JPH05286198A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH05286198A
JPH05286198A JP9290792A JP9290792A JPH05286198A JP H05286198 A JPH05286198 A JP H05286198A JP 9290792 A JP9290792 A JP 9290792A JP 9290792 A JP9290792 A JP 9290792A JP H05286198 A JPH05286198 A JP H05286198A
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Takashi Maruyama
貴史 丸山
Chika Osakama
親 大坂間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 普通紙への強圧接印字時におけるサーマルヘ
ッドの接離動作を迅速に行なうことができ、印字速度の
高速化を図ることのできる熱転写プリンタを提供する。 【構成】 プラテン2に沿って往復動自在とされたキャ
リッジ5にサーマルヘッド6を配設するとともに、前記
キャリッジ5に前記サーマルヘッド6の接離駆動を行な
うヘッドレバー22をヘッド圧接レバー25を介して駆
動するカム17を配設し、このカム17のヘッド接離用
カム溝19をサーマルヘッド6のヘッドアップ位置、強
圧接位置、弱圧接位置の順序で形成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタに係り、
特に、サーマルヘッドのプラテンへの接離動作を迅速に
行なうことを可能とした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の一般的な熱転写プリンタを
示したもので、プリンタのフレーム1のほぼ中央部に
は、平板状のプラテン2がその印字面がほぼ垂直となる
ように配設されており、前記フレーム1の前記プラテン
2の前側下方には、キャリッジシャフト3が前記プラテ
ン2と平行に配設されている。また、前記フレーム1の
前端縁には、フランジ状のガイド部4が形成されてお
り、前記キャリッジシャフト3および前記ガイド部4に
は、キャリッジ5が前記キャリッジシャフト3およびガ
イド部4に沿って往復動自在に取付けられている。前記
キャリッジ5の先端部には、前記プラテン2に対向する
ようにサーマルヘッド6が取付けられており、前記キャ
リッジ5の上面には、インクリボンを収納し、このイン
クリボンを前記サーマルヘッド6とプラテン2との間に
案内するリボンカセット(図示せず)が装着されるよう
になされている。さらに、前記キャリッジ5の上面に
は、前記リボンカセットのインクリボンを巻取るための
巻取りボビン7およびインクリボンを送り出す送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されている。
【0003】また、前記プラテン2の後方には、用紙
(図示せず)をプラテン2の前方に送る用紙挿入口9が
形成されており、前記用紙挿入口9の部分には、所定速
度で前記用紙を搬送する紙送りローラ10が配設されて
いる。この紙送りローラ10の下方には、この紙送りロ
ーラ10に圧接される圧接ローラ11が回転自在に配設
されており、前記フレームの一側面には、前記紙送りロ
ーラを伝達歯車群12を介して回転駆動させる紙送りモ
ータ13が配設されている。そして、前記紙送りモータ
13を駆動して紙送りローラ10を回転駆動させること
により、用紙挿入口9から前記紙送りローラ10とこの
圧接ローラ11との間に挿入される用紙を挟持して搬送
するようになされている。
【0004】前記従来のプリンタにおいては、前記用紙
挿入口9から用紙を挿入し、この用紙を前記紙送りロー
ラ10と圧接ローラ11との間に挟み込んで、紙送りモ
ータ13により紙送りローラ10を回転駆動させること
により、前記用紙をキャリッジ5の移動方向と直交方向
に所定速度で搬送する。一方、サーマルヘッド6を前記
用紙に対して所定の圧接力で圧接させ、この状態で、前
記キャリッジ5を移動させるとともに、前記巻取りボビ
ン7を回転させてリボンカセットのインクリボンを巻取
りながら、前記サーマルヘッド6を所望の印字信号に基
づいて駆動することにより、前記用紙に所望の印字を行
なうものである。
【0005】そして、従来から、例えば、一般的な記録
紙である普通紙と、オーバーヘッドプロジェクタ(OH
P)に使用されるOHP用紙とでは、印字に際して異な
る種類のインクリボンを使用するようにしており、前記
普通紙に印字を行なう場合は、サーマルヘッドをプラテ
ンに対して強い圧接力で圧接させた状態で、熱時剥離印
字を行なうものであり、OHP用紙に印字を行なう場合
