JPH11349534A - 液状の粗酢酸ビニルの後処理法 - Google Patents

液状の粗酢酸ビニルの後処理法

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JPH11349534A
JPH11349534A JP11156986A JP15698699A JPH11349534A JP H11349534 A JPH11349534 A JP H11349534A JP 11156986 A JP11156986 A JP 11156986A JP 15698699 A JP15698699 A JP 15698699A JP H11349534 A JPH11349534 A JP H11349534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酢酸および水並びに酢酸エチルおよび場合に
よっては他の少量の不純物を含有する液状の粗酢酸ビニ
ルを後処理する、従来技術の欠点を有さない方法の提
供。 【解決手段】蒸留塔に液状の粗酢酸ビニルの添加位置の
上方から、使用される液状の粗酢酸ビニルを基準として
0.1〜5重量%の水および使用される液状の酢酸ビニ
ルを基準として0.1〜60重量%の酢酸を導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酢酸および水並びに酢酸
エチルおよび場合によっては他の少量の不純物を含有す
る液状の粗酢酸ビニルを後処理する方法に関する。
【0002】酢酸ビニルを製造する方法の場合には、実
質的に酢酸および水並びに酢酸ビニルおよび場合によっ
ては別の不純物も含有している液状の粗酢酸ビニルが一
般に得られる。この種の生成物は例えばエチレンと酢酸
および酸素とを気相において高温および常圧または高圧
で触媒の存在下に反応させ、反応器を去るガスを冷却し
および/または酢酸で洗浄することによってに得ること
ができる。酢酸ビニルのこの種の製法の場合には一般に
過剰の酢酸を使用して実施され、その際に未反応の酢酸
は酢酸ビニルの製造段階に循環して戻される。
【0003】かゝる製法で容易に製造できる、未だ酢酸
および水並びに酢酸エチルおよび場合によっては別の不
純物も含有している液状の粗酢酸ビニルの後処理は、ド
イツ特許出願公告第1,768,412号明細書に開示
されている。この方法の場合には粗酢酸ビニルを共沸蒸
留し、頂部生成物を凝縮および相分離することによって
得られる酢酸ビニルを戻すことによって水の主要量を酢
酸ビニルと一緒に頂部から引き出しそして、頂部生成物
として約0.5〜6重量%の水を含有する酢酸が得られ
る程の量で酢酸ビニルを戻す。場合によってはこの蒸留
段階から、酢酸エチル含有量の増加した液状側流として
引き出す。ガス状頂部生成物の凝縮および相分離の後に
得られる酢酸ビニルは約100〜500重量ppmの酢
酸エチルを含有している。
【0004】粗酢酸ビニルを後処理する別の公知の方法
はドイツ特許第1,282,014号明細書および同第
1,668,063号明細書に掲載されている。この場
合には、第一の蒸留塔において共沸混合物としての水、
および酢酸ビニルより低い沸点の副生成物が頂部から留
去されそして実質的に水不含の溜液生成物が第二の蒸留
塔で蒸留され、その際に第二の蒸留塔の頂部から酢酸ビ
ニルが、頂部と溜液部との間の1つ以上の濃厚化領域か
ら酢酸ビニルよりも高沸点の副生成物の少なくとも大部
分をそして酢酸および場合によっては副生成物の残りが
最も下の濃厚化領域の下方からまたは溜液として取り出
される。第一の塔では縮合および相分離の後に生じる酢
酸ビニルが一般に第一の塔に完全に戻されそして酢酸ビ
ニルが第二の塔の頂部から取り出される。ドイツ特許第
1,668,063号明細書の教示するところによる
と、第一の蒸留塔で常圧から1ゲージ圧に圧力を高めた
場合には、約半分の還流率の場合に同じ量の水が第二の
