JP2002090762A - 液晶パネルの製造方法及び装置 - Google Patents

液晶パネルの製造方法及び装置

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JP2002090762A
JP2002090762A JP2000283210A JP2000283210A JP2002090762A JP 2002090762 A JP2002090762 A JP 2002090762A JP 2000283210 A JP2000283210 A JP 2000283210A JP 2000283210 A JP2000283210 A JP 2000283210A JP 2002090762 A JP2002090762 A JP 2002090762A
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Hidekatsu Shigihara
秀勝 鴫原
Atsushi Takano
敦史 高野
Manabu Takami
学 高見
Ayumi Sasaki
あゆみ 佐々木
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Nanox Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のガラス基板間のギャップを簡単な構成
で均一化することができる液晶パネルの製造方法及び製
装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネル50の排気ポート55と注入
ポート56には、夫々、真空ポンプ59と液晶供給装置
61が接続されている。ガラス基板51,52には、ガ
ラス基板51,52と協働して密閉空間を規定する箱状
チャンバ72,75が押し当てられ、箱状チャンバ7
2,75の底部は、箱状チャンバ72,75の内部密閉
空間を加圧する共に減圧される。まず、真空ポンプ59
によって液晶パネル50内を真空排気し、次いで、液晶
供給装置61によって液晶を液晶パネル50内に加圧注
入する。その後、箱状チャンバ72,75の密閉空間内
を加圧して、ガラス基板51,52を押圧してギャップ
54を均一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの製造
方法及び装置に関し、特に、液晶パネル内に液晶を注入
する工程を有する液晶パネルの製造方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、図5に示す液晶パネル
50を有し、この液晶パネル50は、一対の矩形ガラス
基板51,52を備える。一対のガラス基板51,52
は、スペーサビーズ60(図6)により互いに数μmの
厚さのギャップ54で対峙し、それらの周縁が、後述す
る排気ポート55や注入ポート56として使用される部
分を除いて接着剤53で接合されている。
【0003】このような液晶パネル50内に液晶を注入
する方法としては、例えば特開平8−262462号公
報に提案されている方法がある。この方法は、図6に示
すように、液晶パネル50に形成された排気ポート55
と注入ポート56に、夫々、排気コネクタ57と注入コ
ネクタ58を介して真空ポンプ59と液晶供給装置61
を接続し、まず、真空ポンプ59を駆動させることによ
り排気コネクタ57を介して液晶パネル50内を真空排
気し、液晶パネル50内が所定の真空度に達したときに
液晶供給装置61によって注入コネクタ58を介して液
晶を液晶パネル50内に加圧注入する。
【0004】液晶注入完了時点において、液晶パネル5
0の注入ポート56近傍では、液晶の圧力が大気圧より
高くなっており、液晶パネル50を構成する一対のガラ
ス基板51,52間のギャップ54が正常状態より膨ら
み、これに対して、液晶パネル50の排気ポート56近
傍では、真空吸引された影響で液晶の圧力が大気圧より
低く、一対のガラス基板51,52間のギャップ54が
ほぼスペーサビーズ60の径に対応する寸法となってい
る。
【0005】このようなガラス基板51,52の変形
は、時間の経過によっては元に戻らず、液晶パネル50
のギャップの不均一、即ち、液晶厚さの不均一さををも
たらし、所望の表示性能の達成を阻害する要因となる。
【0006】上記のような液晶厚さの不均一さを解消す
るために、例えば特開平11−052399号公報に記
載の装置では、上記液晶パネル50全体及び液晶供給装
