JP6423220B2 - うどん麺 - Google Patents
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前記糊料組成物が、(A)キサンタンガムと、(B)ローカストビーンガムと、(C)グァガムと、を含有し、
前記(A)キサンタンガムおよび前記(B)ローカストビーンガムの合計量に対する前記(C)グァガムの量が、質量比で95:5〜85:15であり、かつ、前記(A)キサンタンガムの量が、前記(B)ローカストビーンガムの量よりも多く、
前記小麦粉と前記糊料組成物との合計量に対する前記糊料組成物の割合が、0.1〜1.5質量%であることを特徴とするものである。
本発明のうどん麺は、小麦粉と、糊料組成物と、水と、を含有するうどん麺である。本発明のうどん麺においては、糊料組成物は、(A)キサンタンガムと、(B)ローカストビーンガムと、(C)グァガムと、を含有する。本発明のうどん麺においては、小麦粉と糊料組成物との合計量に対する糊料組成物の割合は、0.1〜1.5質量%、好ましくは0.3〜1質量%である。糊料組成物の添加量が0.1質量%未満だと、うどん麺に十分なコシを与えることができず、一方、1.5質量%を超えると、うどん麺のコシが強くなりすぎてしまい、ゆで上げる時間が長くなるばかりでなく、製麺自体も困難になってしまう。なお、このような糊料組成物の添加量は、上記範囲の中でも、うどん麺の太さや食べ方などによって適宜選択すればよく、例えば、うどん麺の太さが比較的細い場合や煮込んで食べる場合等は、比較的多めに添加したり、うどん麺の太さが比較的太い場合やざるうどんのように冷水で締めて食べる場合等は、比較的少なめに添加すればよい。
下記表1〜4に示す原料を用いて、同表中の比率にしたがって、実施例1〜5および9〜11、参考例6〜8、比較例1〜9、および従来例のうどん麺を作製した。なお、表中の原材料の単位は質量部である。うどん麺の作成手順は以下の通りである。
まず、中力粉と糊料組成物とをスプーンを用いて均一になるように混ぜ合わせ、ここに、食塩水又は水を加えて、粉体の塊が十分に細かくなるまで混ぜ合わせた。十分に細かくなった塊を一塊にまとめ、この塊を手で100回捏ねた。その後、この塊をビニール袋に入れて30分間寝かせた。
粗捏ねにおいて30分間寝かせたうどん麺の生地を手で50回捏ねた。該生地を整えてビニール袋に入れ、2.5時間寝かせた。
本捏ねにおいて2.5時間寝かせたうどん麺の生地を手で円形に伸ばし、麺棒のみを転がして該生地を中央から上方に引き伸ばした。この際、該生地は麺棒に巻き付かないようにした。この作業を、該生地を180°回転させて行い、次いで90°回転させて行い、さらに180°回転させて行った。次に、この伸ばしたうどん麺の生地の角を下にして、該生地を麺棒に巻き付けて上方に転がし、下に戻した。この作業を、該生地を180°回転させて行い、次いで90°回転させて行い、さらに180°回転させて行った。次に、このうどん麺の生地の辺を下にして、該生地を麺棒に巻き付けて上方に転がし、下に戻した。この作業を、該生地を180°回転させて行い、次いで90°回転させて行い、さらに180°回転させて行った。以上の手順にてうどん麺の生地を略四角にした。なお、うどん麺の生地は最終的に厚みが約4mmになるようにした。
伸ばしたうどん麺の生地を包丁で3等分にし、製麺機で1回のし、製麺機で麺の切り出しを行った。
電磁調理器にて最大火力(6段階中6)にして500mLの湯を沸かしてうどん麺10gをここに投入した。うどん麺投入から30秒後に火力を4にし、全体で8分間うどん麺を茹でた。その後、うどん麺をざるにあけ、水道水にさらし、水切りした。
コシ(歯ごたえ)を数値で評価するため、各うどん麺をクリープメータ(山電製クリープメータ:RE2−33005B、測定速度:1mm/sec、測定治具:くさび型1mm幅)を用いて応力を測定し、うどん麺のコシの評価を行った。評価は従来例のうどん麺の歪率80%となったときの応力の測定値を10としたときの各うどん麺の応力の測定値を換算した値を示した。なお、うどん麺の歪率80%となったときの応力値とは、測定治具がうどん麺を貫通する少し前の応力値であり、本発明においては、うどん麺を歯で食いちぎる際の弾力感に相当すると仮定した。この値が大きいほど、コシが強い(歯ごたえがある)ことを意味する。なお、この値が15未満であれば、従来と同等のコシであるといえるが、15以上となると芯があるものや粉っぽさを感じるものがでてくる。得られた結果を表1〜4に併記する。
うどん麺の生地をのす際に、該生地がのしやすいかについて6段階で評価した。従来例のうどん麺の生地ののしやすさを3とし、それよりも硬くてのしにくい方向にいくほど、4、5、6と評価し、従来例のうどん麺の生地がやわらかく伸びすぎてしまうことによりのしにくい方向にいくほど、2、1、0とした。得られた結果を表1〜4に併記する。
※2:従来例の食塩添加量を100としたときの、食塩添加量の割合。
※2:従来例の食塩添加量を100としたときの、食塩添加量の割合。
※2:従来例の食塩添加量を100としたときの、食塩添加量の割合。
※2:従来例の食塩添加量を100としたときの、食塩添加量の割合。
Claims (2)
- 小麦粉と、糊料組成物と、水と、を含有するうどん麺において、
前記糊料組成物が、(A)キサンタンガムと、(B)ローカストビーンガムと、(C)グァガムと、を含有し、
前記(A)キサンタンガムおよび前記(B)ローカストビーンガムの合計量に対する前記(C)グァガムの量が、質量比で95:5〜85:15であり、かつ、前記(A)キサンタンガムの量が、前記(B)ローカストビーンガムの量よりも多く、
前記小麦粉と前記糊料組成物との合計量に対する前記糊料組成物の割合が、0.1〜1.5質量%であることを特徴とするうどん麺。 - 前記小麦粉と前記糊料組成物との合計量に対して、食塩が0.5〜4.5質量%添加されてなる請求項1記載のうどん麺。
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