JP3994515B2 - ノンステップバスのフロア構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノンステップバスのフェンダ近傍のフロア構造に係り、特に、フレームレス構造により集中溶接によるフレームの変形やそりを防止すると共に低床化が図れるノンステップバスのフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノンステップバスとしては各種型式のものがあるが、スケルトン構造のフレーム上にバスボディを搭載したものが広く採用される。またその床面構造としてはノンステップのものが多い。スケルトン構造のフレームとしてはかなり複雑なものからなるが、図7に示すようにフレーム構造23はサイドフレーム24と横根太25とが複雑に交差するものからなる。また、図示のように横根太25はサイドフレーム24の側面から伸延し片持ち支持されるものからなる。サイドフレーム24と横根太25との交差部(図7にBで示す)は溶接されるためここに集中溶接部が形成される。そのため、フレームに溶接歪みが生じ、特に、図7のCに示す横根太25の端部には大きな「そり」が生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、横根太25に「そり」が生じたり、フレーム全体に変形が発生すると、フレームとバスボディとの連結作業が円滑に行われず、また、連結箇所に無理な力が作用する問題点がある。そのため、連結部位に長孔を設けたり、「そり」修正を行う等の余分な作業が必要となり、組み付け作業効率を低下させるという問題点がある。
【0004】
また、従来のフェンダまわりのサスペンション構造としては図6に示すものが一般に採用されている。図示のようにサスペンションビーム15aの左右に設けられる前輪14a,14aはフェンダ1aによりその上方側を囲まれ、フェンダ1aはサイドフレーム24,24により支持される。また、サイドフレーム24,24の下方にはサスペンションビーム15a上に搭載されるサスペンションパーツ17aが配置されサイドフレーム24,24に連結される。また、左右のフエンダ1a,1a間には床面用板部材18aが架設される。以上の構造により、床面用板部材18aの地上高は図示のように高さH1 となり、かなり高い地上高を有するものからなる。この地上高H1 はノンステップバス22のフロアの地上高よりも高く、この部分の低床化を妨害する原因となっている。
【0005】
ノンステップバスのフェンダまわりの低床化を図るための公知技術として特公平7−41846号公報が挙げられる。この「ノーステップバスのサスペンションフレーム」は、エアスプリング等のサスペンションパーツにより支承される2本のアーチ型サイドフレームを横根太に連結し左右のアーチ型サイドフレーム間に底板を配置したものである。アーチ型サイドフレームとサスペンションパーツとの連結構造を工夫することにより底板の地上高をノンステップバスのフロアと同一平面上に配置することが可能である。しかしながら、この公知技術の場合でもアーチ型サイドフレームと横根太との溶接が必要となり、集中溶接部が生じ、前記した問題点を解消することはできない。
【0006】
本発明は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、比較的簡便な構造からなり、フレームレスにして集中溶接をなくし、フレームの変形,そりを防止すると共に、低床化が図れるノンステップバスのフロア構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、乗員用シートの下方に配置されるフレームの横根太間の左右に架設されるフェンダと、該フェンダの側壁の車幅方向外側面に沿って配置されるサスペンションパーツに垂下支持されると共に前記フェンダの車両前後方向に配置されるアーチ状板部下面にその上端側を連結するサスペンション取付部材と、左右の前記サスペンション取付部材の垂下端間に架設される床面用板部材とを設けることを特徴とする。また、前記フレームが、前記フェンダに連結する前記横根太で対向するよう分割して構成されて、それぞれ、該横根太の対向面に対して他方側から該横根太まで延設されたサイドフレームを具備して構成されることを特徴とする。また、前記床面用板部材の地上高が、ノンステップバスのフロアと同一平面上に配置されるものである。また、前記ノンステップバスが、スケルトン構造のフレーム上に搭載されるバスボディからなり、フェンダの上方側に乗員用シートを配置するものからなることを特徴とするものである。
【0008】
フェンダの近傍に配置される乗員用シートの下方のフレームはサイドフレームのない構造からなり、その替りにフェンダがサイドフレームを代行する。即ち、横根太間の左右にフェンダが架設される。フェンダと横根太とは交差せずに面で当接するため集中溶接が生じない。一方、フェンダ内にはサスペンションパーツがフェンダの側壁に沿って介在するが、サスペンション取付部材がサスペンションパーツに垂下支持され、かつその上端等がフェンダ側に連結される。このサスペンション取付部材の垂下端間に床面用板部材が架設される。以上により床面用板部材の地上高をノンステップバスのフロアと同一平面上に配置することが可能になり、フレームの集中溶接の防止と低床化が図られ、かつ部品点数の低減と品質向上が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のノンステップバスのフロア構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。本例のフロア構造は図5のノンステップバス22の前輪14まわりの部位に適用された場合を示すが、勿論これに限定するものではない。なお、前輪14のフェンダ1の近傍の上方側には図略の乗員用シートが配置される。また、図5(a)に示すように、このノンステップバス22のフロア20は地上高はHで示されている。
【0010】
前輪14の上方を囲むフェンダ1はアーチ状板部2と側壁3とからなる。図5(b)に示すように、前輪14の配置される場所のフレーム構造としては前後に横根太4,5が配置され、サイドフレームは存在しない。図1乃至図3に示すようにフェンダ1はそのアーチ状板部2の前後を横根太4,5に連結し横根太4,5間に架設される。この連結場所は溶接が、いずれも面溶接であり集中溶接部が生じない。そのため、フレームの変形やそりがほとんど生じない。
