JP7296860B2 - 監視制御装置およびこれを用いた広域監視制御システム - Google Patents

監視制御装置およびこれを用いた広域監視制御システム Download PDF

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本願は、監視制御装置およびこれを用いた広域監視制御システムに関するものである。
広域監視制御システムにおいては、故障予兆を検出し、予防保全を実現するために、故障予兆機能を持つ装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献2の監視制御統合装置においては、障害発生時の波及障害を通信装置でマスクして、監視制御装置へ通知している。これにより、主要因となる障害に係わるアラーム情報のみ検出可能としている。
WO2018/016098号公報(第6~7頁、第1図) 特開2009-296320号公報(第7~11頁、第1図)
河川情報システム等の広域監視制御システムにおいては、停電等により、ある特定の範囲の監視制御対象が一斉に異常となることがある。
このような場合、障害の主要因は、監視制御対象の異常ではなく、「Xエリアの停電」であり、特許文献1のように、学習により故障予兆を行なう場合においても、学習の対象外とする必要がある。
故障予兆を精度よく学習するためには、障害の主要因を精度よく判定する必要がある。
特許文献2の監視制御統合装置では、停電のように、ある特定の監視制御対象が一斉に異常となるような、広域の複数装置に跨って障害が波及する場合に、主要因を特定できないという問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、発生した障害が広域に及ぶ場合でも、障害の主要因を特定できる監視制御装置およびこれを用いた広域監視制御システムを提供することを目的とする。
本願に開示される監視制御装置は、監視制御対象から取得した監視制御情報の状態変化を検出する状態変化検出部、この状態変化検出部により検出された状態変化を履歴情報として保存する履歴情報保存部、監視制御対象の監視項目ごとに予め定義された、当該監視項目の接続情報および位置情報を含む定義情報を保存する定義情報保存部、履歴情報保存部に保存された状態変化の履歴情報について、監視項目ごとの定義情報を参照して、当該履歴情報の一定時間内に発生し、かつ当該履歴情報に関連する履歴情報を抽出し、当該履歴情報および抽出した履歴情報に基づいて、状態変化の主要因を判定する主要因判定部、この主要因判定部により判定された状態変化の主要因の情報を保存する主要因情報保存部を備え、状態変化の発生に応じて、対応する主要因を表示端末に表示し、主要因判定部は、当該履歴情報に関連する履歴情報の抽出に当たって、定義情報の内の接続情報および位置情報を各別に用い、予め決められた処理順で抽出処理を行うようにしたものである。




本願に開示される監視制御装置によれば、発生した障害が広域に及ぶ場合でも、障害の主要因を特定することができる。
実施の形態1による広域監視制御システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による広域監視制御システムにおける監視制御対象の構成例を示す図である。 実施の形態1による広域監視制御システムの全体の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1による広域監視制御システムの一次主要因算出処理を示すフローチャートである。 実施の形態2による広域監視制御システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態2による広域監視制御システムの全体の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2による広域監視制御システムの最適主要因算出処理を示すフローチャートである。 実施の形態3による広域監視制御システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態3による広域監視制御システムの全体の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1~実施の形態3による監視制御装置のハードウェア構成を示す図である。
実施の形態1.
