JPH11312278A - 防災用監視システム - Google Patents

防災用監視システム

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Publication number
JPH11312278A
JPH11312278A JP10120809A JP12080998A JPH11312278A JP H11312278 A JPH11312278 A JP H11312278A JP 10120809 A JP10120809 A JP 10120809A JP 12080998 A JP12080998 A JP 12080998A JP H11312278 A JPH11312278 A JP H11312278A
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JP
Japan
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time
level
disaster prevention
dirt
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10120809A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ogawa
靖洋 小川
Osamu Tanaka
修 田中
Satoshi Ookage
聡 大景
Hideaki Takahashi
秀晃 高橋
Keishiro Tanaka
啓四郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防災受信機において、感知器の汚れレベルにな
った時刻を段階的に記憶しておき、これらの時刻から最
終段階の汚れレベルになる時期が分かるようにする。 【解決手段】防災受信機1は、感知器Sから受信するア
ナログ信号のレベルと、複数段階の所定の汚れ基準値と
を比較し、感知器Sの汚れレベルを段階的に判定する判
定手段13と、判定手段13が各段階の汚れレベルを新
たに判定する度に、そのときの時刻を記憶する第1の記
憶手段15と、第1の記憶手段15に記憶された各段階
の汚れレベルを判定した時刻を基に、次の段階の汚れレ
ベルを判定する時刻を予測する演算手段14と、演算手
段14が予測した時刻を記憶する第2の記憶手段16
と、第2の記憶手段16に記憶した時刻を記録する記録
手段17,18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災受信機におい
て感知器の汚れレベルが判定できる防災用監視システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】防災用監視システムにおいて用いられて
いる火災感知器には、煙濃度や環境温度を検知し、それ
らの監視データをアナログ信号として出力しているもの
(アナログ式感知器)があり、この感知器を接続した防
災受信機は、アナログ信号のレベルを所定の警報基準値
と比較し、アナログ信号のレベルが警報基準値を超えた
ときに、警報を出力するようにしている。
【0003】この防災受信機では、火災感知器から監視
データがアナログ入力されるので、警報基準値と比較す
る以外に、予報基準値や、防排煙機器などの連動が必要
になる連動基準値とも比較でき、アナログ信号のレベル
が高くなるにつれて、予報、火災発報、連動報といった
段階的な警報出力ができるようになっている。また、感
知器表面や内部のレンズなどが汚れたり、受光素子など
の検知素子が劣化したことも、受信するアナログ信号の
レベルと、設置当初のアナログ信号のレベルと比較する
ことで分かるようになっており、感知器の清掃や検知素
子の交換が必要になったときには、そのことが、管理者
に通知されるようになっている。
【0004】図8は、感知器の汚れレベルを防災受信機
で判定するようにした防災用監視システムの構成を示す
ブロック図である。防災受信機101は、多重伝送線L
を介して、各々にアドレス(1〜n)が割り付けられた
複数(n個)の感知器Sを接続しており、各感知器Sか
らアナログ信号を受信する。
【0005】防災受信機101は、各部を制御するCP
U110と、多重伝送を制御する伝送部111と、感知
器Sの汚れ感度を検出する汚れ検出部112と、この汚
れ検出部112が検出した汚れ感度と所定の汚れ基準値
とを比較し、感知器Sの汚れレベルを判定する汚れレベ
ル判定部113と、その判定した汚れレベルを記憶する
汚れレベル記憶部114と、表示・操作部115と、プ
