JPH11126024A - ディスプレイ用前面板 - Google Patents

ディスプレイ用前面板

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Publication number
JPH11126024A
JPH11126024A JP9306381A JP30638197A JPH11126024A JP H11126024 A JPH11126024 A JP H11126024A JP 9306381 A JP9306381 A JP 9306381A JP 30638197 A JP30638197 A JP 30638197A JP H11126024 A JPH11126024 A JP H11126024A
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JP
Japan
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film
display
layer
electromagnetic wave
antireflection
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Application number
JP9306381A
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English (en)
Inventor
Fumihisa Ishigaki
文寿 石垣
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11126024A publication Critical patent/JPH11126024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDP等のディスプレイパネルの前面板であ
って、反射防止、電磁波カット、赤外線カットの点で優
れ、良好な透視性をもって画面表示できるもので、更
に、汚れが付き難く、作製上量産性に向き、且つ作製の
ための単価も安くなる構成のものを提供する。 【解決手段】 透明なベース基材の観察者側の面に第1
の反射防止フィルムを粘着剤剤層を介して設け、ベース
基材の観察者側の面とは反対側の面には、順に、近赤外
線カットないし電磁波シールド用のフィルターフィルム
と、第2の反射防止フィルムとをそれぞれ粘着剤層(接
着剤層)を介して配設している。そして、第1の反射防
止フィルム、第2の反射防止フィルムは、それぞれ、透
明な基材側から順に、ベースとなる透明プラスチックフ
ィルム、ハードコート層、反射防止層、防汚層を積層し
たもので、フィルターフィルムは透明な基材側から順
に、近赤外線カット層、透明プラスチックフィルム、電
磁波シールド層を積層したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射防止や電磁波
遮蔽のためにプラズマディスプレイ等ディスプレイパネ
ルの前面に置いて用いられるディスプレイ用前面板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直接人が接近して利用するデ
ィスプレイ用電子管等の電磁波を発生する電子装置は、
人体への電磁波による弊害を考慮して電磁波放出の強さ
を規格内に抑えることが要求されている。プラズマディ
スプレイパネル(以下PDPとも記す)は、その奥行き
の薄いこと、軽量であることから、近年、種々の表示装
置に利用されつつあるが、プラズマディスプレイパネル
(以下PDPとも言う)においては、発光はプラズマ放
電を利用しているので、周波数帯域が30MHz〜13
0MHzの不要な電磁波を外部に漏洩するため、他の機
器(例えば情報処理装置等)へ弊害を与えないよう電磁
波を極力抑制することが特に要求されている。また、デ
ィスプレイパネルにおいては画像のコントラストの低下
の面から、外光の反射防止が必要であり、特に、PDP
を用いた映像装置では、表示面が平面であるため、外光
が差し込んだ際に広い範囲で反射した光が同時に目に入
り画面が見にくくなる場合があり、外光の反射防止が必
要である。また、近赤外線の波長はリモートコントロー
ル装置あるい光通信機器等で使用される赤外線の波長領
域に近いため、これらの機器、装置を近赤外線を発する
PDPの近傍で動作させた場合には正常な動作を阻害す
るおそれがある。更に、PDPの発光を所定の透過率で
透過させて、良好な画面表示をする必要もある。
【0003】これら要求に対し、PDPにおいては、従
来、反射防止、電磁波カット、赤外線カットの方法とし
ては、2枚のガラス板間に、電磁波カット、赤外線カッ
ト等の各種機能を有するフィルムを挾んで、これをPD
P前面に置いて対応していた。しかし、全体の重量が大
きくなるという問題があり、且つ、電磁波カット性、赤
外線カット性、反射防止性、可視光の透過性、吸収性等
の全てにおいて、満足できるものは無かった。更に、デ
