JPH08288944A - 通信設備管理システム - Google Patents

通信設備管理システム

Info

Publication number
JPH08288944A
JPH08288944A JP7092180A JP9218095A JPH08288944A JP H08288944 A JPH08288944 A JP H08288944A JP 7092180 A JP7092180 A JP 7092180A JP 9218095 A JP9218095 A JP 9218095A JP H08288944 A JPH08288944 A JP H08288944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
alarms
equipment
correlation
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7092180A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kibuse
春夫 木伏
Yoshiaki Ichikawa
芳明 市川
Masami Yuki
正美 結城
Kunihiko Kobari
邦彦 小針
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7092180A priority Critical patent/JPH08288944A/ja
Publication of JPH08288944A publication Critical patent/JPH08288944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多数の設備からの連鎖的にアラームが発生し、
かつ複数の事象の多重発生を想定しなければならない場
合に、多数のアラームの中から発生事象に直接的に関連
する重要アラームを選別する手段を提供する。 【構成】設備相互関連学習手段101は、監視対象の設
備に含まれる各エレメントE1,E2,E3,E4で発
生した多数のアラーム信号の発生履歴の同期性から相関
のあるアラームを選択した相関データと、連鎖的に発生
するアラームの同時発生頻度データを用い、相互関連デ
ータを作成後、重要アラーム選別手段102へ供給す
る。重要アラーム選別手段102は相互関連データをも
とにして、障害で発生したアラームパターン中で故障原
因であるアラームだけを選別し、他の入力アラームを抑
制し、重要アラームを表示手段103に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信設備管理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信設備に相互関連があるとき、
ある設備に異常が発生すると他の設備にも影響が現れ
る。このような場合、各々の設備がアラームを発生する
ため、アラームが連鎖的に多数発生し、どの設備が異常
事象の元となったのかがアラームだけを見た限りでは分
からなくなる。すなわち、多数のアラームの中に重要な
アラームが埋もれてしまう。一方、監視業務に慣れた監
視員は、過去の事例に基づいて発生しているアラームの
パターンから事象を同定することが可能であり、どの設
備が事象の原因であるのかを選別することができる。し
かし、システムが大規模になるにつれて選別判断の高速
化や、より一層の正確さが求められ、監視業務の自動化
が必要となっている。そこで、従来ではニューラルネッ
トワークなどのパターン認識手段を用いてアラームパタ
ーンと異常事象(原因となる設備)との対応付けを学習
し、実際の異常時に高速かつ正確な選別判断を可能とす
る方式が提案されている。その一例はIEEE トラン
ザクション オン ニュークリアー サイエンス40巻
1号(1993年)11頁から20頁(IEEE Transaction
on Nuclear Science, VOL.40, No.1, pp11−20, 1993)
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、パタ
ーン識別手段に全てのアラームを入力し、識別結果であ
る事象のコード番号を出力させるものであるが、アラー
ム数が数百を超える数になると識別のための時間が増大
し、複数の事象が重複して発生すると正しい識別ができ
ない。また、交換設備を有する通信設備(公衆網)で
は、設備構成を示すデータは、常に正確な内容に更新さ
れているわけではなく、標準的な構成を示すデータであ
る。実際の網構成は、工事,伝送路故障などでルート変
更があり設備相互間の因果関係を決定する網構成データ
に関するデータが正確に得られない。そのため、設備管
理に必要な設備相互間の構成に不確実な部分があり、警
報選択のルールをあらかじめ固定的に記述することがで
きず、高速かつ正確な設備管理ができない。
【0004】本発明の目的は、多数の設備からの連鎖的
にアラームが発生した場合に、多数のアラームの中から
発生事象に関連するアラームを選別する手段を備え、オ
