JPH11340681A - 電磁波シールド部材とその製造方法、及び表示装置 - Google Patents

電磁波シールド部材とその製造方法、及び表示装置

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JPH11340681A
JPH11340681A JP10156886A JP15688698A JPH11340681A JP H11340681 A JPH11340681 A JP H11340681A JP 10156886 A JP10156886 A JP 10156886A JP 15688698 A JP15688698 A JP 15688698A JP H11340681 A JPH11340681 A JP H11340681A
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electromagnetic wave
straight line
wave shielding
transparent
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JP10156886A
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Taiji Suga
泰治 菅
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B25HWORKSHOP EQUIPMENT, e.g. FOR MARKING-OUT WORK; STORAGE MEANS FOR WORKSHOPS
    • B25H3/00Storage means or arrangements for workshops facilitating access to, or handling of, work tools or instruments
    • B25H3/02Boxes
    • B25H3/021Boxes comprising a number of connected storage elements
    • B25H3/023Boxes comprising a number of connected storage elements movable relative to one another for access to their interiors
    • B25H3/028Boxes comprising a number of connected storage elements movable relative to one another for access to their interiors by sliding extraction from within a common frame
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B47/00Cabinets, racks or shelf units, characterised by features related to dismountability or building-up from elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能的にも対応でき、量産性に適する、電磁
波しシールド部材を提供する。同時に、そのような電磁
波シールド部材の製造方法を提供する。 【解決手段】 透明な基材の少なくとも一面に、導電性
層からなる1つないし複数の平行直線群を設け、少なく
とも、各平行直線群の各直線間は、他の直線群の直線の
領域を除き、透明樹脂層にて面方向に隙間なく埋められ
ている電磁波シールド部材で、導電性層が導電性インキ
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射防止や電磁波
遮蔽のためにプラズマディスプレイ等ディスプレイパネ
ルの前面に置いて用いられる表示装置用の電磁波遮蔽用
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直接人が接近して利用するデ
ィスプレイ用電子管等の電磁波を発生する電子装置は、
人体への電磁波による弊害を考慮して電磁波放出の強さ
を規格内に抑えることが要求されている。プラズマディ
スプレイパネル(以下PDPとも記す)は、その奥行き
の薄いこと、軽量であることから、近年、種々の表示装
置に利用されつつあるが、プラズマディスプレイパネル
(以下PDPとも言う)においては、発光はプラズマ放
電を利用しているので、周波数帯域が30MHz〜13
0MHzの不要な電磁波を外部に漏洩するため、他の機
器(例えば情報処理装置等)へ弊害を与えないよう電磁
波を極力抑制することが特に要求されている。また、デ
ィスプレイパネルにおいては画像のコントラストの低下
