JPH11321052A - プリントリボンの送り装置、送り方法、使用方法及びプリンタとの組み合わせ - Google Patents

プリントリボンの送り装置、送り方法、使用方法及びプリンタとの組み合わせ

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JPH11321052A
JPH11321052A JP11095350A JP9535099A JPH11321052A JP H11321052 A JPH11321052 A JP H11321052A JP 11095350 A JP11095350 A JP 11095350A JP 9535099 A JP9535099 A JP 9535099A JP H11321052 A JPH11321052 A JP H11321052A
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ribbon
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spools
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JP11095350A
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English (en)
Inventor
B Baras Gordon
ビー.バラス ゴードン
J Anderson Gregg
ジェイ.アンダーソン グレッグ
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Printronix LLC
Original Assignee
Printronix LLC
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J33/00Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
    • B41J33/14Ribbon-feed devices or mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J33/00Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
    • B41J33/14Ribbon-feed devices or mechanisms
    • B41J33/36Ribbon-feed devices or mechanisms with means for adjusting feeding rate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの手を汚すことなくリボンをプリンタ
に取り付け可能にし、取付後に印字を自動的に開始でき
るプリントリボンの送り装置及び送り方法を提供する。 【解決手段】 インク部分の両端にクリーンハンド部分
がそれぞれ結合され、クリーンハンド部分がスプール2
8,30にそれぞれ巻き付けられたプリントリボン16
0と、スプール28,30を回転駆動してプリントリボ
ン160を牽引する巻き取り用モータ及び送り用モータ
を備えた駆動手段23と、前記2つのモータの角速度を
検知して駆動制御する制御手段と、プリントリボン16
0を巻き取るように駆動する角速度が大きい方のスプー
ル28を角速度が小さい方のスプール30から判別する
手段とを備えてなるプリントリボンの送り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関する
ものであり、特に、紙や他の媒体に印字するために打撃
力を受けるリボンを備えたプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、2つのスプールによってリボンを
駆動する構成のプリンタが知られており、通常、リボン
の一端側が、モータで駆動される巻き取り用のスプール
に結合され、リボンの他端側が、送り用のスプールに結
合されている。このようなプリンタとしては、ドットマ
トリックスプリンタが存在し、より具体的には、公知の
ラインプリンタがある。
【0003】種々のプリンタにおけるインクリボンは、
打撃部材によって、長尺の印字用紙や他の印字可能な媒
体に向けて繰り返し打撃力を受ける。この打撃部材は、
形状、文字や単なるドットを明確に印字することがで
き、文字列や他のしるし等をドットマトリックス状に形
成することができる。
【0004】このようなドットマトリックスプリンタ
は、多数のハンマや他のインパクト式印字機構がハンマ
バンクの長手方向に沿って取り付けられたラインプリン
タとすることができる。これらのハンマは、シャトルア
ッセンブリにより駆動され、印字用紙を打撃するように
それぞれが選択的に駆動される。この打撃はインクリボ
ンを介して行われ、シャトルアッセンブリが用紙に対し
て往復移動することにより、用紙にドットが印字され
る。
【0005】インクリボンは、プリントステーションを
通過するように延びており、その両端部が、両側の一対
のスプールにそれぞれ巻き付けられている。印字中は、
リボンがプリントステーションを長手方向に沿って連続
的に通過するように、リボン駆動用のスプールが回転駆
動される。リボンの端部が到達すると、スプールの駆動
方向が反転する。これにより、リボンはプリントステー
ションを反対方向に移動する。
【0006】2つのステッピングモータは、2つのスプ
ール間におけるプリントリボンの張力及び速度を制御す
る。印字中のいずれかの時点において、一方のモータ
は、リボンが略一定の速度でプリントステーションを通
過するように牽引する一方、他方のモータは、張力を与
えるために回生モードで駆動される。いずれか一方向の
終点にリボンが到達すると、移動方向は反転され、2つ
のモータ及びスプールの役割がそれぞれ反対になる。
【0007】送りモータ、即ち、リボンが巻き戻される
方のスプールに結合されたモータの角速度は、逆起電力
の波形がゼロクロスする回数をカウントすることにより
算出される。一方、任意の時間における巻き取り用のモ
ータの角速度は、マイクロコントローラにより決定され
