JP2000318244A - 作用媒体支承ホルダ内蔵カセット - Google Patents

作用媒体支承ホルダ内蔵カセット

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JP2000318244A
JP2000318244A JP11131549A JP13154999A JP2000318244A JP 2000318244 A JP2000318244 A JP 2000318244A JP 11131549 A JP11131549 A JP 11131549A JP 13154999 A JP13154999 A JP 13154999A JP 2000318244 A JP2000318244 A JP 2000318244A
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JP11131549A
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English (en)
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Takanobu Matsuura
孝信 松浦
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作用媒体支承ホルダにカッタ部材またはペン
部材を支承させることで、通常のプリンタが有する記録
用の駆動機構を利用して所望の画像の切り抜きや、ペン
部材を用いたプロッタ出力のような記録等を行うこと。 【解決手段】 プラテン21と対向する面に開口部15
が形成されたカセットケース1Aと、カセットケース1
A内に配設され、キャリッジ22の巻取りボビン24お
よび送出しボビン25に係合する1対のコア2,3と、
一方の回転するコア3の外周に配設されたカム6と、そ
の底部に配設した弾性部材8により作用媒体9をプラテ
ン21の面方向に移動自在に支承するホルダ7と、ホル
ダ7をプラテン2の面と接離する方向に移動自在に案内
するホルダガイドと、ホルダ7とカセットケース1Aの
開口部15が形成された壁面との間に介在されホルダ7
の後端部をカム6に接触させるように押圧する弾性部材
11とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カッティングヘッ
ド内蔵カセットに係り、特に、カッティングプロッタや
記録用プロッタの機構を装置に設けることなく、通常の
プリンタの記録用の駆動機構を利用することにより、画
像データに基づいて所望の画像の切り抜きや、プロッタ
出力のような記録を行うことが可能となる作用媒体支承
ホルダ内蔵カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所望の画像データを切り抜く
ための装置を搭載したプリンタが開示されており、例え
ば、特開平8−300297号の切り抜き装置がある。
【0003】この切り抜き装置の構成を簡単に説明すれ
ば、用紙上に画像を形成するためのインクリボンカセッ
トを装着した熱転写プリンタヘッドと、用紙を画像デー
タに基づいて切り抜くためのカッティングペンを装着し
たカッティングヘッドとを有している。前記熱転写プリ
ンタヘッドは熱転写プリンタヘッド用のキャリッジベー
スに搭載されており、前記カッティングヘッドはカッテ
ィングヘッド用のキャリッジベースに搭載されている。
そして、前記両キャリッジベースは連結部材をもって一
体化されており、1本のガイドレール上を常にともに摺
動しながら、記録の場合には前記熱転写プリンタヘッド
のみを駆動させて記録を行い、画像の切り取りの場合に
はカッティングヘッドのみを駆動させて画像の切り抜き
を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像データを切り抜くための装置を搭載したプリン
タにおいては、前述のように記録の場合に前記熱転写プ
リンタヘッドを駆動させる機構と、画像の切り抜きの場
合にカッティングヘッドを駆動させる機構をそれぞれ前
記キャリッジに搭載しなければならず、構造が複雑であ
り、コストも高くなっていた。
【0005】さらに、前述したプリンタのように、前記
熱転写プリンタヘッドとカッティングヘッドを常にとも
に移動させるためには大きな駆動力が必要となり、ま
た、そのプリンタ装置自体も大きいものになってしまう
という問題点を有している。
