JP2002172401A - 連続鋳造熱延設備および連続鋳造熱延方法 - Google Patents

連続鋳造熱延設備および連続鋳造熱延方法

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JP2002172401A JP2001113027A JP2001113027A JP2002172401A JP 2002172401 A JP2002172401 A JP 2002172401A JP 2001113027 A JP2001113027 A JP 2001113027A JP 2001113027 A JP2001113027 A JP 2001113027A JP 2002172401 A JP2002172401 A JP 2002172401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品品質・生産能力・コストのいずれの面で
も好ましい連続鋳造熱延設備と、その使用方法とを提供
する。 【解決手段】 連続鋳造にて得られる鋳片Aaを冷却す
ることなく仕上圧延して熱延板Acを製造する連続鋳造
熱延設備である。連続鋳造機11と仕上圧延機18との
間に、トンネル型加熱炉13と1スタンドのリバース式
粗圧延機15、およびコイルボックス16を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】請求項に係る発明は、連続鋳
造によって得られる鋳片を冷却することなく熱間仕上圧
延等する連続鋳造熱延設備、およびその設備を用いて熱
延板等を製造する連続鋳造熱延方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造によって得られる鋳片を、冷却
せずに高温度のまま熱間圧延する連続鋳造熱延などと呼
ばれる技術は、圧延前の鋳片の加熱に要するエネルギー
を大幅に削減できるとして近年実用化が進められてい
る。なかでも、CSP(ConpactStrip Production)と
呼ばれるものは、薄型のスラブを小型の(とくに全高が
低い)連続鋳造機で鋳造するとともに、粗圧延機を省略
して仕上圧延するものであることから、中小規模の製鉄
所にも連鋳・熱間圧延の一貫生産を可能にするとして注
目を集めている。
【0003】図4は、そのCSPに関する模式図であっ
て、5th World Steel Conference(London,March 1 to
2,1999)にて「Innovative technologies for strip pr
oduction」という論文とともに発表されたものである。
この設備には、薄型スラブの連続鋳造機51に続いて、
切断機52、トンネル型加熱炉(トンネル炉)53、仕
上圧延機58、水冷装置(ランアウトテーブル)59お
よび巻取機(コイラー)60が配置されている。連続鋳
造機51では厚さ50mm前後のスラブを鋳造し、切断
機52で適当な長さにしたうえ、トンネル炉53におい
て均一温度に加熱する。そのスラブを、そのまま熱間仕
上圧延機58に通すことによって熱延鋼板(ホットスト
リップ)を製造する。なお、CSPおよび他の連続鋳造
熱延設備のうちには、図示のもののほか、ウォーキング
ビーム型の加熱炉を設けるものや、仕上圧延機の前に粗
圧延機を配置するものなども知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す連続鋳造熱
延設備(CSP)には、つぎのような課題がある。すな
わち、イ ) 連続鋳造機によって得るスラブが薄いため、生産能
力を高めることが難しい。薄型スラブを鋳造する場合で
も鋳造速度には限界がある(厚さに反比例して鋳造速度
を高くできるわけではない)ため、スラブ厚が50mm
なら1ストランドあたりの生産能力は年間で最大100
万トン前後にすぎない。2ストランドの連続鋳造機を用
いる場合であっても、中規模の製鉄所が求める年産25
0万トン程度の生産量を確保することは困難である。
【0005】ロ) 仕上圧延機のロールに摩耗が発生しや
すく、またその影響がストリップの表面品質に表れるこ
とがある。50mm前後のスラブから、粗圧延機を介さ
ずに仕上圧延機のみによって厚さ1〜2mm前後の鋼板
にするには、仕上圧延機のロールにかなり大きな負荷が
かかるからである。
【0006】加熱炉がウォーキングビーム型のものであ
るなど、図示以外の連続鋳造熱延設備のうちにも、生産
能力・製品品質さらには設備費用等の各面で好ましいよ
うに機器を組み合わせたものは見あたらない。つまり、ハ ) たとえばウォーキングビーム型の加熱炉を使用する
場合は、一定位置で水冷スキッドと接触するためにスラ
