JPH1131850A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1131850A
JPH1131850A JP9185197A JP18519797A JPH1131850A JP H1131850 A JPH1131850 A JP H1131850A JP 9185197 A JP9185197 A JP 9185197A JP 18519797 A JP18519797 A JP 18519797A JP H1131850 A JPH1131850 A JP H1131850A
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bolometer
region
layer
photoresist
pattern
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JP9185197A
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Kazuhiro Chiba
一浩 千葉
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NEC Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/10Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors
    • G01J5/20Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors using resistors, thermistors or semiconductors sensitive to radiation, e.g. photoconductive devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • H01L21/0274Photolithographic processes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要パターンを有する所定領域でのパターン
の均一性に優れた半導体装置の製造方法を提供する。ま
た、回路の規模および消費電力が小さく、S/N比が良
好な半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ上の第1の層上に、第1の
フォトレジストを一様に塗布する工程、この第1のフォ
トレジストに第1のフォトマスクを用いて所要パターン
の露光を行い現像処理する工程、この第1のフォトレジ
ストを用いて第1の層をエッチングする工程、第2のフ
ォトレジストを一様に塗布する工程、この第2のフォト
レジストに第2のフォトマスクを用いて所要パターンの
露光を行い現像処理する工程、この第2のフォトレジス
トを用いて第1の層をエッチングする工程を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、フォトリソグラフィ工程(以下「P
R工程」という。)におけるパターニングの均一性が改
善された半導体装置の製造方法、およびその方法により
作製された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6、図7及び図8を参照して従来技術
について説明する。なお、以下に示す従来技術は、所定
領域内に規則的に所要パターンが形成されている一般の
半導体装置に適用できるものであるが、ここでは熱電変
換素子であるボロメータ型が規則的に形成されているボ
ロメータ型赤外線センサヘの適用例(特開平8−105
794号公報)について説明し、特にボロメータを形成
するPR工程について述ベる。
【0003】図6(a)は、2次元のボロメータ型赤外
線センサの構成図である。この赤外線センサ50は、主
に受光部51、水平スキャナ部52、垂直スキャナ部5
3、信号出力部54から構成される。受光部51は、2
次元に規則的に配置された画素55から構成される。垂
直スキャナ部53は、受光部内で垂直方向に並んだ全て
の画素行を所定の垂直走査時間内に読み出すように、水
平走査時間周期で画素行を順次選択する。水平スキャナ
部52は、垂直スキャナ部53により選択された各画素
行に対し、水平方向に並んだ各画素からの信号を所定の
水平走査時間内に順次読み出すように画素列を選択す
る。信号出力部54では、水平スキャナ部52及び垂直
スキャナ部53の動作により選択された画素が出力され
る。この信号出力部54の出力端子に、例えば各画素の
抵抗を検出する装置を接続することにより、各画素の抵
抗の変化を検出して、入射する赤外線の2次元情報を検
出することができる。
【0004】図6(b)は、ボロメータ型赤外線センサ
の受光部51に形成される画素55を示す平面図であ
る。これらの各画素では、入射する赤外線に応じて画素
内の温度が変化し、この温度変化に応じて幅a1のボロ
