JPH11333328A - 浄水機能付シャワーヘッドとその浄水カートリッジ - Google Patents

浄水機能付シャワーヘッドとその浄水カートリッジ

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JPH11333328A
JPH11333328A JP10147921A JP14792198A JPH11333328A JP H11333328 A JPH11333328 A JP H11333328A JP 10147921 A JP10147921 A JP 10147921A JP 14792198 A JP14792198 A JP 14792198A JP H11333328 A JPH11333328 A JP H11333328A
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JP
Japan
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water purification
shower head
flow path
water
purification cartridge
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Pending
Application number
JP10147921A
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English (en)
Inventor
Masaaki Okano
正昭 岡野
Kazuhiko Matsubayashi
和彦 松林
Atsuko Nishi
温子 西
Yoshiyuki Kobayashi
善幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKASHO KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
NAKASHO KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浄水と原水との切換え精度が高く、且つ切換え
操作を片手で容易に行うことができ、しかも、浄化用薬
剤補充・交換作業を容易に行うことのできるシャワーヘ
ッド及びその浄水カートリッジを提供する。 【解決手段】シャワーヘッド(1) はヘッド部(11)とグリ
ップ部(14)とに2分割され、ネジ嵌合により一体化され
るシャワーヘッド本体(10)を備えている。前記ヘッド部
(11)には切換え機構(30)が内蔵され、前記グリップ部(1
4)には浄水カートリッジ(20)が着脱可能に収納されてい
る。同カートリッジ(20)は略円筒形状のケース体(21)の
軸中心にパイプ(22)が配され、前記パイプ(22)は原水の
みが通過する第1流路(24)を構成し、前記ケース体(21)
とパイプ(22)との間は浄化用薬剤が充填された浄化処理
部からなる第2流路(23)を構成する。前記切換え機構(3
0)は原水又は浄水を周方向から選択的に導入し軸方向へ
と導出するロータリー式であり、外部に露出する摘み部
(35b) を片手でスライド操作して浄水と原水との切換え
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室等で使用される
浄水機能付シャワーヘッド及びその浄水カートリッジに
関し、更に詳しくは、原水と浄水との切換えをワンタッ
チで容易に行うことのできる浄水機能付シャワーヘッド
及びその浄水カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康や美容に関する意識が高ま
り、水道水に入っている残留塩素が飲料用のみならず、
入浴時に髪を傷めたり肌を刺激し、また、カルキ臭を発
生する要因として着目され、この残留塩素を除去するこ
とが望まれている。こうした要望に対し、残留塩素を除
去する浄水機能付シャワーヘッドが販売されている。
【0003】かかる浄水機能付シャワーヘッドは従来、
シャワーヘッド本体内に浄水用の薬剤を内蔵し、同シャ
ワーヘッド本体を通過する原水が浄化されて吐水され
る。しかしながら、従来の浄水機能付シャワーヘッドは
浄水と原水の切換機構を備えておらず、同シャワーヘッ
ドに導入される水は全て浄化されていたため、例えば浴
槽の掃除の際など残留塩素を除去する必要がない場合に
も浄水を使用することとなり、同シャワーヘッドに内蔵
されている濾材を無駄に使用していた。このような濾材
の無駄をなくすため、近年では浄水と原水との切換機構
を備えた浄水機能付シャワーヘッドが提案されている。
【0004】例えば実公平2−39587号公報に開示
されている薬剤切換シャワーヘッドは、シャワー本体の
内部中央にチューブが配されており、同チューブの内部
には浄化用の薬剤が充填されている。前記チューブはシ
ャワーヘッド本体の基部側に形成された開口から原水が
導入されると共に同一の前記開口から浄水が吐出され
る。更に、前記チューブとシャワーヘッド本体との間が
原水及び浄水の流路となっており、シャワーヘッド本体
の基部、即ち、前記本体とホースとの接続部位に設けら
れ切換機構を操作することにより原水又は浄水のいずれ
かが前記流路を通ってシャワーヘッド本体の吐水口から
吐水される。
【0005】前記切換機構は前記ホースの端部とシャワ
ーヘッド本体の基部との双方に嵌着すると共に、前記シ
ャワーヘッド本体の軸に対して回動可能な碗状受部を備
えている。同碗状受部には前記チューブへと連通する透
孔と、前記流路へと連通する透孔とが、一方が開口して
いる際には他方が閉鎖されるように形成されている。前
記碗状受部を回動させ、前記チューブへの透孔を閉鎖し
前記流路への透孔を開口させると、原水がホースから前
記流路へ直接に導入されてシャワーヘッド本体からは原
水が吐水される。前記チューブへの透孔を開口させ前記
流路への透孔を閉鎖すると、原水がホースから前記チュ
ーブに導入され、浄化された後に前記流路へと導入され
て、シャワーヘッド本体の先端に設けられた吐水口から
浄水が吐水される。
【0006】また、例えば実用新案登録第300761
4号公報に開示された塩素除去シャワーヘッドは、シャ
ワーヘッド本体の内部に浄化処理室と原水流路とが並列
状に配されており、それらの前流部又は後流部に切換え
弁が設けられている。前記切換え弁としては、前記シャ
ワーヘッド本体の基部に、シャワーヘッド本体の軸に対
して回動可能に取り付けられた有底円筒体が開示されて
おり、同円筒体の底部には前記浄化処理室の導入口と連
通する複数の開口と、原水流路への導入口と連通する複
数の開口とが、円形に配列して形成されている。前記切
換え弁においては、浄化処理室側の開口及び原水流路側