塔の頂部から排出される。第一の塔のガス状頂部生成物
の水含有量に関する記述はなく、分離される酢酸ビニル
の酢酸エチル含有量は約1000ppmである。
【0005】ドイツ特許出願公開(A)第2,943,
985号明細書には酢酸ビニルおよび酢酸を含有する混
合物から水を分離する方法が開示されており、この方法
では反応領域で生じるガス混合物を冷却することにより
得られる、酢酸、酢酸ビニルおよび水の主要量を含有す
る凝縮液、および酢酸で吸収処理することによって得ら
れる、未凝縮の物、残りの酢酸ビニルおよび水を含有す
る溶液を蒸留塔に色々な棚段から導入する。その時に頂
部生成物は約3〜5重量%の水を含有していてもよい。
酢酸エチルを含有する粗酢酸ビニルが後処理できるかど
うかおよび分離される酢酸ビニル中に酢酸エチルが如何
なる含有量で存在するかはこのドイツ特許出願公開明細
書には開示されていない。
【0006】最後にドイツ特許出願公告第1,618,
240号明細書には酢酸ビニルから酢酸エチルを分離す
ることが掲載されており、この場合には共沸剤としての
水との抽出蒸留が実施される。水、と99.7重量%の
酢酸ビニルおよび0.2重量%の酢酸エチルよりなる有
機系粗供給物とを0.19:1の重量比でおよび約3:
1の還流比の場合に、酢酸ビニルを基準として500重
量ppmより少ない酢酸エチルが引き出される。この場
合、使用される酢酸ビニルは言うに値する様な量の水お
よび/または酢酸を含有していない。
【0007】更に米国特許第3,404,177号明細
書からは酢酸ビニル、水、酢酸および場合によってはア
セトアルデヒドをガス状反応混合物から分離する方法が
開示されている。かゝる反応混合物はエチレン、酸素お
よびCO2 も未だ含有している。酢酸エチルおよびそれ
の分離はこの米国特許明細書には明らかにされていな
い。水の供給または共沸によって達成される効果もは同
様に記載されていない。
【0008】またヨーロッパ特許(B)第0,072,
484号明細書は、酢酸および水並びに酢酸エチルおよ
び場合によっては少量の別の不純物を含有する液状の粗
酢酸ビニルを蒸留によって後処理しており、その際に頂
部生成物として主として酢酸ビニルおよび水を含有する
混合物がそして溜液生成物として実質的に酢酸が得られ
そして酢酸エチルが濃厚化された側流として引き出さ
れ、相分離後に酢酸ビニル相の一部が蒸留塔に還流液と
して戻される、上記液状の粗酢酸ビニルの後処理方法に
おいて、液状の粗酢酸ビニルの添加位置の上方から蒸留
塔に、使用される液状の粗酢酸ビニルを基準として0.
1〜5重量%の水を導入することを特徴とする、上記方
法に関する。この公知の方法は蒸留の際に十分の脱水を
達成そして頂部生成物として得られる酢酸ビニル中の酢
酸エチル含有量を減少させる。
【0009】ドイツ特許出願公開(A)第2,132,
299号明細書からは液状の酢酸ビニルおよび酢酸エチ
ルを含有する混合物を共沸剤としての酢酸との抽出蒸留
に付してもよいことが公知である。この明らかにされた
方法は塔頂部から引き出される酢酸ビニル中の酢酸エチ
ル含有量を約200重量ppmに減少させる。しかしな
がらドイツ特許出願公開(A)第2,132,299号
明細書の教授するところによると、使用される液状の粗
酢酸ビニル100g当りに60gの酢酸を供給しなけれ
ばならない。
【0010】
【発明の構成】驚くべきことに本発明者は、蒸留塔に液
状の粗酢酸ビニルの添加位置の上方から、使用される液
状の粗酢酸ビニルを基準として0.1〜5重量%の水お
よび使用される液状の酢酸ビニルを基準として0.1〜
60重量%の酢酸を導入した場合に、酢酸エチル量が蒸
留段階を頂部から去るガス中で減少しそして蒸留段階を
去る側流中で増加することおよび側流を経ての酢酸ビニ
ルの排出量が減少することを見出した。
【0011】従って本発明の対象は、酢酸および水並び
に酢酸エチルおよび場合によっては他の少量の不純物を
