JPH11320487A - カッティングヘッド内蔵カセットおよびそのカセットを用いた画像切り抜き方法ならびに画像記録および画像切り抜き装置 - Google Patents

カッティングヘッド内蔵カセットおよびそのカセットを用いた画像切り抜き方法ならびに画像記録および画像切り抜き装置

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JPH11320487A
JPH11320487A JP13495298A JP13495298A JPH11320487A JP H11320487 A JPH11320487 A JP H11320487A JP 13495298 A JP13495298 A JP 13495298A JP 13495298 A JP13495298 A JP 13495298A JP H11320487 A JPH11320487 A JP H11320487A
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JP
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cutting
cutting head
cassette
platen
image
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JP13495298A
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English (en)
Inventor
Takashi Goto
敬志 後藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】通常のプリンタが有する記録用の駆動機構を利
用して記録と画像の切り抜きとの両機能を併有するプリ
ンタ自体の小型化と、コストを低廉のできるカッティン
グヘッド内蔵カセットを用いた画像切り抜き方法を提供
する。 【解決手段】巻取りボビンおよび送出しボビンに係合す
る1対のコア2,3と、何れか一方のコア2,3の外周
に配設されたカム7と、カム7のカム本体に接触するカ
ムフォロワ8Aを一端部に有し、他端部をプラテン21
の延在方向と直交する方向に揺動自在に軸支されたアー
ム8と、用紙を切断可能とするカッティング用カッター
12を有するカッティングヘッド9と、アーム8の他端
部が接続された基板18、およびこの基板18とカッテ
ィングヘッド9との間に介在する緩衝部材11とからな
り、カセットケース1Aの開口部15においてカッティ
ングヘッド9をプラテン21に対し接離自在に支承する
支承部材13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カッティングヘッ
ド内蔵カセットおよびそのカセットを用いた画像切り抜
き方法ならびに画像記録および画像切り抜き装置に係
り、特に、カッティングプロッタの機構を装置に設ける
ことなく、通常のプリンタの記録用の駆動機構を利用す
ることにより、画像データに基づいて所望の画像の切り
抜きを行うためのカッティングヘッド内蔵カセットおよ
びそのカセットを用いた画像切り抜き方法ならびに画像
記録および画像切り抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所望の画像データを切り抜く
ための装置を搭載したプリンタが開示されており、例え
ば、特開平8−300297号の切り抜き装置がある。
【0003】この切り抜き装置の構成を簡単に説明すれ
ば、用紙上に画像を形成するためのインクリボンカセッ
トを装着した熱転写プリンタヘッドと、用紙を画像デー
タに基づいて切り抜くためのカッティングペンを装着し
たカッティングヘッドとを有している。前記熱転写プリ
ンタヘッドは熱転写プリンタヘッド用のキャリッジベー
スに搭載されており、前記カッティングヘッドはカッテ
ィングヘッド用のキャリッジベースに搭載されている。
そして、前記両キャリッジベースは連結部材をもって一
体化されており、1本のガイドレール上を常にともに摺
動しながら、記録の場合には前記熱転写プリンタヘッド
のみを駆動させて記録を行い、画像の切り取りの場合に
はカッティングヘッドのみを駆動させて画像の切り抜き
を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像データを切り抜くための装置を搭載したプリン