ブにスキッドマークが生じ、それが、圧延による板厚精
度に良くない影響を及ぼす。ウォーキングビーム型の炉
では、均一な加熱をなすためには炉体寸法に限界がある
ため、スラブ長さに制約があって大きな単重のホットコ
イルを製造することができない、といった課題もある。
【0007】ニ) 仕上圧延機の前に粗圧延機を配置する
場合でも、粗圧延機が一方向に圧延するタイプであって
1スタンドのものなら、その圧延能力の関係で、スラブ
厚を薄くするか仕上前(粗圧延後)のシートバー厚を厚
くすることになり、上記イ)・ロ)と同じ課題が発生する。
粗圧延機を2スタンド以上設けるなら、設備コストの面
で不利になる。リバース式の粗圧延機を配置するとすれ
ば、その前後に長いテーブルが必要になり、設備長およ
び建家の所要長さを短縮するための工夫も必要である。
また、薄い板を製造する場合には、粗圧延ののち仕上圧
延を待っている間にストリップの温度が不均一(後端寄
りの部分の温度が下がる等)になり、好ましい仕上圧延
が行えないという不都合も存在する。
【0008】請求項の発明は、上記イ)〜ニ)の課題を解決
し、製品品質・生産能力・コストのいずれの面でも好ま
しい、連続鋳造熱延設備とその使用方法とを提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の連続鋳
造熱延設備は、上記のとおり連続鋳造にて得られる鋳片
を冷却することなく(つまり高温度のまま)仕上圧延し
て熱延板を製造することが可能な連続鋳造熱延設備であ
って、連続鋳造機と仕上圧延機との間に、トンネル型加
熱炉と1スタンドのリバース式粗圧延機、およびコイル
ボックス(シートバーの巻取りおよび巻戻しの手段)を
配置したことを特徴とする。
【0010】この設備ではつぎのようにして熱延板を製
造することができる。連続鋳造機によって得られる鋳片
を、まずトンネル型加熱炉において均一温度に加熱し、
リバース式の粗圧延機にて複数パスさせることにより粗
圧延してシートバーを得、それを、一旦コイルボックス
に巻いたのち仕上圧延機に通して熱延板に仕上げるので
ある。
【0011】構成機器の組み合わせが最適であるため
に、この設備では、製品品質・生産能力およびコストに
関して好ましい、つぎのような特有の作用が発揮され
る。すなわち、 ・ 仕上圧延機の前に粗圧延機が配置されているので、
連続鋳造機によって厚めの鋳片(スラブ)を製造する場
合であっても、仕上圧延機のロールにかかる負荷を小さ
くすることができ、したがって表面品質の高い熱延板を
製造することが可能になる。粗圧延機がリバース式のも
のであるため、パス数を適宜に定めることにより、鋳片
がかなり厚いものであっても同様の対応ができる。配置
する粗圧延機は1台のみなので、設備コスト面での不利
も僅かである。
【0012】・ 上記のように厚めの鋳片からも熱延板
を製造できるため、生産能力を高くすることが可能であ
る。たとえば、厚さ100mm以上のスラブ(一般的
な、幅1200mm程度のもの)を材料とすることによ
り、1ストランドあたり年間150万トン以上の生産を
させることも難しくない。
【0013】・ ウォーキングビーム型ではなくトンネ
ル型の加熱炉を使用するので、鋳片の一定個所が水冷箇
所に接することによるスキッドマークの発生が避けられ
る。つまり鋳片に不均一な温度分布が生じないため、圧
延加重が一定となり板厚精度のすぐれた熱延板を生産で
きる。炉体寸法の制限からコイル長さが制約されるとい
う不都合もない。
【0014】・ 粗圧延機と仕上圧延機との間にコイル
ボックスを設けるので、仕上圧延前のシートバーの放熱
を防いでその温度を相当程度均一に保つことができ、仕
上圧延によって板厚を薄くすることも円滑に行える。
【0015】請求項2に記載の連続鋳造熱延設備は、さ
らに、コイルボックスと仕上圧延機との間に誘導加熱式
のシートバーヒーターを配置したことを特徴とする。
【0016】このようにシートバーヒーターを配置する
と、厚さ2mm以下の薄い板であっても円滑に製造する
ことができる。仕上圧延によって2mm以下の板を製造
する場合、粗圧延とその後(仕上圧延前)の待ち時間の
うちにシートバーの温度が下がり、コイルボックスを使
用するとしてもコイルの外巻き部分および内巻き部分に
相当する前後端付近などで温度降下が生じるが、シート
バーヒーターを使用することによってコイルの温度を好
ましいものにし得るからである。仕上圧延前の温度降下
を見越してトンネル型加熱炉における加熱温度を高めに
設定する必要がなくなるので、同炉の熱的負担を軽減し
て耐火物寿命を長くすることも可能になる。
【0017】シートバーヒーターとして誘導加熱式のも