の面から、外光の反射防止が必要であり、特に、PDP
を用いた映像装置では、表示面が平面であるため、外光
が差し込んだ際に広い範囲で反射した光が同時に目に入
り画面が見にくくなる場合があり、外光の反射防止が必
要である。また、近赤外線の波長はリモートコントロー
ル装置あるい光通信機器等で使用される赤外線の波長領
域に近いため、これらの機器、装置を近赤外線を発する
PDPの近傍で動作させた場合には正常な動作を阻害す
るおそれがある。更に、PDPの発光を所定の透過率で
透過させて、良好な画面表示をする必要もある。
【0003】これら要求に対し、PDPにおいては、従
来、反射防止、電磁波カット、赤外線カットの方法とし
ては、2枚のガラス板間に、電磁波カット、赤外線カッ
ト等の各種機能を有するフィルムを挾んで、これをPD
P前面に置いて対応していた。しかし、全体の重量が大
きくなるという問題があり、且つ、電磁波カット性、赤
外線カット性、反射防止性、可視光の透過性、吸収性等
の全てにおいて、満足できるものは無かった。更に、デ
ィスプレイパネルの前面に置いて用いられる板について
は、上記の機能の他に、汚れに対する対応や、作製上量
産性に向き、且つ作製のための単価も安くなる構成のも
のが求められている。尚、このようなPDP等のディス
プレイパネルの前面に置く板は、一般にはディスプレイ
パネル用前面板と呼ばれ、電磁波遮蔽用部材とも呼ばれ
ている。
【0004】このような状況のもと、透明なガラスやプ
ラスチック基板面に金属薄膜からなるメッシュを形成し
たディスプレイパネル用前面板が、電磁波シールド性、
光透過性の面では利点があり、近年、PDP等のディス
プレイ用パネルの前面に置いて用いられるようになって
きた。しかし、PDPにおいては、上記各機能を全て有
し、重量が軽く、且つ作製上量産性に向く構成の前面
板、即ち電磁波シールド部材は無く、その対応が求めら
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、PDP
等のディスプレイパネルの前面板としては、電磁波カッ
トの他に反射防止、赤外線カット等の機能を有し、重量
が軽く、作製上量産性に向き、作製のための単価も安く
なる構成のもの、即ち電磁波シールド部材が求められて
いた。本発明は、このような状況のもと、このような要
求に耐える電磁波シールド部材を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁波シールド
部材は、透明な基材の少なくとも一面に、導電性層から
なる1つないし複数の平行直線群を設け、少なくとも、
各平行直線群の各直線間は、他の直線群の直線の領域を
除き、透明樹脂層にて面方向に隙間なく埋められている
電磁波シールド部材で、導電性層が導電性インキからな
ることを特徴とするもきである。そして、上記におい
て、透明な基材が樹脂フィルムからなることを特徴とす
るものである。透明な基材としては、透明樹脂フィル
ム、透明樹脂板、透明樹脂シートや透明ガラス等がある
が、生産性の面からは樹脂フィルムが好ましい。樹脂フ
ィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)が挙げられるが、これに限定はされない。導電性イ
ンキとしては、例えばアクリル樹脂バインダーにニッケ
ル粉、または銀粉または銀、銅複合粉を混合したもの、
あるいは、溶剤に金粉または銀粉を混合したものが使用
できる。但し、金属粉は所定の導電性が得られるもので
あれば良く、叉、インキ化の際に使用される樹脂バイン
ダー溶剤も加工性、安定性によって、適宜選択できるも
のであり、特に上記に限定されるものでない。そしてま
た、上記において、導電性層からなる1つないし複数の
平行直線群と透明樹脂層の上に、近赤外線カット層を積
層したことを特徴とするものであり、更に、該近赤外線
カット層上に、反射防止層を積層したことを特徴とする
ものである。
【0007】本発明の表示装置は、本発明の電磁波シー
ルド部材を、表示装置の前面に積層したことを特徴とす
るものである。
【0008】本発明の電磁波シールド部材の製造方法
は、透明な基材の少なくとも一面に、導電性層からなる
1つないし複数の平行直線群を設け、少なくとも、各平
行直線群の各直線間は、他の直線群の直線の領域を除
き、透明樹脂層にて面方向に隙間なく埋められている電
磁波シールド部材で、導電性層が導電性インキからなる
電磁波シールド部材の製造方法であって、順に、(a)
導電性層の形状に相当する凹部を設けた版を用い、版に
導電性層を形成する(賦形する)導電性インキを充填す
る工程と、(b)透明な基材と版とを接触させ、同時に
充填された導電層を形成する(賦形する)導電性インキ
を硬化させる工程と、(c)更に透明な基材と版とを密
着させ、透明な基材を版から剥離することにより、版側
から透明な基材へと硬化した導電性インキを転写し、透
明な基材の面に導電性層からなる平行直線群を形成する