置61をハウジング内に収容し、液晶供給装置61が液
晶の注入を完了した時点で、ハウジング内に圧縮空気を
供給し、ハウジング内を大気圧より高い圧力、例えば大
気圧の1.5〜2.0倍に加圧して、液晶パネル50を
取り巻く気圧が一対のガラス基板51,52を押圧する
ことになり、その結果、一対のガラス基板51,52
は、互いに除々に接近し、本来もっている歪みをも矯正
された状態で平坦になり、ひいては、スペーサビーズ6
0の径によって決定される均一なギャップ54を得るこ
とができる。次いで、液晶パネル50を取り巻く気圧を
高圧状態に維持したままコネクタ57,58を外し、排
気ポート55及び注入ポート56に封止剤を充填し、そ
の後液晶パネル50を取り巻く気圧を大気圧に戻し液晶
パネル50をハウジングから取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、一対のガラス基板51,52、排気コネ
クタ57及び注入コネクタ58、封止装置等をハウジン
グ1内に収容する必要があるため、装置全体が大型化す
るという問題がある。
【0008】本発明は、一対のガラス基板間のギャップ
を簡単な構成で均一化することができる液晶パネルの製
造方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の製造方法は、一対の対向位置にお
ける排気ポート及び注入ポートに使用される部分を除い
て周縁が接合された一対のガラス基板を備える液晶パネ
ルの製造方法において、前記排気ポートを介して前記一
対のガラス基板内を真空排気する排気工程と、前記注入
ポートを介して前記真空排気された一対のガラス基板内
に液晶を注入する注入工程と、前記注入工程完了後に、
前記一対のガラス基板を両側から押圧する押圧工程とを
備えることを特徴とする。
【0010】請求項1記載の製造方法によれば、真空排
気された一対のガラス基板内に液晶を注入する注入工程
完了後に一対のガラス基板を両側から押圧するので、一
対のガラス基板間のギャップを簡単な構成で均一化する
ことができる。
【0011】請求項2記載の製造方法は、請求項1記載
の製造方法において、前記排気工程中に、前記一対のガ
ラス基板を両側から押圧することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の製造方法によれば、排気工
程中に、一対のガラス基板を両側から押圧するので、液
晶パネル内の真空排気を迅速に行うことができる。
【0013】請求項3記載の製造方法は、請求項1又は
2記載の製造方法において、前記押圧は、前記一対のガ
ラス基板の全面又は一部の面に対して行うことを特徴と
する。
【0014】請求項3記載の製造方法によれば、押圧
は、一対のガラス基板の全面又は一部の面に対して行う
ので、一対のガラス基板を押圧する構成を小型化するこ
とができる。
【0015】請求項4記載の製造方法は、請求項3記載
の製造方法において、前記押圧は、前記注入ポート側に
おける前記一対のガラス基板の全面又は一部の面に対し
て行うことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の製造方法によれば、押圧
は、注入ポート側における一対のガラス基板の全面又は
一部の面に対して行うので、一対のガラス基板の押圧を
効率よく行うことができる。
【0017】請求項5記載の製造方法は、請求項1乃至
4のいずれか1項に記載の製造方法において、前記注入
工程中に、前記一対のガラス基板の部分を両側に引っ張
ることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の製造方法によれば、注入工
程中に、一対のガラス基板の部分を両側に引っ張るの
で、液晶パネル内への液晶の注入を迅速に行うことがで
きる。
【0019】請求項6記載の製造方法は、請求項5項に
記載の製造方法において、前記引っ張りは、前記一対の
ガラス基板の全面又は一部の面に対して行うことを特徴
とする。
【0020】請求項6記載の製造方法によれば、引っ張
りは、一対のガラス基板の全面又は一部の面に対して行
うので、一対のガラス基板を引っ張る構成を小型化する
ことができる。
【0021】請求項7記載の製造方法は、請求項6項に
記載の製造方法において、前記引っ張りは、前記注入ポ
ート側における前記一対のガラス基板の全面又は一部の
面に対して行うことを特徴とする。
【0022】請求項7記載の製造方法によれば、押圧
は、注入ポート側における一対のガラス基板の全面又は