【0006】本発明は、前述した点に鑑みなされたもの
で、簡単な構成からなる作用媒体支承ホルダ内蔵カセッ
トを提供し、作用媒体支承ホルダにカッタ部材またはペ
ン部材を支承させることで、通常のプリンタが有する記
録用の駆動機構を利用して所望の画像の切り抜きや、ペ
ン部材を用いたプロッタ出力のような記録等を行うこと
のできる作用媒体支承ホルダ内蔵カセットを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る作用媒体支承ホルダ内蔵カセットの特
徴は、プラテンに沿って往復動自在とされたキャリッジ
に装着され、前記プラテンと対向する面に開口部が形成
されたカセットケースと、前記カセットケース内に配設
され、前記キャリッジの上面に配設された巻取りボビン
および送出しボビンに係合する1対のコアと、前記1対
のコアのうち、何れか一方の回転するコアの外周に配設
されたカムと、その底部に配設した弾性部材により用紙
に対する作用媒体を前記プラテンの面方向に移動自在に
支承するホルダと、前記ホルダを前記プラテン面と接離
する方向に移動自在に案内するホルダガイドと、前記ホ
ルダと前記カセットケースの開口部が形成された壁面と
の間に介在され前記ホルダの後端部を前記カムに接触さ
せるように押圧する他の弾性部材とを有する点にある。
【0008】また、請求項2に記載の作用媒体支承ホル
ダ内蔵カセットの特徴は、請求項1に記載の作用媒体支
承ホルダ内蔵カセットであって、前記巻取ボビンの回転
力を前記カムに伝達させる伝達手段を有する点にある。
【0009】さらに、請求項3に記載の作用媒体支承ホ
ルダ内蔵カセットの特徴は、請求項1または請求項2に
記載の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットであって、前記
ホルダには、前記カセットケースのキャリッジ装着時に
前記カセットケース内に嵌入するセンサに対し前記ホル
ダの往復動により接離することとなる感知板が形成され
ている点にある。
【0010】そして、請求項4に記載の作用媒体支承ホ
ルダ内蔵カセットの特徴は、請求項1乃至請求項3のい
ずれか1項に記載の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットの
前記作用媒体はカッター部材である点にあり、また、請
求項5に記載の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットの特徴
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の作用
媒体支承ホルダ内蔵カセットの前記作用媒体はペン部材
である点にある。
【0011】そして、このような構成を採用したことに
より、記録装置本体にカッティングヘッドを駆動するた
めの特別な機構や装置を配設しなくとも、カッター部材
を支承した作用媒体支承ホルダ内蔵カセットをキャリッ
ジに装着し、プリンタの既存の駆動機構を利用して作用
媒体支承ホルダ内蔵カセットのカッター部材を画像デー
タに基づいて往復動させることにより用紙を切り抜くこ
とができ、また、ペン部材を支承した作用媒体支承ホル
ダ内蔵カセットをキャリッジに装着し、プリンタの既存
の駆動機構を利用して作用媒体支承ホルダ内蔵カセット
のペン部材を画像データに基づいて往復動させることに
より所望の記録を得ることができる。
【0012】そして、このような構成を採用したことに
より、インクリボンカセットをキャリッジに搭載して行
われる記録と、カッター部材を支承した作用媒体支承ホ
ルダ内蔵カセットをキャリッジに搭載して行われる画像
の切り抜きやペン部材を支承した作用媒体支承ホルダ内
蔵カセットをキャリッジに搭載して行われるプロッタ出
力のような記録等、少なくとも3つの機能を併有する装
置の小型化、低コスト化をはかることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図6を参照して説明する。
【0014】図1および図2に示す作用媒体支承ホルダ
内蔵カセット1のカセットケース1A内には、図3に示
す画像記録装置および画像切り抜き装置を兼ねるものの
一例としての熱転写プリンタ20のキャリッジ22に配
設された記録時におけるインクリボンの巻取りボビン2
4に係合する第1コア(図において左側に位置するコ
ア)2と、同じくインクリボンの送出しボビン25に係
合する第2コア(図において右側に位置するコア)3と
が相互に間隔を隔ててそれぞれ回転自在に支持されてい