る。送り用のモータと巻き取り用のモータとの角速度の
比は、各スプールに巻回されているリボンの半径に対応
した唯一の値となる。各スプールにおけるリボンの半径
は、角速度の比に基づいて、所定の時間毎に測定するこ
とができる。この角速度比についてのデータは、速度及
び張力を決定するのに用いられるものであり、所定時間
毎に更新される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プリンタにインクリボ
ンを装着する場合の大きな問題は、リボンが接触したあ
らゆる物の表面、特に作業者の手に、インクが付着する
ということである。リボンを装着した後に、作業者が、
装置の様々な部分とともに自らの手が非常に汚れている
ことに気付くのは、よくあることである。
【0009】従来、インクリボンを汚れないように装着
することは、重要な問題であった。リボンを装着する際
に、インクが付着していないクリーン部分及びインクが
付着している部分が、それぞれどの部分であるかを調べ
る必要があった。
【0010】従来、インクが付着していない種々の材料
からなるストリップを設けることによって、クリーン部
分を有するリボンを提供しようとする試みがなされてい
た。しかし、ストリップを装着して、インクリボンに対
するこのストリップの位置を認識可能な機能を有するも
のはなかった。
【0011】本発明は、従来技術の上記問題を解決すべ
くなされたものであって、ユーザやリボンの装着部の周
辺を汚すことなく、プリンタにリボンを装着可能にする
ことを目的とする。
【0012】また、本発明は、クリーンなリボン先端部
が、より自動化された状態でプリンタに取り付けられる
ようにしたことを、他の目的とする。
【0013】また、本発明は、作業者が汚れないような
状態の下で、プリンタにリボンを取り付け可能にすると
ともに、リボンが印字可能な位置に取り付けられた後
は、リボンに手を触れないで済むようにしたことを、他
の目的とする。
【0014】また、本発明は、リボンのインク部分に対
するクリーンな先端部の位置を自動的に検知して、イン
ク部分による印字を自動的に開始できるようにすること
を、他の目的とする。
【0015】また、本発明は、クリーンな先端部が延び
ているリボンをプリンタに取り付け可能にするととも
に、プリンタへのリボンの取り付け後に、クリーンな先
端部の位置を検知して、印字を自動的に開始できるよう
にすることを、重要な他の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、上述し
たインパクト式のラインプリンタに適合されるものであ
る。本発明は、導電性プラスチック等から形成され、イ
ンクが付着していないクリーンハンド部分を備えてな
り、インク部分との接合部を検知可能なプリントリボン
を提供する。これにより、リボンの使用者、取付者が、
インクが付着していない部分にのみ手を触れて、モータ
駆動されるスプール又はスピンドルにリボンを取り付け
ることが可能となる。そして、本発明のシステムは、ク
リーンハンド部分の位置を検知し、どの時点でどの位置
から印字可能であるかを決定する。
【0017】上述した作動は、本発明の電気回路を介し
て行われ、他方のスプールに対する一方のスプールの相
対的な角速度を検知することにより行われる。
【0018】即ち、本発明は、リボンを両方向に駆動す
る2つのスプールを備えたプリンタに、非インク部分で
あるクリーンハンド部分を有するプリントリボンを取り
付けるシステムであり、ユーザは、このクリーンハンド
部分を持ってプリンタに取り付けることにより、汚れる
ことなくプリンタに装着することができる。そして、こ
の後に、プリントリボンにおけるクリーンハンド部分の
位置を、プリンタが自動的に検知することができる。
【0019】より具体的には、本発明は、それぞれモー
タによって駆動される2つのスプール又はスピンドルを
有するプリンタを備えるものである。プリンタに取り付
けられたリボンは、スプールに巻き付けられた両端部に
導電性のプラスチックから成る部分を備えており、装着
時にユーザの手や周辺部分に接触して汚れるのを十分防
止できるようになっている。導電性プラスチックは、特
に、汚れないように取り付けるためのものであるが、こ
れと同時に、クリーンハンド部分の位置を検知するため
の一対の検知用のバー又はポストを導電する。
【0020】リボンを取り付けた後、クリーンハンド部
分である導電性プラスチックの方向へインク部分が向か
うように、リボンに十分な張力及び駆動力が作用する。
リボンが十分巻き付けられたスプール、及びリボンがあ
まり巻き付いていないスプールにおけるリボン量の相対
的な関係は、モータを駆動してスプールの角速度を測定
することによって、測定される。小さい方のスプール、
即ち、リボンが十分に巻き付けられていないスプールの
角速度は、十分に巻き付けられたスプールのそれよりも
大きい。このため、本発明の処理装置により、2つのス
プールにおいて、リボンの量が多い方及び少ない方をそ
れぞれ決定することができる。
【0021】そして、リボンは、適正な方向に移送され
てリボンが少ない方のスプールに巻き取られる一方、リ
ボンの量が多い方のスプールから引張力を受ける。
【0022】この結果、本発明は、更なる作業を必要と
することなくリボンの取り付けを行うことができると同
時に、リボンの方向付けを自動的に行い、リボンが十分
に巻き付けられたスプールから巻き取り用のスプールに
向けて、リボンを正しく移送することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、ドットマトリックス式ラ
インプリンタとして知られているタイプのプリンタ10
を示している。リボンは、プリンタ10の内部に据え付
けられた状態で示されており、後述する2つのスプール
に装着されている。
【0024】プリンタ10は、同図における隠れた位置
に細長のハンマバンク12を備えており、このハンマバ
ンク12は、往復駆動によって左右に移動するように装
着されている。図1及び図2における7−7線に沿う断
面図である図7に示すように、ハンマバンク12は、プ
ラテン16に対向して往復移動するよう設けられてお
り、ハンマバンク12とプラテン16との間には、プリ
ントステーション18が形成されている。