メータ56の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化は、
ボロメータの下地基板中に形成された画素選択用スイッ
チ素子(不図示)、配線57及び配線58を介して、各
画素の信号として外部に出力される。
【0005】このようなボロメータ型赤外線センサで
は、各画素の均一性が重要であり、このため、2次元に
規則的に配置された各画素の抵抗、すなわちボロメータ
の抵抗値の均一性が重要である。この均一性の実現のた
めには、受光部内においてボロメータの配線幅を均一に
することが必要である。
【0006】図7(a)は、ボロメータを形成するPR
工程で使用される従来のセンサ全体のフォトマスクの平
面図である。また、図7(b)は、各画素に形成される
ボロメータのフォトマスクの平面図である。図7(a)
に示す領域62は、赤外線センサ50における受光部5
1に対応する。また、領域63はその周囲の領域であ
り、水平スキャナ部、垂直スキャナ部および配線等が形
成されている領域に対応する。図7(a)の領域62内
には、受光部内の各画素のボロメータ56を形成するた
めに、図7(b)に示す所定値a1のボロメータパター
ン65が形成されている。領域63は、受光部の外部領
域であるため、ボロメータ材料層によるパターンが形成
されないように透明である。
【0007】図8は、受光部のボロメータを形成するた
めの製造工程を示す断面図である。図8は、図6のA−
A’断面を模式的に示し、図7のフォトマスク61を用
いた場合を示すものである。
【0008】まず、図8(a)に示すように、ボロメー
タを形成する直前までの所定の製造工程を経て形成され
た下地基板201上に、ボロメータの材料となるボロメ
ータ材料層202を推積させる。
【0009】次に、図8(b)に示すように、ボロメー
タ材料層202上に、フォトレジスト203を一様に塗
布する。
【0010】続いて、フォトマスク61を用いて、受光
部内(領域62)に図7(b)に示すボロメータパター
ン56の露光を行い、現像することにより、図8(c)
に示すようにフォトレジスト203にボロメータパター
ンを形成する。このとき、受光部以外(領域63)では
フォレジストは完全に除去される。
【0011】次いで、ボロメータパターンの形成された
フォトレジストをマスクとして、ボロメータ材料層20
2に対して、例えばプラズマエッチング等のエッチング
を行い、目的のボロメータ206が形成する。このと
き、受光部以外(領域63)ではボロメータ材料層は完
全にエッチングされ除去される。続いて、フォトレジス
ト203を除去する(図8(d))。
【0012】ここで、受光部境界付近に形成されたボロ
メータ206bは、図8(c)から図8(d)の工程中
の現像およびエッチング作用が弱くなるために、フォト
マスク61上の設計値であるボロメータ一幅a1より広
い幅a2になり、パターンの均一性が悪くなっている。
なお、この受光部境界付近で現像およびエッチング作用
が弱くなる現象を「マイクロローデング効果」と呼び、
以下、用いることとする。
【0013】マイクロローデング効果は、例えば、ボロ
メータ形成時の受光部(領域62)のような規則的なパ
ターンの形成されている領域の周囲において、外周部
(領域63)のような広い領域が除去される場合に、現
像液やエッチングガス等が、この広い領域のフォトレジ
ストの現像やボロメータ材料層のエッチングのために、
規則的なパターンの形成されている領域よりも多く使用
され、広い領域との境界付近において現像およびエッチ
ング作用が相対的に弱くなる。このため、所定量の現像
やエッチングが行われないため、形成されるパターン幅
がフォトマスクの設計値より太くなり、パターンの均一
性が悪くなる。
【0014】なお、ここでは、ボロメータ206の1つ
(206b)だけが所定の幅a1より広い場合を示した
が、実際には境界に近づくにつれて徐々に幅a1より広
くなる。これに対して、境界から後述の距離以上離れた
ところではボロメータの幅は所定値a1で均一である。
【0015】以上のように、受光部と外周部との境界付
近の画素のボロメータ幅が所定値より広くなるため、ボ
ロメータの抵抗値が小さくなり、受光部内のボロメータ
抵抗値の均一性が悪くなる。
【0016】そこで、このような領域の境界付近で生じ
るパターンの不均一性を改善するために、例えば、特開
昭63−17528号公報には、規則的なパターンが形
成される所定領域の周囲(外周部)にも、同様のダミー
パターンを形成する方法が記載されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法には以下の問題がある。
【0018】第1の問題は、規則的な所要パターンを有
する所定領域の外周部にダミーパターンを形成すると、
半導体装置の特性の低下等の不都合が起きることであ
る。
【0019】これは、例えば、所要パターンを形成する
層の下地に絶縁保護層を介さずに異なる配線層が形成さ
れている場合には、ダミーパターンのPR工程における
エッチングにより、下地の配線層の特定箇所が、ダミー
