JPH11348834A - 低床式バスの床構造 - Google Patents
低床式バスの床構造Info
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- JPH11348834A JPH11348834A JP10158841A JP15884198A JPH11348834A JP H11348834 A JPH11348834 A JP H11348834A JP 10158841 A JP10158841 A JP 10158841A JP 15884198 A JP15884198 A JP 15884198A JP H11348834 A JPH11348834 A JP H11348834A
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Abstract
造を提供すること。 【解決手段】 後軸(15)の上方の床材(4)に穴部
(4a)を設け、その穴部(4a)に薄い鋼板製の蓋
(17)を取り付けている。
Description
にはノンステップ式バスの床構造に関する。
バスの乗降を容易化するためステップ段数の少ない低床
式バスや、ステップが無く車椅子利用者にも対応できる
ノンステップバスは知られている。
前方のステップなしで乗降できる低い第1の床と後軸の
上方の第2の床とはその高さの差を解消するために段差
を設けることが必要で、その段差をできるだけ少なくす
るために第2の床には前後方向の傾斜を設けている。
体に懸架されており、後軸はその中央付近にファイナル
ギヤを設けるための拡大部を有しているため、後軸がも
っとも車体に近ずいたバウンド時をクリアするのに必要
な隙間を設けると段差寸法の減少に限界がある。
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、段差寸法
が小さく、床面の地上高寸法が小さい低床式バスの床構
造の提供を目的としている。
構造は、地上高さが低くなる様に構成された後軸より前
方の第1の床と、車両の前方に向かって傾斜を設けて構
成され第1の床と段差を有する後軸上方の木製の第2の
床とで形成されており、前記後軸の拡大部の上方の位置
の第2の床に穴部が設けられ、その穴部に薄い金属で構
成された蓋が取り付けられている。
は、蓋と床面とが面一となるよう床に取付座を設けるこ
とが好ましい。
ば、第2の床を構成する床の厚さと蓋の鋼板の厚さとの
差だけ、第2の床の裏面と後軸の拡大部の最大バウンド
時の隙間が拡大される。そして少なくとも、拡大された
隙間の分だけ、第2の床の傾斜を大きくして、第1の床
と第2の床との段差寸法を減少することができ、低床化
を図ることが可能となる。
軸より前方の前端部に、該フレーム上面より地上高の低
いフロントフレームが結合部材を介して結合されている
のが好ましい。フレーム及びフロントフレームをこの様
に構成すれば、フレームの前端部に結合部材によって結
合させた前記フロントフレームにより、バスの進行方向
前方の床面の地上高さを低くして、乗客の昇降性を良く
する事が出来る。そして、床面高さの余裕によって、床
面を平坦にして室内の居住性及び動作性を向上する事も
出来る。
実施の形態を説明する。図1はノンステップ式バスの床
面形状を示す斜視図で、フロントタイヤハウス2が設け
られており、リヤタイヤハウス3の前方に位置する第1
の床1とリヤタイヤハウス3、3に挟まれていて、前方
(図における左側)に向けて傾斜角αだけ傾斜して取り
付けられた第2の床4とで構成され、その後方に後部シ
ートの床5が設けられている。ここで、符号6は後部シ
ートのシートライザ、7はエンジンルームの天井板をそ
れぞれ示している。
粧シートとで構成された第2の床4には、後軸15の拡
大部16の最大バウンド時の位置16Aに対応するよう
床4には穴部4aが設けられている。また、その穴部4
aには鋼板で構成された蓋17が4本のビス11で固定
されている。
はラジアスロッドブラケット、22はエアスプリング、
23はアンチロールバー、24はアンチロールバーブラ
ケット、25はショックアブソーバ、エアスプリングブ
ラケット、26はショックアブソーバをそれぞれ示して
いる。
成する床4の厚さと蓋17の鋼板の厚さとの差だけ、第
2の床4の裏面と後軸15の拡大部16の最大バウンド
時の隙間が拡大され、それだけ第2の床4の傾斜を大と
して第1の床と第2の床との段差寸法hを減少すること
ができ、低床化を図ることが可能となる。
周囲に蓋17が取り付けられた場合、蓋17と床4とが
面一となるよう床4に蓋17の取付座17aを設けたも
のであり、このようにバリアフリーとすることが好まし
い。
低床バスに好適に用いられるフレーム構造を例示してい
る。図4及び図5から明らかなように、フレーム102
は、後端部から前車軸よりもやや前部までを、ほぼフラ
ットに形成されている。そして、前車軸のやや前方で結
合部材115によってフロントフレーム102aが結合
されている。
2の地上高Hmより低い地上高Hfでキャブ1を搭載さ
せるよう形成されている。結合部材115は端末板11
5aと支持板115bとからなり、フレーム102の前
端部102bに端末板115aで、例えば溶接結合さ
せ、その端末板115aに支持板115bも介してフロ
ントフレーム102aを溶接結合させている。このよう
に、フレーム102に対し結合部材115で地上高方向
にオフセットされたフロントフレーム102aは、車両
の先端までフラットに形成されている。なお、結合部材
115aによるフレーム102とフロントフレーム10
2aとの結合方法は溶接によらず、たとえば、ボルト結
合でも、嵌合結合でもよい。
02aをフレーム102に結合させることで、フレーム
2をプレス成形だけで前端部の地上高を大幅に下げる困
難さを解決している。
は、低床化が実現されて、昇降性が容易になる。また、
低床による高さ方向の余裕で床面を平坦にできるととも
に、バスの内部空間が大きくなり、乗客の動作性が良く
なる。
ブの昇降性すなわち、フレーム102の前端部を下げさ
せる別の実施形態を示している。図6は、結合部材11
5Aの上下オフセットをなくし、フロントフレーム10
2Aの結合部を傾斜せて地上高を低くするよう形成され
ている。この様にして、結合部材115Aを単純にし、
軽量化を可能にしている。
を一段と低くするように、中空長方形材115Baをフ
レーム102に結合させ、その中空長方形材115Ba
に支持板115Bbでフロントフレーム102Bを結合
させている。この様にして、フレーム102とフロント