【0025】図7に示すように、用紙20及びプリント
リボン22のそれぞれの一部が、プリントステーション
18の内部に位置する。
【0026】用紙20は、プリンタ10の両側に設けら
れた2つのトラクタ24,26により、プリントステー
ション18を通過する過程で各行毎のドットが印字され
ながら、上方へ移送される。
【0027】リボン22は、プリントステーション18
の長さ方向に沿って延びており、その両端部が、対向す
る2つのスプール28,30に巻き付けられている。ス
プール28,30は、プリンタ10の下端部に設置され
たリボン移送装置32に結合されている。
【0028】リボン移送装置32は、分離した状態で図
2に示されている。両端に位置するスプール28,30
は、それぞれスピンドル34,36に回転可能に装着さ
れる。また、スピンドル34,36は、ステッピングモ
ータに結合されている。このステッピングモータについ
ては、後のモータ及び制御システムの説明において詳述
する。プリントステーション18にリボン22を正しく
装着するため、リボン移送装置32の両端部に1対のガ
イドが取り付けられており、これによって、リボン22
の適切な装着を容易にしている。このガイドの一方は、
図1,図2、及び図4にガイド38として示されてお
り、他方は、このガイド38と対称な位置に、一部隠れ
た状態で示されている。
【0029】プリンタ10が印字している時には、ステ
ッピングモータがスピンドル34,36を回転させるこ
とにより、リボン22が移送される。このリボン22の
速度は、要求される印字条件によって変更可能である。
リボン22は、通常、スプール30からスプール28の
方向に駆動され、その後、反対方向に駆動される。
【0030】図7に示すハンマバンク12は、往復移動
できるように、両端部からハンマバンク12の取付部ま
で延びている。同図に示すように、可撓性を有するハン
マスプリング42が多数設けられている。
【0031】ハンマスプリング42は、ハンマバンク1
2の長さ方向に沿って装着されており、各ハンマスプリ
ング42の下端部44が、ベース46に固定されてい
る。各ハンマスプリング42の上端部48は、ハンマス
プリング42のたわみによって移動可能となっている。
【0032】このハンマスプリング42は、通常時にお
いては、ハンマバンク12のフレーム54の内部に装着
された磁極片50に接する位置である後退位置に、磁力
により保持されている。磁極片50には1対のコイルが
装着されており、フレーム54の内部における磁極片5
0の間には、永久磁石が配置されている。
【0033】ハンマスプリング42の上端部48は、磁
気回路の構成要素の1つである永久磁石によって、通常
は磁極片50に接する後退位置に保持されている。そし
て、コイルに瞬間的に電流が流れると、コイルにより発
生する磁力が永久磁石の磁力に打ち勝って、ハンマスプ
リング42を後退位置から解放し、ドット印字用のイン
パクトチップ62によって用紙20にドット印字され
る。その後、ハンマスプリング42は、磁極片50に接
する後退位置に戻る。
【0034】薄板状のハンマバンクカバー64が、ハン
マバンク12のベース46に取り付けられている。弾性
材料からなる薄板状のペーパアイロナー68が、用紙2
0とハンマバンクカバー64との間に配置されている。
トラクタ24,26が用紙20を上方に移送する際に、
このペーパアイロナー68の弾力によって用紙20に牽
引力を与え、張力が作用した状態を維持する。
【0035】図2に示すように、スプール28,30を
駆動するため、2つのステッピングモータ86,88が
それぞれスピンドル34,36に結合されている。ステ
ッピングモータ86,88は、図5に示すように、導線
90,92によって本発明の電気回路を備えたコントロ
ーラに接続されている。それぞれのステッピングモータ
86,88は、2相で作動するように、2つの極(pole)
が直列に接続された第1の相及び第2の相を備えてお
り、導線90,92はこのことを分かり易くするために
模式的に示されている。これらの相は、8や16のよう
な偶数の倍数(anymultiple even series)とすることが
可能である。これらは、それぞれ対応する導線によっ
て、全混合ブリッジドライバ(full H bridge driver
s)に接続されている。この場合、モータ86におい
て、導線77,79は第1の相に接続され、導線81,
83は第2の相に接続されている。また、モータ88に
おいて、導線85,87は第1の相に接続され、導線8
9,91は第2の相に接続されている。2つのステッピ
ングモータは、それぞれスピンドル34,36を介し
て、2つのスプール28,30に結合されている。
【0036】印字中の任意の時点においては、2つのモ
ータ86,88のうち一方が、駆動トルクを与える。即
ち、プリントステーション18を通過するリボン22を
牽引するように巻き取る。この間、他方のモータが、送
りスプールを介してリボンに必要な張力を与え、牽引し
ている間のリボンの軌道を正しく維持する。リボン22
の端部まで巻き取られると、2つのモータ86,88の
それぞれの役割は、反対になる。
【0037】プリントステーション18を通過するリボ
ン22を牽引して巻き取るため、モータ86に駆動トル
クを生じさせる。図5に概略で示すように、モータ86
の一方の相は、パルス幅変調(PWM)ゼネレータ96に接
続された全混合ブリッジドライバ94によって、導線7
7,79を介して励磁される。パルス幅変調ゼネレータ
96のデューティサイクルは、マイクロコントローラ1
00からラッチ98に取り込まれたデジタル入力によっ
て決定される。このパルス幅変調ゼネレータ96は、線
形増幅器によって代用することが可能である。また、ア
ナログ制御又はデジタル制御のいずれによっても、駆動
調節が可能である。
【0038】直角位相である他方の相は、同様に、もう
1つのパルス幅変調ゼネレータ104又はその代用とし
ての線形増幅器に接続されたもう1つの全混合ブリッジ
ドライバ102によって、導線81,83を介して励磁
される。そのデューティサイクルも、マイクロコントロ
ーラ100によって決定される。
【0039】これによって、電圧のパルス幅変調による
駆動が行われる。この駆動が行われている間、抵抗器バ