含有する液状の粗酢酸ビニルを蒸留によって後処理し、
その際に頂部生成物として主として酢酸ビニルおよび水
を含有する混合物をそして溜液生成物として主として酢
酸を得そして酢酸エチルの濃度の高い側流を引き出しそ
して頂部生成物を凝縮しそして相分離後に酢酸ビニル相
の一部を還流液として蒸留塔に戻す、該液状粗酢酸ビニ
ルの後処理法において、蒸留塔に液状の粗酢酸ビニルの
添加位置の上方から、使用される液状の粗酢酸ビニルを
基準として0.1〜5重量%の水および使用される液状
の酢酸ビニルを基準として0.1〜60重量%の酢酸を
導入することを特徴とする、上記方法に関する。
【0012】本発明の方法で使用するには例えば、約1
2〜30重量%の酢酸ビニル、約3〜10重量%の水、
約0.01〜0.2重量%の酢酸エチルおよび全部で1
00重量%とする量の酢酸を含有する液状の粗酢酸ビニ
ルが適している。別の不純物は例えばジアセテート、ポ
リマー、アセトアルデヒドおよび/または酢酸メチルは
例えばいずれも0.5重量%以下の量で存在していても
よい。かゝる不純物は酢酸ビニルを製造する際に生じる
かまたは原料によって酢酸ビニルの製法に導入され得
る。
【0013】本発明の方法で使用するのに適する液状の
粗酢酸ビニルは色々な方法で得ることができる。例えば
公知の様に、エチレン、酸素または酸素含有ガスおよび
酢酸を、気相において高温でおよび常圧または高圧で貴
金属および/またはその化合物を含有する触媒を用いて
反応させそしてこの反応で発生するガスを冷却および/
または例えば氷酢酸−または酢酸含有洗浄液で洗浄しそ
してこうして得られる液状の粗酢酸ビニルを本発明の方
法で使用する。
【0014】図1に液状の粗酢酸ビニルの後処理の概略
図を図示する。使用すべき液状の粗酢酸ビニル(流れ
1)を蒸留塔(10)に導入する。適する蒸留塔は棚段
数50〜110、好ましくは55〜105を有しそして
常圧または僅かに高められた圧力、例えば0.1〜0.
5MPa(絶対)のもとで、しかし好ましくは常圧で運
転されるものである。この場合に液状の粗酢酸ビニルの
添加は例えば、塔(10)の中間領域、好ましくは塔
(10)の中間と一番下側の三分の一の所との間にある
位置で行なうことができる。塔(10)は、頂部生成物
(流れ2)として主に酢酸ビニルおよび水を含有するガ
ス状混合物がそして溜液生成物(流れ7)として主とし
て酢酸が得られる様に運転する。更に酢酸エチルの濃度
が増加している側流(流れ6)を引き出す。塔(10)
の溜液は引き出される酢酸(流れ7)中に0.5〜6重
量%の水含有量および1〜30重量ppmの酢酸ビニル
含有量となる様に調整されそして使用混合物の供給点よ
り下から引き出される側流(流れ6)は変動する量の酢
酸ビニル、酢酸および水の他に例えば15重量%までの
酢酸エチルを含有する様に運転するのが有利である。こ
の側流(6)は液状またはガス状で引き出すことがで
き、液状で引き出すのが有利である。頂部生成物(流れ
2)を凝縮しそして相分離器(11)において水で飽和
された上側酢酸ビニル相と酢酸ビニルで飽和された下側
水性相に分離される。水性相は流れ(5)とし排出され
る。通例の構造の相分離器、例えばデカンターを使用す
ることができる。相分離を行なった後に水で飽和された
酢酸ビニル相の一部を蒸留塔(10)に循環する(流れ
3)。水で飽和された循環される酢酸ビニルの割合はこ
の場合、塔(10)の溜液中で所望の水含有量、例えば
0.5〜6重量%の範囲になる様に制御することができ
る。この目的のためには、一般に1:1〜8:1の還流
比(還流される酢酸ビニルと引き出される酢酸ビニルと
の比)が有利である。還流されない水含有酢酸ビニル
(流れ4)は分離されそして必要な場合には更に精製し
てもよい。一般に90重量%以上の酢酸を含有する蒸留
段階で生じる溜液生成物は、場合によっては不純物、例
えばポリマーの分離後に、酢酸ビニルを製造する方法段