は、サーマルヘッドをプラテンに対して弱い圧接力で圧
接させた状態で、冷時剥離印字を行なうようになってい
る。
【0006】このように、普通紙に対する印字とOHP
用紙に対する印字とでは、サーマルヘッドのプラテンに
対する圧接力を変化させるものであり、このようなサー
マルヘッドの強圧接および弱圧接を行なうサーマルヘッ
ドの接離駆動は、従来、サーマルヘッドをサーマルヘッ
ド駆動機構に装着するとともに、このサーマルヘッド駆
動機構を前記サーマルヘッドのヘッドアップ位置、弱圧
接位置、強圧接位置に順次動作させるようにカム溝が形
成されたカムを配設し、前記カムを回転駆動することに
より、前記サーマルヘッド駆動機構を動作させてサーマ
ルヘッドのヘッドアップおよび圧接動作を行なうように
なっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の熱転写プリンタにおいては、前記サーマルヘッドの
接離動作を行なう場合に、カムを回転駆動することによ
り、サーマルヘッド駆動機構をヘッドアップ位置、弱圧
接位置、強圧接位置の順序で駆動するものであるため、
OHP用紙に対する弱圧接状態で印字を行なう場合は、
カムに形成されたカム溝のヘッドアップ位置と弱圧接位
置とが隣接しているため、サーマルヘッド駆動機構の弱
圧接位置とヘッドアップ位置との間の往復動作を比較的
迅速に行なうことができるが、一般に印字頻度の高い普
通紙に対する強圧接状態での印字を行なう場合に、1行
の印字毎にカムを回転駆動して、サーマルヘッド駆動機
構を強圧接位置とヘッドアップ位置との間で往復動作さ
せる際に、ヘッドアップ位置と強圧接位置との間に弱圧
接位置が位置しているので、前記カムの回転動作させる
角度が大きくなってしまい、サーマルヘッドの接離動作
に極めて時間がかかり、印字速度の低下を招いてしまう
という問題を有している。
【0008】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、普通紙への強圧接印字時にサーマルヘッドの接離動
作を迅速に行なうことができ、印字速度の高速化を図る
ことのできる熱転写プリンタを提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る熱転写プリンタは、プラテンに沿って往復
動自在とされたキャリッジにサーマルヘッドを配設する
とともに、このキャリッジの上面にインクリボンが収納
されたリボンカセットを着脱自在に装着し、前記キャリ
ッジに前記サーマルヘッドの接離駆動を行なうカムを配
設し、このカムに前記サーマルヘッドをそのヘッドアッ
プ位置、強圧接位置、弱圧接位置にそれぞれ選択的に保
持するカム溝を形成し、前記カムのカム溝に係合されて
前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して接離動作さ
せるヘッド接離機構を配設してなる熱転写プリンタにお
いて、前記カムのカム溝をサーマルヘッドのヘッドアッ
プ位置、強圧接位置、弱圧接位置の順序で形成したこと
をその特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、サーマルヘッドのヘッド接離
機構を動作させるカムのカム溝をサーマルヘッドのヘッ
ドアップ位置、強圧接位置、弱圧接位置の順序で形成し
ているので、印字頻度が高く強圧接状態で印字を行なう
普通紙への印字を行なう場合に、強圧接位置とヘッドア
ップ位置との相互の往復動作距離が短く形成されること
になり、強圧接状態からヘッドアップ、ヘッドアップ状
態から強圧接への動作を迅速に行なうことができるもの
である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照
して説明する。
【0012】図1乃至図5は本発明に係る熱転写プリン
タの一実施例を示したもので、プラテン2に沿って往復
動自在とされたキャリッジ5には、サーマルヘッド6の
プラテン2への接離動作およびインクリボンの巻取制御
を行なうモータ14が配設されており、このモータ14
の出力ピニオンギア15には、伝達ギア16が噛合され
ている。この伝達ギア16には、カム17の外周面に形
成されたギア部18が噛合されており、このカム17の
上面には、ヘッド接離用カム溝19およびこのヘッド接
離用カム溝19より幅広に、かつ、浅く形成されたリボ
ン巻取り用カム溝20がそれぞれ形成されている。
【0013】また、前記キャリッジ5のプラテン2寄り
には、支持軸21が配設されており、本実施例において
は、この支持軸21は、図1に示すように、前記キャリ
ッジ5の上面から突出するように形成されている。この
支持軸21には、ヘッド接離機構を構成するほぼT字状
のヘッドレバー22が前記支持軸21を中心として揺動
自在に取付けられており、このヘッドレバー22のプラ
テン2寄り部分には、前記プラテン2に対向するヘッド