ンク106,108は、マイクロコントローラ100に
より、アドレスデコード入出力ラッチ110(adress de
code I/O latch)を介してスリーステートモード(tri-st
ate mode)に保持される。こうして、全混合ブリッジド
ライバ102,94の出力回路から、抵抗器バンク10
6,108が切り離される。この抵抗器バンクは可変抵
抗増幅器で代用することができる。
【0040】抵抗器バンク106,108が切り離され
るのは、駆動モータの増幅器に負荷とならないようにす
るためである。負荷が生じると、回生モードにあるモー
タ88の制動力と同様の制動力が生じることになる。他
方の抵抗器バンクも、機能面において抵抗器バンク10
6,108と同様である。
【0041】抵抗器バンクの代わりに、負荷バンク又は
可変インピーダンス増幅器を使用することが可能であ
る。また、負荷や抵抗を生じさせるために、可変時間
中、モータコイルを短絡させることも非常に有効であ
り、多くの場合において、分離され独立した抵抗器バン
クよりも望ましい。
【0042】マイクロコントローラ100は、それぞれ
電流が流れる2つの相によって発生するトルクのベクト
ル和が一定となるように、パルス幅変調ゼネレータ9
6,104のデューティサイクルを制御する。これによ
り、モータ86は一定のトルクで駆動される。巻き取り
用のスプール28にリボン22が巻き取られている時、
マイクロコントローラ100は、プリントステーション
18を通過するリボン22の直進速度を一定に維持する
ため、モータ86の角速度をしだいに低下させる。この
制御は、後述するように牽引モータとして機能する回生
モードのモータ88に接続されたゼロクロスエッジトリ
ガ回路(zero crossing and edge triggered circuitry)
を通じて所定時間毎に最新のデータが与えられるパルス
幅変調ゼネレータ120,122により行われる。ここ
で、パルス幅変調ゼネレータ120,122は、上述し
たように、線形増幅器で代用することが可能である。
【0043】巻き取り用のモータ86の角速度が低下し
ている時、マイクロコントローラ100は、全混合ブリ
ッジドライバ94,102を介して得られた一定のピー
クを有する電流が、ブロック114に示すように、位相
差90゜の関係を維持するようパルス幅変調ゼネレータ
96,104を制御する。
【0044】モータ86に巻き取り用のトルクが付与さ
れて、リボン22が巻き取られている時、モータ88に
制動トルクが与えられる。この回生モードにおいて、全
混合ブリッジドライバ124,126は、マイクロコン
トローラ100によって、アドレスデコード入出力ラッ
チ110を介して、スリーステートモードで保持され
る。これによって、モータ88から、全混合ブリッジド
ライバ124,126が切り離される。このモードで作
動する間、抵抗器バンク130,132は、巻き取り用
のモータ88に接続される。
【0045】モータ88の2つの相から発生した逆起電
力は、ブロック133に示されるように、電圧の位相が
90゜遅れた状態で生じる。これらの逆起電力は、抵抗
器バンク130,132のそれぞれに作用する。
【0046】ここで、抵抗器バンク130,132の代
わりとして、上述したように様々なインピーダンス増幅
器が使用可能であり、或いは、負荷バンクとしても良
い。また、巻き取り用のモータは、制動力を増減する巻
き取り抵抗を与えるように、短絡することもできる。
【0047】送り用のスプール30のリボンがなくなっ
てくると、その角速度は増加する。モータ88のシャフ
トの中心からスプール30に巻かれたリボン22の縁部
までの距離、即ち、てこの有効長さは減少する。これに
基づいて、コントローラ100は、牽引用の負荷を適当
なものとするため、モータ88の2つの相に接続された
抵抗器バンク130,132の抵抗を減少させ、或い
は、モータコイルの短絡状態を変化させる。
【0048】ゼロクロス検知器(zero detection circui
t)136は、モータ88の一方の相に接続されており、
回生モードのモータ88により生じる逆起電力の半周期
に相当するパルス幅信号を発生させる。この信号は、半
周期パルスの各エッジに対応したパルスを発生させるエ
ッジトリガワンショット(edge triggered one-shot)1
38に入力される。ゼロクロス検知器136からの信号
は、ボックス150に示されるものであり、この信号が
エッジトリガワンショット138に入力されると、ボッ
クス152に示されるようなワンショットの出力が得ら
れる。ボックス152における波形で示されるエッジト
リガワンショット138からの出力は、カウンタ140
によりカウントされる。
【0049】モータ86に駆動トルク、即ち、巻き取り
トルクが与えられている時には、これに対応するゼロク
ロス探知器142及びエッジトリガワンショット144
からの信号は、カウンタ140でカウントされない。駆
動モータ86の角速度は、モータ88の電気的なゼロク
ロスの回数に相当する信号が入力されたマイクロコント
ローラ100によって決定される。
【0050】各スプール28,30に巻き付けられるリ
ボン22の半径の範囲が与えられているとき、ゼロクロ
ス回数の比は唯一の値となり、その値から各スプールに
巻き付いているリボンの半径を計算することができる。
マイクロコントローラ100は、定期的にカウンタ14
0をチェックし、リセットする。このゼロクロス回数比
についてのデータは、プリントステーション18を通過
するリボンの直進速度を一定に維持するために、モータ
86の駆動周波数を変更するのに用いられるとともに、
適度なリボンの張力を維持するために、モータ88に作
用する負荷を変更するのに用いられる。
【0051】リボン22が最後の方まで移送されて、送
り用のスプール30に巻き付いたリボン22がほとんど
なくなると、リボン22に装着されている導電性プラス
チックのストリップ160が、リボンガイド38を通過
する。導電性のストリップ160がリボンガイド38を
横切る様子を図2,図3及び図4に示す。ストリップ1
60は、約5〜10フィートの長さであり、リボンのク
リーンな部分、即ち、リボンにおけるインクが付着して
いない部分としての役割を果たすものである。リボンを
