JPH11337958A - 液晶セルの製造方法 - Google Patents

液晶セルの製造方法

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JPH11337958A
JPH11337958A JP15029898A JP15029898A JPH11337958A JP H11337958 A JPH11337958 A JP H11337958A JP 15029898 A JP15029898 A JP 15029898A JP 15029898 A JP15029898 A JP 15029898A JP H11337958 A JPH11337958 A JP H11337958A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の注入方法では、液晶材料の注入圧力を
精度よく調整することができないので、基板間を保持す
るギャップ材の移動や、液晶注入口近傍の膨らみ等の問
題があり、注入時間短縮と表示不良低減の両立が図れな
い。 【解決手段】 液晶注入口5に接続する注入コネクタ1
5の先端ノズルの幅、つまり液晶接触幅を、液晶材料と
接触する液晶セル1の液晶注入口5の幅より小さくし、
かつ、液晶材料を加圧しながら注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に供
される液晶セルの製造方法に関し、詳しくはセル内への
液晶材料の注入時間を短縮すると共にセル厚ムラが見ら
れない液晶セルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶材料が注入される前の液晶セル21
を、図6(a)(b)に示す。液晶セル21は、ガラス等
からなる矩形の2 枚の透明基板22・23を有してい
る。これら2 枚の透明基板22・23の周縁部がシール
材24にて貼り合わされており、これら2 枚の透明基板
22・23とシール材24とにより、微小厚の空間部2
6が形成されている。該空間部26には、空間部26の
厚みを保持するためのギャップ材27が挟持されてい
る。また、液晶セル21の1 辺ではシール材24が途切
れて開口部が形成されている。この開口部が液晶注入口
25であり、ここから空間部26に液晶材料が注入され
る。
【0003】空間部26への液晶材料の注入方法として
は、従来、次に記載するようなものがある。
【0004】最も一般的な方法を、図7を用いて説明す
る。先ずは、真空チャンバ30内に、液晶材料31が入
った液晶容器32を入れると共に、この液晶容器32の
上方に液晶セル21を液晶注入口25が液晶容器32と
対向するようにセットする。このとき、液晶セル21の
液晶注入口25が液晶材料31と接触しないように離間
して配置する。次に、真空チャンバ30内を真空引きし
て減圧し、液晶セル21内部(図6の空間部26)を排
気する。そして、所定の圧に達すると液晶注入口25と
液晶材料31とを接触させ、その後、真空チャンバ30
内を大気圧に戻す。
【0005】これにより、液晶セル21内部に液晶材料
31が注入される。このような注入方法をさらに発展さ
せ、液晶材料31の無駄を省く手法等が、特開平9−5
4327号公報等に記載されている。
【0006】また、液晶注入に要する時間を短縮するた
めに、上記のように真空チャンバ30を用いて液晶セル
内を排気した後、真空チャンバ30内を減圧したままで
液晶注入口25に、加圧液晶供給装置に接続されたコネ
クタを接続し、液晶材料31を加圧しながら注入する方
法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の注入方法のうち、図7に示す真空チャンバ30
内を大気圧に戻すことでセル内外の気圧差を利用する注
入方法は、空間部26に気泡が混入することを防ぐため
に、液晶材料31が接触する領域を液晶注入口25の幅
以上とすることが必要不可欠であり、かつ、大気圧に戻
して注入するので、注入圧力の調整が困難である。
【0008】その結果、液晶注入口25付近のギャップ
材27が注入時の液晶材料31の勢いで移動するといっ
た問題、液晶注入流れ跡の問題、及び液晶注入口25近