取付台23がねじ止めにより固着されている。このヘッ
ド取付台23のプラテン2の対向面には、サーマルヘッ
ド6が装着されており、前記ヘッド取付台23には、ス
トッパ24が前記ヘッド取付台23の裏面に対して所定
間隔を有するように突設されている。
【0014】また、前記支持軸21には、ほぼL字状の
ヘッド圧接レバー25が前記支持軸21を中心として揺
動自在に取付けられており、このヘッド圧接レバー25
の一端部には、前記カム17のヘッド接離用カム溝19
に係合されるピン26が形成されている。前記ヘッド圧
接レバー25の他端部は、前記ヘッドレバー22のヘッ
ド取付台23の裏面とストッパ24との間に配置されて
おり、このヘッド圧接レバー25の他端部には、ばね保
持部27が立設されている。さらに、前記ばね保持部2
7とヘッド取付台23との間には、強圧接ばね28が介
装されており、この強圧接ばね28の付勢力により、前
記ヘッド圧接レバー25が前記ヘッドレバー22のスト
ッパ24に当接された状態に保持され、この状態で、ヘ
ッドアップダウン時にヘッド圧接レバー25とヘッドレ
バー22とがカム17の回転により一体に回動動作され
るようになされている。
【0015】また、前記キャリッジ5には、プリンタに
形成されたラック29に噛合される駆動ギア30が支軸
31を中心として回転自在に配設されており、この支軸
31と前記ヘッドレバー22との間には、前記強圧接ば
ね28より弱いばね圧を有する弱圧接ばね32が前記ヘ
ッドレバー22が常にサーマルヘッド6をプラテン2に
押圧する方向の付勢力を付与するように掛け渡されてい
る。
【0016】また、前記支軸31には、揺動板33がこ
の支軸31を中心として揺動自在に取付けられており、
この揺動板33の一端部には、前記カム17のリボン巻
取り用カム溝20に係合されるピン34が形成されてい
る。ここで、揺動板33のピン34は、ヘッド接離用カ
ム溝19の幅よりも太く形成されており、このピン34
がヘッド接離用カム溝19に落ち込むことはない。ま
た、前記揺動板33の他端部には、支軸35が突設され
ており、この支軸35には、前記駆動ギア30に噛合さ
れる伝達ギア36が回転自在に取付けられている。
【0017】また、図1に示すように、前記キャリッジ
5には、インクリボンの巻取りボビン7および送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されており、図2に示すように、
前記巻取りボビン7の下方には、前記伝達ギア36に噛
合される巻取りギア37が図示しない摩擦機構を介して
同軸状に取付けられている。さらに、本実施例において
は、前記キャリッジ5には、第2巻取りボビン38およ
び第2送出しボビン39がそれぞれ配設されており、前
記第2巻取りボビン38の下方には、前記巻取りボビン
7の巻取りギア37に伝達ギア40介して噛合される第
2巻取りギア41が図示しない摩擦機構を介して同軸状
に取付けられている。前記巻取りボビン7および第2巻
取りボビン38は、前記揺動板33の揺動による伝達ギ
ア36の巻取りギア37への噛合によりそれぞれ回転駆
動されるものであり、前記第2送出しボビン39には、
図示しない複数の伝達ギアを介して前記駆動ギア30の
回転が選択的に伝達されるようになされている。
【0018】さらに、前記キャリッジ5の上面には、使
用するインクリボンの終端を検出したり、カラーインク
リボンのカラーマーカを検出するためのフォトセンサ4
2が配設されている。
【0019】また、前記キャリッジ5の上面には、イン
クリボン43が収容されたリボンカセット44が着脱自
在に装着されるものであり、このリボンカセット44に
は、前記巻取りボビン7および送出しボビン8に係合さ
れ前記インクリボン43が巻回される図示しない巻取り
リールおよび送出しリールが配設されている。また、前
記リボンカセット44には、前記第2巻取りボビン38
および第2送出しボビン39に係合され前記インクリボ
ン43を案内する図示しない一対のガイドローラが配設
されており、前記リボンカセット44のプラテン2側中
央部には、サーマルヘッド6が挿入される凹部45が形
成されている。さらに、前記リボンカセット44の前記
凹部45の両側対称位置には、それぞれ前記支持軸21
が挿入される切り欠き部46が形成されている。
【0020】なお、図1においては、反転して使用可能
ないわゆるマルチタイムインクリボン43カセットを示
しているため、サーマルヘッド6が挿入される凹部45
の対称位置に2カ所の切り欠き部46を形成している
が、いわゆるワンタイムリボンの場合は、切り欠き部4
6を1カ所のみに形成すればよい。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
【0022】まず、図2に示すように、カム17が図に
おいて最も左方向に回転した状態では、ヘッド圧接レバ