実施の形態1の広域監視制御システムは、障害の時系列データと、障害発生した監視項目の位置情報および接続情報とを照らし合わせることで、主要因の可能性が高い障害の要因をユーザに提示するようにしている。
図1は、実施の形態1による広域監視制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、広域監視制御システム1は、監視制御の対象となる監視制御対象11と、この監視制御対象11を監視制御する監視制御装置12と、監視制御装置12による表示を行う表示端末13とで構成される。
監視制御装置12は、次のように構成されている。
対監視制御対象I/F部21(I/F:interface)は、監視制御対象11から監視制御情報を取得し、監視制御対象情報保存部51へ保存する。
状態変化算出部22(状態変化検出部)は、監視制御対象情報保存部51の更新をトリガに動作し、監視制御対象情報保存部51の状態が前回起動時から変化していた場合、状態変化情報を作成し、監視制御対象履歴保存部52へ保存する。
なお、監視制御対象情報保存部51の状態が前回起動時と同じであった場合、状態変化算出部22は、何もしない。
一次主要因算出部23(主要因判定部)は、監視制御対象履歴保存部52の状態変化情報の履歴データのうち、一定時間内に発生した障害を取得する。
また、監視制御対象定義保存部53から、監視項目の位置情報/設備情報/装置情報/接続情報を取得する。これら2つの取得した情報から、一定時間内に発生した障害をグルーピングし、それぞれの障害グループについて、主要因情報を付与して、一次主要因情報保存部54へ保存する。
監視制御対象情報保存部51は、対監視制御対象I/F部21によって取得された監視制御対象11の監視制御情報を保存する。
監視制御対象履歴保存部52(履歴情報保存部)は、監視制御対象情報保存部51の状態が前回起動時から変化していた場合に、状態変化算出部22によって作成された状態変化情報を履歴情報として保存する。
監視制御対象定義保存部53(定義情報保存部)には、監視制御対象11の監視項目の位置情報/設備情報/装置情報/接続情報が予め保存されている。
一次主要因情報保存部54(主要因情報保存部)は、障害グループごとの主要因情報と関連障害一覧情報とを保存する。
表示端末13は、主要因表示部24を有する。主要因表示部24は、一次主要因情報保存部54から、主要因情報と関連障害一覧情報を取得し、表示する。
図2は、実施の形態1による広域監視制御システムにおける監視制御対象の構成例を示す図である。
図2において、符号1、11~13は図1におけるものと同一のものである。
監視制御対象11には、後述する広域ネットワーク101と、集約装置201と、監視対象設備301とがある。
広域ネットワーク101は、後述する広域に跨る集約装置201および監視対象設備301から情報を収集するために、広域に跨る通信ネットワークである。広域ネットワーク101は、複数の伝送装置111から構成される。
集約装置201は、広域に点在する監視場所ごとに設置され、監視場所内の複数の監視対象設備301と通信し、情報の取得を行う。
監視対象設備301は、センサー等の監視項目、ゲートまたは照明等の制御項目を持つ現場設備であり、広域ネットワーク101または集約装置201を介して、監視制御装置12との間で情報のやり取りを行う。
次に、動作について説明する。
実施の形態1の広域監視制御システム1の全体の処理の流れについて、図3を用いて説明する。
まず、ステップS1において、対監視制御対象I/F部21は、監視制御対象11からの監視制御情報の受信を待つ。監視制御情報を受信した場合、監視制御対象情報保存部51へ受信した監視制御情報を書き込み、ステップS2へ進む。
次に、ステップS2において、状態変化算出部22は、監視制御対象情報保存部51の前回状態と今回状態とを比較し、状態変化が発生したかどうか判定する。状態変化が発生した場合、ステップS3へ進む。状態変化が発生しなかった場合、処理を終了する。
次に、ステップS3において、状態変化算出部22は、監視制御対象履歴保存部52へ監視項目を含む状態変化情報を書き込み、ステップS4へ進む。
次に、ステップS4において、一次主要因算出部23は、監視制御対象履歴保存部52と監視制御対象定義保存部53とから、必要な情報を取得し、状態変化を起こした障害の主要因を特定し、一次主要因情報保存部54へ主要因を含む情報を書き込み、ステップS5へ進む。