工程と、(d)透明な基材の面が露出した、導電性層の
間に、透明樹脂層を形成する(賦形する)樹脂を注入す
る工程とを有することを特徴とするものである。また、
本発明の電磁波シールド部材の製造方法は、透明な基材
の少なくとも一面に、導電性層からなる1つないし複数
の平行直線群を設け、少なくとも、各平行直線群の各直
線間は、他の直線群の直線の領域を除き、透明樹脂層に
て面方向に隙間なく埋められている電磁波シールド部材
で、導電性層が導電性インキからなる電磁波シールド部
材の製造方法であって、順に、(a)透明樹脂層の形状
に相当する凹部を設けた版を用い、版に透明樹脂層を形
成する(賦形する)樹脂を充填する工程と、(b)透明
な基材と版とを接触させ、同時に充填された透明樹脂層
を形成する(賦形する)樹脂を硬化させる工程と、
(c)更に透明な基材と版とを密着させ、透明な基材を
版から剥離することにより、版側から透明な基材へと硬
化した樹脂を転写し、透明な基材の面に透明樹脂層を形
成する工程と、(d)透明な基材の面が露出した、透明
樹脂層の間に、導電性インキを注入する工程と、(e)
透明樹脂層上の導電性インキを除去し、導電性層からな
る平行直線群を形成する導電性インキ除去工程とを有す
ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の電磁波シールド部材は、このような構
成にすることにより、電磁波シールド層を比較的簡単に
作製できる量産性に向いた構造とし、更に、電磁波シー
ルド層上に、近赤外線カット層、反射防止層を設けるこ
とにより、電磁波シールドの他に、近赤外線カット、反
射防止の機能を備えることができ、機能面からも優れた
構造と言える。換言すると、本発明の電磁波シールド部
材は、それぞれ、個別に製造が可能な、電磁波シールド
層(電磁波遮蔽層)、近赤外線カット層、反射防止層
を、それぞれ、直接ないし粘着層を介して貼り合わせる
だけの簡単な構造としており、生産性の面、機能面から
優れた構造と言える。具体的には、透明な基材の少なく
とも一面に、導電性層からなる1つないし複数の平行直
線群を設け、少なくとも、各平行直線群の各直線間は、
他の直線群の直線の領域を除き、透明樹脂層にて面方向
に隙間なく埋められている電磁波シールド部材で、導電
性層が導電性インキからなることにより、電磁波シール
ド層(電磁波遮蔽層)を比較的簡単に作製できる量産性
に向いた構造としており、更に透明な基材を樹脂フィル
ムとすることにより、柔軟性のある電磁波シールド部材
の作製を可能とし、軽重量化でき、量産性にも対応でき
るものとしている。更に具体的には、導電性層からなる
1つないし複数の平行直線群と透明樹脂層の上に、近赤
外線カット層を積層することにより、更に近赤外線カッ
ト層上に、反射防止層を積層することにより、より機能
を高めることができる。
【0010】尚、透明な基材の一面に形成されている導
電性層からなる1つないし複数の平行直線群は、通常は
メッシュ状に形成され、電磁波シールド層となる。導電
性層からなる平行な直線群により、通常はメッシュ状と
なる電磁波シールド層は、面積抵抗値が10Ω/□(Ω
/sqrとも記す)以下、更に好ましくは5Ω/□以
下、最も好ましくは1Ω/□以下にすることが好まし
く、20MHz〜10000MHzの周波数範囲の電磁
波に対する減衰率を20dB(デシベル)以上となるよ
うに容易にメッシュを形成することができる。この場
合、プラズマディスプレイパネル(PDP)における、
プラズマ放電による周波数帯域30MHz〜130MH
z等の不要な電磁波の外部漏洩を防止し、他の機器(例
えば情報処理装置)への弊害を与え無いようにできる。
【0011】近赤外線カット層としては、特に限定はさ
れないが、市販のもので近赤外線カット層を塗布したポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いて
形成しても良い。市販の近赤外線カット層を塗布したポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムとして
は、東洋紡株式会社製のNo2832が一般的に知られ
ている。赤外線カットフィルムについては、800nm
〜1000nmの範囲の波長を有する近赤外線に対する
透過率を20%以下とすることにより、リモートコント
ロール装置あるいは光通信等で使用される赤外線の領域
を極力減衰でき、これらの機器、装置をPDP近傍で動
作させた場合に正常な動作を阻害しないようにできる。
【0012】反射防止層(AR層とも言う)は可視光線
を反射防止するためのもので、その構成としては、単
層、多層の各種知られているが、多層のものとしては高
屈率層、低屈折率層を交互に積層した構造のものが一般
的である。反射防止層の材質は、特に限定されないが、
本発明の電磁波シールド部材の作成においては、スパッ
タリングや蒸着等のDry方法による反射防止層を作製
