JP2007175755A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルボックス出側において、圧延材に対する加熱装置の加熱能力を向上させることのできる誘導加熱装置を提供する。
【解決手段】誘導加熱装置1は、コイルボックスBの下流側に設けられ、コイルボックスBに巻き取られた圧延材Pが排出され下部の送りローラRによって誘導加熱装置1に搬送されてくるようになっている。この誘導加熱装置1は、上下左右4つを一組として設けられたエッジヒータ2a、2bが圧延材Pの進行方向に対して2箇所設けられ、これらのエッジヒータ2a,2bにより送られてくる圧延材Pの端部を加熱するようになっている。そして、エッジヒータ2a,2bの近傍には、誘導加熱装置1に対して搬送されてくる圧延材Pの反り量を制限する材料矯正装置3が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱間圧延ラインにおいて、被加熱材料である圧延材を加熱するための加熱装置の加熱能力を向上させることのできる誘導加熱装置に関するものである。
熱間圧延ラインにおいては、加熱炉によって圧延可能温度にまで加熱された圧延材を、粗圧延機において粗圧延して粗バーと呼ばれる状態に成形し、この粗バーをコイルボックスによってコイル状に巻取り、さらにこの粗バーを仕上圧延機にかけて所望の板圧や幅を有する製品を得ている。
従来より、このような熱間圧延ラインでは、コイルボックスから巻き出された粗バーの状態の圧延材に対して、温度低下の防止あるいは各部の温度の均一化のためバーヒーターと呼ばれる全幅加熱装置や、エッジヒータと呼ばれる端部加熱装置によって、再加熱することが一般的である。
例えば、特許文献1では、コイルボックスとデスケーリング装置の間に、バーヒータ又はエッジヒータからなる加熱用誘導式ヒータを配置し、デスケーリング装置での温度低下を防止するようにした技術が開示されている。
特開平6−320202号公報
しかしながら、図6に示すように、上記のような従来の誘導加熱装置においては、コイルボックスBの出側において搬送される圧延材Pは、コイルボックスBにコイル状に巻回されているため、反りが大きい。このような上下方向に反った圧延材Pをエッジヒータ2a,2bによって端部加熱したとしても、エッジヒータ2a,2bと圧延材Pとの距離が、圧延材Pの位置によって異なるためインダクタギャップが大きく、全体として加熱能力および効果が低かった。また、圧延材Pの反りによって、圧延材Pがエッジヒータ2a,2bのインダクタに衝突することもあった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、コイルボックス出側において、被加熱材料に対する加熱装置の加熱能力を向上させることのできる誘導加熱装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、被加熱材料を上下方向から挟んでこれを加熱する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルに被加熱材料を搬送する搬送手段とを備えた誘導加熱装置において、前記誘導加熱コイルの近傍に、被加熱材料の反り高さを前記加熱コイルのインダクタより低く規制する矯正装置を備えたことを特徴とする。
以上のような態様では、加熱コイルの近傍に、被加熱材料の反り高さを前記加熱コイルのインダクタより低く規制する矯正装置を設け、コイルボックスから巻き出され、誘導加熱装置に搬送されてくる被加熱材料の反り高さを所定の高さに制限することにより、加熱コイルにおけるインダクタ高さを低く設定することができる。したがって、被加熱材料に対して、加熱コイルの電力を大きく印加することが可能になり、被加熱材料に対する加熱コイルの加熱能力を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記矯正装置は、前記誘導加熱コイルの入側に設けられた入側矯正部を備えていることを特徴とする。
以上のような態様では、矯正装置の一部を入側矯正部として加熱コイルの入側に設けることにより、加熱コイルに送り込まれる前の被加熱材料の反り高さを規制することができる。
請求項3の発明は、請求項1記載の発明において、前記矯正装置は、前記誘導加熱コイルの入側に設けられた入側矯正部と、前記誘導加熱コイルの出側に設けられた出側矯正部と、を備えることを特徴とする。
