JPH11314230A - ヘッドレストの製造方法 - Google Patents
ヘッドレストの製造方法Info
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- JPH11314230A JPH11314230A JP10137707A JP13770798A JPH11314230A JP H11314230 A JPH11314230 A JP H11314230A JP 10137707 A JP10137707 A JP 10137707A JP 13770798 A JP13770798 A JP 13770798A JP H11314230 A JPH11314230 A JP H11314230A
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Abstract
有する表皮に、パッドを一体発泡してなるヘッドレスト
において、開口部に閉口部材を設けずに、パッド成形用
の発泡液の外部への漏出を防止することである。 【構成】袋状に縫製した表皮(C)の開口部(A)よ
り、内部に差し込む注入ノズル(1)に引掛突起(2)
を設け、表皮(C)内に差し込んだ注入ノズル(1)を
差し込み方向と逆方向に引くことにより、表皮(C)の
開口部(A)から内部に向けて延設した舌片(40)で
開口部(A)を塞いだ後、注入ノズル(1)から表皮
(C)内に発泡液を注入することを特徴とする。
Description
ッドレスト、詳しくは、袋状に縫製した表皮内にパッド
を一体に発泡して成形するヘッドレストの製造方法に関
する。
た表皮の開口部より内部にU字状に折曲されているステ
ーを装着した後、表皮内に発泡液を注入してパッドを表
皮と一体に成形してなるものがある。
への漏出を防止するために、開口部から袋状の内方に表
皮の端縁を延設してなる一対の舌片を設け、この舌片間
に筒状フィルムを挟み、この筒状フィルム内にパッド発
泡用の発泡液注入用の注入ノズルを差し込んで、パッド
を表皮と一体に発泡成形している(例えば、特公平6ー
45149号公報、特開平7ー31759号公報)。
によると、パッドを発泡成形後、筒状フィルムを表皮よ
り切離する必要があり、その作業性が悪いし、切離する
際に、表皮を損傷する虞れもある。そこで、本発明は斯
様な従来方法による不具合を除去することを目的とす
る。
めの本発明に係るヘッドレストの製造方法は、袋状に縫
製した表皮にパッド成形用の発泡液を注入することによ
り、パッドを表皮と一体発泡成形してなるヘッドレスト
において、前記発泡液注入用の注入ノズルにおける表皮
内に差込まれる部分に引掛突起を設け、注入ノズルを表
皮内に差込後、差込み方向に対して逆方向に引くことに
より、引掛突起により表皮に設けたステー挿入用の開口
部を開口部より内側に設けた舌片で塞ぎ、開口部からの
発泡液の漏出を防止することを特徴とするものである。
口部材を設ける必要がない。
口部の左右両端縁に舌片A、Bを延設し、一方の舌片A
は他方の舌片Bに対して表皮の内部方向への全長を長く
形成し、舌片Aにおける舌片Bの先端縁に対応する個所
に、前記注入ノズルの注入孔を開孔し、前記注入ノズル
の表皮内に差込まれる先部外周には、引掛突起を設けて
注入ノズルを差込み方向と逆方向に引くことにより、引
掛突起で舌片Aを舌片Bの先端部に接合させた後、注入
ノズルより表皮内に発泡液を注入することにより、舌片
Aが発泡液の発泡圧力によって舌片Bを巻き込み開口部
を完全に塞ぐことができる。
づいて説明する。図1は本発明方法によってパッド発泡
成形用の発泡液を注入ノズル(1)より袋状に縫製した
表皮(C)内に注入する状態を示す。表皮(C)を構成
する底布(3)(4)間に開口部(A)を有し、この開
口部(A)よりU字状に折曲されたステー(S)を装着
して底布(4)に開孔した通孔よりステー(S)の脚部
を外部に突出している。
と、この表皮材の裏面に一体に止着したウレタンフォー
ムのスラブ材からなるワディングと、このワディングの
外面に一体に有するワディングカバー及びワディングと
からなる積層体から構成されている。
に向けて舌片A(40)、舌片B(30)が延設され、
舌片A(40)は舌片B(30)に対して内部方向に長
く形成され、舌片B(30)に対して長い先部を突片
(41)とする。
ズル(1)の注入孔(41A)が開孔され、この注入孔
(41A)より注入ノズル(1)が表皮(C)内に差し
込まれる。
(1)を差し込み方向と逆方向に引くことにより、注入
ノズル(1)の表皮(C)内に差し込まれた先部外周に
有する引掛突起(2)が突片(41)の基端側を舌片B
(30)の先端部に接合するように構成されている。な
お、図中(10)は注入ノズル(1)に設けた漏斗状の
注入器を示す。
示し、舌片A(40)、舌片B(30)は両端が一体に
縫糸(34)によって縫着され、相互に接合して開口部
(A)がパッド発泡成形用の発泡液が漏出することがな
いようにしている。
ッドレストの製造方法を示す。本発明に使用する注入ノ
