JP6530252B2 - リソース管理システム、及びリソース管理方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、リソース管理システム、及びリソース管理方法に関する。
既存の原子力発電プラントでは事故状態が急速に進展する場合がある。このような場合において、集約した情報を用いてより適切な対応手段を判断した上で、復旧作業を実行することは困難である。このため、重大事故発生時には、復旧作業に多大な労力を要する。例えば運転員やプラント指示者は現場の情報や作業進捗状況を把握するのに労力を要する場合や、関係者間で必要な情報共有が出来いな場合があり、このような場合、プラント情報の適切な把握や対応方針の適切な判断を迅速に行うことができない恐れがある。このため、プラント異常時にプラント異常の迅速かつ確実な認識を支援し、関係者間で必要な情報を共有できる監視及び表示システムが求められている。
特に、設備や機器の故障による異常状況を復旧させるためには、プラント指示者による対応計画に基づく一貫した管理の下で、必要な交換部品、この交換部品の交換にかかる作業時間、及び作業員などを速やかに把握し、復旧作業計画を策定する必要がある。
なお、工程管理を目的としたリソース管理に関する仕組みに関する技術が公開されている。しかし、この仕組みは、通常の定期的な点検をより計画的に実施するための技術であり、事故時のような迅速な対応を求められる事態を想定していない。
特開2014−203359号公報
既存の原子力プラントにおいては、故障した機器などの故障部位による異常事象が発生した場合、発見者、復旧指示を行う指示者、作業員へ作業指示などを行う保修スタッフ、現場作業などを行う作業員などで対応が行なわれている。ところが、この対応を行う場合に、人員間で連絡や報告を行う人的な作業のほかに、故障部位の交換候補物品を探すための確認作業、作業人員の確保及び手配といった作業が発生している。これでは、関係者間の連絡対応、及び作業対応に時間がかかってしまう。さらに、異常事象に対する対応計画全体の進捗を監視する仕組みが存在しておらず、対応計画の進捗状況についての確認や、関係者間でのこの進捗状況の共有が困難である。
また、重大事故時には単一の異常事象だけではなく、複数の故障部位による複数の異常事象が同時に発生することが想定されている。このため、プラントの機能を維持するためには、複数の異常事象に対応することが必要とされている。しかし、既存のシステムによる対応では、複数の異常事象に対する優先順位の判断、復旧計画の策定、情報の収集作業などに多くの人的負荷がかかると言われている。特に、故障部位により発生した異常事象では、機能を復旧させるための交換物品の十分な確保が困難である。このため、プラント運転計画の維持のために、正常に稼働中の他の設備内の物品を故障部位の交換物品として流用するといった臨機応変な対応が必要とされる。
そこで、本発明の実施形態は、このような点を考慮してなされたものであり、故障部位の交換候補物品をより適切に提供可能なリソース管理システムを提供することを目的とする。
本実施形態に係るリソース管理システムは、プラント保守作業を支援するリソース管理システムにおいて、
異常事象に対する対応計画表を有する計画管理画面の形成処理及び当該対応計画表への入力処理を行う計画管理部と、
前記対応計画表に入力された故障部位の復旧に使用可能な物品であって、当該故障部位と同仕様及び類似仕様の物品を、前記プラント内における物品それぞれに対応する仕様を記録した物品仕様データを記憶する設備仕様データベースから、前記故障部位の仕様に基づき抽出する類似仕様抽出部と、
前記プラントにおけるプラント状態としての異常段階に基づき、前記プラント内における物品それぞれに対してプラントの異常段階に応じた機能優先度を記憶する前記設備仕様データベースから、前記使用可能な物品それぞれに対して前記プラント状態に応じた機能優先度を得る異常段階判定部と、
前記使用可能な物品それぞれを前記機能優先度でソートし、当該ソート順に並べた前記使用可能な物品の情報を検出結果として検出する物品検出部と、を備え、
前記計画管理部は、前記検出結果に基づき、前記ソート順に並べた前記使用可能な物品を前記故障部位の交換候補物品として前記対応計画表を形成することを特徴とする。
本実施形態に係るリソース管理方法は、プラント保守作業を支援するリソース管理方法において、
異常事象に対する対応計画表を有する計画管理画面の形成処理及び当該対応計画表への入力処理を行う計画管理工程と、
前記対応計画表に入力された故障部位の復旧に使用可能な物品であって、当該故障部位と同仕様及び類似仕様の物品を、前記プラント内における物品それぞれに対応する仕様を記録した物品仕様データを記憶する設備仕様データベースから、前記故障部位の仕様に基づき抽出する類似仕様抽出工程と、
前記プラントにおけるプラント状態としての異常段階に基づき、前記プラント内における物品それぞれに対してプラントの異常段階に応じた機能優先度を記憶する前記設備仕様データベースから、前記使用可能な物品それぞれに対して前記プラント状態に応じた機能優先度を得る異常段階判定工程と、
前記使用可能な物品それぞれを前記機能優先度でソートし、当該ソート順に並べた前記使用可能な物品の情報を検出結果として検出する物品検出工程と、を備え、
前記計画管理工程は、前記検出結果に基づき、前記ソート順に並べた前記使用可能な物品を前記故障部位の交換候補物品として前記対応計画表を形成することを特徴とする。
本実施形態によれば、交換候補の物品をより適切に提供可能なリソース管理システムを提供することができる。
第1実施形態に係るリソース管理システムの構成を説明するブロック図。 設備仕様データベースに蓄積されているデータを示す図。 リソース管理データベースに蓄積されているデータを示す図。 リソース調整部にて実施される交換候補物品を提供する処理動作の流れを説明するフローチャートを示す図。 異常段階判定部で行われる異常段階判定処理の流れを説明するフローチャートを示す図。 類似仕様抽出部で行われる物品の類似仕様抽出処理の流れを説明するフローチャートを示す図。 物品検出部で行われる処理の流れを説明するフローチャートを示す図。 第2実施形態に係るリソース管理システムの構成を説明するブロック図。 計画管理データベースに蓄積されるデータついて説明する図。 対応計画表に割り当てられた計画番号を設備状態管理データ内の物品に自動で反映する処理の流れを説明するフローチャートを示す図。 第3実施形態に係るリソース管理システムの構成を説明するブロック図。 監視操作端末に表示される対応計画表の一例を示す図。 異常事象に対応する場合の流れを説明するフローチャートを示す図。 異常事象に対応する場合の流れを説明するフローチャートを示す図。 第4実施形態に係るリソース管理システムの構成を説明するブロック図。 第5実施形態に係るリソース管理システムの構成を説明するブロック図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るリソース管理システムは、故障部位の復旧に使用可能な物品を、プラント状態に応じた機能優先度に基づいてソートすることにより、この機能優先度の順に並んだ物品を交換候補物品として対応計画表を形成させて、交換候補物品をより適切に提供可能にしようとしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