タにおいては、前述のように記録の場合に前記熱転写プ
リンタヘッドを駆動させる機構と、画像の切り抜きの場
合にカッティングヘッドを駆動させる機構をそれぞれ前
記キャリッジに搭載しなければならず、構造が複雑であ
り、コストも高くなっていた。
【0005】さらに、前述したプリンタのように、前記
熱転写プリンタヘッドとカッティングヘッドを常にとも
に移動させるためには大きな駆動力が必要となり、ま
た、そのプリンタ装置自体も大きいものになってしまう
という問題点を有している。
【0006】本発明は、前述した点に鑑みなされたもの
で、簡単な構成からなるカッティングヘッド内蔵カセッ
トを提供し、通常のプリンタが有する記録用の駆動機構
を利用して所望の画像の切り抜きを行うことで記録と画
像の切り抜きとの両機能を併有するプリンタ自体の小型
化を可能とし、コストを低廉にすることのできる前記カ
ッティングヘッド内蔵カセットを用いた画像切り抜き方
法ならびに画像記録および画像切り抜き装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るカッティングヘッド内蔵カセットの特徴
は、プラテンに沿って往復動自在とされたキャリッジに
装着され、前記プラテンと対向する面に開口部が形成さ
れたカセットケースと、前記カセットケース内に配設さ
れ、前記キャリッジの上面に配設された巻取りボビンお
よび送出しボビンに係合する1対のコアと、前記1対の
コアのうち、何れか一方のコアの外周に配設されたカム
と、前記カムのカム本体に接触するカムフォロワを一端
部に有し、他端部を前記プラテンの延在方向と直交する
方向に揺動自在に軸支されたアームと、用紙を切断可能
とするカッティング用カッターを有するカッティングヘ
ッドと、前記アームの他端部が接続された基板、および
この基板とカッティングヘッドとの間に介在する緩衝部
材からなり、前記カセットケースの開口部において前記
カッティングヘッドをプラテンに対し接離自在に支承す
る支承部材とを有する点にある。
【0008】そして、このような構成を採用したことに
より、記録装置本体にカッティングヘッドを駆動するた
めの特別な機構や装置を配設しなくとも、記録用のキャ
リッジにカッティング用カッター内蔵カセットを搭載
し、プリンタの既存の駆動機構を利用してカッティング
ヘッド内蔵カセットのカッティングヘッドを画像データ
に基づいて駆動させることにより、用紙を切り抜くこと
ができる。
【0009】また、本発明に係るカッティングヘッド内
蔵カセットを用いた画像切り抜き方法の特徴は、プラテ
ンに沿って往復動自在とされたキャリッジに配設された
1対のボビンにカッティングヘッド内蔵カセットの1対
のコアを係合させてこのカッティングヘッド内蔵カセッ
トを搭載し、前記ボビンの回転駆動手段を駆動させてカ
ムを回転させることにより、カッティングヘッド内蔵カ
セットのカセットケースの開口部からカッティングヘッ
ドに配設されたカッティング用カッターを用紙を介して
前記プラテンに当接させ、その状態で前記キャリッジお
よび用紙をそれぞれ2方向に移動させて所望の画像を切
り抜く点にある。
【0010】そして、このような構成を採用したことに
より、記録装置の既存の駆動手段を制御して、カッティ
ングヘッド内蔵カセットのカッティングヘッドを用紙を
介してプラテンに当接させ、キャリッジおよび用紙をそ
れぞれ2方向に移動させることにより、所望の画像の切
り抜きを行うことができる。
【0011】さらに、本発明に係る画像記録および画像
切り抜き装置の特徴は、装置本体にそれぞれ配設された
画像記録用プラテンおよび画像切り抜き用プラテンと、
画像を記録する場合にはインクリボンカセットを搭載
し、画像を切り抜く場合にはカッティングヘッドを内蔵
したカッティングヘッド内蔵カセットを搭載して駆動手
段により前記プラテンに沿って往復動自在とされ、前記
プラテンとの対向面にはサーマルヘッドが配設されると
ともに、そのサーマルヘッドの側方にはカッティングヘ
ッド用の開口部が形成されたキャリッジと、前記キャリ
ッジに配設され回転駆動手段により回転駆動されるボビ
ンと、前記装置本体に供給される用紙を順方向および逆
方向の2方向に移動させる用紙の搬送手段と、前記キャ
リッジの駆動手段、ボビンの回転駆動手段および用紙の
搬送手段の駆動を画像の記録情報または画像の切り抜き
情報に応じて制御する制御部とを有する点にある。
【0012】そして、このような構成を採用したことに
より、インクリボンカセットをキャリッジに搭載して行