傍の注入量が多くなり、注入後に液晶注入口25付近が
他の部分に比べて膨らんでしまうセル厚ムラの問題があ
る。これらの問題は全て表示不良を引き起こす。
【0009】加えて、近年のセルサイズの大型化に伴
い、液晶注入にかなりの時間を要するため、液晶注入の
時間の短縮が強く望まれており、従来では液晶注入口2
5の幅を大きくすることで対処しているが、この方法で
は前述したギャップ材27の移動等の問題がさらに大き
くなる傾向にある。
【0010】一方、後者の加圧液晶供給装置を用いる方
法は、加圧手段の圧力を調整することで注入圧力をある
程度調整できる。したがって、大気圧に復帰させて注入
する方法に比べては、注入圧力の調整に起因する上記の
各問題による不具合を小さくできる。しかしながら、こ
の方法においても、注入圧力を精度よく調整することは
困難であり、特に液晶注入口25近傍が膨らむセル厚ム
ラが目立つ。
【0011】本発明は、上記課題に鑑み成されたもの
で、液晶材料の注入圧力を精度よく調整して、液晶注入
過多を防止し、注入時間短縮と表示不良低減の両立を可
能にする液晶セルの製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
液晶セルの製造方法は、上記の課題を解決するために、
周縁部に配置されたシール材にて所定の間隙を介して貼
り合わされた一対の基板間に、上記シール材が除かれた
開口部より液晶材料を注入する液晶注入工程を含む液晶
セルの製造方法において、液晶注入時に液晶材料と接触
する上記開口部の面積を実際の開口部面積より小さく調
整し、かつ、液晶材料を加圧しながら注入することを特
徴としている。
【0013】本願発明者らは、前記の目的を達成すべ
く、液晶材料の注入方法について鋭意検討を行った結
果、液晶注入口の実際の面積よりも液晶材料が接触する
面積を小さくする調整を行いながら加圧注入すること
で、加圧手段の圧力のみを調整するよりも精度良く注入
圧力を調整できることを見い出した。
【0014】したがって、上記の構成により、液晶材料
の注入圧力を精度よく調整して、基板間を保持するギャ
ップ材の移動や、液晶注入流れ跡の発生、液晶注入口近
傍の膨らみ等の問題を解決して、注入時間短縮と表示不
良低減を両立できる。
【0015】本発明の請求項2記載の液晶セルの製造方
法は、請求項1記載の方法において、液晶材料と接触す
る開口部の面積を、開口部の実際の面積の1/4〜3/
4の範囲内で調整することを特徴としている。
【0016】液晶材料と接触する開口部の面積を、開口
部の実際の面積の1/4〜3/4の範囲内とすること
で、注入圧力の制御が容易に行え、セル厚ムラを低減し
てセル厚制御が容易になる。
【0017】本発明の請求項3記載の液晶セルの製造方
法は、請求項1記載の方法において、液晶材料の注入圧
力を0.01〜2kgf/cm2 の範囲内で2 段階以上
の条件で注入することを特徴としている。
【0018】液晶材料の注入圧力を0.01〜2kgf
/cm2 の範囲内とすれば、ギャップ材の移動は先ず起
こり難い。そして、この範囲内で2段階以上の条件で注
入することで、一定の注入圧力で注入する場合に比べ
て、注入時間を短縮できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の一形態を、図
1〜図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】先ず、図2(a)(b)を用いて、本実施の
形態で用いる液晶材料が注入される前の液晶セル1につ
いて説明する。
【0021】液晶セル1は、ガラス等の透明材料からな
る矩形の2 枚の基板2・3を有している。これら2 枚の
基板2・3の外周がシール材4にて貼り合わされてお
り、これら2 枚の基板2・3とシール材4とにより、微
小厚の空間部6が形成されている。該空間部6には、空
間部6の厚みを保持するためのギャップ材7が挟持され
ている。そして、液晶セル1の対向する2辺ではシール
材4が途切れて3個の開口部が形成されている。
【0022】1 辺に2つある開口部がそれぞれ、空間部
6の空気を排気するための排気口8a・8bである。排