図1乃至図3に基づいて、第1実施形態に係るリソース管理システム1の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るリソース管理システム1の構成を説明するブロック図である。この図1に示すように、本実施形態に係るリソース管理システム1は、リソース調整部100と、プラントデータベース120と、設備仕様データベース140と、リソース管理データベース160とを備えて構成されている。
リソース調整部100は、プラントの保守作業を支援する。本実施形態においては、このリソース調整部100は、計画管理部(入力部)180Aと、類似仕様抽出部200と、異常段階判定部220と、物品検出部240と、計画管理部(出力部)180Bとを備えて構成されているが、その詳しい内容は後述する。
プラントデータベース120には、プラント状態情報として、プラントの状態変化に関するプラントパラメータ、このプラントパラメータに基づく警報用のメッセージなどが時系列順に記録されている。
設備仕様データベース140には、プラント内における物品それぞれに対応する仕様、これら物品それぞれに対するプラントの異常段階に応じた機能優先度、及び類似物品を検索する場合に優先して用いられる仕様の情報などが記録されている。この機能優先度は、プラントの機能維持の優先度を示すものである。
また、プラント状態としてのプラントの異常段階は、例えば設計基準事故DBA(Design Base Accident)、シビアアクシデントSA1、SA2などに分類されている。すなわち、この異常段階は、損傷の程度の軽い方から、DBA、SA1、SA2、機能容器損傷以降などの4レベルに分類されている。なお、この設備仕様データベース140の詳細な構成は図2を用いて後述する。
リソース管理データベース160には、プラント内に存在する物品の設備状態などが蓄積されている。このリソース管理データベース160の詳細な構成は図3を用いて後述する。
監視操作端末10は、発見者、指示者、保修スタッフ、作業員などが監視及び操作できる位置に配置されている。この監視操作端末10は、例えばパソコンである。
上述したリソース調整部100における計画管理部(入力部)180Aは、発見者、指示者、保修スタッフ、作業員などのそれぞれが用いる監視操作端末10から出力された情報を読み込むものである。すなわち、この計画管理部(入力部)180Aは、入力された情報にしたがい、異常事象に対する対応計画表を有する計画管理画面の形成処理及びこの対応計画表への入力処理を行う。例えば、この計画管理部(入力部)180Aは、対応計画表の入力項目に関する発生日時、発生した異常の異常項目、発生した異常の内容、故障部位、及び作業計画などを監視操作端末10から読み込むものである。
類似仕様抽出部200は、対応計画表に入力された故障部位の復旧に使用可能な物品であって、この故障部位と同仕様及び類似仕様の物品を抽出する。すなわち、類似仕様抽出部200は、プラント内における物品それぞれに対応する仕様を記憶する設備仕様データベース140から、故障部位の仕様に基づき、故障部位の復旧に使用可能な交換候補物品を抽出する。例えば、これらの物品は、代替手段も含め交換物品リストとして抽出される。
異常段階判定部220は、プラントデータベース120に記録されているプラント状態情報を用いてプラント状態としてのプラントの異常段階を判定する。そして、この異常段階判定部220は、プラントの異常段階に基づき、類似仕様抽出部200が抽出した使用可能な物品それぞれに対して、プラント状態に応じた機能優先度を設備仕様データベース140から得るものである。
物品検出部240は、類似仕様抽出部200が抽出した使用可能な物品それぞれを対応する機能優先度でソートする。すなわち、この物品検出部240は、ソート順に並べたこれらの使用可能な物品の情報を検出結果として検出し、出力する。この場合、この物品検出部240は、他の対応計画表内で提供されている物品を検出結果から除いて出力する。
計画管理部(出力部)180Bは、この検出結果に基づき、ソート順に並べたこれらの使用可能な物品を故障部位の交換候補物品とする対応計画表を形成する。また、計画管理部(出力部)180Bは、この形成した対応計画表を有する計画管理画面を監視操作端末10に表示可能に出力する。すなわち、計画管理部(出力部)180Bは、対応計画表を有する計画管理画面の形成処理及び対応計画表を有する計画管理画面を監視操作端末10に表示可能に出力する。なお、本実施の形態においては、計画管理部(入力部)180Aと計画管理部(出力部)180Bとが計画管理部を構成している。
次に、図2に基づいて設備仕様データベース140に蓄積されているデータを説明する。図2は、設備仕様データベース140に蓄積されているデータを示す図である。この図2に示すように、設備仕様データベース140には、物品仕様データ12と、機能優先度データ14と、類似優先判定データ16とが蓄積されている。
物品仕様データ12には、プラントを形成している全ての機器について機器名称、TAGNO、機器系統、及び機器の特徴を示すN個の仕様が記録されている。なお、本実施の形態においては、機器を物品と呼ぶ場合がある。この機器は、例えば制御盤、電源盤、バッテリ、弁、基板などである。
機能優先度データ14には、物品仕様データ12に記録されている全ての物品それぞれに対して、予めプラント状態に応じた機能優先度が記録されている。この機能優先度として、例えばプラントの異常段階のレベルがDBAの場合にプラント内で使用される機器には1が割り振られ、一方、DBAの場合にプラント内で使用される可能性が低い機器には0が割り振られている。つまり、故障部位の交換に用いることが可能な物品には0が割り振られており、交換に使用することが困難である物品には1が割り振られている。