階に戻すことができる。液状の粗酢酸ビニルの添加位置
より上方に水を導入する(流れ8)。流れ(8)を通し
て導入される水の源泉には制限がない。使用される水は
流れ(8)の総量を基準として5重量%までの有機成分
を含有していてもよい。かゝる有機成分は例えば酢酸ビ
ニルまたは酢酸エチルである。この様に導入される水の
量は比較的に僅かであり、使用される液状の粗酢酸ビニ
ルを基準として一般に0.1〜5重量%、好ましくは
0.1〜2重量%である。場合によって実施される、分
離された酢酸ビニルおよび溜液中で生じる酢酸の後続の
精製を含める従来に開示された操作法は例えばドイツ特
許出願公告第1,768,412号明細書およびヨーロ
ッパ特許(B)第072,484号明細書から公知であ
る。
【0015】液状の粗酢酸ビニルの後処理の際に本発明
に従って行なわれる手段は、液状の粗酢酸ビニルの添加
位置の上方に水(流れ8)を、頂部から蒸留塔(10)
を去るガス(流れ2)中の水最高含有量を達成するため
に必要とされる量より多くない量で導入しそして液状の
粗酢酸ビニルの添加位置より上方に酢酸(流れ9)を頂
部から蒸留塔(10)を去るガス(流れ2)中の酢酸最
高含有量を達成するために必要とされる量より多くない
量で導入することを本質としている。
【0016】流れ(9)を通して導入される酢酸の源泉
には制限がない。流れ(9)中の酢酸含有量は一般に8
0重量%よりも多く、好ましくは90重量%より多い。
流れ(9)の他の成分は水および場合によっては僅かな
量の有機化合物、例えば酢酸エチルである。
【0017】この様にして導入される僅かな量の水、使
用される液状の粗酢酸ビニルを基準として一般に0.1
〜5重量%、好ましくは0.1〜2重量%の水と、使用
される液状の粗酢酸ビニルを基準として一般に0.1〜
60重量%、好ましくは0.1〜30重量%、特に好ま
しくは0.1〜10重量%の酢酸は、頂部から塔を去る
ガス(流れ2)中の水含有量を増加させそして従って蒸
留で十分な脱水を達成しそして蒸留塔(10)の頂部を
経て分離される酢酸ビニル中の酢酸エチル含有量を減少
させる。この方法は、液状の粗酢酸ビニルの添加位置の
下方から引き出される側流(流れ6)中の酢酸ビニル含
有量の減少を実現する。本発明の方法の別の長所は側流
(流れ6)中の酢酸エチル含有量が増加されそしてそれ
故に酢酸ビニルが塔(10)の頂部から高純度で得られ
ることである。
【0018】水の添加は、頂部から蒸留塔を去るガス中
の水含有量を増加させ、このことが蒸留の際に十分な脱
水をもたらす。この様に水は、頂部から蒸留塔を去るガ
ス(流れ2)の水含有量が最高7.3重量%になるまで
の量で使用することができる。酢酸ビニル/水−共沸混
合物が最高で7.3重量%の水含有量を示し得ることは
公知である (Advances in Chemistry, Series 116,共沸
データ III、AmericanChemical Society,ワシントン、
D.C ,1973参照) 。しかしながらこの値は本発明の方法
を実際に実施した場合に一般に完全には達成できない。
本発明の方法を実際に実施した際に達成できる水含有量
(流れ2)は約6.8重量%である。流れ2中の水含有
量は6.7〜6.9重量%である様な量の水が有利であ
る。
【0019】酢酸の添加は酢酸ビニルおよび水からの酢
酸エチルの分離を実現させる。このことは確かに従来技
術(ドイツ特許出願公開(A)第2,132,299号
明細書から公知であるが、使用される液状の粗酢酸ビニ
ル100gを基準として酢酸60gを供給しなければな
らない。
【0020】本発明に従って導入すべき水−および酢酸
量は比較的に僅かである。これらは使用される液状の粗
酢酸ビニルを基準として一般に0.1〜5重量%の水お
よび使用される液状の粗酢酸ビニルを基準として一般に
0.1〜60重量%の酢酸である。使用される液状の粗
酢酸ビニルを基準として0.1〜2重量%の水量が有利