気口8a・8bに対向する辺に形成された開口部が、空
間部6に液晶材料を注入するための液晶注入口5であ
る。
【0023】このような液晶セル1に液晶材料を注入す
る液晶注入システムの構成を図3に示す。
【0024】液晶セル1の排気口8a・8bにはそれぞ
れ、吸引コネクタ11・11が接続される。吸引コネク
タ11・11には、真空吸引管12の一端が接続されて
おり、この真空吸引管12の他端は、真空ポンプ13に
開閉バルブ14を介して接続されている。これにより、
開閉バルブ14が開弁されている状態において、液晶セ
ル1内部(図2に示す空間部6)の空気は、排気口8a
・8bを通って排気される。
【0025】一方、液晶セル1の液晶注入口5には、注
入コネクタ15が接続される。注入コネクタ15には、
液晶供給管16の一端が接続されており、この液晶供給
管16の他端は、加圧液晶供給装置17に開閉バルブ1
8を介して接続されている。上記加圧液晶供給装置17
は、液晶材料9を加圧して液晶供給管16へと送り出す
もので、加圧手段を備え、液晶材料9の供給圧力を調整
できるようになっている。これにより、開閉バルブ18
が開弁されている状態において、液晶セル1の空間部6
に液晶材料9が、液晶注入口5を通って注入される。
【0026】上記の注入コネクタ15は、図4に示すよ
うに、液晶セル1における液晶注入口5が形成されてい
る箇所を、ゴム等の変形可能な材質からなるシーリング
部15a・15a’で挟み込む構成である。シーリング
部15aには、液晶供給管16が通されており、このシ
ーリング部15aに他方のシーリング部15a’が、ク
リップ部材15b・15b’の挟持力にて押し当てら
れ、液晶注入口5が完全にシーリングされるようになっ
ている。ここまでの構成は、吸引コネクタ11も、液晶
供給管16に代えて真空吸引管12が通されている以外
は、ほぼ同様の構成を有している。
【0027】ところで、前述したように、液晶材料9を
加圧注入することで、液晶注入に要する時間を短縮する
ことが可能である。しかしながら、その場合も、注入時
の圧力制御が難しく、液晶注入口5付近のギャップ材7
が注入時の液晶材料9の勢いで移動したり、液晶注入流
れ跡が生じたり、或いは、液晶注入口5近傍の注入量が
多くなり、注入後に液晶注入口5付近が他の部分に比べ
て膨らんでセル厚ムラが生じるといった問題があった。
【0028】そこで、本実施の形態では、液晶注入シス
テムにおける上記注入コネクタ15を、図1に示すよう
に、液晶注入口5の面積よりも小さい面積で液晶材料9
を注入できるように、液晶注入口5と液晶材料9との接
触面積、つまり、接触幅を調整可能な構成となってい
る。具体的には、前述の図4に示す液晶供給管16の先
端ノズルの幅を調整し得る構成としている。このとき、
もちろん、液晶注入口5における先端ノズルよりも外側
の領域は、シーリング部15aにてシーリングされ、空
気が混入しないようになっている。
【0029】このような液晶注入システムを用いて、排
気口8a・8bより液晶セル1内を排気しながら液晶注
入口5より液晶材料9を加圧注入することにより、注入
圧力の調整を精度良く実施でき、液晶注入に要する時間
の短縮を図りながらも、液晶材料9の注入過多の防止及
びギャップ材7の移動、液晶注入流れ跡の発生等を防止
できる。
【0030】このとき、液晶注入口5の幅(面積)に対
する先端ノズルの幅(液晶材料9が実際に接触する面
積)は、1/4〜3/4の範囲内とすることで、注入圧
力のコントロールが容易になり、その結果、効果的にセ
ル厚の制御が可能になることが確認されている。
【0031】さらにこのとき、液晶注入圧力を0.01
〜2kgf/cm2 の範囲内で2段階以上の条件で加圧
しながら注入することが望ましい。上記範囲では、ギャ
ップ材7の移動が伴わないことが確認されており、注入
時間の大幅な遅れを引き起こすことなく、注入時間の短
縮かつ良好な表示品位およびセル厚制御が容易となる。
【0032】尚、ここでは、排気口8a・8bから排気
しながら液晶注入口5から液晶材料9を加圧注入する場
合を例示したが、排気口8a・8bは必ずしも必要なも
のではなく、従来のように、真空チャンバを用いて液晶
セル1内部を排気した後、液晶注入口より液晶材料9を