リンタ116とを備えている。
【0006】通常、CPU110は、伝送部111によ
って各感知器Sを、そのアドレスを基に順に呼び出し、
返信されるアナログ信号によって、上述したように、火
災を判別し、その他の異常を判別している。また、汚れ
検出部112は、感知器Sの設置時のアナログ信号を基
に汚れを検出しており、汚れを検出すれば、汚れレベル
判別部113が、段階的に設けられた汚れ基準値と比較
して、汚れレベルを判定している。汚れレベルが判定さ
れると、そのレベル情報を汚れレベル記憶部114に記
憶する。
【0007】なお、汚れレベル判定部113が、最終段
階のレベルである判定したときには、その感知器Sのア
ドレスなどを、表示・操作部115の液晶画面などに表
示したり、プリンタ116から印字出力して、感知器S
の清掃を要求する。また、表示・操作部115において
所定のスイッチ操作がされたときには、汚れレベル記憶
部114に記憶されたすべてのレベル情報の一覧を、液
晶画面に表示したり、プリンタ116から印字出力す
る。この一覧を見ることによって、メンテナンス業者
は、汚れレベルが最終段階に近い感知器Sを判別する。
【0008】図9には、汚れレベル記憶部114の構成
例を示しており、感知器アドレスと汚れレベルとが対応
して設定されている。汚れレベルの一覧は、図示した内
容が編集されて、表示、印字出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
防災用監視システムでは、汚れレベルの一覧を表示、印
字出力して、汚れレベルが最終段階になるのが近い感知
器を認識しておくことができるが、その感知器の汚れレ
ベルが、いつ最終段階である清掃が必要となるレベルに
達するかが分からないため、清掃業務が円滑に実施でき
ていると言えなかった。
【0010】清掃が必要な時期が正確に分かるようにす
るためには、汚れレベルを細分化しておき、最終のいく
つか前の段階で、通知をするようにすればよいが、その
ようにしても、感知器が設置されている環境によって、
通知されてから実際に最終段階の汚れレベルになるまで
の時間にはバラツキがあり、また、処理が複雑になるた
め、有効な方法とは言えなかった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、防災受信機において、感知器の汚れレベルになっ
た時刻を段階的に記憶しておき、これらの時刻から最終
段階の汚れレベルになる時期が分かるようにした防災用
監視システムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明の請求項1に記載の防災用監視シス
テムでは、防災受信機は、感知器から受信するアナログ
信号のレベルと、複数段階の所定の汚れ基準値とを比較
し、感知器の汚れレベルを段階的に判定する判定手段
と、判定手段が各段階の汚れレベルを新たに判定する度
に、そのときの時刻を記憶する第1の記憶手段と、第1
の記憶手段に記憶された各段階の汚れレベルを判定した
時刻を基に、次の段階の汚れレベルを判定する時刻を予
測する演算手段と、演算手段が予測した時刻を記憶する
第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶した時刻を記
録する記録手段とを備える。
【0013】この防災受信機では、汚れレベルが各段階
になった時刻を基に、次の段階のレベルになる時刻を予
測するところに特徴がある。例えば、汚れレベルが3段
階になっている場合であれば、第2段階のレベルになっ
た時刻から、第1段階のレベルになった時刻を引き、そ
の間の期間を基に、第2段階から第3段階のレベルにな
るまでの期間を求め、第3段階のレベルになる時刻を予
測する。この予測した時刻が分かれば、前もって清掃の
計画を立てておくことができる。
【0014】なお、防災受信機の記憶手段による記録に
は、プリンタによる印字出力の他、画面表示も含んでい
る。請求項2では、防災受信機の演算手段は、最終段階
の汚れレベルを判定する時刻のみを予測することを特徴
とする。ここでは、最終段階である清掃が必要になる汚
れレベルになる時刻のみを予測している。
【0015】請求項3〜請求項5には、防災受信機の記
録手段が記録する時期について提案しており、請求項3
では、所定の操作をしたときに、第2の記憶手段に記憶
した時刻を記録する。例えば、メンテナンス業者が、定
期点検時にスイッチ操作をしたときなどに記録する。請
求項4では、演算手段が最終段階の汚れレベルを判定す
る時刻を予測したときに、自動的に、その予測した時刻
