JP2005169454A - 鋼帯の製造設備および製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 最終フェライト粒径が3μm以下となる超微細フェライト組織を有する鋼帯を安定して製造することができる鋼帯の製造設備およびそれを用いた鋼帯の製造方法を提供する。
【解決手段】 熱間スラブに1パスまたは複数パスの板厚方向の圧下を加え粗バーとする粗加工設備4と、該粗加工設備の出側直近に設置し、前記粗バーを冷却する第1の急速冷却設備5と、該冷却された粗バーをコイル状に巻き取るコイルボックス設備6と、前記コイル状に巻き取られた粗バーを巻き戻しながら加熱する急速加熱設備7と、前記加熱した粗バーに板厚方向の圧下を加えて鋼帯とする仕上圧延設備8とをこの順で備えることを特徴とする鋼帯の製造設備。
【選択図】図3
【解決手段】 熱間スラブに1パスまたは複数パスの板厚方向の圧下を加え粗バーとする粗加工設備4と、該粗加工設備の出側直近に設置し、前記粗バーを冷却する第1の急速冷却設備5と、該冷却された粗バーをコイル状に巻き取るコイルボックス設備6と、前記コイル状に巻き取られた粗バーを巻き戻しながら加熱する急速加熱設備7と、前記加熱した粗バーに板厚方向の圧下を加えて鋼帯とする仕上圧延設備8とをこの順で備えることを特徴とする鋼帯の製造設備。
【選択図】図3
Description
本発明は、均一で超微細な組織を有する鋼帯を製造するための製造設備と、それを用いた超微細粒組織を有する鋼帯の製造方法に関するものである。
近年、自動車の軽量化、建築物の高層化等のニーズに対応し鋼材の高強度化が求められている。一般的に鋼材の強度を上げると靭性が低下するが、結晶粒微細化による強化の場合、靭性を低下させずに強度を向上させることが可能であり、種々の結晶粒微細化技術が提案されている。一般に材料の強度とフェライト(α)粒径との関係は、実用的な構造用鋼において、Hall-Petchの式(TS=a+b(1/√d)、TS:引張強度、d:粒径、a、b:定数)によって表される。これによれば一般的な加工熱処理技術で現在までに得られている5μm程度の粒径では、高強度化されるもののそれほど大きな強度上昇量は得られず、5μm以下のフェライト粒径で強度上昇の程度が増し、フェライトの結晶粒径が3μm以下まで微細化されると強度は急激に大きくなる。
フェライトの結晶粒を微細化する方法として、粒内フェライト変態を生じさせ、ついで逆変態を付加するプロセスで、この変態・逆変態熱処理を2回以上繰り返すことによりフェライト組織を微細化する方法が示されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、溶鋼を鋳造後、Ae3変態点以上のオーステナイト域で無加工もしくは全圧下量で80%以下の一次加工を施した後、Ae3変態点から平均冷速5℃/s以上で粒内フェライト組織を形成せしめ、変態が完了した後再びAe3変態点以上まで加熱しオーステナイト単相組織とし、再度二次冷却することで微細組織からなる薄帯鋼板を製造する方法が示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、大圧下加工を行うことにより結晶粒が微細化することが知られており、例えば、平均粒径3〜4μm以下の超微細粒組織を得るためには、1パスで50%以上の圧下が必要であると言われており、Ar3変態点以上の温度で、50%以上のアンビル圧縮加工を加え、ついで冷却することにより平均粒径3μm以下のフェライトを母相とする超微細組織鋼を製造する方法が示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭63−115654号公報
特開平3−274231号公報
特開平11−92861号公報
