JPH11213236A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋付きカップ商品を販売する際に、その商品搬
送経路の途上で外れた蓋をバケットユニットから商品取
出口へ確実に搬出できるにする。 【解決手段】自動販売機の庫内に複数のコラムを上下
段、左右列に配列した商品収納ラック，およびＸ−Ｙ搬
送機構のＸ軸搬送部に搭載した商品送出用ベルトコンベ
ヤ１２付きのバケットユニットを装備し、販売指令に基
づき選択したコラムにバケットユニットをアクセスし、
該コラムから払出した商品をバケット内に移載した上で
コンベヤにより商品取出口に搬出するようにした自動販
売機において、ベルトコンベヤのプーリ１２ｃの両端
に、軸受１２ｅの外周を包囲してバケットケース１１の
側壁に近接するよう張り出したローレット溝１２ｇ付き
のカラー部１２ｆを一体に形成し、該カラー部を介して
プーリを通過する大径サイズの商品蓋２３ｂに搬送力を
伝達して商品取出口に搬出させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、缶，瓶，紙パッ
ク，蓋付きカップ商品などを販売する自動販売機に関
し、特に蓋付きカップ商品の販売時にその搬出動作の途
上でカップから外れた蓋を商品取出口に排出するための
対策に係わる。

【０００２】

【従来の技術】頭記の自動販売機として、前面側に商品
取出口付きの外扉（透視扉），および商品取出口に通じ
る商品搬出口を有する内扉（透視扉）を備えた本体ケー
スの庫内に、商品を前後一列に並べて収納する複数のコ
ラムを上下段、左右列に配列した商品収納ラック、該商
品収納ラックの前方に配したＸ−Ｙ搬送機構、およびＸ
−Ｙ搬送機構のＸ軸搬送部に搭載したバケットユニット
を装備し、販売指令に基づき選択したコラムの前方にバ
ケットユニットをアクセスし、該コラムから払出した商
品をバケット内に移載した上で商品取出口に送出するよ
うにした自動販売機が公知である。

【０００３】また、前記の自動販売機において、バケッ
トユニットを商品収納ラックのコラムにアクセスした位
置で、バケットユニット側からコラムの商品払出し機構
（プッシャ機構，およびゲート機構）に動力を伝達して
商品の払出しを行うよう、バケットユニットに商品払出
し機構用の動力源を組み込んだ構成のものがこの発明と
同一出願人より特願平９−３２２７２８号として先に提
案されている。

【０００４】図３，図４は前記提案を基にして製作した
自動販売機の全体構成図であり、図において、１は自動
販売機の本体ケース（断熱筐体）、２は前面下部に商品
取出口２ａを備えた透視外扉、３は商品取出口２ａに通
じる商品搬出口にフラッパ３ａを備えた透視内扉、４は
各コラムごとに商品を前後一列に並べて収納する引出し
式のコラム５を上下段，左右列に配列して構築した商品
収納ラック、５ａはコラム５のゲート機構、６はコラム
５から払出した商品を受け取るバケットユニット、７は
バケットユニット６を搭載して商品収納ラック４と内扉
３との間を上下，左右方向に移動するＸ−Ｙ搬送機構、
８は商品選択用のキーボード９，コイン機構，ビルバリ
データ等を搭載した操作パネル、１０はコイン返却口で
ある。

【０００５】また、図５は前記Ｘ−Ｙ搬送機構７の構成
を示す図であり、当該Ｘ−Ｙ搬送機構はＸ軸搬送部７ｘ
とＹ軸搬送部７ｙとからなり、バケットユニット６はＸ
軸搬送部７ｘに搭載し、その底部側に敷設したガイドレ
ールに沿ってＸ軸方向へ移動可能に案内支持されてい
る。なお、７ｘ-1はＸ軸モータ、７ｘ-2はＸ軸方向に沿
ってＸ軸モータ７ｘ-1とバケットユニット６との間に掛
け渡したタイミングベルト、７ｘ-3はバケットユニット
６の移動経路に沿ってＸ軸搬送部７ｘの前面に設けたバ
ケットガイド枠、７ｙ-1はＹ軸モータ、７ｙ-2はＹ軸方
向のタイミングベルト、７ｙ-3はバランサである。