を記録する。請求項5では、所定の期間が経過すれば、
演算手段が予測した最終段階の汚れレベルを判定する時
刻になるときに、自動的に、その予測した時刻を記録す
る。
【0016】請求項6では、防災受信機は、記録手段に
よって記録するときの時刻と、演算手段が予測した時刻
とを基に、その間の期間を算出する算出手段を更に備
え、記録手段は、演算手段が予測した時刻とともに、又
は、演算手段が予測した時刻に代えて、算出手段が算出
した期間を記録することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面とともに説明する。図1は、本発明の構成の一
例を示したブロック図である。防災受信機1は、多重伝
送線Lを介して、各々に重複しないアドレス(1〜n)
が割り付けられた、複数(n個)の感知器Sを接続して
おり、各感知器Sからアナログ信号を受信する。
【0018】防災受信機1は、各部を制御するCPU1
0と、多重伝送を制御する伝送部11と、感知器Sの汚
れ感度を検出する汚れ検出部12と、この汚れ検出部1
2が検出した汚れ感度と所定の汚れ基準値とを比較し、
感知器Sの汚れレベルを判定する汚れレベル判定部13
と、汚れレベルを判定する時刻を予測する時刻予測部1
4と、汚れレベル判定部13が判定した汚れレベルを記
憶する汚れレベル記憶部15と、時刻予測部14が予測
した時刻を記憶する予測時刻記憶部16と、液晶画面と
操作スイッチなどで構成される表示・操作部17と、プ
リンタ18とを備えており、更に、2つの時刻からその
間の期間を算出する期間算出部19を備えている。
【0019】通常、CPU10は、伝送部11を介し
て、各感知器Sを、アドレスを基に順に呼び出して(ポ
ーリング)、返信されるアナログ信号によって、火災の
発生を判定し、その他の異常を判定している。また、汚
れ検出部12は、感知器Sを設置したときのアナログ信
号と、定期的に返信されるアナログ信号とを比較して、
感知器Sの汚れを検出しており、汚れを検出すれば、汚
れレベル判別部13が段階的に設けられた汚れ基準値と
比較して、汚れレベルを判定している。汚れレベルが判
定されると、そのレベル情報を汚れレベル記憶部15に
記憶する。
【0020】そして、汚れレベル判定部13が、最終段
階のレベルの判定したときには、その感知器Sのアドレ
スなどを、自動的に、表示・操作部17の液晶画面など
に表示したり、プリンタ18から印字出力して、感知器
Sの清掃を要求する。本発明では、判定手段である汚れ
レベル判定部13が、感知器Sから受信するアナログ信
号のレベルと、複数段階の所定の汚れ基準値とを比較
し、感知器Sの各段階の汚れレベルを新たに判定する度
に、そのときの時刻を、第1の記憶手段を構成する汚れ
レベル記憶部15に記憶するようになっている。
【0021】そして、演算手段を構成する時刻予測部1
4により、汚れレベル記憶部15に記憶された各段階の
汚れレベルを判定した時刻を基に、次の段階(1段階高
い)の汚れレベルを判定する時刻を予測する。例えば、
汚れレベルが3段階になっている場合であれば、第2段
階のレベルになった時刻から、第1段階のレベルになっ
た時刻を引き、その間の期間を基に、第2段階から第3
段階のレベルになるまでの期間を求め、第3段階のレベ
ルになる時刻を予測する。
【0022】また、汚れレベルが5段階になっている場
合であれば、第1段階と第2段階の各々のレベルになっ
た時刻から、第3段階のレベルになる時刻を予測し、第
3段階のレベルになったときには、第2段階と第3段階
の各々のレベルになった時刻から、第4段階のレベルに
なる時刻を予測するといったように、順に時刻を予測す
る。
【0023】更に、連続したレベルになった時刻から、
次段階のレベルになる時刻を予測することには限定され
ず、例えば、第1段階と第3段階の各々のレベルになっ
た時刻から、第5段階のレベルになる時刻を予測しても
よく、このような予測方法は、各段階のレベルを判定す
る複数の基準値の間隔や、時間と汚れ度合の関係を表す
汚れ特性や、感知器Sの設置環境などによって定められ
る。
【0024】また、時刻予測部14は、予測する基とな
るデータが揃った時点以外に、後述するような、予測時
刻を記録するときになってから、時刻を予測するように
してもよい。このようにして、次段階(あるいは、次段
階以降の段階)のレベルになる時刻が分かれば、前もっ
て段階的に、感知器Sの清掃について、長期間の計画を
立てておくことができる。予測した時刻と実際の時刻が
違っていれば、その差を補正値として、以降の予測に用
いることもできる。
【0025】なお、時刻予測部14は、最終段階の汚れ