パターンの形状によって薄くなり、下地配線層の特性が
劣化したり、あるいは下地配線層が短絡したりする。
【0020】第2の問題は、第1の問題を避けるために
ダミーパターンを形成しない場合において、前記のとお
り、所定領域とその外周部との境界付近で所要パターン
の幅が広くなり均一性が悪くなることである。例えば、
ボロメータ型赤外線センサでは、受光部とその外周部と
の境界付近のボロメータの線幅が所定値より広くなり、
受光部内におけるボロメータの抵抗値の均一性が悪くな
る。
【0021】この理由は、既に述べたように、ボロメー
タの形成時において、受光部の周囲の広い領域がエッチ
ングされる際、受光部の境界付近でフォトレジストの現
像やボロメータ材料層のエッチングの作用が弱まり(マ
イクロローデング効果)、所定量のエッチングが行われ
ないためである。
【0022】さらに、ダミーパターンを形成しない場合
においては、抵抗値の面内の不均一性により、ボロメー
タ抵抗検出回路において充分にゲインをとることができ
ず、検出器のS/N比が良くならないという問題が生じ
る。
【0023】これは、信号成分である、入射赤外線に応
じたボロメータの抵抗変化に対して、受光部の境界付近
のボロメータ抵抗のバラツキが大きいことに起因する。
この抵抗のバラツキによるオフセット成分を含んだ信号
を検出回路のダイナミックレンジ内に納めようとする
と、抵抗のバラツキにより検出回路のアンプゲインが制
約を受ける。このため、抵抗のバラツキがない場合に比
ベて、アンプゲインを大きくできないために信号成分も
十分に大きくできず、検出回路等のノイズに対してS/
N比を充分に良くすることができない。
【0024】このような問題に対処するために、すなわ
ち、アンプゲインを大きくして良好なS/Nを得るため
に、抵抗のバラツキを補正するための回路を用いると、
センサ回路の規模が大きくなり、消費電力等が大きくな
るといった二次的な問題が発生する。
【0025】そこで本発明の目的は、ダミーパターンを
形成しなくても、所要パターンを有する所定領域でのパ
ターンの均一性に優れた半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。また、回路の規模および消費電力が小さ
く、S/N比が良好な半導体装置を提供することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を完
成した。
【0027】本発明は、半導体ウエハ上の第1の層上
に、第1のフォトレジストを一様に塗布する工程、この
第1のフォトレジストに第1のフォトマスクを用いて所
要パターンの露光を行い現像処理する工程、この第1の
フォトレジストを用いて第1の層をエッチングする工
程、第2のフォトレジストを一様に塗布する工程、この
第2のフォトレジストに第2のフォトマスクを用いて所
要パターンの露光を行い現像処理する工程、この第2の
フォトレジストを用いて第1の層をエッチングする工程
を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0028】また、上記の製造方法において、第1のフ
ォトマスクが、第1の層に規則的に所要パターンが形成
される第1の領域と、この第1の領域の周囲で所定の幅
を持ち且つ第1の層が完全に除去される第2の領域と、
この第2の領域の周囲で第1の層が除去されずに完全に
残る第3の領域とに分けるようなパターンを有するマス
クであり、第2のフォトマスクが、第1の領域および第
2の領域では第1の層が除去されずに完全に残り、かつ
第3の領域では第1の層が完全に除去されるようなパタ
ーンを有するマスクであるの半導体装置の製造方法に関
する。
【0029】本発明の製造方法によれば、第1のフォト
マスクを用いた1度目のPR工程(第1PR工程)によ
りパターンが形成される領域と、第2のフォトマスクを
用いた2度目のPR工程(第2PR工程)によりパター
ンが形成される領域とを分けることができるため、それ
ぞれの領域において形成パターンを制御することができ
る。
【0030】これにより、規則的な所要パターンを形成
する場合には、例えば赤外線センサのボロメータの形成
を例にとると、第1のフォトマスクを用いた第1PR工
程では、受光部の周囲に形成するボロメータ材料層を一
度に除去する領域を狭くすることができ、従来の技術に
おいて生じていた受光部境界付近で現像およびエッチン
グの作用が弱まるという、いわゆる「マイクロローデン
グ効果」を防止できる。
【0031】また、第1PR工程に用いる第1のフォト
マスクにおいて、受光部の外部でエツチングする第2の
領域の幅を変化させることで、受光部境界付近の現像お
よびエッチング作用の強さを制御することができ、形成
するパターンの幅を制御できる。このとき第2の領域の
幅を最適な値にすることで、受光部境界付近のパターン
の幅と、受光部内部のパターンの幅を等しくすることが
できる。その結果、赤外線センサの受光部内に均一なボ
ロメータパターンを形成することができ、抵抗値を均一
にすることができる。
【0032】さらに、従来のダミーパターンの形成によ