のを使用することから、この設備にはつぎのような利点
もある。すなわち、 ・ 雰囲気温度を高めて加熱する通常の加熱炉とは異な
り、シートバーに直接に熱エネルギーを供給する誘導式
のヒーターを用いるのであるから、同ヒーターを小型に
しながら高い加熱能力を付与することが容易である。つ
まり当該ヒーターは、シートバー全体を覆う大型のもの
である必要はなく、シートバーの通過位置に配置する小
型のものに構成できる。
【0018】・ 誘導加熱式のヒーターは出力を制御す
ることが容易であるため、板厚その他の圧延条件に応じ
て、当該ヒーターをどのように使用するかを適切に選択
することができる。
【0019】・ 誘導加熱式のヒーターは出力の制御が
容易であるので、この設備では、一連のコイルのうち一
部を加熱して一部を非加熱としたり加熱の程度に強弱を
付けたりすることによって仕上圧延前のコイル全体の温
度を均一にすることが可能である。したがって、上記の
ようにコイルボックスを使用した場合のシートバーにつ
いて前後端付近のみを強く加熱する、といった好ましい
使い方もできる。
【0020】請求項3に記載の連続鋳造熱延設備は、と
くに、連続鋳造機およびトンネル型加熱炉のライン芯に
対し、リバース式粗圧延機以降のライン芯をオフセット
させた(つまり間隔をおいて平行に配置した)ことを特
徴とする。
【0021】上記のようにリバース式の粗圧延機を配置
すると当該粗圧延機の前後に何十メートルかの長いテー
ブルが必要になるが、この設備の場合には、そのテーブ
ルの長さ分だけ設備全体の長さおよび建家の所要長さを
短縮することができる。連続鋳造機およびトンネル型加
熱炉のライン芯と、リバース式粗圧延機以降のライン芯
とをずらして配置することにより、当該粗圧延機の前部
に設けるテーブルをトンネル型加熱炉と隣接する位置に
配置できるからである。つまり、互いに相当の長さを有
するトンネル型加熱炉と粗圧延機前のテーブルとを、一
直線上に直列に並べるのではなく隣り合う位置に平行に
配置することにより、当該テーブルの長さ分だけ設備長
さを短縮できるわけである。
【0022】請求項4に記載の連続鋳造熱延設備は、連
続鋳造機およびトンネル型加熱炉を2ライン配置し、両
ラインの間の位置にリバース式粗圧延機以降のライン芯
を設けたことを特徴とする。
【0023】この設備も、粗圧延機以降のライン芯を連
続鋳造機およびトンネル型加熱炉のライン芯に対してオ
フセットさせたものであるから、上記と同様、設備長さ
と建家の所要長さを短縮できるという特徴を有してい
る。この設備はさらに、連続鋳造機およびトンネル型加
熱炉を2ライン配置して両ラインの間に粗圧延機以降の
ライン芯を設けるものであるから、年間300万トンの
生産能力を達成することもできる。
【0024】請求項5に記載の連続鋳造熱延設備は、請
求項1〜4の設備においてさらに、仕上圧延機よりも下
流側に、厚板の精製設備を配置したことを特徴とする。
仕上圧延機よりも下流側の箇所としては、たとえば、巻
取機の後方(下流側へのラインの延長線上)の箇所や、
ランアウトテーブル(冷却装置)の付近からラインと直
角に分かれた側方の箇所などが適当である。厚板の精製
設備とは、デバイディングシャーやレベラー、クーリン
グベッド、パイラーなどをさす。
【0025】このように厚板精製設備を備えた連続鋳造
熱延設備なら、上記のように熱延板(熱延コイル)の製
造が可能であることに加えて、厚さが12〜40mm程
度の厚板を製造することも可能になる。連続鋳造した鋳
片をリバース式粗圧延機にて粗圧延し、必要ならさらに
仕上圧延機中の何スタンドかを使用して上記のような厚
さの厚板にし、それを、精製設備にて長さの調整や形状
の矯正、冷却、パイリング等することができるからであ
る。請求項1〜4の連続鋳造熱延設備によって厚さが1
〜12mm程度の板を製造できる(ただし厚さ2mm以
下の板については請求項2に記載したシートバーヒータ
ーを使用するのがよい)ので、この設備では、1mmか
ら40mm程度までの広い範囲の厚さの板を製造できる
ことになる。請求項1〜4の設備に精製設備を追加する
だけで製造可能範囲がこのように広がるので、コストに
比較したメリットの増大が著しいといえる。
【0026】請求項6に記載の連続鋳造熱延方法は、上
記した請求項2〜5の連続鋳造熱延設備により熱延板を
製造する方法であって、連続鋳造機により厚さ100
〜140mmのスラブを鋳造して、切断し、トンネル
型加熱炉にてそのスラブを加熱したうえ、リバース式
粗圧延機に3パスさせることにより厚さ20〜40mm
のシートバーを得、さらに、コイルボックスおよびシ
ートバーヒーターを用いてそのシートバーを保温および
加熱したうえ、仕上圧延機を用いて厚さ1.0〜2.