近年、熱延鋼帯の製造方法において、最終的に超微細なフェライト組織を有する熱延鋼帯を製造するためには、仕上圧延工程入側、つまり粗バー段階でのオーステナイト結晶粒をできるだけ細かくすることが重要であることが報告されている。
しかしながら、通常一般の熱延鋼帯の製造工程では、1台、または複数台の圧延スタンドから構成される粗圧延機を用いて多パス圧延を行う粗圧延工程にてスラブを30〜50mm程度の厚さの粗バーに減厚する際、1パスでの圧下率は高々30%であり、かつ各々のパス間も数秒から数十秒と非常に長くならざるを得ない。すなわち、圧延加工にて誘起される動的あるいは静的な再結晶により細粒組織を得ることは困難であり、さらに高温の状態で保持されることより各パス間での粒成長速度も非常に速い。通常、粗圧延工程と仕上圧延工程の間では、粗バーは1分程度の間、950〜1100℃程度の高温の状態に置かれており、仕上圧延直前の粗バーでのオーステナイト粒径は50〜100μm程度となる。このような大きさの初期オーステナイト粒から仕上圧延を開始した場合、生じる変態後フェライト粒径はせいぜい10μm程度である。
一方、外部からの加熱または加工によって自発的に生じる加工発熱によってフェライトからオーステナイトへの逆変態を誘起することにより、微細なオーステナイト粒が得られることが知られており、粗バー段階でのオーステナイト結晶粒をできるだけ細かくする方法として特許文献1および特許文献2に変態・逆変態熱処理を用いる方法が提案されている。この方法では、最終的に生じるフェライト粒径はせいぜい5μm程度である。
また、特許文献3に示されたアンビル圧縮による断続的な大圧下手法は、通常、毎分数百メートル〜千数百メートルの速度で仕上圧延される熱延鋼帯の製造プロセスと比較し、生産性が非常に低く、かつ長手方向に均一な板厚を得ることが困難であることから、数mmの最終板厚に仕上げる熱延鋼帯の仕上圧延設備としては不適切である。
これらの従来技術では、大圧下を積極的に行ったとしても、実際の熱延鋼帯の製造プロセスにて製造可能な最終フェライト粒径は最小3μm程度が限界であった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、最終フェライト粒径が3μm以下となる超微細フェライト組織を有する鋼帯を安定して製造することができる鋼帯の製造設備およびそれを用いた鋼帯の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、本発明者等は、超微細粒組織を有する熱延鋼帯を製造するため、仕上圧延前のオーステナイト粒径の細粒化に着目した。粗加工工程(工程(A))直後にAr3変態点以上の温度から急速冷却を施して(工程(B))ベイナイトあるいはマルテンサイト組織に変態させ、変態が完了した粗バーを、仕上圧延工程(工程(E))入側にて急速加熱する(工程(D))ことによりベイナイトあるいはマルテンサイト組織からオーステナイトへの逆変態を誘起させる(変態・逆変態熱処理)ことにより、仕上圧延前のオーステナイト組織を5〜20μmに細粒化させることが可能であり、且つ、このようなオーステナイト粒径をもつ粗バーを直ちに所定の圧下率以上で仕上圧延し(工程(E))、好ましくはその直後に急速冷却を施す(工程(F))ことにより、3μm以下の超微細フェライト組織を有する鋼帯を製造できることを知見した。
また、粗加工工程直後に急速冷却を施すことにより、粗加工にて細粒化された組織を凍結することができる、つまり、この方法によれば、粗加工工程から仕上圧延工程の間の粒成長の抑制効果も得られる。
さらに、圧延等で板厚方向のオーステナイト粒の不均一分布が生じた場合も、上記変態・逆変態を利用した熱処理によりこの粒径不均一分布が低減されることを見出した。この変態・逆変態熱処理を用いる方法によれば、均一超微細なフェライト組織を有する鋼帯を製造することができる。
