JP2003108691A - プラント部品交換サポート方法およびシステム - Google Patents

プラント部品交換サポート方法およびシステム

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JP2003108691A
JP2003108691A JP2001302081A JP2001302081A JP2003108691A JP 2003108691 A JP2003108691 A JP 2003108691A JP 2001302081 A JP2001302081 A JP 2001302081A JP 2001302081 A JP2001302081 A JP 2001302081A JP 2003108691 A JP2003108691 A JP 2003108691A
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Masatoshi Koiwai
正俊 小岩井
Morihisa Iwasaki
盛久 岩崎
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Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラントの部品交換について、ユーザーがプラ
ントメーカーを介さずに部品メーカーから部品を調達
し、ユーザーの部品交換コスト削減およびリスク回避を
同時に達成し、プラントメーカーも相応の責任をとれる
ようにする。 【解決手段】プラントメーカーが部品の代替品選定等を
行なう代替品選定ステップと、プラントメーカーが部品
交換計画情報を提供する交換計画ステップと、ユーザー
が最終的に決定した交換部品を部品メーカーから調達す
るための調達仕様をプラントメーカーが提供する調達仕
様提供ステップと、ユーザーの依頼によりプラントメー
カーが部品を調達する調達ステップと、ユーザーが部品
メーカーより調達する部品へのプラント適合性に対する
保証をプラントメーカーが提供する保証ステップと、ユ
ーザーの緊急時にプラントメーカーが即時部品を供給す
る予備品供給ステップと、プラントメーカーが部品に関
する各種情報を提供する情報提供ステップと、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力プラントな
どのプラントの部品交換に対する設備保証等を行なうた
めのプラント部品交換サポート方法およびそのためのシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】プラントの一例として原子力プラント設
備の部品調達に関するユーザー、プラントメーカーと部
品メーカーの関係を、図32を参照して説明する。原子
力プラントにおける現状の部品交換に関するプラントメ
ーカー作業項目は、ユーザーから提示された調達依頼1
に基づく部品の調達納入4のみならず、交換対象部品抽
出や調達仕様作成、交換品のトレーサビリティー記録更
新、交換後の不適合対応、不適合原因の水平展開、廃型
品に対する代替品のラインナップまでの幅広い付帯対応
3を部品調達費用2の中で実施している。これに対し部
品メーカーは、指定の部品をプラントメーカーに納入す
るとともに、単品不良時の対応5を実施しているという
ビジネス構造であった。
【0003】なお、部品調達費用2には、部品メーカー
に支払われる部品代以外に、前記のプラントメーカーが
実施している作業項目の費用が含まれるため、同一の部
品を一般市場で調達する場合よりも比較的高額な金額と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラントの
ユーザーは、近年、設備投資を削減したり、設備の維持
・保守のための費用削減策として、部品を、プラントメ
ーカーを介さずに直接部品メーカーより調達することに
より(図示せず)、そのコスト(部品メーカーへの部品
調達費用)を抑制することを検討している。
【0005】しかし、プラントの出力変動や稼働率に関
わるような設備の部品を直接部品メーカーより調達し交
換するということは、同時に従来プラントメーカーが負
っている新部品のプラント適合性リスクや交換後の不適
合対応リスク、同対策の水平展開リスク、トレーサビリ
ティー記録更新リスク、一般カタログに存在しない特殊
仕様品の製品化リスクといった部品メーカー直調達時の
ユーザーリスクを負うこととなる。また、部品メーカー
も、不適合発生時の一次対応リスクや不適合対策の水平
展開対応リスクといったユーザー直納入時の部品メーカ
ーリスクを負うこととなる。
【0006】ここで、上記したリスクはいずれもプラン
ト全体を設計製作した実績により培われたノウハウを有
することにより初めて対応ができるものであるといえ
る。よって、部品の交換をプラントメーカーに関係なく
ユーザー側が部品メーカーとともに独自に行なうにして
も、プラントメーカーの専門的な知識と技術は必要不可
欠であるとともに、従来プラントメーカーが実施した場
合と比較して、部品交換に起因してプラントの安定運転
を制限する事態を招くというリスクが伴うこととなる。
このため、プラントメーカーのバックアップが必要不可
欠なものとして求められることになる。
【0007】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、プラントメーカーの提供するサービス
をユーザーが受けることにより、ユーザーが直接部品メ
ーカーより部品を調達し交換できるようにし、ユーザー
の部品交換コストの削減および交換に伴うリスク回避を
同時に達成するとともに、プラントメーカーも相応の責
任をとりうるプラント部品交換サポート方法およびその
ためのシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数の部品からなるプラン
トの部品交換サポート方法において、プラントメーカー
が部品の代替品選定およびその適合性評価を行なう代替
品選定ステップと、プラントメーカーがユーザーに部品
交換計画情報を提供する交換計画ステップと、前記部品
計画情報に基づいてユーザーが最終的に決定した交換部
品を部品メーカーから調達するための調達仕様を、プラ
ントメーカーがユーザーに提供する調達仕様提供ステッ
プと、前記調達仕様に基づきユーザーの依頼によりプラ
ントメーカーが部品を調達する調達ステップと、ユーザ
ーが前記調達仕様に基づき部品メーカーより調達する部
品へのプラント適合性に対する保証をプラントメーカー
が提供する保証ステップと、少なくともユーザーの緊急
時に、プラントメーカーがユーザーに即時部品を供給す
る予備品供給ステップと、プラントメーカーがユーザー
に部品に関する各種情報を提供する情報提供ステップ
と、を有する。
【0009】請求項1の発明によれば、プラントメーカ
ーの提供するサービスをユーザーが受けることにより、
ユーザーが直接部品メーカーより部品を調達して交換で
き、ユーザーの部品交換コストの削減および交換に伴う
リスク回避を同時に達成するとともに、プラントメーカ
ーも相応の責任をとることもできる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1のプラ
ント部品交換サポート方法において、前記交換計画ステ
ップ、調達仕様提供ステップ、調達ステップおよび情報
提供ステップにより提供される情報は、プラントメーカ
ーが保有する部品カタログ情報、部品プラント内情報お
よび部品交換情報のいずれかより抽出されること、を特
徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の作用・効果が得られるほか、あらかじめ用意された部
品カタログ情報、部品プラント内情報、部品交換情報に
より速さと正確さを有したサポートを提供することがで
きる。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項2のプラ
ント部品交換サポート方法において、前記部品カタログ
情報、部品プラント内情報および部品交換情報は、ユー
ザーおよびユーザーがプラントメーカーに依頼して行な
った部品交換の実績情報に基づき随時更新されること、
を特徴とする。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の作用・効果が得られるほか、常時正確な部品プラント
内情報を維持することが可能となり、設備保全上より確
実な部品交換計画を提供することが可能になる。さら
に、ユーザーは、部品交換サポート情報へ確実に部品交
換情報を通知することにより、自ら交換した部品のトレ
ーサビリティー記録の管理を回避することも可能とな
る。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項2または
3のプラント部品交換サポート方法において、前記部品
カタログ情報、部品プラント内情報および部品交換情報
は、当該プラントもしくは他設備で発生した部品不適合
情報に基づき随時更新されること、を特徴とする。
【0015】請求項4の発明によれば、請求項2または
3の発明の作用・効果が得られるほか、常時正確な部品
カタログ情報を維持することが可能となり、設備保全上
より確実な部品交換計画を提供することが可能になる。
さらに、ユーザーは、部品交換サポート情報内の部品不
適合情報を確認することにより、最終的な交換対象の判
断を行なうための情報を入手することができる。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項2ないし
4のいずれかのプラント部品交換サポート方法におい
て、前記部品カタログ情報、部品プラント内情報および
部品交換情報は、部品の改廃情報に基づき随時更新され
ること、を特徴とする。
【0017】請求項5の発明によれば、請求項2ないし
4のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、常時
正確な部品カタログ情報を維持することが可能となり、
設備保全上より確実な部品交換計画を提供することがで
きる。さらに、ユーザーは、改廃情報により廃型部品の
部品供給可否を把握できるため、安心して廃型部品を継
続使用することが可能である。
【0018】また、請求項6の発明は、請求項2ないし
5のいずれかのプラント部品交換サポート方法におい
て、前記部品カタログ情報は、部品の納期情報に基づき
随時更新されること、を特徴とする。
【0019】請求項6の発明によれば、請求項2ないし
5のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、常時
正確な部品カタログ情報を維持することが可能となり、
設備保全上より確実な部品交換計画を提供することが可
能である。
【0020】また、請求項7の発明は、請求項2ないし
6のいずれかのプラント部品交換サポート方法におい
て、前記部品カタログ情報は、部品の価格情報に基づき
随時更新されること、を特徴とする。
【0021】請求項7の発明によれば、請求項2ないし
6のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、常時
正確な部品カタログ情報を維持することが可能となり、
設備保全上より確実な部品交換計画を提供することが可
能である。
【0022】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
7のいずれかのプラント部品交換サポート方法におい
て、前記代替品選定ステップは、プラントの設備に使用
されている部品が調達不可となることが確認された時点
で、あらかじめプラントメーカーが代替品を選定すると
ともにその適合性評価を行ない、ユーザーの部品交換に
支障のないようにプラントの部品ラインナップの維持を