の開口は、一方の開口が対応する導入口と連通している
際には他方の開口が閉鎖されるように形成されており、
前記円筒体の回動により両開口のいずれを開口させるか
が選択される。
【0007】更に、同公報に開示された他の切換え弁
は、シャワーヘッド本体の基部端面に並んで形成された
前記原水流路及び浄化処理室へのそれぞれの原水の導入
口のいずれか一方に押しつけられて、前記導入口を閉塞
する弁体を備えている。前記弁体は弁棒の一端に設けら
れ、弁棒の他端にはシャワーヘッド本体の外側に突出す
る摘みが形成されている。前記切換え弁は摘みをシャワ
ーヘッド本体の周面に沿って周方向に移動させることに
より弁棒が揺動し、その先端の弁体により一方の導入口
が閉塞される。また、更に他の切換え弁は、シャワーヘ
ッド本体の基部に対向して形成された前記原水流路及び
浄化処理室へのそれぞれの原水の導入口間に、両導入口
間を移動可能な配された弁体を備え、同弁体の中心から
同弁体に直交して延びる弁棒が前記シャワーヘッド本体
の外側に貫通し、その外側端に取り付けられた回転摘み
を回動させることにより、前記弁棒がシャワーヘッド本
体内にねじ込まれ或いはシャワーヘッド本体から外側へ
ねじ出て、弁体がいずれかの導入口側に移動して押しつ
けられ、その導入口が閉塞される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかして、実公平2−
39587号公報に開示されている薬剤切換シャワーヘ
ッドは、浄水と原水との切換えがシャワーヘッド本体の
基部に嵌着された碗状受部を前記本体の軸を中心にして
回動させることによりなされるため、一方の手でシャワ
ーヘッド本体を保持して前記碗状受部を回動させなけれ
ばならず、片手で切換え操作を行うことができない。ま
た、実用新案登録第3007614号公報に開示された
有底円筒体からなる切換え機構を備えた塩素除去シャワ
ーヘッドも同様に、シャワーヘッド本体の基部に取り付
けられた前記円筒体を前記本体の軸を中心にして回動さ
せることにより、浄水と原水との切換えを行うため、そ
の操作を両手で行わなければならない。
【0009】実用新案登録第3007614号公報に開
示された他の切換え弁にあっても、その操作摘みがシャ
ワーヘッド本体の基部に形成されている場合には、一方
の手でシャワーヘッド本体を保持した状態で、他方の手
で摘みを操作しなければならない。また、前記摘みを回
動させて切換えを行うシャワーヘッドにあっては、その
摘みをシャワーヘッド本体の先端近傍に形成した場合に
も、片手での切換え操作は不可能である。
【0010】更に、前記摘みを回動させて弁体をいずれ
かの導入口に押し付けるシャワーヘッドは、前記摘みの
ねじ込み又はねじ出しの限界を摘みを回動操作する時の
抵抗力により操作する者が判断しているため、ねじ込み
又はねじ出しが不充分となることがあり、その場合には
原水と浄水とが混合するといった不都合が生じる。
【0011】また、前記摘みをシャワーヘッド本体の周
面に沿って移動させて切換えを行うタイプの切換え弁に
あっても、前記切換え弁を浄化処理室と原水流路との前
流部、即ちシャワーヘッドの基部に設けた場合には、片
手で操作することはできない。また、前記切換え弁は弁
体の導入口への十分な押し付け力を得るために、同弁体
をバネにより導入口に向けて付勢しているが、同切換え
弁を浄化処理室と原水流路との後流部に設けた場合に
は、弁体の押し付け方向が水流とは逆方向となるため、
バネの付勢力が不充分であると弁体により導入口を密閉
することができず、原水と浄水とが混合するといった不
都合が生じる。一方、それを避けるべく、バネの付勢力
を相当に大きくした場合には、前記弁体を移動させる際
の前記弁体と基部端面との摩擦力が大きくなり、摘みの
操作性が悪くなってしまう。
【0012】更に、いずれの公報に開示されたシャワー
ヘッドにあっても浄化用薬剤の残量や汚れ具合等の浄化
性能を知ることができず、また、薬剤等の補充や交換も
不可能であるため、一定期間の使用後にシャワーヘッド
全体を交換しなければならず、経済性が悪い。
【0013】本発明はかかる問題を解決すべくなされた
ものであり、浄水と原水との切換え操作を片手で容易に
行うことができ、しかも原水と浄水との混合を防止する
ことのできるシャワーヘッド及びその浄水カートリッジ
を提供することを目的とする。更には、シャワーヘッド
内の浄化用薬剤の残量や汚れ具合等の浄化性能を容易に
確認でき、補充・交換時期の判断が可能で且つ、補充・
交換作業を容易に行うことのできるシャワーヘッド及び
その浄水カートリッジを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明はシャワーノズルを有するヘッド部、頸
部、及び前流端がホースに接続されるグリップ部とから
なるシャワーヘッド本体を備え、前記グリップ部の内部
に、原水のみが通過する第1流路と、原水との接触によ
り溶出可能或いは離脱可能な浄化剤の充填された浄化処
理部を有する第2流路とが並列して配されており、原水
及び浄水の切換え機構を備えてなる浄水機能付シャワー
ヘッドにおいて、前記切換え機構は前記頸部内に配さ
れ、前記第1及び第2流路の後流側にあって、原水又は
浄水を前記頸部の周方向から選択的に導入し軸方向へと
導出する構造を有してなることを特徴とする浄水機能付
シャワーヘッドを主要な構成としている。
【0015】かかるシャワーヘッドは原水と浄水との切
換え機構を設けたため、浴室を清掃する場合などの脱塩
素の必要がないときに、浄化剤を使用せずにすみ、浄化
剤の無駄な使用を回避できる。また、切換え機構をシャ
ワーヘッドの頸部に形成しているため、切換え操作を行
いやすい。
【0016】前記切換え機構の好適な構成としては、周
壁に複数の第1開口を有する有底円筒部を備え、同円筒
部の外周に前記第1流路に連通する原水室及び前記第2
流路に連通する浄水室が形成されてなり、前記円筒部内
にパッキンを介して中空円筒体からなる切換ドラムが回
動可能に密嵌され、同切換ドラムの周壁には複数の第2
開口が形成されており、一部の前記第2開口が前記第1
開口と連通すると共に他部の前記第2開口が閉塞され、
更に前記切換ドラムの後流側端部が前記ヘッド部へと連
通する導出口を形成すると共に同端部からは回転軸が突
設されており、前記切換ドラムの回転軸には操作杆の一
端が固定されてなり、操作杆の他端に形成された摘み部
が前記頸部の外側に突出され、同摘み部を前記頸部の周
壁に沿って周方向にスライド操作することを可能にして
いる。
【0017】かかる切換え機構は、シャワーヘッドの頸
部に形成された操作用の摘み部をスライド操作すること
により前記切換ドラムを回転させて原水と浄水との切換
えがなされるものであり、その操作は軽い力で行うこと
ができる。しかも前記摘み部がシャワーヘッド本体の上