る下地層の短絡や、特性悪化などの問題を解決すること
ができる。このため、PR工程の対象である第1の層
を、その下に層間絶縁層を介さずに直接に導電性を有す
る第2の層の上に形成することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0034】所定領域内に規則的に所要パターンが形成
される一般の半導体装置の製造方法において、本発明で
は、この所要パターンを形成する際に、規則的に所要パ
ターンが形成される所定領域に対応する第1の領域と、
この第1の領域の周囲の領域であって、第1の領域の境
界付近での現像およびエッチング作用の強さが第1の領
域の内部と等しくなるように調整するために、PR工程
の対象である第1の層が完全に除去される第2の領域
と、第2の領域の周囲で第1の層が除去されずに完全に
残る第3の領域とに分けるようなパターンを有する第1
のフォトマスクと、第1の領域および第2の領域ではP
R工程の対象である第1の層が除去されず完全に残り、
かつ第3の領域では第1の層が完全に除去されるような
パターンを有する第2のフォトマスクを用いる。
【0035】はじめに、第1の層上に第1のフォトレジ
ストを塗布した後に、この第1のフォトレジストに第1
のフォトマスクを用いて所要パターンの露光を行い現像
処理し、次いでこの第1のフォトレジストを用いて第1
の層をエッチングする(第1PR工程)。
【0036】次に、第2のフォトレジストを塗布した後
に、この第2のフォトレジストに第2のフォトマスクを
用いて所要パターンの露光を行い現像処理し、次いでこ
の第2のフォトレジストを用いて第1の層をエッチング
する(第2PR工程)。
【0037】このような本発明の方法では、所要パター
ンが規則的に形成される所定領域の周囲には、ダミーパ
ターン等を形成する必要がなく、その影響を受けること
なく、所定領域内には規則的な所要パターンを均一に形
成できる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明する
が、本発明はこれらに限定するものではない。
【0039】実施例1 本発明の半導体装置の製造方法は、所定領域内に規則的
に所要パターンが形成されている一般の半導体装置につ
いて適用できるものであるが、本実施例では、熱電変換
素子であるボロメータが規則的に形成されているボロメ
ータ型赤外線センサに適用した場合を説明する。ここ
で、ボロメータ型赤外線センサの構成は、従来技術の説
明で述ベた図6に示す構成と同様であるため、その説明
は省略する。
【0040】図1(a)及び(b)は、それぞれ第1の
フォトマスク及び第2のフォトマスクの平面図である。
これら第1及び第2のフォトマスクはそれぞれ、ボロメ
ータ型赤外線センサ全体のボロメータを形成する第1及
び第2PR工程に用いる。なお、赤外線センサは、ウエ
ハ上に所定の個数だけ水平および垂直方向に繰り返し形
成される。
【0041】以下、フォトレジストとしてポジ型を用い
た場合の製造方法について説明する。
【0042】図1(a)に示す第1のフォトマスク1
は、領域2、領域3及び領域4の3つの領域から構成さ
れている。
【0043】領域2は、破線で示す受光部境界5に囲ま
れており、図6に示す赤外線センサの受光部51に対応
する領域である。この領域2では、受光部中の各画素の
ボロメータを形成するために、図7(b)に示すボロメ
ータパターン65が二次元的に繰り返し形成されてい
る。
【0044】この第1のフォトマスクを用いる第1PR
工程(図2(a)〜(d))では、ボロメータの材料と
なるボロメータ材料層102がボロメータパターンを残
すようにエッチングされ、ボロメータ106が形成され
る。
【0045】領域3は、図1(a)に示すように領域2
の周囲の領域であり、水平方向では左右に所定値h1
びh2、垂直方向では上下に所定値v1及びv2の幅を有
する領域である。この領域3では、上記の第1PR工程
においてボロメータ材料層102が完全に除去されるよ
うに、領域3全体が透明である。
【0046】領域4は、図1(a)に示すように領域3
の周囲の領域であり、赤外線センサの最外郭までの領域
である。この領域4は、上記の第1PR工程においてボ
ロメータ材料層102がエッチングされずに完全に残る
ように、領域4全体が遮光されている。
【0047】図1(b)に示す第2のフォトマスク2
は、図1(a)に示すマスクに対応して、領域7、領域
8及び領域9の3つの領域から構成されている。
【0048】領域7は、破線で示す受光部境界5に囲ま
れており、領域2に対応する領域である。この領域7で
は、この第2のフォトマスクを用いる第2PR工程にお
いて、第1PR工程で形成したボロメータ材料層102
がエッチングされないように、領域7全体が遮光されて
いる。ここでは、領域7と領域8は別々に説明したが、
第2のフォトマスクにおいて一つの遮光領域を形成して
いる。
【0049】領域8は、図1(a)に示すマスクの領域
3と同様に、領域7の周囲の領域であり、水平方向では
左右に所定値h1及びh2、垂直方向には上下に所定値v