図ること、を特徴とする。
【0023】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、ユー
ザー自ら複数の部品メーカーにわたる多種の部品改廃情
報を監視し、代替品の選定や特殊仕様品の製品化調整、
そして適合性の評価を実施しなくとも、例えば調達仕様
作成費用および情報提供費用をプラントメーカーに支払
うことにより常時プラントに必要な部品を調達できると
ともに、部品の導入時評価データ等の部品情報を即座に
確認することが可能となる。
【0024】また、請求項9の発明は、請求項1ないし
8のいずれかのプラント部品交換サポート方法におい
て、前記交換計画ステップは、ユーザーが行なった部品
の点検結果に対する評価結果と、設置制御盤、系統、型
式、交換履歴、プラントメーカー、定格および取付け方
式種別のうちのいずれか少なくとも一つを交換対象の抽
出条件とすること、を特徴とする。
【0025】請求項9の発明によれば、請求項1ないし
8のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、部品
単品の故障によるプラントの不要な停止を低減できる
等、設備保全上より確実な部品交換計画を提供すること
が可能である。
【0026】また、請求項10の発明は、請求項1ない
し9のいずれかのプラント部品交換サポート方法におい
て、前記交換計画ステップにおける部品交換計画情報の
確認を、プラントメーカーに設けられたサーバーと、ユ
ーザーに設けられたユーザー端末との間で、情報通信網
を介して行なうこと、を特徴とする。
【0027】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し9のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、ユ
ーザーは、部品交換計画の策定を、ユーザーの端末より
情報通信網を利用することにより、プラントメーカーに
あるサーバーを介し対話画面や映像等を用いて、データ
ベースに蓄積された部品プラント内情報にアクセスして
実施し、効率化および遠隔化を図ることができる。
【0028】また、請求項11の発明は、請求項1ない
し10のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記調達仕様提供ステップにおける交換対象部品
調達仕様の確認を、プラントメーカーに設けられたサー
バーと、ユーザーに設けられたユーザー端末との間で、
情報通信網を介して行なうこと、を特徴とする。
【0029】請求項11の発明によれば、請求項1ない
し10のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーは、部品調達仕様の策定を、ユーザーの端末よ
り情報通信網を利用することにより、プラントメーカー
にあるサーバーを介し対話画面や映像等を用いて、デー
タベースに蓄積された部品プラント内情報および部品カ
タログ情報にアクセスして実施し、効率化および遠隔化
を図ることができる。
【0030】また、請求項12の発明は、請求項1ない
し11のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記調達ステップにおけるプラントメーカーへの
発注を、プラントメーカーに設けられたサーバーと、ユ
ーザーに設けられたユーザー端末との間で、情報通信網
を介して行なうこと、を特徴とする。
【0031】請求項12の発明によれば、請求項1ない
し11のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーは、部品調達要求を、ユーザーの端末より情報
通信網を利用することにより、プラントメーカーにある
サーバーを介し対話画面や映像等を用いて、データベー
スに蓄積された部品プラント内情報および部品カタログ
情報にアクセスし、通常、部品を指定する際に必要な詳
細事項の指定を行なうことなく実施可能となる。
【0032】また、請求項13の発明は、請求項1ない
し12のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記保証ステップは、この保証に組み込むプラン
ト適合性に対する不適合と部品メーカーが負う単品不良
とを適正に判別する機能を有すること、を特徴とする。
【0033】請求項13の発明によれば、請求項1ない
し12のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
プラントメーカーの部品調達仕様情報に基づきユーザー
が部品を調達し、その結果プラントメーカーの保証が適
用されている状態で不適合が発生した場合に、プラント
メーカーは、不適合一次対応を行ない、部品の単品不良
であれば部品メーカー、プラント適合性や仕様に対する
不適合であれば引き続きプラントメーカーが対応を行な
うよう判別を行ない、リスク配分の適正化を図ることが
できる。
【0034】また、請求項14の発明は、請求項1ない
し13のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記保証ステップは、プラントメーカーより前記
調達仕様提供ステップにより提供された部品調達仕様に
基づき部品交換が行われたことを、前記ユーザーが行な
った部品交換実績情報をもってプラントメーカーが確認
したことを条件に、プラント適合性に対するリスクをプ
ラントメーカーがユーザーおよび部品メーカーに対し保
証すること、を特徴とする。
【0035】請求項14の発明によれば、請求項1ない
し13のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーがプラントメーカーを介さずに直接部品メーカ
ーより調達した部品の取り付けられる設備に対しては、
プラントメーカーはその後の不適合に対して何ら介在す
ることはなくなるが、プラントメーカーよりの部品調達
仕様情報に基づき調達され部品交換されていることがユ
ーザーからの部品交換実績情報をプラントメーカーが照
合し確認できた場合には、ユーザーはプラントメーカー
の保証を受けることができ、ユーザーが自ら部品メーカ
ーから部品を調達することが可能となるうえ、ユーザー
はプラントメーカーの保証を受けることが可能になる。
【0036】また、請求項15の発明は、請求項1ない
し14のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記予備品供給ステップは、少なくとも、プラン
トの部品が故障した際の緊急対応の場合、ユーザーの部
品発注時期と部品納期のミスマッチにより必要時期に部
品が調達されない場合、および、ユーザーがプラントメ
ーカーより前記調達仕様提供ステップにより提供された
部品調達仕様に基づき前記直接部品メーカーに発注した
部品の納期が遅れた場合、のうちのいずれかの場合に、
プラントメーカーがあらかじめ保有している予備品を、
通常の部品代に予備品管理費用を付加した価格でユーザ
ーに提供すること、を特徴とする。
【0037】請求項15の発明によれば、請求項1ない
し14のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
プラントメーカーがあらかじめプラントに使用されてい
る部品を予備品として保有することにより、ユーザー側
での部品の故障、ユーザーの部品発注時期と部品納期の
ミスマッチおよびユーザーより直接部品メーカーに発注
した部品の納期が遅延し必要な時期に納入されない場合
等に、ユーザーは、緊急部品調達要求をプラントメーカ
ーに通知することにより、プラントメーカーが保有する
部品の予備品を通常の部品価格に予備品管理費用を加え
た費用で即時に供給を受けることができる。
【0038】また、請求項16の発明は、請求項1ない
し15のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報およ
び部品プラント内情報において不適合の発生した部品使
用プラントのユーザーに対して、前記データベースに蓄
積された不適合部品情報を、情報通信網を介して送信す
ること、を特徴とする。
【0039】請求項16の発明によれば、請求項1ない
し15のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
不適合発生により、プラントメーカーは、不適合一次対
応を実施し、部品単品不良の場合には部品メーカーが単
品不良対応を行ない、その結果部品単品レベルで対策を
水平展開する必要が出た場合、プラントメーカーは対象
部品型式や改善策等の対策水平展開情報をプラントメー
カーデーターベースに反映することができる。
【0040】また、請求項17の発明は、請求項1ない
し16のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品プラント内情報に
おいて、任意の部品を緊急に必要とするユーザーに対し
て、当該プラント以外のプラントの保有する予備品情報
を提供すること、を特徴とする。
【0041】請求項17の発明によれば、請求項1ない
し16のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
部品単品故障発生等により緊急部品調達要求が発生した
場合、ユーザーは、正規の部品調達に先駆け、他プラン
トの保有する予備品を部品プラント内情報により確認す
ることが可能である。
【0042】また、請求項18の発明は、請求項1ない
し17のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品プラント内情報に
おいて、当該プラント以外のプラントの使用部品のトレ
ーサビリティー情報を提供すること、を特徴とする。
【0043】請求項18の発明によれば、請求項1ない
し17のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
部品点検時に従来と異なるデータが得られ、その部品の
初期データを確認する場合や、部品メーカーに何らかの
問合せを実施する際の照会情報を調査したい場合に、ユ
ーザーは、その部品のトレーサビリティー情報を部品プ
ラント内情報により確認することが可能である。
【0044】また、請求項19の発明は、請求項1ない
し18のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品プラント内情報に
おいて、当該プラント以外のプラントの使用部品の特殊
仕様情報を提供すること、を特徴とする。
【0045】請求項19の発明によれば、請求項1ない
し18のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーが部品を調達する際もしくは調達した部品に対
し仕様適合性を確認する場合、部品プラント内情報によ
りそれを実施することが可能である。
【0046】また、請求項20の発明は、請求項1ない
し19のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、部品機種ごとの当該プラント以外のプラントを含
む導入実績情報を提供すること、を特徴とする。
【0047】請求項20の発明によれば、請求項1ない
し19のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーが自プラントに導入実績のない新部品を調達す
る際もしくは調達した部品に対し他プラント導入実績情
報を確認する場合、部品カタログ情報によりそれを実施
することが可能である。
【0048】また、請求項21の発明は、請求項1ない
し20のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、部品機種ごとの適合性評価データ情報を提供する
こと、を特徴とする。