なお、ステップS4の処理内容については、詳細を後述する。
次に、ステップS5において、一次主要因情報保存部54から主要因と関連障害一覧情報を取得し、表示端末13へ表示する。
次に、図4を用いて、図3のステップS4に関する処理の詳細について説明する。
まず、ステップS41において、一次主要因算出部23は、監視制御対象履歴保存部52の更新を待つ。更新された場合、ステップS42へ進む。
次に、ステップS42において、一次主要因算出部23は、ステップS41の更新から、30秒前(閾値)までに発生した状態変化(障害)がないかどうか、監視制御対象履歴保存部52を探索する。一定時間内の状態変化がある場合は、ステップS43へ進む。ない場合は、ステップS49へ進む。
次に、ステップS43において、一次主要因算出部23は、ステップS41の更新から、30秒前までに発生した状態変化を、監視制御対象履歴保存部52から抽出する。その後、ステップS44へ進む。
次に、ステップS44において、一次主要因算出部23は、ステップS43にて抽出した状態変化した監視項目(以下、状態変化項目という。)について、監視制御対象定義保存部53の定義情報を取得する。監視制御対象履歴保存部52には、監視制御対象の監視項目を一意に識別可能な番号が、合わせて保存されており、当該番号をキーに監視制御対象定義保存部53を検索する。
次に、ステップS45において、一次主要因算出部23は、ステップS44にて抽出した状態変化項目の定義情報から、状態変化項目における接続情報の関連があるかどうか確認する。接続情報の関連がある場合は、ステップS47へ進む。ない場合は、ステップS46へ進む。
次に、ステップS46において、一次主要因算出部23は、ステップS44にて抽出した状態変化項目の定義情報から、状態変化項目における位置情報の関連があるかどうか確認する。具体的には、位置情報が1キロメートル(閾値)以内の項目があるかどうかを確認する。位置情報の関連がある場合は、ステップS48へ進む。ない場合は、ステップS49へ進む。
次に、ステップS47において、一次主要因算出部23は、ステップS45にて抽出された接続情報の関連がある状態変化項目同士をグループ化し、関連障害とする。当該関連障害において、監視制御装置12に一番近い監視項目の故障を主要因とする。その後、ステップS410へ進む。
次に、ステップS48において、一次主要因算出部23は、ステップS46にて抽出した位置情報の関連がある状態変化項目同士をグループ化し、関連障害とする。当該関連障害において、当該地区のエリア障害を主要因とする。その後、ステップS410へ進む。
次に、ステップS49において、一次主要因算出部23は、障害同士の関連性はないとみなし、各障害をそのまま主要因とする。関連障害は、主要因と同一障害のみとする。その後、ステップS410へ進む。
次に、ステップS410において、一次主要因算出部23は、主要因と関連障害一覧を、一次主要因情報保存部54へ書き込む。
なお、上述の実施の形態1の説明において、一定時間内に発生した状態変化(障害)の取得の閾値を30秒としたが、閾値はどのような値を設定してもよい。通常は、監視制御対象11内の機器同士の通信異常を検出するタイムアウト秒数+αとする。
また、上述の実施の形態1の説明において、位置情報の関連する距離の閾値を1キロメートルとしたが、閾値はどのような値を設定してもよい。通常は、監視制御対象11内の集約装置201の設置距離+αとする。
また、上述の実施の形態1の説明において、ステップS45、ステップS46では、接続情報、位置情報の関連を確認しているが、他の情報の関連を確認してもよい。この場合は、ステップS45、ステップS46と並列に、追加で確認したい関連の確認処理を追加する。
なお、上述の実施の形態1の説明において、ステップS45、ステップS46、ステップS45およびステップS46のない構成も取り得る。
この場合、ステップS47/ステップS48では、時系列の関連がある状態変化項目を全て関連障害として設定し、主要因には最初に検出した障害を設定するものとする。
実施の形態1によれば、障害の時系列データ、状態変化項目の位置情報、接続情報を参照することにより、主要因の可能性が高い要因をユーザに提示することができる。
これにより、主要因が外部要因で、障害の波及が広域に及ぶ場合にも主要因を提示できることから、機器故障のリカバリ時間を短縮することができる。
実施の形態2.