1及びv2の幅を有する領域である。この領域8も、第2
PR工程においてボロメータ材料層102の下地の層が
エッチングされないように、領域8全体が遮光されてい
る。
【0050】領域9は、領域8の周囲の領域であり、赤
外線センサの最外郭までの領域であり、領域4に対応す
る領域である。この領域9は、第2PR工程において、
第1PR工程ではエツチングされずに残っていたボロメ
ータ材料層102が完全に除去されるように、領域9全
体が透明である。
【0051】なお、領域2の水平方向の幅h1及びh2
並びに垂直方向の幅v1及びv2は、受光部内のボロメー
タ材料層102のエッチングされる面積等により決定さ
れる値であり、この値については後述する。
【0052】また、上述では、ポジ型フォトレジストの
場合を示したが、ネガ型フォトレジストの場合にはフォ
トマスクの遮光部を反転させることにより実現可能であ
る。
【0053】さらに、PR工程に目ズレ量Δがある場合
には、ボロメータ材料層102が細線状(幅Δ)に残る
ことによるショート等が生じないように、領域8の幅h
1、h2、v1、v2をΔだけ小さくするとよい。ここで
は、例えばΔとして0.2μm程度小さくすることが好
ましい。
【0054】図2は、本発明の半導体装置の製造方法の
工程断面図である。ここでは、受光部のボロメータを形
成するための製造工程について、図6のA−A’断面を
模式的に示す。
【0055】まず、下地基板101上に、熱電素子であ
るボロメータの材料となるボロメータ材料層102を一
様に堆積する(図2(a))。ボロメータ材料として
は、例えばチタン又はチタンを主成分とする材料を用い
ることができる。
【0056】ここで、下地基板は、半導体基板上に例え
ば画素選択用スイッチ素子、水平スキャナ部および垂直
スキャナ部等の走査回路を構成する通常のMOSトラン
ジスタ回路などが形成されている。下地基板内では、M
OSトランジスタ回路等を形成するために各種の層を推
積して所定のパターニングを行い、シリコン酸化膜等を
堆積し、さらにアルミニウム又はアルミニウムを主成分
とするコンタクトや配線等が形成されている。さらに詳
しくは後述の図5の説明において述べる。
【0057】次に、図2(b)に示すように、ボロメー
タ材料層102の上に、第1のフォトレジスト103を
一様に塗布する。
【0058】続いて、第1のフォトマスク1を用いて、
第1のフォトレジスト103の露光および現像を行い、
図2(c)に示すように、受光部(領域2)においてフ
ォトレジスト103にボロメータパターンを形成する。
また、領域3においてはフォトレジスト103を完全に
除去し、領域4においてはフォトレジスト103を除去
せずに完全に残す。
【0059】次いで、上記のフォトレジスト103をマ
スクとして、ボロメータ材料層102に対して、例えば
プラズマエッチング等のエッチング処理を行い、その後
に第1のフォトレジスト103を除去する。その結果、
図2(d)に示すように、受光部(領域2)にはボロメ
ータ106が形成され、領域3ではボロメータ材料層1
02が完全に除去され、領域4ではボロメータ材料層1
02が完全に残っている。以上が第1PR工程である。
【0060】次に、図2(e)に示すように、第1PR
工程後の下地基板上に第2のフォトレジスト104を一
様に塗布する。
【0061】続いて、第2のフォトマスク2を用いて、
第2のフォトレジスト104の露光および現像を行い、
図2(f)に示すように領域9のフォトレジストを除去
する。
【0062】次いで、第2のフォトレジスト104をマ
スクとして、、ボロメータ材料層102に対して、例え
ばプラズマエッチング等のエッチング処理を行い、続い
て第2のフォトレジスト104を除去する(図2
(g))。ここでは、領域9のボロメータ材料層102
が完全に除去される。以上が第2PR工程である。
【0063】以上の第1及び第2PR工程により、受光
部ではボロメータ材料層102からボロメータが形成さ
れ、受光部の外周部ではボロメータ材料層102は完全
に除去された。また、受光部境界付近に形成されたボロ
メータ106bの幅は、設計値である幅a1(図7
(b))と等しく、受光部内のボロメータ106の幅は
均一であった。
【0064】上記の第1及び第2PR工程によれば、ボ
ロメータ形成時において受光部境界付近で現像およびエ
ッチング作用が弱まるという、いわゆる「マイクロロー
デング効果」を防止することができる。その理由は、従
来の方法では、受光部以外のセンサチップ全面のボロメ
ータ材料層を一度に除去していたのに対し、本発明の方
法では、この受光部の周囲に受光部境界から所定の幅だ
けボロメータ材料層が除去される領域3を設けて、一度
に除去される面積を従来より狭くしたためである。ここ
で、領域3の幅を調整することにより、境界付近の形成
されるパターン幅を制御することが可能である。このた
め、受光部内では所定の幅a1を有するボロメータを形
成できるため、ボロメータの抵抗値が均一となる。
【0065】図3に、本発明の製造方法により作製され
た半導体装置における、水平位置に対するボロメータの