【０００６】かかる構成で、Ｘ軸搬送部７ｘ，Ｙ軸搬送
部７ｙを駆動することにより、バケットユニット６が
Ｘ，Ｙ軸方向に移動する。なお、バケットユニット６，
Ｘ軸搬送部７ｘには停止位置センサを備えており、制御
部（図示せず）からの指令でバケットユニット６を選択
したコラムの位置，および商品取出口の位置（ホームポ
ジション）にアクセスするようにしている。

【０００７】次に、前記したバケットユニット６の構造
を図７に示す。図において、１１は箱形のバケットケー
ス、１２はバケットケース１１の底部に敷設した商品送
出用のベルトコンベヤ、１２ａはベルトコンベヤモー
タ、１３はバケットケース１１の前面に設けたフラッパ
（バケット内に収容した商品が内扉（図４参照）に当た
らないように保持するための揺動式扉）、１３ａはフラ
ッパ１３を閉方向に付勢する復帰ばね（捩じりコイルば
ね）、１４はフラッパ１３の開閉検知スイッチ、１５は
商品収納コラムから払出してバケットユニット６に移載
した商品を検知する商品検知スイッチ、１５ａはスイッ
チのアクチュエータ、１６はバケットケース１１の後部
中段位置に架け渡した商品取込み用の搬送ローラ、１７
は搬送ローラ１６と前記駆動モータ１２ａとの間に架け
渡して伝動連結するタイミングベルト、１８はラックケ
ース１１の後面から出没するように配して搬送ローラ１
７に歯車を介して連結した連結歯車（商品収納コラムの
商品払出し機構に動力を伝達するための歯車）、１９は
ラックケース１１の後面から突き出して商品収納コラム
のゲート機構を開閉操作するピンプッシャ、１９ａはピ
ンプッシャ１９の送りねじ、１９ｂはプッシャモータ、
２０はラックケース１１の前面上部に架け渡した商品ス
トッパ（バケット内に取り込んだ商品を起立姿勢に制御
する）、２１は停止位置センサ（Ｘ−Ｙ搬送機構（図５
参照）のＸ軸搬送部に沿って移動するバケットユニット
６の停止位置を検出するセンサ）、２２はバケットユニ
ット６のガイドローラである。

【０００８】かかる構成で、バケットユニット６が待機
位置（ホームポジション）から移動して客が選択した商
品収納コラムの位置にアクセスすると、まずプッシャモ
ータ１９ｂを始動してピンプッシャ１９を突き出し、商
品収納コラムのゲート機構を開放する。なお、ピンプッ
シャ１９の前進に連動して連結歯車１８が背後に突き出
し、コラム側の商品払出し機構の駆動歯車に噛み合うよ
うになる。次いでコンベヤモータ１２ａを始動しその動
力をコラム側の商品払出し機構に伝達し、最前列に並ぶ
商品をコラムからバケットユニット６に払出す。

【０００９】ここで、コラムから払出した商品がバケッ
トケース１１の内部に進入する（商品は後方から前に押
されて前傾姿勢に倒れ込む）と商品検知スイッチ１５が
作動し、このスイッチ動作信号を基にピンプッシャ１９
を後退してコラムのゲート機構５ａ（図４参照）を閉じ
る。続いてＸ−Ｙ搬送機構７（図５参照）のＹ軸搬送部
７ｙを僅か上昇させて商品を搬送ローラ１６で掬い上
げ、さらにローラ送りして商品をバケットケース１１の
中に取り込む。この場合に、商品はその頂部前端がバケ
ットユニット６の商品ストッパ２０に寄り掛かり、底面
が搬送ローラ１６に送られて起立姿勢のままベルトコン
ベヤ１２の上に着地する。そして、ベルトコンベヤ１２
の上に載った商品が前方に送られてバケットフラッパ１
３を内側から押すと、バケットフラッパ１３が多少開い
て開閉検知スイッチ１４が反転動作するので、この動作
信号でコンベヤモータ１２ａを停止する。

【００１０】なお、この状態ではバケットフラッパ１３
の先端が図５に示したＸ軸搬送部７ｘのバケットガイド
枠７ｘ-3の縁に当たって全開することはない。すなわ
ち、バケットガイド枠７ｘ-3にはバケットユニット６の
ホームポジションに対応した位置でのみバケットフラッ
パ１３が開放できるように切欠きが設けてあり、かつこ
のホームポジションは商品収納ラック４のコラムとコラ
ムの間の中間位置に設定し、コラムへのアクセス位置で
はバケットフラッパ１３を半開状態に拘束して商品をバ
ケットケース１１の中に保持するようにしている。