本発明者らは、このような均一超微細なフェライト組織を有する鋼帯の製造方法を実現するための製造設備の検討を行った。その結果、通常30〜50mm程度の範囲とされている粗バーの厚みを20mm以下とすることにより、設備の巨大化を伴うことなく、現状設備能力の範囲内にて、均一超微細なフェライト組織を有する鋼帯の製造が実現可能となることを知見した。
通常、粗加工工程(工程(A))では90〜300mmの厚みのスラブを粗バーに減厚する際、加工力を低減するために材料温度が1000〜1250℃程度の熱間状態にて行われ、粗圧延機出側での粗バー温度は1000〜1100℃程度となる。1000〜1100℃の温度を有する粗バーを直ちに冷却して(工程(B))ベイナイトあるいはマルテンサイト組織とするためには、単純成分鋼では600℃程度以下とすることが必須で、且つ、平均冷却速度も15℃/秒以上とすることが望ましい。ここで、平均冷却速度とは全板厚に亘った冷却速度の平均値であり、冷却速度を早くする理由は、冷却速度が遅い場合、冷却過程にてフェライトやパーライトの生成が避けられず、600℃以下に冷却した後の組織がフェライト、パーライト、ベイナイト、マルテンサイトの混相状態となり、その後、粗バーの加熱(工程(D))によりオーステナイトへの逆変態を誘起させる際、ベイナイトあるいはマルテンサイトから生成する微細オーステナイト粒と、フェライト、パーライトから生成するオーステナイト粒が混在した状態となり、最終的に均一な組織を得ることが困難となるからである。このため、平均冷却速度を15℃/秒以上とすることが重要であり、冷却速度は速いほどよい。しかしながら、平均冷却速度は粗バーの厚みに大きく依存し、粗バーの厚みが厚い場合、物理的に達成可能な冷却速度に限界があるため、いかなる手段によっても所望の冷却速度を実現することが困難となる。また、粗バー厚みが厚い場合には、強冷却による板表面の温度低下が激しく、板厚断面に沿った冷却速度分布が増大してしまうため、冷却により得られる組織にもムラが生ずることが避けられない。粗バーが粗圧延機出側直近の冷却設備を通過する際の速度は、粗バー厚、冷却設備の冷却能力(冷却速度、冷却設備長)とを考慮し、ベイナイトあるいはマルテンサイト組織を得るために必要な温度降下量が得られる通板速度とすればよいが、生産性の観点からは過度の通板速度の低下は好ましくない。
図4は粗圧延後の粗バーの通板速度を一般的な200mpm程度とした際の、粗バー厚みと平均冷却速度との関係に基づいて得られた冷却温度と所要冷却設備長との関係を示す図である。図4によれば、例えば1100℃近辺にて圧延した35mm厚さの粗バーを600℃以下の温度にまで冷却する場合には(ΔT=500℃)、必要となる冷却設備長は80m程度と長大となることが避けられない。これに対し、粗バー厚みを20mmとすることにより、図4よりΔT=500℃を確保するための冷却設備長は30〜40m程度でよい。さらに、粗バー厚みを15mmとすると、ΔT=500℃を実現するためには20〜30m程度の冷却設備長でよい。
つまり、本発明では、粗バー厚みを20mm程度以下として粗バーを急速冷却(工程(B))する際の平均冷却速度を高めることにより冷却設備のコンパクト化が図れる。また、粗バー厚みを20mm程度以下として冷却設備長を40m以下に抑えることにより、後述するコイルボックスや加熱設備等の設備を現状の熱間圧延ラインの粗圧延機と仕上圧延機との間(距離約100〜120m程度)に設置が可能となる。これらから、本発明では、粗バー厚みは20mm以下が好ましい。