以上のような態様では、加熱コイルの入側のみならず、出側にも出側矯正部が設けられていることにより、加熱コイルを通過する被加熱材料を出側でも高さ規制することができるので、後に通過する被加熱材料の部分が入側矯正部により押さえられることにより、それよりも先に通過した部分が再び反り上がるというような弊害を防止することができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記矯正装置は、前記入側矯正部と出側矯正部との間に設けられた中間矯正部を備えていることを特徴とする。
以上のような態様では、入側矯正部と出側矯正部との間に中間矯正部が設けられていることにより、加熱コイル間を通過中の被加熱材料の搬送方向中心部分を規制することができ、請求項3同様、後に通過する被加熱材料の部分が入側矯正部により押さえられることにより、それよりも先に通過した部分が再び反り上がるというような弊害を防止することができる。
請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記入側矯正部は、被加熱材料の搬送方向に対して下向きに傾斜したガイド部と、被加熱材料の搬送面と平行に設けられた矯正面とを備えたことを特徴とする。
以上のような態様では、入側矯正部が、被加熱材料の搬送方向に対して下向きに傾斜したガイド部と、被加熱材料の搬送面と平行に設けられた矯正面とを備えることにより、所定の高さを超える反り量の被加熱材料が搬送されてきた場合に、被加熱材料をガイド部の傾に沿って搬送面と平行な矯正面に導くことにより、被加熱材料の反り量制限をスムースに行うことができるとともに、そり上がった被加熱材料が加熱コイルに接触することを防止することができる。
請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記入側矯正部は、被加熱材料に当接する矯正位置の高さを可変にする調整機構を備えることを特徴とする。請求項7の発明は、請求項3〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記出側矯正部は、被加熱材料に当接する矯正位置の高さを可変にする調整機構を備えることを特徴とする。
以上のような態様では、高さ調整機構により、非加熱材料に当接する矯正位置の高さを可変に設定することができるので、被加熱材料の搬送面からの矯正位置の高さを、被加熱材料の厚さや加熱コイルのインダクタ高さに基づいて、常に最適な設定値を確保することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記入側の矯正部は、搬送方向の入側と出側とが開口した開口面を備える6面体を形成し、被加熱材料を前記入側の開口面から出側の開口面に向けて搬送することにより、被加熱材料の反り高さを前記加熱コイルのインダクタより低く規制するものであって、前記入側の開口面の高さは、前記インダクタの高さより高く形成され、前記出側の開口面の高さは、前記インダクタの高さより低く形成されていることを特徴とする。
以上のような態様では、入側矯正部が、搬送方向の入側と出側とが開口した開口面を備える6面体を形成し、入側の開口面の高さが前記インダクタの高さより高く形成され、前記出側の開口面の高さが前記インダクタの高さより低く形成されていることにより、コイルボックスより巻き出された被加熱材料は、加熱コイルによって加熱される前段階で、この入側開口面より入側矯正部内に入り、入側開口面から出側開口面に向かう入側矯正部の内面の傾斜に沿って、被加熱材料の反り量を所定の制限高さに規制されながら、出側開口面より排出される。これにより、コイルボックスから巻き出され、誘導加熱装置に搬送されてくる被加熱材料の反り高さを所定の高さに制限し、加熱コイルにおけるインダクタ高さを低くすることにより、被加熱材料に対して、加熱コイルの電力を大きく印加することが可能になり、被加熱材料に対する加熱コイルの加熱能力を向上させることができる。
本発明によれば、誘導加熱装置に搬送されてくる被加熱材料の反り量を制限することによって、加熱装置への被加熱材料の衝突を防止するとともに、加熱装置のインダクタの開口高さを低くし、被加熱材料に対する加熱装置の加熱能力を向上させる誘導加熱装置を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。
(1)第1の実施形態
(1−1)構成
本発明の第1の実施形態の誘導加熱装置1は、図1に示すように、コイルボックスBの下流側に設けられ、コイルボックスBに巻き取られた被加熱材料である圧延材Pが排出され下部の送りローラRによって誘導加熱装置1に搬送されてくるようになっている。この誘導加熱装置1は、上下左右4つを一組として設けられた加熱コイルのエッジヒータ2a、2bが圧延材Pの進行方向に対して2箇所設けられ、これらのエッジヒータ2a,2bに送られてくる圧延材Pの端部を加熱するものである。そして、エッジヒータ2a,2bの近傍には、誘導加熱装置1に対して搬送されてくる圧延材Pの反り量を制限する材料矯正装置3が設けられている。