【００１１】そして、Ｘ−Ｙ搬送機構７の搬送動作によ
り、バケットユニット６が商品取出口２ａ（図３，図４
参照）に通じるホームポジションに到達すると、再度コ
ンベヤモータ１２ａを始動してベルトコンベヤ１２を回
し、バケットフラッパ１３，および内扉３の商品搬出口
（図４参照）に備えたフラッパ３ａを押し開きながら商
品がバケットユニット６から商品取出口２ａに搬出され
る。また、商品が商品取出口２ａに搬出されると、バケ
ットフラッパ１３が閉位置に戻って開閉検知スイッチ１
４が復帰動作するので、この動作信号でコンベヤモータ
１２ａを停止して一連の販売動作が終了する。なお、こ
の一連の販売動作は図示されてない販売制御部からのプ
ログラム指令で行われる。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した自
動販売機で缶商品，紙パック商品などを販売する場合に
は全く問題がないが、蓋付きカップ商品（飲料商品）を
販売すると、次に記すように販売動作の途上でカップ容
器から蓋が外れてしまう搬送トラブルが多発することが
明らかになった。

【００１３】ここで、蓋付きカップ商品を図６(a),(b)
に示す。すなわち、蓋付きカップ商品２３は飲料を収容
したカップ容器（カップ容器の上面はアルミ箔などで中
身飲料がこぼれ出ないようにシールされている）２３ａ
の頂部に肉厚の薄いプラスチック成形品として作られた
の蓋（蓋の上面にはストローを差し込む穴が形成されて
いる）２３ｂを被せ、客は蓋２３ｂを被せたままストロ
ーを差し込んで中身飲料が飲めるようにした構成にな
り、蓋２３ｂはその周縁鍔部２３ｃをカップ容器２３ａ
の縁２３ｄに嵌め込んで係止するようになっている。こ
のために、前記構造の蓋付きカップ商品２３は、図６
(a) で示すように蓋２３ｂの周縁鍔部２３ｃに下方から
外力ｆが加わると、破線で表すように蓋２３ｂがカップ
容器２３ａから簡単に外れてしまう。

【００１４】一方、このような蓋付きカップ商品２３を
先記した自動販売機で販売すると、商品収納ラックのコ
ラム５から商品取出口２ａに至る商品搬送経路の途上で
蓋２３ｂが様々な箇所に突き当たってカップ容器２３ａ
から離脱し、蓋が外れたままカップ容器だけが商品取出
口２に搬出されることがある。このように、搬送経路の
途上で蓋２３ｂが外れてカップ容器２３ａだけが商品取
出口２ａに搬出されると客に不信感を与えるのみなら
ず、図８(b) で示すように、蓋２３ｂが商品取出口２ａ
に搬出されずにベルトコンベヤ１２の上に載ったままバ
ケットケース１１内に取り残されると、次回の商品販売
動作の際に蓋が障害物となって商品が正常に搬出されな
くなる。したがって、カップ容器２３ａから外れた蓋２
３ｂはベルトコンベヤ１２の搬送によりバケットユニッ
ト６から速やかに商品取出口２ａへ排出することが必要
がある。

【００１５】しかして、バケットユニット６に組み込ま
れた従来構造のベルトコンベヤ１２では、外れた蓋２３
ａがコンベヤ上に載った場合には、ベルトコンベヤ１２
を回しても蓋２３ｂが商品取出口２ａに搬出できないこ
とがある。すなわち、従来構造のベルトコンベヤ１２
は、図２(a) で示すように無端ベルト（タイミングベル
ト）１２ｂを張架する前後一対のプーリ１２ｃの両端か
ら突き出た軸部１２ｄが軸受１２ｅを介してバケットケ
ース１１の左右側壁に軸支されている。また、前記軸受
１２ｅはそのボス部をバケットケース１１の内側から側
壁に開口した穴へ嵌め込んで支持しており、軸受１２ｅ
の一部が側壁の内方に突き出している。