である。酢酸量は使用される液状の粗酢酸ビニルを基準
として0.1〜30重量%、特に0.1〜10重量%で
ある。頂部から蒸留塔を去るガス(流れ2)中にできる
だけ多い水含有量および同時にできるだけ低い酢酸エチ
ル含有量を達成し並びに同時に蒸留塔を去る側流(流れ
6)中でできるだけ多い酢酸エチル含有量を達成するた
めに如何なる量の水および酢酸が必要であるかは、場合
によっては簡単な実験によって達成できる。この量は例
えば使用される液状の粗酢酸ビニル中の水、酢酸および
酢酸ビニルの量に左右される。
【0021】本発明で使用すべき酢酸および水の量は、
液状でまたは蒸気として蒸留塔(10)中に導入するこ
とができる。酢酸および水の添加は液状の粗酢酸ビニル
の添加位置より上方に行なう。酢酸および水を液状の粗
酢酸ビニルの添加位置より下方またはこれと一緒に導入
した場合には、蒸留の際に満足な脱水が行なわれず、か
つ頂部から蒸留塔を去る酢酸ビニル中の酢酸エチル含有
量の満足な減少が達成されない。それ故に本発明の方法
のためには、酢酸および水を本発明に従って、液状の粗
酢酸ビニルの添加位置の上方、一般に2〜50の棚段、
好ましくは10〜35の棚段に導入することが重要であ
る。酢酸および水は同じ段数の所に導入してもよいが、
両方の物質を異なる段数の所に導入してもよい。頂部か
ら蒸留塔を去るガス(流れ2)中の水含有量をできるだ
け多くしそして同時に酢酸エチル含有量をできるだけ少
なくし並びに同時に蒸留段階を去る側流(流れ6)中の
酢酸エチル含有量をできるだけ多くするのに、液状の粗
酢酸ビニルの添加位置の上方の如何なる位置に僅かな量
の酢酸および水をが個々の場合に添加する必要があるか
は、場合によっては簡単な実験によって決めることがで
きる。
【0022】本発明の方法は以下の長所を有している: − 酢酸ビニルと酢酸エチルとの分離が改善される。こ
れは、酢酸ビニルの還流を変更しない場合に、従来より
も約40%まで少ない酢酸エチルを含有する、蒸留の頂
部生成物から分離される酢酸ビニル(流れ4)が得られ
ることを意味
【0023】している。蒸留工程からの頂部生成物から
分離される酢酸ビニル中の酢酸エチル含有量が従来と同
じ程度であるべき場合には、本発明の方法を僅かな酢酸
エチル循環量でおよび/または酢酸エチル高含有量の液
状の粗酢酸ビニルを使用しておよび/または短い蒸留塔
を使用して実施することができる。 − 引き出される酢酸エチル側流中の酢酸ビニルの量が
減少される。このことはこの側流中の酢酸エチルが同じ
量であるなかで60%まで少ない酢酸ビニルが側流から
排出されることを意味している。これによって酢酸ビニ
ルの損失量が著しく低減される。
【0024】本発明で達成可能な改善を例えば棚段数、
還流量およびエネルギー消費量に関して蒸留のための費
用を増やすことなく達成できることが特に有利である。
驚くべきことにこれら両方の効果、即ち蒸留の頂部生成
物から生じる酢酸ビニル(流れ4)中の酢酸エチル含有
量の減少および側流を通して排出される酢酸エチル(流
れ6)中の酢酸ビニル含有量の低減は簡単な手段、即ち
本発明に従う水および酢酸の添加によって達成すること
ができる。
【0025】本発明の方法を以下の実施例によって詳細
に説明するが、これは本発明を制限するものではない。
【0026】
【実施例】以下の実施例の概略的説明を図1に図示す
る。
【0027】例1(比較例) 棚段数98の蒸留塔(10)中に1時間当りに62tの
以下の組成の使用混合物を48番目の棚段に塔脚部(co
lumn foot)を通して添加する(流れ1)。
【0028】 酢酸ビニル 25.00重量% 酢酸エチル 0.07重量% 水 7.00重量% 酢酸 67.50重量% 残部 0.43重量% 使用混合物は残部として酢酸メチル、アセトアルデヒド
および他の不純物、例えばジアセテートまたはポリマー
をそれぞれ1000重量ppm以下の量で含有してい