この材料矯正装置3は、エッジヒータの入り側に設けられた入側矯正部4と、エッジヒータの出側に設けられた出側矯正部5と、これらの間であって加熱対象材料の進行方向中心線上に設けられた中間矯正部6とからなる。入側矯正部3、出側矯正部4及び中間矯正部6とは、図1(a)の平面図に示すように圧延材Pの搬送方向方向を右手として「H」の字を成すように配置されている。
入側矯正部4と出側矯正部5とは、同様の構成であり、圧延材の幅より大きな幅を有し、その断面形状は、図1(b)に示すように、逆台形状である。すなわち、反った圧延材Pがこの矯正部4又は5によって上側に跳ね上げられないように上方を向いたガイド部4a,5aと、圧延材Pの反り量を矯正するため圧延材Pの搬送面と平行な矯正面を形成する矯正面4b、5bとからなる。
中間矯正部6は、図1(b)に示すように、側面から見て略長方形の板状体であって、図1(a)に示すように入側矯正部4と出側矯正部5との間を埋めるように設けられており、圧延材Pの搬送方向中心部分に対して棒状の矯正面を形成している。
入側矯正部4、出側矯正部5及び中間矯正部6との圧延材Pの矯正面は、圧延材Pの搬送面、すなわち送りローラRの搬送面Fから共通の所定高さに設けられており、エッジヒータ2a,2bのインダクタ高さより低く設けられている。例えば、搬送面Fからのエッジヒータ2a,2bのインダクタ高さが120mmの場合に、入側矯正部4、出側矯正部5及び中間矯正部6との圧延材Pの矯正面を搬送面Fから略100mmの位置に設けることが可能である。この搬送面Fからの矯正面の高さは、図2のグラフに示すように、エッジヒータの加熱効率が最も高い位置を算定し(このグラフでは「120mm」)、その位置の近傍に設定する。したがって、加熱対象の圧延材Pの厚さやエッジヒータ2a,2bのインダクタの高さに基づいて適宜設定変更されるものである。
(1−2)作用効果
以上のような構成からなる本実施形態の誘導加熱装置1は、次のように作用する。
コイルボックスBから巻き出された圧延材Pは、送りローラRによって誘導加熱装置1に搬送されてくる。
この巻き出され搬送されてきた圧延材Pの反り量が搬送面Fから高さ120mm以上の場合には、エッジヒータ2a,2bのインダクタギャップが大きく加熱能力が低く、またエッジヒータ2a,2bに接触することとなるが、本実施形態では、このような圧延材Pは、誘導加熱装置1の入側において、まず入側矯正部4のガイド部4aに接触し、ガイド部4aの傾に沿って矯正面である矯正面4b側に導かれる。この矯正面4bにより、圧延材Pの反り量が抑えられ、反り量が矯正面の高さ100mmに制限されることとなる。
また、圧延材Pの、この入側矯正部4を通過する部分が所定の高さに制限されたとしても、後に通過する圧延材Pの部分が抑えられることにより、それよりも先に通過した部分が再び反り上がることもあるため、中間矯正部6により、エッジヒータ2a,2bを通過中も、搬送方向中心部分を棒状の矯正面により高さ規制を行うことで、圧延材Pを所定高さに制限する。また、出側矯正部5においても、圧延材P全体を所定の高さに制限する。
以上のような本実施形態によれば、エッジヒータ2a,2b近傍に、材料矯正装置3を設け、コイルボックスBから巻き出され、誘導加熱装置1に搬送されてくる圧延材Pの反り高さを所定の高さに制限することにより、エッジヒータ2a,2bにおけるインダクタ高さを低く設定することができる。したがって、圧延材Pに対して、エッジヒータ2a,2bの電力を大きく印加することが可能になり、圧延材に対するエッジヒータの加熱能力を向上させることができる。
特に、材料矯正装置3の一部を入側矯正部4としてエッジヒータ2aの入側に設けることにより、エッジヒータに送り込まれる前の圧延材Pの反り量を規制することができる。また、この入側矯正部4が、ガイド部4aと矯正面4bとで逆台形状を形成していることにより、所定の高さを超える反り量の圧延材Pが搬送されてきた場合に、圧延材Pをガイド部4aの傾に沿って搬送面Fと平行な矯正面4bに導くことのより、圧延材Pの反り量制限をスムースに行うことができるとともに、反り上がった圧延材Pがエッジヒータ2aに接触することを防止することができる。
また、エッジヒータ2a,2bの出側に出側矯正部5を設け、また中間矯正部6の棒状の矯正面を設けてエッジヒータ2a,2b間を通過中の圧延材Pの搬送方向中心部分を規制することによって、後に通過する圧延材Pの部分が抑えられるようになり、それよりも先に通過した部分が再び反り上がるのを防止することができる。
