JPH1132712A - 麺加工用添加食塩およびこの食塩が添加された麺 - Google Patents
麺加工用添加食塩およびこの食塩が添加された麺Info
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- JPH1132712A JPH1132712A JP9198714A JP19871497A JPH1132712A JP H1132712 A JPH1132712 A JP H1132712A JP 9198714 A JP9198714 A JP 9198714A JP 19871497 A JP19871497 A JP 19871497A JP H1132712 A JPH1132712 A JP H1132712A
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Abstract
し、そして茹で延びを遅くすることが出来る麺加工用添
加食塩を提供する。 【解決手段】重量配合比率が、塩化ナトリウム70〜9
5、塩化マグネシウム20〜2.5、塩化カルシウム4
〜0、塩化カリウム2〜0、硫酸マグネシウム4〜0で
あることを特徴とする麺加工用添加食塩としている。
Description
加工原料に添加し、麺の茹で時間短縮、食味、食感を改
善、茹で延びを遅くする効果を奏させる麺加工用添加食
塩、食塩水およびこれらを用いた麺に関するものであ
る。
を改善するため食塩が使用されている。これに使用され
ている食塩は、特に製麺用に開発、製造された物ではな
く、一般的な汎用食塩で、従来の製塩方式(塩田方式、
あるいはイオン交換膜法)に於いてニガリ成分(主に塩
化マグネシウム、塩化カルシウム等)は、不純物若しく
は脱水行程での乾燥を困難にする物、あるいは、これら
が持つ潮解性と苦味の為、品質を劣化(食塩をベタベタ
にする。苦くする。)させる要因として除去されてい
る。
の一般的な汎用食塩を使用しても、食味、食感を良くす
ることは出来ていたが、より一層良い麺を得たいという
要望があった。
こし、つる味、に代表される食味、食感を改善し、さら
に麺の茹で延びを遅くすることが出来る麺加工用添加食
塩を提供することを目的にし、さらには麺加工用添加食
塩水を、また麺加工用添加食塩が添加された麺を提供す
ることを目的にしている。
達成するため、請求項1の発明は、重量配合比率が、塩
化ナトリウム70〜95、塩化マグネシウム20〜2.
5、塩化カルシウム4〜0、塩化カリウム2〜0、硫酸
マグネシウム4〜0であることを特徴とする麺加工用添
加食塩としている。
から得られた麺加工用添加食塩を水溶液化したことを特
徴とする麺加工用添加食塩水としている。
明から得られた麺加工用添加食塩が麺体生地中に添加さ
れていることを特徴とする麺としている。
発明を説明する。
ムや塩化カルシウムを添加した食塩を製麺に用いると茹
で時間、食味等で良好な麺が得られるということが経験
から得られた。そこで、この結果を科学的に裏付けるた
めに、麺の品質確認を食感に頼るだけでなく、小麦粉の
性質を測定するアミログラフ、引張強度とせん弾力を測
定するレオメーター等を使用して種々実験をしたとこ
ろ、重量配合比率%が、塩化ナトリウム70〜95、塩
化マグネシウム20〜2.5、塩化カルシウム4〜0、
塩化カリウム2〜0、硫酸マグネシウム4〜0である麺
加工用添加食塩が適していることが判明した。また、一
般的な食塩に、塩化マグネシウム100部〜50部、塩
化カルシウム20部〜0、塩化カリウム10部〜0、硫
酸マグネシウム20部〜0からなるニガリ成分を無水物
(塩)換算で5〜20%含ませた麺加工用添加食塩もま
た同様である。
に設定し、比較対象用食塩は汎用食塩であるJT(日本
たばこ産業)の並み食塩を使用した。
に水で溶くことにより種々の場面で使い勝手の良い麺加
工用添加食塩水とすることが出来る。
濃度の食塩水を造り、これを小麦粉混練用水として、重
量比、小麦粉 100部に対して 塩水 48部 を加
えて混練し、二つの麺体生地とした。
程で生麺線を製作した。
に茹でる為に要した時間は次の通り。
比較官能審査を実施したところ、次のような結果となっ
た。
っても評価が高いが、茹で時間13分において硬さの好
みが柔らかめ好みと固め好みに二分したことが伺える。
を用いたうどんにとって長すぎたため、硬さの点でJT
並み食塩の方が良好(本願発明の食塩のうどんは柔らか
すぎた)との判断と、麺の肌荒れがマイナス評価され
た。
どんが良好と判定された。
の苦みの指摘は無かった。
ん断力 食塩の成分の違いによる麺(うどん)の特性変化を調査
した。
セットし、引っ張り試験を行い、その時の延びと抵抗力
を測定。茹で後、5,15,30,60,90,120
分後に測定した。
セットし、切断試験を行い、その時の抵抗力を測定、比
較する。
茹でて、5,15,30,60,90,120分後に測
定した。
値が高く、その劣化(茹で延び)も遅いことが判る。
度合いを測定し比較する。
水を加えてアミロ値を測定。
ーカー品を比較した。
は、添加することによって、麺の茹で時間を短縮するこ
とが出来、こし(引張強度、切断強度)、つる味、に代
表される食感、食味を良好にすることが出来、麺の茹で
延びを遅くすることが出来る麺加工用添加食塩を提供す
ることが出来る。
の良好な麺加工用添加食塩水を提供することが出来る。
感、食味の良好な、そして茹で延びの遅い麺を提供する
ことが出来る。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量配合比率が、塩化ナトリウム70〜
95、塩化マグネシウム20〜2.5、塩化カルシウム
4〜0、塩化カリウム2〜0、硫酸マグネシウム4〜0
であることを特徴とする麺加工用添加食塩。 - 【請求項2】 請求項1から得られた麺加工用添加食塩
を水溶液化したことを特徴とする麺加工用添加食塩水。 - 【請求項3】 請求項1から得られた麺加工用添加食塩
が麺体生地中に添加されていることを特徴とする麺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9198714A JPH1132712A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 麺加工用添加食塩およびこの食塩が添加された麺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9198714A JPH1132712A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 麺加工用添加食塩およびこの食塩が添加された麺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132712A true JPH1132712A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16395796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9198714A Pending JPH1132712A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 麺加工用添加食塩およびこの食塩が添加された麺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132712A (ja) |
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1997
- 1997-07-24 JP JP9198714A patent/JPH1132712A/ja active Pending
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