ペレータの負荷を低減する設備管理システムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は複数の通信設備から検出された異常事象を
示す複数のアラームを入力し、これらのアラームを用い
てアラームの発生タイミングを検出し、統計的に同期し
て発生しているアラームの相関およびアラームの同時発
生頻度を学習する設備相互関連学習手段と、前記手段に
より作成された設備相互関連データをもとに故障原因に
関連するアラームを選別する手段を備えた。
【0006】
【作用】設備相互関連学習手段は、複数の通信設備から
検出された異常事象を示すアラーム履歴の同期性から設
備の相関データ、さらに、連鎖的に発生する多数の波及
アラームの同時発生頻度データを把握し、二つのデータ
を設備相互関連抽出手段に入力し、設備の相互関係を示
した設備相互関連データをアラーム選別手段に入力す
る。
【0007】アラーム選別手段は、設備相互関連学習手
段で作成した設備相互関連データと、実際にリアルタイ
ムに発生した多数アラームを入力することにより、設備
情報検索装置を定期的に更新することができるので、故
障原因アラーム選択が可能になり、多数のアラームの中
から発生事象に直接的に関連する重要アラームを選別す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図1を用いて本発明の実施例である設
備管理システムを詳細に説明する。本実施例は、設備相
互関連学習手段101,重要アラーム選別手段102,
表示手段103を有する。設備相互関連学習手段101
は、監視対象の設備に含まれる各通信設備(エレメン
ト)E1,E2,E3,E4,…(図2)で発生した多
数のアラーム信号の発生履歴の同期性から、相関のある
アラームを選択した相関データと、連鎖的に発生するア
ラームの同時発生頻度データを作成する。それら二つの
データを用いて設備相互関連データを作成後、重要アラ
ーム選別手段102へ供給する。重要アラーム選別手段
102は設備相互関連データをもとにして、障害で発生
したアラームパターン中で相関が強くかつ、同時発生頻
度が高いアラームだけを選別し、他の入力アラームを抑
制し、重要アラームを表示手段103に供給する。ここ
で設備相互関連学習手段は、故障時におけるアラームを
一時的にデータベース等に、順次、格納する。過去のア
ラーム履歴を蓄積後、ネットワークの使用頻度が少ない
夜間などに学習し、設備相互関連データを作成し、アラ
ーム選別手段に一定期間ごと送信する(たとえば毎日,
一週間毎,一ヵ月後など)。アラーム選別手段へのアラ
ーム入力は、リアルタイムにて処理し選別する。この選
別は、設備相互関連データが十分に学習されたデータで
なければいけない。
【0009】設備相互関連学習手段101の構成は、図
2に詳細に示される。図2の左上のエレメント群として
枠で囲った部分が監視対象とする設備の一部を示してい
る。ネットワーク監視対象200は、最上位設備E3、
その下位設備は、E7,E10さらに下位設備は、E8,
E1,…、最下位設備は、E2,E6,…,E9の構成
を示している。E1,E2,E3,E4は設備の認識番
号である。これらの設備には相互関連があり、例えば、
同図ではE1,E6,E11の間には関係があり、例え
ば、E1が故障するとアラームを発生するが、故障して
いないE6,E11もこれに影響されてアラームを発生
する。このように連鎖的に発生するアラームを波及アラ
ームと言い、故障箇所であるE1を同定するに際して妨
げとなる。ここで波及アラームとは、故障が発生した設
備よりも下位層すべての設備に発生する。すなわち、故
障箇所が上位階層であればあるほど波及アラームが多
い。したがって、この波及アラームの数を認識すること
で設備の相互関連を把握できる。本実施例の手段の主目
的は、波及アラームを抑制し、真の故障箇所である重要
アラームだけを選別することである。一方、同図のE1
0,E4,E12のような別の系統の設備は、偶然の機
会を除いてはE1,E6,E11と同時にアラームを発
生することはない。大規模なシステムにおいては設備の
数が非常に多く、アラームの総数は膨大になる。このよ
うな大規模システムでは発生件数も多く、日常、何処か
になんらかの異常事象が発生しており、かなりの数のア
ラームが定常的に検出されていることも珍しくはない。
故障箇所は現場での保守や点検を通じて、あるいは経験
を積んだ監視員によって最終的には判明する。しかし、
設備の構成情報を用いて行うこともできるが、大規模シ
ステムではこの構成情報も常に最新のものに更新されて
いるとは限らない。現場での新設,変更や保守が行わ
れ、その結果が管理システム側に即座に通知されるとは
限らない。ここで、本実施例における設備相互関連学習
手段101を、図2の構成図と図3のフローチャートを
用いて説明する。設備相互関連学習手段101ではアラ
ームの履歴を見て設備構成を把握して、故障原因に直接
関連する重要アラームを算出する。まず、各設備で発生
したアラーム信号(処理301)は、一旦、アラーム記
録手段201に記録された後(処理302)、相関デー
タ記憶手段202内の相関テーブル203を更新するた
めに用いられる。ここで相関テーブルとは、設備の認識