ィスプレイパネルの前面板については、上記の機能の他
に、汚れに対する対応や、作製上量産性に向き、且つ作
製のための単価も安くなる構成のものが求められてい
る。尚、このようなPDP等のディスプレイパネルの前
面に置く板は、一般にはディスプレイパネル用前面板と
呼ばれている。
【0004】このような状況のもと、透明なガラスやプ
ラスチック基板面に金属薄膜からなるメッシュを形成し
たディスプレイパネル用前面板が、電磁波シールド性、
光透過性の面では利点があり、近年、PDP等のディス
プレイ用パネルの前面に置いて用いられるようになって
きた。しかし、PDPにおいては、上記各機能を全て有
し、重量が軽く、且つ作製上量産性に向く構成の前面板
は無く、その対応が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、PDP
等のディスプレイパネルの前面板としては、、反射防
止、電磁波カット、赤外線カットの点で優れ、良好な透
視性をもって画面表示できるもので、全体の重量を軽く
できるもので、更に、汚れが付き難く、作製上量産性に
向き、作製のための単価も安くなる構成の前面板が求め
られていた。本発明は、このような状況のもと、このよ
うな要求に耐えるディスプレイパネル用前面板を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスプレイ用
前面板は、プラズマディスプレイ等のディスプレイパネ
ルの前面に置いて用いられる、反射防止、電磁波遮蔽等
のための前面板であって、透明なベース基材の観察者側
の面に第1の反射防止フィルムを粘着剤層を介して設
け、ベース基材の観察者側の面とは反対側の面には、順
に、近赤外線カットないし電磁波シールド用のフィルタ
ーフィルムと、第2の反射防止フィルムとをそれぞれ粘
着剤層を介して配設していることを特徴とするものであ
る。そして、上記において、第1の反射防止フィルム、
第2の反射防止フィルムは、それぞれ、透明な基材側か
ら順に、ベースとなる透明プラスチックフィルム、ハー
ドコート層、反射防止層、防汚層を積層したものである
ことを特徴とするものである。そしてまた、上記におい
て、フィルターフィルムは透明な基材側から順に、近赤
外線カット層、透明プラスチックフィルム、電磁波シー
ルド層を積層したものであることを特徴とするものであ
る。また、上記において、第1の反射防止フィルム、第
2の反射防止フィルムのベースとなる透明プラスチック
フィルムをポリエチレンテレフタレート(PET)とし
たことを特徴とするものである。また、上記における電
磁波シールド層が金属薄膜からなるメッシュを形成した
ものであることを特徴とするものであり、電磁波シール
ド層のメッシュは、面積抵抗値が1Ω/□(1Ω/sq
とも言う)以下であることを特徴とするものである。ま
た、電磁波シールド層は、フィルターフィルムの透明プ
ラスチックフィルム上に転写により形成されたものであ
ることを特徴とするものである。また、上記において、
フィルターフィルムの透明プラスチックフィルムを易接
着性としたことを特徴とするものである。また、上記に
おいて、透明プラスチックフィルムをポリエチレンテレ
フタレート(PET)としたことを特徴とするものであ
る。そして、上記転写はUV硬化型(紫外線硬化型)の
アクリル接着剤を介して転写されるもので、フィルター
フィルムの透明プラスチックフィルムをUV透過型(紫
外線透過型)のアクリル樹脂あるいはポリエチレンテレ
フタレート(PET)としたことを特徴とするものであ
る。また、上記において、透明な基材としてアクリル板
を用いたことを特徴とするものである。
【0007】また、上記において、第1の反射防止フィ
ルムとフィルターフィルムとは、その大きさを同じと
し、第2の反射防止フィルムは、フィルターフィルムの
周辺部を露出させるように、該第2の反射防止フィルム
に相当する領域の粘着剤(接着剤)を介して設けられて
おり、露出されたフィルターフィルムの電磁波シールド
層には、金属薄膜からなるベタ状の接地用枠が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0008】更に、上記において、800nm〜100
0nmの範囲の波長を有する近赤外線に対する透過率を
20%以下となるようにしたことを特徴とするものであ
る。また、上記において、450nm〜650nmの範
囲の波長を有する可視光線に対する透過率を60%以上
となるようにしたことを特徴とするものである。また、
上記において、450nm〜650nmの範囲の波長を
有する可視光線に対する反射率を2%以下となるように
したことを特徴とするものである。また、上記におい
て、450nm〜650nmの範囲の波長を有する可視
光線に対する吸収率を10%以下となるようにしたこと
を特徴とするものである。また、上記の防汚層は、反射
防止層の面に、撥水、撥油性コーティングを施したもの
であることを特徴とするものであり、該撥水、撥油性コ