【0049】請求項21の発明によれば、請求項1ない
し20のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーが部品を調達する際、もしくは調達した部品に
対しプラントへ適用することの正当性を判断もしくは再
検証するため仕様適合性評価データを確認する場合、部
品カタログ情報によりそれを実施することが可能であ
る。
【0050】また、請求項22の発明は、請求項1ない
し21のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品プラント内情報に
おいて、当該プラント以外のプラントの使用部品のプラ
ント運転状態に対応した交換作業情報および影響評価情
報を提供すること、を特徴とする。
【0051】請求項22の発明によれば、請求項1ない
し21のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーが不適合等の理由により緊急に部品を交換する
場合等において、プラント運転状態に応じた交換情報お
よび影響評価情報を確認する場合、部品プラント内情報
によりそれを実施することが可能である。
【0052】また、請求項23の発明は、請求項1ない
し22のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、前記代替品選定ステップでプラントメーカーが提
示した部品について、その仕様情報および適合性評価デ
ータを提供すること、を特徴とする。
【0053】請求項23の発明によれば、請求項1ない
し22のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーが、廃型部品の代替品等、新部品のプラント適
合性をその導入段階で自ら評価するために仕様適合性評
価データを確認する場合、ユーザーは部品カタログ情報
により実施することが可能である。
【0054】また、請求項24の発明は、請求項1ない
し23のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、部品改廃情報および部品廃型後の部品供給情報を
提供すること、を特徴とする。
【0055】請求項24の発明によれば、請求項1ない
し23のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーが過去に取り付けられた部品の入手可否の確認
や廃型となった部品の部品供給状況を調査する場合、ユ
ーザーは部品カタログ情報により確認することが可能で
ある。
【0056】また、請求項25の発明は、請求項1ない
し24のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、部品納期情報を提供すること、を特徴とする。
【0057】請求項25の発明によれば、請求項1ない
し24のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーは、部品交換の計画を実施する場合等に部品カ
タログ情報により部品の所要納期の確認を実施すること
が可能である。
【0058】また、請求項26の発明は、請求項1ない
し25のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、部品価格情報を提供すること、を特徴とする。
【0059】請求項26の発明によれば、請求項1ない
し25のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーは、部品交換の計画を実施する場合等に部品カ
タログ情報により部品価格の確認を実施することが可能
である。
【0060】また、請求項27の発明は、請求項1ない
し26のいずれかのプラント部品交換サポート方法にお
いて、前記情報提供ステップは、部品カタログ情報にお
いて、少なくとも廃型部品および倒産した部品メーカー
の部品情報を提供すること、を特徴とする。
【0061】請求項27の発明によれば、請求項1ない
し25のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、
ユーザーは、プラントに使用している部品等に関する情
報を部品カタログ情報により確認することができる。
【0062】また、請求項28の発明は、複数の部品か
らなるプラントに使用されている部品の仕様、価格、納
期、不適合履歴および改廃情報のうちの少なくとも一つ
を含むカタログ情報を記録したデータベースと、このデ
ータベースにアクセスし前記部品カタログ情報のリスト
を検索できるサーバーと、を備えた部品交換サポートシ
ステムである。
【0063】請求項28の発明によれば、プラントメー
カーのデータベース内に部品の型式、プラントメーカ
ー、仕様、価格、納期、不適合履歴、改廃情報等を登録
した部品カタログ情報を有し、プラントメーカー内のサ
ーバーを介して情報通信網を利用することによりプラン
トメーカー技術者の端末よりこれら情報をアクセスする
ことができ、部品交換計画や調達仕様の検索を効率化、
遠隔化することができる。
【0064】また、請求項29の発明は、複数の部品か
らなるプラントに使用されている部品の型式、機器番
号、使用箇所、交換履歴、使用状況、記載図面番号、お
よび、プラントが保有する予備品のうちの少なくとも一
つを含む部品プラント内情報を複数のプラントについ
て、プラントごとに記録したデータベースと、このデー
タベースにアクセスし前記部品プラント内情報のリスト
を検索できるサーバーと、を備えた部品交換サポートシ
ステムである。
【0065】請求項29の発明によれば、プラントメー
カーは自己のデータベース内に、使用部品の型式、機器
番号、仕様箇所、交換履歴、使用状況、記載図面情報、
プラントが保有する予備品等を登録した部品プラント内
情報を有する。プラントメーカー内のサーバーを介して
情報通信網を利用することによりプラントメーカー技術
者の端末よりこれら情報にアクセスすることができ、部
品交換計画や調達仕様の検索を効率化、遠隔化すること
ができる。
【0066】また、請求項30の発明は、複数の部品か
らなるプラントに使用されている部品のうち交換時に代
替品への機種変更が伴うケースで、交換時に必要な機器
単位の付帯工事情報を記録したデータベースと、このデ
ータベースにアクセスし前記代替品交換時の付帯工事情
報のリストを検索できるサーバーと、を備えた部品交換
サポートシステムである。
【0067】請求項30の発明によれば、プラントメー
カーは自己のデータベース内に、代替品への交換時に必
要となる取付け方法の相違や特性の相違等から来る部品
交換情報を有し、プラントメーカー内のサーバーを介し
て情報通信網を利用することによりプラントメーカー技
術者の端末よりこれら情報をアクセスすることができ、
部品交換計画や調達仕様の検索を効率化、遠隔化するこ
とができる。
【0068】また、請求項31の発明は、請求項28な
いし30のいずれかの部品交換サポートシステムにおい
て、ユーザー端末から情報通信網および前記サーバーを
介して前記データベースにアクセスし、前記部品カタロ
グ情報、部品プラント内情報および部品交換情報の少な
くとも一部をユーザー側から検索することができるよう
に構成されていること、を特徴とする。
【0069】請求項31の発明によれば、請求項28な
いし30のいずれかの発明の作用・効果が得られるほ
か、ユーザーは、部品交換に関する情報をユーザーの端
末より情報通信網を利用することにより、プラントメー
カーにあるサーバーを介して対話画面や映像等を用い
て、プラントメーカーのデータベースにアクセスし必要
な部品カタログ情報、部品プラント内情報、部品交換情
報を検索し、部品交換に関する計画、実行を効率化、遠
隔化することができる。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図31に基づいて、
本発明に係るプラント部品交換サポート方法の実施の形
態を説明する。なお、ここでは、プラントとして主に原
子力プラントを例にとって説明するが、本発明は原子力
プラントに限定されるものではない。またプラントメー
カーとしては通常プラントを作るメーカーの他にメーカ
ーと技術情報を共有しサービスを提供するサービス会社
も含まれる。
【0071】[第1の実施の形態](請求項1等に関
連) まず、図1に基づいて、本発明に係るプラント部品交換
サポート方法の第1の実施の形態を説明する。この第1
の実施の形態では、プラントメーカーは部品メーカーの
部品改廃情報73を常時監視し、調達不能となる部品の
情報を確認した時点で代替品74の選定および選定した
代替部品のプラントに対する適合性評価を実施する。こ
の際、部品メーカーの標準品には存在しない仕様を必要
とする場合、プラントメーカーは部品メーカーに特殊仕
様品の製品化を実行させ部品ラインナップを維持する。
【0072】このような行為に基づいてプラントメーカ
ーはユーザーからの交換部品抽出条件9を入手した場
合、その条件に見合う部品を抽出し部品交換計画11を
策定する。ユーザーはこれを部品交換計画情報10とし
て入手し、最終的な交換対象部品を決定する。
【0073】プラントメーカーは、交換対象部品に対す
る調達仕様作成要求12をユーザーから入手し、交換対
象の部品を交換するために必要な情報、例えば交換品の
型式、定格、既設品が製造中止となっている場合には代
替品の情報や交換時に必要な付帯工事内容等の調達仕様
の作成14を行なう。ユーザーはこれを部品調達仕様情
報13として入手し、部品調達要求15を直接部品メー
カーへ行なう。その後、部品メーカーは部品製造18、
部品出荷19を行ないユーザーは部品メーカーより直接
部品受入16を行なう。
【0074】ここで、プラントメーカーは、ユーザーが
単独で選定し直接部品メーカーより調達した部品の取り
付けられた設備に対しては、プラントメーカーが供給し
た部品の単品不良を除き、その後の不適合に対して何ら
介在することはなくなるのが通常であるが、前記プラン
トメーカーからの部品調達仕様情報13に基づき調達さ
れている場合には、ユーザーはプラントメーカーの保証
(プラント適合性、原子力仕様適合性)20を受けるこ
とができる。同時に部品メーカーも不適合発生時の一次
対応リスクの回避や営業リスクを削減することが可能と
なる。
【0075】この保証20を受けるために、ユーザーは
部品交換計画費用21および調達仕様作成費用22を、
また、部品メーカーは不適合対応リスクおよび営業リス
ク低減費用23をプラントメーカーに支払う。
【0076】なお、ユーザーは直接部品メーカーではな
くプラントメーカーより調達17を行なうことも可能で
あり、この場合ももちろんユーザーはプラントメーカー
の保証を受けることができる。
【0077】また、部品の故障およびユーザーの部品発
注時期と部品納期のミスマッチやユーザーより直接部品
メーカーに発注した部品の納期が遅延し必要な時期に納
入されない場合等にユーザーは緊急部品調達要求75を
プラントメーカーに通知する。
【0078】部品メーカーが製造できる場合は、部品メ
ーカーが部品製造18、部品出荷19を行い、ユーザー
は部品メーカーからプラントメーカーを介して部品受入
16が行われる。
【0079】さらには、プラントメーカーが保有する部
品の予備品76やプラントメーカー内他物件調達部品の
転用86により通常の部品価格に予備品管理費用79も
しくは緊急部品転用費用82を加えた費用で即時に緊急
部品供給87を受けることができる。
【0080】また、ユーザーは部品情報提供要求77に
基づき、部品に関する仕様、価格、納期、導入時の評価
データ、トレーサビリティー記録、他プラント導入状況
や各プラントの予備品保有状況等の部品情報78をプラ
ントメーカーに情報提供費用80を支払うことにより入
手することができる。
【0081】このようにユーザーがプラントメーカーの