われる記録とカッティングヘッド内蔵カセットをキャリ
ッジに搭載して行われる画像の切り抜きとの両機能を併
有する装置の小型化、低コスト化をはかることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図4を参照して説明する。
【0014】図1に示すカッティングヘッド内蔵カセッ
ト1のカセットケース1A内には、画像記録装置および
画像切り抜き装置を兼ねるものの一例としての熱転写プ
リンタ20のキャリッジ22に配設された記録時におけ
るインクリボンの巻取りボビン24に係合する第1コア
(図において左側に位置するコア)2と、同じくインク
リボンの送出しボビン25に係合する第2コア(図にお
いて右側に位置するコア)3とが相互に間隔を隔ててそ
れぞれ回転自在に支持されている。
【0015】そして、これらのコア2,3には駆動力伝
達手段としてのギア4,5がそれぞれ同軸上に形成され
ており、両ギア4,5間に配設されたギア19を介して
前記巻取りボビン24の回転駆動力を送出し、ボビン2
5に伝達するように構成されている。
【0016】また、前記カセットケース1A内の前記第
2コア3の外周には、カム本体としてのカム溝6が形成
されたカムとしての偏心カム7が配設されており、前記
カム溝6は前記第2コア3の1回転で後述する従動側に
配設されたカッティングヘッド9を1駆動させるように
形成されている。
【0017】前記カム溝6には、駆動伝達部としてのア
ーム8の一端部に形成されたカムフォロワとしての突起
8Aが係合されており、前記アーム8は、カッティング
ヘッド内蔵カセット1が搭載される熱転写プリンタ20
のプラテン21に直交する方向に揺動自在となるように
その中央部を支持軸8Bにより軸支されている。また、
前記カセットケース1A内の前記第1コア2の近傍に
は、カッティングヘッド9がプラテン21に対し接離可
能に支承部材13により支持されている。
【0018】前記支承部材13は、前記アーム8の他端
部が連結された基板18と、この基板18とカッティン
グヘッド9との間に介在され前記カッティングヘッド9
がプラテン21に当接した際に緩衝部材として機能する
コイルばね11とから構成されており、この支承部材1
3は、前記カッティングヘッド9を前記プラテン21に
対し、直交するように配置させるようにして支承してい
る。
【0019】前記カッティングヘッド9は、図2に示す
ように、小径の中心孔30Aを有するほぼ円筒状のホル
ダ部材30の前記中心孔30Aの軸方向のほぼ中央部に
配設されたマグネット31を有しており、このマグネッ
ト31のカッティングヘッド9の先端側に対向する面に
はピポットベアリング32が前記マグネット31に磁力
により吸着されるようにして配設されている。一方、前
記ホルダ部材30の下端にミニチュアベアリング33が
配設されており、このミニチュアベアリング33と前記
ピポットベアリング32とによって棒状のカッティング
用カッター12が回動自在に保持されており、このカッ
ティング用カッター12の先端部は前記ホルダ部材30
から突出されるようになっている。前記ホルダ部材30
の後端部には、蓋部材としての基板34が配設されてお
り、この基板34と前記マグネット31との間には、前
記マグネット31の位置決めを行う金属部材35が介装
されている。
【0020】そして、前記カッティング用カッター12
の下端には刃が形成されており、その刃先(カッティン
グポイント)は、カッティングヘッド9の中心軸から一
定の偏心量(オフセット量)を保っている。したがっ
て、カッティング用カッター12の刃先が用紙を介して
プラテン21に食い込んだ状態で用紙に対して相対的に
X−Y方向に移動すると、常にカッティングヘッド9の
中心軸に刃が向くように回動しながら、用紙を切断する
ように構成されている。なお、前述した構成のカッティ
ングヘッド9に代わって、カッターを制御方式によって
強制的に回動させるカッティングヘッド、カッターを加
熱する発熱体を内蔵した構造のヒート式カッティングヘ
ッドまたはレーザー光を発射するカッティングヘッドな
どを使用することも可能である。
【0021】本実施形態において、前記プラテン21
は、図3に示すように、情報記録にのみ用いられる熱転
写プリンタ20に通常配設されるプラテン21の幅寸法
より幅太に形成されており、またプラテン21の幅方向
上側はカッティングヘッド9の当接する当接部(図中、
網掛けで示す部分)として機能し、下側は前記熱転写プ
リンタ20のサーマルヘッド23の当接する当接部とし