番号(E1,E2,E3,…)と、要素(i,j)を含
めたものであり、相関マトリクスは、相関テーブルから
認識番号を除いた要素(i,j)だけと定義する。同マ
トリクスは行と列が個々の設備に対応しており、アラー
ムの相関を同期性の観点から示したものである。例え
ば、必ず同時刻に発生しているアラーム同士や、やや時
間遅れがあるものの必ず他を伴って発生するアラーム同
士は同期性があると考える(処理303)。同期性判別
手段204はそのような考えに基づいて判定し、ある設
備iのアラームについて同期性のある他の設備のアラー
ムjを見いだす。加算手段205は、同期判別手段20
4で同期性があると判定された相関マトリクスの(i,
j)要素を値d(<1.0 )だけ微増する(処理30
4)。減算手段206は、同期性判別手段204で同期
性があると判定された以外の要素(i,k)、すなわ
ち、ある設備iのアラームと他の設備のアラームを値d
だけ減少させる(処理305)。相関マトリクスの要素の
値は区間[0,1.0 ]でクリップするように設定して
あり、常に同期性のある設備同士に対応する要素の値は
いずれ1.0になり、同期性のないものは0.0になる
(処理306)。さらに同期性のある設備アラームに関し
て、同時発生頻度を認識するために、同時発生頻度加算
手段207により、アラームが同時発生する頻度を調べ
(処理307)、同時発生頻度記憶手段208に格納する
(処理308)。ここでアラームが同時発生する頻度と
は、自分自身を含む同時発生した設備アラームの数とす
る。すなわち、連鎖的に発生するアラームが多いと言う
ことは、その設備が原因でアラームが発生することを意
味する。いわば波及アラームの数である。その場合、た
とえば、E1が故障して波及アラームがn個発生したら
E1=(n+1)ポイントとする。何回か学習してE1に
関して、(n+1)ポイントより高いポイントが発生し
ない限り、更新しないものとする。この同時発生頻度
は、同時発生頻度記憶手段208内の同時発生頻度グラ
フ209を更新するために用いられる。ここで同時発生
頻度グラフとは、設備の認識番号(E1,E2,E3,
…)を横軸に、同時発生頻度を縦軸にとったものであ
る。同グラフは個々の設備に対応しており、ネットワー
ク設備の階層を把握することも可能である。グラフを十
分な量(期間)のアラーム記録を用いてこの操作を行う
と(処理309)、相関マトリクスおよび同時発生頻度
グラフが作成され、相関のある設備の認識番号が相関デ
ータ、設備に対する同時発生頻度データとして出力され
る。処理309では、アラームをリアルタイムに学習す
るのではなく、アラーム記録(障害アラーム)をデータ
ベース等に格納しておき、比較的障害アラームが発生せ
ず、ネットワークの負荷が少ない夜間などに実施するこ
とにより、学習の処理時間が低減できる。以上、相関デ
ータ記憶装置202および同時発生頻度記録装置208
にデータが作成され、相関データ210と同時発生頻度
データ211を設備相互関連抽出手段212に送信し
(処理310)、設備相互関連データ213を算出し、図
1の重要アラーム選別手段102へ出力する。ここで設
備相互関連データ213は、ネットワーク監視対象20
0の階層および構成を示すリストである(図に示したリ
ストはE3が最上位でE6が最下位であることを示
す。)。
【0010】次に、図4,図5,図6で、実際のデータ
(ネットワーク監視対象200の発生データ)を用いて
相関学習および階層を把握する様子を説明する。設備i
dの情報を用い、相関テーブル及び階層テーブル作成時
の検索に使用する相関テーブルラベルと同時発生頻度グ
ラフを作成する。この例を図4に示した。最初に図6
(a)に示す一定時間内の障害アラームを全て読み込
む。その際全てのアラームの中から、設備id401,
開始時間402,終了時間403を識別する。そして読
み込んだデータをもとに相関テーブルラベルを作成する
(E1とは、設備idが1であることを意味してい
る)。このテーブルラベルは、設備idとアラーム種別
との組合せが過去に存在しないものに対してのみ作成
し、テーブルラベルとして新たに追加する。これらテー
ブルラベルは、図4(b)の相関テーブルの要素(i,
0)及び要素(0,j)に格納する。要素(i,0)に
格納されたテーブルラベルは故障設備を意味し、要素
(0,j)に格納されたラベルはアラーム発生設備を意
味する。具体的に例を示すと、ラベルE1はネットワー
ク監視対象200の設備E1、ラベルE12はネットワ
ーク監視対象200設備E12を示す。さらに、図
(c)に示す同時発生頻度グラフの横軸に当たる同時発
生頻度設備ラベルを作成する。同時発生頻度設備ラベル
は相関テーブルラベルと同様であり、縦軸を同時発生頻
度(整数ポイント)とする。同図(b)の相関テーブル
ラベル,同時発生頻度設備ラベル完成後、アラームから
相関マトリクス及び同時発生頻度グラフを作成する。こ
の例を図5で説明する。図5(a)の障害アラームで網
かけ部分のアラーム電文をイベントAとする。イベント
Aでは、故障が設備id8(E8)に発生すると、それ
にともない、障害として波及アラームが設備id2(E
2),設備id6(E6)と発生することを示してい