部品交換サポート24、予備品76の緊急供給および部
品情報78の提供を受けることにより、プラントメーカ
ーの評価後必要に応じてさらにユーザーも自ら部品の評
価を行なったり、原子力プラントへの適合性が評価され
た部品を部品メーカーから直接調達することが可能とな
る。さらに、ユーザーはプラントメーカーの保証を受け
ることが可能になる等、部品交換コストの削減、および
ユーザーが部品交換を推進するうえで発生するリスクを
回避することが可能になる。
【0082】一方、部品メーカーは、不適合発生時の一
次対応リスクの回避や営業リスクを削減することが可能
となる。また、プラントメーカーは部品調達の業務を失
うことになるが、部品交換計画の策定、調達仕様の作
成、緊急部品供給、情報提供を通してその対価として金
銭保証を得ることができる。
【0083】[第2の実施の形態](請求項2等に関
連) つぎに、図2に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第2の実施の形態を説明する。なお、
図2において、図1と同一部分には同一符号を付し、そ
の部分の構成の説明は省略する。この第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、プラントメ
ーカーが部品交換計画11や調達仕様作成14、部品情
報78の提供を実施するための情報源として部品カタロ
グ情報25、部品プラント内情報26、部品交換情報2
7をあらかじめ有する。
【0084】部品交換計画11を策定するうえでは部品
プラント内情報26より既存の設備ごとに整理された部
品の番号、型式、稼動年数等より交換優先度の高い部品
を抽出する。
【0085】調達仕様作成14を実施するうえでは部品
プラント内情報26より調達仕様作成要求12のあった
部品の型式を照会し、部品カタログ情報25より当該型
式の定格や仕様を照会するとともに、製造中止やバージ
ョンアップ等による代替品への交換要否の確認を行なっ
たうえで、代替品への交換が必要となった場合は部品交
換情報27より寸法の増減や取付け時の加工内容等の交
換するうえで必要となる付帯工事の仕様を照会し、それ
ら照会結果を調達仕様として統合を行なう。
【0086】部品情報78は部品情報提供要求77に応
じ、部品カタログ情報25、部品プラント内情報26、
部品交換情報27より必要な情報を抽出のうえで提供す
る。また、プラントメーカーへの部品調達要求15の際
には、調達仕様の確認を部品カタログ情報25、部品プ
ラント内情報26、部品交換情報27により再度実施し
たうえで、調達・納入17を行なう。
【0087】この実施の形態によれば、第1の実施の形
態の効果に加えて、あらかじめ用意された部品カタログ
情報25、部品プラント内情報26、部品交換情報27
により速さと正確さを有したサポートを提供することが
できる。
【0088】[第3の実施の形態](請求項3等に関
連) つぎに、図3に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第3の実施の形態を説明する。この第
3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、ユーザーで実
施した部品交換実績情報32およびユーザーの部品交換
依頼31に基づきプラントメーカーが実施した部品交換
実績情報33を部品交換サポート情報34に随時反映す
る。
【0089】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、常時正確な部品プラント
内情報を維持することが可能となり、設備保全上より確
実な部品交換計画を提供することが可能になるととも
に、ユーザーは部品交換サポート情報34へ確実に部品
交換実績情報33を通知することにより、自ら交換した
部品のトレーサビリティー記録の管理を回避することが
可能となる。
【0090】[第4の実施の形態](請求項4等に関
連) つぎに、図4に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第4の実施の形態を説明する。この第
4の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、当該プラント
もしくは他設備で発生したプラントメーカー内の部品不
適合情報35および部品メーカー内の部品不適合情報3
6を部品交換サポート情報34に随時反映する。
【0091】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、常時正確な部品カタログ
情報を維持することが可能となり、設備保全上より確実
な部品交換計画を提供することが可能になるとともに、
ユーザーは部品交換サポート情報34内の部品不適合情
報を確認することにより最終的な交換対象の判断を行な
うための情報を入手することができる。
【0092】[第5の実施の形態](請求項5等に関
連) つぎに、図5に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第5の実施の形態を説明する。この第
5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、プラントメー
カー内の部品改廃情報37および部品メーカー内の部品
改廃情報38を部品交換サポート情報34に随時反映す
る。なお、プラントメーカー内の部品改廃情報37、部
品メーカー内の部品改廃情報38いずれも、第1の実施
の形態における代替品74の部品情報および部品改廃情
報73を含んでいる。
【0093】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、常時正確な部品カタログ
情報を維持することが可能となり、設備保全上より確実
な部品交換計画を提供することができるとともに、ユー
ザーは改廃情報により廃型部品の部品供給可否を把握で
きるため安心して廃型部品を継続使用することが可能で
ある。
【0094】[第6の実施の形態](請求項6等に関
連) つぎに、図6に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第6の実施の形態を説明する。この第
6の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、プラントメー
カー内の部品納期情報39および部品メーカー内の部品
納期情報40の情報を部品交換サポート情報34に随時
反映する。
【0095】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、常時正確な部品カタログ
情報を維持することが可能となり、設備保全上より確実
な部品交換計画を提供することが可能である。
【0096】[第7の実施の形態](請求項7等に関
連) つぎに、図7に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第7の実施の形態を説明する。この第
7の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、プラントメー
カー内の部品価格情報41および部品メーカー内の部品
価格情報42の情報を部品交換サポート情報34に随時
反映する。
【0097】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、常時正確な部品カタログ
情報を維持することが可能となり、設備保全上より確実
な部品交換計画を提供することが可能である。
【0098】[第8の実施の形態](請求項8等に関
連) つぎに、図8に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第8の実施の形態を説明する。この第
8の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、プラントメー
カーは部品改廃情報37、38を入手した時点で、その
情報が部品の廃型や部品メーカーの倒産もしくはその事
前情報等、その後当該部品を調達することが不可能とな
ると判断される場合、代替品の選定を実施しプラントの
部品ラインナップの維持を図る。
【0099】この際、選定した代替品の従来品との互換
性確認の他、原子力プラントへの適合性評価、さらには
形状の相違等による従来品との交換時に必要となる付帯
工事の内容についても確認し、随時その情報を部品交換
サポート情報34へ反映を行なう。
【0100】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、ユーザー自ら複数の部品
メーカーにわたる多種の部品改廃情報37、38を監視
し、代替品の選定や特殊仕様品の製品化調整、そして適
合性の評価を実施しなくとも、調達仕様作成費用22お
よび情報提供費用80をプラントメーカーに支払うこと
により常時プラントに必要な部品を調達できるととも
に、部品の導入時評価データ等の部品情報を即座に確認
することが可能となり、本来自ら部品交換を実施してい
くうえで必要となる設備保全費用を削減することが可能
である。
【0101】[第9の実施の形態](請求項9等に関
連) つぎに、図9に基づいて、本発明に係るプラント部品交
換サポート方法の第9の実施の形態を説明する。この第
9の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態およ
び図2に示した第2の実施の形態に対し、ユーザーから
の交換部品抽出条件29に加え、プラントメーカーは部
品点検結果情報28をユーザーより入手し、部品点検結
果を評価30し早期に交換が必要な部品が存在する場合
には部品交換計画11に反映させる。
【0102】この実施の形態によれば、第1および第2
の実施の形態の効果に加えて、部品単品の故障によるプ
ラントの不要な停止を低減できる等、設備保全上より確
実な部品交換計画を提供することが可能である。
【0103】[第10の実施の形態](請求項10等に
関連) つぎに、図10に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第10の実施の形態を説明する。こ
の第10の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、部品交換計画の策定を、ユーザ
ーの端末49よりウェブサイトやネットワークシステム
等の情報通信網50を利用することにより、プラントメ
ーカーにあるサーバー51を介し対話画面や映像等を用
いて、データベース52に蓄積された部品プラント内情
報26にアクセスして実施し、効率化および遠隔化を図
る。
【0104】[第11の実施の形態](請求項11等に
関連) つぎに、図11に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第11の実施の形態を説明する。こ
の第11の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、部品調達仕様の策定を、ユーザ
ーの端末49よりウェブサイトやネットワークシステム
等の情報通信網50を利用することにより、プラントメ
ーカーにあるサーバー53を介し対話画面や映像等を用
いて、データベース52に蓄積された部品プラント内情
報26および部品カタログ情報25にアクセスして実施
し、効率化および遠隔化を図る。
【0105】[第12の実施の形態](請求項12等に
関連) つぎに、図12に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第12の実施の形態を説明する。こ
の第12の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、部品調達要求54を、ユーザー