また、プラントの損傷の程度が一段重くなったSA1の場合、プラント内で使用される機器は、DBAの場合と異なっている。例えば、電源盤Bは、DBAの段階ではプラント制御に使用されるので、機能優先度として1が割り振られている。しかし、SA1の段階では、プラント制御に使用される可能性が低いので機能優先度として0が割り振られている。さらにまた、プラントの損傷の程度が重くなった特定容器損傷以降では、SA2の段階まで0が割り振られていた放水車に関する機器に、機能優先度として1が割り振られている。なお、機能優先度は、その優先度のレベルに応じて多値化してもよい。例えば、0、1、2、3、、などを機能優先度に割り振ってもよい。
類似優先判定データ16には、物品仕様データ12中の機器系統に対して優先される仕様の情報が優先キーとして記録されている。すなわち、機能優先度データ14には、類似判定処理時に優先される仕様の順位が、物品仕様データ12中の機器系統に関連づけられて記録されている。
次に、図3に基づいてリソース管理データベース160に蓄積されているデータを説明する。図3は、リソース管理データベース160に蓄積されているデータを示す図である。この図3に示すように、リソース管理データベース160は、設備状態管理データ18を蓄積している。
設備状態管理データ18は、プラント内に存在する物品の設備状態を管理するデータであって、交換候補物品の中から選択された物品に対して、対応計画表に割り当てられている計画番号が割り振られている。すなわち、作業が完了していない対応計画表に割り当てられている計画番号が、対応計画番号として割り振られている。また、この設備状態管理データ18には、プラント内に存在しているすべての物品の点検状態、前回の点検日、物品設置からの稼働時間を蓄積した累計稼働時間、バッテリの充電状態や機器の継続稼働保障時間のような予定残稼働時間、及び事象発生時の配置位置が記録されている。
以上が本実施形態に係るリソース管理システム1の全体構成の全体構成の説明であるが、次に、図4に基づいて、交換候補物品を出力するリソース調整部100の処理動作について説明する。図4は、リソース調整部100にて実施される交換候補物品を提供する処理動作の流れを説明するフローチャートである。
ここでは、保修スタッフが監視操作端末10を介して故障部位を入力部に入力した場合に、故障部位に対応する対応計画表を有する計画管理画面を介して、故障部位の交換候補物品リストを保修スタッフに提供する例を説明する。
図4に示すように、保修スタッフが操作する監視操作端末10から計画管理部(入力部)180Aを介して対応計画表に故障部位が入力される(ステップS10)。次に、異常段階判定部220は、プラントデータベース120から異常段階判定用のプラントパラメータを読み込む(ステップS12)。続いて、異常段階判定部220は、プラントパラメータに基づいてプラントの異常段階の判定を行うとともに、設備仕様データベース140から機能優先度データ14を読み込み、プラント異常段階に応じた機能優先度を抽出する。(ステップS14)。
次に、類似仕様抽出部200は、設備仕様データベースから物品仕様データ12と類似優先度判定データ12とを読み込む(ステップS16)。続いて、類似仕様抽出部200は、故障部位と同仕様の物品及び故障部位の代替手段となる類似物品を、故障部位の復旧に使用可能な物品として抽出する(ステップS18)。つまり、類似仕様抽出部200は、故障部位に対応する物品の機器系統に関連づけられている類似優先度判定データ内の優先キーに記録された仕様の情報を用いて、物品仕様データ12から類似物品を抽出する。続いて、類似仕様抽出部200は、検出結果を物品検出部240に出力する。
次に、物品検出部240は、異常段階判定部220が抽出したプラント異常段階に応じた機能優先度の中から、故障部位の復旧に使用可能な物品それぞれの機能優先度を読み込む(ステップS20)。続いて、物品検出部240は、これらの使用可能な物品に関して、読み込んだ機能優先度を用いてソートする(ステップS22)。続いて、物品検出部240は、リソース管理データベース160からこれらの使用可能な物品に関する管理データを読み込む(ステップS24)。
次に、物品検出部240は、読み込んだ管理データに基づいて、これらの使用可能な物品に関して、他の対応計画表との重複を判定する(ステップS26)。つまり、これらの使用可能な物品の中に、他の対応計画表に対応する番号が割り振られている物品があるか確認処理を行い、他の対応計画表に対応する番号が割り振られれている物品は他の計画と重複していると判定する。
続いて、物品検出部240は、ソート順に並べた使用可能な物品の中から重複判定された物品を除き、ソート順に並べたこれらの使用可能な物品の情報を検出結果として計画管理部(出力部)180Bに出力する(ステップS28)。すなわち、物品検出部240は、重複判定された物品を除いて、使用可能な物品の情報及びこれら使用可能な物品それぞれの機能優先度を計画管理部(出力部)180Bに出力する。
次に、計画管理部(出力部)180Bは、ソート順に並べた使用可能な物品を故障部位の交換候補物品として対応計画表を形成し、この対応計画表を有する計画管理画面を保修スタッフが操作する監視操作端末10に表示させる。保修スタッフは、この対応計画表から交換機器を決定し、処理を終了する(ステップS30)。このように、ソート処理した結果に対して他の対応計画表との割り当ての重複有無を判定し、対応計画表を有する計画管理画面を介して保修スタッフに交換候補物品リストを提供することができる。
次に、図5に基づいて異常段階判定部220で行われる異常段階判定処理の流れを説明する。図5は、異常段階判定部220で行われる異常段階判定処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、保修スタッフが監視操作端末10を介して故障部位を計画管理部(入力部)180Aに入力した場合に、故障部位の交換候補物品に対する機能優先度を抽出する例を説明する。
この図5に示すように、保修スタッフが監視操作端末10を介して故障部位を計画管理部(入力部)180Aに入力する(ステップS40)。次に、異常段階判定部220は、故障部位を計画管理部(入力部)180Aから読み込む(ステップS42)。続いて、異常段階判定部220は、プラントデータベース120から最新のプラントパラメータを読み込む(ステップS44)。
次に、異常段階判定部220は、読み込んだプラントパラメータを用いて予め指示者によって設定された条件式にしたがい、プラント状態がどの異常段階に該当するかを判定する(ステップS46)。例えば、一つのプラントパラメータが「直流主母線盤A:電源喪失」であることを示しており、他のパラメータが「直流主母線盤B:電源喪失」であることを示す場合、設定された条件式に従いSA1と判定される。さらに、例えば、読み込んだパラメータが「EHPCCW稼働」を示す場合、設定された条件式に従いSA2と判定される。なお、この異常段階は事故対応レベルと呼ばれる場合がある。