このように、粗バー厚みを20mm程度以下とすることにより冷却設備長を40m以下に抑えることができるが、粗バーの厚みを20mm以下と薄くすることにより従来の粗バー長の1.5倍以上の粗バー長となることが避けられない。そこで、全設備長をコンパクトとし、且つ最終製品長を確保するために、粗バーを急速冷却(工程(B))した後で、冷却された粗バーをコイル状に巻き取るコイルボックス設備を設置することにした。そして、粗バー急速冷却(工程(B))の後、コイルボックス設備に巻き取り(工程(C))、その後巻き戻した粗バーに加熱処理(工程(D))を施すことにより仕上加工前の微細オーステナイト組織を得る。
このコイルボックス設備の設置によって、全設備長をコンパクトとし、且つ最終製品長を確保できることの他に、[1]粗バー最先尾端部を除く粗バー全長の温度低下を防ぐことができる。[2]急速冷却(工程(B))の後、鋼種によって異なるベイナイトあるいはマルテンサイト組織に完全に変態させるために要する均熱時間を確保できる。という別の効果も得られる。従来、コイルボックスは[1]にあげた粗バー温度低下防止、あるいは粗バーの先尾端部を順次溶接して行う熱延完全連続化の際のバッファー設備として使用されている。本発明では、超微細組織を得るための加熱冷却処理に必要となる粗バー厚みの薄肉化、長尺化への対応と、[2]にあげた均一な組織を得るための均熱処理設備としての機能が重要となる。この際、硬質なベイナイトあるいはマルテンサイト組織からなる粗バーをコイル状に巻き取り、巻き戻すためには、強力な機構を有するコイルボックス設備が必要となるため、この観点からも粗バー厚みを極力薄くしておくことが好ましい。そして、ベイナイト変態温度以下の粗バーをAc3変態点以上に昇温する際も、同じ通板速度であれば粗バーの厚みが薄いほど加熱設備を小さくすることが可能である。
仕上圧延工程(工程(E))入側にて急速加熱する(工程(D))設備としては、生産性、設備コンパクト化の観点の他、逆変態後のオーステナイト組織の粒成長を抑止する観点からも、高昇温速度が得られ、かつ温度制御性のよい誘導加熱装置を用いることが望ましい。誘導加熱装置を使用することにより、例えば粗バー冷却後の温度を600℃とし、この温度から単純組成鋼のAc3温度である900℃近辺への加熱は、従来使用されている誘導加熱装置で十分達成可能である。
このようにして得られた微細オーステナイト組織を仕上圧延し(工程(E))、超微細なフェライト組織を得るためには、仕上圧延後の急速冷却(工程(F))を行うことが好ましく、その冷却速度はなるべく高い方がよい。これは、冷却速度を高めることにより、加工オーステナイトからのフェライト核の生成速度を高める効果があるためであり、粒径2〜3μm程度の超微細フェライト組織を得るためには40℃/秒以上とすることが好ましい。
本発明はこれらの知見に基づきなされたもので、以下のような特徴を有する。
(1)熱間スラブに1パスまたは複数パスの板厚方向の圧下を加え粗バーとする粗加工設備と、該粗加工設備の出側直近に設置し、前記粗バーを冷却する第1の急速冷却設備と、該冷却された粗バーをコイル状に巻き取るコイルボックス設備と、前記コイル状に巻き取られた粗バーを巻き戻しながら加熱する急速加熱設備と、前記加熱した粗バーに板厚方向の圧下を加えて鋼帯とする仕上圧延設備とをこの順で備えることを特徴とする鋼帯の製造設備。
(2)急速加熱設備として、誘導加熱装置を用いることを特徴とする上記(1)に記載の鋼帯の製造設備。
(3)仕上圧延設備の出側直近に、鋼帯を冷却する第2の急速冷却設備を備えることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の鋼帯の製造設備。
(4)Ar3変態点以上の温度にて、熱間スラブに1パス又は複数パスの板厚方向の圧下を加えて粗バーとする粗加工工程(A)と、該工程(A)の後直ちに前記粗バーをベイナイト変態温度以下に急速冷却し、ベイナイトあるいはマルテンサイト組織を形成せしめるための第1の急速冷却工程(B)と、該工程(B)の後直ちに前記急速冷却された粗バーをコイル状に巻き取る工程(C)と、該工程(C)の後前記コイル状に巻き取られた変態が完了した粗バーを巻き戻しながらAc3変態点以上に加熱してオーステナイトへ逆変態させるための加熱工程(D)と、該工程(D)の後直ちに前記加熱された粗バーに板厚方向の圧下を加えて鋼帯とする仕上圧延工程(E)とを有することを特徴とする鋼帯の製造方法。