スプール28,30に最初に巻き付ける時に、このスト
リップ160によって作業者の手が汚れるのが防止され
る。ストリップ160がこの位置にくると反転信号が出
力されるが、これは、図5に示す探知装置164に接続
された2つのバー161,162が、導電性ストリップ
160により導通されることによって生じる。
【0052】このとき、全混合ブリッジ102,94
は、抵抗器バンク130,132とともに非作動状態と
なる。エッジトリガワンショット138及びゼロクロス
検知器136からの信号はカウントされず、ゼロクロス
検知器142及びエッジトリガワンショット144から
の信号が処理される。抵抗器バンク106,108及び
全混合ブリッジ124,126が、適当な時間遅れの後
に反対のモードで作動する。
【0053】この時間遅れは、マイクロコントローラ1
00におけるリンギングを見込んで、電子装置を安定化
させるために設けられたものである。この時、巻き取り
用のモータ86及び送り用のモータ88の双方によって
リボン22にある程度の張力を生じさせ、プリントステ
ーション18を通過する部分のリボンに十分な張力を与
える。
【0054】スプール28は送り用のスプールとなり、
モータ86は回生モードで作動する。また、スプール3
0は巻き取り用のスプールとなり、リボンが再び反転す
るまで、即ち、プリンタの左側に取り付けられたリボン
ガイド38で導電性ストリップ160が検知されるま
で、モータ88は、駆動モードすなわち巻き取りモード
で作動する。
【0055】また、この電気回路にはクロック200が
設けられており、このクロック200には、クロック出
力用配線(cko)が接続されている。更に、監視回路2
04が設けられており、この監視回路204は、マイク
ロコントローラ100を通じて故障モードが検知された
時に、プリンタ全体を停止させる。
【0056】2相ステッピングモータ86,88は、パ
ルス幅変調された正弦波形によって駆動され、この正弦
波形は、カスタム品である機械的な駆動装置やASIC
(用途対応型一体回路)にマイクロコントローラ100
が接続されてなる制御装置により発生する。
【0057】プリントリボンは、インクが付着している
リボン22に、導電性ストリップ160が結合されたも
のであり、その結合状態を図3に示す。この結合は、粘
着や溶着によって行うことができ、更に、それぞれの接
合面に接着剤を付けて一体化することも可能である。ス
トリップ160は、種々の導電性プラスチックとするこ
とが可能であり、所望の導電性を付加することができる
公知のマイラーが含まれる。この導電性をもたせること
の効果については、後述する。
【0058】プリントリボンにおけるこのような導電性
を備えたマイラーからなる部分又は金属部分は、図2に
おいて160で示される部分であり、同図はプリントリ
ボンの取付時の状態を示している。図1に示すプリント
リボンの取付時において、プリントリボンが露出してい
る部分は、マイラー部分であるストリップ160のみで
ある。これにより、リボンを取り付ける者の手や取付部
の周辺を汚さないためのプリントリボンのクリーンな部
分が得られる。
【0059】取付時にマイラー部分として露出している
ストリップ160は、クリーンリボン部分又はクリーン
ハンド部分と呼ばれる。このクリーンハンド部分は、後
述するように、導電性プラスチック又はインクが付着し
ていない他の材質からなる部分が該当する。クリーンハ
ンド部分は、リボン22が巻き付いていない巻き取り用
のスプールに、もう一方のスプールから巻き付けられて
おり、クリーンハンド部分のみが露出している。この結
果、図1及び図2に示すように、取付目的でリボンに触
れた時、クリーンハンド部分160のみに手が接触す
る。更に、その周辺領域もインクによって汚れることが
ない。
【0060】スプール28,30がプリンタ10にいっ
たん取り付けられると、プリントリボンが実質的に巻き
付いておらず、先端部、即ちクリーンハンド部分のみが
巻き付いている巻き取り用のスプールがいずれであるか
が決定される。他方のスプールは、クリーンハンド部分
及びその内側にあるインク部分が十分に巻き付けられて
おり、送り用のスプールとして機能する。スプール2
8,30は左側と右側とで置き換えることができ、送り
用のスプールであるか巻き取り用のスプールであるか
は、本発明のシステムにより以下のようにして決定され
る。この方法は、図8に示すフローチャートに示されて
おり、この図8は、その他の図、特に、図5に関連する
ものである。
【0061】図5は、プリンタ10における制御装置及
び駆動装置の機能を示している。これらは、本来、すべ
ての制御機能を備えるエンジンコントローラ(EC)の一
部をなすものである。また、データコントローラ(DC)
は、エンジンコントローラが装着された制御盤に装着さ
れている。エンジンコントローラ及びデータコントロー
ラを備えた制御盤の作動は、これらを統括するホストに
よって制御される。
【0062】エンジンコントローラは、起動時にある
間、又は、故障が直った時にはいつでも、クリーンハン
ド部分の検知を行う。これについては、図8に示すフロ
ーチャートに基づいて後述する。故障が除去された旨の
指令がデータコントローラからエンジンコントローラに
送られると、取り付けられるプリントリボン及びスプー
ルの方向性を、それらが取り付けられたという事実とと
もに確認するため、以下の処理が行われる。尚、本シス
テムは、クリーンハンド部分が結合されたプリントリボ
ンだけでなく、全体にインクが付着しているプリントリ
ボンにも適用可能である。
【0063】取付後、エンジンコントローラは、2秒間
待機する。この時間は、取付者が、プラテンレバー、即
ち、プラテン16に結合されたレバーから手を離すのに
十分な時間である。次に、エンジンコントローラは、プ
ラテン16を開いた状態にする。この後、エンジンコン
トローラは、駆動位置にある双方のスプール28,30
を0.5秒間駆動することによって、プリントリボンに張
力を与える。プリントリボンが駆動され、0.5秒間反対
方向に引っ張られて張力が付与されると、プリントリボ
ンはリボンガイド38の双方に対して正しい位置に配置
される。
【0064】また、エンジンコントローラは、左側及び
右側の各ガイド38において、棒状の2つのリボンポス