【００１６】このために、蓋付きカップ商品２３（図６
参照）の販売動作途上でカップ容器から外れた蓋２３ｂ
がベルトコンベヤ１２の上に載った場合には、商品容器
の外径サイズにもよるが、特に大径サイズの商品では図
２(a) の鎖線で表すように、蓋２３ｂがベルトコンベヤ
１２のベルト１２ｂから側方にはみ出してしまう。この
ことから、外れた蓋２３ｂをベルトコンベヤ１２で商品
取出口に向けて搬出する途中で、図２(b) のように蓋２
３ｂの前半部がベルトコンベヤ１２の搬出端から前方に
突き出して前傾姿勢に傾いた際に、蓋２３ｂの左右端縁
が固定部品であるプーリの軸受部品１２ｅの間にまたが
って載り（図２(a) 参照）、その結果としてコンベヤの
搬送力が蓋２３ｂに働かなくなって蓋２３ｂがベルトコ
ンベヤ１２とバケットフラッパ１３との間に挟まったま
ま停止してしまう。

【００１７】この場合に、客が商品取出口から手を差し
入れてバケットユニット６の出口端に引っ掛かっている
蓋２３ｂを引き出せば問題ないが、そのまま放置してお
くと、バケットフラッパ１３が閉位置に復帰しないので
次回の商品販売動作が行えなくなる。この発明は上記の
点にかんがみなされたものであり、蓋付きカップ商品を
販売する場合に、その商品搬送経路の途上でカップ容器
から外れた蓋をバケットユニットのベルトコンベヤによ
り商品取出口へ確実に排出できるような対応策を施した
自動販売機を提供することを目的とする。

【００１８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、前面に商品取出口付き外扉を備
えた本体ケースの庫内に、商品を前後一列に並べて収納
する複数のコラムを上下段、左右列に配列した商品収納
ラック、およびＸ−Ｙ搬送機構のＸ軸搬送部に搭載した
バケットユニットを装備し、販売指令に基づき選択した
コラムの前方にバケットユニットをアクセスし、該コラ
ムから払出した商品をバケット内に移載した上で商品取
出口に搬出するようにした自動販売機で、前記バケット
ユニットがケースの底部に敷設した商品送出用のベルト
コンベヤ，および前面出口にバケットフラッパを備え、
かつ前記ベルトコンベヤのプーリ軸をバケットケースの
左右側壁に軸受部品を介して軸支したものにおいて、前
記プーリの両端に、軸受部品の外周を包囲してバケット
ケースの側壁に近接するよう張り出すカラー部を形成す
る（請求項１）ものとし、具体的にはプーリのカラー部
表面にローレット溝を形成する（請求項２）。

【００１９】かかる構成によれば、蓋付きカップ商品を
バケットユニットから商品取出口に搬出する過程で、カ
ップ容器から外れて取り残された蓋をベルトコンベヤに
載せて搬出する場合に、蓋がベルトコンベヤの搬出端側
のプーリを通過する際にはベルト側縁から左右にはみ出
した蓋の端縁がプーリの両端から張り出したカラー部の
表面と接触しながら通過する。これにより、コンベヤか
ら蓋に加わる搬送力が搬出途中で途切れることなしに商
品取出口へ確実に搬出されるようになる。また、カラー
部の表面にローレット溝（刻み目）を形成しておくこと
により、蓋のスリップを防いでプーリの搬送力が確実に
伝達されるようになる。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１(a),(b) に示す実施例により説明する。この実施例で
は、バケットユニット６（図７参照）に組み込んだベル
トコンベヤ１２の無端ベルト１２ｂを張架する前後一対
のプーリ１２ｃのうち、少なくとも搬出端側のプーリに
ついては、その左右両端から張り出して軸受１２ｅの外
周を包囲する筒状のカラー部１２ｆが一体に形成されて
おり、かつカラー部１２ｆの表面にはローレット溝（歯
列状の刻み目）１２ｇが形成されている。なお、カラー
部１２ｆの外径寸法はその外表面とベルト１２ｂの周面
と略面一となる程度とし、軸方向の張り出し寸法はプー
リ１２ｃをバケットケース１１に組み込んだ状態でカラ
ー部１２ｆの端面がバケットケースの側壁に近接して向
かい合うするように定めてある。