方にある頸部に形成されているため、グリップ部を把持
した状態で、その把持している手の指で操作することが
でき、片手での操作が可能であり、使い勝手がよい。
【0018】また、前記有底円筒部に形成された第1開
口の内側周縁に0.05〜1.0mmの隆起部を設ける
ことにより、同第1開口は、同円筒部内に密嵌される切
換ドラムの外周に嵌着されたパッキンとの密着シール性
が向上する。
【0019】前記第1流路及び第2流路は、異なる開口
断面寸法を有する2つの筒体を軸線を一致させて配する
ことにより形成され、或いは前記第1流路又は第2流路
は、筒体の内部を長手方向に仕切って形成されることが
好ましい。更には、前記第1流路の前流端は前記第2流
路の前流端よりも前流側に突出して形成することが好ま
しく、その場合には、前記第2流路の前流端から漏れ出
した浄水が第1流路へと混入するのを効果的に防止する
ことができ、原水と浄水の切換え精度が向上する。な
お、前記第1流路の突出寸法は、前記第2流路の前流端
よりも1〜10mm、特に8mm程度であることが好ま
しい。
【0020】前記第2流路の後流側には、原水の一部と
浄水との混合部が形成されてなることが好ましく、その
場合には、浄水に過剰に溶出している未反応の浄化剤を
前記原水の一部と反応させることができ、浄化剤の無駄
をなくすことができる。更に、前記シャワーヘッド本体
は、高温での使用をも考慮して、軟化点が80℃以上の
樹脂材料から成形されることが望ましい。前記樹脂材料
としては、例えばポリプロピレン、PPE、PC、AB
S、ASA、ポリアセタール、耐熱ナイロン、AS、ポ
リサルフォン樹脂などが挙げられる。
【0021】前記シャワーヘッド本体は互いにバイヨネ
ット又はネジ嵌合方式で一体化される2つの分割体から
なり、前記第1及び第2流路を有する浄水カートリッジ
が前記シャワーヘッド本体に着脱可能に収容されること
が好ましい。その場合には、浄水カートリッジを交換す
ることにより、容易に浄化剤等の補充、交換が可能とな
る。更に、前記浄水カートリッジのケース体の一部及び
前記シャワーヘッド本体の前記一部に対応する部位が、
透明樹脂により形成されてなり、更には、前記浄水カー
トリッジの前記透明樹脂により形成された前記ケース体
の一部には、同ケース体の周壁に沿って濾材が配設され
ていることが好ましい。その場合には透明樹脂製の部位
から内部の濾材の汚れ具合を視認することができ、浄水
カートリッジの交換時期を容易に確認することができ
る。
【0022】前記シャワーヘッド本体の周壁部内面に
は、前記浄水カートリッジの周壁に当接するリブ状又は
ポイント状の突起が突設され、前記シャワーヘッド本体
と前記浄水カートリッジとの間に、前記混合部へ通じる
原水用の第3流路が形成され、或いは、前記浄水カート
リッジの周壁面には、前記シャワーヘッド本体の周壁部
内面に当接するリブ状又はポイント状の突起が突設さ
れ、前記シャワーヘッド本体と前記浄水カートリッジと
の間に、前記混合部へ通じる原水用の第3流路が形成さ
れることが好ましい。
【0023】更に、本発明は、上述した浄水機能付シャ
ワーヘッドに使用可能な浄水カートリッジであって、原
水のみが通過する第1流路と、原水との接触により溶出
可能或いは離脱可能な浄化剤の充填された浄化処理部を
有する第2流路とが並列して配されており、後流端が前
記切換え機構に接続される接続構造を有してなることを
特徴とする浄水カートリッジを他の主要な構成としてい
る。
【0024】前記接続構造は前記第1流路及び第2流路
と前記切換え機構の前記原水室及び前記浄水室とをそれ
ぞれ区画して連通する区画部を有していることが好まし
い。更に、前記浄水カートリッジのケース体の軸中心に
パイプを配し、前記パイプの内部を前記第1流路又は第
2流路とし、前記パイプとケース体との間を前記第2流
路又は第1流路とすることが好ましく、或いは、前記浄
水カートリッジのケース体の内部を長手方向に仕切り、
一方を前記第1流路、他方を前記第2流路とすることも
可能である。更には、前記第1流路の前流端が前記第2
流路の前流端よりも前流側に突出して形成することが好
ましい。また、前記浄水カートリッジのケース体は、浴
室での温水の使用を考慮して、例えばポリプロピレン、
PPE、PC、ABS、ASA、ポリアセタール、耐熱
ナイロン、AS、ポリサルフォン樹脂などの軟化点が8
0℃以上の樹脂材料から成形されることが好ましい。
【0025】前記浄化剤は、脱塩素剤を含んでなり、前
記脱塩素剤としては亜硫酸カルシウムやアスコルビン酸
を使用することが好ましい。前記亜硫酸カルシウムを使
用する場合には、粒状体、合成繊維と混合した成形体、
或いは通水性を有する2枚のフィルム間に充填して封じ
込めたシート体をロール状に巻回した柱状体として充填
することが好ましい。
【0026】更に入浴の際の臭いによる不快感を解消す
るため、不快臭気の除去物質を含んでなることが好まし
い。前記不快臭気の除去物質としては、ジオスミンや2
―メチルイソボルネオールなどのかび臭を除去するため
の物質として、活性炭、ジビニルベンゼン系ポリマー等
が挙げられるが、温水を通すことを考慮し、ジビニルベ
ンゼン系ポリマーを浄化剤の重量に対して5〜25%添
加することが有効である。
【0027】また、従来の浄水器は残留塩素を除去する
目的のものであったが、浄化剤に保湿剤や爽快感を与え
る物質を添加することにより、更なる機能性を付与でき
る。前記保湿剤等には、使用時に少量が体内へ摂取され
ることを考慮し、安全面で問題のないもので、使用に際
して十分な保湿効果を期待できるものを選択する。更
に、常に水又は温水に接することから溶解度が小さく、
かつ少量の溶解で保湿効果が期待できるものが望まし
い。例えば、保湿効果を有するものとして、各種植物エ
キス(桃の葉、アロエ、甘草、カミツレ等)やホホバオ
イル、スクワラン等の油脂類、植物性としては他に高価
格品としてヒアルロン酸、コラーゲン等も挙げられる。
これらの使用に際しては浄水中に徐放させることが必要
であり、カプセル化、適当な担体への担持、錠剤化等の
加工が必要である。同様に、爽快感を与える物質として
はメントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、
ミョウバンなどがあり、これらをカプセル化、適当な担
体への担持、錠剤化等の加工が必要である。これらの物
質にさらに芳香性の物質を加えることによりアロマテラ
ピーとしての効果も期待できる。
【0028】前記浄化剤の各材料は、それぞれ独立又は
組み合わされて浄水カートリッジ内に充填され、或いは
それぞれ独立又は組み合わされて2以上の部分に分割可
能な浄水カートリッジに充填することもできる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