て機能するように構成されている。そして、少なくとも
前記プラテン21の幅方向上側となるカッティングヘッ
ド9のカッティング用カッター12が当接可能とされた
位置は、前記カッター12の当接痕が残り難い材料、例
えば、硬質の合成樹脂等によって平板状に形成されてい
る。なお、前記カッティングヘッド9の当接用のプラテ
ン21とサーマルヘッド23の当接用のプラテン21を
別設することも可能であるし、その配置における上位と
下位の変更も可能である。
【0022】そして、前記カセットケース1Aをリボン
カセットのケースよりも幅厚に形成し、前記キャリッジ
22に搭載された際にプラテン21に対向する面(以
下、前面という)の中央部には、前記カッティングヘッ
ド内蔵カセット1を熱転写プリンタ20のキャリッジ2
2へ装着したときに、熱転写プリンタ20に搭載された
サーマルヘッド23が臨むほぼコ字状のサーマルヘッド
用開口部14が形成されており、そのサーマルヘッド用
開口部14の側方で、前記第1コア2の配設側上方に
は、前記カッティングヘッド9のカッティング用カッタ
ー12の往復移動を可能とし、その往復動作方向を抑制
するカッティングヘッド用開口部15が形成されてい
る。
【0023】また、前記カセットケース1Aの前記サー
マルヘッド用開口部14の両側対称位置には、前記キャ
リッジ22に配設された第2巻取りボビン26および第
2送出しボビン27が係合される係合孔16,17が形
成されている。
【0024】図3は、本発明に係るカッティングヘッド
内蔵カセット1が搭載される熱転写プリンタ20のキャ
リッジ22部分の実施の形態を示したもので、この熱転
写プリンタ20において、図示しないフレームにその記
録面がほぼ垂直となるように配設されたプラテン21に
沿って往復動自在とされたキャリッジ22の移動方向に
おける中央部には、サーマルヘッド23が前記プラテン
21に対して接離動作自在に取付けられている。また、
前記キャリッジ22の上面には、巻取りボビン24およ
び送出しボビン25が回転駆動自在に配設されており、
さらに、前記キャリッジ22の上面で、前記サーマルヘ
ッド23の両側対称位置には、第2巻取りボビン26お
よび第2送出しボビン27が回転駆動自在に配設されて
いる。
【0025】そして、前記熱転写プリンタ20には、所
定速度で図示しない用紙を正逆両方向に搬送する紙送り
ローラ(図示せず)が配設されている。この紙送りロー
ラの近傍には、紙送りローラに圧接される圧接ローラが
回転自在に配設されており、熱転写プリンタ内に配設さ
れた用紙搬送手段を構成する紙送りモータが配設されて
いる。そして、前記紙送りモータを駆動して紙送りロー
ラを回転駆動させることにより前記紙送りローラとこの
圧接ローラによって用紙を挟持し、前記用紙をキャリッ
ジ22の移動方向と直交方向に所定速度で搬送を行うよ
うに構成されている。
【0026】さらに、前記熱転写プリンタ20には、前
記キャリッジ5をプラテン21に沿って移動させるキャ
リッジの駆動手段と、サーマルヘッド23を用紙に対し
て所定の圧接力で圧接させた状態で、前記巻取りボビン
24を回転させてリボンカセットのインクリボンを巻取
るボビンの回転駆動手段が配設されている。そして、図
示しない制御部により、これらの各手段の駆動を制御す
ることによって前記サーマルヘッド23を所望の記録信
号に基づいて駆動させ、前記用紙に所望の記録を行な
い、または、前記カッティングヘッド9を駆動させ、用
紙を所望の画像(形状)に切り抜くように構成されてい
る。
【0027】なお、図示しない制御部は、ホストコンピ
ュータから出力される画像データの信号に基づいて画像
の作成または切り抜きを開始すべき所定部位の領域を指
定した信号により制御するように構成されている。
【0028】つぎに、本実施形態のカッティングヘッド
内蔵カセットを使用した熱転写プリンタ20による画像
切り抜き方法について説明する。なお、この熱転写プリ
ンタ20にインクリボンカセットを使用して行うことの
できる熱転写記録方法自体は周知であるので、この熱転
写記録方法についての説明は省略する。
【0029】熱転写プリンタ20のキャリッジ22にカ
ッティングヘッド内蔵カセット1を装着するとともに、
前記用紙搬送手段を駆動させて画像の切り抜きを行う用
紙を所定の位置にセットする。このとき、前記第1コア
2はキャリッジ22上の巻取りボビン24に係合され、
第2コア3は前記送出しボビン25に係合される。ま
た、前記用紙は、当該熱転写プリンタ20において通常