加圧注入する構成においても、上記した注入コネクタ1
5を用いて液晶材料9が液晶注入口5と接触する面積を
小さくして加圧注入することで、同様の作用・効果を奏
する。
【0033】
【実施例】ここで、前述の実施の形態にて説明した図3
の液晶注入システムを採用した実施例を上げて本発明を
さらに説明する。もちろん、本発明はここに示す実施例
にのみ限定されるものではない。
【0034】〔実施例1〕液晶注入口5の幅が20mm
である14インチ級の液晶セル1の液晶注入口5及び排
気口8a・8bに、注入コネクタ15及び吸引コネクタ
11・11を取り付け、液晶セル1内を減圧に排気した
後、排気口8a・8bから一定圧力で吸引しながら液晶
注入口5側から液晶材料9を供給した。また、このと
き、図5(a)に示すように、最初は大きな圧力で、途
中からはそれよりも小さな圧力として、ギャップ材7の
移動を伴わない程度に段階的に加圧を行った。
【0035】この際、表1に示すように、液晶注入口5
の幅に対し、液晶材料9の接触幅が5mmとなるように
注入コネクタ15の先端ノズルの幅を調節した。また、
液晶材料9が接触していない部分は気泡等が混入しない
ようにシーリングした。
【0036】その結果、100分後に液晶材料9を液晶
セルの空間部に充填することができた。また、ギャップ
材7の移動もなく良好な表示品位を得た。加えて、面内
30ポイントのセル厚バラツキσも良好であった。
【0037】但し、注入時間は従来の図7に示す真空チ
ャンバ30を用いた方法よりも遅くなった。
【0038】〔実施例2〕前記実施例1と同様の注入方
法で液晶材料9との接触幅を10mmとしたところ、7
0分で液晶材料9の注入が完了した。また、この時も、
図5(b)に示すように、ギャップ材7の移動を伴わな
い程度に段階的に加圧しながら注入を行った。
【0039】結果、ギャップ材7の移動もなくセル厚の
バラツキも従来の図7に示す注入方法のものよりも良好
であった。つまり、液晶セル1の液晶注入口5の幅に対
し液晶材料9の接触幅を1/2にすることにより注入加
圧のコントロールが容易となり、その結果、注入時間の
短縮とセル厚の制御および表示品位の良好なポイントを
見出すことが可能となった。
【0040】〔実施例3〕前記実施例1と同様の注入方
法で液晶材料9との接触幅を15mmとしたところ、5
5分で液晶材料9の注入が完了した。また、この時も図
5(c)に示すように、ギャップ材7の移動を伴わない
程度に段階的に加圧しながら注入を行った。
【0041】結果、実施例2よりも注入時間の短縮を実
現できたが、液晶注入口5近傍が若干、液晶過多となっ
た。しかしながら、液晶注入流れ跡は発生せず、表示品
位上の問題はなかった。
【0042】〔比較例1〕前記実施例1と同様の注入方
法で液晶材料9との接触幅を20mmとし、従来のよう
に液晶セル1の液晶注入口5の幅と液晶材料9の接触部
分を同等とし、図5(d)に示すように、加圧しながら
注入したところ、40分で液晶材料9の注入が完了し
た。かなり短い注入時間となった。しかしながら、ギャ
ップ材7の移動があり、液晶注入口5近傍の膨らみも見
られた。つまり、液晶供給量が多いことにより、注入加
圧のコントロールが困難となったためである。その結
果、セル厚バラツキσも悪化した。
【0043】〔比較例2〕また、前述した従来の図7に
示す真空チャンバ30を用いた方法で実験を行った結
果、75分で液晶材料31の注入が完了した。無論、液
晶注入口25幅と液晶接触部分は20m以上となってい
るため、ギャップ材27の移動を伴う結果となった。ま
た、セル厚のバラツキも最も悪く、液晶注入流れ跡およ
び液晶注入口25近傍の膨らみも併発した。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の液晶セルの製造
方法は、以上のように、周縁部に配置されたシール材に
て所定の間隙を介して貼り合わされた一対の基板間に、
上記シール材が除かれた開口部より液晶材料を注入する
液晶注入工程を含む液晶セルの製造方法において、液晶
注入時に液晶材料と接触する上記開口部の面積を実際の
開口部面積より小さく調整し、かつ、液晶材料を加圧し
ながら注入するものである。
