JPH11319948A - 中間圧延材の矯正装置 - Google Patents

中間圧延材の矯正装置

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JPH11319948A
JPH11319948A JP12342598A JP12342598A JPH11319948A JP H11319948 A JPH11319948 A JP H11319948A JP 12342598 A JP12342598 A JP 12342598A JP 12342598 A JP12342598 A JP 12342598A JP H11319948 A JPH11319948 A JP H11319948A
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JP
Japan
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straightening
intermediate rolled
rolled material
press
induction heating
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Withdrawn
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JP12342598A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Watanabe
邦明 渡辺
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11319948A publication Critical patent/JPH11319948A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導加熱装置の入側で中間圧延材を矯正
することによって、中間圧延材と誘導加熱コイルとの距
離を小さくし、電磁誘導加熱装置の加熱効率を向上させ
る中間圧延材のプレス矯正装置を提供する。 【解決手段】 圧延機の入側に設置して中間圧延材を加
熱する加熱装置の入側に設ける中間圧延材のプレス矯正
機で、このプレス矯正機3が一体構造の上プレスヘッド
4と、複数個の搬送ロール2の間に設けた下プレスヘッ
ド5とからなり、下プレスヘッド5が独立して個々に上
下方向に作動する中間圧延材1の矯正装置である。ま
た、プレス矯正機3の前方に、矯正時の中間圧延材1の
位置決め装置6を設けた中間圧延材の矯正装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延工程にお
いて、中間圧延材(被圧延材)の温度低下を補償する電
磁誘導加熱装置の入側で中間圧延材を矯正する矯正技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱間圧延工程において、粗圧延
機から搬送される中間圧延材は、ローラーテーブル上の
走行中および仕上圧延中に、特に幅方向両端部の温度低
下が起こる。この温度低下を補償するために仕上圧延機
の直近には、中間圧延材を加熱する電磁誘導加熱装置が
設置されている。また、中間圧延材の先端部または後端
部に上下方向の反りが発生し易い。
【0003】電磁誘導加熱装置においては、被加熱材と
誘導加熱コイルとの距離が加熱効率に最も影響を及ぼ
し、この距離が大きくなると加熱効率は著しく低下す
る。したがって、電磁誘導加熱装置の加熱効率を向上さ
せるために、中間圧延材は電磁誘導加熱装置を通過させ
る前に矯正を行い平坦にし、中間圧延材と誘導加熱コイ
ルとの距離を小さくしている。中間圧延材の矯正のため
に、電磁誘導加熱装置の入側に矯正ローラを設置するこ
とが特開平2−15814号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平2−1
5814号公報に開示されている矯正ローラや、中間圧
延材の反りを押さえ電磁誘導加熱装置に導入するガイド
ローラ、ピンチローラでは十分な矯正は行なえない。す
なわち、厚さが30〜40mmの中間圧延材の反り、波はガイ
ドローラやピンチローラでは平坦に矯正することは無理
である。また、矯正ローラでは、中間圧延材の反り、波
の状況に応じてローラの調整が必要である。したがっ
て、中間圧延材との接触による誘導加熱コイルの破損を
防止するために、電磁誘導加熱装置には、中間圧延材と
誘導加熱コイルとの距離を調整する機構を設け、必要以
上に中間圧延材と誘導加熱コイルとの距離を大きくして
いる。このため、電磁誘導加熱装置の容量が大きくなり
設備費、保全費がかさむことになる。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、電磁誘導加熱装置の入側で中間圧延材
を矯正することによって、中間圧延材と誘導加熱コイル
との距離を小さくし、電磁誘導加熱装置の加熱効率を向
上させる中間圧延材の矯正装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】その要旨は、圧延機の入
側に設置して中間圧延材を加熱する加熱装置の入側に設
ける中間圧延材のプレス矯正機で、このプレス矯正機が
一体構造の上プレスヘッドと、複数個の搬送ロールの間
に設けた下プレスヘッドとからなり、下プレスヘッドが