さらに、出側矯正部5によって圧延材Pの幅方向全体の反りを規制することによって、エッジヒータ2a,2bの通過中を通して圧延材Pの反り量を制限することができる。このように、入側矯正部4、出側矯正部5、中間矯正部6によって、圧延材Pがエッジヒータ2a,2bを通過している間、反り量を制限することによって、エッジヒータ2a,2bにおけるインダクタ高さを低くすることができ、圧延材Pに対するエッジヒータの加熱能力を向上させることが可能となるとともに、圧延材Pのエッジヒータ2a,2bへの衝突も防止することができる。
(2)第2の実施形態
本発明の第2の実施形態の誘導加熱装置10は、第1の実施形態とエッジヒータの構成や材料矯正装置の配置構成に変更はないが、入側矯正部、出側矯正部及び中間矯正部の具体的な構成に改良を加えたものである。なお、第1の実施形態と変更のない構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態における入側矯正部11と出側矯正部12とは、図3に示すように、同様の構成からなり、高さ調整機構11a,12aと圧延材Pの幅方向より高さのある円柱状の矯正ロール11b,12bとを備え、矯正ロール11b,12bの矯正接点、すなわち、圧延材Pとの接触点の、搬送面Fからの高さを高さ調整機構11a,12aによって可変に調整するものである。この高さ調整機構11a,12aは、例えば、モータやボールねじ等の機構を用いて矯正ロールの高さを変更するものであり、その機構には公知のあらゆる手段を適用可能である。
また、中間矯正部13は、第1の実施形態と同様に板状体で構成され、入側矯正部11と出側矯正部12との高さ調整機構11a,12aに取り付けられている。すなわち、中間矯正部13の下端部である棒状の矯正面の搬送面Fからの高さは、矯正ロール11b,12bの接点と同じ高さになっており、高さ調整機構11a,12の上下移動に伴って中間矯正部13自体が上下移動することによって、矯正ロール11b,12bと中間矯正部13の矯正面の高さは常に同じに保たれるようになっている。
以上のような本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、高さ調整機構11a,12aにより、矯正ロール11b,12bの矯正点と中間矯正部13の矯正面との高さを可変に設定することができるので、搬送面Fからの矯正点又は矯正面の高さを、圧延材の厚さやエッジヒータのインダクタ高さに基づいて、常に最適な設定値を確保することが可能となる。
これにより、コイルボックスから巻き出され、誘導加熱装置に搬送されてくる圧延材の反り高さを所定の高さに制限し、エッジヒータにおけるインダクタ高さを低くすることにより、圧延材に対して、エッジヒータの電力を大きく印加することが可能になり、圧延材に対するエッジヒータの加熱能力を向上させることができる。
(3)第3の実施形態
本発明の第3の実施形態の誘導加熱装置20は、第1、第2の実施形態とエッジヒータの構成や材料矯正装置の配置構成に変更はないが、入側矯正部の具体的な構成に改良を加えたものである。なお、上記実施形態と変更のない構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の誘導加熱装置20における入側矯正部21は、図4に示すように、圧延材Pの搬送方向両面が開口した6面体であって、搬送方向に対する側面が台形状で形成される。すなわち、圧延材Pの搬送方向入側に広口開口部21aが形成され、搬送方向出側に狭口開口部21bが形成されている。また、広口開口部21aの高さはエッジヒータ2a,2bのインダクタ高さと略同一であり、狭口開口部21bの高さは圧延材Pの反り量制限高さに設定されている。また、入側矯正部21の底面位置は、圧延材Pの搬送面と同平面を形成している。
以上のような構成からなる本実施形態の誘導加熱装置20では、入側矯正部21が、圧延材Pの搬送方向入側に広口開口部21aを備え、出側に狭口開口部21bを備えることにより、コイルボックスより巻き出された圧延材Pは、エッジヒータ2によって加熱される前段階で、この広口開口部21aより入側矯正部21内に入り、広口開口部21aから狭口開口部21bに向かう入側矯正部21の内面の傾斜に沿って、圧延材Pの反り量を所定の制限高さに規制されながら、狭口開口部21bから排出される。
これにより、コイルボックスから巻き出され、誘導加熱装置に搬送されてくる圧延材の反り高さを所定の高さに制限し、エッジヒータにおけるインダクタ高さを低くすることにより、圧延材に対して、エッジヒータの電力を大きく印加することが可能になり、圧延材に対するエッジヒータの加熱能力を向上させることができる。
