JPH11219475A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11219475A
JPH11219475A JP2059698A JP2059698A JPH11219475A JP H11219475 A JPH11219475 A JP H11219475A JP 2059698 A JP2059698 A JP 2059698A JP 2059698 A JP2059698 A JP 2059698A JP H11219475 A JPH11219475 A JP H11219475A
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flapper
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commodity
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Masahiro Nishi
正博 西
Toshishige Ito
敏成 伊藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋付きカップ商品を販売する場合に、外れた蓋
を商品搬出位置でバケットユニットから商品取出口へ確
実に排出して販売トラブルを防止する。 【解決手段】X−Y搬送機構に搭載したバケットユニッ
ト6を装備し、商品収納ラックから払出した商品を商品
取出口へ移送中継するようにした自動販売機で、バケッ
トユニットが前面に配したフラッパ13,底部に配した
ベルトコンベヤ12を備え、バケット内に取り込んだ商
品を商品搬出位置でベルト搬送によりフラッパを押し開
いて商品取出口に搬出するようにしたものにおいて、商
品搬出位置でバケットフラッパを強制的に開く手段とし
て、プッシャモータ19b(ラック側のゲート機構を開
くピンプッシャ19の駆動モータ)で操作するピンプッ
シャ24を設け、カップ商品の販売時に外れた蓋をバケ
ット内に取り残すことなく、バケットから商品取出口へ
確実に排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶,瓶,紙パッ
ク,蓋付きカップ商品などを販売する自動販売機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】頭記の自動販売機として、前面側に商品
取出口付きの外扉(透視扉),および商品取出口に通じ
る商品搬出口を有する内扉(透視扉)を備えた本体ケー
スの庫内に、商品を前後一列に並べて収納する複数のコ
ラムを上下段、左右列に配列した商品収納ラック、該商
品収納ラックの前方に配したX−Y搬送機構、およびX
−Y搬送機構のX軸搬送部に搭載したバケットユニット
を装備し、販売指令に基づきX−Y搬送機構を始動して
バケットユニットを選択したコラムの前方にアクセス
し、このアクセス位置で該コラムから払出した商品をバ
ケット内に移載した上で商品取出口に送出するようにし
た自動販売機が公知である。
【0003】また、前記の自動販売機において、バケッ
トユニットを商品収納ラックのコラムにアクセスした位
置で、バケットユニット側からコラムの商品払出し機構
(プッシャ機構,およびゲート機構)に動力を伝達して
商品の払出しを行うよう、バケットユニットに商品払出
し機構用の動力源を組み込んだ構成のものがこの発明と
同一出願人より特願平9−322728号として先に提
案されている。
【0004】図6,図7は前記提案を基にして製作した
自動販売機の全体構成図である。図において、1は自動
販売機の本体ケース、2は前面下部に商品取出口2aを
備えた透視外扉、3は商品取出口2aに通じる商品搬出
口にフラッパ3aを備えた透視内扉、4は各コラムごと
に商品を前後一列に並べて収納する引出し式のコラム5
を上下段,左右列に配列して構築した商品収納ラック、
5aはコラム5のゲート、6はコラム5から払出した商
品を受け取るバケットユニット、7はバケットユニット
6を搭載して商品収納ラック4と内扉3との間を上下,
左右方向に移動するX−Y搬送機構、8は商品選択用の
キーボード(テンキー式)9,表示部,コイン機構,ビ
ルバリデータ等を搭載した操作パネル、10はコイン返
却口である。
【0005】また、図8は前記X−Y搬送機構7の構成
を示す図であり、X−Y搬送機構7はX軸搬送部7xと
Y軸搬送部7yとの組合せからなり、バケットユニット