る。
【0015】そして、これらのコア2,3には駆動力伝
達手段としてのギア4,5がそれぞれ同軸上に形成され
ており、両ギア4,5間に配設された伝達手段としての
伝達ギア19を介して前記巻取りボビン24の回転駆動
力を第2コア3に伝達するように構成されている。
【0016】また、前記カセットケース1A内の前記第
2コア3の外周には偏心カム6が配設されており、前記
第1コア2の回転に従動する第2コア3の1回転で、前
記偏心カム6によりホルダ7を1往復動させるように形
成されている。
【0017】前記ホルダ7は有底の凹状に形成されてお
り、その内底部には弾性部材としてのコイルばね8が配
設され、ホルダ内に支承収納する用紙に対する作用媒体
9を熱転写プリンタ20のプラテン21の面に対して接
離する方向に往復動自在に支承するように構成されてい
る。なお、前記ホルダ7自体は、カセットケース1Aに
形成されたホルダガイド(本実施形態においてはカセッ
トケース1Aの図示しない蓋の裏面に形成されているも
のとし、図1においてはカセットケース1Aの組立時の
配設位置を点線で示す)により、前記ホルダ7自体の前
記プラテン21の延在方向と直交する方向の往復動が案
内され、支承されているものとする。
【0018】また、前記ホルダ7の先端側両側部にはフ
ランジ10が形成されており、このホルダ7のフランジ
10と前記カセットケース1Aの内壁面との間には、前
記ホルダ7をその後端部が前記偏心カム6の外周に接触
するように押圧しつつ位置させる弾性部材としてのコイ
ルばね11が配設されている。
【0019】また、本実施形態においては、前記ホルダ
7のフランジ10のうち、カセットケース1Aの側方に
近いフランジ10Aには、前記カセットケース1Aのキ
ャリッジ装着時にセンサ嵌入孔29から前記カセットケ
ース1A内に嵌入するセンサ28に対し前記ホルダ7の
往復動により接離することとなる感知板12が一体形成
されている。
【0020】そして、本実施形態においては、前記作用
媒体9として、カッター部材であるカッティングヘッド
9Aを支承させている。
【0021】前記カッティングヘッド9Aは、図4に示
すように、小径の中心孔30Aを有するほぼ円筒状のホ
ルダ部材30の前記中心孔30Aの軸方向のほぼ中央部
に配設されたマグネット31を有しており、このマグネ
ット31のカッティングヘッド9の先端側に対向する面
にはピポットベアリング32が前記マグネット31に磁
力により吸着されるようにして配設されている。一方、
前記ホルダ部材30の下端にミニチュアベアリング33
が配設されており、このミニチュアベアリング33と前
記ピポットベアリング32とによって棒状のカッティン
グ用カッター13が回動自在に保持されており、このカ
ッティング用カッター13の先端部は前記ホルダ部材3
0から突出されるようになっている。前記ホルダ部材3
0の後端部には、蓋部材としての基板34が配設されて
おり、この基板34と前記マグネット31との間には、
前記マグネット31の位置決めを行う金属部材35が介
装されている。
【0022】そして、前記カッティング用カッター13
の下端には刃が形成されており、その刃先(カッティン
グポイント)は、カッティングヘッド9Aの中心軸から
一定の偏心量(オフセット量)を保っている。したがっ
て、カッティング用カッター13の刃先が用紙を介して
プラテン21に食い込んだ状態で用紙に対して相対的に
X−Y方向に移動すると、常にカッティングヘッド9A
の中心軸に刃が向くように回動しながら、用紙を切断す
るように構成されている。なお、前述した構成のカッテ
ィングヘッド9Aに代わって、カッターを制御方式によ
って強制的に回動させるカッティングヘッド、カッター
を加熱する発熱体を内蔵した構造のヒート式カッティン
グヘッドまたはレーザー光を発射するカッティングヘッ
ドなどを使用することも可能である。
【0023】本実施形態において、前記プラテン21
は、図3に示すように、情報記録にのみ用いられる熱転
写プリンタ20に通常配設されるプラテン21の幅寸法
より幅太に形成されており、またプラテン21の幅方向
上側はカッティングヘッド9の当接する当接部(図中、
網掛けで示す部分)として機能し、下側は前記熱転写プ
リンタ20のサーマルヘッド23の当接する当接部とし
て機能するように構成されている。そして、少なくとも
前記プラテン21の幅方向上側となるカッティングヘッ
ド9Aのカッティング用カッター13が当接可能とされ
