャッピング動作を含む一連の販売
動作が終了し、客は商品取出口６から図４のようにキャ
ッピングされた飲料入りカップを取り出すことができ
る。
動作が終了し、客は商品取出口６から図４のようにキャ
ッピングされた飲料入りカップを取り出すことができ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、収
納筒内に積み上げたキャップを一枚ずつ切り出すキャッ
プ収納庫と、前記のカップ搬送ルートの直上に沿ってキ
ャップ収納庫の出口とルート上のキャップ供給地点との
間に敷設したキャップシュータと、該キャップシュータ
の先端に付設してキャップ収納庫から払出したキャップ
をこの位置に一時保留するゲート機構とでカップキャッ
ピング装置を構成し、かつ前記ゲート機構で保持したキ
ャップの高さ位置を、該キャップの先端側つば部がキャ
ップシュータの終端より前方に突き出してカップの上縁
移動軌跡と交差し合うように設定し、飲料入りカップを
商品取出口に送出する搬送途上でカップ収納庫から前記
キャップシュータに払出したキャップを、カップ搬送機
構とともに移動するカップ自身がゲート機構から引きず
り出してカップ上面に被せるようにしたことにより、調
理部から商品取出口に向けて飲料入りカップを送出する
カップ搬送ルートの途中で、カップ搬送機構を停止させ
ることなしにキャップの供給，およびカップへの被着を
行うことができ、これにより搬送ルートの途中でカップ
を停止させてキャッピングを行う従来機と比べてベンド
タイムの大幅な短縮化が図れる。
納筒内に積み上げたキャップを一枚ずつ切り出すキャッ
プ収納庫と、前記のカップ搬送ルートの直上に沿ってキ
ャップ収納庫の出口とルート上のキャップ供給地点との
間に敷設したキャップシュータと、該キャップシュータ
の先端に付設してキャップ収納庫から払出したキャップ
をこの位置に一時保留するゲート機構とでカップキャッ
ピング装置を構成し、かつ前記ゲート機構で保持したキ
ャップの高さ位置を、該キャップの先端側つば部がキャ
ップシュータの終端より前方に突き出してカップの上縁
移動軌跡と交差し合うように設定し、飲料入りカップを
商品取出口に送出する搬送途上でカップ収納庫から前記
キャップシュータに払出したキャップを、カップ搬送機
構とともに移動するカップ自身がゲート機構から引きず
り出してカップ上面に被せるようにしたことにより、調
理部から商品取出口に向けて飲料入りカップを送出する
カップ搬送ルートの途中で、カップ搬送機構を停止させ
ることなしにキャップの供給，およびカップへの被着を
行うことができ、これにより搬送ルートの途中でカップ
を停止させてキャッピングを行う従来機と比べてベンド
タイムの大幅な短縮化が図れる。
【図１】本発明の実施例によるカップキャッピング装置
の構成，並びにキャッピング動作を模式的に表した図で
あり、(a) は側面図、(b) はキャップ供給部の平面図
の構成，並びにキャッピング動作を模式的に表した図で
あり、(a) は側面図、(b) はキャップ供給部の平面図
【図２】カップキャッピング装置を装備したカップ式自
動販売機の略示構成図であり、(a) は正面図、(b) は平
面図
動販売機の略示構成図であり、(a) は正面図、(b) は平
面図
【図３】従来方式のカップキャッピング装置の略示構成
図
図
【図４】飲料入りカップにキャップを被着した状態図
１ カップ供給機構
２ 原料キャニスタ
４ 調理部
５ カップ搬送機構
６ 商品取出口
７ キャッピング装置
８ カップ
１０ キャップ
１１ キャップ収納庫
１２ キャップシュータ
１３ ゲート機構
１３ａ フラッパ
１４ プッシャ機構
１４ａ プッシャ板
Claims (3)
- 【請求項１】機内にカップ供給機構, 原料供給部, 調理
部, カップ搬送機構を装備したカップ式自動販売機に搭
載し、調理部と商品取出口との間のカップ搬送のルート
上で飲料入りカップの上面にキャップを供給して被着さ
せるキャッピング装置であって、 収納筒内に積み上げたキャップを一枚ずつ切り出すキャ
ップ収納庫と、前記のカップ搬送ルートの直上に沿って
キャップ収納庫とルート上に設定したキャップ供給地点
との間に敷設したキャップシュータと、該キャップシュ
ータの先端に付設してキャップ収納庫から払出したキャ
ップをこの位置に一時保留するゲート機構とからなり、
かつ前記ゲート機構で保持したキャップの高さ位置を、
該キャップの先端側つば部がキャップシュータの終端よ
り前方に突き出してカップの上縁移動軌跡と交差し合う
ように設定し、飲料入りカップを商品取出口に送出する
搬送途上でカップ収納庫から前記キャップシュータに払
出したキャップを、カップ搬送機構とともに移動するカ
ップ自身がゲート機構から引きずり出してカップ上面に
被せるようしたことを特徴とするカップ式自動販売機の
カップキャッピング装置。 - 【請求項２】請求項１記載のカップキャッピング装置に
おいて、ゲート機構を、キャップシュータの出口を前方
から塞ぐ自動復帰式の開閉フラッパで構成したことを特
徴とするカップ式自動販売機のカップキャッピング装
置。 - 【請求項３】請求項１記載のカップキャッピング装置に
おいて、商品取出口に通じるカップ搬送ルートの終点位
置に、上方から下降して来てカップの上面に被さってい
るキャップを押し込んで被着させるプッシャ機構を備え
たことを特徴とするカップ式自動販売機のカップキャッ
ピング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001265165A JP2003077057A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | カップ式自動販売機のカップキャッピング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001265165A JP2003077057A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | カップ式自動販売機のカップキャッピング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003077057A true JP2003077057A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19091671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001265165A Pending JP2003077057A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | カップ式自動販売機のカップキャッピング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003077057A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008155244A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 缶蓋分離供給装置 |
| CN114743309A (zh) * | 2022-05-04 | 2022-07-12 | 杭州千岛湖瑞淳机器人研究院有限公司 | 奶茶制作设备及其制作方法 |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001265165A patent/JP2003077057A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008155244A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 缶蓋分離供給装置 |
| CN114743309A (zh) * | 2022-05-04 | 2022-07-12 | 杭州千岛湖瑞淳机器人研究院有限公司 | 奶茶制作设备及其制作方法 |
| CN114743309B (zh) * | 2022-05-04 | 2023-07-14 | 杭州千岛湖瑞淳机器人研究院有限公司 | 奶茶制作设备及其制作方法 |
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