レベルを判定する時刻のみを予測するようにしてもよ
い。すなわち、清掃が必要になる最終段階の汚れレベル
になる時刻のみを予測してもよく、このようにすれば、
清掃する時期が分かり、清掃業務を円滑に実施すること
ができる。時刻予測部14が予測した時刻は、第2の記
憶手段を構成する予測時刻記憶部16に記憶されてお
り、この記憶した予測時刻は、記録手段を構成してい
る、表示・操作部17の液晶画面などに表示したり、プ
リンタ18から印字出力することができる。
【0026】なお、このとき、汚れレベル記憶部15に
記憶した汚れ発生時刻も記録することができ、各段階の
レベルになった時刻から、清掃計画を立てることができ
る。また、汚れレベルの移行状態が、予測時刻も含めて
分かるので、この情報を蓄積しておけば、今後の商品開
発に活かすことができる。更に、汚れが発生しやすい、
又は、汚れの速度が速い環境を抽出することもできる。
【0027】以下には、予測した時刻を記録する時期に
ついて説明する。図2には、防災受信機1の外観を図示
しているが、表示・操作部17のうち、所定のスイッチ
17a(汚れ点検スイッチなど)を操作したときに、こ
の防災受信機1は、予測時刻記憶部16に記憶した時刻
をプリンタ18などから記録する。このスイッチ17a
は、メンテナンス業者が、半年毎などの定期点検時に操
作すればよい。記録された時刻を見たメンテナンス業者
は、各感知器Sが次段階の汚れレベルになる時刻が分か
る他、複数の感知器Sのうち、汚れレベルが最終段階に
近い感知器Sが、そのレベルになる時刻とともに分か
る。
【0028】なお、操作するスイッチ17aは、管理人
などが操作するものではなく、メンテナンス業者が操作
するものなので、通常は目にふれない場所に設けられて
いることが好ましく、例えば、受信機1の扉を開いて操
作するような位置に設けておけばよい。また、この防災
受信機1では、時刻予測部14が最終段階の汚れレベル
を判定する時刻を予測したときに、自動的に、その予測
した時刻を記録することもできる。これによれば、メン
テナンス業者がスイッチ操作などをしなくても、予測時
刻が表示、印字出力されるので、管理者にも各感知器S
の最終段階の汚れレベルになる時刻が分かり、その記録
がされたときに、前もってメンテナンス業者に清掃を依
頼しておくことができる。
【0029】更に、この防災受信機1では、所定の期間
が経過すれば、時刻予測部14が予測した最終段階の汚
れレベルを判定する時刻になるときに、自動的に、その
予測した時刻を記録することもできる。すなわち、感知
器Sが最終段階の汚れレベルになる時刻が近づいたとき
になってから予測時刻を記録する。管理者は、所定期間
後になれば清掃が必要になるな感知器Sが分かるので、
そのときにメンテナンス業者に清掃を依頼すればよい。
【0030】なお、予測した時刻を記録する時期は、上
記した他、例えば、1カ月毎などで定期的に自動記録す
るようにしてもよい。次に、図3(a)に汚れレベル記
憶部15の構成例を、図3(b)に予測時刻記憶部16
の構成例を、それぞれ示す。汚れレベル記憶部15に
は、感知器アドレスと汚れレベルに加えて、汚れ発生時
刻が対応して設定される。なお、ここでは、感知器アド
レスに対して、現在の汚れレベルとその汚れレベルが発
生した時刻のみを記憶しているが、新たに汚れレベルを
判定する度に、汚れレベルと汚れ発生時刻を順に記憶す
る構成にしてもよい。
【0031】一方、予測時刻記憶部16には、感知器ア
ドレスと汚れレベルと、その汚れレベルになると予測さ
れる時刻が設定される。なお、ここでは、感知器アドレ
スに対し、次段階の汚れレベルについてのみを記憶して
いるが、各段階の汚れレベルについて予測時刻を順に記
憶する構成にしてもよい。図4には、上記した防災受信
機1の動作をフローチャート(S100〜S107)で
示している。ここでは、汚れレベルは3段階に分けられ
ており、第2段階のレベルになったときに、第3段階の
レベルになる時刻を予測している。
【0032】汚れレベル判定部13が汚れレベルを判定
すると、それとともに、その汚れが発生した感知器Sの
アドレス(汚れ発生アドレス)と、そのときの時刻(汚
れ発生時刻)を判定する(S100)。判定した汚れレ
ベルが第1段階のレベルであれば、汚れレベル記憶部1
5(図3(a)参照)にデータを新規格納する(S10
1,S102)。また、判定した汚れレベルが第2段階
か第3段階のレベルであって、汚れレベル記憶部15に
同一の汚れ発生アドレス(感知器アドレス)が存在しな
い場合もデータを新規格納する(S103,S10
2)。
【0033】判定した汚れレベルが第2段階のレベルで