の記録を行う記録開始位置を初期位置としてセットする
が、本実施形態においては、前記サーマルヘッド23と
カッティングヘッド9では、用紙の搬送方向における高
さ位置を異ならせて配設されることとなるため、動作開
始時に制御部において前記用紙搬送手段を駆動させて、
切り抜き開始位置つまり前記記録開始位置をカッティン
グヘッド9の配設位置に合わせる調整を行う。
【0030】続いて、前記ボビンの回転駆動手段を制御
して、前記巻取りボビン24を所定ステップ数だけ回転
させ、その回転駆動力を前記第1コア2およびギア4,
19,5を介して第2コア3へ伝達させる。そして、偏
心カム7を回転させることによりアーム8を揺動させ、
図4に示すように、前記アーム8の一端部に接続された
前記基部10をプラテン21方向へ移動させる。この動
きにより、前記基部10にコイルばね11を介在させて
支承されているカッティングヘッド9は、その先端部を
カセットケース本体1Aから外方へ突出させ、そのカッ
ティング用カッター12の刃先を用紙を介してプラテン
21に当接させることとなる。
【0031】その状態で、前記制御部に送信される切り
抜き領域のデータに従って、前記キャリッジ22の駆動
手段の駆動を制御して前記キャリッジ22をその正逆両
方向に移動させるとともに、用紙の搬送駆動手段の駆動
を制御して前記用紙を前記プラテン21の直交方向に正
逆搬送を行うことにより所望の画像を切り抜く。その際
に、前記カッティングヘッド9のカッティング用カッタ
ー12の刃先が、前記カッティングヘッド9の構造によ
り所望の方向へ指向することは前述の通りである。ま
た、前記カッティングヘッド9のプラテン21に対する
圧接力は、前記ボビンの回転駆動手段の駆動ステップ数
を変えることにより、偏心カム7の形状を利用して変化
させることが可能である。また、カッティング用カッタ
ー12のプラテン21に対する過剰な圧接力を緩衝部材
として配設された前記コイルばね11により吸収させる
ことで、常に良好な切り抜きを行うことができる。
【0032】そして、本実施形態においては、前記カッ
ティング用カッター12のプラテン21に対する当接領
域と前記サーマルヘッド23の当接領域とを区別してお
り、さらには、前記カッティング用カッター12の当接
する部分のプラテン21は、カッティング用カッター1
2による傷の付き難い材料により形成することでプラテ
ン21の損傷を少なくすることができるし、また、この
熱転写プリンタを本来の記録に用いたときの記録結果も
良好に保つことができる。
【0033】そして、所望の切り抜きが終了した時点
で、制御部により、前記ボビンの回転駆動手段の駆動を
制御し、前述した要領と同じ要領でアーム8を再び揺動
させ、前記カッティングヘッド9をカセットケース1A
内に収容するようにする。
【0034】このようにカッティングヘッド内蔵カセッ
ト1を構成し、カッティングプロッタ用の機構を有しな
いプリンタの制御部の制御やプラテンの構造等の些細な
仕様変更を行うのみで、前記カッティングヘッド内蔵カ
セットを用いて、画像の切り抜きを行うことができる。
【0035】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカッ
ティングヘッド内蔵カセットおよびそのカセットを用い
た画像切り抜き方法並びに画像記録および画像切り抜き
装置によれば、所望の画像の記録と切り抜きとの両機能
を併有する熱転写プリンタ等の装置の小型化ならびに低
コスト化をはかることができる。
【0037】すなわち、本発明のカッティングヘッド内
蔵カセットによれば、記録装置本体にカッティングヘッ
ドを駆動するための特別な機構や装置を配設しなくと
も、記録用のキャリッジにカッティング用カッター内蔵
カセットを搭載し、プリンタの既存の駆動機構を利用し
てカッティングヘッド内蔵カセットのカッティングヘッ
ドを画像データに基づいて駆動させることにより、用紙
を切り抜くことができる。
【0038】また、本発明の画像切り抜き方法によれ
ば、プリンタの既存の駆動手段を制御して、カッティン
グヘッド内蔵カセットのカッティングヘッドを用紙を介
してプラテンに当接させ、キャリッジおよび用紙をそれ
ぞれ2方向に移動させることにより、所望の画像の切り
抜きを行うことがでる。
【0039】さらに、本発明の画像記録および画像切り
抜き装置によれば、インクリボンカセットをキャリッジ
に搭載して行われる記録とカッティングヘッド内蔵カセ
ットをキャリッジに搭載して行われる画像の切り抜きと