一部の面に対して行うので、一対のガラス基板の引っ張
りを効率よく行うことができる。
【0023】上述の目的を達成するために、請求項8記
載の製造装置は、一対の対向位置における排気ポート及
び注入ポートに使用される部分を除いて周縁が接合され
た一対のガラス基板を備える液晶パネルの製造装置にお
いて、前記排気ポートを介して前記一対のガラス基板内
を真空排気する排気手段と、前記注入ポートを介して前
記一対のガラス基板内に液晶を注入する注入手段と、前
記一対のガラス基板を両側から押圧すると共に両側に引
っ張る押圧引っ張り手段とを備えることを特徴とする。
【0024】請求項8記載の製造装置によれば、押圧引
っ張り手段が一対のガラス基板を両側から押圧すると共
に両側に引っ張るので、一対のガラス基板間のギャップ
を簡単な構成で均一化することができる。
【0025】請求項9記載の製造装置は、請求項8記載
の製造装置において、前記押圧引っ張り手段は、前記一
対のガラス基板に両側から当接され、前記ガラス基板と
協働して密閉空間を規定する一対の箱状部材と、前記一
対の箱状部材に接続され、前記箱状部材内を加圧すると
共に減圧する加圧減圧手段とから成ることを特徴とす
る。
【0026】請求項9記載の製造装置によれば、押圧引
っ張り手段は、一対のガラス基板に両側から当接され、
ガラス基板と協働して密閉空間を規定する一対の箱状部
材と、一対の箱状部材に接続され、箱状部材内を加圧す
ると共に減圧する加圧減圧手段とから成るので、押圧引
っ張り手段の構成を簡単化することができる。
【0027】請求項10記載の製造装置は、請求項9記
載の製造装置において、前記押圧引っ張り手段は、前記
一対のガラス基板に吸着することができる一対の吸盤
と、該一対の吸盤を移動させる移動手段とから成ること
を特徴とする。
【0028】請求項10記載の製造装置によれば、押圧
引っ張り手段は、一対のガラス基板に吸着することがで
きる一対の吸盤と、該一対の吸盤を移動させる移動手段
とから成るので、押圧引っ張り手段の構成をさらに簡単
化することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
液晶パネルの製造装置を図1及び図2を参照しながら説
明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態に係る液晶パ
ネルの製造装置の説明図であり、図2は、図1の製造装
置の主要部の斜視図である。
【0031】図1において、液晶表示装置は、液晶パネ
ル50を有し、この液晶パネル50は、一対の矩形ガラ
ス基板51,52を備える。一対のガラス基板51,5
2は、スペーサビーズ60により、例えば4μmの厚さ
のギャップで対峙し、それらの周縁が、後述する排気ポ
ート55や注入ポート56として使用される部分を除い
て接着剤53で接合されている。
【0032】液晶パネル50に形成された排気ポート5
5と注入ポート56には、夫々、排気コネクタ57と注
入コネクタ58を介して真空ポンプ59(排気手段)と
液晶供給装置61(注入手段)が接続されている。
【0033】ガラス基板51には、ガラス基板51と協
働して密閉空間を規定すると共に、周縁にOリング71
を有する箱状チャンバ72(押圧引っ張り手段)が図示
しないストッパにより押し当てられる。箱状チャンバ7
2の底部は、パイプ73を介して、内部密閉空間を加圧
する共に減圧する図示しない加圧減圧手段(押圧引っ張
り手段)に接続されている。
【0034】ガラス基板52には、ガラス基板52と協
働して密閉空間を規定すると共に、周縁にOリング74
を有する箱状チャンバ75(押圧引っ張り手段)が図示
しないストッパにより押し当てられる。箱状チャンバ7
5の底部は、パイプ76を介して、前記加圧減圧手段に
接続されている。
【0035】上記ストッパに代えて箱状チャンバ72,
75の両底面をクランプで挟み込んで、ガラス基板5
1,52から箱状チャンパ72,75が浮き上がらない
ようにいしてもよい。
【0036】また、箱状チャンバ72,75の大きさ
を、ガラス基板51,52の表面のほとんど全部を覆う
ようにしてもよい。
【0037】以下、図3を参照しながら、図1の製造装
置によって実行される液晶パネルの製造方法を説明す
る。以下の説明では、図4の概念図をも参照する。
【0038】図3は、図1の製造装置によって実行され
る液晶パネルの製造工程図であり、図4は、図3の液晶
パネルの製造工程の概念図である。
【0039】まず、一対の対向位置における排気ポート