【0046】これにより、液晶材料の注入圧力を精度よ
く調整して、基板間を保持するギャップ材の移動や、液
晶注入流れ跡の発生、液晶注入口近傍の膨らみ等の問題
を解決して、注入時間短縮と表示不良低減を両立でき
る。
【0047】その結果、より短時間で表示品位の優れた
液晶セルを生産でき、ひいては、優れた表示品位の液晶
表示装置をより安価にて提供できるといった効果を奏す
る。
【0048】本発明の請求項2記載の液晶セルの製造方
法は、請求項1記載の方法において、液晶材料と接触す
る開口部の面積を、開口部の実際の面積の1/4〜3/
4の範囲内で調整することを特徴としている。
【0049】これにより、注入圧力の制御がより容易に
行えるようになり、セル厚制御がより一層容易になる。
【0050】その結果、上記した効果を奏する請求項1
に記載の液晶セルの製造方法を、より確実に実施でき、
上記効果を確実に得ることができるという効果を奏す
る。
【0051】本発明の請求項3記載の液晶セルの製造方
法は、請求項1記載の方法において、液晶材料の注入圧
力を0.01〜2kgf/cm2 の範囲内で2 段階以上
の条件で注入することを特徴としている。
【0052】これにより、セル厚を容易に制御しなが
ら、一定の注入圧力で注入する場合に比べて、注入時間
を短縮できる。
【0053】その結果、上記した効果を奏する請求項1
に記載の液晶セルの製造方法を、より効果的に実施で
き、より一層、優れた表示品位の液晶表示装置を安価に
て提供できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、液晶セル
内に液晶材料を注入する際の液晶注入口幅に対する液晶
材料の接触幅を示す説明図である。
【図2】(a)は液晶材料が注入される液晶セルの平面
図であり、(b)はその断面図である。
【図3】液晶セル内に液晶材料を注入するための液晶注
入システムの構成を示す模式図である。
【図4】上記液晶注入システムにおける注入コネクタの
構成を示す断面図である。
【図5】(a)〜(e)は、本発明の実施例及び比較例
における液晶材料の注入圧力を示すグラフである。
【図6】従来技術を示すもので、(a)は液晶材料が注
入される液晶セルの平面図であり、(b)はその断面図
である。
【図7】従来の液晶セル内に液晶材料を注入するための
液晶注入方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶セル 2・3 透明基板(基板) 4 シール材 5 液晶注入口(開口部) 6 空間部 7 ギャップ材 8a・8b 排気口 11 吸引コネクタ 15 注入コネクタ 16 液晶供給管 17 加圧液晶供給装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部に配置されたシール材にて所定の間
    隙を介して貼り合わされた一対の基板間に、上記シール
    材が除かれた開口部より液晶材料を注入する液晶注入工
    程を含む液晶セルの製造方法において、 液晶注入時に液晶材料と接触する上記開口部の面積を実
    際の開口部面積より小さく調整し、かつ、液晶材料を加
    圧しながら注入することを特徴とする液晶セルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】液晶材料と接触する開口部の面積を、開口
    部の実際の面積の1/4〜3/4の範囲内で調整するこ
    とを特徴とする請求項1記載の液晶セルの製造方法。
  3. 【請求項3】液晶材料の注入圧力を0.01〜2kgf
    /cm2 の範囲内で2 段階以上の条件で注入することを
    特徴とする請求項1記載の液晶セルの製造方法。
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US7605968B2 (en) 2005-03-02 2009-10-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Display medium

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