0mmの熱延板とする−−ことを特徴とする。
【0027】請求項2〜5の設備を使用してこのように
熱延板を製造するについては、つぎのような好ましい作
用がある。すなわち、 ・ 連続鋳造による厚さ100〜140mmのスラブか
ら厚さ1.0〜2.0mmの熱延板を無理なく円滑に製
造できる。スラブが100〜140mmと多少厚い鋼片
であっても、リバース式粗圧延機を使用して厚さ20〜
40mmのシートバーを一旦製造することから、6スタ
ンド程度の通常の仕上圧延機にて厚さ1.0〜2.0m
mに圧延することも困難でないからである。厚さ20〜
40mmのシートバーを厚さ1.0〜2.0mmの熱延
板にするのなら、仕上圧延機のロールにかかる負荷は高
すぎず、したがってロールの損耗が少ないのである。
【0028】・ 薄い熱延板についても高品質のものを
製造できる。上記のように仕上圧延機のロールの負担を
抑えて円滑な圧延ができることに加え、トンネル型加熱
炉によってスキッドマークのない状態にスラブを均一的
に加熱できること、および、コイルボックスによる保温
とシートバーヒーターによる加熱とによって仕上圧延前
のシートバーを長手方向にもムラのない均一かつ適切な
温度にできること、がその理由である。
【0029】・ 厚さが100〜140mmあるスラブ
から熱延板を製造するため、生産能力を高くすることが
可能で、1ストランドあたり年間150万トン以上の生
産をさせることも難しくない。
【0030】・ スラブの加熱をウォーキングビーム型
ではなくトンネル型の加熱炉によって行うので、上記の
とおりスキッドマークのない状態にスラブを均一的に加
熱して板厚精度を向上させ得るほか、加熱炉の寸法上の
制限からコイル長さが制約されるという不都合もない。
【0031】請求項7に記載した連続鋳造熱延方法は、
請求項5に記載の連続鋳造熱延設備により熱延板を製造
する連続鋳造熱延方法であって、連続鋳造機により厚
さ100〜160mmのスラブを鋳造して、切断し、
トンネル型加熱炉にてそのスラブを加熱したうえ、リ
バース式粗圧延機にて圧延し、またはさらに仕上圧延機
による圧延を加えることにより厚さ12〜40mmの厚
板にし、それを上記の精製設備に通す−−ことを特徴
とする。
【0032】このような方法によれば、厚板の製造をつ
ぎのような好ましい態様で行うことが可能である。すな
わち、 ・ 十分な厚さを有するスラブをもとに、十分な圧下比
をとることによって機械的性質にすぐれた厚板を製造す
ることができる。
【0033】・ 精製設備に通すことから、製造する厚
板の長さや形状精度に関する要求についても、一連の工
程によって満たすことが可能である。
【0034】・ 熱延コイルを製造することも可能な設
備(請求項5に記載の設備)によって厚板を製造するの
で、厚板の生産量が少ない場合にも、設備コストによっ
て製品(厚板)の価格が引き上げられる恐れが少ない。
【0035】
【発明の実施の形態】発明の実施に関する一形態を図1
に紹介する。図1(a)は熱延鋼板製造用の連続鋳造熱
延設備1について全体を模式的に表した側面図であり、
同(b)はその平面図である。
【0036】連続鋳造熱延設備1は、連続鋳造による鋳
片(スラブAa)を熱間のまま圧延してホットコイル
(熱延鋼板Ac)を製造する設備である。そのような機
能を発揮させるべくこの設備1には、図1(a)のよう
に、連続鋳造機11に続けて切断機12、加熱炉13、
粗圧延機15、コイルボックス16、シートバーヒータ
ー17、仕上圧延機18、ランアウト冷却装置19およ