する方法でも、Wet塗布により反射防止寝鵜を作製す
る方法でも、効果が得られれば、その方法は問わない。
尚、高屈折率層としては、Ti酸化物、ジルコニウム等
が挙げられ、低屈折率層としては、硅素酸化物が一般的
である。更に、反射防止フィルムについては、450n
m〜650nmの範囲を有する可視光線に対する反射率
を2%以下になるようにすることにより、電磁波シール
ド層に近赤外線カット層および反射防止層を積層した状
態で、450nm〜650nmの範囲の波長を有する可
視光線に対する吸収率を28%以下となるようにするこ
とにより、外光の反射等による画質のコントラストの低
下を防ぎ、且つ良好な透視力性をもたらし、PDP前面
板(電磁波シールド部材)の他、広い範囲での適用が可
能である。
【0013】本発明の電磁波シールド部材の製造方法
は、このような構成にすることにより、特に量産性に対
応できるものとしている。特に、導電層からなる平行直
線群からなる電磁波シールド層を形成するためのベース
基材である透明な基材として、樹脂フィルムを用いた場
合には、後述する、図*に示す実施の形態例のような作
製ができ、量産性向きである。請求項5に記載方法(第
1の方法とも言う)の場合は、導電性層の成形が比較的
困難である。請求項6に記載方法(第2の方法とも言
う)の場合は、導電性インキの除去工程が必要で、第1
の方法と比べ工程数は多いが比較的容易に作製ができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の電磁波シール
ド部材の実施の形態を図に基づいて説明する。図1
(a)は実施の形態の第1の例の電磁波シールド層領域
における概略断面図で、図1(b)は、図1のA0側か
らみた平面図で、図1(c)は図1(b)の電磁波シー
ルド層領域の一部であるA1領域を拡大して示した平面
図、図1(d)は第1の例の変形例の電磁波シールド層
領域における概略断面図で、図2は実施の形態の第2の
例の電磁波シールド層領域における概略断面図で、図3
は実施の形態の第3の例の電磁波シールド層領域におけ
る概略断面図で、図4は実施の形態の第1の例〜第3の
例の使用形態の1例を示した断面図である。尚、図1
(a)は図1(c)の電磁波シールド層をA2−A3側
からみた平面図で、図1(d)、図2、図3は、それぞ
れ図1(a)に相当する箇所の断面図である。図1〜図
4中、110は透明な基材(ベース基材)、120は導
電性層、121は直線、122はメッシュ、123は電
磁波シールド領域、125は接地用枠部、130は透明
樹脂層、140は近赤外線カット層、150は反射防止
層である。
【0015】電磁波シールド部材の実施の形態の第1の
例を図1に基づいて説明する。第1の例の電磁波シール
ド部材は、図1(a)にその断面を示すように、図1
(b)に示す電磁波シールド層領域123は、透明な基
材110と導電性層120と透明樹脂層130とからな
り、図1(c)に示すように、電磁波シールド層領域1
23には、導電性層120からなる2つ平行直線群が交
叉してメッシュを形成しており、該メッシュが電磁波シ
ールド層となっているもので、各平行直線群の各直線間
は、他の直線群の直線の領域を除き、透明樹脂層130
にて面方向に隙間なく埋められている。そして、直線群
を形成する導電性層120は導電性インキからなる。本
例では、接地用枠部125もメッシュを形成する導電性
層120からなる直線群と同じ、導電性インキの導電性
層120である。
【0016】第1の例は、図1(a)に示すように、導
電性層120上を透明樹脂層で覆っていないが、変形例
として、図1(c)に示すような、導電性層120上に
も透明樹脂層を覆った構造のものも挙げられる。第1の
例においては、接地用枠部125は、導電性層120か
らなり、直線121と一体的に形成されているが、接地
用枠部125と直線121部とを別材で作製しても良
い。例えば、メッシュ状電磁波シールド層を形成した後
に、導電性ペーストを塗布して、あるいはスパッタリン
グ等により金属薄膜で形成して、これを導電性の接地用
枠部125としても良い。導電性層120からなる2つ
平行直線群は、図1(c)に示すようにメッシュ状に形
成されているが、形状はこれに限定はされない。例え
ば、一部の直線を断続的に設けても良い。あるいは、透
明な基材110の表裏面にそれぞれ、直線群を設け、表
裏の直線群を併せてメッシュを形成するようにしても良
い。
【0017】透明な基材110としては、ガラス、ポリ
アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂の基板やフィル
ム等があるが、生産性の面からは樹脂フィルムが好まし
い。樹脂フィルムとしては、光透過の面からは透明性の
良いものが好ましく、強靱性のあるものが特に好まし
い。フィルムベースとしては、トリアセチルセルロース
フィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテート
ブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホン
フィルム、ポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタン
系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、,ポリスルホンフィルム、ポリエーテル
フィルム、トリメチルペンテンフィルム、ポリエーテル
ケトンフィルム、(メタ)アクリロニトリルフィルム等
が使用できるが、特に、二軸延伸ポリエステルが透明
性、耐久性に優れている点で好通に用いられる。その厚
みは、通常は50μm〜1000μm程度のものが好適
に用いられる。導電性層120を形成する導電性インキ
としては、例えばアクリル樹脂バインダーにニッケル
粉、または銀粉または銀、銅複合粉を混合したもの、あ
るいは、溶剤に金粉または銀粉を混合したものが使用で
きる。但し、金属粉は所定の導電性が得られるものであ
れば良く、叉、インキ化の際に使用される樹脂バインダ
ー溶剤も加工性、安定性によって、適宜選択できるもの
であり、特に上記に限定されるものでない。透明樹脂層
130としては、電離放射線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂
等が挙げられるが、特に、電離放射線硬化型樹脂が好ま
しい。
【0018】次いで、電磁波シールド部材の実施の形態
の第2の例を図2に基づいて説明する。図2に電磁波シ
ールド層領域の断面を示す第2の例は、図1に示す第1
の例の導電性層120からなる2つ平行直線群と透明樹
脂層の上に、近赤外線カット層140を積層したもので
ある。これにより、電磁波シールドの機能に加え、近赤
外線カット機能を持つものである。近赤外線カット層と
しては、特に限定はされないが、市販のもので近赤外線
カット層を塗布したポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムを用いて形成しても良い。市販の近赤外線
カット層を塗布したポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムとしては、東洋紡株式会社製のNo283
2が一般的に知られている。勿論、図1(d)に示す、
第1の例の変形例の導電性層120からなる2つ平行直
線群と透明樹脂層の上に、近赤外線カット層140を積
層したものも挙げられる。
【0019】次いで、電磁波シールド部材の実施の形態
の第3の例を図3に基づいて説明する。図3に電磁波シ
ールド層領域の断面を示す第3の例は、図2に示す第2
の例の近赤外線カット層140上に、反射防止層を積層
したものである。これにより、電磁波シールドの機能に
加え、近赤外線カット機能、反射防止機能を持つもので
ある。反射防止層(AR層とも言う)150は可視光線
を反射防止するためのもので、その構成としては、単
層、多層の各種知られているが、多層のものとしては高
屈率層、低屈折率層を交互に積層した構造のものが一般
的である。反射防止層150の材質は、特に限定されな
い。本発明の電磁波シールド部材の作成においては、ス
パッタリングや蒸着等のDry方法による反射防止層を
作製する方法でも、Wet塗布により反射防止層を作製
する方法でも、効果が得られれば、その方法は問わな
い。尚、高屈折率層としては、Ti酸化物、ジルコニウ
ム等が挙げられ、低屈折率層としては、硅素酸化物が一
般的である。勿論、図1(d)に示す、第1の例の変形
例の導電性層120からなる2つ平行直線群と透明樹脂
層の上に、順次、近赤外線カット層140、反射防止層
150を積層したものも挙げられる。また、場合によっ
ては、反射防止層(AR層)150上に防汚層を積層し
ても良い。この防汚層としては、撥水、撥油性コーティ
ングを施したもので、シロキサン系や、フツ素化アルキ
ルシリル化合物等のフッ素系の防汚コーティングが挙げ
られる。
【0020】図4は、実施の形態の第1の例〜第3の例
やその変形例の電磁波シールド部材を表示装置の前に置
き使用する形態の1例を示したもので、ここでは表示装
置としてPDP装置を挙げているが、これに限定はされ
ない。電磁波シールド部材の反射防止層側を観察者側に
向け、PDPの前に置いたものである。尚、図4中、4
00は電磁波シールド部材、410はPDP(プラズマ
ディスプレイ)、420は台座、430は筐体、431
は筐体前部、433は筐体後部、440は取付け金具、
451は取付けボス、453はネジである。
【0021】続いて、本発明の表示装置の実施の形態の
1例の断面図を図5に示し、簡単にこれを説明する。図
5に示す例は、PDP装置180の前面板の表面に、粘
着層160を介して、図3に示す、本発明の電磁波シー
ルド部材の実施の形態の第3の例を貼りつけたものであ
る。このようにすることにより、PDP内部からの電磁