抵抗特性を示す。水平位置は、図6のH−H’線に沿っ
て示している。図3中の水平位置H0、H1は受光部の左
右の境界である。
【0066】曲線Aは、本発明の製造方法により作製さ
れた半導体装置のボロメータの抵抗特性を示す。ここで
は、図1の領域3の水平方向の幅h1及びh2として、後
述する所定の値を用いた場合であり、受光部内のボロメ
ータ抵抗は均一である。
【0067】曲線Bは、図1において幅h1=h2=0
(領域3及び領域8が無い)として本発明と同様な工程
を実施した場合のボロメータの抵抗特性を示す。この場
合は、領域3及び領域8が無いため、受光部内の規則的
に配置されたパターンに比ベて、境界付近ではエッチン
グする領域が狭いために、マイクロローデング効果とは
逆に、受光部内部に比ベて境界付近では現像またはエッ
チング作用が相対的に強くなり、ボロメータの配線幅が
狭くなり、抵抗が増加する。特に境界に近いほどこの傾
向は強くなり、最大で約5%程度の抵抗の増加を生じ
る。
【0068】曲線Cは、従来の方法によりPR工程を実
施した場合のボロメータの抵抗特性である。この場合
は、前述したマイクロローデング効果により現像または
エッチング作用が相対的に弱くなり、境界付近のボロメ
ータの配線幅が広くなり、抵抗が減少する。特に境界に
近いほどこの傾向は強くなり、最大で約5%程度の抵抗
の減少を生じる。
【0069】ここで、曲線Aに示すように抵抗が受光部
内でほぼ均一となるための、第1のフォトマスク1の領
域3の幅h1、h2、v1及びv2の値は、画素中のボロメ
ータ画積の割合やウエハ上に形成される赤外線センサの
チップ間隔等にも依存するが、一例として図6において
は、1画素を約50μm角、ボロメータ幅を1〜10μ
m、ボロメータ間隔を0.5〜2μm、ボロメータの厚
さを500〜3000A、受光部の画素を水平方向およ
び垂直方向にそれぞれ数百画素、チップ間隔を1000
0〜20000μmとした場合には、50〜l600μ
mとするとよいことが実験により確認された。特に、ボ
ロメータ型赤外線センサにおいて、その画素サイズが2
0〜100μm角の場合にも、ほぼ上記の範囲にh1
2、v1及びv2を設定することで、均一な抵抗が得ら
れた。
【0070】幅h1、h2、v1及びv2の値が50μm以
上であれば、領域4、9の光受光部境界からの距離が十
分にあり、受光部内に比ベてその外周部のエッチング領
域3、8が十分にあるために、光受光部境界付近におい
てマイクロローデング効果とは逆に現像またはエッチン
グ作用が強くなることはなく、ボロメータの配線幅が狭
くなり抵抗が増加することはなく、抵抗が均一になる。
また、幅h1、h2、v 1及びv2の値が1600μm以下
であれば、エツチング領域3、8が広すぎることはな
く、マイクロローデング効果により配線幅が広くなり抵
抗が減少することはなく、抵抗が均一となる。
【0071】図3において、曲線A、B及びCが示すボ
ロメータ抵抗に差が生じはじめる水平位置H2及びH
3は、画素中のボロメータ面積の割合やウエハ上に形成
される赤外線センサのチップ間隔等にも依存するが、前
述の例では受光部境界から約500μm程度内側の水平
位置である。また、垂直方向も約500μm程度内側で
ある。なお、垂直位置に対するボロメータの抵抗特性も
図3と同様な傾向を示すため、図を省略している。
【0072】実施例2 図4(a)及び(b)は、それぞれ第1のフォトマスク
及び第2のフォトマスクの平面図である。これらの第1
及び第2のフォトマスクはそれぞれ、前記実施例1と同
様に、ボロメータを形成するために第1及び第2PR工
程に用いられる。本実施例の第1及び第2のフォトマス
ク(図4(a)及び(b))は、実施例1の第1及び第
2のフォトマスク(図1(a)及び(b))と比較し
て、受光部境界15の周囲の領域13の形状が異なって
いる。この領域13の形状に対応して、領域14、領域
18及び領域19の形状が異なっている。各領域のパタ
ーンは、形状が異なる以外は、図1(a)及び(b)に
示すものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0073】領域13は、受光部に対応する領域12の
4つの辺の外側にそれぞれ接する台形の形状をしてい
る。また、領域13は、水平方向では左右に所定値h3
及びh4、垂直方向では上下に所定値v3及びv4の幅を
有する。
【0074】このような形状を用いた理由は、次の通り
である。
【0075】受光部に対応する領域12の四隅付近は、
受光部の占める面積が小さく、この付近の領域13の現
像やエッチングにおいて現像液やエッチャントが消費さ
れる割合が高いため、従来のPR工程では現像およびエ
ッチング作用が特に弱くなり、パターンの均一性が特に
悪かった。このため、その付近の現像およびエッチング
作用を他の受光部境界付近と等しくなるように、第1P
R工程で除去される領域13を四隅付近では狭くするこ
とが必要である。そのためには、本実施例の領域13の
ように四隅に近づくにつれて幅が狭くなる形状が望まし
い。また、このような単純な形状にすると、パターン設