6はX軸搬送部7xに搭載し、その底部に敷設したガイ
ドレールに沿ってX軸方向へ移動可能に案内支持されて
いる。なお、7x-1はX軸モータ、7x-2はX軸方向に
沿ってX軸モータ7x-1とバケットユニット6との間に
掛け渡したタイミングベルト、7x-3はバケットユニッ
ト6の移動経路に沿ってX軸搬送部7xの前面に設けた
バケットガイド枠、7y-1はY軸モータ、7y-2はY軸
方向のタイミングベルト、7y-3はバランサである。
【0006】かかる構成で、X軸搬送部7x,Y軸搬送
部7yを駆動することにより、バケットユニット6が
X,Y軸方向に移動する。なお、バケットユニット6を
待機位置から指定のコラムにアクセスする際の位置検知
手段として、X軸搬送部7x,Y軸搬送部7yの長手方
向に沿って敷設した位置検知板を、またバケットユニッ
ト6,X軸搬送部7xには停止位置センサ(ホトインタ
ラプタ)を備え、販売時には停止位置センサの信号を基
に、制御部(図示せず)からの指令でバケットユニット
6を選択したコラムの位置,および商品取出口に対向し
た待機位置(ホームポジション)に移動するようにして
いる。
【0007】次に、バケットユニット6の構造を図9に
示す。図において、11は箱形のバケットケース、12
はバケットケース11の底部に敷設した商品送出用のベ
ルトコンベヤ、12aはベルトコンベヤモータ、13は
バケットケース11の前面に設けたフラッパ(バケット
内に収容した商品が内扉3(図7参照)に当たらないよ
うに保持するための揺動式扉)、13aはフラッパ13
を閉方向に付勢する復帰ばね(捩じりコイルばね)、1
4はフラッパ13の開閉検知スイッチ、15は商品収納
コラムから払出してバケットユニット6に移載した商品
を検知する商品検知スイッチ、15aはスイッチのアク
チュエータ、16はバケットケース11の後面中段位置
に架け渡した商品取込み用の搬送ローラ、17は搬送ロ
ーラ16と前記駆動モータ12aとの間を伝動連結する
タイミングベルト、18はラックケース11の後面から
出没するように揺動式ホルダ18aに取付けた上で、前
記搬送ローラ17の軸端に歯車を介して結合した連結歯
車(商品収納コラム5のプッシャ式商品払出し機構に動
力を伝達するための歯車)、19はバケットケース11
の後面から突き出して商品収納コラム5のゲート機構を
開閉操作するピンプッシャ、19aはピンプッシャ19
の送り用ねじ(ナピアねじ)、19bはプッシャモー
タ、19cはピンプッシャ19の前進,後退移動に連動
して前記連結歯車18をバケットケース11から出没さ
せるスライダ、20はラックケース11の前面上部に架
け渡した商品ストッパ(バケット内に取り込んだ商品を
起立姿勢に制御する)、21は停止位置センサ(X−Y
搬送機構(図8参照)のX軸搬送部に沿って移動するバ
ケットユニット6の停止位置を検出するセンサ)、22
はバケットユニット6のガイドローラである。
【0008】かかる構成で、販売指令(客が選んだコラ
ムの番号をキーボードで入力する)に基づきバケットユ
ニット6が商品取出口2aに通じる待機位置(この待機
位置を「ホームポジション」と称する)から移動して選
択した商品収納コラムの位置にアクセスすると、まずプ
ッシャモータ19bを始動してピンプッシャ19を商品
収納コラム5に向けて突き出し、商品収納コラム5のゲ
ート5aを開放する。なお、ピンプッシャ19の前進に
連動して先記した連結歯車18がバケットケース11の
背後に突き出し、コラム側の商品払出し機構の駆動歯車
に噛み合うようになる。次いでコンベヤモータ12aを
始動しその動力を連結歯車18を介してコラム側の商品
払出し機構に伝達し、最前列に並ぶ商品をコラムからバ
ケットユニット6に払出す。
【0009】ここで、コラムから払出した商品がバケッ
トケース11の内部に受け渡される(商品は後方から前
に押されて前傾姿勢に倒れ込む)と商品検知スイッチ1
5が作動し、このスイッチ動作信号を基にピンプッシャ
19を後退してコラムのゲート5a(図7参照)を閉じ
る。続いてX−Y搬送機構7(図8参照)のY軸搬送部
7yを僅か上昇させて商品を搬送ローラ16に載せて掬
い上げ、さらに搬送ローラ16の送り動作により商品を
バケットケース11の中に取り込む。この場合に、商品
はその上部がバケットユニット6の商品ストッパ20に
寄り掛かり、底面が搬送ローラ16の送りにより前方に
迫り出して姿勢を前傾姿勢から起立姿勢に深めて行き、
搬送ローラ16から外れたところで起立姿勢で落下して