(5)粗加工工程(A)は、Ar3変態点以上の温度にて熱間スラブに1パス又は複数パスの板厚方向の圧下を加え粗バーとする際、該粗バーの厚みを20mm以下とすることを特徴とする上記(4)に記載の鋼帯の製造方法。
(6)仕上圧延工程(E)の後直ちに鋼帯を急速冷却する第2の急速冷却工程(F)を有することを特徴とする上記(4)または(5)に記載の鋼帯の製造方法。
なお、本発明は通常のスラブ厚み(90〜300mm)を使用する熱延鋼帯製造ラインを対象としているが、連続鋳造設備にて直接20mm程度以下の厚みの薄スラブを鋳造し、粗バーの代替とすることも可能である。
以上説明したように、本発明によれば、従来製造が困難であった粒径3μm以下の均一で超微細なフェライト組織を有する熱延鋼帯を製造することが可能である。
図3は、本発明の熱延鋼帯の製造設備列の一実施形態を示す説明図で、連続鋳造設備にて鋳造されたスラブから熱延鋼帯を製造する設備である。
図3に示す熱延鋼帯の製造設備は、連続鋳造装置1により鋳造された、または鋳造後、加熱炉2にて再加熱されたスラブ3を所定の板厚に圧延する粗圧延機4と、粗圧延機直後の粗バーに急速冷却を施す第1の急速冷却設備5と、ベイナイト変態温度以下に冷却された粗バーをコイル状に巻き取るコイルボックス設備6と、粗バーを巻き戻しながら所定の温度まで急速加熱を施す急速加熱設備7と、該粗バーを所定の板厚まで減厚する仕上圧延機8と、仕上圧延直後の熱延鋼帯に所定の温度まで急速冷却を施す第2の急速冷却設備9と、急速冷却後の熱延鋼帯の巻取り温度を調整するための冷却装置10と、熱延鋼帯を巻取るためのコイラー11とを備えている。
前記粗圧延機4は、1台または複数台の圧延機によりスラブを所定の厚さへ圧延するものであるが、板厚方向の圧下を行う板厚プレス装置を使用してもよい。加熱炉2と粗圧延機4の間、あるいは粗圧延機間に板幅を調整するための幅圧下装置(図示せず)を設置してもよい。
前記第1の急速冷却設備5は、粗圧延直後の粗バーに急速冷却を行う設備で、粗バーをベイナイト変態温度以下に急速冷却することができて、且つ、粗バーを平均冷却速度15℃/秒以上で急速冷却することができる能力を有する。この第1の急速冷却設備5は、粗圧延後の粒成長を防止するため、粗圧延機4の出側直近に配置することが望ましい。具体的には、粗圧延機4の下流側10m以内に配置することが好ましい。
また、前記コイルボックス設備6の入側には、表面品質確保のためのデスケーラー等を設置することが望ましい。また、コイルボックス設備6から巻き戻された粗バーの上下反り矯正のため、急速加熱設備7の入側にはレベラー等の反り矯正装置(図示せず)を設置することが好ましい。
前記急速加熱設備7としては、短時間で粗バーを急速加熱できるように、温度制御性のよい誘導加熱装置が用いられることが好ましい。また、粗バーのエッジを加熱するため急速加熱設備7に隣接してエッジヒーターを設置してもよい。さらに、急速加熱設備7での加熱出力の制御は、温度計12a、12bにより計測された粗バーの表面温度から断面平均温度を算出し、粗バー全長および全厚に亘りAc3変態点以上となるように、且つ、仕上圧延でのパススケジュールと圧延速度を考慮して、仕上圧延機出口にて所定の仕上温度が確保できるように、粗バーの先端から尾端にかけて加熱出力を調整すればよい。また、仕上圧延開始までの間に粒成長するのを防ぐため、急速加熱後直ちに仕上圧延を行うことが望ましく、具体的には、急速加熱設備7は仕上圧延機8の上流側20m以内に配置することが好ましい。