の端末49よりウェブサイトやネットワークシステム等
の情報通信網50を利用することにより、プラントメー
カーにあるサーバー55を介し対話画面や映像等を用い
て、データベース52に蓄積された部品プラント内情報
26および部品カタログ情報25にアクセスし、通常、
部品を指定する際に必要な詳細事項の指定を行なうこと
なく実施可能とし、効率化および遠隔化を図る。
【0106】[第13の実施の形態](請求項13等に
関連) つぎに、図13に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第13の実施の形態を説明する。こ
の第13の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、プラントメーカーの部品調達仕様情報に基づ
きユーザーが部品を調達し、その結果プラントメーカー
の保証が適用されている状態で不適合が発生43した場
合に、プラントメーカーは不適合一次対応44を行な
い、部品の単品不良46であれば部品メーカー、プラン
ト適合性や原子力仕様45に対する不適合であれば引き
続きプラントメーカーが対応を行なうよう判別を行な
い、リスク配分の適正化を図る。
【0107】[第14の実施の形態](請求項14等に
関連) つぎに、図14に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第14の実施の形態を説明する。こ
の第14の実施の形態では、図1に示した第1の実施の
形態に対し、通常ユーザーが直接部品メーカーより調達
した部品の取り付けられる設備に対しては、プラントメ
ーカーはその後の不適合に対して何ら介在することはな
くなるが、プラントメーカーよりの部品調達仕様情報1
3に基づき調達され部品交換48されていることがユー
ザーからの部品交換実績情報32をプラントメーカーが
照合81し確認できた場合には、ユーザーはプラントメ
ーカーの保証47を受けることができる。
【0108】これにより、ユーザーが自ら部品メーカー
から部品を調達することが可能となるうえ、ユーザーは
プラントメーカーの保証を受けることが可能になる。ま
た、照合81されたユーザーからの部品交換実績情報3
2は第3の実施の形態における部品交換サポート情報3
4に反映される。
【0109】[第15の実施の形態](請求項15等に
関連) つぎに、図15に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第15の実施の形態を説明する。こ
の第15の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、プラントメーカーはあらかじめプラントに使
用されている部品を予備品76として保有することによ
り、ユーザー側での部品の故障83、ユーザーの部品発
注時期と部品納期のミスマッチ84およびユーザーより
直接部品メーカーに発注した部品の納期遅延85が生じ
て必要な時期に納入されない場合等に、ユーザーは緊急
部品調達要求75をプラントメーカーに通知することに
よりプラントメーカーが保有する部品の予備品76を通
常の部品価格に予備品管理費用79を加えた費用で即時
に供給を受けることができる。
【0110】さらに、プラントメーカーは自社内の各業
務による調達部品を当該業務に支障のない範囲で緊急部
品調達要求75向けに転用可能とする体制(他物件調達
部品転用体制86)をとることにより、欠乏等の理由に
より緊急部品調達要求75に対し予備品76を供給でき
ない場合においても、ユーザーは通常の部品価格に緊急
部品転用費用82を加えた費用で部品の供給を受けるこ
とができ、自ら実施する部品調達に対し確実な担保を得
ることができる。
【0111】[第16の実施の形態](請求項16等に
関連) つぎに、図16に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第16の実施の形態を説明する。こ
の第16の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、不適合発生56によりプラントメーカーは不
適合一次対応57を実施し部品単品不良の場合には部品
メーカーが単品不良対応58を行ない、その結果部品単
品レベルで対策を水平展開する必要が出た場合、プラン
トメーカーは対象部品型式や改善策等の対策水平展開情
報59をプラントメーカーのデータベース52に反映す
る。
【0112】この対策水平展開情報59はプラントメー
カーにあるサーバー60を介してウェブサイトやネット
ワークシステム等の情報通信網50を利用することによ
り、ユーザーの端末49や部品メーカーの端末61に配
信されるためユーザーは対策水平展開情報59に基づく
予防保全対策を実行することができ、原子力プラントの
設備に内在された不適合要因を除去することが可能とな
る。
【0113】[第17の実施の形態](請求項17等に
関連) つぎに、図17に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第17の実施の形態を説明する。こ
の第17の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、部品単品故障発生等により緊急部品調達要求
58が発生した場合、ユーザーは正規の部品調達に先駆
け、他プラントの保有する予備品を部品プラント内情報
65により確認することが可能である。他プラントの保
有する予備品を使用することが可能であれば、迅速な対
応を図ることができ、部品調達のために復旧が遅れるリ
スクを低減することが可能となる。
【0114】[第18の実施の形態](請求項18等に
関連) つぎに、図18に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第18の実施の形態を説明する。こ
の第18の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、部品点検時に従来と異なるデータが得られ、
その部品の初期データを確認する場合や部品メーカーに
何らかの問合せを実施する際の照会情報を調査したい場
合に、ユーザーはその部品のトレーサビリティー情報
(納入時試験成績書等)を部品プラント内情報65によ
り確認することが可能である。
【0115】部品納入時の試験成績書はユーザーに部品
とともに納められているが、古い情報であることが多く
検索に時間がかかるとともに紛失しているおそれもある
ため、直前の点検データとの比較では判断できない点検
結果の良否やその他製造時の情報が必要な場合に迅速な
確認ができないという可能性もあった。本実施の形態に
よればこのようなリスクを回避することができ、ユーザ
ーは容易かつ迅速にトレーサビリティー情報の確認が可
能となる。
【0116】[第19の実施の形態](請求項19等に
関連) つぎに、図19に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第19の実施の形態を説明する。こ
の第19の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーが部品を調達する際もしくは調達し
た部品に対し原子力等の当該プラントの特殊仕様適合性
69を確認する場合、部品プラント内情報65によりそ
れを実施することが可能である。
【0117】従来、原子力または特別な化学プラント仕
様については特殊仕様であることから部品メーカーのカ
タログには記載されないことや耐震仕様への適合手段等
型式のみでは確認できない事項が含まれるという事情に
より、ユーザーは容易に確認することができないもしく
は確認に時間を要するという可能性もあった。本実施の
形態によればこのようなリスクを回避することができ、
ユーザーは容易かつ迅速に特殊仕様の確認が可能とな
る。
【0118】[第20の実施の形態](請求項20等に
関連) つぎに、図20に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第20の実施の形態を説明する。こ
の第20の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーが自プラントに導入実績のない新部
品を調達する際もしくは調達した部品に対し他プラント
導入実績情報70を確認する場合、部品カタログ情報6
3によりそれを実施することが可能である。
【0119】従来、ユーザーが新規に部品の導入を決定
する場合、最終的には他プラントへの導入実績の有無が
有力な判断材料となっているが、部品メーカーのカタロ
グには記載されないため、ユーザーは容易に確認するこ
とができないもしくは確認に時間を要するという可能性
もあった。本実施の形態によればこのようなリスクを回
避することができ、ユーザーは容易かつ迅速に他プラン
トへの導入実績の確認が可能となる。
【0120】[第21の実施の形態](請求項21等に
関連) つぎに、図21に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第21の実施の形態を説明する。こ
の第21の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーが部品を調達する際もしくは調達し
た部品に対し原子力プラントへ適用することの正当性を
判断もしくは再検証するため原子力仕様適合性評価デー
タ71を確認する場合、部品カタログ情報63によりそ
れを実施することが可能である。
【0121】従来、原子力プラントへの適合性評価デー
タはその一部が新規導入時にユーザーへ提示されてお
り、その他詳細なデータは開示されていない。また、部
品の適合性評価データは物量が膨大であることや古い情
報であることが多くユーザーに提示されたものについて
もユーザー内で検索に時間がかかるとともに紛失してい
るおそれもあるため、必要な場合に迅速な確認ができな
いという可能性もあった。本実施の形態によればこのよ
うなリスクを回避することができ、ユーザーは容易かつ
迅速に適合性評価データの確認が可能となる。
【0122】[第22の実施の形態](請求項22等に
関連) つぎに、図22に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第22の実施の形態を説明する。こ
の第22の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーが不適合等の理由により緊急に部品
を交換する場合等において、プラント運転状態に応じた
交換情報および影響評価情報72を確認する場合、部品
プラント内情報65によりそれを実施することが可能で
ある。
【0123】原子力プラントを構成するシステム、機器
は安全性や運転継続性を確保するため多重化が図られて
いる場合が多く、単一の部品が故障した場合プラントが
運転中であっても交換の実施可能なケースが多い。ま
た、定期点検等でプラントが停止中であってもシステム
によっては運転を継続しているものも存在する。このた
め部品ごとのプラント状態に応じた交換可否や交換時の
注意事項、システムへの影響等の情報が必須となってい
るが、従来ユーザーは個々にプラントメーカーに問い合
わせ、プラントメーカーはその都度検討を行なうといっ
た状況であり、緊急を要する場合においても迅速な対応
をとることは困難であった。
【0124】本実施の形態によればこのようなリスクを
回避することができ、ユーザーは容易かつ迅速にプラン
ト運転状態に応じた交換情報および影響評価情報72の
確認が可能となる。
【0125】[第23の実施の形態](請求項23等に
関連) つぎに、図23に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第23の実施の形態を説明する。こ