保修スタッフは、計画管理部(入力部)180Aを介してプラント状態を入力することも可能である。すなわち、プラント状態を変更したい場合、保修スタッフは、異常段階を計画管理部(入力部)180Aを介してプラント状態を入力する(ステップS48)。
次に、異常段階判定部220は、プラント状態の入力操作が行われているか判断する(ステップS50)。保修スタッフが入力操作を行っている場合(ステップS50:Yes)には、自動判定処理結果を入力操作で入力されたプラント状態に変更する(ステップS52)。一方で、保修スタッフが入力操作を行っていない場合(ステップS50:No)、及び上述のステップS52の後に、設備仕様データベース140から機能優先データを読み込む(ステップS54)。
次に、故障部位の復旧に使用可能な物品に対して、判定したプラント状態に対応した機能優先度を抽出する(ステップS56)。抽出した機能優先度及び判定したプラント状態は、物品検出部240へと出力され、異常段階判定処理を終了する(ステップS58)。これにより、プラント状態に応じたこれらの使用可能な物品の優先度を抽出し、復旧計画策定への反映を迅速に行うことが可能となる。なお、これらの使用可能な物品の情報は、類似仕様抽出部200から異常段階判定部220に入力してもよく、物品検出部240を介して異常段階判定部220に入力してもよい。また、これらの使用可能な物品の情報が異常段階判定部220に入力されない場合、全ての物品に対する機能優先度を物品検出部240へ出力してもよい。
次に、図6に基づいて類似仕様抽出部200で行われる物品の類似仕様抽出処理の流れを説明する。図6は、類似仕様抽出部200で行われる物品の類似仕様抽出処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、保修スタッフが監視操作端末10を介して故障部位を計画管理部(入力部)180Aに入力した場合に、故障部位の復旧に使用可能な物品を抽出する例を説明する。
この図6に示すように、類似仕様抽出部200は、故障部位を計画管理部(入力部)180Aから読み込む(ステップS60)。続いて、類似仕様抽出部200は、設備仕様データベース140から物品仕様データ12と類似優先度判定データ16とを読み込む(ステップS62)。
次に、類似仕様抽出部200は、故障部位に対応する物品と物品仕様データ12に記録される物品との間における互換性の計算を実施する(ステップS64)。つまり、この類似仕様抽出部200は、故障部位に対応する物品に対して物品仕様データ12に記録される機器系統の情報を取得し、この機器系統に関連付けられている優先キーの情報を類似優先度判定データから取得する。続いて、優先キーに記載される仕様を有する物品を物品仕様データ12から抽出し、優先キーとの適合状態に基づいて、互換性を数値化する計算を実施する。例えば、優先キー1に物品の仕様が適合すれば、2点を加算し、優先キー2に適合すれば、1.7点を加算するなど、適合する優先キーに割り振られた点数を加点して互換性を数値化する。
次に、類似仕様抽出部200は、物品別に割り振られたこの数値に基づいて物品のソート処理を行う(ステップS66)。つまり、この類似仕様抽出部200は、このソート処理の結果に基づき、一定以上の数値が算出された物品を、互換性の高い値を持つ物品として抽出する。続いて、この類似仕様抽出部200は、抽出した同仕様の物品及び類似仕様の物品をリスト化し、故障部位の復旧に使用可能な物品として検出部に出力し、類似仕様抽出処理を終了する(ステップS68)。これにより、故障部位の物品と全く同じ仕様の物品がプラント内に存在しない場合でも、代替手段として一定以上の互換性をもつ物品を自動で抽出し、保修スタッフを含む関係者に、情報を提供することができる。
次に、図7に基づいて物品検出部240で行われる処理の流れを説明する。図7は、物品検出部240で行われる処理の流れを説明するフローチャートである。ここでは、故障部位の復旧に使用可能な物品の抽出、及びの機能優先度の抽出が既に終了している例について説明する。
この図7に示すように、まず、物品検出部240は、異常段階判定部220から機能優先度に関する抽出結果を読み込み、類似仕様抽出部200から故障部位と同仕様の物品及び類似仕様の物品を故障部位の復旧に使用可能な物品として読み込む(ステップS70)。続いて、物品検出部240は、これらの使用可能な物品を対応する機能優先度でソートする(ステップS72)。すなわち、物品検出部240は、機能優先度の値が小さい順に使用可能な物品を並べる。
次に、物品検出部240は、リソース管理データベース160から設備状態管理データ18を読み込む(ステップS74)。続いて、物品検出部240は、ソートした使用可能な物品と設備状態管理データ18との紐付けを行う(ステップS76)。
次に、物品検出部240は、紐付けの処理時に、設備状態管理データ18にて計画管理番号が使用可能な物品に割り当てられているか否かを判定する(ステップS78)。割り当てらてられている場合(ステップS78:Yes)、物品検出部240は、使用可能な物品の中から計画管理番号が割り当てられている物品を除外する(ステップS80)。
一方で、計画管理番号が割り当てられていない場合(ステップS78:No)、及ぶ、上述のステップS80の後、物品検出部240は、ソート順に並べた使用可能な物品の情報を検出結果として計画管理部(出力部)180Bへ出力し、物品検出部240で行われる処理を終了する(ステップS82)。
これにより、故障部位に対して、プラント内で管理しているすべての物品から交換作業に使用可能である物品を抽出することが可能となる。このため、例えば従来の作業手順の中でおこなわれていた、設計図書上の仕様を参照しながら交換可能な交換物品を抽出するような、人手による抽出作業を排除することができる。さらにまた、並行して進行中の他の対応計画表中で選択された交換物品を重複して選択することが回避される。このように、監視操作端末10を操作して、対応計画表に入力された故障部位を基に、プラント状態に応じた機能優先度を反映した物品リストを自動表示するこが可能である。これにより、交換候補物品の検索にかかる時間を短縮できる。
以上のように本実施形態に係るリソース管理システム1によれば、物品検出部240が、故障部位の復旧に使用可能な物品それぞれをプラント状態に応じた機能優先度でソートするとともに、計画管理部180が機能優先度の順に並んだ復旧に使用可能な物品を交換候補物品とする対応計画表を形成することとした。これにより、交換候補物品をより適切に提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るリソース管理システムは、対応計画表中の交換候補物品から物品が選択された場合に、この対応計画表中の計画番号を選択された物品に割り振ることにより、計画番号が割り振られていない物品を他の異なる対応計画表中の交換候補物品として提供させて、交換候補物品が異なる対応計画表それぞれに重複して提供されることを回避しようとしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