【００２１】かかる構成によれば、蓋付きカップ商品２
３（図６参照）を販売する場合に、その販売動作の途上
でカップ容器から外れた蓋２３ｂをベルトコンベヤ１２
に載せて商品取出口へ搬出する際に、図示のようにベル
ト１２ｂから側方にはみ出した大径サイズの蓋２３ｂが
搬出端側のプーリを通過する過程で蓋の左右端縁が先記
した左右のカラー部１２ｆに載る。これにより、プーリ
の回転による搬送力がカラー部１２ｆを介して蓋２３ｂ
に伝達されることになり、この搬送力を受けた蓋２３ｂ
がバケットユニット６のバケットフラッパ１３（図７参
照）を押し開いて商品取出口に搬出される。

【００２２】したがって、図２(b) で述べたように従来
のプーリ軸支構造に起因する搬送トラブル無しにカップ
容器から外れた蓋２３ｂを商品取出口へ確実に送出する
ことができる。この場合に、カラー部１２ｆの表面にロ
ーレット溝２３ｇを形成しておくことにより、プーリの
搬送力が蓋２３ｂへ確実に伝達される。

【００２３】

【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば、バケットユニットに装備したベルトコンベヤのプ
ーリの両端に、その軸受部品の外周を包囲してバケット
ケースの側壁に近接するよう張り出すカラー部を形成し
たことにより、蓋付きカップ商品の販売動作の途上でカ
ップ容器から外れた蓋がバケットユニット内に取り残さ
れた場合でも、カップサイズの大小に関係なく、コンベ
ヤの搬送動作により蓋を商品取出口へ確実に搬出するこ
とができ、これにより蓋詰まりに起因する販売トラブル
を防いで自動販売機の信頼性が向上する。

【００２４】また、前記カラー部の表面にローレット溝
を形成しておくことで、プーリの搬送力をより一層確実
に伝達できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例の構成図であり、(a) は自動
販売機のバケットユニットに組み込んだベルトコンベヤ
の搬出端側部分の構造を示す一部断面正面図、(b) は
(a) 図におけるプーリのカラー部の外観斜視図

【図２】自動販売機のバケットユニットに装備したベル
トコンベヤの従来構成図であり、(a) はベルトコンベヤ
の搬出端側部分の構造を示す一部断面正面図、(b) は
(a) 図のベルトコンベヤで蓋付きカップ商品から外れた
蓋を商品取出口に送出する過程で発生する搬出トラブル
の説明図

【図３】この発明の実施対象となる自動販売機の正面図

【図４】図３に示した自動販売機の外扉開放状態を表す
外観図

【図５】図４におけるＸ−Ｙ搬送機構の構成斜視図

【図６】蓋付きカップ商品の構成図であり、(a) は蓋を
被せた状態の側面図、(b) はカップ容器，および蓋の側
面図

【図７】図５におけるバケットユニットの詳細構造を表
す斜視図

【符号の説明】

１ 本体ケース ２ 外扉 ２ａ 商品取出口 ３ 内扉 ４ 商品収納ラック ５ コラム ６ バケットユニット ７ Ｘ−Ｙ搬送機構 １２ ベルトコンベヤ １２ｂ ベルト １２ｃ プーリ １２ｅ 軸受 １２ｆ カラー部 １２ｇ ローレット溝 １３ バケットフラッパ ２３ 蓋付きカップ商品 ２３ａ カップ容器 ２３ｂ 蓋

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】前面に商品取出口付き外扉を備えた本体ケ
   ースの庫内に、商品を前後一列に並べて収納する複数の
   コラムを上下段、左右列に配列した商品収納ラック、お
   よびＸ−Ｙ搬送機構のＸ軸搬送部に搭載したバケットユ
   ニットを装備し、販売指令に基づき選択したコラムの前
   方にバケットユニットをアクセスし、該コラムから払出
   した商品をバケット内に移載した上で商品取出口に搬出
   するようにした自動販売機であり、前記バケットユニッ
   トがケースの底部に敷設した商品送出用のベルトコンベ
   ヤ，および前面出口にバケットフラッパを備え、かつ前
   記ベルトコンベヤのプーリ軸をバケットケースの左右側
   壁に軸受部品を介して軸支したものにおいて、前記プー
   リの両端に、軸受部品の外周を包囲してバケットケース
   の側壁に近接するよう張り出すカラー部を形成したこと
   を設けたことを特徴とする自動販売機。
2. 【請求項２】請求項１記載の自動販売機において、バケ
   ットユニットに装備したベルトコンベヤのプーリのカラ
   ー部表面にローレット溝を形成したことを特徴とする自
   動販売機。