第1実施例であるシャワーヘッドの正面図、図2は同シ
ャワーヘッドの縦断面図である。本発明のシャワーヘッ
ド1は、シャワーヘッド本体10と、同シャワーヘッド
本体10内に収納された浄水カートリッジ20と、原水
及び浄水の切換え機構30とを備えている。
【0030】前記シャワーヘッド本体10はポリプロピ
レン、PPE、PC、ABS、ASA、ポリアセター
ル、耐熱ナイロン、AS、ポリサルフォン樹脂など、軟
化点が80℃以上の耐熱性の樹脂材料を使用している。
前記本体10はヘッド部11、頸部12及びグリップ部
13とを有している。前記ヘッド部11は内部が中空
で、多数の吐水孔を有するシャワーノズル11aがボル
ト11bにより取り付けられている。また、グリップ部
13の基端にはパッキン13aが外側から嵌め込まれ、
ホースと連結したアダプターが液密に接続される。更
に、前記グリップ部13は前記頸部12側から基端にか
けてその径を漸減させる円筒状に形成されている。前記
シャワーヘッド本体10は、前記頸部12とグリップ部
13との間で2分割され、両者はパッキン14を介して
ネジ嵌合により一体化される。なお、ネジ嵌合に代えて
バイヨネットにより嵌合一体化することも可能である。
【0031】前記グリップ部13の内部には本発明によ
る浄水カートリッジ20が着脱可能に収納されている。
同浄水カートリッジ20の断面図を図3に示す。同浄水
カートリッジ20は前記グリップ部13と同様にその径
を漸減させる略円筒形状をなすケース体21と、同ケー
ス体21の軸中心に配されたパイプ22とを備えてい
る。かかるケース体21及びパイプ22は、上述のシャ
ワーヘッド本体10と同様に、ポリプロピレン、PP
E、PC、ABS、ASA、ポリアセタール、耐熱ナイ
ロン、AS、ポリサルフォン樹脂など、軟化点が80℃
以上の耐熱性の樹脂材料を使用しているため、給湯器か
らでてくる高温の湯も直接、浄化処理することができ
る。前記パイプ22は原水のみが通過する第1流路23
とし、前記ケース体21とパイプ22との間には浄化用
の薬剤を充填して浄化処理部からなる第2流路24を形
成する。
【0032】前記薬剤としては、離脱可能な或いは溶出
可能な材料を採用し、例えば、塩素除去効果をもつ亜硫
酸カルシウムやアスコルビン酸等を使用できる。特に、
亜硫酸カルシウムを用いることにより、活性炭を用いて
塩素除去を行う同寸法の浄水カートリッジに比べて原水
の処理量が多く、カートリッジの寿命が長くなる。前記
亜硫酸カルシウムは粒体や粉体等として充填することも
可能であるが、亜硫酸カルシウムと合成繊維とを混合し
て成形した成形体や、通水性を有する2枚のフィルムに
亜硫酸カルシウムを充填し封じ込めたシート体をロール
状に巻回した柱状体として充填することも可能である。
前記薬剤に亜硫酸カルシウムの粒体や粉体を採用する場
合には、前記浄水カートリッジ20の両端部に、前記薬
剤の流出を防止するためのメッシュ25,25が配され
ている。
【0033】また、前記ケース体21は前記シャワーヘ
ッド本体10のグリップ部13の径よりも僅かに小径に
形成され、外周には長手方向にリブ状突起が突設されて
おり、それにより同浄水カートリッジ20のケース体2
1と前記シャワーヘッド本体10のグリップ部13との
間に形成される僅かな隙間は、原水のみが通過する第3
流路27を構成する。かかる第3流路27を形成するこ
とにより、グリップ部13の基端から導入された原水の
圧力損失を低減させることができる。なお、前記リブ状
突起に代えて、前記ケース体21の外周にポイント状の
突起を形成してもよい。或いは、前記浄水カートリッジ
20ではなく、前記シャワーヘッド本体10におけるグ
リップ部13の内面にリブ状又はポイント状の突起を突
設して、両者の間に第2原水流路を形成することも可能
である。
【0034】更に浄水カートリッジ20の後流側端部に
は、前記第1流路23及び第2流路24と後述する切換
え機構30の原水室36及び浄水室37とをそれぞれ区
画して連通する区画部26が固着されている。前記区画
部26は前記浄水カートリッジ20のケース体21の端
縁に固着される薄板状のリング部26aと、前記パイプ
22と連通する円筒部26bとを有し、同円筒部26b
の外周にはパッキン26cが取り付けられている。ま
た、前記リング部26aの表面の一部に前記第3流路2
7と連通する凹溝26dが形成されており、前記リング
部26aと円筒部26bとの間の浄水用開口スペースは
混合部26eを構成し、第2流路24を通過した浄水と
前記第3流路27からの原水とが混合される。同混合部
26eでは前記第3流路27からの原水が前記第2流路
24を通過して浄化処理がなされた浄水中に含まれてい
る未反応の薬剤と反応して浄化されるため、薬剤の無駄
をなくすことができる。
【0035】更に、本実施例にあっては、前記ケース体
21が前流側ケース部21aと後流側ケース部21bと
に二分割されており、前流側ケース部21aが透明樹脂
により形成されている。かかる前流側ケース部21aに
は、同ケース部21aの内面に沿って不織布製の濾材が
添設し、同濾材と前記パイプ22との間に前記薬剤が充
填されており、前記濾材により原水に浮遊している鉄サ
ビなどの不溶性の微細なゴミが除去される。また、前記
シャワーヘッド本体10のグリップ部13の、前記前流
側ケース部21aに対応する部位にも、透明樹脂製の窓
部15が形成されており、外部から前記濾材の汚れ具合
が確認でき、同濾材を含む浄水カートリッジ20の交換
時期を容易に判断できるようになっている。
【0036】更に、前記ケース体21を前流側ケース部
21aと後流側ケース部21bとに二分割することによ
り、前記後流側ケース部21bの前流端に細長い前記パ
イプ22の外周面る当接支持する複数本の支持部材21
cが放射状に配設され、浄水カートリッジ20内に挿通
された前記パイプ22を安定して支持固定する。
【0037】前記シャワーヘッド本体10の頸部12に
は原水及び浄水の切換え機構30が内蔵されている。同
切換え機構30の分解斜視図を図4に示す。前記切換え
機構30は、円筒ケース体31、フランジ付有底円筒体
32、切換ドラム33、パッキン34、及び操作杆35
を備えている。
【0038】前記円筒ケース体31は前記頸部12に密
嵌する円筒形状をなすケース本体31aと、円筒嵌着部
31bと、仕切板31dとを備えている。前記ケース本
体31aの外周にはパッキン嵌着溝31hが形成されて
おり、同溝31h内にパッキン16を嵌着し、前記頸部
12に対するシール性を高めている。前記円筒嵌着部3
1bは前記ケース本体31aの前流部に形成され、前記
浄水カートリッジ20の円筒部26bが嵌着し、同嵌着
部31bの内部が原水導入口31cとなっている。更
に、前記仕切板31dは前記円筒嵌着部31bの後流側
端縁とケース体31bとの間を半周にわたって閉塞し、