波シールド、近赤外線のカットが可能で、且つ、PDP
外部からの外光の反射による画質(コントラスト)の低
下を防止できるものとしている。
【0022】次いで、本発明の電磁波シールド部材の製
造方法の実施の形態の例を挙げて、説明する。図6
(a)は実施の形態の第1の例を実施するための透明樹
脂層を形成するための装置の概略構成を示した断面図
で、図6(b)〜図6(d)は電磁波シールド部材の各
作製工程における断面図で、図7は実施の形態の第2の
例の各作製工程における断面図である。図6、図7中、
610は透明な基材、620は樹脂、620Aは透明樹
脂層、630導電性インキ、620Aは導電性層、65
0はロール凹版、651は凹部、653はノズル塗工装
置、654電離放射線照射装置(紫外線照射装置)、6
55は電離放射線(紫外線)、656、656Aは押圧
ロール、657は支持ロール、659はドクターであ
る。図6に示す第1の例は、樹脂フィルムからなる透明
な基材610の一面上に、透明樹脂層620Aを形成
し、次いで、導電性層630Aを形成するもので、図7
にす第2の例は、樹脂フィルムからなる透明な基材61
0の一面上に、導電性層630Aを形成し、次いで、透
明樹脂層620Aを形成するものである。
【0023】以下、実施の形態の第1の例を説明する。
図6(a)に基づいて透明な基材610の一面上への透
明樹脂層620Aの形成方法を簡単にはじめに説明す
る。先ず、樹脂620を転移させる側に、樹脂フィルム
からなる透明な基材610を2つの支持ロール655間
に挾み供給する。次いで、樹脂フィルムからなる透明な
基材610は、電磁波シールド層を形成する側をロール
凹版650に向け、ロール凹版650と押圧ロール65
4間に挟まれた後、押圧ロール654Aとロール凹版
(シリンダ凹版とも言う)650に挟まれて引き出され
るが、この間、透明な基材610は押圧ロール654と
押圧ロール654Aの両ロールにより、ロール凹版65
0の面に沿うように圧接される。一方、ロール凹版65
0の凹部651には、ノズル塗工装置653より樹脂6
20が凹部651を埋めるように塗布され、ドクター6
59にて凹部651以外についた樹脂620は除去され
て、ロール凹版650の凹部651は押圧ロール654
側に進む。即ち、凹部651のみに樹脂が充填された状
態で、図の矢印の方にロール凹版650が回転する。ロ
ール凹版650の回転とともに、押圧ロール654とロ
ール凹版650との間に樹脂フィルムからなる透明な基
材610を挾み、密着された状態で、更に押圧ロール6
54A側に進むが、押圧ロール654と押圧ロール65
4A間において、透明な基材610側から紫外線等の電
離放射線656Aを照射して樹脂620を硬化させる。
樹脂620の硬化により、硬化した樹脂620は透明な
基材610側に転移する。この後、押圧ロール654A
を通り、透明な基材610はロール凹版650と離れ、
硬化した樹脂620を透明な基材610に転移させ、図
6(b)に示すように、透明な基材610の一面に透明
樹脂層620Aが形成される。
【0024】次いで、図6(b)に示す透明樹脂層62
0Aが形成された側の透明な基材610の一面に導電性
層を形成するための導電性インキ(ペースト)630を
塗布する。(図6(c))次いで、透明樹脂層620A
上の導電性インキ(ぺースト)630をゴム製のスキー
ジにより除去して、且つ乾燥して、透明な基材610の
一面に透明樹脂層620Aとともに、導電性層630A
を形成する。(図6(d))
【0025】このようにして、透明な基材610の一面
に、導電性層630Aからなる1つないし複数の平行直
線群を設け、少なくとも、各平行直線群の各直線間は、
他の直線群の直線の領域を除き、透明樹脂層620Aに
て面方向に隙間なく埋められている電磁波シールド部材
で、導電性層が導電性インキからなるものを作製でき
る。図6(b)の状態にする工程は、図6(a)のよう
にして、量産性良くできるため、全体の作製を量産に向
いたものとできる。尚、図6(c)、図6(d)も必要
に応じ、透明な基材610を帯状にした状態で、連続的
に行うこともできる。
【0026】次いで、本発明の電磁波シールド部材の製
造方法の実施の形態の第2の例を図7に基づいて説明す
る。本例は、図7(a)に示すように、先ず、透明な基
材610上に、導電性層630Aを形成した後、透明樹
脂層を形成するための樹脂層620を、透明な基材61
0の導電性層630A形成側の面に注入し、乾燥処理を
施し、透明な基材610の一面に透明樹脂層620Aと
ともに、導電体層を形成する。(図7(b))図7
(a)に示すように、先ず、透明な基材610上に、導
電性層630Aを形成する方法としては、図6(a)に
示す装置を用い、ロール凹版650の凹部651に導電
性インキ(ペースト)630を充填し、第1の例の場合
と同様にして、透明な基材610の一面に導電性層63
0Aを形成できる。第2の例の場合も、第1の例と同