フレーム102Bとが直接には結合出来ない程大きな上
下差がある場合にも、中空長方形材115Baによって
結合して、バスの低床化を可能にしている。
で、第1の床と第2の床との段差寸法を減少することが
でき、したがって、低床式バスの床面の地上高をさらに
下げることができる。そして、蓋を取り外せば後軸の点
検孔として利用できるため、日々の点検・整備において
大変に便利である。
視図。
図。
側面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 地上高さが低くなる様に構成された後軸
より前方の第1の床と、車両の前方に向かって傾斜を設
けて構成され第1の床と段差を有する後軸上方の木製の
第2の床とで形成されており、前記後軸の拡大部の上方
の位置の第2の床に穴部が設けられ、その穴部に薄い金
属で構成された蓋が取り付けられていることを特徴とす
る低床式バスの床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15884198A JP3690775B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 低床式バスの床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15884198A JP3690775B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 低床式バスの床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11348834A true JPH11348834A (ja) | 1999-12-21 |
JP3690775B2 JP3690775B2 (ja) | 2005-08-31 |
Family
ID=15680585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15884198A Expired - Fee Related JP3690775B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 低床式バスの床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3690775B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014190353A1 (en) * | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Champion Bus, Inc. | Retractable steps for low floor vehicles for transporting passengers |
US8967669B2 (en) | 2013-05-24 | 2015-03-03 | Champion Bus, Inc. | Low floor vehicles for transporting passengers |
CN106143647A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-11-23 | 东风商用车有限公司 | 一种客车非对称式后地板布置结构 |
US10112541B2 (en) | 2015-02-20 | 2018-10-30 | Champion Bus, Inc. | Low-floor drop frame for passenger transport vehicle |
WO2022202542A1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-09-29 | いすゞ自動車株式会社 | 車室床面のノンステップ構造 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP15884198A patent/JP3690775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014190353A1 (en) * | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Champion Bus, Inc. | Retractable steps for low floor vehicles for transporting passengers |
US8936275B2 (en) | 2013-05-24 | 2015-01-20 | Champion Bus, Inc. | Retractable steps for low floor vehicles for transporting passengers |
US8967669B2 (en) | 2013-05-24 | 2015-03-03 | Champion Bus, Inc. | Low floor vehicles for transporting passengers |
US10112541B2 (en) | 2015-02-20 | 2018-10-30 | Champion Bus, Inc. | Low-floor drop frame for passenger transport vehicle |
CN106143647A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-11-23 | 东风商用车有限公司 | 一种客车非对称式后地板布置结构 |
CN106143647B (zh) * | 2016-08-26 | 2018-08-03 | 东风商用车有限公司 | 一种客车非对称式后地板布置结构 |
WO2022202542A1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-09-29 | いすゞ自動車株式会社 | 車室床面のノンステップ構造 |
JP2022149627A (ja) * | 2021-03-25 | 2022-10-07 | いすゞ自動車株式会社 | 車室床面のノンステップ構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3690775B2 (ja) | 2005-08-31 |
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