開口している残りの半周が浄水導入口31eとなってい
る。更に前記浄水導入口31eの端縁に沿って後流側に
突条31fが突設されている。また、前記仕切板31c
の両端部からケース本体31aの後流側に長手方向に凹
溝31gが形成されている。
【0039】前記フランジ付有底円筒体32は、前記円
筒ケース体31よりも小径の有底円筒部32aと、その
開放端にフランジ32cとを有している。同フランジ付
有底円筒体32は前記円筒ケース体31内に嵌着され、
同ケース体31の内周面と前記有底円筒体32の外周と
の間に、原水室36と浄水室37とを画成する。そのた
め、前記有底円筒部32aの外周には前記円筒ケース体
31aの凹溝31gの全長にわたって嵌着するリブ32
bが突設されている。更に、前記有底円筒部32aの底
部が前記突条31fに当接する。
【0040】更に、前記有底円筒部32aの周壁には、
前記原水室36へと通じる2つのスリット状の原水用第
1開口32dと、前記浄水室37へと通じる2つのスリ
ット状の浄水用第1開口32eとが形成されている。な
お、前記第1開口32d,32eの内側周縁には約0.
05〜1.0mmの高さで隆起部32fが突設されてお
り、前記切換ドラム33に外嵌している前記パッキン3
4との密着性を高め、シール性を向上させている。
【0041】前記切換ドラム33は円筒形状のドラム部
33aを有し、同ドラム部33aの外周には前記パッキ
ン34が嵌着され、同ドラム部33aは前記フランジ付
有底円筒体32の有底円筒部32a内に回動可能に密嵌
される。同ドラム部33aには2個1組のスリット状第
2開口33bが2組、形成されており、前記パッキン3
4の対応する部位にも開口34aが形成されている。な
お、前記第2開口33bの一部、例えば図4に示すよう
に同開口33bの上下縁部に、外側へ向けて突起33e
を突設し、同突起33eを前記パッキン34の開口34
aに係合させて、前記パッキン34を前記ドラム部33
aに嵌着している。それにより、前記切換ドラム33を
回転した際に、パッキン34がずれたり脱落することが
ない。なお、前記突起33eの突設寸法は回転の妨げに
ならないよう、前記パッキン34の厚みよりも小さく設
定している。
【0042】2組の前記第2開口33bは、図5に示す
ように、1組の第2開口33bが前記有底円筒部32a
の原水用又は浄水用の第1開口32d,32eのいずれ
か一方と連通している際には、他方の第2開口33bが
前記有底円筒部32aの周壁により閉塞されるよう、2
組の第2開口33bが位相差をもって形成されている。
更に、切換ドラム33の端部は吐水口へと連通する導出
口33cをなし、同端部からは回転軸33dが突設され
ている。
【0043】前記操作杆35は、一端部35aが前記切
換ドラム33の回転軸33dに固着されると共に、他端
には摘み部35bが形成されている。前記摘み部35b
は図6〜図8に示すように、前記シャワーヘッド本体1
0の外側に突出して、同本体10の周壁に沿って周方向
にスライド操作される。
【0044】かかる構成を備えた切換え機構30は、前
記操作杆35の摘み部35bを原水側にスライドさせる
ことにより、前記切換ドラム33が回転し、図5(a)
に示すように、同切換えドラム33に形成された一方の
第2開口33bが前記フランジ付有底円筒体32に形成
された原水用第1開口32dと連通し、他方の第2開口
33bは前記フランジ付有底円筒体32の有底円筒部3
2aの周壁により閉塞される。また、前記操作杆35の
摘み部35bを逆の浄水側にスライドさせることによ
り、前記切換ドラム33が逆方向に回転し、図5(b)
に示すように、同切換ドラム33に形成された前記他方
の第2開口33bが前記フランジ付有底円筒体32に形
成された浄水用第1開口32eと連通し、前記一方の第
2開口33bは前記フランジ付有底円筒体32の有底円
筒部32aの周壁により閉塞される。
【0045】本発明によれば、前記切換え機構30をシ
ャワーヘッド本体10の頸部12内に内蔵しており、し
かも、切換え操作が同頸部12に設けられた摘み部35
bをスライドさせるだけであり、且つ、前記切換え機構
30は切換ドラム33の回動によりなされるロータリー
式であるため、軽い力で前記摘み部35bをスライドさ
せることができ、その操作を容易に片手で行うことがで
きる。しかも、前記切換え機構30は前記フランジ付有
底円筒体32に形成された第1開口32d,32eの周
縁に隆起部32fを設けてパッキン34との密着性を高
めているため、かかる切換え機構30において浄水と原
水とが混入することがなく、切換え精度が極めて高い。
【0046】以上のような構成を備えたシャワーヘッド
1は、グリップ部13の基端に接続されたホースからシ
ャワーヘッド本体10内へと原水が導入される。原水
は、浄水カートリッジ20の前流端から同カートリッジ
20内の第1流路23及び第2流路24の双方に導入さ
れる。それぞれを通過した原水及び浄水は、浄水カート
リッジ20の後流側端部から前記切換え機構30の原水
室36及び浄水室37へとそれぞれ導入される。その
後、前記切換え機構30により原水又は浄水のいずれか
が選択されて、ヘッド部11の内部空洞へと導入されシ
ャワーノズル11aから吐出される。また、本実施例に
あっては、シャワーヘッド本体10と浄水カートリッジ
20との間に第3流路27が形成されているため、原水
の圧力損失を著しく低減させることができる。しかも、
同第3流路27を第2流路24の後流側に形成された混
合部26eと連通させて、前記第3流路27からの原水
を前記第2流路24を通過して浄化された浄水中に含ま
れている未反応の薬剤と反応させて浄化することがで
き、薬剤の無駄をなくすことができる。
【0047】また、前記シャワーヘッド本体10が頸部
12とグリップ部13との間で2分割され、両者をネジ
嵌合により一体化する構成を採用し、しかも前記第1流
路23及び第2流路24とが単一の浄水カートリッジ2
0として前記シャワーヘッド本体10内に収納されてい
るため、前記浄水カートリッジ20を交換することで、
薬剤の補充、交換を容易に行うことができる。また、本
実施例にあっては、浄水カートリッジ20の一部(前流
側ケース部21a)を透明樹脂により形成し、前記シャ
ワーヘッド本体10の対応する部位にも透明樹脂製の窓
部15を形成することにより、前記カートリッジ20に
内蔵されている不織布製の濾材の使用による汚れ具合を
容易に視認でき、浄水カートリッジ20の交換時期を容
易に判断することができる。
【0048】更に、図9には本発明の変形例によるシャ
ワーヘッド1′の断面図を示す。本変形例では、第1流
路23′を構成する浄水カートリッジ20′のパイプ2
2′の前流端22a′がケース体21′、即ち第2流路
24′の前流端24a′よりも前流側に、約8mm突出