びコイラー(巻取機)20を順に配置している。
【0037】そして設備1内の各機器としては、つぎの
ような形式のものを配置している。まず加熱炉13に
は、スラブAaを複数本保有してそれらを順次長手方向
に移送していく形式の、いわゆるトンネル型の加熱炉を
採用している。この形式のものなら、移送中にスラブA
a上の一定個所が長時間水冷部材に接触することがあり
得ないので、スラブAaにスキッドマークが生じない。
加熱炉13の全長は約150mで、その後端部には、長
手方向と直角の方向(幅方向)にスラブAaを送ること
のできる横行台車14が設けられている。粗圧延機15
は1スタンドのものだが、リバース式とし、その前部に
はエッジャー15bとともに、長さ約80メートルのテ
ーブル15aを設けるなど、圧延材をリバースさせて複
数パスの圧延を行えるようにしてある。シートバーヒー
ター17としては、導線コイルに通電して交流磁場を発
生させ、近くを通る粗圧延後のシートバーAbに電磁誘
導作用により渦電流等を発生させて発熱させる誘導加熱
式の装置を配置している。仕上圧延機18は6スタンド
からなる一般的なものである。なお、切断機12はトー
チ式のものであるが、剪断式(シャー)など他の形式の
ものであっても差し支えない。
【0038】連続鋳造機11から加熱炉13まではライ
ン芯を一直線上に配置したが、それ以降の粗圧延機15
からコイラー20までの機器は、加熱炉13等とは平行
の別の一直線上にライン芯を並べて配置している。この
ようにオフセットすれば、オフセットさせない場合に比
べて、粗圧延機15の前部にあるテーブル15aの長さ
分だけ設備1の全長を短くできるからである。
【0039】このように構成した連続鋳造熱延設備1に
おいては、たとえばつぎのようにして薄い熱延鋼板Ac
を生産することができる。すなわち、 1) 連続鋳造機11において、厚さ120mm(または
100〜140mmの任意の厚さ)・幅1200mm前
後のいわゆる中厚のスラブAaを鋳造する。そのスラブ
Aaを切断機12によって長さ約16mごとに切断す
る。
【0040】2) 切断後のスラブAaは、トンネル型加
熱炉13内で均一に1100℃にまで加熱し、台車14
によって粗圧延機15のテーブル15a上に送る。
【0041】3) 粗圧延機15においては、入側でエッ
ジャー15bにかけるとともにデスケーリングを行って
3パスの圧延を実施し、厚さ30mm(または20〜4
0mmの任意の厚さ)のシートバーAbにする。
【0042】4) シートバーAbを一旦はコイルボック
ス16に巻き、仕上圧延前の温度降下を抑制する。粗圧
延機15を出たシートバーAbは1060℃程度になっ
ており、コイルボックス16においては外巻き部で10
30℃、ミドル部で1050℃、内巻き部で1010℃
程度になると見込まれる。
【0043】5) 鋼板Acとして厚さ2mm以下のもの
を得るためには、コイルボックス16よりシートバーA
bを巻き解く際、その全長に及ぶ温度の均一性を確保す
るためにシートバーヒーター17を使用する。すなわ
ち、シートバーAbの前端部および後端部においては同
ヒーター17に高い電力を投入してシートバーAbを強
く加熱し、中央部付近では弱く加熱することにより、シ
ートバーAbを全長にわたって端部から順次ほぼ均一な
約1100℃にする。
【0044】6) 加熱されたシートバーAbを、仕上圧
延機18の前に設置したクロップシャー(図示せず)で
先端クロップを切断し、デスケーリングをしたうえ順次
仕上圧延機18に通板し、厚さ1.0mm(または1.