計が容易で、より好適である。
【0076】このような形状にすることで、受光部の境
界付近の現像およびエッチング作用の強さを、受光部内
部と等しくすることができ、受光部内のボロメータパタ
ーンを均一にすることができ、抵抗を均一にすることが
できる。
【0077】なお、受光部の周囲でボロメータ材料層1
02が完全に除去される領域13の形状は、本実施例の
形状や実施例1で示した領域3の形状に限らず、受光部
の周囲にあって受光部の境界付近の現像およびエッチン
グ作用の強さが受光部の内部と同じになるような形状で
あればよい。
【0078】実施例3 図5に、本発明の製造方法により作製したボロメータ型
赤外線センサの水平方向の断面図を示す。
【0079】本実施例のボロメータ型赤外線センサは、
半導体基板20上に、受光部のスイッチ素子や外周部の
垂直スキャナ部などの走査回路21が形成され、シリコ
ン酸化膜30を介して走査回路のゲート配線等の配線層
22が形成され、その上に、厚いシリコン酸化膜23が
形成されている。
【0080】受光部の各画素では、このシリコン酸化膜
23の内部に、所定の空洞29が形成されている。この
シリコン酸化膜23の上には、アルミニウム又はアルミ
ニウムを主成分とする材料等の導電性を有する材料から
なる配線層24等が形成されている。さらに、この配線
層の上には、例えばシリコン酸化膜のような層間絶縁膜
を形成することなく直接、熱電変換素子であるボロメー
タ26が、例えばチタン又はチタンを主成分とする材料
を用いて形成されている。さらに、この上にシリコン酸
化膜28が形成され、ボロメータ上には、赤外線の吸収
率をよくするために金属層27が形成されている。
【0081】本実施例のボロメータ型赤外線センサの受
光部の外周部では、シリコン酸化膜23上に垂直スキャ
ナ部などの周辺回路用の配線層25等が形成され、その
上にはシリコン酸化膜28が形成されている。
【0082】ここで、層間絶縁層を介さずに配線層24
とボロメータ26がこの順で形成されているのは、以下
の埋由による。
【0083】チタン又はチタンを主成分とする材料を用
いたボロメータ26の場合、ボロメータ材料層の形成後
に配線層を形成すると、配線の特性改善のための熱処理
等により、ボロメータ材料層の抵抗の温度係数が低下
し、ボロメータの感度が悪くなる。このため、ボロメー
タ材料層の形成の前に配線層を形成することが望まし
い。
【0084】また、厚さが約2μm程度の配線層24の
上に層間絶緑層を形成すると、配線パターン側面上の層
間絶縁層の傾斜がより急になり、この上に堆積されたボ
ロメータ材料層26は、その側面付近で段切れを生じて
電気的にオープン状態となり、画素からの信号が読み出
せなくなる虞がある。このため、ボロメータ材料層と配
線層との電気的接続を確実にするため、層間絶縁層を介
さずに形成することが望ましい。
【0085】また、配線層24の上に層間絶縁層を形成
すると、ボロメータと配線層を接続するためにコンタク
トを形成する必要があり、このコンタクトの形成によ
り、画素内の赤外線を吸収する受光領域が狭くなり(開
光率が小さくなり)、感度が低下する。これは特に画素
を微細化する場合に重要な問題となる。このため、感度
の低下を防止しながら微細化を実現するには、配線層上
にボロメータを直接に形成することが望ましい。
【0086】以上の埋由により、図5に示すように層間
絶縁層を介さずにボロメータ26と配線層24が形成さ
れているボロメータ型赤外線センサの製造において、そ
れぞれ第1及び第2のフォトマスクを用いる第1及び第
2のPR工程を有する本発明の製造方法は好適である。
【0087】本発明の製造方法をボロメータ型赤外線セ
ンサのボロメータの形成に適用することで、受光部内の
ボロメータを均一に形成でき、ボロメータの抵抗値を均
一にすることができる。このため、ボロメータ型赤外線
センサの検出回路のゲインを高くすることができ、S/
N比を向上することが可能となる。
【0088】また、受光部面内のボロメータ抵抗の不均
一性を補正するための特殊な回路が不要となり、例えば
抵抗バラツキ補正回路等が不要となり、赤外線センサ装
置の回路が簡単なものになり、装置の小型化、低消費電
力化が可能となる。
【0089】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、従来のようにダ
ミーパターンを形成しなくても、所定領域内において規
則的な所要パターンを均一に形成することができる。こ
のため、例えばボロメータ型赤外線センサにおいては、
受光部面内でボロメータの抵抗値を均一にすることがで
きる。
【0090】その埋由は、ボロメータ等の所要パターン
の形成におけるPR工程を2段階で行い、第1のフォト
マスクを用いた第1PR工程において、受光部の周囲に
形成されるボロメータ材料層を一度に除去する領域を適
度に狭くなるように調整することによって、従来の技術
において生じていた受光部境界付近での現像およびエッ
チングの作用が弱まるという、いわゆる「マイクロロー
デング効果」を防止できるためである。
【0091】第2の効果は、ボロメータ型赤外線センサ