55及び注入ポート56に使用される部分を除いて周縁
が接着剤53により接合された一対のガラス基板51,
52をセットし、この排気ポート55には排気コネクタ
57を、注入ポート56には注入コネクタ58を取付け
(工程P1)、注入ポート56寄りの位置においてガラ
ス基板51,52にチャンバ72,75を押し当ててセ
ットする(工程P2)。
【0040】次いで、真空ポンプ59を駆動させること
により排気コネクタ57を介して液晶パネル50内を真
空排気する(工程P3)。このとき、箱状チャンバ7
2,75を図示しないストッパを用いてガラス基板5
1,52に押し当てつつ、箱状チャンバ72,75の密
閉空間内に圧縮空気を送り込み、ガラス基板51,52
を押圧するのが好ましい(図4(a))。これにより、
液晶パネル50内の真空吸引を迅速にしかも効率よく行
うことができる。
【0041】続く工程P4では、液晶パネル50内が所
定の真空度に達したときに液晶供給装置61によって注
入コネクタ58を介して液晶を液晶パネル50内に加圧
注入する(工程P4)。液晶注入時点において、液晶パ
ネル50の注入ポート56近傍では、液晶の圧力が大気
圧より高くなっており、液晶パネル50を構成する一対
のガラス基板51,52間のギャップが正常状態より膨
らむ。液晶の加圧注入直後、図示しないストッパを用い
て箱状チャンバ72,75を注入ポート56寄りの位置
においてガラス基板51,52に押し当てつつ、箱状チ
ャンバ72,75の密閉空間を減圧し、ガラス基板5
1,52を両側に引っ張るのが好ましい(図4
(b))。これにより、液晶の経路が確保され液晶パネ
ル50内への液晶の注入を迅速にしかも効率よく行うこ
とができる。その際、注入する液晶を加圧すれば、より
注入速度を上げることができ、また、注入する液晶を加
温すれば、液晶の注入を容易に行うことができる。
【0042】これに対して、液晶パネル50の排気ポー
ト56近傍では、真空吸引された影響で液晶の圧力が大
気圧より低く、一対のガラス基板51,52間のギャッ
プがほぼスペーサビーズ60の径に対応する寸法となっ
ている。
【0043】続く工程P5では、液晶の加圧注入完了直
前又は完了後、図示しないストッパを用いて箱状チャン
バ72,75を注入ポート56寄りの位置においてガラ
ス基板51,52に押し当てつつ、チャンバ72,75
の密閉空間内に圧縮空気を送り込み、ガラス基板51,
52を押圧してギャップを均一にする(図4(c))。
【0044】さらに、チャンバ72,75の密閉空間内
の圧縮空気によりガラス基板51,52を押圧した状態
で排気ポート55及び注入ポート56から排気コネクタ
57及び注入コネクタ58を取り外し(工程P6)、次
いで、余分な液晶を取り除いた後、排気ポート55及び
注入ポート56にUV硬化性樹脂等の封止剤を充填し、
必要に応じて、そのままスポットUV等で硬化させる
か、又はUV炉で硬化させるかして排気ポート55及び
注入ポート56を封止する(工程P7)。
【0045】図4の液晶パネル製造工程によれば、以下
の効果を奏することができる。 (1)ギャップのバラツキ低減 液晶パネルをセットしたチャンバ内に圧縮空気を送り込
み液晶パネルの雰囲気の気圧を上昇させることで、ガラ
ス基板同士を押しつける方向に力が働き、ギャップを均
一にし、その状態で封止を行うため。 (2)液晶の加圧注入速度増大 2枚のガラス基板同士を引き離す方向に引っ張り、液晶
パネル内の排気によりガラス基板同士のギャップが狭く
なるのを防ぐ。よって、より広い液晶の経路が確保でき
液晶をスムーズに進行させることが可能なため。 (3)装置の簡単化 液晶パネルサイズに合わせたチャンバを用意すること
で、様々なサイズの液晶パネルに対応できる。また、手
動でも作業可能であり、自動化もし易い。
【0046】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。
【0047】図3の液晶パネルの製造工程を用いて、表
1の各条件の下に実施例1〜3及び比較例1〜3の液晶
パネルを製造した。
【0048】
【表1】
【0049】本実施例の条件は、下記の通りである。
【0050】ガラス基板は対角40インチ、ガラス基板
間のギャップは7μmであった。液晶は2種類用意し、
液晶Aは粘度47mPa・s(47cps)で高粘度の
もの、液晶Bは粘度29.4mPa・s(29.4cp
s)で低粘度のものであった。液晶加圧注入時の箱状チ
ャンバ内の減圧は、1330〜1.33Pa(10〜
0.01Torr)であり、液晶加圧注入完了後の箱状