して形成されている。このように 第1流路23′の導
入口を浄化処理部を有する第2流路24′の導入口より
も前流側に設定することにより、前記第2流路24′の
前流端から漏れ出した浄水が第1流路23′へと流れ込
むのを防止することができ、原水と浄水との切換え精度
を向上させることができる。この第1流路23′の突出
寸法は第2流路24′の前流端から1〜10mm長く設
定することが好ましい。
【0049】また、上述の第1実施例では、浄水カート
リッジ20の略円筒形状をなすケース体21の軸中心に
パイプ22を配し、前記パイプ22を第1流路23と
し、前記ケース体21とパイプ22との間に浄化用薬剤
を充填して浄化処理部からなる第2流路24を構成して
いるが、本発明はかかる構成に限定されるものではな
く、パイプ22内に浄化用薬剤を充填して第2流路と
し、前記ケース体21とパイプ22との間を原水のみが
通過する第1流路とすることも可能である。
【0050】更には、浄化処理部と原水流路とが並列し
て形成されていればよく、例えば図10及び図11に示
す本発明の第2実施例であるシャワーヘッド2にあって
は、浄水カートリッジ40は、略円筒形状をなすケース
体41の中央に長手方向に亘って隔壁42を形成し、か
かる隔壁42によりケース体41を2室に仕切って、一
方を原水のみが通過する第1流路43とし、他方に浄化
用薬剤を充填して第2流路44を形成している。この場
合にも、前記第1流路43の前流側端部43aを前記第
2流路44の前流側端部44aよりも1〜10mm程
度、前流側に突出させることにより、原水への浄水の混
入を防止することができる。
【0051】かかる浄水カートリッジ40の後流側端部
にはメッシュ45を介して区画部46が形成されてい
る。前記区画部46は前記浄水カートリッジ40のケー
ス体41の端縁に固着される薄板状のリング部46a
と、円筒部46bとを有し、同円筒部46bの外周には
パッキン46cが取り付けられている。また、前記円筒
部46bの中央が前記隔壁42と連続する仕切壁46d
により原水用開口スペース46eと浄水用開口スペース
46fとに区画されている。前記円筒部46bの前記浄
水用開口スペース46f側には、前記シャワーヘッド本
体10と浄水カートリッジ40との間に形成される第3
流路47と連通する透孔46gが形成されている。即
ち、同浄水用開口スペース46fは第2流路44を通過
した浄水と前記第3流路47からの原水とが混合される
混合部を構成し、前記第2流路44を通過して浄化処理
がなされた浄水中に含まれている未反応の薬剤を前記第
3流路47からの原水と反応させ、薬剤の無駄をなくす
ことができる。
【0052】前記浄水カートリッジ40を採用する場合
の切換え機構50は、上述した切換え機構30と一部の
構成が異なる以外は同一の構成を備えているため、同一
の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。切
換え機構50はケース体51、切換ドラム33、パッキ
ン34及び操作杆35を備えている。前記ケース体51
はシャワーヘッド本体10の頸部12に密嵌する円筒ケ
ース51aと、同円筒ケース51aの後流側内部に配さ
れる有底円筒部51bとを備え、前記円筒ケース体51
aの外周にはパッキン嵌着溝51hが形成されており、
同溝51h内にパッキン16を嵌着し、前記頸部12と
のシール性を向上させている。更に、前記円筒ケース5
1aの後流端縁と有底円筒部51bの後流端縁とは壁部
51cにより閉塞されている。前記円筒ケース体51a
の周壁と前記有底円筒部51bの周壁との間は、同円筒
体51aの底面よりも前流側まで仕切板51dにより2
室に仕切られ、原水室56と浄水室57とが形成されて
いる。また、前記仕切板51dの前流側端縁には凹溝5
1eが形成されている。更に、前記有底円筒部51bの
周壁には前記原水室56と浄水室57とにそれぞれ連通
する複数の原水用第1開口及び浄水用第1開口が形成さ
れている。
【0053】前記浄水カートリッジ40の円筒部46b
を前記切換え機構50の円筒ケース体51aに、同カー
トリッジ40の仕切壁46dを前記切換え機構50の仕
切板51dに形成された凹溝51eに係着させて密嵌す
る。それにより、前記浄水カートリッジ40の第1流路
43が切換え機構50の原水室56に、第2流路44が
浄水室57にそれぞれ区画して接続される。
【0054】前記有底円筒部51bの内部には上述した
切換ドラム33がパッキン34を介して回動可能に密嵌
されており、前記切換ドラム33を上述したように回転
操作することにより、前記原水用第1開口又は浄水用第
1開口のいずれかが開口すると共に他方が閉鎖される。
【0055】なお、本第2実施例では浄水カートリッジ
40に透明樹脂製の部位を形成していないため、シャワ
ーヘッド本体10にも窓部を設けていない。しかしなが
ら、もちろん、前記浄水カートリッジ40の一部に透明
樹脂製の窓部を形成し、前記シャワーヘッド本体の対応
する部位にも透明樹脂製の窓部を形成することも可能で
あり、その場合には、内部に充填されている浄化剤の残
量を外部から視認することができる。
【0056】上述した実施例及び変形例では浄化用の薬
剤として塩素除去作用をもつ亜硫酸カルシウムを採用し
ているが、更に、不快感を与える臭気を除去する物質を
添加することにより、不快臭を取り除くことができ、入
浴の際の臭いによる不快感を解消することができる。不
快臭の例として、ジオスミンや2−メチルイソボルネオ
ールなどのかび臭を除去するために活性炭やジビニルベ
ンゼン系ポリマー等を採用することができるが、温水を
通すことを考慮すると特にジビニルベンゼン系ポリマー
を浄化用薬剤の重量に対し5〜25%添加するのが有効
である。
【0057】また、残留塩素を除去したり、不快臭を除
去する主目的の他にも、浄化用薬剤として保湿剤や爽快
感を与える物質を添加することもできる。かかる保湿剤
や爽快感を与える物質は他の浄化用薬剤と混合して添加
したり、又は、保湿剤や爽快感を与える物質のみを単独
で充填したカートリッジを組み合わせて使用することに
より、入浴時に保湿効果や爽快感を与えることができ
る。本発明に使用される保湿剤は、使用時に少量が体内
へと摂取され得ることを考慮し、安全面で問題のないも
ので、使用に際して十分な保湿効果を期待できるもので
あれば、特に限定されるものではないが、常に水又は温
水に接することから、溶解度が小さく、且つ少量で保湿
効果が期待できるものが望ましい。保湿剤としては、各
種植物エキス(桃の葉、アロエ、甘草、カミツレ等)や
ホホバオイル、スクワラン等の油脂類、植物性としては
他に高価格品としてヒアルロン酸、コラーゲン等も挙げ
られる。これらの使用に際しては浄水中に徐放させるこ
とが必要であり、カプセル化、適当な担体への担持、錠
剤化等の加工が必要である。同様に、爽快感を与える物
質としてはメントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナト
リウム、ミョウバンなどがあり、これらもカプセル化、
適当な担体への担持、錠剤化等の加工が必要である。こ
れらの物質にさらに芳香性の物質を加えることによりア
ロマテラピーとしての効果も期待できる。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のシャワ
ーヘッドは、原水と浄水との切換え機構を前記シャワー
ヘッドの上部にある頸部に形成しており、更に、前記切
換え機構は原水又は浄水を水流の方向と直交する前記頸
部の周方向から導入して軸方向に導出するタイプである
ため、水流圧が加わることがなく、軽い力で操作するこ
とができる。また、摘み部をスライド操作することによ
り切換え操作がなされるため、片手で容易に操作するこ
とが可能となり、使い勝手がよい。
【0059】また、浄化処理部を有する第2流路の後流
側に混合部を形成し、且つ同混合部へと連通する原水用
の第3流路を形成することにより、第2流路を通過した
浄水内に含まれる過剰な未反応の浄化剤を第3流路から
の原水と混合して同原水を浄化することができ、浄化剤
の無駄をなくし、浄化剤の使用期間を延長することがで
きる。更に前記第3流路を形成することにより、原水の
圧損を低減させることもできる。また、原水専用の第1
流路の前流端を浄化処理部を有する第2流路の前流端よ
りも前流側に突出して形成することにより、第1流路に
第2流路から漏れ出した浄水が混入することがなく、原
水と浄水との切換え精度を向上させることができる。
【0060】更に、浄水カートリッジの一部とそれに対
応するシャワーヘッド本体の一部とを透明樹脂により形
成することで、内部の濾材の汚れや浄化剤の充填量等を
視認することができ、浄水カートリッジの交換時期を容
易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるシャワーヘッドの正面図
である。
【図2】上記シャワーヘッドの縦断面図である。
【図3】本発明の実施例である浄水カートリッジの縦断
面図である。
【図4】上記シャワーヘッドの切換え機構の分解斜視図
である。
【図5】上記切換え機構を説明する横断面図である。
【図6】上記シャワーヘッドの上面図である。
【図7】上記シャワーヘッドの上部側面図である。
【図8】上記シャワーヘッドの上部背面図である。
【図9】本発明の変形例であるシャワーヘッドの下部断
面図である。
【図10】本発明の他の実施例であるシャワーヘッドの
縦断面図である。
【図11】上記シャワーヘッドの横断面図である。
【符号の説明】
1 シャワーヘッド 2 シャワーヘッド 10 シャワーヘッド本体 11 ヘッド部 11a シャワーノズル 11b ボルト 12 頸部 13 グリップ部 13a パッキン 14 パッキン 15 窓部 16 パッキン 20 浄水カートリッジ 21 ケース体 21a 前流側ケース部 21b 後流側ケース部 21c 支持部材 22 パイプ 23 浄化処理部 24 原水流路 25 メッシュ 26 区画部 26a リング部 26b 円筒部 26c パッキン 26d 凹溝 26e 混合部 27 第2原水流路 30 切換え機構 31 円筒ケース体 31a 円筒ケース 31b 円筒嵌着部 31c 原水導入口 31d 仕切り板 31e 浄水導入口 31f 突条 31g 凹溝 31h パッキン嵌着溝 32 フランジ付有底円筒体 32a 有底円筒部 32b リブ 32c フランジ 32d 原水用第1開口 32e 浄水用第1開口 32f 隆起部 33 切換ドラム 33a ドラム部 33b 第2開口 33c 導出口 33d 回転軸 33e 突起 34 パッキン 34a 開口 35 操作杆 35a 一端部 35b 摘み部 36 原水室 37 浄水室 40 浄水カートリッジ 41 ケース体 42 隔壁 43 第1流路 43a 前流側端部 44 第2流路 44a 前流側端部 45 メッシュ 46 区画部 46a リング部 46b 円筒部 46c パッキン 46d 仕切壁 46e 原水用開口スペース 46f 浄水用開口スペース 46g 透孔 47 第3流路 50 切換え機構 51 ケース体 51a 円筒ケース 51b 有底円筒部 51c 壁部 51d 仕切板 51e 凹溝 51h パッキン嵌着溝 56 原水室 57 浄水室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松林 和彦 東京都港区港南一丁目6番41号 三菱レイ ヨン株式会社アクアライフ事業部内 (72)発明者 西 温子 東京都港区港南一丁目6番41号 三菱レイ ヨン株式会社アクアライフ事業部内 (72)発明者 小林 善幸 東京都豊島区北大塚一丁目13番4号 中匠 株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャワーノズルを有するヘッド部、頸
    部、及び前流端がホースに接続されるグリップ部とから
    なるシャワーヘッド本体を備え、前記グリップ部の内部
    に、原水のみが通過する第1流路と、原水との接触によ
    り溶出可能或いは離脱可能な浄化剤の充填された浄化処
    理部を有する第2流路とが並列して配されており、原水
    及び浄水の切換え機構を備えてなる浄水機能付シャワー
    ヘッドにおいて、 前記切換え機構は前記頸部内に配され、前記第1及び第
    2流路の後流側にあって、原水又は浄水を前記頸部の周
    方向から選択的に導入し軸方向へと導出する構造を有し
    てなることを特徴とする浄水機能付シャワーヘッド。
  2. 【請求項2】 前記切換え機構は、周壁に複数の第1開
    口を有する有底円筒部を備え、 同円筒部の外周に前記第1流路に連通する原水室及び前
    記第2流路に連通する浄水室が形成されてなり、 前記円筒部内にパッキンを介して中空円筒体からなる切
    換ドラムが回動可能に密嵌され、同切換ドラムの周壁に
    は複数の第2開口が形成されており、一部の前記第2開
    口が前記第1開口と連通すると共に他部の前記第2開口
    が閉塞され、更に前記切換ドラムの後流側端部が前記ヘ
    ッド部へと連通する導出口を形成すると共に同端部から
    は回転軸が突設されており、 前記切換ドラムの回転軸には操作杆の一端が固定されて
    なり、操作杆の他端に形成された摘み部が前記頸部の外
    側に突出され、同摘み部を前記頸部の周壁に沿って周方
    向にスライド操作することを可能にしてなる請求項1記
    載の浄水機能付シャワーヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第1流路及び第2流路は、異なる開