様、図7(a)の状態にする工程は、量産性良くできる
ため、全体の作製を量産に向いたものとできる。
【0027】
【実施例】更に、本発明の電磁波シールド部材の実施例
を挙げる。 (実施例1)本実施例は、図1に示す本発明の実施の形
態の第1例を、図6に示す本発明の電磁波シールド部材
の製造方法の実施の形態の第1の例の方法で、電磁波シ
ールド層を作製したもので、透明の基材として東洋紡株
式会社製のPET(ポリエチレンテレフタレート)、A
4300(厚さ125μm)を用い、透明樹脂層として
大日本インキ株式会社製の紫外線硬化型樹脂RC17−
236を用い、導電性インキとして、藤倉化成株式会社
製の導電ペースト、ドータイトD−500を用いたもの
である。 (実施例2)実施例2は、実施例1においてドータイト
D−500に代え、ドータイトFN−101を用いたも
のである。 (実施例3)実施例3は、実施例1においてドータイト
D−500に代え、ドータイトFE−107を用いたも
のである。各実施例に対応する電磁シールド層の表面抵
抗(Ω/□)は表1のようになった。 尚、表面抵抗(Ω/□)の測定は、三菱油化株式会社製
の表面抵抗計、Hiresta IPにて行い、全光線
透過率の測定は、東洋精機株式会社製のヘイズメータに
て行った。
【0028】(実施例4)実施例4は、図2に示す本発
明の実施の形態の第2例に相当し、実施例1の電磁波シ
ールド層を設けた電磁波シールド部材の導電性層と透明
樹脂層上に、東洋紡株式会社製、No2832を近赤外
線カット層として設けたものである。 (実施例5)実施例5は、図2に示す本発明の実施の形
態の第2例に相当し、実施例2の電磁波シールド層を設
けた電磁波シールド部材の導電性層と透明樹脂層上に、
東洋紡株式会社製、No2832を近赤外線カット層と
して設けたものである。 (実施例6)実施例6は、図2に示す本発明の実施の形
態の第2例に相当し、実施例3の電磁波シールド層を設
けた電磁波シールド部材の導電性層と透明樹脂層上に、
東洋紡株式会社製、No2832を近赤外線カット層と
して設けたものである。
【0029】実施例4、実施例5、実施例6の800〜
1000nm波長領域の分光透過率は、それぞれ20%
以下となった。尚、分光透過率の測定は、島津製作所株
式会社製の分光光度UV−3100PCにて行った。
【0030】(実施例7)実施例7の電磁波シールド部
材は、実施例1の電磁波シールド層を設けた電磁波アー
ルド部材の導電性層と透明樹脂層上に、透明の基材側か
ら順にマグネトロンスパッタリング法にて、SiO2
TiO2 、SiO2 を、それぞれ、124nm、142
nm、88nmの厚さに形成して積層したものである。 (実施例8)実施例8の電磁波シールド部材は、実施例
2の電磁波シールド層を設けた電磁波アールド部材の導
電性層と透明樹脂層上に、透明の基材側から順にマグネ
トロンスパッタリング法にて、SiO2 、TiO2 、S
iO2 を、それぞれ、124nm、142nm、88n
mの厚さに形成して積層したものである。 (実施例9)実施例9の電磁波シールド部材は、実施例
3の電磁波シールド層を設けた電磁波アールド部材の導
電性層と透明樹脂層上に、透明の基材側から順にマグネ
トロンスパッタリング法にて、SiO2 、TiO2 、S
iO2 を、それぞれ、124nm、142nm、88n
mの厚さに形成して積層したものである。
【0031】実施例7、実施例8、実施例9の反射防止
層の表面反射率は、それぞれ、1.5%以下となった。
尚、分光反射率の測定は、島津製作所株式会社製の分光
光度UV−3100PCにて行った。
【0032】このように、各実施例の電磁波シールド部
材については、電磁波シールド性、近赤外線カット性、
反射防止性の面で、充分実用に耐えると判断された。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記のように、PDP等の表
示装置の前に置かれて使用される電磁波シールド部材
で、量産性が良く、且つ、反射防止、近赤外線カットの
機能を比較的簡単に付加することを可能とした。また、
本発明は、量産性の良い電磁波シールド層の作製方法を
提供し、電磁波シールド層、反射防止層、近赤外線カッ
ト層をそれぞれ個別に用意しておき、これらを積層する
という生産性の良い作製方法を現実的に可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁波シールド部材の実施の形態の第
1の例を示した図
【図2】本発明の電磁波シールド部材の実施の形態の第
2の例の電磁波シールド領域の一部断面図
【図3】本発明の電磁波シールド部材の実施の形態の第
3の例の電磁波シールド領域の一部断面図
【図4】本発明の電磁波シールド部材の使用形態の1例
を示した断面図
【図5】本発明の表示装置の実施の形態の1例を示した
断面図
【図6】本発明の電磁波シールド部材の製造方法の実施
の形態の第1の例の工程を説明するための装置断面図お