た位置は、前記カッター12の当接痕が残り難い材料、
例えば、硬質の合成樹脂等によって平板状に形成されて
いる。なお、前記カッティングヘッド9Aの当接用のプ
ラテン21とサーマルヘッド23の当接用のプラテン2
1を別設することも可能であるし、その配置における上
位と下位の変更も可能である。
【0024】そして、前記カセットケース1Aをリボン
カセットのケースよりも幅厚に形成し、前記キャリッジ
22に搭載された際にプラテン21に対向する面(以
下、前面という)の中央部には、前記作用媒体支承ホル
ダ内蔵カセット1を熱転写プリンタ20のキャリッジ2
2へ装着したときに、熱転写プリンタ20に搭載された
サーマルヘッド23が臨むほぼコ字状のサーマルヘッド
用開口部14が形成されており、そのサーマルヘッド用
開口部14の側方で、前記第1コア2の配設側上方に
は、前記作用媒体9としてのカッティングヘッド9Aの
カッティング用カッター13の往復移動を可能とし、そ
の往復動作方向を抑制する開口部15が形成されてい
る。
【0025】また、前記カセットケース1Aの前記サー
マルヘッド用開口部14の両側対称位置には、前記キャ
リッジ22に配設された第2巻取りボビン26および第
2送出しボビン27が係合される係合孔16,17が形
成されている。
【0026】図3は、本発明に係る作用媒体支承ホルダ
内蔵カセット1が搭載される熱転写プリンタ20のキャ
リッジ22部分の実施の形態を示したもので、この熱転
写プリンタ20において、図示しないフレームにその記
録面がほぼ垂直となるように配設されたプラテン21に
沿って往復動自在とされたキャリッジ22の移動方向に
おける中央部には、サーマルヘッド23が前記プラテン
21に対して接離動作自在に取付けられている。また、
前記キャリッジ22の上面には、巻取りボビン24およ
び送出しボビン25が回転駆動自在に配設されており、
さらに、前記キャリッジ22の上面で、前記サーマルヘ
ッド23の両側対称位置には、第2巻取りボビン26お
よび第2送出しボビン27が回転駆動自在に配設されて
いる。
【0027】そして、前記熱転写プリンタ20には、所
定速度で図示しない用紙を正逆両方向に搬送する紙送り
ローラ(図示せず)が配設されている。この紙送りロー
ラの近傍には、紙送りローラに圧接される圧接ローラが
回転自在に配設されており、熱転写プリンタ内に配設さ
れた用紙搬送手段を構成する紙送りモータが配設されて
いる。そして、前記紙送りモータを駆動して紙送りロー
ラを回転駆動させることにより前記紙送りローラとこの
圧接ローラによって用紙を挟持し、前記用紙をキャリッ
ジ22の移動方向と直交方向に所定速度で搬送を行うよ
うに構成されている。
【0028】さらに、前記熱転写プリンタ20には、前
記キャリッジ5をプラテン21に沿って移動させるキャ
リッジの駆動手段と、サーマルヘッド23を用紙に対し
て所定の圧接力で圧接させた状態で、前記巻取りボビン
24を回転させてリボンカセットのインクリボンを巻取
るボビンの回転駆動手段が配設されている。そして、図
示しない制御部により、これらの各手段の駆動を制御す
ることによって前記サーマルヘッド23を所望の記録信
号に基づいて駆動させ、前記用紙に所望の記録を行な
い、または、前記カッティングヘッド9Aを駆動させ、
用紙を所望の画像(形状)に切り抜くように構成されて
いる。
【0029】なお、図示しない制御部は、ホストコンピ
ュータから出力される画像データの信号に基づいて画像
の作成または切り抜きを開始すべき所定部位の領域を指
定した信号により制御するように構成されている。
【0030】つぎに、本実施形態の作用媒体支承ホルダ
内蔵カセットを使用した熱転写プリンタ20による画像
切り抜き方法について説明する。なお、この熱転写プリ
ンタ20にインクリボンカセットを使用して行うことの
できる熱転写記録方法自体は周知であるので、この熱転
写記録方法についての説明は省略する。
【0031】熱転写プリンタ20のキャリッジ22に作
用媒体支承ホルダ内蔵カセット1を装着するとともに、
前記用紙搬送手段を駆動させて画像の切り抜きを行う用
紙を所定の位置にセットする。このとき、前記第1コア
2はキャリッジ22上の巻取りボビン24に係合され、
第2コア3は前記送出しボビン25に係合される。ま
た、前記用紙は、当該熱転写プリンタ20において通常
の記録を行う記録開始位置を初期位置としてセットする
が、本実施形態においては、前記サーマルヘッド23と
カッティングヘッド9Aでは、用紙の搬送方向における