0〜2.0mmの任意の厚さ)の熱延鋼板Acに仕上げ
る。鋼板Acの温度は仕上圧延機18の出側では850
℃前後になり、冷却装置19を経たのちコイラー20に
巻き取られる前には650℃程度となる。シートバーヒ
ーター17によりシートバーAbの全長が均一温度にな
っているため、仕上圧延は均一かつ安定的に行われ、安
定した高品質の熱延鋼板を得ることができる。
【0045】以上のような生産により、この設備1では
つぎのようなメリットがもたらされる。すなわち、 a) 厚さ120mm前後の中厚のスラブAaを材料とす
ることから、連続鋳造機1ストランドで年産約150万
トンの生産量がもたらされ得る。
【0046】b) 近年とくに需要の高まってきた厚さ1
mm前後の熱延鋼板を、円滑に生産できる。
【0047】c) スラブAaにスキッドマークを生じさ
せないトンネル型加熱炉13を使用すること、粗圧延機
15に3パスさせてシートバーAbの板厚を下げたうえ
仕上圧延をするので仕上圧延機18の負荷が小さいこ
と、シートバーヒーター17等を使用して仕上圧延前の
シートバーAbの温度を均一化すること−−に基づいて
高品質の熱延鋼板を生産できる。
【0048】d) 図4に示す従来の連続鋳造熱延設備に
比べると、1スタンドの粗圧延機15とコイルボックス
16、シートバーヒーター17といった機器を僅かに追
加するだけで、生産能力および製品品質の両面で大きな
利益がもたらされる。図4の設備に比べての設備コスト
の増加は2割程度と見込まれるのに対し、生産能力の増
大は5割近いとも予想される。
【0049】つづいて図2に、発明の実施に関する他の
形態を紹介する。図2は、連続鋳造熱延設備2を示す平
面図である。この設備2も、連続鋳造したスラブを粗圧
延したうえ熱間のまま仕上圧延して熱延鋼板を製造する
ものである。リバース式の粗圧延機45以降にコイルボ
ックス46と誘導加熱式のシートバーヒーター47、6
スタンドの仕上圧延機48、ランアウト冷却装置49お
よびコイラー50を順に配置している点では、図1に示
した設備1と相違がない。
【0050】しかしこの設備2では、粗圧延機45の上
流側に、連続鋳造と鋳片加熱等のための装置をオフセッ
トして二組配置している点に特徴がある。すなわち、連
続鋳造機21・切断機22・トンネル型加熱炉23を一
直線上に配置した組合せと、それらと同じ仕様をもつ連
続鋳造機31・切断機32・トンネル型加熱炉33を一
直線上に配置したもう一つの組合せとを、間隔をおいて
平行に配置し、それら二組の中央に、各組とライン芯を
平行にして粗圧延機45以降の機器を配置したのであ
る。なお、加熱炉23・33と粗圧延機45の前部テー
ブル45aとの間は、横行台車24によって接続してい
る。
【0051】この設備2においては、粗圧延機45以降
の機器を加熱炉23・33までの二組の機器とオフセッ
トして配置したことから、図1の設備1と同様、粗圧延
機45の前部テーブル45aの長さ分だけ設備全体の長
さを短くすることができた。また、連続鋳造機21・3
1を2基備えていることから、年産約300万トンの生
産が可能となる。
【0052】つづく図3には、発明の実施に関するさら
に別の形態として連続鋳造熱延設備1’(平面図)を示
す。この連続鋳造熱延1’は、図1に示した連続鋳造熱
延設備1における機器構成を含むもので、前記した仕上
圧延機18やランアウト冷却装置19およびコイラー2
0につづく下流側に、図示のような厚板精製設備70を
追加配置したものである。厚板精製設備70としては、
板をカットしてその長さの調節をするデバイディングシ
ャー71と、軽圧下によって板の形状矯正をするレベラ
ー72、板を横方向(それまでの送り方向とは直角の向
き)へ送ってその冷却を行うクーリングベッド73、お
よび製造した板を積み上げるパイラー74を設けてい
る。それらの間にある符号75a・75b・75cの各
部は搬送テーブルである。図中に破線で示すように、ク
ーリングベッド73およびパイラー74等と並列に、も
う一組のテーブル73’・パイラー74’をテーブル7
5c’とともに配置するのもよい。
【0053】厚板精製設備70を後続させたこの連続鋳
造熱延設備1’では、連続鋳造熱延設備1について前記
したように、薄い熱延鋼板を製造してそれをコイラー2
0(または並置したコイラー20’)に巻き取ることが
できる一方、厚さが12mm以上・40mm程度まで
の、厚板と呼ばれる鋼板を製造することも可能である。
図3の設備1’を用いて厚さが30mmの厚板を製造す
る要領は、たとえばつぎのとおりである。
【0054】1) 連続鋳造機11(図1を参照。以下同
様)によって厚さ150mmのスラブを鋳造し、切断機
12によって長さ約5mごとに切断する。
【0055】2) 切断後のスラブをトンネル型加熱炉1
3内で加熱したうえ、粗圧延機15にて3パスの粗圧延
を行い、板の厚さを50mmにする。