の第23の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーが廃型部品の代替品等、新部品のプ
ラント適合性をその導入段階で自ら評価するため原子力
仕様適合性評価データ71を確認する場合、ユーザーは
部品カタログ情報63により実施することが可能であ
る。
【0126】従来、原子力プラントへの適合性データに
ついては新規導入時には書面でユーザーへその一部が提
示されているが、書面であるがため数値データを除き外
観や使用具合、保守性等については正確に確認ができず
新部品の仕様を正確に伝えられない可能性もあった。本
実施の形態によればこのようなリスクを回避することが
でき、ユーザーは迅速かつ正確に原子力適合性データの
確認が可能となる。
【0127】[第24の実施の形態](請求項24等に
関連) つぎに、図24に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第24の実施の形態を説明する。こ
の第24の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーが過去に取り付けられた部品の入手
可否の確認や廃型となった部品の部品供給状況を調査す
る部品改廃情報確認88を行う場合、ユーザーは部品カ
タログ情報63により確認することが可能である。ま
た、ユーザーからの確認要求がなくとも新たな改廃発生
時にはプラントメーカーからユーザーへその情報が通知
される。
【0128】プラントの使用部品は消耗品を除き通常1
0年以上稼動させるが、ほとんどの部品はその間に廃型
となったり代替品に変わるため、ユーザーはその改廃情
報を事前に把握し必要に応じ予備品調達等の対応をとっ
たうえで引き続きその部品を使用しつづけるケースが多
い。しかし実際には改廃情報をタイムリーに把握できず
予備品調達等の機会を逃す場合がある。
【0129】また、プラントに使用されている廃型部品
が故障し部品を交換する必要がある場合には対象となる
部品の供給状況を確認する必要があるが、部品メーカー
への廃型部品の問合せには通常手間がかかるとともに、
その結果調達できない場合にはその時点で部品自体の交
換検討を開始することとなり、復旧までに多大な時間を
要することとなる。本実施の形態によればこのようなリ
スクを回避することができ、ユーザーは迅速かつ正確に
廃型部品の部品供給状況を含めた部品の改廃情報の確認
が可能となる。
【0130】[第25の実施の形態](請求項25等に
関連) つぎに、図25に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第25の実施の形態を説明する。こ
の第25の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、部品交換の計画を実施する場合
等における部品納期情報確認89を行う時に部品カタロ
グ情報63により部品の所要納期の確認を実施すること
が可能である。
【0131】部品の中には6ヶ月以上の納期を要するも
のも存在するため、部品の交換を実施するためには部品
の納期を考慮したリードタイムが必要であるが、従来
は、交換を計画し予算も取ったが調達する段階で必要な
時期に部品が間に合わないという事態も発生していた。
【0132】また、部品は同一部品であっても部品メー
カーの状況により所要納期が変動することもあり、交換
の計画段階で部品納期を把握したい場合その都度プラン
トメーカーに問い合わせる必要があり、相当な手間がか
かっていた。特に対象となる部品の種類やプラントメー
カーが多岐にわたる場合などは、プラントメーカーから
の回答も相当の時間を要しており、納期の回答がなされ
た時点では既に間に合わない時期に達しているケースも
見られる。本実施の形態によればこのようなリスクを回
避することができ、ユーザーは迅速かつ正確に部品納期
情報の確認が可能となる。
【0133】[第26の実施の形態](請求項26等に
関連) つぎに、図26に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第26の実施の形態を説明する。こ
の第26の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、部品交換の計画を実施する場合
等における部品価格情報確認90を行う時に部品カタロ
グ情報63により部品価格の確認を実施することが可能
である。
【0134】原子力プラントに使用する部品にはユーザ
ーへ供給される段階でその部品の試験データを付加する
等の理由により、ユーザーが直接部品メーカーより調達
する場合においても一般のカタログ価格以上の費用を必
要とするため、ユーザーが部品の価格を把握したい場合
にはその都度問合せを実施し、予算額を決定する必要が
あり、相当な手間がかかっていた。また、ユーザーによ
っては過去の調達実績より価格を想定し予算額を決定す
る場合もあり、この場合は、調達段階で部品の価格変動
により予算をオーバーする可能性もある。本実施の形態
によればこのようなリスクを回避することができ、ユー
ザーは迅速かつ正確に部品価格情報の確認が可能とな
る。
【0135】[第27の実施の形態](請求項27等に
関連) つぎに、図27に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第27の実施の形態を説明する。こ
の第27の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、プラントに使用している部品等
の交換において、廃型部品情報確認91を行う場合に当
該情報を部品カタログ情報63により確認することがで
きる。
【0136】プラントの使用部品は消耗品を除き通常1
0年以上稼動させるが、ほとんどの部品はその間に廃型
となったり代替品にとって代わるが、ユーザーはこの廃
型となった部品を別の用途に使用したり代替品との互換
性を自ら確認する場合があり、その際に廃型部品の仕様
に関する情報を入手する必要がでる。廃型前の部品につ
いてはカタログ等で情報を容易に入手することができる
が、このような廃型部品、特に廃型後何年も経過してい
る部品の情報については部品メーカーのサービス部門へ
直接問い合わせる等の行為が必要であり、場合によって
は部品メーカーにおいても情報を廃棄している場合もあ
る。
【0137】よって部品カタログ情報63に廃型部品お
よび倒産した部品メーカーの部品情報を入力する。本実
施の形態によればこのようなリスクを回避することがで
き、ユーザーは迅速かつ正確に廃型部品情報の確認が可
能となる。
【0138】[第28の実施の形態](請求項28等に
関連) つぎに、図28に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第28の実施の形態を説明する。こ
の第28の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、プラントメーカーのデータベース52内に部
品の型式、プラントメーカー、仕様(定格、寸法)、価
格、納期、不適合履歴、改廃情報等を登録した部品カタ
ログ情報63を有し、プラントメーカー内のサーバー6
2を介してウェブサイトやネットワークシステム等の情
報通信網を利用することによりプラントメーカー技術者
の端末よりこれら情報をアクセスすることができ、部品
交換計画や調達仕様の検索を効率化、遠隔化することが
できる。
【0139】[第29の実施の形態](請求項29等に
関連) つぎに、図29に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第29の実施の形態を説明する。こ
の第29の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、プラントメーカーのデータベース52内に使
用部品の型式、機器番号、仕様箇所、交換履歴、使用状
況、記載図面情報、プラントが保有する予備品等を登録
した部品プラント内情報65を有し、プラントメーカー
内のサーバー64を介してウェブサイトやネットワーク
システム等の情報通信網を利用することにより、プラン
トメーカー技術者の端末よりこれら情報をアクセスする
ことができ、部品交換計画や調達仕様の検索を効率化、
遠隔化することができる。
【0140】[第30の実施の形態](請求項30等に
関連) つぎに、図30に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第30の実施の形態を説明する。こ
の第30の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、プラントメーカーのデータベース52内に代
替品への機種変更が伴う交換時(型式変更時)に必要と
なる取付け方法の相違や特性の相違等から来る交換時に
必要な機器単位の付帯工事情報を含む部品交換情報67
を有し、プラントメーカー内のサーバー66を介してウ
ェブサイトやネットワークシステム等の情報通信網を利
用することにより、プラントメーカー技術者の端末より
これら情報・リストにアクセスすることができ、部品交
換計画や調達仕様の検索を効率化、遠隔化することがで
きる。
【0141】[第31の実施の形態](請求項31等に
関連) つぎに、図31に基づいて、本発明に係るプラント部品
交換サポート方法の第31の実施の形態を説明する。こ
の第31の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形
態に対し、ユーザーは、部品交換に関する情報をユーザ
ーの端末49よりウェブサイトやネットワークシステム
等の情報通信網50を利用することにより、プラントメ
ーカーにあるサーバー62、サーバー64、サーバー6
6を介して対話画面や映像等を用いて、プラントメーカ
ーのデータベースにアクセスし必要な部品カタログ情報
63、部品プラント内情報65、部品交換情報67のリ
ストを検索し、部品交換に関する計画、実行を効率化、
遠隔化することができる。
【0142】さらに、既存の部品カタログ情報63、部
品プラント内情報65、部品交換情報67では得られな
い情報が必要な場合には、ユーザーは、ユーザーの端末
49からの電子メールや電話によりメーカーに問い合わ
せることが可能である。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の部品交換
サポート方法およびシステムによれば、例えばユーザー
がプラントメーカーの部品交換サポートを受けることに
よりユーザーが自ら部品メーカーから部品を調達するこ
とが可能となるうえ、ユーザーはプラントメーカーの保
証を受けることが可能になる。さらに、例えば、ユーザ
ーは緊急時等に有用な情報の提供を受けることが可能と
なるため、ユーザーから見た部品交換コストの削減、お
よび交換によるリスクを回避することが可能になる。
【0144】さらに、例えば部品メーカーから見た不適
合発生時の一次対応リスクの回避や営業リスクを削減す
ることが可能となる。また、例えばプラントメーカー
も、部品調達の業務を完全に失うのではなく、部品交換
計画の策定と調達仕様の作成を通してその対価として金