実施の形態2の広域監視制御システムは、過去の主要因学習結果を踏まえて、より主要因の可能性が高い要因を利用者に提示するようにした。
図5は、実施の形態2による広域監視制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図5において、符号1、11~13、21~24、51~54は図1におけるものと同一のものである。図5では、監視制御装置12に、後述する最適主要因算出部25と、主要因学習情報保存部55と、最適主要因情報保存部56とを設けている。また、表示端末13に、主要因判定部26を設けている。
最適主要因算出部25(学習済み主要因判定部)は、一次主要因情報保存部54の情報と、主要因学習情報保存部55の情報を基に、過去の学習データから、より主要因の可能性が高い要因を抽出し、最適主要因情報保存部56へ主要因と関連障害をまとめて保存する。
主要因学習情報保存部55は、過去の主要因学習の情報を保存している。
最適主要因情報保存部56(学習済み主要因情報保存部)は、より主要因の可能性の高い要因を、関連障害とともに保存している。
表示端末13の主要因判定部26は、一次主要因情報保存部54および最適主要因情報保存部56から主要因と関連障害の情報を取得し、表示端末13上に表示する。
主要因表示部24にて表示された主要因に誤りがあった場合、人がそれを判断して、監視制御装置12に伝える必要がある。表示端末13において、主要因判定部26は、人が主要因を入力するための機能であり、人により入力された主要因を、主要因学習情報保存部55へ保存する。
次に、動作について説明する。
実施の形態2の広域監視制御システム1の全体の処理の流れについて、図6を用いて説明する。
なお、ステップS1~ステップS5の処理は、図3における処理と同一の処理であるので、その説明を省略する。
図6では、ステップS5の後、ステップS6に進む。
以下に、ステップS6以降の流れについて説明する。
ステップS6において、主要因判定部26は、主要因表示部24にて表示された主要因および関連障害一覧が正しいかどうかを、人が判断した結果を受け取り、主要因学習情報保存部55へ保存する。その後、ステップS7に進む。
ステップS7において、最適主要因算出部25は、一次主要因情報保存部54および主要因学習情報保存部55から、必要な情報を取得し、最適主要因を特定し、最適主要因情報保存部56へ情報を書き込む。
このステップS7の処理の詳細については、後述する。
次に、図6のステップS7の処理の詳細について、図7を用いて説明する。
まず、ステップS71において、最適主要因算出部25は、一次主要因情報保存部54の更新を待つ。更新された場合、ステップS72へ進む。
次に、ステップS72において、最適主要因算出部25は、ステップS71の更新内容から、関連する情報を、主要因学習情報保存部55から探索する。このときの検索条件は、今回の事象に対する人の判断があるか、接続情報の一致があるか、位置情報の一致があるか、の3点とする。検索完了した場合、ステップS73へ進む。
次に、ステップS73において、ステップS72の検索結果で、今回の事象に対する人の判断があるかどうかを確認し、判断がある場合は、ステップS76へ進む。ない場合は、ステップS74へ進む。
次に、ステップS74において、ステップS72の検索結果において、接続情報の一致があるかどうかを確認し、ある場合は、ステップS77へ進む。ない場合は、ステップS75へ進む。
次に、ステップS75において、ステップS72の検索結果で、位置情報の一致があるかどうかを確認し、ある場合は、ステップS78へ進む。ない場合は、ステップS79へ進む。
次に、ステップS76において、ステップS72の検索結果において取得した、今回の事象に対する人の判断を、最適主要因に設定し、ステップS710へ進む。
次に、ステップS77において、ステップS72の検索結果において取得した、接続情報の一致する主要因学習情報について、一番多いパターンの主要因学習情報を、最適主要因に設定し、ステップS710へ進む。
次に、ステップS78において、ステップS72の検索結果において取得した、位置情報の一致する主要因学習情報について、一番多いパターンの主要因学習情報を、最適主要因に設定し、ステップS710へ進む。
次に、ステップS79において、関連する主要因学習情報は、ないとみなし、一次主要因をそのまま最適主要因に設定し、ステップS710へ進む。
次に、ステップS710において、最適主要因と関連障害一覧を、最適主要因情報保存部56に書き込む。
なお、上述の実施の形態2の説明において、ステップS5、ステップS6、ステップS5およびステップS6のない構成も取り得る。この場合、ステップS7では、過去の主要因と関連障害一覧を基に、最適主要因を算出する。
また、実施の形態2の説明において、ステップS74、ステップS75、ステップS74およびステップS75のない構成も取り得る。
また、実施の形態2の説明において、ステップS74およびステップS75では、一番数の多いパターンを最適主要因に設定したが、数の多さではなく、他のパラメータも加味して最適主要因を設定しても良い。例えば、機器またはパターンの重要度で重みづけを設定し、数と重みを掛け合わせた数値にて比較をしても良い。
実施の形態2によれば、過去の主要因学習結果を踏まえて、より主要因の可能性が高い要因を利用者に提示することができる。
実施の形態3.