【0056】3) コイルボックス16およびシートバー
ヒーター7を使用することなく、必要に応じてクロップ
カットをし、さらにデスケーリングをして板を仕上圧延
機18に通すことにより、厚さ30mmの鋼板にする。
板が厚いために温度低下が少ないことから、コイルボッ
クス16やシートバーヒーター7は一般に使用の必要が
ない。なお、仕上圧延機18では、使用するスタンド数
を板厚や鋼種に応じて適宜に決定する。粗圧延機15の
みの圧下によって足りるなら、仕上圧延機18の全スタ
ンドには板を空通しすればよい。
【0057】4) 圧延を終えた板(厚板)は、巻き取る
ことなく厚板精製設備70に送る。すなわち、圧延によ
って板は25m前後に延びているので、厚板精製設備7
0のうちデバイディングシャー71によってまずその長
さを12m前後にし、さらにレベラー72にて形状を整
えたうえ、クーリングベッド73にて冷却し、パイラー
74に積み上げて出荷を待つ状態にする。
【0058】このようにすれば、薄い熱延鋼板をも製造
できる連続鋳造熱延設備1’を使用することにより、比
較的低いコストで、能率的に、十分な品質を備えた厚板
を生産することができる。生産の対象を、薄い熱延鋼板
と厚板との間で切り換えることも容易に行える。
【0059】なお、図3中には連続鋳造熱延設備1’お
よびそれに関連する設備とともに、工場建家のレイアウ
トも示してある。図中の建家3は、上記した設備1’等
とともに天井クレーン3aを備えた連続鋳造熱延工場の
建家であり、それに隣接する建家4は、天井クレーン4
aを備えていて、パイラー74上に積まれた厚板を搬出
する、厚板出荷工場の建家である。また、コイラー20
の側方からは、熱延鋼板のコイルを搬送するコンベヤ6
1・62等が延び、冷間圧延工場の建家5へ連なってい
る。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の連続鋳造熱延設備に
は、製品品質・生産能力およびコストに関して好まし
い、下記のような効果がある。すなわち、 ・ 仕上圧延機の前に粗圧延機を備えるので、仕上圧延
機のロールにかかる負荷を小さくすることができ、表面
品質の高い熱延板を製造できる。なお、粗圧延機につい
ては、リバース式のものであるため、厚めの鋳片に対し
ても十分な粗圧延ができるほか、配置数が1台のみであ
るため設備コストも合理的な範囲におさまる。
【0061】・ 厚めの鋳片から熱延板を製造できるた
め、生産能力を高くすることが可能である。
【0062】・ トンネル型の加熱炉を使用するので、
鋳片上にスキッドマークの発生することが避けられる結
果、板厚精度のすぐれた熱延板を生産できる。炉体寸法
に関する制限からコイル長さが制約されるという不都合
もない。
【0063】・ 粗圧延機と仕上圧延機との間にコイル
ボックスを有するので、仕上圧延前のシートバーの放熱
を防いでその温度を相当程度均一に保つことができ、仕
上圧延によって板厚を薄くすることも円滑に行える。
【0064】請求項2に記載の連続鋳造熱延設備は、コ
イルボックスと仕上圧延機との間に誘導加熱式のシート
バーヒーターを備えることから、さらに、 ・ 粗圧延中と仕上圧延前の待ち時間とにおいてシート
バーに温度降下が発生しても、その温度をシートバーヒ
ーターによって再び好ましくできるため、厚さ2mm以
下の薄い板であっても円滑に製造することができる。ト
ンネル型加熱炉における加熱温度を高めに設定する必要
がないので、同炉の耐火物寿命を長くできるというメリ
ットもある。
【0065】・ シートバーヒーターとして誘導加熱式
のものを使用することから、同ヒーターを小型にしなが
ら高い加熱能力を付与することが容易である。
【0066】・ 同じく誘導加熱式のヒーターを採用す
ることから、圧延条件に応じて、当該ヒーターを使用す
るかしないかを適切に選択し、製造コストの削減をはか
ることもできる。
【0067】・ 誘導加熱式のヒーターが出力オン時の
加熱開始とオフ時の加熱停止とを迅速に切り換え得るた
め、一連のコイルのうち一部を加熱して一部を非加熱と
したり加熱の程度に強弱を付けたりすることによって、
仕上圧延前のコイル全体の温度を効率的に均一化するこ
とが可能である。
【0068】請求項3に記載の連続鋳造熱延設備なら、
粗圧延機の前部に設けるテーブルの長さ分だけ、設備全
体の長さおよび建家の所要長さを短縮することができ
る。
【0069】請求項4の連続鋳造熱延設備なら、設備長
さと建家の所要長さを短縮できることに加え、高い生産
量をもたらすことができる。
【0070】請求項5に記載の連続鋳造熱延設備なら、
熱延板(熱延コイル)の製造が可能であることに加えて
厚板を製造することも可能なため、薄板から厚板まで広
い範囲の板を製造することが可能である。設備コストが
増加する以上に生産面での性能の向上が著しいという利
点もある。
【0071】請求項6に記載の連続鋳造熱延方法には、