ト161,162の導通をチェックする。このチェック
により、リボンポスト161,162の間を導電性スト
リップ160が通過、接触して、リボンポスト161,
162同士が導通しているか否かを検知することができ
る。リボンポスト161,162間のこのような導通に
よって、リボンポスト161,162間にブリッジが形
成されるようにしてストリップ160と交差しているこ
とが検出される。リボンポスト161,162間が誤っ
て導通していないと判断されることもあり得ることか
ら、検出結果の確実性を増すために、チェックはトータ
ルで3回行われる。
【0065】各ガイド38におけるリボンポスト16
1,162の対、即ち、左側ガイドにおける対または右
側ガイドにおける対のいずれか一方が導通していなけれ
ば、エンジンコントローラは、クリーンハンド部分を備
えたプリントリボンが取り付けられていないと判断す
る。即ち、図2に示すクリーンハンド部分160が、左
側のリボンガイド38若しくは右側のリボンガイド38
におけるリボンポスト161,162を導通しないこと
が明らかになる。この場合、取り付けられたプリントリ
ボンがクリーンハンド部分を備えたものでないと判断さ
れる。この後、エンジンコントローラは、プラテン16
を閉じる。プラテン16が閉じた状態になると、この場
合でもプリントリボンの取り付けは完全なものとなる。
これについては図8に示されており、クリーンハンド部
分がない場合には、プラテンを閉じて印字可能にする。
【0066】一方、プリンタの左右両側に設けられたリ
ボンポスト161,162間が双方ともに導通している
場合、エンジンコントローラは、クリーンハンド部分を
有するプリントリボンが取り付けられたと判断する。エ
ンジンコントローラは、図8に示すように、リボンポス
ト161,162間の導通チェックを継続して行い、ク
リーンハンド部分160を有するプリントリボンの取付
状態を検知する。
【0067】次に、エンジンコントローラは、一方向に
約1秒間、リボンを駆動する。その後、反対方向に約1
秒間、リボンを駆動する。ゼロクロス検知器136にお
ける2方向のゼロクロス回数は、マイクロコントローラ
100において比較される。この比較はそれぞれのスプ
ール28,30について行われ、インク部分22かクリ
ーンハンド部分160かを問わず、巻回されているプリ
ントリボンの量が少ない方のスプールが、速い角速度で
回転し、プリントリボンの量が多い方のスプールが、遅
い角速度で回転する。こうして、プリントリボンの少な
い方のスプール(即ち、角速度が速い方のスプール)が
巻き取り用のスプールとして判別される一方、他方のス
プールが送り用のスプールとして判別される。
【0068】そして、エンジンコントローラは、プリン
トリボンの少ない方のスプールを駆動すると共に、プリ
ントリボンの多い方のスプールを制動する。この特別な
条件での駆動中は、通常の印字時における速度制御は行
われない。駆動中の角速度が正確に知られていない間
は、制動用のスプール、即ち、送り用のスプールには制
動力が作用しない。
【0069】エンジンコントローラは、プリントリボン
160,22を駆動している間、両側に設けられたリボ
ンポスト161,162の導通を250ms毎にチェック
する。エンジンコントローラが、いずれかの時点におい
て両方のリボンポスト161,162が導通しなくなっ
たと判断すると、クリーンハンド部分160がリボンポ
スト161,162を通り過ぎたことがわかる。その時
に、リボンポスト161,162を通過しているのは、
非導電性のインク部分22である。エンジンコントロー
ラは、クリーンハンド部分160がリボンポスト16
1,162の対の両方を完全に通り過ぎたことを確実に
検知するために、その後、0.5秒間リボンを一時停止さ
せる。このときに、印字を開始できる旨の信号が出力さ
れる。そして、プラテン16が閉じられて、印字が開始
可能となる。
【0070】リボンポスト161,162を備えたリボ
ンガイド38の代わりに、他の手段によって、クリーン
ハンド部分160を検知するように構成しても良い。例
えば、リボンガイド38及びリボンポスト161,16
2の代わりに光学式センサを設けて、この光学式センサ
により、インク部分22とクリーンハンド部分160と
の繋ぎ目における不透明な部分や反射する部分などを検
知するようにしても良い。また、クリーンハンド部分1
60に透光部や開口部を設けて、この部分が光学式セン
サ或いはリーダを通過したときに、光ビームを検知でき
るように構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタに装着される本発明のプリントリボ
ンを示す斜視図である。
【図2】 導電性クリーン部分を備えたプリントリボン
がプリンタに装着される前の状態を示す斜視図である。
【図3】 インク部分に結合されたプリントリボンの導
電性クリーン部分が検知器を通過する状態を示す斜視図
である。
【図4】 図1における右側のスプールに巻き付けられ
たリボンを拡大して示す斜視図である。
【図5】 プリンタにおける本発明の回路及び制御内容
を示す概略図である。
【図6】 各スプールによって駆動されるプリントリボ
ンを示す平面図である。
【図7】 図1及び図2の矢示7−7方向を示す拡大断
面図である。
【図8】 エンジンコントローラの制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 ハンマバンク 16 プラテン 18 プリントステーション 20 用紙 22 リボン(インク部分) 24,26 トラクタ 28,30 スプール 30 スプール 38 ガイド 86,88 モータ 100 マイクロコントローラ 136 ゼロクロス検知器 160 クリーンハンド部分 161,162 リボンポスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596036773 17500 Cartwright Road, Irvine, California 92713, United States of America (72)発明者 グレッグ ジェイ.アンダーソン アメリカ合衆国 90814 カリフォルニア ロングビーチ アパートメント 13 イ ー.フォース ストリート 3943