ーティングがフツ素系化合物からなることを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】本発明のディスプレイ用前面板は、このような
構成にすることにより、PDP等のディスプレイパネル
の前面板であって、反射防止、電磁波カット、赤外線カ
ットの点で優れ、且つ良好な透視性をもってディスプレ
イの画面表示できるもので、全体の重量を軽くできるも
ので、更に、汚れが付き難く、作製上量産性に向き、且
つ作製のための単価も安くなる構成の前面板の提供を可
能としている。具体的には、ディスプレイパネルの前面
に置いて用いられる、反射防止、電磁波遮蔽等のための
前面板であって、透明なベース基材の観察者側の面に第
1の反射防止フィルムを粘着剤剤層を介して設け、ベー
ス基材の観察者側の面とは反対側の面には、順に、近赤
外線カットないし電磁波シールド用のフィルターフィル
ムと、第2の反射防止フィルムとをそれぞれ粘着剤層を
介して配設しており、第1の反射防止フィルム、第2の
反射防止フィルムは、それぞれ、透明な基材側から順
に、ベースとなる透明プラスチックフィルム、ハードコ
ート層、反射防止層、防汚層を積層したもので、フィル
ターフィルムは透明な基材側から順に、近赤外線カット
層、透明プラスチックフィルム、電磁波シールド層を積
層したものであることにより、これを達成している。詳
しくは、本発明のディスプレイ用前面板は、それぞれ個
別に製造が可能な第1の反射防止フィルム、フィルター
フィルム、第2の反射防止フィルムを、粘着剤層を介し
て透明な基材の両面に形成するだけの簡単な構造として
おり、生産性の面や品質面からも優れた構造と言える。
【0010】また、第1の反射防止フィルム、第2の反
射防止フィルム、のベースとなる透明プラスチックフィ
ルムをポリエチレンテレフタレート(PET)とするこ
とにより、透明性の面で優れ、耐久性の面でも安定した
ものとできる。また、その入手も比較的簡単で生産の面
で有利である。そして、該ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムを収縮性のあるものとすることによ
り、ディスフレイパネル前面板全体を収縮性の弾力のあ
る構造とできる。尚、上記において、透明な基材として
アクリル板等を用いることにより、リジットなものとで
きるが、これに代え、ナイロン、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)等ソフト化したものやシュリンクグレ
ードのものを用いることにより、弾力性のあるディスフ
レイ等に沿わせ易いものにできる。
【0011】また、フィルターフィルムの透明プラスチ
ックフィルムを易接着性としたことにより、接着剤を介
して電磁波シールド層全体を転写により形成し易いもの
としている。また、フィルターフィルムのベースとなる
透明なプラスチックフィルムをポリエチレンテレフタレ
ート(PET)とすることにより、透明性の面で優れ、
耐久性の面でも安定したものとできる。また、UV硬化
型(紫外線硬化型)のアクリル樹脂からなる接着剤を介
して電磁波シールド層全体を透明プラスチックフィルム
上に転写により形成する場合、透明プラスチックフィル
ムをUV透過型(紫外線透過型)のアクリル樹脂あるい
は易接着性のポリエチレンテレフタレート(PET)と
することにより、透明プラスチックフィルム側からUV
光(紫外線)を照射でき、これにより転写を確実なもの
とできる。
【0012】また、電磁波シールド層が金属薄膜からな
るメッシュを形成したものであることにより、良好な電
磁波遮蔽性と透視性と合わせ持つものとしており、更に
該電磁波シールドを、フィルターフィルム上に転写によ
り形成されたものであることにより、その作製を量産性
の面で対応できるものとしている。そしてまた、上第1
の反射防止フィルムとフィルターフィルムとは、その大
きさを同じとし、第2の反射防止フィルムは、フィルタ
ーフィルムの周辺部を露出させるように、該第2の反射
防止フィルムに相当する領域の粘着剤(接着剤)を介し
て設けて、露出されたフィルターフィルムの電磁波シー
ルド層には、金属薄膜からなるベタ状の接地用枠を用け
る実用的な構造を可能としている。
【0013】また、上記電磁波シールド層のメッシュ
は、面積抵抗値が1Ω/□以下であることにより、20
MHz〜10000MHzの周波数範囲の電磁波に対す
る減衰率を20dB(デシベル)以上となるように容易
にメッシュを形成することができ、プラズマディスプレ
イパネル(PDP)における、プラズマ放電による周波
数帯域が30MHz〜130MHz等の不要な電磁波の
外部漏洩を防止し、他の機器(例えば情報処理装置等)
へ弊害を与えないようにできる。また、800nm〜1
000nmの範囲の波長を有する近赤外線に対する透過
率を20%以下とすることにより、リモートコントロー
ル装置あるいは光通信等で使用される赤外線の波長領域
を極力減衰でき、これらの機器、装置をPDPの近傍で
動作させた場合に正常な動作を阻害しないようにでき
る。更に、450nm〜650nmの範囲の波長を有す
る可視光線に対する反射率を2%以下となるようにし、