ー25のピン26がヘッド接離用カム溝19の最外周に
位置しているため、ヘッド圧接レバー25が図2おいて
最も左方向に揺動されており、ヘッド圧接レバー25が
強圧接バネの付勢力により、ヘッドレバー22のストッ
パ24に当接され、ヘッド取付台23がヘッド圧接レバ
ー25とともに動作されるので、このヘッド圧接レバー
25の揺動によりサーマルヘッド6がプラテン2から離
隔したヘッドアップ状態に保持されている。
【0023】一方、リボン巻取り用カム溝20により、
揺動板33は、左方向に揺動されて、揺動板33に支持
された伝達ギア36が巻取りギア37に噛合されてお
り、キャリッジ5がプラテン2に沿って移動することに
より、ラック29に噛合された駆動ギア30が回転駆動
されると、伝達ギア36,40を介して巻取りギア37
および第2巻取りギア41が回転駆動され、巻取りボビ
ン7および第2巻取りボビン38の回転駆動により、イ
ンクリボン43の巻取り動作が行なわれる。
【0024】このカム17位置においては、印字は行な
われず、カラーインクリボン43を用いた場合のフォト
センサによるカラーセンシングあるいはインクリボン4
3がたるんだときのたるみ除去動作が行なわれる。
【0025】次に、図3に示すように、図2の状態から
モータ14を駆動することによりカム17を右方向に回
転させると、ヘッド圧接レバー25は揺動されず、サー
マルヘッド6がプラテン2から離隔したヘッドアップ状
態に保持されながら、リボン巻取り用カム溝20により
揺動板33が右方向に揺動され、揺動板33の伝達ギア
36が巻取りギア37から離隔される。この状態では、
キャリッジ5が移動した場合でも駆動ギア30の回転が
巻取りボビン7および第2巻取りボビン38に伝達ず、
インクリボン43の巻取り動作が行なわれないことか
ら、キャリッジ5のリターン動作あるいはリボンセーブ
動作に用いられる。
【0026】また、普通紙等への通常の印字を行なう場
合は、図4に示すように、図3に示す状態から、さらに
モータ14を駆動してカム17を右方向に回転させるこ
とにより、前記ヘッド圧接レバー25のピン26がヘッ
ド接離用カム溝19の回転中心に最も近接した位置に位
置することから、前記ヘッド圧接レバー25が支持軸2
1を中心として最も右方向に揺動される。これにより、
前記ヘッド圧接レバー25はヘッド取付台23のストッ
パ24から離隔され、ヘッド圧接レバー25のばね保持
部27により強圧接ばね28を介してヘッド取付台23
が押圧され、この状態で、前記ヘッドレバー22には、
弱圧接バネの付勢力が付与されているので、ヘッド取付
台23には、強圧接ばね28の付勢力と弱圧接ばね32
の付勢力とを合計した押圧力が付与されることになり、
サーマルヘッド6は強い押圧力でプラテン2に圧接され
る。
【0027】このとき、本実施例においては、サーマル
ヘッド6をプラテン2に圧接するヘッドレバー22およ
びヘッド圧接レバー25の回転中心を形成する支持軸2
1を、キャリッジ5の上面から突出するように長い寸法
のものを用いるようにしているので、ヘッドレバー22
およびヘッド圧接レバー25の支点のがたつきがなく、
ヘッドレバー22等を極めて精度よく支持することがで
き、サーマルヘッド6の圧接動作を安定して行なうこと
ができる。
【0028】一方、前記揺動板33は、図3に示す状態
から、左方向に回動され、揺動板33の伝達ギア36が
再度巻取りギア37に噛合され、キャリッジ5の移動に
よりリボン巻取り動作が行なわれる。
【0029】この状態で、前記キャリッジ5を移動させ
ることにより、ラック29を介して駆動ギア30を回転
駆動し、伝達ギア36,40を介して巻取りギア37お
よび第2巻取りギア41を回転させて、巻取りボビン7
および第2巻取りボビン38を回転駆動させ、リボンカ
セット44のインクリボン43を巻取りながら、所望の
印字信号に基づいて、サーマルヘッド6を駆動すること
により、所定の用紙に印字を行なうようになっている。
このとき、サーマルヘッド6が強い圧接力で圧接されて
いるので、良好な印字を行なうことができる。
【0030】そして、1行の印字が終了したら、前記モ
ータ14を逆方向に駆動して、前記図3に示す位置にカ
ム17を回転駆動し、この状態で、キャリッジ5のリタ
ーン動作を行なうとともに、所定の紙送りを行なった
後、再度、図4に示すようにカム17を回転させてサー
マルヘッド6を圧接させ、次の行の印字を行なうように
なっている。
【0031】この場合に、本実施例においては、前記カ
ム17のヘッド接離用カム溝19によるヘッドアップ位
置と強圧接位置とが隣接するように形成されているの
で、強圧接位置とヘッドアップ位置との相互の往復動作
距離が短く、強圧接状態からヘッドアップ、ヘッドアッ
プ状態から強圧接への動作を迅速に行なうことができる
ものである。
【0032】また、通常の印字と異なり、オーバーヘッ