実施の形態3の広域監視制御システムは、最適主要因を基に故障予兆情報を算出することで、より精度の高い故障予兆情報を利用者に提示するようにした。
図8は、実施の形態3による広域監視制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図8において、符号1、11~13、21~26、51~56は図5におけるものと同一のものである。図8では、監視制御装置12に、後述する故障予兆学習部27と、故障予兆学習情報保存部57と、故障予兆算出部28と、故障予兆情報保存部58とを設けている。また、表示端末13に、後述する故障予兆表示部29を設けている。
故障予兆学習部27は、監視制御対象情報保存部51に保存された監視制御情報と、最適主要因情報保存部56の最適主要因情報を基に、監視制御情報と故障情報の因果関係を学習し、故障予兆学習情報保存部57へ学習結果を、故障予兆学習情報として保存する。
故障予兆算出部28(故障予兆予測部)は、監視制御対象情報保存部51に保存された監視制御情報と、故障予兆学習情報保存部57の学習結果を基に、監視制御情報から故障予兆の将来予測を実施し、故障予兆情報保存部58へ予測結果(故障予兆情報)を保存する。
故障予兆学習情報保存部57は、故障予兆学習部27によって学習された監視制御情報と故障情報の因果関係の学習結果を保存する。
故障予兆情報保存部58は、故障予兆算出部28によって実施された、故障情報の将来予測の結果(故障予兆情報)を保存する。
表示端末13の故障予兆表示部29は、故障予兆情報保存部58から故障予兆情報を取得し、表示端末13上に表示する。
次に、動作について説明する。
実施の形態3の広域監視制御システム1の全体の処理の流れについて、図9を用いて説明する。
なお、図9のステップS1~ステップS7は、図6のステップS1~ステップS7の処理と同一であり、その説明を省略する。
図9では、ステップS7の後にステップS8に進む。
ステップS8において、故障予兆学習部27は、監視制御対象情報保存部51に保存された監視制御情報と、最適主要因情報保存部56に保存された最適主要因情報から、これらの情報間の因果関係を学習し、学習結果(故障予兆学習情報)を故障予兆学習情報保存部57へ書き込む。その後、ステップS9に進む。
ステップS9において、故障予兆算出部28は、監視制御対象情報保存部51に保存された監視制御情報と、故障予兆学習情報保存部57の故障予兆学習情報から、故障予兆を予測し、故障予兆情報保存部58へ予測した故障予兆情報を書き込む。
ステップS10において、故障予兆表示部29は、故障予兆情報保存部58から故障予兆情報を取得し、画面表示する。
実施の形態3によれば、最適主要因を基に故障予兆情報を算出することで、より精度の高い故障予兆情報を利用者に提示することができる。
なお、実施の形態1~実施の形態3の説明において、監視制御装置12における監視制御対象情報保存部51などの各保存部は、その実装方式を問わない。例えば、メモリなどにデータを置くだけでもよい。
また、実施の形態1~実施の形態3の説明において、監視制御装置12および表示端末13における状態変化算出部22などの各部(各保存部を除く)は、回路、装置、機器であってもよく、また、ステップ、手順、処理であってもよい。すなわち、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施しても構わない。
なお、監視制御装置12は、ハードウェアの一例を図10に示すように、プロセッサ1000と記憶装置1001から構成される。記憶装置は図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ1000は、記憶装置1001から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ1000にプログラムが入力される。また、プロセッサ1000は、演算結果等のデータを記憶装置1001の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本開示は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 広域監視制御システム、11 監視制御対象、12 監視制御装置、