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントステーションにおいて、表面上
    で打撃手段により用紙が打撃されるプラテンと、前記打
    撃手段と前記用紙との間を通過するように駆動されるプ
    リントリボンを備えたプリンタに使用されるプリントリ
    ボンの送り装置であって、 インクが付着しているインク部分の両端に、インクが付
    着していない2つのクリーンハンド部分が結合されてな
    り、該2つのクリーンハンド部分が2つのスプールにそ
    れぞれ巻き付けられ、一方の前記スプールから巻き戻さ
    れて、他方の前記スプールに巻き取られるプリントリボ
    ンと、 前記スプールを回転駆動するように前記各スプールにそ
    れぞれ結合された、巻き取り用モータ及び制動力を作用
    させる送り用モータを備え、前記プリントリボンの送り
    方向を反転する反転機能を備え又は備えていない駆動手
    段と、 前記2つのモータの角速度を検知してそれぞれの駆動を
    制御する制御手段と、前記プリントリボンを巻き取るよ
    うに駆動する角速度が大きい方のスプールを角速度が小
    さい方のスプールから判別する手段とを備えてなるプリ
    ントリボンの送り装置。
  2. 【請求項2】 送り用の前記スプールに結合された前記
    送り用モータから前記プリントリボンが巻き戻される速
    度が、所定時間内に逆起電力の波形がゼロクロスする回
    数によって測定される請求項1に記載のプリントリボン
    の送り装置。
  3. 【請求項3】 前記送り用モータの角速度に基づいて、
    前記巻き取り用モータの角速度がマイクロコントローラ
    により決定される請求項1に記載のプリントリボンの送
    り装置。
  4. 【請求項4】 前記送り用モータが、可変抵抗を提供す
    るために所定の時間短絡される回生モードに置かれる請
    求項1に記載のプリントリボンの送り装置。
  5. 【請求項5】 前記リボンに張力が作用した状態を維持
    するのに必要な引張力に応じて、前記可変抵抗がマイク
    ロコントローラ及びアドレスによって制御される請求項
    4に記載のプリントリボンの送り装置。
  6. 【請求項6】 前記プリントリボンの前記クリーンハン
    ド部分が導電性プラスチックからなる請求項1に記載の
    プリントリボンの送り装置。
  7. 【請求項7】 前記プリントステーションを通過する前
    記プリントリボンの前記導電性部分を検知する手段を備
    えてなる請求項6に記載のプリントリボンの送り装置。
  8. 【請求項8】 前記プリントステーションに対する前記
    プリントリボンの前記インク部分の位置を検出する手段
    を備えてなる請求項7に記載のプリントリボンの送り装
    置。
  9. 【請求項9】 インクが付着していない部分を一部に備
    えたプリントリボンをプリンタに送るシステムであっ
    て、 ハンマが装着されたばねを複数有するラインプリンタ
    と、 インクが付着していないクリーンハンド部分を両端に備
    えてなり、前記クリーンハンド部分がそれぞれ2つのス
    プールに巻き付けられるプリントリボンと、 前記2つのスプールを、巻き取り方向及び送り方向にそ
    れぞれ駆動する駆動手段と、 駆動される前記スプールの少なくとも一方の角速度を測
    定する手段と、 一方の前記スプールから他方の前記スプールへ前記プリ
    ントリボンが通過する時に、前記クリーンハンド部分を
    検知する手段と、 前記クリーンハンド部分間のインク部分が検知された後
    に、前記ハンマにより印字する手段を備えてなるプリン
    トリボンの送り装置。
  10. 【請求項10】 前記クリーンハンド部分が導電性プラ
    スチックからなり、前記各スプールに対する前記導電性
    プラスチックの位置を検出する検出手段を備えてなる請
    求項9に記載のプリントリボンの送り装置。
  11. 【請求項11】 前記検知手段が、前記導電性プラスチ
    ックが通過可能な2つの導電面を備えており、前記導電
    性プラスチックによって2つの前記導電面が導通された
    時にその旨の信号が出力される請求項10に記載のプリ
    ントリボンの送り装置。
  12. 【請求項12】 他方の前記スプールに対する一方の前
    記スプールの相対的な角速度によって、一方の前記スプ
    ールに巻き付いているプリントリボンの量を測定する請
    求項9に記載のプリントリボンの送り装置。
  13. 【請求項13】 一方の前記スプールが、巻き取りモー
    ドでモータにより駆動されるとともに、 他方の前記スプールが、モータのコイルを短絡して可変
    抵抗を生じさせる回生モードで駆動される請求項12に
    記載のプリントリボンの送り装置。
  14. 【請求項14】 前記回生モードで作動する前記モータ
    のゼロクロスを検知するゼロクロス検知器と、 前記ゼロクロスの回数をカウントすることにより、それ
    ぞれのカウント数をマイクロコントローラに与え、巻き
    取り用の前記スプールを介して前記プリントリボンの速
    度を制御する請求項13に記載のプリントリボンの送り
    装置。
  15. 【請求項15】 前記ゼロクロス回数のカウントによっ
    て、前記各スプールの角速度が与えられることを特徴と
    する請求項14に記載のプリントリボンの送り装置。
  16. 【請求項16】 前記検知手段を通過する前記プリント
    リボンの検知が、前記インク部分から前記クリーンハン
    ド部分となったときに、前記プリントリボンの移送方向
    を反転する手段を備えてなる請求項15に記載のプリン
    トリボンの送り装置。
  17. 【請求項17】 インクが付着していないクリーンハン
    ド部分及びインクが付着しているインク部分を備えたプ
    リントリボンとプリンタとの組み合わせであって、 用紙をその長手方向に沿って搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙を支持するプラテンと、 複数の打撃手段と、 前記用紙に印字するための前記インク部分における両端