前記第2の急速冷却設備9は、仕上圧延機直後での急速冷却を行うための設備として設置されることが好ましい。また、その冷却速度は40℃/秒以上とすることが好ましく、仕上圧延後の粒成長を防ぐため、極力仕上圧延機8の出側直近に配置することが望ましい。具体的には、仕上圧延機8の下流側10m以内に配置することが好ましい。
また、材質調整の観点からは、コイラー11に巻取る際の温度も重要であり、図3の実施形態では、コイラー11の直前に巻取り温度調整用の冷却装置10を配置している。ただし、第2の急速冷却設備9にて材質造り込み上に必要である所定の温度への冷却が可能である場合には、冷却装置10は配置しなくてもよい。
以下、上記設備構成を用いた本発明法の一実施形態を図1の圧延材温度推移線図をもとに説明する。
連続鋳造後のスラブ3は、約90〜300mmの板厚であり、図3の実施形態では、連続鋳造装置1から直送された、または加熱炉2にてAc3変態点以上の温度(通常は1100〜1250℃)に再加熱されたスラブを用いる。
まず、工程(A)では、Ar3変態点以上の温度において、前記のスラブに対して、粗圧延機4により1パスまたは複数パスの圧下を加えて、板厚が20mm以下の粗バーとする。なお、工程(A)では、圧下量や圧下によって与えられる歪分布の均一度等を考慮して、粗圧延機4による圧延パス数が決定される。また、これらのパス数は、粗圧延機4の設置台数や、リバースさせる回数により調整することができる。
次に、工程(B)では、この粗バーを粗圧延機4出側直近に設置された第1の急速冷却設備5を用い、Ar3変態点以上の温度からベイナイト変態温度以下の温度に急速冷却する。ここで、粗バーをベイナイト変態温度以下の温度に急速冷却するのは、粗加工後の組織はオーステナイトであるので、工程(D)で逆変態を利用するためにベイナイト変態温度以下の温度に急速冷却してベイナイトあるいはマルテンサイト組織に変態させる必要があるからである。さらに、前述した理由により、粗バーの平均冷却速度を15℃/秒以上とすることが望ましい。
以上説明したような工程(A)および工程(B)を経ることにより、微細ベイナイトあるいはマルテンサイト組織を有する粗バーを得ることができる。
続く工程(C)では、ベイナイト変態温度以下に冷却された粗バーをコイルボックス設備6にて巻き取る。この際、鋼種によってはベイナイトあるいはマルテンサイト組織への変態を完了させるために数分の均熱時間を要することがあるが、図5に示したごとく、コイル状に巻き取られた粗バーを順次熱延ライン外にて待避させ、矢印にて示した経路にて順次仕上圧延前の加熱設備に供することにより、生産性を阻害せず、コイル状に巻き取られた粗バーを数分間保持することも可能である。
さらに、工程(D)ではベイナイト変態温度以下の温度にて巻き取られた変態が完了した粗バーを巻き戻しながら、急速加熱設備7にて被圧延材のAc3変態点以上の温度に急速加熱を行う。これにより、ベイナイトあるいはマルテンサイト組織からオーステナイトへの逆変態が誘起され、粒径5〜20μm程度の細粒オーステナイト組織を得ることができる。その際、逆変態時のオーステナイト組織をより微細化するためには、加熱速度は大きいほど好ましい。なお、工程(D)は、仕上圧延工程(工程E)の直前に行うのが好ましい。仕上圧延工程までの時間が長くなると、逆変態により生じた細粒オーステナイト組織が粒成長により粗大化してしまうためである。また、急速加熱温度はAc3変態点+100℃以下とすることが好ましい。高温で保持する時間が長くなると、逆変態により生じた細粒オーステナイト組織が粒成長により粗大化してしまうためである。
以上説明したような工程(A)〜工程(D)を経ることにより、仕上圧延前の初期オーステナイト組織を粒径5〜20μm程度に細粒化させることができる。