ズル(1)は図5に示すように、先部外周に引掛突起
(2)を有するもので、この引掛突起(2)の先方に発
泡液の吐出部(1A)を有する。
1A)の内径に対して大径の外径を有するもので、表皮
(C)内による差し込んだ注入ノズル(2)の引込みに
よって、突片(41)を舌片B(30)の先端に接合し
て舌片A(40)と舌片B(30)の間に間隙が生じな
いようにするものであれば、図示するものに限定される
ものでない。
の注入孔(41A)から差し込み後、注入ノズル(1)
を表皮(C)内から引き抜きできるように、注入孔(4
1A)を有する突片(41)は、前述の如くワディング
などからなる弾性生地を使用している。
法を順に説明する。第3図Aは、表皮(C)内に注入ノ
ズル(1)を差し込んだ状態を示し、注入ノズル(1)
は開口部(A)から注入孔(41A)を通り、引掛突起
(2)が表皮(C)の内部に位置している。
と、図3Bに示すように突片(41)の基端が引掛突起
(2)によって舌片B(30)の先端部に接合し、突片
(41)が水平状に折曲する。そのため、舌片B(3
0)の先端部と舌片A(40)との間に間隙がなくな
り、発泡液(P1)がその間隙に入り込む余地がない。
この状態で、表皮(C)内に発泡液(P1)を注入す
る。
発泡液(P1)が上方に向けて発泡しながら移行する。
そのため、この発泡液(P1)の圧力で図3Cに示すよ
うに、水平状の突片(41)が舌片B(30)の内面側
に圧接して突片(41)と舌片B(30)との間に間隙
が生じない。そして、図3Dに示すように表皮(C)内
部全体に発泡してパッド(P)が成形される。
(2)と共に表皮(C)内から引き抜くと、図4に示す
ように開口部(A)から発泡液(P1)が全く漏出しな
いヘッドレストが成形される。
(A)に突片(41)付の舌片A(40)、舌片B(3
0)を設けることにより、発泡液(P1)の開口部
(A)からの漏出を防止しているが、舌片A(40)、
舌片B(30)を設けず、引掛突起(2)によって開口
部(A)を塞ぐ部材を開口部(A)の内部側に設けるよ
うにしてもよい。
を設けて、この引掛突起によって袋状に縫製した表皮の
開口部を塞いだ後、表皮内にパッド成形用の発泡液を注
入してパッドを発泡成形するので、表皮側に開口部を閉
口する閉口部材を設ける必要がない。
し、前記従来品の如き、発泡液注入後の作業が不要とな
る。しかも、引掛突起が表皮内からの抜け防止となり、
的確にパッドを発泡成形できる。
態を示す部分切欠斜視図である。
る。
る。
面図である。
部分切欠斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 袋状に縫製した表皮内にパッド成形用の
発泡液を注入することにより、パッドを表皮と一体発泡
成形してなるヘッドレストにおいて、 前記発泡液注入用の注入ノズルにおける表皮内に差込ま
れる部分に引掛突起を設け、注入ノズルを表皮内に差込
み後、注入ノズルを差込み方向に対して逆方向に引くこ
とにより、引掛突起により表皮に設けたステー挿入用の
開口部を開口部より内側に設けた舌片で塞ぎ、開口部か
らの発泡液の漏出を防止することを特徴とするヘッドレ
ストの製造方法。 - 【請求項2】 袋状に縫製した表皮内に発泡液注入用の
注入ノズルを差し込み、表皮内に発泡液を注入すること
により、パッドを表皮と一体に発泡成形してなるヘッド
レストにおいて、 前記表皮におけるステー挿入用の開口部の左右両端縁に
舌片A、Bを延設し、一方の舌片Aは他方の舌片Bに対
して表皮の内部方向への全長を長く形成し、舌片Aにお
ける舌片Bの先端縁に対応する個所に、前記注入ノズル
の注入孔を開孔し、 前記注入ノズルの表皮内に差込まれる先部外周には、引
掛突起を設けて注入ノズルを差込み後、差込方向と逆方
向に引くことにより、引掛突起で舌片Aを舌片Bの先端
部に接合させた後、注入ノズルより表皮内に発泡液を注
入することを特徴とする請求項2記載のヘッドレストの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13770798A JP3670840B2 (ja) | 1998-05-04 | 1998-05-04 | ヘッドレストの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11314230A true JPH11314230A (ja) | 1999-11-16 |
JP3670840B2 JP3670840B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
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- 1998-05-04 JP JP13770798A patent/JP3670840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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