    口断面寸法を有する2つの筒体を軸線を一致させて配す
    ることにより形成されてなる請求項1又は2記載の浄水
    機能付シャワーヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第1流路又は第2流路は、筒体の内
    部を長手方向に仕切って形成されてなる請求項1又は2
    記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第1流路の前流端は前記第2流路の
    前流端よりも前流側に突出して形成されてなる請求項1
    〜4のいずれかに記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  6. 【請求項6】 前記第2流路の後流側には、原水の一部
    と浄水との混合部が形成されてなる請求項1〜5のいず
    れかに記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  7. 【請求項7】 前記シャワーヘッド本体は軟化点が80
    ℃以上の樹脂材料から成形されてなる請求項1〜6のい
    ずれかに記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  8. 【請求項8】 前記シャワーヘッド本体は互いにバイヨ
    ネット又はネジ嵌合方式で一体化される2つの分割体か
    らなり、前記第1及び第2流路を有する浄水カートリッ
    ジが前記シャワーヘッド本体に着脱可能に収容されてな
    る請求項1〜7のいずれかに記載の浄水機能付シャワー
    ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記浄水カートリッジのケース体の一部
    及び前記シャワーヘッド本体の前記一部に対応する部位
    が、透明樹脂により形成されてなる請求項8記載の浄水
    機能付シャワーヘッド。
  10. 【請求項10】 前記浄水カートリッジの前記透明樹脂
    により形成された前記ケース体の一部には、同ケース体
    の周壁に沿って濾材が配設されてなる請求項9記載の浄
    水機能付シャワーヘッド。
  11. 【請求項11】 前記シャワーヘッド本体の周壁部内面
    には、前記浄水カートリッジの周壁に当接するリブ状又
    はポイント状の突起が突設され、前記シャワーヘッド本
    体と前記浄水カートリッジとの間に、前記混合部へ通じ
    る原水用の第3流路が形成されてなる請求項8〜10の
    いずれかに記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  12. 【請求項12】 前記浄水カートリッジの周壁面には、
    前記シャワーヘッド本体の周壁部内面に当接するリブ状
    又はポイント状の突起が突設され、前記シャワーヘッド
    本体と前記浄水カートリッジとの間に、前記混合部へ通
    じる原水用の第3流路が形成されてなる請求項8〜10
    のいずれかに記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の浄水機能付シャワーヘ
    ッドに使用可能な浄水カートリッジであって、 原水のみが通過する第1流路と、原水との接触により溶
    出可能或いは離脱可能な浄化剤の充填された浄化処理部
    を有する第2流路とが並列して配されており、後流端が
    前記切換え機構に接続される接続構造を有してなること
    を特徴とする浄水カートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記接続構造は前記第1流路及び第2
    流路と前記切換え機構の前記原水室及び前記浄水室とを
    それぞれ区画して連通する区画部を有してなる請求項1
    3記載の浄水カートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記浄水カートリッジのケース体の軸
    中心にパイプを配し、前記パイプの内部を前記第1流路
    又は第2流路とし、前記パイプとケース体との間を前記
    第2流路又は第1流路とする請求項13又は14記載の
    浄水カートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記浄水カートリッジのケース体の内
    部を長手方向に仕切り、一方を前記第1流路、他方を前
    記第2流路とする請求項13又は14記載の浄水カート
    リッジ。
  17. 【請求項17】 前記第1流路の前流端が前記第2流路
    の前流端よりも前流側に突出して形成されてなる請求項
    13〜16のいずれかに記載の浄水カートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記浄化剤は、脱塩素剤を含んでなる
    請求項13〜17のいずれかに記載の浄水カートリッ
    ジ。
  19. 【請求項19】 前記浄化剤は、更に不快臭気の除去物
    質を含んでなる請求項18記載の浄水カートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記浄化剤は、更に保湿剤を含んでな
    る請求項18又は19に記載の浄水カートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記浄化剤は、更に爽快感を与える物
    質を含んでなる請求項18〜20のいずれかに記載の浄
    水機能付シャワーヘッド。
  22. 【請求項22】 前記浄化剤の各材料が、それぞれ独立
    又は組み合わされて充填されてなる請求項18〜21の
    いずれかに記載の浄水機能付シャワーヘッド。
  23. 【請求項23】 前記浄化剤の各材料が、それぞれ独立
    又は組み合わされて2以上の部分に分割可能に充填され
    てなる請求項18〜21のいずれかに記載の浄水カート
    リッジ。
  24. 【請求項24】 前記脱塩素剤は亜硫酸カルシウムであ
    り、粒状体、合成繊維と混合した成形体、或いは通水性
    を有する2枚のフィルム間に充填して封じ込めたシート
    体をロール状に巻回した柱状体として充填されてなる請
    求項18記載の浄水カートリッジ。
  25. 【請求項25】 前記浄水カートリッジのケース体は軟
    化点が80℃以上の樹脂材料から成形されてなる請求項
    13〜24のいずれかに記載の浄水カートリッジ。
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