引き続き、工程(E)では、仕上圧延機8にて所定の仕上板厚までの減厚を行う。この工程(E)では、仕上板厚への圧下量等に応じて、1台の圧延スタンドからなる仕上圧延機にて仕上圧延する場合もあるし、複数台の圧延スタンドからなる仕上圧延機にて仕上圧延する場合もある。また、製品によっては工程(D)の後、工程(E)の仕上圧延を行なわなず、細粒オーステナイトままで工程(F)に供してもよい。
そして、工程(F)において仕上圧延機8出側直近に位置する第2の急速冷却設備9にて急速冷却を行い、その後冷却装置10にて所定の巻取り温度となるように調整冷却を行い、コイラー11にて巻取る。この時、第2の急速冷却設備9による冷却速度を40℃/秒以上とすることが好ましく、急速冷却することにより粒径の小さなフェライトを変態析出させるためである。また、冷却装置10による調整冷却は必ずしも必要ではなく、第2の急速冷却設備9にて材質造り込み上に必要である所定の温度への冷却が可能である場合には、急速冷却後に直接巻取ってもよい。
図2は、熱延鋼帯の製造プロセスにおける結晶粒径の変化を示す図である。本図は、材料のミクロ組織の変化を、加工による温度、ひずみの変化や時間の関数として記述したシミュレーションプログラムにより得られた計算結果に基づくものである。
上記で説明した本発明法による熱延鋼帯の製造の一例としての計算条件は、以下の通りである。すなわち、図3に示す熱延鋼帯の製造設備列を用いて、厚さ250mmの低炭素鋼スラブ3を加熱炉2にて1100℃に加熱する。そして、このスラブ3に粗圧延機4による8パスの圧下を加えて15mmまで減厚して板厚15mmの粗バーとする(工程(A))。次に、粗圧延機4による圧下直後に、本実施材料のAr3変態点以上である1000℃の粗バーを、第1の急速冷却設備5により70℃/秒程度の冷却速度にて350℃まで急速冷却しマルテンサイト組織を形成せしめ(工程(B))、粗バーをコイルボックス設備に巻き取る(工程(C))。次に、この変態が完了した粗バーをコイルボックス設備から巻き戻しながら、急速加熱設備7により70℃/秒の昇温速度にて本実施材料のAc3変態点以上である900℃まで急速加熱を行って逆変態を生じさせる(工程(D))。そして、仕上圧延機8にて板厚2mm(仕上圧延総圧下率87%)まで減厚し(工程(E))、仕上圧延が終了直後、第2の急速冷却設備9により300℃/秒の冷却速度にて600℃まで急速冷却を行い(工程(F))、コイラー11で巻取る。
これに対し、比較例1としての計算条件は、以下の通りである。すなわち、本発明例と同様に厚さ250mmの低炭素鋼スラブ3を加熱炉2にて1100℃に加熱する。そして、本発明例の工程(A)に替えて、このスラブ3に粗圧延機4による7パスの圧下を加えて30mmまで減厚して粗バーとする。なお、この粗バーに対する急速冷却(本発明例の工程(B))、コイルボックスへの巻き取り(本発明例の工程(C))および急速加熱(本発明例の工程(D))は行わない。そして、本発明例と同様に、仕上圧延機8にて板厚2mm(仕上圧延総圧下率93%)まで減厚し、仕上圧延が終了直後、300℃/秒の冷却速度にて600℃まで急速冷却を行い、コイラー11で巻取る。
比較例2としての計算条件は、粗バーに対する急速冷却(本発明例の工程(B))における冷却温度をベイナイト変態温度より高い650℃とし、変態時の組織をフェライト組織とする。他は本発明例と同じ条件である。