図8は、第2実施形態に係るリソース管理システム1の構成を説明するブロック図である。この図8に示すように、本実施形態に係るリソース管理システム1は、第1実施形態に係るリソース管理システム1と比べると、リソース管理データベース160の替わりにリソース計画管理データベース260を備える点で相違している。
次に、図9に基づいてリソース計画管理データベース260に蓄積されるデータついて説明する。図9は、リソース計画管理データベース260に蓄積されるデータついて説明する図である。この図9に示すように、リソース計画管理データベース260は、設備状態管理データ18と、端末操作履歴データ22と、異常発生履歴データ24とを蓄積している。設備状態管理データ18は、リソース管理データベース160が有する設備状態管理データ18と同等である。すなわち、設備状態管理データ18は、プラント内に存在する物品の設備状態を管理するデータであって、交換候補物品の中から選択された物品に対して、対応計画表に割り当てられている計画番号が割り振られている。
端末操作履歴データ22には、各所に設置された複数の監視操作端末10から計画管理部(入力部)180Aへの操作内容と操作実施時間とが、履歴として時系列順に記録されている。また、異常発生履歴データ24は、プラントデータベース120が記録しているデータと同等である。すなわち、異常発生履歴データ24には、プラントの状態変化に関するプラントパラメータ、及びこのプラントパラメータに基づく警報用のメッセージが時系列順に記録されている。
次に、図10に基づいて、対応計画表に割り当てられた計画番号を設備状態管理データ18内の物品に自動で反映する処理について説明する。図10は、対応計画表に割り当てられた計画番号を設備状態管理データ18内の物品に自動で反映する処理の流れを説明するフローチャートである。ここでは、保修スタッフが監視操作端末10を操作し、故障物品に対する交換候補物品の中から復旧作業に用いる物品を選択する例を説明する。
この図10に示すように、保修スタッフが監視操作端末10を操作し、交換候補物品の中から復旧作業に用いる物品を選択する(ステップS90)。続いて、計画管理部(入力部)180Aは、選択された交換対象物品を読み込む(ステップS92)。
次に、計画管理部(入力部)180Aは、選択された交換対象物品に対応する対応計画表の計画番号をリソース計画管理データベース260の設備状態管理データ18に反映し、処理を終了する(ステップS94)。すなわち、計画管理部(入力部)180Aは、保修スタッフが物品を選択する操作を行っている対応計画表に対応する計画番号を設備状態管理データ18に反映する。このように、保修スタッフなどが監視操作端末10を操作して設備状態管理データ18の情報更新を行わずとも、設備状態管理データ18は自動で更新される。また、物品検出部240は、更新された設備状態管理データ18に基づき、計画番号が割り振られていない故障部位の復旧に使用可能な物品の情報を出力することが可能である。これにより計画管理部(出力部)180Bが、交換候補物品を異なる対応計画表それぞれに重複して提供することが回避される。
また、計画管理部(出力部)180Bは、端末操作履歴データ22における操作履歴と異常発生履歴データ24における異常発生履歴とに基づき、類似の対応計画表の策定の支援、及び策定した対応計画表の修正の支援を可能とする情報を出力する。
例えば、計画管理部は、対応計画表における異常項目に、保修スタッフなどが監視操作端末10を操作して「制御盤A」などの文字が入力された場合、端末操作履歴データ22の中から「制御盤A」に類似した操作履歴を検索する。続いて、計画管理部(入力部)180Aは、検索した「制御盤A」に類似した操作履歴の発生時刻に対応するプラントパラメータを異常発生履歴データ24の中から検索する。続いて、計画管理部は、検索したプラントパラメータの中から現状のプラントパラメータと類似するプラントパラメータを更に再検索する。そして、計画管理部は、再検索されたプラントパラメータに対応する対応計画表を監視操作端末10に参考表示する。
すなわち、この計画管理部(入力部)180Aは、過去に形成された対応計画表の中から「制御盤A」に類似する文字が入力された対応計画表で且つ類似したプラントパラメータが発生していた状態における対応計画表を検索し、参考表示する。この場合、現状の異常事象と類似した異常事象に対する対応計画表が表示される可能性が高い。このため、保修スタッフは、参考表示された対応計画表に記載された記載内容を参考にして、対応計画表の策定、及び策定した対応計画表の修正を行うことが可能である。
以上のように本実施形態に係るリソース管理システム1によれば、計画管理部(入力部)180Aが、交換候補物品の中から物品が選択された場合に、計画番号を設備状態管理データ18中の選択された物品に割り振るとともに、物品検出部240が設備状態管理データ18に基づき、計画番号が割り振られていない物品を故障部位の復旧に使用可能な物品として計画管理部(出力部)180Bへ出力することとした。これにより、これにより計画管理部(出力部)180Bが、交換候補物品を異なる対応計画表それぞれに重複して提供することを回避できる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るリソース管理システムは、複数の監視操作端末から対応計画表に情報の入力がされ、且つ情報が入力された対応計画表を、複数の監視操作端末に表示可能に出力させて、関係者間での情報共有をより適切に行おうとしたものである。以下、上述した第2実施形態と異なる部分を説明する。
図11は、第3実施形態に係るリソース管理システム1の構成を説明するブロック図である。この図11に示すように、本実施形態に係るリソース管理システム1は、第2実施形態に係るリソース管理システム1と比べると、センサー26と警報装置28とをさらに備える点で相違している。センサー26は、プラントパラメータをプラントデータベース120に出力する。また、警報装置28は、プラントパラメータをセンサー26から入力され、プラントパラメータに基づく警報用のメッセージを生成し、プラントデータベース120に出力する。