450nm〜650nmの範囲の波長を有する可視光線
に対する透過率を60%以上となるようにし、450n
m〜650nmの範囲の波長を有する可視光線に対する
吸収率を10%以下となるようにしたことにより、外光
の反射等による画質のコントラストの低下を防ぎ、且つ
良好な透視性をもたらし、PDP前面板への適用ができ
るばかりでなく、広い範囲での適用が可能である。
【0014】また、防汚層は、反射防止層の面に、撥
水、撥油性コーティングを施したもので、該撥水、撥油
性コーティングがフツ素系化合物からなることにより、
確実なの防汚を可能としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のディスプレイ用前面板の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1(a)は実施
の形態の1例の概略断面図で、図1(b)は図1(a)
の電磁波シールド層をA1−A2側からみた図で、図2
は図1に示すディスプレイ用前面板の使用形態の1例を
示したものである。図1中、100はディスプレイ用前
面板、110は透明な基材、120は第1の反射防止フ
ィルム、121は透明プラスチックフィルム、123は
ハードコート層、125は反射防止層、127は防汚
層、130はフィルターフィルム、131は近赤外カッ
ト層、133は透明プラスチックフィルム、135は電
磁波シールド層、135Aはメッシュ部、135Bは接
地用枠部、140は第2の反射防止フィルム、141は
透明プラスチックフィルム、143はハードコート層、
145は反射防止層、147は防汚層、151、15
3、155は粘着剤である。 図1に示すディスプレイ
用前面板100は、電磁波遮蔽のためにプラズマディス
プレイ等ディスプレイパネルの前面に置いて用いられる
前面板であって、透明なベース基材110の観察者側の
面に第1の反射防止フィルム120を粘着剤層151を
介して設け、ベース基材110の観察者側の面とは反対
側の面には、順に、近赤外線カットないし電磁波シール
ド用のフィルターフィルム130と、第2の反射防止フ
ィルム140とをそれぞれ粘着剤層153、155を介
して配設している。そして、第1の反射防止フィルム1
20は、透明な基材側110から順に、ベースとなる透
明プラスチックフィルム121、ハードコート層12
3、反射防止層125、防汚層127を、第2の反射防
止フィルム140は、ベースとなる透明プラスチックフ
ィルム141、ハードコート層143、反射防止層14
5、防汚層147を、それぞれ積層したものであり、フ
ィルターフィルム130は透明な基材110側から順
に、近赤外線カット層131、透明プラスチックフィル
ム133、電磁波シールド層135を積層したものであ
る。
【0016】図1に示すように、第1の反射防止フィル
ム120とフィルターフィルム130とはその大きさを
同じとし、第2の反射防止フィルム140はフィルター
フィルム130の周辺部を露出させるように、第1の反
射防止フィルム120、フィルターフィルム130に比
べ小さくなっている。第2の反射防止フィルム140
は、その領域に相当する部分に粘着剤層141を設け、
これを介して電磁波シールド層135に接着されてお
り、電磁波シールド層135の金属薄膜からなるベタ状
の接地用枠部135Bが露出している。尚、図1(b)
に電磁波シールド層135の図1(a)におけるA1−
A2からみた平面図を示してあるように、周辺部にベタ
状の接地用枠部、内部にメッシュ部135Aを設けたも
ので、同じ金属薄膜からなるものであり、ステンレス板
上にめっき形成されたものを転写により接着剤層(図3
に示す320で、図1では分かり易くするため図示して
いない。)を介して形成したものである。
【0017】透明な基材としては、ガラス、ポリアクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート樹脂基板が挙げられるが、
その作製からはプラスチック基板が好ましい。
【0018】第1の反射防止フィルム120、第2反射
防止フィルム140のフィルムベースとしては、光透過
の面からは透明性の良いものが好ましく、強靱性のある
ものが特に好ましく。フィルムベースとしては、トリア
セチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィ
ルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリ
エーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィル
ム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、,ポリスルホンフィル
ム、ポリエーテルフィルム、トリメチルペンテンフィル
ム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリロニ
トリルフィルム等が使用できるが、特に、二軸延伸ポリ