の両機能を併有する装置の小型化、低コスト化をはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカッティングヘッド内蔵カセッ
トの一実施形態を示す平面図
【図2】 図1のカッティングヘッド内蔵カセットのカ
ッティングヘッドの構成を示す一部断面図
【図3】 本発明のカッティングヘッド内蔵カセットが
搭載される熱転写プリンタの要部を示す斜視図
【図4】 プラテンに対し、カッティングヘッドを当接
させた状態を示す平面図
【符号の説明】
1 カッティングヘッド内蔵カセット 1A カセットケース 2 第1コア 3 第2コア 4,5 ギア 6 カム溝 7 偏心カム 8 アーム 9 カッティングヘッド 10 基部 11 コイルばね 12 カッティング用カッター 13 支承部材 14 (サーマルヘッド用)開口部 15 (カッティングヘッド用)開口部 16,17 係合孔 18 基板 20 熱転写プリンタ 21 プラテン 22 キャリッジ 23 サーマルヘッド 24 巻取りボビン 25 送出しボビン 26 第2巻取りボビン 27 第2送出しボビン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジに装着され、前記プラテンと対向する面に開口
    部が形成されたカセットケースと、 前記カセットケース内に配設され、前記キャリッジの上
    面に配設された巻取りボビンおよび送出しボビンに係合
    する1対のコアと、 前記1対のコアのうち、何れか一方のコアの外周に配設
    されたカムと、 前記カムのカム本体に接触するカムフォロワを一端部に
    有し、他端部を前記プラテンの延在方向と直交する方向
    に揺動自在に軸支されたアームと、 用紙を切断可能とするカッティング用カッターを有する
    カッティングヘッドと、 前記アームの他端部が接続された基板、およびこの基板
    とカッティングヘッドとの間に介在する緩衝部材からな
    り、前記カセットケースの開口部において前記カッティ
    ングヘッドをプラテンに対し接離自在に支承する支承部
    材とを有することを特徴とするカッティングヘッド内蔵
    カセット。
  2. 【請求項2】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジに配設された1対のボビンにカッティングヘッ
    ド内蔵カセットの1対のコアを係合させてこのカッティ
    ングヘッド内蔵カセットを搭載し、前記ボビンの回転駆
    動手段を駆動させてカムを回転させることにより、カッ
    ティングヘッド内蔵カセットのカセットケースの開口部
    からカッティングヘッドに配設されたカッティング用カ
    ッターを用紙を介して前記プラテンに当接させ、その状
    態で前記キャリッジおよび用紙をそれぞれ2方向に移動
    させて所望の画像を切り抜くことを特徴とするカッティ
    ングヘッド内蔵カセットを用いた画像切り抜き方法。
  3. 【請求項3】 装置本体にそれぞれ配設された画像記録
    用プラテンおよび画像切り抜き用プラテンと、 画像を記録する場合にはインクリボンカセットを搭載
    し、画像を切り抜く場合にはカッティングヘッドを内蔵
    したカッティングヘッド内蔵カセットを搭載して駆動手
    段により前記プラテンに沿って往復動自在とされ、前記
    プラテンとの対向面にはサーマルヘッドが配設されると
    ともに、そのサーマルヘッドの側方にはカッティングヘ
    ッド用の開口部が形成されたキャリッジと、 前記キャリッジに配設され回転駆動手段により回転駆動
    されるボビンと、 前記装置本体に供給される用紙を順方向および逆方向の
    2方向に移動させる用紙の搬送手段と、 前記キャリッジの駆動手段、ボビンの回転駆動手段およ
    び用紙の搬送手段の駆動を画像の記録情報または画像の
    切り抜き情報に応じて制御する制御部とを有することを
    特徴とする画像記録および画像切り抜き装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009122012A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Topcon Corp レーザ光学系の光軸傾斜装置

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