銭保証を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第1の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図2】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第2の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図3】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第3の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図4】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第4の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図5】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第5の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図6】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第6の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図7】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第7の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図8】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第8の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図9】本発明に係るプラント部品交換サポート方法の
第9の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図10】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第10の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図11】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第11の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図12】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第12の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図13】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第13の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図14】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第14の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図15】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第15の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図16】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第16の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図17】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第17の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図18】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第18の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図19】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第19の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図20】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第20の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図21】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第21の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図22】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第22の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図23】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第23の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図24】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第24の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図25】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第25の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図26】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第26の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図27】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第27の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図28】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第28の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図29】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第29の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図30】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第30の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図31】本発明に係るプラント部品交換サポート方法
の第31の実施の形態を示す模式的ブロック図。
【図32】従来のプラント部品交換方法を示す模式的ブ
ロック図。
【符号の説明】
1…部品調達依頼、2…プラントプラントメーカーへの
部品調達費用、3…部品交換に関する現状プラントメー
カー付帯対応項目、4…部品調達納入、5…部品交換に
関する部品メーカー実施項目、6…部品メーカーへの部
品調達費用、7…部品メーカー直調達時のユーザーリス
ク、8…ユーザー直納入時の部品メーカーリスク、9…
ユーザーからの交換部品抽出条件、10…部品交換計画
情報、11…部品交換計画、12…ユーザーからの調達
仕様作成要求、13…部品調達仕様情報、14…調達仕
様作成、15…ユーザーからの部品調達要求、16…部
品受入、17…調達・納入、18…部品製造、19…部
品出荷、20…保証、21…部品交換計画費用、22…
調達仕様作成費用、23…不適合対応リスクおよび営業
リスク削減費用、24…部品交換サポート、25…部品
カタログ情報、26…部品プラント内情報、27…部品
交換情報、28…部品点検結果情報、29…交換部品抽
出条件、30…部品点検結果評価、31…部品交換依
頼、32…部品交換実績情報(ユーザー)、33…部品
交換実績情報(プラントメーカー)、34…部品交換サ
ポート情報、35…部品不適合情報(プラントメーカ
ー)、36…部品不適合情報(部品メーカー)、37…
部品改廃情報(プラントメーカー)、38…部品改廃情
報(部品メーカー)、39…部品納期情報(プラントメ
ーカー)、40…部品納期情報(部品メーカー)、41
…部品価格情報(プラントメーカー)、42…部品価格
情報(部品メーカー)、43…不適合発生、44…不適
合一次対応、45…プラント適合性、原子力仕様に対す
る対応(プラントメーカー)、46…単品不良対応(部
品メーカー)、47…保証(プラントメーカー)、48
…部品交換、49…ユーザー端末、50…情報通信網、
51…プラントメーカーのサーバー、52…プラントメ
ーカーのデータベース、53…プラントメーカーのサー
バー、54…部品調達要求、55…プラントメーカーの
サーバー、56…不適合発生、57…不適合一次対応、
58…緊急部品調達要求、59…対策水平展開情報、6
0…プラントメーカーのサーバー、61…部品メーカー
端末、62…プラントメーカーのサーバー、63…部品
カタログ情報、64…プラントメーカーのサーバー、6
5…部品プラント内情報、66…プラントメーカーのサ
ーバー、67…部品交換情報、68…トレーサビリティ
ー情報確認要求、69…特殊仕様情報確認要求、70…
他プラント導入実績情報確認要求、71…原子力仕様に
対する適合性評価データ確認要求、72…プラント運転
状態に応じた交換確認要求、73…部品改廃情報、74
…代替品選定、適合性評価、75…緊急部品調達要求、
76…プラントメーカー保有予備品、77…部品情報提
供要求、78…部品情報、79…予備品管理費用+通常
部品価格、80…情報提供費用、81…照合、82…緊
急部品転用費用+通常部品価格、83…部品故障、84
…部品発注時期と部品納期のミスマッチ、85…部品メ
ーカー納期遅延、86…他物件調達部品転用体制、87
…緊急部品供給、88…部品改廃情報確認要求、89…
部品納期情報確認要求、90…部品納期情報確認要求、
91…廃型部品情報確認要求。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21D 3/00 G21D 3/00 Z (72)発明者 岩崎 盛久 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND02 PP23 UU22

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品からなるプラントの部品交換
    サポート方法において、 プラントメーカーが部品の代替品選定およびその適合性
    評価を行なう代替品選定ステップと、 プラントメーカーがユーザーに部品交換計画情報を提供
    する交換計画ステップと、 前記部品計画情報に基づいてユーザーが最終的に決定し
    た交換部品を部品メーカーから調達するための調達仕様
    を、プラントメーカーがユーザーに提供する調達仕様提
    供ステップと、 前記調達仕様に基づきユーザーの依頼によりプラントメ
    ーカーが部品を調達する調達ステップと、 ユーザーが前記調達仕様に基づき部品メーカーより調達
    する部品へのプラント適合性に対する保証をプラントメ
    ーカーが提供する保証ステップと、 少なくともユーザーの緊急時に、プラントメーカーがユ
    ーザーに即時部品を供給する予備品供給ステップと、 プラントメーカーがユーザーに部品に関する各種情報を
    提供する情報提供ステップと、 を有する部品交換サポート方法。
  2. 【請求項2】 前記交換計画ステップ、調達仕様提供ス