エステルが透明性、耐久性に優れている点で好通に用い
られる。その厚みは、通常は50μm〜1000μm程
度のものが好適に用いられる。
【0019】第1の反射防止フィルム120、第2の反
射防止ィルム140における反射防止層(AR)層は可
視光線を反射防止するためのもので、その構成として
は、単層、多層の各種知られているが、多層のものとし
ては高屈折率層、低屈折率層を交互に積層した構造のも
のが一般的である。反射防止層の材質は特に限定されな
いが、本発明のディスプレイ用前面板の作製において
は、スパッタリングや蒸着等のDry方法による反射防
止層を作製する方法でも、Wet塗布により反射防止層
を作製する方法でも、効果が得られれば、その方法は問
わない。尚、高屈折率層としては、Ti酸化物、ジルコ
ニウム等が挙げられる。低屈折率層としては、硅素酸化
物が一般的である。
【0020】第1の反射防止フィルム120、第2の反
射防止フィルム140における、ハードコート層123
(ないし143)としては、DPHA、TMPTA、P
ETA等のポリエステルアクリレート、ウレタンアクリ
レート、エポキシアクリレート等の多官能アクリレート
を熱硬化、または電離放射線により硬化させて形成する
ことができる。尚、ここでは、「ハード性能を有する」
或いは「ハードコート」とは、JISK5400で示さ
れる鉛筆硬度試験で、H以上の硬度を示すものをいう。
【0021】反射防止層(AR層)に積層する防汚層1
27(147)としては、撥水、撥油性コーティングを
施したもので、シロキ酸系や、フツ素化アルキルシリル
化合物等のフッ素系の防汚コーティングが挙げられる。
【0022】フィルターフィルム130の透明フィルム
133としては、光透過の面からは透明性の良いものが
好ましく、前述した反射防止フィルムと同様、各種樹脂
フィルムが挙げられるが、二軸延伸ポリエステルが透明
性、耐久性に優れている点で好通に用いられる。さら
に、その両面に層形成する為、特に易接着性のものが好
ましい。電磁波シールド層135としては、電磁波遮蔽
性、透視性の面から金属薄膜からなるメッシュが好まし
い。他には、ITO膜を形成して電磁波シールド層とし
た場合には、透明性の点では優れているが、金属薄膜か
らなるメッシュを形成した電磁波シールド層と比較し
て、導電性が1桁以上劣り、電磁波遮蔽性の面で劣るの
が一般的である。ITO膜の膜厚を厚くすればある程度
の導電性は向上するが、この場合、透明性が著しく低下
するという問題が発生する。近赤外線カット層131と
しては、特に限定はされないが、市販のもので近赤外線
カット層を塗布したポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムを用いこれに金属薄膜からなるメッシュを
形成しても良い。市販の近赤外線カット層を塗布したポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムとして
は、東洋紡株式会社製のNo2832が一般には知られ
ている。
【0023】フィルターフィルム130の作製は、上記
近赤外線カット層を塗布したポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルム上に、基板やシリンダ(ロール)
に形成した凹部に無電解めっき可能、且つ光(紫外線硬
化)ない電子線硬化製の樹脂を充填し、硬化させた後、
これを転写法によりフィルム133上に接着剤を介して
転写し、フィルム上の樹脂に無電解めっきを施すことに
よりメッシュを形成することにより作製できる。尚、無
電解めっき可能な樹脂は、樹脂内に無電解めっきの触媒
となる金属を分散させておくものがある。例えばPd金
属を分散混入した樹脂が挙げられる。別に、フオトリソ
グラフィー法によりステンレス基板上にメッシュ状に基
板面が露出するようにレジスト製版し、該レジストを耐
めっき性のマスクとしてメッシュを電解めっき形成して
おき、レジストを除去した後、これをフィルム133上
に転写して金属薄膜からなるメッシュの形成を行うこと
もできる。
【0024】図2は、図1に示すディスプレイ用前面板
100をPDPの前面に置いて使用する形態の1例を示
したものである。図1に示す第1の反射防止フィルム1
20を観察者側に向け、即ち、第2の反射防止フィルム
140をPDP210側に向けて配設したものである。
尚、図2中、100はディスプレイ用前面板(、210
はPDP(プラズマディスプレイ)、220は台座、2
30は筐体、231は筐体前部、233は筐体後部、2
40は取付け金具、251は取付けボス、253はネジ
である。
【0025】
【実施例】更に、本発明のディスプレイ用前面板の実施
例を挙げる。実施例のディスプレイ用前面板は図1に示
す構成のものである。図1において、透明基材110と
しては、厚さ3mmのアクリル板を用いた。第1の反射
防止フィルム120、第2の反射防止フィルム140と
しては、それぞれ、その基材(ベース)となる透明なフ
ィルム121(あるいは141)として厚さ188μm
のポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PETフ
ィルムとも言う)(東洋紡株式会社製、A4350)を
用い、その一面に、多官能アクリレート(大日精化工業
株式会社製ハードコート樹脂 PET−D31)をバー
コータ一により、ドライ厚み6μmに塗布し、これに電
子線を150KVで4Mrad照射して樹脂層を硬化さ
せてハードコート層123(あるいは143)とした。
更にその上に反射防止層(AR層)125(あるいは1
45)を積層し、該反射防止層上にフツ素化アルキルシ
リル化合物(防汚コート剤KP−801M、信越化学株
式会社製)からなる防汚層127(あるいは147)を
厚さ2nmにバーコートにより塗布して形成したものを
用いた。反射防止膜(AR層)125(あるいは14
5)としては、低屈折率層、高屈折率層、低屈折率層の
順に、それぞれ、SiO2、TiO2、SiO2とする
薄膜層をPETフィルム側からマグネトロンスパッタリ
ング法にて形成して積層したものである。膜厚は、それ
ぞれPETフィルム側から、124nm、142nm、
88nmとしたものである。
【0026】また、フィルターフィルム130として
は、厚さ75μmの易接着性のPETフィルムの一面に
近赤外線カット層を塗布したPETフィルム(東洋紡株
式会社製、品番No2832)を用い、近赤外線カット
層とは反対側の面に、めっきNi、めっき銅(黒化部を
含む)からなる厚さ12μmの金属薄膜メッシュをUV
硬化性のアクリル接着剤を介して転写して電磁波シール
ド層を形成したものを用いた。また、粘着剤層151、
153、155として、アクリル系の透明性の良い粘着
剤(リンテック社製、品番PSA−4)を用いた。実施
例のディスプレイ用前面板は、粘着剤層151、15
3、155を介して、それぞれ、個別に準備された、ア
クリル板110、第1の反射防止フィルム120、フィ
ルターフィルム130、第2の反射防止フィルム140
を積層したものである。即ち、粘着剤層151、15
3、155を介して、アクリル板110の一方の面に、
第1の反射防止フィルム120を貼り付け、他方の面に
順に、フィルターフィルム130、第2の反射防止フィ
ルム140を貼り付けたものである。
【0027】次に、実施例のフィルターフィルム130
を図3に基づいて説明する。図3は、フィルターフィル
ム130の一部を分かり易く示した概略図である。図3
中、130はフィルターフィルム、131は近赤外線カ
ット層、133はPETフィルムからなる透明フィル
ム、310はメッシュ、311はCu(銅)黒化部、3
13はCu(銅)、315はNi(ニッケル)、320
は接着剤である。メッシュ310は、ライン幅40μ
m、ラインピッチ280μm、開口率75%とするもの
で、Ni315の厚みは6μm、Cu133の厚みとC
u黒化部131の厚みとを合わせた厚みを6μmであ
る。
【0028】次いで、透明フィルム133へのメッシュ
310の形成を説明する。図3に示すメッシュ310の
PETフィルムからなる透明フィルム133への形成
は、図4に示す製造工程で行った。尚、図4は分かり易
くするために要部のみを示した断面図である。先ず、ス
テンレスからなるめっき剥離性の良い基板410の一面
に感光性レジスト420を塗布した。(図4(a)) レジスト420としては、特に限定はされないが、耐め
っき性があり、製版性、処理性の良いカゼインレジスト
を用い、垂れ流しにより塗布した。次いで所定のパター
ン版を用いて、密着露光し、現像して、メッシュ状に基
板410の面が露出するようにレジストでパターンを形
成した。(図4(b)) 次いで、所定の電解めっき法により、基板410のレジ
スト420から露出した部分に、まずNiめっき431
を膜厚6μmとなるように形成し、引続き、該Niめっ
き上にCuめっき433を膜厚6μmとなるように形成
し、次いでCuめっきの露出している部分を酸化して黒
化し、Cuの黒化部435を形成し、金属薄膜からなる
メッシュ430を得た。(図4(c)) 尚、電界銅めっき、Niめっきは、通常の所定のめっき
浴組成、条件にて行った。
【0029】この後レジスト420を除去してから、易
接着性のPETフィルム440をUV(紫外線)硬化型
のアルリル接着剤450をその間に挾みながら基板41
0のめっき面に合わせ、且つゴムロール460にて押圧
し(図4(d))、基板410とPETフィルム440
とを密着させた状態で、PETフィルム440側からU
V光(紫外線)を照射して該接着剤450を硬化させ、
基板410のみを剥離して、結果、基板410からPE
Tフィルム440上にメッシュ430を転移させた。
(図4(e))
【0030】このようにして得られた、ディスプレイ用
前面板について電磁波のシールド効果を調べた結果、電
磁波の減衰効果は、図5、図6に示すようなデータとし
て得られた。尚、測定はKEC法(社団法人関西電子工
業新興センターが開発した電磁波測定方法)に依る。図
5、本実施例のディスプレイ用前面板を用いた場合の電
界の減衰率を示したものであるが、1000MHzまで