13 表示端末、21 対監視制御対象I/F部、22 状態変化算出部、
23 一次主要因算出部、24 主要因表示部、25 最適主要因算出部、
26 主要因判定部、27 故障予兆学習部、28 故障予兆算出部、
29 故障予兆表示部、51 監視制御対象情報保存部、
52 監視制御対象履歴保存部、53 監視制御対象定義保存部、
54 一次主要因情報保存部、55 主要因学習情報保存部、
56 最適主要因情報保存部、57 故障予兆学習情報保存部、
58 故障予兆情報保存部、101 広域ネットワーク、111 伝送装置、
201 集約装置、301 監視対象設備、1000 プロセッサ、
1001 記憶装置

Claims (4)

  1. 監視制御対象から取得した監視制御情報の状態変化を検出する状態変化検出部、
    この状態変化検出部により検出された状態変化を履歴情報として保存する履歴情報保存部、
    上記監視制御対象の監視項目ごとに予め定義された、当該監視項目の接続情報および位置情報を含む定義情報を保存する定義情報保存部、
    上記履歴情報保存部に保存された上記状態変化の履歴情報について、上記監視項目ごとの上記定義情報を参照して、当該履歴情報の一定時間内に発生し、かつ当該履歴情報に関連する履歴情報を抽出し、当該履歴情報および抽出した履歴情報に基づいて、上記状態変化の主要因を判定する主要因判定部、
    この主要因判定部により判定された上記状態変化の主要因の情報を保存する主要因情報保存部を備え、
    上記状態変化の発生に応じて、対応する主要因を表示端末に表示し、
    上記主要因判定部は、当該履歴情報に関連する履歴情報の抽出に当たって、上記定義情報の内の接続情報および位置情報を各別に用い、予め決められた処理順で抽出処理を行うことを特徴とする監視制御装置。
  2. 監視制御対象から取得した監視制御情報の状態変化を検出する状態変化検出部、
    この状態変化検出部により検出された状態変化を履歴情報として保存する履歴情報保存部、
    上記監視制御対象の監視項目ごとに予め定義された位置情報および接続情報を含む定義情報を保存する定義情報保存部、
    上記履歴情報保存部に保存された上記状態変化の履歴情報について、上記監視項目ごとの上記定義情報を参照して、当該履歴情報の一定時間内に発生し、かつ当該履歴情報に関連する履歴情報を抽出し、当該履歴情報および抽出した履歴情報に基づいて、上記状態変化の主要因を判定する主要因判定部、
    この主要因判定部により判定された上記状態変化の主要因の情報を保存する主要因情報保存部、
    上記状態変化の主要因は表示端末で表示され、この表示された主要因に対する人による評価結果を主要因学習情報として保存する主要因学習情報保存部、
    上記主要因情報保存部に保存された主要因の情報から、上記主要因学習情報を参照して、学習済み主要因を判定する学習済み主要因判定部、
    この学習済み主要因判定部により判定された学習済み主要因の情報を保存する学習済み主要因情報保存部を備え、
    上記状態変化の発生に応じて、対応する学習済み主要因を上記表示端末に表示することを特徴とする監視制御装置。
  3. 上記監視制御情報および上記学習済み主要因の情報に基づき、情報間の因果関係を学習し、故障予兆学習情報を得る故障予兆学習部、
    この故障予兆学習部により得られた上記故障予兆学習情報に基づき、上記監視制御情報から故障予兆を予測する故障予兆予測部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の監視制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の監視制御装置、
    この監視制御装置の制御により、上記状態変化の発生に応じて、対応する主要因を表示する表示端末を備え、
    上記監視制御装置は、広域ネットワークを介して上記監視制御情報を取得することを特徴とする広域監視制御システム。
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Citations (4)

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