(4)他の実施の形態
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような態様も含むものである。上記実施形態における各部材の形状や寸法などは適宜変更可能である。例えば、上記実施形態における中間矯正部の板状体の厚さはエッジヒータに干渉しない限り、変更することができる。
上記実施形態ではエッジヒータを2箇所設けているが、本発明はこのような構成に限定されるものでなく、材料矯正装置の間に1箇所のみ設けるようにしてもよいし、3箇所設けるように構成することも可能である。また、本発明で用いる加熱装置としては、端部加熱装置であるエッジヒータに限らず、全幅加熱装置であるバーヒータも用いることが可能である。
また、図5に示すように、中間矯正部7を搬送面Fと同一面上、すなわち、圧延材Pを下部より矯正するように設けてもよい。なお、中間矯正部7の形状、厚さ等の具体的構成は上記実施形態における上部に設けたものと同様でよい。これにより、上下方向からの圧延材Pの反り量制限ができるようになる。
本発明の第1の実施形態における誘導加熱装置の全体構成を示す平面図(a)及び側面図(b)。 本発明の第1の実施形態におけるエッジヒータの加熱効率を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態における誘導加熱装置の構成を示す平面図(a)及び側面図(b)。 本発明の第2の実施形態における誘導加熱装置の要部の構成を示す側面図(a)及び斜視図(b)。 本発明の他の実施形態における誘導加熱装置の構成を示す側面図。 従来の誘導加熱装置の構成を示す図。
符号の説明
1,10,20…誘導加熱装置
2,2a,2b…エッジヒータ
3…材料矯正装置
4,11,21…入側矯正部
4a…ガイド部
4b…矯正面
5,12…出側矯正部
6,7,13…中間矯正部
11a…高さ調整機構
11b…矯正ロール
21a…広口開口部
21b…狭口開口部
B…コイルボックス
F…搬送面
P…圧延材
R…ローラ

Claims (8)

  1. 被加熱材料を上下方向から挟んでこれを加熱する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルに被加熱材料を搬送する搬送手段とを備えた誘導加熱装置において、
    前記誘導加熱コイルの近傍に、被加熱材料の反り高さを前記加熱コイルのインダクタより低く規制する矯正装置を備えたことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記矯正装置は、前記誘導加熱コイルの入側に設けられた入側矯正部を備えていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記矯正装置は、前記誘導加熱コイルの入側に設けられた入側矯正部と、前記誘導加熱コイルの出側に設けられた出側矯正部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  4. 前記矯正装置は、前記入側矯正部と出側矯正部との間に設けられた中間矯正部を備えていることを特徴とする請求項3記載の誘導加熱装置。
  5. 前記入側矯正部は、被加熱材料の搬送方向に対して下向きに傾斜したガイド部と、被加熱材料の搬送面と平行に設けられた矯正面とを備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  6. 前記入側矯正部は、被加熱材料に当接する矯正位置の高さを可変にする調整機構を備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  7. 前記出側矯正部は、被加熱材料に当接する矯正位置の高さを可変にする調整機構を備えることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  8. 前記入側の矯正部は、搬送方向の入側と出側とが開口した開口面を備える6面体を形成し、被加熱材料を前記入側の開口面から出側の開口面に向けて搬送することにより、被加熱材料の反り高さを前記加熱コイルのインダクタより低く規制するものであって、
    前記入側の開口面の高さは、前記インダクタの高さより高く形成され、
    前記出側の開口面の高さは、前記インダクタの高さより低く形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
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