の範囲の周波数を有する電磁放射に対する減衰率が50
dB以上であった。図6は、本実施例のディスプレイ用
前面板を用いた場合の磁界の減衰率を示したものである
が、図6より、20MHz〜1000MHzの範囲の周
波数を有する電磁放射に対する減衰率が30dB以上で
あった。これより、情報処理装置等へ、周波数帯域が3
0MHz〜130MHzの不要な電磁波が漏洩するのを
防止できる。即ち、本実施例のディスプレイ用前面板を
PDPに用いた場合には、PDPからの電磁波による情
報処理装置等の弊害を与えないよう電磁波を抑制できる
ことが分かる。
【0031】また、本実施例のディスプレイ用前面板に
ついて可視光、近赤外線領域について、その透過率は、
図7に示すようになった。図7より、800nm〜10
00nmの近赤外線波長においては、透過率が20%以
下であり、本実施例のディスプレイ用前面板をPDPに
用いた場合には、リモートコントロール装置あるい光通
信機器等を近傍で動作させても、その正常動作を阻害す
るおそれが無くなる。更に、450nm〜650nmの
範囲の波長を有する可視光線領域においてはその透過率
が60%以上で良い透視性を持っていることが分かる。
【0032】また、実施例のディスプレイ用前面板につ
いて、その反射率、吸収を調べたが、450nm〜65
0nmの範囲の波長を有する可視光線に対する反射率は
1.5%以下、吸収率は3%以下となった。このよう
に、450nm〜650nmの範囲の波長を有する可視
光線領域において、良好な透過率、反射率、吸収率が得
られた。これにより、外光の反射による画質のコントラ
ストの低下を防ぎ、且つ良好な透視性をもたらす。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記のように、PDP等のデ
ィスプレイパネルの前面板であって、反射防止、電磁波
カット、赤外線カットの点で優れ、良好な透視性をもっ
て画面表示できるもので、全体の重量を軽くでき、更
に、汚れが付き難く、作製上量産性に向き、且つ作製の
ための単価も安くなる構成の前面板の提供を可能とし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ用前面板の実施の形態の
1例を示した図
【図2】ディスプレイ用前面板の使用形態の1例を示し
た断面図
【図3】フィルターフィルムの構造を示した側略図
【図4】フィルターフィルムの製造工程を示した要部概
略図
【図5】実施例の電界シールド効果を示したグラフの図
【図6】実施例の磁界シールド効果を示したグラフの図
【図7】実施例の可視光、近赤外線領域における透過率
の測定結果を示した図
【符号の説明】
100 ディスプレイ用前面板 110 透明な基材 120 第1の反射防止フィルム 121 透明プラスチックフィルム 123 ハードコート層 125 反射防止層 127 防汚層 130 フィルターフィルム 131 近赤外カット層 133 透明プラスチックフィルム 135 電磁波シールド層 135A メッシュ部 135B 接地用枠部 140 第2の反射防止フィルム 141 透明プラスチックフィルム 143 ハードコート層 145 反射防止層 147 防汚層 151、153、155 粘着剤(接着剤層) 210 PDP(プラズマディスプレ
イパネル) 220 台座 230 筐体 231 筐体前部 233 筐体後部 240 取付け金具 251 取付けボス 253 ネジ 310 メッシュ 311 Cu(銅)黒化部 313 Cu(銅) 315 Ni(ニッケル) 320 接着剤 410 基板 420 感光性レジスト 430 メッシュ 431 Niめっき 433 Cuめっき 435 Cuの黒化部 440 PETフィルム 450 アクルリル接着剤 460 ゴムロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 5/22 H01J 17/16 H01J 11/02 G02B 1/10 A 17/16 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイパネルの前面に置いて用い
    られる、反射防止、電磁波遮蔽等のための前面板であっ
    て、透明なベース基材の観察者側の面に第1の反射防止
    フィルムを粘着剤層を介して設け、ベース基材の観察者
    側の面とは反対側の面には、順に、近赤外線カットない
    し電磁波シールド用のフィルターフィルムと、第2の反
    射防止フィルムとをそれぞれ粘着剤層を介して配設して
    いることを特徴とするディスプレイ用前面板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第1の反射防止フィ
    ルム、第2の反射防止フィルムは、それぞれ、透明な基
    材側から順に、ベースとなる透明プラスチックフィル
    ム、ハードコート層、反射防止層、防汚層を積層したも
    のであることを特徴とするディスプレイ用前面板。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2において、フィルター