    テップ、調達ステップおよび情報提供ステップにより提
    供される情報は、プラントメーカーが保有する部品カタ
    ログ情報、部品プラント内情報および部品交換情報のい
    ずれかより抽出されること、を特徴とする請求項1に記
    載の部品交換サポート方法。
  3. 【請求項3】 前記部品カタログ情報、部品プラント内
    情報および部品交換情報は、ユーザーおよびユーザーが
    プラントメーカーに依頼して行なった部品交換の実績情
    報に基づき随時更新されること、を特徴とする請求項2
    に記載の部品交換サポート方法。
  4. 【請求項4】 前記部品カタログ情報、部品プラント内
    情報および部品交換情報は、当該プラントもしくは他設
    備で発生した部品不適合情報に基づき随時更新されるこ
    と、を特徴とする請求項2または3に記載の部品交換サ
    ポート方法。
  5. 【請求項5】 前記部品カタログ情報、部品プラント内
    情報および部品交換情報は、部品の改廃情報に基づき随
    時更新されること、を特徴とする請求項2ないし4のい
    ずれかに記載の部品交換サポート方法。
  6. 【請求項6】 前記部品カタログ情報は、部品の納期情
    報に基づき随時更新されること、を特徴とする請求項2
    ないし5のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  7. 【請求項7】 前記部品カタログ情報は、部品の価格情
    報に基づき随時更新されること、を特徴とする請求項2
    ないし6のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  8. 【請求項8】 前記代替品選定ステップは、プラントの
    設備に使用されている部品が調達不可となることが確認
    された時点で、あらかじめプラントメーカーが代替品を
    選定するとともにその適合性評価を行ない、ユーザーの
    部品交換に支障のないようにプラントの部品ラインナッ
    プの維持を図ること、を特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載の部品交換サポート方法。
  9. 【請求項9】 前記交換計画ステップは、ユーザーが行
    なった部品の点検結果に対する評価結果と、設置制御
    盤、系統、型式、交換履歴、プラントメーカー、定格お
    よび取付け方式種別のうちのいずれか少なくとも一つを
    交換対象の抽出条件とすること、を特徴とする請求項1
    ないし8のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  10. 【請求項10】 前記交換計画ステップにおける部品交
    換計画情報の確認を、プラントメーカーに設けられたサ
    ーバーと、ユーザーに設けられたユーザー端末との間
    で、情報通信網を介して行なうこと、を特徴とする請求
    項1ないし9のいずれかに記載の部品交換サポート方
    法。
  11. 【請求項11】 前記調達仕様提供ステップにおける交
    換対象部品調達仕様の確認を、プラントメーカーに設け
    られたサーバーと、ユーザーに設けられたユーザー端末
    との間で、情報通信網を介して行なうこと、を特徴とす
    る請求項1ないし10のいずれかに記載の部品交換サポ
    ート方法。
  12. 【請求項12】 前記調達ステップにおけるプラントメ
    ーカーへの発注を、プラントメーカーに設けられたサー
    バーと、ユーザーに設けられたユーザー端末との間で、
    情報通信網を介して行なうこと、を特徴とする請求項1
    ないし11のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  13. 【請求項13】 前記保証ステップは、この保証に組み
    込むプラント適合性に対する不適合と部品メーカーが負
    う単品不良とを適正に判別する機能を有すること、を特
    徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の部品交
    換サポート方法。
  14. 【請求項14】 前記保証ステップは、プラントメーカ
    ーより前記調達仕様提供ステップにより提供された部品
    調達仕様に基づき部品交換が行われたことを、前記ユー
    ザーが行なった部品交換実績情報をもってプラントメー
    カーが確認したことを条件に、プラント適合性に対する
    リスクをプラントメーカーがユーザーおよび部品メーカ
    ーに対し保証すること、を特徴とする請求項1ないし1
    3のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  15. 【請求項15】 前記予備品供給ステップは、少なくと
    も、プラントの部品が故障した際の緊急対応の場合、ユ
    ーザーの部品発注時期と部品納期のミスマッチにより必
    要時期に部品が調達されない場合、および、ユーザーが
    プラントメーカーより前記調達仕様提供ステップにより
    提供された部品調達仕様に基づき前記直接部品メーカー
    に発注した部品の納期が遅れた場合、のうちのいずれか
    の場合に、プラントメーカーがあらかじめ保有している
    予備品を、通常の部品代に予備品管理費用を付加した価
    格でユーザーに提供すること、を特徴とする請求項1な
    いし14のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  16. 【請求項16】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報および部品プラント内情報において不適合の発生
    した部品使用プラントのユーザーに対して、前記データ
    ベースに蓄積された不適合部品情報を、情報通信網を介
    して送信すること、を特徴とする請求項1ないし15の
    いずれかに記載の部品交換サポート方法。
  17. 【請求項17】 前記情報提供ステップは、部品プラン
    ト内情報において、任意の部品を緊急に必要とするユー
    ザーに対して、当該プラント以外のプラントの保有する
    予備品情報を提供すること、を特徴とする請求項1ない
    し16のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  18. 【請求項18】 前記情報提供ステップは、部品プラン
    ト内情報において、当該プラント以外のプラントの使用
    部品のトレーサビリティー情報を提供すること、を特徴
    とする請求項1ないし17のいずれかに記載の部品交換
    サポート方法。
  19. 【請求項19】 前記情報提供ステップは、部品プラン
    ト内情報において、当該プラント以外のプラントの使用
    部品の特殊仕様情報を提供すること、を特徴とする請求
    項1ないし18のいずれかに記載の部品交換サポート方
    法。
  20. 【請求項20】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、部品機種ごとの当該プラント以外のプ
    ラントを含む導入実績情報を提供すること、を特徴とす
    る請求項1ないし19のいずれかに記載の部品交換サポ
    ート方法。
  21. 【請求項21】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、部品機種ごとの適合性評価データ情報
    を提供すること、を特徴とする請求項1ないし20のい
    ずれかに記載の部品交換サポート方法。
  22. 【請求項22】 前記情報提供ステップは、部品プラン
    ト内情報において、当該プラント以外のプラントの使用
    部品のプラント運転状態に対応した交換作業情報および
    影響評価情報を提供すること、を特徴とする請求項1な
    いし21のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  23. 【請求項23】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、前記代替品選定ステップでプラントメ
    ーカーが提示した部品について、その仕様情報および適
    合性評価データを提供すること、を特徴とする請求項1
    ないし22のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  24. 【請求項24】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、部品改廃情報および部品廃型後の部品
    供給情報を提供すること、を特徴とする請求項1ないし
    23のいずれかに記載の部品交換サポート方法。
  25. 【請求項25】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、部品納期情報を提供すること、を特徴
    とする請求項1ないし24のいずれかに記載の部品交換
    サポート方法。
  26. 【請求項26】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、部品価格情報を提供すること、を特徴
    とする請求項1ないし25のいずれかに記載の部品交換
    サポート方法。
  27. 【請求項27】 前記情報提供ステップは、部品カタロ
    グ情報において、少なくとも廃型部品および倒産した部
    品メーカーの部品情報を提供すること、を特徴とする請
    求項1ないし26のいずれかに記載の部品交換サポート
    方法。
  28. 【請求項28】 複数の部品からなるプラントに使用さ
    れている部品の仕様、価格、納期、不適合履歴および改
    廃情報のうちの少なくとも一つを含むカタログ情報を記
    録したデータベースと、 このデータベースにアクセスし前記部品カタログ情報の
    リストを検索できるサーバーと、 を備えた部品交換サポートシステム。
  29. 【請求項29】 複数の部品からなるプラントに使用さ
    れている部品の型式、機器番号、使用箇所、交換履歴、
    使用状況、記載図面番号、および、プラントが保有する
    予備品のうちの少なくとも一つを含む部品プラント内情
    報を複数のプラントについて、プラントごとに記録した
    データベースと、 このデータベースにアクセスし前記部品プラント内情報
    のリストを検索できるサーバーと、 を備えた部品交換サポートシステム。
  30. 【請求項30】 複数の部品からなるプラントに使用さ
    れている部品のうち交換時に代替品への機種変更が伴う
    ケースで、交換時に必要な機器単位の付帯工事情報を記
    録したデータベースと、 このデータベースにアクセスし前記代替品交換時の付帯
    工事情報のリストを検索できるサーバーと、を備えた部
    品交換サポートシステム。
  31. 【請求項31】 ユーザー端末から情報通信網および前
    記サーバーを介して前記データベースにアクセスし、前
    記部品カタログ情報、部品プラント内情報および部品交
    換情報の少なくとも一部をユーザー側から検索すること
    ができるように構成されていること、を特徴とする請求
    項28ないし30のいずれかに記載のプラント部品交換
    サポートシステム。
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