あって、汚れレベル記憶部15に同一の汚れ発生アドレ
スが存在する場合は(S103,S104)、汚れレベ
ル記憶部15にすでに格納されている該当の汚れ発生ア
ドレスの汚れ発生時刻と、今回の汚れ発生時刻の差分
を、時刻予測部14によって計算し(S105)、その
差分時間から汚れ発生予測時刻を判定して、この予測時
刻を、該当の感知器アドレス(汚れ発生アドレス)と次
の汚れレベル(第3段階)とともに、予測時刻記憶部1
6に格納する(S106)。そして、汚れレベル記憶部
15に格納されている該当の汚れ発生アドレスのデータ
(汚れレベルと汚れ発生時刻)を更新する(S10
7)。
【0034】また、判定した汚れレベルが第3段階のレ
ベルであって、汚れレベル記憶部15に同一の汚れ発生
アドレスが存在する場合は(S103,S104)、汚
れレベル記憶部15に格納されている該当の汚れ発生ア
ドレスのデータ(汚れレベルと汚れ発生時刻)を更新す
る(S107)。そして、自動的に、感知器Sの清掃が
必要になったことを表示・操作部17によって表示した
り、プリンタ18から印字出力する。
【0035】図5〜図7には、プリンタ18から印字出
力された記録紙の例を示している。ここでも、汚れレベ
ルは3段階に分けられており(レベル1、レベル2、レ
ベル3)、所定のスイッチ17aを操作して、記録紙P
1〜P3を出力するようになっている。図5の記録紙P
1には、感知器汚れ状態記録として、スイッチ操作をし
た日付dと、各レベルにある感知器Sのアドレスの一覧
とともに、感知器汚れレベル3推論結果として、現在レ
ベル2である各感知器Sが、レベル3になると予測され
る日付の一覧で記録している(a部分参照)。
【0036】図6の記録紙P2と図7の記録紙P3に
は、感知器汚れ状態記録として、スイッチ操作をした日
付dと、各レベルにある感知器Sのアドレスの一覧とと
もに、感知器汚れレベル3推論結果として、現在レベル
2である各感知器Sが、レベル3になるまでの期間を予
測して記録している(b,c部分参照)。このとき、算
出手段である期間算出部19が、プリンタ18によって
記録するときの時刻d(日付)と、時刻予測部14が予
測した時刻とを基に、その間の期間を算出しており、予
測した時刻に代えて、算出した期間を記録している。図
6はその期間を日数で表した場合であり(b部分)、図
7は月数で表した場合である(c部分)。なお、この期
間は、時刻予測部14が予測した時刻とともに記録する
ようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1〜請求項6に記載の防災用監視システム
では、防災受信機は、各段階の汚れレベルを新たに判定
する度に、そのときの時刻を記憶し、その時刻を基に、
次の段階の汚れレベルを判定する時刻を予測する。この
ようにして、次段階の汚れレベルになる時刻が分かれ
ば、前もって段階的に、感知器の清掃について、長期的
な計画を立てておくことができる。また、感知器の汚れ
の移行状態が分かるので、この情報を記憶しておけば、
汚れの傾向を考慮して、今後の商品開発に活かすことが
出来る。
【0038】特に、請求項2では、防災受信機は、最終
段階の汚れレベルを判定する時刻のみを予測するので、
清掃する時期のみが簡単に分かり、清掃業務を円滑に実
施できる。請求項3では、所定の操作をしたときに、次
段階の汚れレベルになる時刻を記録するので、定期点検
時に操作をすれば、各感知器について次段階の汚れレベ
ルになる時刻が分かる他、複数の感知器のうち、汚れレ
ベルが最終段階に近い感知器が、その時刻とともに分か
る。
【0039】請求項4では、最終段階の汚れレベルを判
定する時刻を予測したときに、自動的に、その予測した
時刻を記録するので、所定の操作をしなくても、予測時
刻が記録される。これによって、管理者は、各感知器に
ついて最終段階の汚れレベルになる時刻が分かり、前も
ってメンテナンス業者に清掃を依頼しておくことができ
る。
【0040】請求項5では、所定の期間が経過すれば、
予測した時刻になるときに、自動的に、その予測した最
終段階の汚れレベルになる時刻を記録するので、その予
測時刻に近づいたときに、清掃が必要な感知器が分か
り、管理者は、そのときにメンテナンス業者に清掃を依
頼すればよい。請求項6では、感知器の汚れレベルが次
段階になるまでの期間が記録されるので、次段階になる
時期がわかりやすく、感知器の清掃計画が立てやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災用監視システムの構成の一例を示
すブロック図である。
【図2】防災受信機の外観の示す図である。