【0011】
サスペンション取付部材7は、図1乃至図4に示すように、取付本体8とブラケット9,10等とから構成される。取付本体8は、側板部11とその前後に折り曲げ形成される補強板部12及び上板部13等とからなる。また、ブラケット9,10は上板部13上に固定され、その上端面はフェンダ1のアーチ状板部2の曲面に沿った形状のものからなる。サスペンション取付部材7は側板部11をフェンダ1の側壁3に固着すると共にブラケット9,10をアーチ状板部2に固着することによりフェンダ1側に固定される。
【0012】
図4に示すように、前輪14を両端側に支持するサスペンションビーム15上にはエアスプリング16等のサスペンションパーツ17が載置される。サスペンションパーツ17の最上部にあるエアスプリング16の上面にはサスペンション取付部材7の上板部13の裏面が当接して固定される。従って、サスペンション取付部材7はサスペンションパーツ17に垂下支持されると共にフェンダ1もサスペンションパーツ17に支持される。
【0013】
図3及び図4等に示すように、下方に向かって伸延している左右の補強板部12の垂下端には2点鎖線で示す床面用板部材19が架設される。この床面用板部材19の地上高はフロア20の地上高Hと等しく、フロア20と共に敷設される。
【0014】
以上に説明したように、横根太4,5間にサイドフレームがなくてもこの間はフェンダ1により連結され補強される。また、このフェンダ1はサスペンション取付部材7を介してサスペンションパーツ17によって支持される。そのためフェンダ1は高剛性になる。また、サスペンション取付部材7はサスペンションビーム15に干渉する位置まで下方に向かって伸延することができるため、その垂下端に連結する床面用板部材19の地上高をノンステップバスのフロア20の地上高と一致させることができる。
【0015】
以上の説明は前輪14側についてのみ述べたが、図5における後輪21側に対しても適用することができる。また、フェンダ1やサスペンション取付部材7の構造は図示のものに限定するものではなく、例えば、サスペンションパーツ17の構造等に対応して適宜の形状のものが設定される。
【0016】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1に記載のノンステップバスのフロア構造によれば、乗員用シートの下方に配置される前後の横根太は左右のフェンダにより架設されこの間にはサイドフレームが存在しないようにすることもできる。その場合には、従来技術のようにサイドフレームと横根太との交差部における集中溶接がなくなり、フレームの変形やそりがなくなる。また、組み付け作業性及び品質の向上が図れ、かつ部品点数の低減が図れる。また、フェンダはサスペンション取付部材を介してサスペンションパーツに支持され、サスペンション取付部材がサスペンションパーツに垂下支持されるため、高剛性になる。また、サスペンション取付部材の垂下端に床面用板部材が架設されるためその地上高を低くすることができ、この場所における低床化が図れる。
2)本発明の請求項2に記載のノンステップバスのフロア構造によれば、横根太間のサイドフレームの部分が分割(分断)され、この部分にフェンダを架設する構造により、フェンダの側板部の下端を十分に下げることができ地上高の低床化を図ることができる。
3)本発明の請求項3に記載のノンステップバスのフロア構造によれば、サスペンション取付部材間に架設される床面用板部材の地上高をノンステップバスのフロアと同一平面に配置できるため、前後輪まわりを含むノンステップバスの全体の低床化が図れる。
4)本発明の請求項4に記載のノンステップバスのフロア構造によれば、本発明は、もっとも広く使用されているスケルトン構造のフレーム構造のノンステップバスに適用でき、かつ前後輪の近傍の上方に乗員用シートを設けるバスに適用され、乗員用シートの床面の低床化が図れ、昇降性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノンステップバスのフロア構造の全体構造を示す平面図。
【図2】本発明のノンステップバスのフロア構造の側面図。
【図3】図2のフェンダまわりの斜視図。
【図4】本発明のノンステップバスのフロア構造とサスペンションパーツ等との関係を示す後面図。
【図5】本発明のノンステップバスのフロア構造の適用されるノンステップバスの側面図及び下面図。
【図6】従来のフェンダまわりのフロア構造とサスペンションパーツとの関係を示す後面図。
【図7】従来のフレーム構造の問題点を説明するためのフレーム構造の概要構造を示す下面図。
【符号の説明】
1 フェンダ
2 アーム状部材
3 側壁
4 横根太
5 横根太
7 サスペンション取付部材
8 取付本体
9 ブラケット
10 ブラケット
11 側板部
12 補強板部
13 上板部
14 前輪
15 サスペンションビーム
16 エアスプリング
17 サスペンションパーツ
19 床面用板部材
20 フロア
21 後輪
22 ノンステップバス

Claims (4)

  1. 乗員用シートの下方に配置されるフレームの横根太間の左右に架設されるフェンダと、該フェンダの側壁の車幅方向外に沿って配置されるサスペンションパーツに垂下支持されると共に前記フェンダの車両前後方向に配置されるアーチ状板部下面その上端側を連結するサスペンション取付部材と、左右の前記サスペンション取付部材の垂下端間に架設される床面用板部材とを設けることを特徴とするノンステップバスのフロア構造。
  2. 前記フレームが、前記フェンダに連結する前記横根太で対向するよう分割して構成されて、それぞれ、該横根太の対向面に対して他方側から該横根太まで延設されたサイドフレームを具備して構成されることを特徴とする請求項1に記載のノンステップバスのフロア構造。
  3. 前記床面用板部材の地上高が、ノンステップバスのフロアと同一平面上に配置されるものである請求項1又は2に記載のノンステップバスのフロア構造。
  4. 前記ノンステップバスが、スケルトン構造のフレーム上に搭載されるバスボディからなり、フェンダの上方側に乗員用シートを配置するものからなる請求項1,2又は3に記載のノンステップバスのフロア構造。
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