以上の条件による計算の結果、図2に示すように、本発明例では粗圧延機入側で約280μmであるスラブのオーステナイト粒径は、本発明の工程(A)により40〜80μmとなり、急速冷却によりその粒径で凍結された。その後、工程(B)〜(D)を経ることにより、仕上圧延機入側で平均粒径約10μmまで細粒化される。なお、粗圧延機出側でオーステナイト粒径にばらつきが生じていても工程(B)〜(D)を経ることによりそのばらつきは低減する。そして、さらに工程(E)〜(F)を経ることにより、約2μm程度の超微細なフェライト結晶組織を有する熱延鋼帯が得られることが判った。一方、本発明の工程(B)〜(D)を経ない比較例1では、仕上圧延機入側での平均粒径は粗圧延後の粒成長により約50〜100μm程度となり、その後本発明例の工程(E)〜(F)と同じ条件を経ても、粒径10〜15μm程度のフェライト組織しか得られないことがわかる。また、比較例2では粗バーの急速冷却における変態時の組織がフェライト組織であったため、仕上圧延機入側では平均粒径は比較例1よりも小さくなるが、本発明例ほどには小さくならず、最終的に生じるフェライト粒径は5μm程度である。
上述したシミュレーション計算に用いた本発明例のプロセスを実施して、熱延鋼帯を製造した。また、同様に比較例についても上述したシミュレーション計算に用いたプロセスを実施して、熱延鋼帯を製造した。
室温まで冷却後の熱延鋼帯の組織を調べたところ、従来の粗圧延方法による比較例1の熱延鋼帯では10〜15μm程度のフェライト組織、ベイナイトあるいはマルテンサイト組織ではなく、フェライト組織までの変態にとどめた比較例2の熱延鋼帯では5μm程度のフェライト組織となっていたのに対し、本発明法により製造された熱延鋼帯は約2〜3μmの超微細なフェライト組織を有することがわかり、本発明法の効果が確認できた。
1 連続鋳造装置
2 加熱炉
3 スラブ
4 粗圧延機
5 第1の急速冷却設備
6 コイルボックス設備
7 急速加熱設備
8 仕上圧延機
9 第2の急速冷却設備
10 冷却装置
11 コイラー
12a、12b 温度計
2 加熱炉
3 スラブ
4 粗圧延機
5 第1の急速冷却設備
6 コイルボックス設備
7 急速加熱設備
8 仕上圧延機
9 第2の急速冷却設備
10 冷却装置
11 コイラー
12a、12b 温度計
Claims (6)
- 熱間スラブに1パスまたは複数パスの板厚方向の圧下を加え粗バーとする粗加工設備と、該粗加工設備の出側直近に設置し、前記粗バーを冷却する第1の急速冷却設備と、該冷却された粗バーをコイル状に巻き取るコイルボックス設備と、前記コイル状に巻き取られた粗バーを巻き戻しながら加熱する急速加熱設備と、前記加熱した粗バーに板厚方向の圧下を加えて鋼帯とする仕上圧延設備とをこの順で備えることを特徴とする鋼帯の製造設備。
- 急速加熱設備として、誘導加熱装置を用いることを特徴とする請求項1に記載の鋼帯の製造設備。
- 仕上圧延設備の出側直近に、鋼帯を冷却する第2の急速冷却設備を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼帯の製造設備。
- Ar3変態点以上の温度にて、熱間スラブに1パス又は複数パスの板厚方向の圧下を加えて粗バーとする粗加工工程(A)と、該工程(A)の後直ちに前記粗バーをベイナイト変態温度以下に急速冷却し、ベイナイトあるいはマルテンサイト組織を形成せしめるための第1の急速冷却工程(B)と、該工程(B)の後直ちに前記急速冷却された粗バーをコイル状に巻き取る工程(C)と、該工程(C)の後前記コイル状に巻き取られた変態が完了した粗バーを巻き戻しながらAc3変態点以上に加熱してオーステナイトへ逆変態させるための加熱工程(D)と、該工程(D)の後直ちに前記加熱された粗バーに板厚方向の圧下を加えて鋼帯とする仕上圧延工程(E)とを有することを特徴とする鋼帯の製造方法。
- 粗加工工程(A)は、Ar3変態点以上の温度にて熱間スラブに1パス又は複数パスの板厚方向の圧下を加え粗バーとする際、該粗バーの厚みを20mm以下とすることを特徴とする請求項4に記載の鋼帯の製造方法。
- 仕上圧延工程(E)の後直ちに鋼帯を急速冷却する第2の急速冷却工程(F)を有することを特徴とする請求項4または5に記載の鋼帯の製造方法。
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