チャンバ内の加圧0.01〜0.5MPa(0.01〜
5.0kgf/cm2)であった。液晶加圧注入時のガ
ラス基板の加温は40〜100℃であった。また、箱状
チャンバの寸法は、縦800mm×幅600mm×高さ
20mmであった。
【0051】表1の結果において、液晶加圧注入時間で
は、60分を○、90分を△、120分以上を×で表
し、ガラス基板間のギャップのバラツキは、測定器によ
り計測した平坦度が0.5μm以下のものを○、平坦度
1μm以上のものを×で表した。
【0052】表1によれば、液晶加圧注入完了後に箱状
チャンバ内を加圧すると、ギャップのバラツキを良好に
することができること、液晶加圧注入時に箱状チャンバ
内を減圧すると、液晶加圧注入時間を短縮化することが
できること、液晶の粘度が高いときは、ガラス基板の加
温が効果があることが分かる。
【0053】上記実施の形態では、一対のガラス基板を
押圧/引っ張り手段は、箱状キャップ及び給排気手段で
あったが、これ一対のガラス基板51,52に吸着され
得る一対の吸盤であってもよい。これにより、一対のガ
ラス基板を押圧/引っ張り手段を簡単な構成で実現する
ことができる。
【0054】上記実施の形態では、排気ポート55及び
注入ポート56は1個ずつ設けているが、夫々複数個設
てもよい。これにより、液晶パネル50の真空吸引及び
液晶の注入を迅速に行うことができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の製造方法によれば、真空排気された一対のガラス基
板内に液晶を注入する注入工程完了後に一対のガラス基
板を両側から押圧するので、一対のガラス基板間のギャ
ップを簡単な構成で均一化することができる。
【0056】請求項2記載の製造方法によれば、排気工
程中に、一対のガラス基板を両側から押圧するので、液
晶パネル内の真空排気を迅速に行うことができる。
【0057】請求項3記載の製造方法によれば、押圧
は、一対のガラス基板の全面又は一部の面に対して行う
ので、一対のガラス基板を押圧する構成を小型化するこ
とができる。
【0058】請求項4記載の製造方法によれば、押圧
は、注入ポート側における一対のガラス基板の全面又は
一部の面に対して行うので、一対のガラス基板の押圧を
効率よく行うことができる。
【0059】請求項5記載の製造方法によれば、注入工
程中に、一対のガラス基板の部分を両側に引っ張るの
で、液晶パネル内への液晶の注入を迅速に行うことがで
きる。
【0060】請求項6記載の製造方法によれば、引っ張
りは、一対のガラス基板の全面又は一部の面に対して行
うので、一対のガラス基板を引っ張る構成を小型化する
ことができる。
【0061】請求項7記載の製造方法によれば、押圧
は、注入ポート側における一対のガラス基板の全面又は
一部の面に対して行うので、一対のガラス基板の引っ張
りを効率よく行うことができる。
【0062】請求項8記載の製造装置によれば、押圧引
っ張り手段が一対のガラス基板を両側から押圧すると共
に両側に引っ張るので、一対のガラス基板間のギャップ
を簡単な構成で均一化することができる。
【0063】請求項9記載の製造装置によれば、押圧引
っ張り手段は、一対のガラス基板に両側から当接され、
ガラス基板と協働して密閉空間を規定する一対の箱状部
材と、一対の箱状部材に接続され、箱状部材内を加圧す
ると共に減圧する加圧減圧手段とから成るので、押圧引
っ張り手段の構成を簡単化することができる。
【0064】請求項10記載の製造装置によれば、押圧
引っ張り手段は、一対のガラス基板に吸着することがで
きる一対の吸盤と、該一対の吸盤を移動させる移動手段
とから成るので、押圧引っ張り手段の構成をさらに簡単
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶パネルの製造装
置の説明図である。
【図2】図1の製造装置の主要部の斜視図である。
【図3】図1の製造装置によって実行される液晶パネル
の製造工程図である。
【図4】図3の液晶パネルの製造工程の概念図である。
【図5】液晶表示装置の液晶パネルの平面図である。
【図6】従来の液晶パネルの製造装置の説明図である。
【符号の説明】