ベルトコンベヤ12の上に着地する。そして、ベルトコ
ンベヤ12の上に載った商品が前方に送られてバケット
フラッパ13を内側から押すと、バケットフラッパ13
が多少開いて開閉検知スイッチ14が反転動作するの
で、この動作信号でコンベヤモータ12aを停止する。
【0010】なお、この状態ではバケットフラッパ13
の先端が図8に示したX軸搬送部7xのバケットガイド
枠7x-3の縁に当たって全開することはない。すなわ
ち、バケットガイド枠7x-3にはバケットユニット6の
ホームポジションに対応した位置でのみバケットフラッ
パ13が開放できるように切欠き,サブシュータが設け
てあり、かつこのホームポジションは商品収納ラック4
のコラムとコラムの間の中間位置に設定し、コラムへの
アクセス位置ではバケットフラッパ13を半開状態に拘
束して商品をバケットケース11の中に保持するように
している。
【0011】そして、X−Y搬送機構7の搬送動作によ
り、バケットユニット6が商品取出口2aに通じるホー
ムポジションに到達すると、この位置でコンベヤモータ
12aを再始動してベルトコンベヤ12を回し、バケッ
トフラッパ13,および内扉3の商品搬出口(図7参
照)に備えたフラッパ3aを押し開きながら商品がバケ
ットユニット6から商品取出口2aに搬出される。ま
た、商品が商品取出口2aに搬出されると、バケットフ
ラッパ13が閉位置に戻って開閉検知スイッチ14が復
帰動作するので、この動作信号でコンベヤモータ12a
を停止して一連の販売動作が終了する。なお、この一連
の販売動作は図示されてない制御部からのプログラム指
令で行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した自
動販売機で缶商品,紙パック商品などを販売する場合に
は全く問題がないが、蓋付きカップ商品(飲料商品)を
販売すると、次に記すように搬送経路の途上でカップ容
器から蓋が外れ、これが原因で販売トラブルを引き起こ
すことがある。
【0013】ここで、蓋付きカップ商品は中身飲料を収
容したカップ容器(カップ容器の上面はアルミ箔などで
中身飲料がこぼれ出ないようにシールされている)の頂
部に肉薄なプラスチック成形品として作られたの蓋(蓋
の上面にはストローを差し込む穴が形成されている)を
被せ、蓋にストローを差し込んで中身飲料が飲めるよう
にしたものであり、蓋は簡単に着脱できるようにカップ
容器に嵌め合わせてある。
【0014】かかる蓋付きカップ商品を先記した自動販
売機で販売すると、商品収納ラックのコラム5から商品
取出口2aに至る機内の商品搬送経路の途上で蓋付きカ
ップ商品23の蓋23bが様々な箇所に突き当たってカ
ップ容器23aから離脱し、蓋が外れたままカップ容器
だけが商品取出口2aに搬出されることがある。このよ
うに、搬送経路の途上で蓋23bが外れると、カップ容
器23aだけが商品取出口2aに搬出されたりすること
があって客に不信感を与える。なお、カップ容器23a
から外れた蓋23bはそのままバケットケース11の中
に落ちたり,バケットケース11から飛び出して庫内に
落下するなどその挙動は様々であるが、多くの場合には
カップ容器の上に乗った状態でバケットケース11の中
に残る。
【0015】しかも、前記のような状態でバケットユニ
ット7が商品取出口2aに通じるホームポジションに到
達し、この位置でベルトコンベヤ12を始動すると、カ
ップ容器23aが先にバケットフラッパ13を押し開い
て商品取出口2aに搬出された後、カップ容器から外れ
た蓋23bはベルトコンベヤ12の上に着地してから前
方に送られる。この場合に、カップ容器23aが先にバ
ケットフラッパ13を通過すると、バケットフラッパ1
3は付勢ばね13aのばね力で直ちに復帰動作して閉じ
る。一方、蓋23bもカップ容器23aに遅れて商品取
出口2aに向けて前方にベルト搬送されるが、蓋の前部
部分がベルトコンベヤ12から前方に突き出して前傾姿
勢に傾くと、蓋の後部がベルトコンベヤ12から浮き上
がって搬送力が十分に伝達されなくなり、かつ蓋の後部
がバケットフラッパ13に当たるようになるとともに、
蓋自身も軽量であるために、閉方向にばね付勢されてい
るバケットフラッパ13を押し開くことができず、この
ためにベルトコンベヤ12に載ったままスリップしてこ
の位置に停止してしまい、商品取出口2aに搬出されな
くなる。
【0016】しかも、このような状態のまま販売動作を