の製造に本発明の製造方法を用いることにより、検出回
路のゲインを高くすることができる。このため、ボロメ
ータ型赤外線センサのS/N比を向上することできる。
【0092】その理由は、従来技術では受光部内の抵抗
が不均一なため、ゲインを高くすると検出回路のダイナ
ミックレンジを超えてしまい、ゲインの増加により検出
感度を充分に高くすることができなかったが、本発明に
よればボロメータの抵抗が均一になるため、検出回路の
ゲインを高くすることができる。
【0093】第3の効果は、受光部面内のボロメータ抵
抗の不均一性を補正するための特殊な回路が不要とな
る。このため、例えば抵抗バラツキ補正回路等が不要と
なり、赤外線センサ装置の回路が簡単なものとなり、装
置の小型化、低消費電力化が可能となる。
【0094】その理由は、本発明の製造方法によれば、
受光面のボロメータ抵抗が均一になるため、抵抗の補正
が不要になるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法に用いるフォト
マスクの平面図である。
【図2】木発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図3】本発明の半導体装置における、水平位置に対す
るボロメータ抵抗の特性図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法に用いるフォト
マスクの平面図である。
【図5】本発明の半導体装置の断面図である。
【図6】ボロメータ型赤外線センサの説明図である。
【図7】従来の製造方法に用いるフォトマスクの説明図
である。
【図8】従来の半導体装置の製造方法の工程断面図であ
る。
【符号の説明】
1、11 第1のフォトマスク 2、3、4、7、8、9、12、13、14、17、1
8、19、62、63領域 5、15、64 受光部境界 6、16 第2のフォトマスク 20 半導体基板 21 走査回路 22、24、25 配線層 23、28、30 シリコン酸化膜 26、56、106、106b、206、206b ボ
ロメータ 27 金属層 29 空洞 50 赤外線センサ 51 受光部 52 水平スキャナ部 53 垂直スキャナ部 54 信号出力部 55 画素 57、58 配線 61 フォトマスク 65 ボロメータパターン 101、102 下地基板 102、105、202 ボロメータ材料層 103 第1のフォトレジスト 104 第2のフォトレジスト 203 フォトレジスト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ上の第1の層上に、第1の
    フォトレジストを一様に塗布する工程、この第1のフォ
    トレジストに第1のフォトマスクを用いて所要パターン
    の露光を行い現像処理する工程、この第1のフォトレジ
    ストを用いて第1の層をエッチングする工程、第2のフ
    ォトレジストを一様に塗布する工程、この第2のフォト
    レジストに第2のフォトマスクを用いて所要パターンの
    露光を行い現像処理する工程、この第2のフォトレジス
    トを用いて第1の層をエッチングする工程を有する半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1のフォトマスクが、第1の層に規則
    的に所要パターンが形成される第1の領域と、この第1
    の領域の周囲で所定の幅を持ち且つ第1の層が完全に除
    去される第2の領域と、この第2の領域の周囲で第1の
    層が除去されずに完全に残る第3の領域とに分けるよう
    なパターンを有するマスクであり、第2のフォトマスク
    が、第1の領域および第2の領域では第1の層が除去さ
    れずに完全に残り、かつ第3の領域では第1の層が完全
    に除去されるようなパターンを有するマスクである請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2の領域の幅が、50〜l600μm
    である請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1の層が熱電変換材料からなる請求項
    2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の層が、その下に層間絶縁層を介さ
    ず直接に、導電性を有する第2の層の上に形成されてい
    る請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1の層がチタン又はチタンを主成分と
    する材料からなり、第2の層がアルミニウム又はアルミ
    ニウムを主成分とする材料からなる請求項5記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項に記載の製
    造方法により作製された半導体装置。
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