とくにつぎのような効果がある。すなわち、 ・ 連続鋳造による厚さ100〜140mmのスラブか
ら、厚さ1.0〜2.0mmの熱延板を無理なく(つま
り仕上圧延機に過剰な負荷をかけずに)円滑に製造でき
る。
【0072】・ 仕上圧延機の負荷を抑制できることに
加え、加熱炉、コイルボックスおよびシートバーヒータ
ーにおいて圧延温度の均一化をはかれることから、薄い
熱延板についても高品質の製造が可能である。
【0073】・ 厚めのスラブを素材とするため、量的
な生産能力も高い。
【0074】・ トンネル型の加熱炉を使用するので、
炉体寸法の制限からコイル長さが制約されるという不都
合がない。
【0075】請求項7に記載した連続鋳造熱延方法な
ら、つぎのような効果もある。 ・ 十分な厚さを有するスラブをもとに、十分な圧下比
をとることによって機械的性質にすぐれた厚板を生産で
きる。
【0076】・ 長さや形状精度に関する要求をも満た
す厚板を、設備コスト面での利点を生かしながら能率的
に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施についての一形態を示す図であっ
て、図1(a)は熱延鋼板製造用の連続鋳造熱延設備1
について全体を模式的に表した側面図、同(b)はその
平面図である。
【図2】発明の実施に関する別の形態を示す図であっ
て、連続鋳造熱延設備2を模式的に示す平面図である。
【図3】発明の実施に関するさらに別の形態として連続
鋳造熱延設備1’を示す平面図である。
【図4】従来の一般的な連続鋳造熱延設備(CSPと呼
ばれるもの)に関する模式的な側面図である。
【符号の説明】
1・1’・2 連続鋳造熱延設備 11・21・31 連続鋳造機 13・23・33 トンネル型加熱炉 15・45 リバース式粗圧延機 16・46 コイルボックス 17・47 誘導加熱式シートバーヒーター 18・48 仕上圧延機 20・50 コイラー 70 厚板精製設備 71 デバイディングシャー 72 レベラー 73 クーリングベッド 74 パイラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造にて得られる鋳片を冷却するこ
    となく仕上圧延して熱延板を製造することが可能な連続
    鋳造熱延設備であって、 連続鋳造機と仕上圧延機との間に、トンネル型加熱炉と
    1スタンドのリバース式粗圧延機、およびコイルボック
    スを配置したことを特徴とする連続鋳造熱延設備。
  2. 【請求項2】 コイルボックスと仕上圧延機との間に、
    誘導加熱式のシートバーヒーターを配置したことを特徴
    とする請求項1に記載の連続鋳造熱延設備。
  3. 【請求項3】 連続鋳造機およびトンネル型加熱炉のラ
    イン芯に対し、リバース式粗圧延機以降のライン芯をオ
    フセットさせたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の連続鋳造熱延設備。
  4. 【請求項4】 連続鋳造機およびトンネル型加熱炉を2
    ライン配置し、両ラインの間の位置にリバース式粗圧延
    機以降のライン芯を設けたことを特徴とする請求項3に
    記載の連続鋳造熱延設備。
  5. 【請求項5】 仕上圧延機よりも下流側に、厚板の精製
    設備を配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の連続鋳造熱延設備。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかの連続鋳造熱延
    設備により熱延板を製造する連続鋳造熱延方法であっ
    て、 連続鋳造機により厚さ100〜140mmのスラブを鋳
    造して、切断し、トンネル型加熱炉にてそのスラブを加
    熱したうえ、リバース式粗圧延機に3パスさせることに
    より厚さ20〜40mmのシートバーを得、 さらに、コイルボックスおよびシートバーヒーターを用
    いてそのシートバーを保温および加熱したうえ、仕上圧
    延機を用いて厚さ1.0〜2.0mmの熱延板とするこ
    とを特徴とする連続鋳造熱延方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の連続鋳造熱延設備によ
    り熱延板を製造する連続鋳造熱延方法であって、 連続鋳造機により厚さ100〜160mmのスラブを鋳
    造して、切断し、トンネル型加熱炉にてそのスラブを加
    熱したうえ、リバース式粗圧延機にて圧延し、またはさ
    らに仕上圧延機による圧延を加えることにより厚さ12
    〜40mmの厚板にし、それを上記の精製設備に通すこ
    とを特徴とする連続鋳造熱延方法。
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