終了すると、次回の商品販売時にはバケットユニット6
の出口に取り残されている蓋23bが障害物となって販
売動作に支障を来すようになることから、バケットユニ
ット6の中に残された蓋23bを販売動作が終了する以
前に商品取出口2aに排出する必要がある。この発明は
上記の点にかんがみなされたものであり、蓋付きカップ
商品の販売時にカップ容器から外れた蓋を、商品搬出位
置でカップ容器に続いてバケットユニットから商品取出
口へ確実に排出できるような対策を施した自動販売機を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、前面に商品取出口付き外扉を備
えた本体ケースの庫内に、商品を前後一列に並べて収納
する複数のコラムを上下段、左右列に配列した商品収納
ラック、およびX−Y搬送機構に搭載して商品収納ラッ
クの前方に配したバケットユニットを装備し、販売指令
に基づきX−Y搬送機構を始動してバケットユニットを
待機位置から選択したコラムの前方にアクセスし、該コ
ラムから払出した商品をバケット内に移載した上でバケ
ットユニットを商品取出口にの位置に移動して搬出する
ようにした自動販売機であり、前記バケットユニットが
バケットケースの前面に配したバケットフラッパ,ケー
ス内の底部に配したベルトコンベヤを備え、商品搬出位
置でベルトコンベヤを始動してバケット内に取り込んだ
商品をバケットフラッパを押し開いて商品取出口に送出
するようにしたものにおいて、バケットユニットに、商
品搬出位置でバケットフラッパを強制的に開くフラッパ
開放手段を備える(請求項1)ものとし、具体的にはフ
ラッパ開放手段を次記のような態様で構成する。
【0018】(1) フラッパ開放手段を、先端をバケット
フラッパの内面に対向してバケットケース内に配したピ
ンプッシャと、制御部からの指令で前記ピンプッシャを
前進,後退操作する駆動部とで構成する(請求項2)。
(2) 前記のピンプッシャ駆動部として、バケットユニッ
トに装備して商品収納コンベヤの商品払出し機構を駆動
する往復動式の駆動部を利用し、該駆動部に前記ピンプ
ッシャを連繋させてバケットフラッパを強制的に開放さ
せる(請求項3)。
【0019】上記の構成によれば、蓋付きカップ商品の
販売時に外れた蓋が商品搬出位置でバケットケース内に
取り残された場合でも、カップ容器の搬出動作に続くピ
ンプッシャの突き出し操作でバケットフラッパを強制的
に開くことにより、バケットフラッパとの干渉なしにベ
ルトコンベヤの上に取り残された蓋をベルト搬送により
商品取出口へ確実に排出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図5に示す実施例で説明する。なお、実施例の図中
で図9に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
すなわち、この実施例においては、バケットユニット6
に対し、そのバケットケース11の前面側に装着したバ
ケットフラッパ13に対向してバケットケース11の内
部には、フラッパの強制開放手段としてピンプッシャ2
4が新たに追加装備されており、該ピンプッシャ24の
後端が図9に示した連結歯車18の揺動式歯車ホルダ1
8aから下方に延びた揺動アーム18bと対向するよう
に連繋しており、商品収納コラム5に設けたゲート5a
(図7参照)の開閉用動力源であるプッシャモータ19
aの動力を利用してプッシャピン24を前進操作し、バ
ケットフラッパ13を強制的に押し開くようにしてい
る。
【0021】ここで、ピンプッシャ24は前部ピン24
aと後部ピン24bとに二分されてそれぞれが前後方向
へスライド可能に取付座24cに支持されており、かつ
前部ピン24aと取付座24cとの間にはピンを後退方
向に付勢する復帰ばね24dが介挿され、また前部ピン
24aと後部ピン24bとの間が圧縮ばね24eを介し
て連結された構造になる。
【0022】前記の構成でプッシャモータ19bを始動
すると、送りねじ19aを介してピンプッシャ(コラム
ゲート開放操作用)19がバケットケース11の背後に
突き出すとともに、スライダ19c,連結歯車18のホ
ルダ18aに設けた揺動アーム18bを介してピンプッ
シャ24が前方に突き出し、バケットフラッパ13を復
帰ばね13aに抗して強制的に押し開く。
【0023】なお、図示実施例ではバケットケース11
の頂部前面にガイドローラ25を備えている。このガイ
ドローラ25は、バケットユニット6を図8に示したX