【図3】汚れレベル記憶部と予測時刻記憶部の構成例を
示す図である。
【図4】防災受信機の動作の一例を示すフローチャート
である。
【図5】防災受信機のプリンタ出力の例である。
【図6】防災受信機のプリンタ出力の例である。
【図7】防災受信機のプリンタ出力の例である。
【図8】従来の防災用監視システムの構成の一例を示す
ブロック図である。
【図9】従来の汚れレベル記憶部の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 防災受信機 10 CPU 13 汚れレベル判定部 14 時刻予測部 15 汚れレベル記憶部 16 予測時刻記憶部 17 表示・操作部 18 プリンタ 19 期間算出部 S 感知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 秀晃 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田中 啓四郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災受信機に、煙濃度や環境温度などの監
    視データをアナログ信号として送出する感知器を接続し
    て構成され、上記防災受信機は、感知器から受信したア
    ナログ信号のレベルが、所定の警報基準値を超えたとき
    に、警報を出力する構成になっている防災用監視システ
    ムにおいて、 上記防災受信機は、 上記感知器から受信するアナログ信号のレベルと、複数
    段階の所定の汚れ基準値とを比較し、感知器の汚れレベ
    ルを段階的に判定する判定手段と、 上記判定手段が各段階の汚れレベルを新たに判定する度
    に、そのときの時刻を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1の記憶手段に記憶された各段階の汚れレベルを
    判定した時刻を基に、次の段階の汚れレベルを判定する
    時刻を予測する演算手段と、 上記演算手段が予測した時刻を記憶する第2の記憶手段
    と、 上記第2の記憶手段に記憶した時刻を記録する記録手段
    とを備えた防災用監視システム。
  2. 【請求項2】上記防災受信機の演算手段は、最終段階の
    汚れレベルを判定する時刻のみを予測することを特徴と
    する請求項1に記載の防災用監視システム。
  3. 【請求項3】上記防災受信機の記録手段は、所定の操作
    をしたときに、上記第2の記憶手段に記憶した時刻を記
    録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    防災用監視システム。
  4. 【請求項4】上記防災受信機の記録手段は、上記演算手
    段が最終段階の汚れレベルを判定する時刻を予測したと
    きに、自動的に、その予測した時刻を記録することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の防災用監視シス
    テム。
  5. 【請求項5】上記防災受信機の記録手段は、所定の期間
    が経過すれば、上記演算手段が予測した最終段階の汚れ
    レベルを判定する時刻になるときに、自動的に、その予
    測した時刻を記録することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の防災用監視システム。
  6. 【請求項6】上記防災受信機は、上記記録手段によって
    記録するときの時刻と、上記演算手段が予測した時刻と
    を基に、その間の期間を算出する算出手段を更に備え、 上記記録手段は、上記演算手段が予測した時刻ととも
    に、又は、上記演算手段が予測した時刻に代えて、上記
    算出手段が算出した期間を記録することを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれかに記載の防災用監視システ
    ム。
JP10120809A 1998-04-30 1998-04-30 防災用監視システム Pending JPH11312278A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10120809A JPH11312278A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 防災用監視システム

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