ドプロジェクタ(OHP)用の用紙等に印字を行なう場
合やインクリボン43を用いずに感熱紙に直接印字を行
なう場合には、図5に示すように、図4の状態からモー
タ14を駆動してカム17をさらに左方向に回転させる
ことにより、ヘッド圧接レバー25のピン26がヘッド
接離用カム溝19の最も内周部に位置し、この位置にお
けるヘッド接離用カム溝19の幅寸法が大きく形成され
ているので、ヘッド圧接レバー25のピン26とヘッド
接離用カム溝19との間に間隙が形成される。これによ
り、ヘッド圧接レバー25は、強圧接ばね28の付勢力
によりストッパ24に当接するように回動されるので、
サーマルヘッド6は弱圧接ばね32のみの付勢力により
プラテン2に圧接されることになり、通常印字の場合に
比較して弱い圧接力による印字を行なうことができる。
また、前記カム17が回転された場合でも、揺動板33
の伝達ギア36は、巻取りギア37に噛合された状態に
保持されているので、普通印字の場合と同様に、キャリ
ッジ5の移動によりインクリボン43の巻取り動作を行
なうことができる。
【0033】このように必要な状況に応じてカム17の
ポジションを選択することにより、熱転写プリンタとし
て必要な各種動作を行なうことが可能となる。
【0034】したがって、本実施例においては、前記カ
ム17のヘッド接離用カム溝19によるサーマルヘッド
6のヘッドアップ位置と強圧接位置とを隣接するように
形成し、印字頻度が高く強圧接状態で印字を行なう普通
紙への印字を行なう場合に、強圧接位置とヘッドアップ
位置との相互の往復動作距離を短く形成しているので、
強圧接状態からヘッドアップ、ヘッドアップ状態から強
圧接への動作を迅速に行なうことができ、その結果、印
字速度を著しく向上させることができる。
【0035】なお、本発明は前記実施例のものに限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することが可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る熱転写プ
リンタは、カムのカム溝によるサーマルヘッドのヘッド
アップ位置と強圧接位置とを隣接するように形成し、強
圧接位置とヘッドアップ位置との相互の往復動作距離を
短く形成しているので、強圧接状態からヘッドアップ、
ヘッドアップ状態から強圧接への動作を迅速に行なうこ
とができ、その結果、比較的印字頻度の高い普通紙に対
する印字速度を著しく向上させることができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写プリンタの一実施例を示す
概略斜視図
【図2】本発明によるインクリボンセンシング動作状態
を示す構成図
【図3】本発明によるキャリッジリターン動作状態を示
す構成図
【図4】本発明による普通紙への印字状態を示す構成図
【図5】本発明によるOHP紙への印字状態を示す構成
【図6】従来の一般的な熱転写プリンタを示す斜視図
【符号の説明】
2 プラテン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 7 巻取りボビン 8 送出しボビン 14 モータ 17 カム 19 ヘッド接離用カム溝 20 リボン巻取り用カム溝 21 支持軸 22 ヘッドレバー 23 ヘッド取付台 25 ヘッド圧接レバー 28 強圧接ばね 32 弱圧接ばね 33 揺動板 38 第2巻取りボビン 39 第2送出しボビン 43 インクリボン 44 リボンカセット 45 凹部 46 切り欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジにサーマルヘッドを配設するとともに、このキ
    ャリッジの上面にインクリボンが収納されたリボンカセ
    ットを着脱自在に装着し、前記キャリッジに前記サーマ
    ルヘッドの接離駆動を行なうカムを配設し、このカムに
    前記サーマルヘッドをそのヘッドアップ位置、強圧接位
    置、弱圧接位置にそれぞれ選択的に保持するカム溝を形
    成し、前記カムのカム溝に係合されて前記サーマルヘッ
    ドを前記プラテンに対して接離動作させるヘッド接離機
    構を配設してなる熱転写プリンタにおいて、前記カムの
    カム溝をサーマルヘッドのヘッドアップ位置、強圧接位
    置、弱圧接位置の順序で形成したことを特徴とする熱転
    写プリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1714789A2 (en) 2005-04-19 2006-10-25 Funai Electric Co., Ltd. Image generating apparatus
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