高さ位置を異ならせて配設されることとなるため、動作
開始時に制御部において前記用紙搬送手段を駆動させ
て、切り抜き開始位置つまり前記記録開始位置をカッテ
ィングヘッド9Aの配設位置に合わせる調整を行う。
【0032】続いて、前記巻取りボビン24の回転駆動
手段を制御して、前記巻取りボビン24を所定ステップ
数だけ回転させ、その回転駆動力を前記第1コア2およ
びギア4,19,5を介して第2コア3へ伝達させる。
【0033】そして、偏心カム6を回転させることによ
り、図5および図6に示すように、前記偏心カム6の外
周に後端部を接触させている前記ホルダ7により、前記
コイルばね11を押圧しながらカッティングヘッド9A
をプラテン21方向へ移動させ、その先端部をカセット
ケース本体1Aから外方へ突出させ、そのカッティング
用カッター13の刃先を用紙を介してプラテン21に当
接させる(ヘッドダウン状態)。
【0034】その状態で、前記制御部に送信される切り
抜き領域のデータに従って、前記キャリッジ22の駆動
手段の駆動を制御して前記キャリッジ22をその正逆両
方向に移動させるとともに、用紙の搬送駆動手段の駆動
を制御して前記用紙を前記プラテン21の直交方向に正
逆搬送を行うことにより所望の画像を切り抜く。
【0035】その際に、前記カッティングヘッド9Aの
カッティング用カッター13の刃先が、前記カッティン
グヘッド9Aの構造により所望の方向へ指向することは
前述の通りである。
【0036】また、前記カッティングヘッド9Aのプラ
テン21に対する圧接力は、前記ボビンの回転駆動手段
の駆動ステップ数を変えることにより、偏心カム6の形
状を利用して変化させることが可能である。また、カッ
ティング用カッター13のプラテン21に対する過剰な
圧接力を弾性部材としてホルダ7内に配設した前記コイ
ルばね8により吸収させることで、常に良好な切り抜き
を行うことができる。
【0037】そして、所望の切り抜きが終了した時点
で、制御部により、前記ボビンの回転駆動手段の駆動を
制御し、前述した要領と同じ要領で偏心カム6を再び回
転させて、前記カッティングヘッド9Aをヘッドアップ
状態とする。なお、本実施形態においては、作用媒体9
としてのカッティングヘッド9Aの前記ヘッドアップ状
態、ヘッドダウン状態の検出は、前記センサ28による
前記ホルダ7の往復動により接離することとなる感知板
12の検出により制御部が行うことになる。
【0038】また、本実施形態においては、前記カッテ
ィング用カッター13のプラテン21に対する当接領域
と前記サーマルヘッド23の当接領域とを区別してお
り、さらには、前記カッティング用カッター13の当接
する部分のプラテン21は、カッティング用カッター1
3による傷の付き難い材料により形成することでプラテ
ン21の損傷を少なくすることができるし、また、この
熱転写プリンタを本来の記録に用いたときの記録結果も
良好に保つことができる。
【0039】このように作用媒体支承ホルダ内蔵カセッ
ト1を構成し、カッティングプロッタ用の機構を有しな
いプリンタの制御部の制御やプラテンの構造等の些細な
仕様変更を行うのみで、前記作用媒体支承ホルダ内蔵カ
セットを用いて、画像の切り抜きを行うことができる。
【0040】また、本実施形態の作用媒体はカッター部
材としてのカッティングヘッドを用いたが、作用媒体を
ペン等に代えることで、プロッタとしての機能を果たさ
せることも可能となる。
【0041】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る作用
媒体支承ホルダ内蔵カセットによれば、通常の画像の記
録や、所望の画像の切り抜きまたはプロッタとしての記
録等を可能とする多機能な熱転写プリンタ等の装置の小
型化ならびに低コスト化をはかることができる。
【0043】すなわち、本発明の作用媒体支承ホルダ内
蔵カセットによれば、記録装置本体にカッティングヘッ
ドを駆動するための特別な機構や装置を配設しなくと
も、キャリッジにカッター部材を作用媒体として内蔵さ
せた作用媒体支承ホルダ内蔵カセットを搭載し、プリン
タの既存の駆動機構を利用してキャリッジおよび用紙を
それぞれ2方向に移動させることにより、作用媒体支承
ホルダ内蔵カセットのカッター部材を画像データに基づ
いて駆動させて用紙を所望の形状に切り抜くことができ
る。また、高価なプロッタを用意しなくとも、キャリッ
ジにペン部材を作用媒体として内蔵させた作用媒体支承
ホルダ内蔵カセットを搭載すれば、プリンタの既存の駆