監視操作端末10は、発見者、指示者、保修スタッフ、及び作業者のそれぞれが監視及び操作できる位置に設置されれている。これにより、発見者、指示者、保修スタッフ、及び作業者それぞれに監視操作端末10を介してリソース調整部100から対応を通知する。すなわち、複数の監視操作端末10から計画管理部(入力部)180Aを介して対応計画表に情報の入力がされ、且つ情報が入力された対応計画表は、計画管理部(出力部)180Bを介してこれら複数の監視操作端末10に表示可能に出力される。
次に、図12に基づいて対応計画表について説明する。図12は、対応計画表の一例である。この図12に示されるように、対応計画表は、計画番号毎に記載欄が分けられて構成されている。すなわち、各欄のそれぞれが個別の対応計画表に対応する。また、各欄すなわち対応計画表のそれぞれは、計画番号、発生日時、異常項目、異常内容、関連警報、処置期限、影響評価、故障部位、交換候補物品、管理状態、現在位置、作業計画、作業予定、作業進捗、及び確認結果の各入力項目で構成されている。また、計画管理部(入力部)180Aは、この対応計画表のいずれかの項目に、新規に情報が入力された際に、計画番号の項目に計画番号を割り振るものである。
また、発生日時には、異常事象の発生日時が入力され、異常項目には、発生した異常の項目が入力され、異常内容には、異常の詳細内容が入力される。さらに、関連警報には、プラント設計データベース8内の異常発生履歴データ24から取り込んだ関連した警報用のメッセージが参照として入力可能である。
さらにまた、処置期限には、指示者によりプラント運転手順等と照らし合わせてた期限が入力され、影響評価には、保修スタッフにより異常発生に伴うプラント運転及び機能維持への影響が入力される。交換候補物品には、物品検出部240により抽出された交換候補物品がリスト化され表示される。
また、管理状態には、交換候補物品に表示された物品に対し、設備状態管理データ18の内の管理状態に関する情報が入力される。例えば、バッテリであれば充電時間、つまり残稼働時間等が管理状態として入力される。現在位置には、設備状態管理データ18から交換候補物品について取り込んだ、プラント内の配置位置が表示される。作業計画には、保修スタッフによる作業員に対する作業指示として、作業場所、対象設備、対象物品、必要人数、及び作業手順が保修スタッフにより入力される。作業予定には、保修スタッフからの作業指示に基づき作業開始予定時間と作業完了予定時間が作業員により入力される。作業進捗には、保修スタッフ又は作業員により、作業の進捗状況及び作業完了報告が入力される。結果確認には、指示者又は発見者により、事象発生箇所における復旧の確認を行ったことを示す情報が入力される。
このように、対応計画表への入力作業に対する権限や制限はなく、どの監視操作端末10からも同じ対応計画表に対して確認及び入力操作を行うことができる。また、対応計画表への入力操作の履歴は、端末操作履歴データ22として時系列順にリソース計画管理データベース260に蓄積される。この操作履歴は対応計画表とは別にリソース調整部100内の計画管理部(出力部)180Bを介して監視操作端末10にて確認することが可能である。
また、対応計画表は、関係者が必要な入力作業を実施後、次の対応を依頼したい対象者に対して通知する機能を持つ。例えば、計画管理部(出力部)180Bは、リソース管理データベース160に蓄積された端末操作履歴データ22に基づき、対応計画表の項目内で情報の変更があった箇所、または入力された項目の箇所を抽出する。続いて、計画管理部(出力部)180Bは、これらの項目に対して色替え等により強調して、対応者に対して識別可能な状態で通知する。
これらから分かるように、異常事象に対する対応において、計画管理部(入力部)180Aが形成する対応計画表の情報を共有し、発見者、指示者、保修スタッフ、作業者がプラントの異常発見から復旧及び修理を実行するものである。この場合、発見者は、発生日時、異常項目、異常内容、関連警報、及び確認の項目に関して入力処理を行う。すなわち、発見者は、事象の発見、指示者への異常事象の報告、復旧後の事象の確認、及び指示者へ確認結果の報告を行う。
また、指示者は、処置期限、及び確認結果の項目への入力処理を行う。すなわち、指示者は、異常事象に対する対応要否、事故状態における対応レベル設定の判断、処置期限の設定、及び保修スタッフへの対応指示を行う。この事故状態における対応レベルは、通常、重大事故等である。
さらにまた、保修スタッフは、影響評価、故障部位、作業計画、及び作業進捗への入力処理を行う。すなわち、保修スタッフは、異常事象に対するプラントへの影響評価、事象復旧までの作業計画策定、物品や人員の手配及び現場の復旧作業管理、交換部品や可搬設備といった物品の管理及び作業員への引き渡しを行う。
作業員は、作業予定、及び作業進捗への入力処理を行う。すなわち、作業員は、作業予定時間の報告、復旧作業及び作業結果の報告を行う。
次に、図13A及び図13Bに基づいて異常事象に対する対応処理について説明する。図13A及び図13Bは、異常事象に対する対応処理の流れを示すフローチャートである。まず、図13Aに示すように、センサー26が異常事象の発生を検知する(ステップS100)。センサー26の出力するプラントパラメータは警報装置28とプラントデータベース120とに入力される。また、このセンサー26の出力したプラントパラメータ及び警報装置28において発生した警報用のメッセージはプラントデータベース120を介してリソース管理データベース160に時系列順に記録される。
また、計画管理部(出力部)180Bは、センサー26の出力したプラントパラメータ及び警報装置28において発生した警報用のメッセージを各所に設置された監視操作端末10に表示することで、既存のプラント監視機能と並行して発生した異常事象の通知を行う(ステップS102)。続いて、発見者は、表示された通知に基づき、異常事象の確認を行うとともに、計画管理部(入力部)180Aを介して異常事象に関する事項を対応計画表内の関連項目に入力する(ステップS104)。これにより、異常事象に対する対応計画表の管理が計画管理部(入力部)180Aにより開始される。
次に、対応計画表内における関連項目の入力の完了後に、発見者は、指示者の監視操作端末10に対して計画管理部(出力部)180Bを介して通知を行う(ステップS106)。続いて、指示者は、この通知されたされた情報から異常事象を認識し把握した後、監視操作端末10を介して、処置期限を計画管理部(入力部)180Aに入力する(ステップS108)。続いて、計画管理部(出力部)180Bを介して保修スタッフの管理する監視操作端末10に対して対応依頼通知を行う(ステップS110)。続いて、監視操作端末10を介して通知を受けた保修スタッフは、通知内用から事象についてのプラント機能への影響評価、及び故障部位を計画管理部(入力部)180Aを介して対応計画表に入力する(ステップS112)。