よび工程断面図
【図7】本発明の電磁波シールド部材の製造方法の実施
の形態の第2の例の工程断面図
【符号の説明】
110 透明な基材(ベース基材) 120 導電性層 121 直線 122 メッシュ 123 電磁波シールド層領域 125 接地用枠部 130 透明樹脂層 140 近赤外線カット層 150 反射防止層 160 粘着剤層 180 PDP(プラズマディスプレ
イパネル) 400 電磁波シールド部材 410 PDP(プラズマディスプレ
イパネル) 420 台座 430 筐体 431 筐体前部 433 筐体後部 440 取付け金具 451 取付けボス 453 ネジ 610 透明な基材 620 樹脂 620A 透明樹脂層 630 導電性インキ 630A 導電性層 650 ロール凹版 651 凹部 653 ノズル塗工装置 654、654A 押圧ロール 655 支持ロール 656 電離放射線照射装置(紫外線
照射装置) 656A 電離放射線(紫外線) 659 ドクター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基材の少なくとも一面に、導電性
    層からなる1つないし複数の平行直線群を設け、少なく
    とも、各平行直線群の各直線間は、他の直線群の直線の
    領域を除き、透明樹脂層にて面方向に隙間なく埋められ
    ている電磁波シールド部材で、導電性層が導電性インキ
    からなることを特徴とする電磁波シールド部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、透明な基材が樹脂フ
    ィルムからなることを特徴とする電磁波シールド部材。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2において、導電性層か
    らなる1つないし複数の平行直線群と透明樹脂層の上
    に、近赤外線カット層を積層したことを特徴とする電磁
    波シールド部材。
  4. 【請求項4】 請求項3において、近赤外線カット層上
    に、反射防止層を積層したことを特徴とする電磁波シー
    ルド部材。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の電磁波シールド部材
    を、表示装置の前面に積層したことを特徴とする表示装
    置。
  6. 【請求項6】 透明な基材の少なくとも一面に、導電性
    層からなる1つないし複数の平行直線群を設け、少なく
    とも、各平行直線群の各直線間は、他の直線群の直線の
    領域を除き、透明樹脂層にて面方向に隙間なく埋められ
    ている電磁波シールド部材で、導電性層が導電性インキ
    からなる電磁波シールド部材の製造方法であって、順
    に、(a)導電性層の形状に相当する凹部を設けた版を
    用い、版に導電性層を形成する導電性インキを充填する
    工程と、(b)透明な基材と版とを接触させ、同時に充
    填された導電層を形成する導電性インキを硬化させる工
    程と、(c)更に透明な基材と版とを密着させ、透明な
    基材を版から剥離することにより、版側から透明な基材
    へと硬化した導電性インキを転写し、透明な基材の面に
    導電性層からなる平行直線群を形成する工程と、(d)
    透明な基材の面が露出した、導電性層の間に、透明樹脂
    層を形成する樹脂を注入する工程とを有することを特徴
    とする電磁波シールド部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 透明な基材の少なくとも一面に、導電性
    層からなる1つないし複数の平行直線群を設け、少なく
    とも、各平行直線群の各直線間は、他の直線群の直線の
    領域を除き、透明樹脂層にて面方向に隙間なく埋められ
    ている電磁波シールド部材で、導電性層が導電性インキ
    からなる電磁波シールド部材の製造方法であって、順
    に、(a)透明樹脂層の形状に相当する凹部を設けた版
    を用い、版に透明樹脂層を形成する樹脂を充填する工程
    と、(b)透明な基材と版とを接触させ、同時に充填さ
    れた透明樹脂層を形成する樹脂を硬化させる工程と、
    (c)更に透明な基材と版とを密着させ、透明な基材を
    版から剥離することにより、版側から透明な基材へと硬
    化した樹脂を転写し、透明な基材の面に透明樹脂層を形
    成する工程と、(d)透明な基材の面が露出した、透明
    樹脂層の間に、導電性インキを注入する工程と、(e)
    透明樹脂層上の導電性インキを除去し、導電性層からな
    る平行直線群を形成する導電性インキ除去工程とを有す
    ることを特徴とする電磁波シールド部材の製造方法。
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