る。頂部生成物(流れ2)を凝縮し、26℃に冷却しそ
して相分離器(11)に導入する。酢酸ビニル相の内3
3.5t/時が還流(流れ3)として蒸留塔の頂部にポ
ンプ搬送し、残りを取り出す(流れ4)。分離される酢
酸ビニル(流れ4)の組成は次の通りである: 酢酸エチル 270重量ppm 水 1.20重量% 酢酸ビニル 100重量%とするための残量 水性相(流れ8)を0.7t/時の量で69番目の棚段
に塔脚部を経てポンプ供給する。水性相(流れ8)の組
成は次の通りである: 水 98.0重量% 酢酸ビニル 2.0重量% 相分離器(11)から引き出される水の量(流れ5)は
2.2t/時である。この水性相の組成は以下の通りで
ある: 水 98.0重量% 酢酸ビニル 2.0重量% 塔(10)の塔脚部の上方17番目の棚段から液状の側
流(流れ6)を以下の組成で3.6t/時の速度で取り
出す: 酢酸ビニル 2.0重量% 酢酸エチル 1.0重量% 水 10.0重量% 酢酸 87.0重量% 実質的に酢酸より成る液状の流れ(流れ9)を塔脚部の
上方11番目の棚段に3.5t/時の速度でポンプ供給
する。この酢酸流の組成は次の通りである: 水 10.1重量% 酢酸 89.9重量%。
【0029】例2(実施例) 例1に記載の蒸留塔(10)を例1と同じ条件で運転す
る。例1と反対にこの例では酢酸流(流れ9)を3.5
t/時の速度で塔脚部の上方69番目の棚段に供給す
る。分離される酢酸ビニル(流れ4)の組成は次の通り
である: 酢酸エチル 200重量ppm 水 1.20重量% 酢酸ビニル 100重量%とするための残量 塔(10)の塔脚部の上方17番目の棚段から液状側流
(流れ6)を以下の組成で3.6t/時の速度で取り出
す。: 酢酸ビニル 1.00重量% 酢酸エチル 1.00重量% 水 10.00重量% 酢酸 88.00重量%。
【0030】例2(実施例)から判る通り、本発明に従
う水および酢酸の添加は蒸留の頂部生成物から生じる酢
酸ビニル(流れ4)中の酢酸エチル含有量を減少させそ
して引き出される側流(流れ6)によって排出される酢
酸エチル中の酢酸ビニル含有量を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の液状の粗酢酸ビニルの後処理法
の1実施態様を示す概略図である。
【符号の説明】
10・・・・蒸留塔 11・・・・相分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メルチオル・エイ・マイルヒエン アメリカ合衆国、テキサス州77062 、ヒ ユーストン、ヘザー・グリーン・ドライ ブ、2122 (72)発明者 ヨハン・シユタム ドイツ連邦共和国、65929 フランクフル ト、シユテゲルヴアルトストラーセ、49 (72)発明者 トーマス・フエルナーレケン ドイツ連邦共和国、64331 ヴアイターシ ユタット、ドレストナー・ストラーセ、10 (72)発明者 マルテイン・ヴアーグナー ドイツ連邦共和国、65929 フランクフル ト、ルシウスストラーセ、3

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酢酸および水並びに酢酸エチルおよび場
    合によっては他の少量の不純物を含有する液状の粗酢酸
    ビニルを蒸留によって後処理し、その際に頂部生成物と
    して主として酢酸ビニルおよび水を含有する混合物をそ
    して溜液生成物として主として酢酸を得そして酢酸エチ
    ルの濃度の高い側流を引き出しそして頂部生成物を凝縮
    しそして相分離後に酢酸ビニル相の一部を還流液として
    蒸留塔に戻す、該液状粗酢酸ビニルの後処理法におい
    て、液状の粗酢酸ビニルの添加位置の上方から蒸留塔
    に、使用される液状の粗酢酸ビニルを基準として0.1
    〜5重量%の水および使用される液状の酢酸ビニルを基
    準として0.1〜60重量%の酢酸を導入することを特
    徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 12〜30重量%の酢酸ビニル、3〜1
    0重量%の水、0.01〜0.2重量%の酢酸エチルお
    よび全部で100重量%とするために補充される量の酢
    酸を含有する液状の粗酢酸ビニルを後処理する請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 液状の粗酢酸ビニルが追加的にジアセテ
    ート、ポリマー、アセトアルデヒドおよび/または酢酸
    メチルをいずれも0.5重量%以下の量で含有する請求
    項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 蒸留塔をその頂部から去るガス中の水含
    有量が6.7〜7.3重量%の範囲内である様な量で水
    を導入する請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 水を液体の状態で導入する請求項1〜4
    のいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 水を水蒸気の状態で導入する請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 水を液状の粗酢酸ビニルの添加位置の上
    方2〜50の棚段数の所に導入する請求項1〜6のいず
    れか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 水を液状の粗酢酸ビニルの添加位置の上
    方10〜35の棚段数の所に導入する請求項1〜7のい
    ずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 液状の粗酢酸ビニルの添加位置の上方か
    ら蒸留塔に、使用される液状の粗酢酸ビニルを基礎とし
    て0.1〜30重量%の酢酸を導入する請求項1〜8の
    いずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 液状の粗酢酸ビニルの添加位置の上方
    から蒸留塔に、使用される液状の粗酢酸ビニルを基礎と
    して0.1〜10重量%の酢酸を導入する請求項1〜9
    のいずれか一つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 酢酸を液状で導入する請求項1〜10
    のいずれか一つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 酢酸を蒸気の状態で導入する請求項1
    〜10のいずれか一つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 酢酸を液状の粗酢酸ビニルの添加位置
    の上方2〜50の棚段数の所に導入する請求項1〜12
    のいずれか一つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 酢酸を液状の粗酢酸ビニルの添加位置
    の上方10〜35の棚段数の所に導入する請求項1〜1
    3のいずれか一つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 酢酸および水を液状の粗酢酸ビニルの
    添加位置の上方2〜50の棚段数の同じ所に導入する請
    求項1〜14のいずれか一つに記載の方法。
  16. 【請求項16】 酢酸および水を液状の粗酢酸ビニルの
    添加位置の上方10〜35の棚段数の同じ所に導入する
    請求項1〜15のいずれか一つに記載の方法。
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