保修スタッフは、対応方針、復旧見込み予定時間を想定した対応計画方針、及び復旧見込み予定時間などを含む作業計画を監視操作端末10に入力(ステップS114)し、計画管理部(入力部)180Aを介して対応計画表に入力する(ステップS116)。続いて、保修スタッフは、計画管理部(出力部)180Bを介して、発見者及び指示者の監視操作端末102に対して通知する(ステップS118)。
指示者は、保修スタッフからの監視操作端末10を介した復旧見込み計画の通知に応じ(ステップS120)、復旧見込みに問題ある場合に(ステップS120:No)、指示者により復旧見込み計画の見直しを示す情報を計画管理部(出力部)180Bを介して保修スタッフの監視操作端末10に通知する(ステップS122)。そして、ステップS116に戻る。一方、復旧見込みに問題がない場合(ステップS120:Yes)、保修スタッフからの監視操作端末10を介した作業方針の通知に応じ(ステップS124)、作業方針に問題ある場合に(ステップS124:No)、指示者により作業方針の見直しを示す情報を計画管理部(出力部)180Bを介して保修スタッフの監視操作端末10に通知する(ステップS122)。そして、ステップS116に戻る。一方、作業指針に問題がない場合(ステップS124:Yes)、図13Bに示すように、指示者により作業許可を示す情報を監視操作端末10に入力し(ステップS126)、計画管理部(出力部)180Bを介して保修スタッフの監視操作端末10に通知する(ステップS128)。
次に、保修スタッフは、作業計画を通知するための指示を監視操作端末10に入力する(ステップS130)。続いて、保修スタッフは、作業員に対して計画管理部(出力部)180Bを介して作業計画を通知する(ステップS132)。
作業員は、計画管理部(入力部)180Aを介して監視操作端末10に通知された作業計画の内容を確認し、作業開始予定時間と作業終了予定時間を計画管理部(入力部)180Aを介して入力し(ステップS134)、復旧作業の実施を計画管理部(出力部)180Bを介して保修スタッフに通知する(ステップS136)。
復旧作業完了後、作業員は、作業完了報告を計画管理部(出力部)180Bを介して保修スタッフに通知する(ステップS138)。保修スタッフは、計画管理部(入力部)180Aを介して対応計画表内の作業進捗に作業完了を入力し(ステップS140)、指示者及び発見者に計計画管理部(出力部)180Bを介して通知する(ステップS142)。続いて、指示者又は発見者は事象発生箇所の確認を行ったことを示す情報を監視操作端末10を介して入力し(ステップS144)、計画管理部(入力部)180Aを介して対応計画内の結果確認に確認を示す情報を入力する(ステップS146)。異常事象が復帰しているか否かに応じ(ステップS148)、復帰していない場合(ステップS148:NO)、新たな計画項目を対応計画表に追加する指示を計画管理部(入力部)180Aを介して入力し、保修スタッフの監視操作端末10に通知する(ステップS150)。そして、ステップS108に戻る。一方、復帰している場合(ステップS148:Yes)、処理を終了する。このように、監視操作端末10を操作して対応計画表に入力された情報を基に、異常事象に対する対応計画に関する情報を関係者間で共有することが可能となる。
以上のように本実施形態に係るリソース管理システム1によれば、複数の監視操作端末10から計画管理部を介して対応計画表に情報の入力がされ、且つ情報が入力された対応計画表を、計画管理部(出力部)180Bを介して複数の監視操作端末10に表示可能に出力させることとした。これにより、関係者間での情報共有をより適切に行うことができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るリソース管理システムは、本プラントと異なる他のプラントにおけるリソース計画管理データベース260と設備仕様データベース140に対して更に接続させることにより、他プラント内に存在している物品も交換候補物品としようとしたものである。以下、上述した第3実施形態と異なる部分を説明する。
図14は、第4実施形態に係るリソース管理システム1の構成を説明するブロック図である。この図14に示すように、本実施形態に係るリソース管理システム1は、第3実施形態に係るリソース管理システム1と比べると、計画管理部は、前記プラントと異なる他のプラントにおけるリソース計画管理データベース260と設備仕様データベース140に対して更に接続していることで相違している。
これにより、計画管理部は、他プラントの各種のデータを読み込むことが可能である。このため、交換対象となる物品を本プラント内に存在している物品だけでなく、他プラント内に存在している物品に対してもリソースの割り当てが可能となる。すなわち、本プラント内の故障部位に他プラントの部品を交換候補の物品とすることが可能である。一方、他プラント内の故障部位に本プラントの部品を交換候補の物品とすることが可能である。これにより、リソース調整部100は、他のプラントを含めた機能維持優先度の判断に対応したリソース管理が可能となる。
以上のように本実施形態に係るリソース管理システム1によれば、計画管理部がプラントと異なる他のプラントにおけるリソース計画管理データベース260と設備仕様データベース140に対して更に接続するこことした。これにより、他プラント内に存在している物品に対しても交換候補物品とすることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係るリソース管理システムは、プラント状態を、原子力発電プラントのプラント異常状態の判断を行う重大事故対応監視システム280から読み込まれせることにより、プラント運転におけるより上位の指揮判断に基づく機能優先度を反映した交換候補物品を提供しようとしたものである。
図15は、第5実施形態に係るリソース管理システム1の構成を説明するブロック図である。この図15に示すように、本実施形態に係るリソース管理システム1は、第3実施形態に係るリソース管理システム1と比べると、重大事故対応監視システム280がリソース調整部100に接続されていることで相違している。重大事故対応監視システム280は、原子力発電プラントのプラント異常状態の判断を行う。すなわち、この重大事故対応監視システム280は、原子力発電プラントにおいてプラントの苛酷事情を監視し、プラントの状態段階の切り替えの判断を行う。この重大事故対応監視システム280にてプラント状態の切り替えを実施した際に、切り替え情報をリソース調整部100の異常段階判定部220が読み込む。これにより、異常段階判定部220は、上位の指揮判断に基づく機能優先度の取得が可能になる。続いて、物品検出部240は、この機能優先度に基づく検出結果を計画管理部(出力部)180Bに出力する。そして、計画管理部(出力部)180Bは、この検出結果に基づき対応計画表を形成する。このため、リソース調整部100の異常段階判定部220におけるプラントパラメータに基づくプラント状態判定処理が不要となる。なお、プラントの状態段階は、プラントの異常段階に対応している。