    フィルムは透明な基材側から順に、近赤外線カット層、
    透明プラスチックフィルム、電磁波シールド層を積層し
    たものであることを特徴とするディスプレイ用前面板。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、第1の反射
    防止フィルム、第2の反射防止フィルムのベースとなる
    透明プラスチックフィルムをポリエチレンテレフタレー
    ト(PET)としたことを特徴とするディスプレイ用前
    面板。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4における電磁波シール
    ド層が金属薄膜からなるメッシュを形成したものである
    ことを特徴とするディスプレイ用前面板。
  6. 【請求項6】 請求項5における電磁波シールド層のメ
    ッシュは、面積抵抗値が1Ω/□以下であることを特徴
    とするディスプレイ用前面板。
  7. 【請求項7】 請求項6における電磁波シールド層は、
    フィルターフィルムの透明プラスチックフィルム上に転
    写により形成されたものであることを特徴とするディス
    プレイ用前面板。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7において、フィルター
    フィルムの透明プラスチックフィルムを易接着性とした
    ことを特徴とするディスプレイ用前面板。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8において、透明プラス
    チックフィルムをポリエチレンテレフタレート(PE
    T)としたことを特徴とするディスプレイ用前面板。
  10. 【請求項10】 請求項7における転写はUV硬化型
    (紫外線硬化型)のアクリル接着剤を介して転写される
    もので、フィルターフィルムの透明プラスチックフィル
    ムをUV透過型(紫外線透過型)のアクリル樹脂あるい
    は易接着性ポリエチレンテレフタレート(PET)とし
    たことを特徴とするディスプレイ用前面板。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10において、透明な
    基材としてアクリル板を用いたことを特徴とするディス
    プレイ用前面板。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11において、第1の
    反射防止フィルムとフィルターフィルムとは、その大き
    さを同じとし、第2の反射防止フィルムは、フィルター
    フィルムの周辺部を露出させるように、該第2の反射防
    止フィルムに相当する領域の粘着剤(接着剤)を介して
    設けられており、露出されたフィルターフィルムの電磁
    波シールド層には、金属薄膜からなるベタ状の接地用枠
    が形成されていることを特徴とするディスプレイ用前面
    板。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12において、800
    nm〜1000nmの範囲の波長を有する近赤外線に対
    する透過率を20%以下となるようにしたことを特徴と
    するディスプレイ用前面板。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13記載において、4
    50nm〜650nmの範囲の波長を有する可視光線に
    対する透過率を60%以上となるようにしたことを特徴
    とするディスプレイ用前面板。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14記載において、4
    50nm〜650nmの範囲の波長を有する可視光線に
    対する反射率を2%以下となるようにしたことを特徴と
    するディスプレイ用前面板。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15記載において、4
    50nm〜650nmの範囲の波長を有する可視光線に
    対する吸収率を10%以下となるようにしたことを特徴
    とするディスプレイ用前面板。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16記載の防汚層は、
    反射防止層の面に、撥水、撥油性コーティングを施した
    ものであることを特徴とするディスプレイ用前面板。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の撥水、撥油性コーテ
    ィングがフツ素系化合物からなることを特徴とするディ
    スプレイ用前面板。
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