−Y搬送機構7のX軸搬送部7xの前面に設けたバケッ
トガイド枠7x-3の内面に当接しており、商品収納ラッ
クからの商品払出し時にバケットユニット6のピンプッ
シャ19を背後に突き出してコラム5のゲート機構を押
した際の反力で、バケットユニット6(バケットユニッ
トはその底部側でX軸搬送部7xのレールに沿って案内
支持されている)が前方に傾くのを防止する役目も果し
ている。
【0024】次に、蓋付きカップ商品を販売する場合
に、その販売動作の途上でカップ容器23aから外れた
蓋23bを商品搬出時にバケットユニット6から商品取
出口2aに排出する実施例の動作を図4に示す販売制御
部のブロック図,および図5のフローチャートで説明す
る。なお、図4のROM26には商品選択キーボード2
7から与えた販売指令に基づくCPU28の処理動作に
必要な制御プログラムが格納されている。
【0025】図5において、商品収納コラムから払出し
た商品をバケットユニット6に移載した後、ステップS
1でバケットユニット6が商品取出口2aに通じるホー
ムポジション(図2にバケットユニット6がホームポジ
ションに到達した状態を示す)に到達すると、ステップ
S2でベルトコンベヤ12が始動する。これにより、こ
れによりベルトコンベヤ12の搬送動作でバケットケー
ス11に入っている蓋付きカップ商品23は、ステップ
S3でバケットフラッパ13を押し開いて商品取出口2
aに搬出される。続いて、ベルトコンベヤ12の始動時
点から若干(数秒)遅れてステップS4でプッシャモー
タ19bを始動し、ピンプッシャ24を突き出してバケ
ットフラッパ13を強制的に押し開く。
【0026】なお、バケットユニット6を庫内の商品収
納コラム5にアクセスして商品を払出す動作では、コラ
ムのゲート5aを開放するようにプッシャモータ19b
を始動すると、この動作に連動してピンプッシャ24も
突き出してバケットフラッパ13を開方向に押すが、こ
の場合にはバケットフラッパ13の先端がX軸搬送部7
xのバケットガイド枠7x-3(図2参照)の縁に突き当
たってそれ以上開くことはなく、かつピンプッシャ24
の後部ピン24bの余分な前進ストロークが圧縮ばね2
4eで吸収される。
【0027】図5に戻って、ステップS3で商品がコン
ベヤ搬送により取出口へ搬出される際に、蓋23bが外
れてなければ蓋付きカップ商品23はそのまま商品取出
口2aへ正常に搬出される。また、ステップS3に続く
ステップS4〜S6は搬送途上でカップ容器から外れた
蓋がバケット内に残ったままとなるのを防止するための
動作である。すなわち、ステップS4ではステップS2
のコンベヤ始動から若干遅れて先記したピンプッシャ2
4を突き出し操作し、バケットフラッパ13を強制解放
する。これにより、搬送途上でカップ容器23aから外
れた蓋23bがベルトコンベヤ12とバケットフラッパ
13との間に挟まれるなどしてバケットケース11の中
に取り残された場合には、バケットフラッパ13の強制
開放(ステップS4)することにより、蓋23bはバケ
ットフラッパ13との干渉なしにカップ容器23aに続
いて商品取出口2aへ排出される。そして、ステップS
5であらかじめ設定したフラッパの強制解放時間(タイ
マ制御)がタイムアップすると、ステップS6でピンプ
ッシャ25を後退操作してバケットフラッパ13を閉じ
るとともに、さらにステップS7でベルトコンベヤ12
を停止し、これにより一連の商品販売動作が終了する。
【0028】なお、図5のフローチャートでは、蓋23
bの外れの有り,無しに関係なく、商品搬出の工程でベ
ルトコンベヤ12の始動から若干遅らしてピンプッシャ
24を突き出し操作してバケットフラッパ13を強制的
に開くようにしているが、次に記すような制御を行うこ
ともできる。すなわち、ベルトコンベヤ12の始動後に
商品が正常に搬出されてバケットフラッパ13が閉位置
に復帰動作した場合は、図1に示したバケットフラッパ
13の開閉検知スイッチ14の動作信号を基に直ちにベ
ルトコンベヤを停止して販売動作を終了とする。一方、
商品搬出時にベルトコンベヤ12を回しても取り残され
た蓋23bがバケットフラッパ13に挟まったままとな
り、このためにバケットフラッパが規定時間内に完全に
閉じずに開閉検知スイッチ14が復帰動作しない場合に
のみ、図5のステップS4,S5を実行してピンプッシ
ャ24を突き出し操作し、バケットフラッパ13を強制
的に開放してバケット内に残っている蓋23bを商品取