以上のように本実施形態に係るリソース管理システム1によれば、プラント状態を、原子力発電プラントのプラント異常状態の判断を行う重大事故対応監視システム280から読み込まれせることとした。これにより、プラント運転におけるより上位の指揮判断に基づく機能優先度を反映した交換候補物品を提供できる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規なシステム及び方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明したシステム及び方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:リソース管理システム、100:リソース調整部、120:プラントデータベース、140:設備仕様データベース、160:リソース管理データベース、180A:計画管理部(入力部)、180B:計画管理部(出力部)、200:類似仕様抽出部、220:異常段階判定部、240:物品検出部、260:リソース計画管理データベース、280:重大事故対応監視システム

Claims (8)

  1. プラント保守作業を支援するリソース管理システムにおいて、
    異常事象に対する対応計画表を有する計画管理画面の形成処理及び当該対応計画表への入力処理を行う計画管理部と、
    前記対応計画表に入力された故障部位の復旧に使用可能な物品であって、当該故障部位と同仕様及び類似仕様の物品を、前記プラント内における物品それぞれに対応する仕様を記録した物品仕様データを記憶する設備仕様データベースから、前記故障部位の仕様に基づき抽出する類似仕様抽出部と、
    前記プラントにおけるプラント状態としての異常段階に基づき、前記プラント内における物品それぞれに対してプラントの異常段階に応じた機能優先度を記憶する前記設備仕様データベースから、前記使用可能な物品それぞれに対して前記プラント状態に応じた機能優先度を得る異常段階判定部と、
    前記使用可能な物品それぞれを前記機能優先度でソートし、当該ソート順に並べた前記使用可能な物品の情報を検出結果として検出する物品検出部と、を備え、
    前記計画管理部は、前記検出結果に基づき、前記ソート順に並べた前記使用可能な物品を前記故障部位の交換候補物品として前記対応計画表を形成することを特徴とするリソース管理システム。
  2. 前記異常段階判定部は、プラントデータベースに記録されているプラント状態情報を用いて前記プラントの異常段階を判定することを特徴とする請求項1に記載のリソース管理システム。
  3. 前記プラント内に存在する物品の設備状態を管理する設備状態管理データであって、前記交換候補物品の中から選択された物品に対して、前記対応計画表に割り当てられている計画番号が割り振られる設備状態管理データを蓄積するリソース計画管理データベースに対して前記計画管理部は、入出力処理を更に行っており、
    前記計画管理部は、前記交換候補物品の中から物品が選択された場合に、前記計画番号を前記設備状態管理データ中の当該選択された物品に割り振り、
    前記物品検出部は、前記設備状態管理データに基づき、前記計画番号が割り振られていない物品の情報を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のリソース管理システム。
  4. 前記リソース計画管理データベースは、前記プラントの状態変化に関わる信号を時系列順に蓄積している端末操作履歴データと、監視操作端末における前記計画管理部への操作履歴と、前記プラントの状態変化に関するプラントパラメータ、及び前記プラントパラメータに基づく警報用のメッセージが時系列順に記録されている異常発生履歴データとを、更に蓄積しており、
    前記計画管理部は、前記操作履歴と前記異常発生履歴データにおける異常発生履歴とに基づき、類似の対応計画表の策定の支援、及び策定した対応計画表の修正の支援を可能とする情報を出力することを特徴とする請求項3に記載のリソース管理システム。
  5. 複数の監視操作端末から前記計画管理部を介して前記対応計画表に情報の入力がされ、且つ情報が入力された対応計画表は、前記計画管理部を介して当該複数の監視操作端末に表示可能に出力されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリソース管理システム。
  6. 前記計画管理部は、前記プラントと異なる他のプラントにおけるリソース計画管理データベースと設備仕様データベースに対して更に接続することで、前記他のプラントを含めたリソース管理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のリソース管理システム。
  7. 前記プラント状態は、原子力発電プラントのプラント異常状態の判断を行う重大事故対応監視システムから読み込まれることを特徴とする請求項1に記載のリソース管理システム。
  8. プラント保守作業を支援するリソース管理方法において、
    計画管理部が、異常事象に対する対応計画表を有する計画管理画面の形成処理及び当該対応計画表への入力処理を行う計画管理工程と、
    類似仕様抽出部が、前記対応計画表に入力された故障部位の復旧に使用可能な物品であって、当該故障部位と同仕様及び類似仕様の物品を、前記プラント内における物品それぞれに対応する仕様を記録した物品仕様データを記憶する設備仕様データベースから、前記故障部位の仕様に基づき抽出する類似仕様抽出工程と、
    異常段階判定部が、前記プラントにおけるプラント状態としての異常段階に基づき、前記プラント内における物品それぞれに対してプラントの異常段階に応じた機能優先度を記憶する前記設備仕様データベースから、前記使用可能な物品それぞれに対して前記プラント状態に応じた機能優先度を得る異常段階判定工程と、
    物品検出部が、前記使用可能な物品それぞれを前記機能優先度でソートし、当該ソート順に並べた前記使用可能な物品の情報を検出結果として検出する物品検出工程と、を備え、
    前記計画管理工程は、前記検出結果に基づき、前記ソート順に並べた前記使用可能な物品を前記故障部位の交換候補物品として前記対応計画表を形成することを特徴とするリソース管理方法。
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