    部に前記クリーンハンド部分を備えたプリントリボン
    と、 前記クリーンハンド部分から前記プリントリボンがそれ
    ぞれ巻き付けられた1対のスプールと、 前記各スプールに結合されたモータと、 前記プリントリボンの量が少ない方のスプールを巻き取
    りスプールとして駆動できるよう前記スプールの少なく
    とも一方の角速度を測定する手段とを備えてなるプリン
    トリボン及びプリンタの組み合わせ。
  18. 【請求項18】 回生モードにある前記スプールに結合
    された前記モータによって前記プリントリボンに作用す
    る制動力が、そのコイルを短絡することによって制御さ
    れる請求項17に記載のプリントリボン及びプリンタの
    組み合わせ。
  19. 【請求項19】 前記各スプールの間を通過するクリー
    ンハンド部分を検知するセンサを備えてなる請求項17
    に記載のプリントリボン及びプリンタの組み合わせ。
  20. 【請求項20】 前記センサが、前記プリントリボンに
    おける前記クリーンハンド部分の導電性部分によって導
    通可能な1対の電気的接点を備えている請求項19に記
    載のプリントリボン及びプリンタの組み合わせ。
  21. 【請求項21】 エンジンコントローラを備え、インク
    部分により印字するプリントステーションを備えたプリ
    ンタに、クリーンハンド部分を備えたプリントリボンを
    送る方法であって、 一対のスプールのそれぞれに、プリントリボンをクリー
    ンハンド部分から巻き付け、 前記プリンタのプラテンを開いた状態にし、 プリントステーションの両側に設けられた2つの導電接
    触部に、導電性のクリーンハンド部分が電気的に接触し
    ているかをチェックし、 前記プリントリボンを駆動して、前記各スプールの角速
    度を測定するために前記スプールに結合された駆動モー
    タのゼロクロスを測定し、 角速度が速い方のスプールを巻き取り用のスプールとし
    て駆動するプリントリボンの送り方法。
  22. 【請求項22】 前記プリントリボンを駆動する前に、
    前記エンジンコントローラによりプラテンを開いた状態
    にし、 前記プラテンを閉じる前に、前記電気的接触をチェック
    する請求項21に記載のプリントリボンの送り方法。
  23. 【請求項23】 前記電気的接触が、前記プリントリボ
    ンの導電性部分が前記導電接触部の双方に接触すること
    で行われる請求項22に記載のプリントリボンの送り方
    法。
  24. 【請求項24】 前記電気的接触が、前記リボンの導電
    性部分が1対の接触部間を導通することで行われる請求
    項23に記載のプリントリボンの送り方法。
  25. 【請求項25】 インクが付着していないクリーンハン
    ド部分を備え、2つのスプールにそれぞれ巻き付けられ
    ており、前記スプールの一方にはインク部分が十分に巻
    き付けられ、前記スプールの他方にはクリーンハンド部
    分のみが巻き付けられており、クリーンハンド部分はそ
    こから前記インク部分の周りに延びて、作業者の手が前
    記インク部分に触れないようになっているプリントリボ
    ンの使用方法であって、 前記スプールをそれぞれ駆動する駆動モータを備えたプ
    リンタを設け、 前記クリーンハンド部分が、一方の前記スプールからイ
    ンク部分が巻き付けられている他方の前記スプールに延
    びるようにして、前記各スプールをそれぞれ前記駆動モ
    ータにより駆動可能となるように取り付け、 前記スプールの少なくとも一方を駆動し、インク部分が
    巻き付けられた送り用のスプール及び巻き取り用のスプ
    ールのそれぞれの角速度を測定し、 前記クリーンハンド部分を検知して、印字可能な時点を
    明らかにするプリントリボンの使用方法。
  26. 【請求項26】 前記プリントリボンが配置されるプリ
    ントステーションに隣接するプラテンを開いた状態にす
    るエンジンコントローラを設け、 前記クリーンハンド部分を導電性プラスチックから構成
    し、 前記プリントステーションの両側に、導電接触部を設
    け、 前記導電接触部をチェックして、前記プリントリボンの
    位置を測定し、 前記各スプールにおける前記プリントリボンの量を測定
    するため、前記プリントリボンを駆動した時に前記スプ
    ールの少なくとも一方の角速度を測定し、 前記スプールの一方を巻き取り用のスプールとして駆動
    し、前記スプールの他方を送り用のスプールとする請求
    項25に記載のプリントリボンの使用方法。
  27. 【請求項27】 前記プリントリボンに張力を作用さ
    せ、 前記クリーンハンド部分と前記接触部との接触状態をチ
    ェックし、 前記プリントリボンを互いに反対な二方向にそれぞれ駆
    動して、前記モータのゼロクロス及びそれらの相対的な
    角速度を測定し、 前記角速度を処理装置において比較することで、巻き付
    いているプリントリボンの量が多いスプール又は少ない
    スプールを決定し、 前記巻き付き量の少ないスプールを巻き取り用のスプー
    ルとして駆動するとともに、前記巻き付き量の多いスプ
    ールを送りスプールとすること請求項26に記載のプリ
    ントリボンの使用方法。
JP11095350A 1998-05-05 1999-04-01 プリントリボンの送り装置、送り方法、使用方法及びプリンタとの組み合わせ Pending JPH11321052A (ja)

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US09/072,601 US6089768A (en) 1998-05-05 1998-05-05 Print ribbon feeder and detection system
US09/072601 1998-05-05

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