50 液晶パネル 51,52 ガラス基板 53 接着剤 55 排気ポート 56 吸気ポート 57 排気コネクタ 58 注入コネクタ 59 真空ポンプ 60 スペーサビーズ 61 液晶供給装置 71,74 Oリング 72,75 箱状チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 学 福島県福島市岡島字長岬6番地の7 ナノ ックス株式会社内 (72)発明者 佐々木 あゆみ 福島県福島市岡島字長岬6番地の7 ナノ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H089 NA01 NA25 NA32 NA60 QA14 5G435 AA17 BB12 KK05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の対向位置における排気ポート及び
    注入ポートに使用される部分を除いて周縁が接合された
    一対のガラス基板を備える液晶パネルの製造方法におい
    て、前記排気ポートを介して前記一対のガラス基板内を
    真空排気する排気工程と、前記注入ポートを介して前記
    真空排気された一対のガラス基板内に液晶を注入する注
    入工程と、前記注入工程完了後に、前記一対のガラス基
    板を両側から押圧する押圧工程とを備えることを特徴と
    する液晶パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記排気工程中に、前記一対のガラス基
    板を両側から押圧することを特徴とする請求項1記載の
    液晶パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記押圧は、前記一対のガラス基板の全
    面又は一部の面に対して行うことを特徴とする請求項1
    又は2記載の液晶パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記押圧は、前記注入ポート側における
    前記一対のガラス基板の全面又は一部の面に対して行う
    ことを特徴とする請求項3記載の液晶パネルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記注入工程中に、前記一対のガラス基
    板の部分を両側に引っ張ることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の液晶パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記引っ張りは、前記一対のガラス基板
    の全面又は一部の面に対して行うことを特徴とする請求
    項5記載の液晶パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記引っ張りは、前記注入ポート側にお
    ける前記一対のガラス基板の全面又は一部の面に対して
    行うことを特徴とする請求項6記載の液晶パネルの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 一対の対向位置における排気ポート及び
    注入ポートに使用された部分を除いて周縁が接合された
    一対のガラス基板を備える液晶パネルの製造装置におい
    て、前記排気ポートを介して前記一対のガラス基板内を
    真空排気する排気手段と、前記注入ポートを介して前記
    一対のガラス基板内に液晶を注入する注入手段と、前記
    一対のガラス基板を両側から押圧すると共に両側に引っ
    張る押圧引っ張り手段とを備えることを特徴とする液晶
    パネルの製造装置。
  9. 【請求項9】 前記押圧引っ張り手段は、前記一対のガ
    ラス基板に両側から当接され、前記ガラス基板と協働し
    て密閉空間を規定する一対の箱状部材と、前記一対の箱
    状部材に接続され、前記箱状部材内を加圧すると共に減
    圧する加圧減圧手段とから成ることを特徴とする請求項
    8記載の液晶パネルの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記押圧引っ張り手段は、前記一対の
    ガラス基板に吸着することができる一対の吸盤と、該一
    対の吸盤を移動させる移動手段とから成ることを特徴と
    する請求項9記載の液晶パネルの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101172210B1 (ko) * 2010-11-12 2012-08-07 엘지이노텍 주식회사 광 변환 부재의 제조방법

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