動機構を利用してキャリッジおよび用紙をそれぞれ2方
向に移動させることにより作用媒体支承ホルダ内蔵カセ
ットのペンを画像データに基づいて駆動させることがで
き、よって、所望の記録を得ることができ、さらには、
装置の小型化、低コスト化をもはかることができるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る作用媒体支承ホルダ内蔵カセッ
トの一実施形態において、作用媒体としてのカッター部
材がヘッドアップした状態を示す平面図
【図2】 図1の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットの斜
視図
【図3】 図1の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットが搭
載される熱転写プリンタの要部を示す斜視図
【図4】 図1の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットのカ
ッター部材の一例の構成を示す一部断面図
【図5】 本発明に係る作用媒体支承ホルダ内蔵カセッ
トの一実施形態において、作用媒体としてのカッター部
材がヘッドダウンした状態を示す平面図
【図6】 図5の作用媒体支承ホルダ内蔵カセットの斜
視図
【符号の説明】
1 作用媒体支承ホルダ内蔵カセット 1A カセットケース 2 第1コア 3 第2コア 4,5 ギア 6 偏心カム 7 ホルダ 8 コイルばね 9 作用媒体 9A カッティングヘッド 10 フランジ 11 コイルばね 12 感知板 13 カッティング用カッター 14 (サーマルヘッド用)開口部 15 (支承媒体用)開口部 16,17 係合孔 19 伝達ギア 20 熱転写プリンタ 21 プラテン 22 キャリッジ 23 サーマルヘッド 24 巻取りボビン 25 送出しボビン 26 第2巻取りボビン 27 第2送出しボビン 28 センサ 29 センサ嵌入孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジに装着され、前記プラテンと対向する面に開口
    部が形成されたカセットケースと、 前記カセットケース内に配設され、前記キャリッジの上
    面に配設された巻取りボビンおよび送出しボビンに係合
    する1対のコアと、 前記1対のコアのうち、何れか一方の回転するコアの外
    周に配設されたカムと、 その底部に配設した弾性部材により用紙に対する作用媒
    体を前記プラテンの延在方向と直交する方向に移動自在
    に支承するホルダと、 前記ホルダを前記プラテン面と接離する方向に移動自在
    に案内するホルダガイドと、 前記ホルダと前記カセットケースの開口部が形成された
    壁面との間に介在され前記ホルダをその後端部が前記カ
    ムに接触するように押圧する他の弾性部材と、 を有することを特徴とする作用媒体支承ホルダ内蔵カセ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記巻取ボビンの回転力を前記カムに伝
    達させる伝達手段を有することを特徴とする請求項1に
    記載の作用媒体支承ホルダ内蔵カセット。
  3. 【請求項3】 前記ホルダには、前記カセットケースの
    キャリッジ装着時に前記カセットケース内に嵌入するセ
    ンサに対し前記ホルダの移動により接離することとなる
    感知板が形成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の作用媒体支承ホルダ内蔵カセット。
  4. 【請求項4】 前記作用媒体はカッター部材であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
    載の作用媒体支承ホルダ内蔵カセット。
  5. 【請求項5】 前記作用媒体はペン部材であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    作用媒体支承ホルダ内蔵カセット。
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CN106004081A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 兄弟工业株式会社 切割装置和打印机
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