独立して個々に上下方向に作動する中間圧延材の矯正装
置である。また、プレス矯正機の前方に、矯正時の中間
圧延材の位置決め装置を設けた上記の中間圧延材の矯正
装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の中間圧延材の矯正装置
は、上プレスヘッドを一体構造とし上下方向に作動さ
せ、複数個の搬送ロールの間に設けた下プレスヘッドは
独立して個々に上下方向に作動する。下プレスヘッドを
分割して複数個のロールの間に設けているため、中間圧
延材に対して一度の矯正で広い範囲の矯正が可能とな
る。また、個々の下プレスヘッドが独立して個々に上下
方向に作動するため、中間圧延材の反り、波(変形)の
大きさに応じて個々の下プレスヘッドの高さを制御でき
るため、より平坦な矯正をすることができる。また、矯
正装置をプレス矯正機にすることで、上下プレスヘッド
の間隙を大きくとることができるため、中間圧延材の大
きな反り、波に対しても対応でき、矯正装置に中間圧延
材が突き当たることはない。さらに、矯正時、中間圧延
材の先端部がプレス矯正機内に止まるように、プレス矯
正機の前方に、中間圧延材の位置決め装置を設けてい
る。また、この位置決め装置は搬送ロールの誤動作によ
り矯正前の中間圧延材が加熱装置に突き当たるのを防止
することができる。
【0008】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例である中間圧延材の矯正
装置と電磁誘導加熱装置の設置態様を示している。図中
1は矯正後、加熱される中間圧延材で、搬送ロール2上
を粗圧延機(図示せず)から矯正装置であるプレス矯正
機3へと搬送される。プレス矯正機3の上プレスヘッド
4は一体構造で油圧シリンダー(図示せず)で上下方向
に作動し、下プレスヘッド5は搬送ロール2の間に分割
して設け、それぞれが独立して油圧シリンダー(図示せ
ず)で上下方向に作動する。プレス矯正機3の前方に、
中間圧延材1の位置決め装置6を設け、この位置決め装
置6は油圧シリンダー(図示せず)で上下方向に作動す
る。7は電磁誘導加熱装置で、8は仕上圧延機である。
【0009】この設備構成において、粗圧延機から搬送
されてくる中間圧延材1をプレス矯正機3に受け入れる
ために、上プレスヘッド4と下プレスヘッド5をそれぞ
れ上方、下方に作動させ上プレスヘッド4と下プレスヘ
ッド5の間隔を広げる。この時、中間圧延材1の先端部
をプレス矯正機3内に止めるために、位置決め装置6を
上方に作動させておく。その後、中間圧延材1をプレス
矯正機3内に受け入れ、上プレスヘッド4と下プレスヘ
ッド5をそれぞれ下方、上方に作動させ、中間圧延材1
の反り、波を矯正する。この時、中間圧延材1の反り、
波の状況に応じて、下プレスヘッド5の高さを制御する
ことで、より平坦な矯正が達成される。また、1回のプ
レス矯正で矯正不十分な場合には、位置決め装置6を下
方に作動させたのち、搬送ロールの寸動によって、中間
圧延材1の位置を変え再度プレス矯正する。
【0010】矯正が終わると、中間圧延材1は搬送ロー
ル2によって電磁誘導加熱装置7に搬送され、ここで連
続的に加熱されたのち仕上圧延機8まで搬送され、仕上
圧延機8で鋼板に圧延される。なお、下プレスヘッド5
は、温度が高い中間圧延材1の輻射熱に曝され温度が上
がるため、耐熱カバー、冷却手段等を講ずることが望ま
しい。
【0011】
【発明の効果】以上、述べたところから明らかなよう
に、本発明の中間圧延材の矯正装置はプレス矯正機で、
分割されている下プレスヘッドを独立して個々に上下方
向に作動できるため、中間圧延材の反り、波の大きさに
応じて下プレスヘッドの高さを制御し、中間圧延材をよ
り平坦に矯正することができる。したがって、中間圧延
材と誘導加熱コイルとの距離を小さくすることができ、
電磁誘導加熱装置の加熱効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である中間圧延材の矯正装置
と電磁誘導加熱装置の設置態様を示す図である。
【符号の説明】
1…中間圧延材、2…搬送ロール、3…プレス矯正機、
4…上プレスヘッド、5…下プレスヘッド、6…位置決
め装置、7…電磁誘導加熱装置、8…仕上圧延機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機の入側に設置して中間圧延材を加
    熱する加熱装置の入側に設ける中間圧延材の矯正装置を
    プレス矯正機にしたことを特徴とする中間圧延材の矯正
    装置。
  2. 【請求項2】 プレス矯正機が、一体構造の上プレスヘ
    ッドと、複数個の搬送ロールの間に設けた下プレスヘッ
    ドとからなるプレス矯正機である請求項1記載の中間圧
    延材の矯正装置。
  3. 【請求項3】 上記の複数個の搬送ロールの間に設けた
    下プレスヘッドが独立して個々に上下方向に作動する請
    求項2記載の中間圧延材の矯正装置。
  4. 【請求項4】 プレス矯正機の前方に、矯正時の中間圧
    延材の位置決め装置を設けた請求項1、2または3記載
    の中間圧延材の矯正装置。
JP12342598A 1998-05-06 1998-05-06 中間圧延材の矯正装置 Withdrawn JPH11319948A (ja)

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