出口2aに排出する。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
蓋付きカップ商品を販売する場合に、その販売動作の途
上で外れた蓋がバケットユニットに残り、カップ容器だ
けが先に商品取出口に搬出された場合でも、これに続く
ピンプッシャの突き出し操作でバケットフラッパを強制
的に押し開くことにより、蓋をバケットユニットから商
品取出口へ確実に排出することができ、これにより蓋の
外れに起因する販売トラブルを防止して自動販売機の信
頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるバケットユニットの内
部機構を表す図
【図2】X−Y搬送機構に搭載したバケットユニットが
ホームポジションに到達した状態を表す図
【図3】図1に示したバケットユニットの詳細構造を表
す斜視図
【図4】自動販売機の販売制御系のブロック図
【図5】蓋付きカップ商品を販売する場合の商品搬出動
作を表すフローチャート図
【図6】この発明の実施対象となる自動販売機の正面図
【図7】図6に示した自動販売機の外扉開放状態を表す
外観図
【図8】図7におけるX−Y搬送機構の構成斜視図
【図9】図8におけるバケットユニットの従来構造を表
す斜視図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 外扉 2a 商品取出口 4 商品収納ラック 5 コラム 6 バケットユニット 7 X−Y搬送機構 11 バケットケース 12 ベルトコンベヤ 13 バケットフラッパ 13a 復帰ばね 19 ピンプッシャ(商品収納コラムのゲート開放操
作用) 19a プッシャモータ 23 蓋付きカップ商品 23a カップ容器 23b 蓋 24 ピンプッシャ(バケットフラッパ開放操作用)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に商品取出口付き外扉を備えた本体ケ
    ースの庫内に、商品を前後一列に並べて収納する複数の
    コラムを上下段、左右列に配列した商品収納ラック、お
    よびX−Y搬送機構に搭載して商品収納ラックの前方に
    配したバケットユニットを装備し、販売指令に基づきX
    −Y搬送機構を始動してバケットユニットを待機位置か
    ら選択したコラムの前方にアクセスし、該コラムから払
    出した商品をバケット内に移載した上でバケットユニッ
    トを商品取出口にの位置に移動して搬出するようにした
    自動販売機であり、前記バケットユニットがバケットケ
    ースの前面に配したバケットフラッパ,ケース内の底部
    に配したベルトコンベヤを備え、商品搬出位置でベルト
    コンベヤを始動してバケット内に取り込んだ商品をバケ
    ットフラッパを押し開いて商品取出口に送出するように
    したものにおいて、バケットユニットに、商品搬出位置
    でバケットフラッパを強制的に開くフラッパ開放手段を
    備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、フラ
    ッパ開放手段が、先端をバケットフラッパの内面に対向
    してバケットケース内に配したピンプッシャと、制御部
    からの指令で前記ピンプッシャを前進,後退操作する駆
    動部とからなることを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動販売機において、ピン
    プッシャの駆動部として、バケットユニットに装備して
    商品収納コンベヤの商品払出し機構を駆動する駆動部を
    利用し、該駆動部に前記ピンプッシャを連繋させたこと
    を特徴とする自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001097183A1 (fr) * 2000-06-15 2001-12-20 Omron Corporation Dispositif de traitement de support
JP2003109105A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機
CN102642737A (zh) * 2010-12-23 2012-08-22 Ncr公司 介质推送器

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