る。これらの一連のアラーム発生をイベントと定義す
る。同一イベントであるかないかは、波及アラームの最
終了時刻と、次の発生アラームの開始時間との間に時間
差があれば別イベントと判断する(この例では、60秒
以内とする)。次に、同一イベント内で発生したと判定
されたアラームに関し、相関テーブルラベルに対応した
全ての組合せについてポイント(整数値)を加える。図
5(b)の相関テーブルは同図障害アラーム(a)のイ
ベントA(網かけ部分)のアラームについてポイントの
あたえ方を示したものである。例えば、故障設備テーブ
ルラベルE1に関してみるとテーブルの第8行目にあ
り、同一イベント内で相関のあるアラーム発生設備のテ
ーブルラベルを検索すると、E2,E6が第2列及び第
6列にある。ポイントを加える点は、行と列が重なって
いる点すなわち、テーブル上の要素(8,2)と要素
(8,6)にポイントを加える。第8行目でポイントを
加えられなかったものに対しては、全てポイントを引き
算する(斜線部分)。これら各々ポイント値の総和は、
0〜1の範囲を超えないように値を調整する。相関テー
ブルの対角線上は、無条件に1とする。以後これらの動
作をイベント毎に繰り返すことにより、相関テーブルが
完成する。次に同時発生頻度グラフ作成の詳細を説明す
る。各イベントで最初に発生したアラームを対象にして
同時発生頻度ポイントを加えていく。例えば、イベント
Aについて見ると最初に発生したアラーム設備E8につ
いてポイントを同時発生頻度グラフに加算する。ポイン
ト値は、次のイベントが発生するするまでの自分自身を
含む波及アラームの数をポイント値とする。イベントA
では、ラベルE8に3ポイントを加える(同図(c)に
示す設備E8に3ポイント)。以下同様にしてイベント
Bに関しては、設備E10に6ポイント、イベントCに
関しては設備E2に1ポイント各々に加える。図5同時
発生頻度グラフ(C)は階層テーブルにポイントを加え
たイメージを示す。何回か学習しているあいだに、もし
各々の同時発生ポイントより大きい値が存在したら、そ
の値を更新する。この場合ポイントが高いことは、ある
イベントにともなって波及アラームが数多く発生するこ
とを意味する。すなわちポイントが高いことは言うまで
もなく故障原因であることを意味する。
【0011】図6は、ネットワーク監視対象200を十
分な量(期間)学習した場合の相関テーブルと同時発生
頻度グラフを示す。相関データは、この相関テーブルを
もとに作成する。その様子を、同図(a)に示す。相関
データは、このテーブル上に黒表示された要素がすべて
相関があることを示す。このテーブルで、E1に関して
見ればE6,E11の設備に関して相関があり、E3に
関して見ればすべての設備相関があることを示す。ここ
に、テーブル上に黒表示された要素の相関ラベルがまさ
に相関データとなる。同時発生頻度データは、同図
(b)同時発生頻度グラフより求める。このグラフよ
り、同時発生頻度の数値が高い順番に又は、低い順番に
同時発生頻度設備ラベルを並べ変えたものが、同時発生
頻度データである(並べ変えることで各々の設備の重要
度が把握できる)。この場合、設備E3が最重要機器で
ある。これら、相関データ,同時発生頻度データより設
備相互関連データを作成する。データの作成方法は、相
関データを同時発生頻度データにより並べ変えたもので
ある。ここで、相関テーブルラベルは、十分な量を学習
して、相関がないものに対して、ラベルは削除される。
すなわち相関テーブルラベルと同時発生頻度設備データ
とは必ずしも等しくない。
【0012】図7は重要アラーム選択手段701の実施
方法を詳しく述べたものである。ネットワーク監視対象
200で過去に十分学習し、設備情報相互関連データを
設備情報データベース702へ格納したと仮定して説明
する。ここで、網かけ部の設備相互関連抽出手段704
の学習は、ネットワークの使用頻度が低い夜間などに学
習する。同図の実施例では設備E8が故障した例を示
す。設備E8が故障すると、それにともない設備E2,
E6にアラームが発生する。監視用アラーム信号703
としてE2,E6,E8は、重要アラーム選択手段70
1の内部のアラーム集約手段705に入力される。この
場合、別に図1に示す解析用アラームとして設備相互関
連手段にも同時に送信され、相関テーブル及び同時発生
頻度の学習を実施し、知識を蓄える。アラーム集約手段
705に入力された監視用アラーム信号703は、設備
情報検索手段706へ送信する。設備情報データベース
702に格納している設備相互関連データ707をもとに
監視用アラーム信号のうち重要アラーム信号を検索す
る。解析用アラーム703をすべて検索した時点で、ア
ラーム選択手段は重要アラームを決定し、表示手段へ送
りオペレータに提示する。
【0013】図8は、多重故障が発生したときにおける
重要アラーム選択手段の実施方法を述べたものである。
この例では設備E8と設備E12でほぼ同時に故障した
場合である。過去にこの図に示すネットワーク構成につ
いて十分に学習していれば同様の処理で対応できる。
【0014】アラーム選択手段内にある設備情報検索装
置は集約されたアラームに関連する設備情報(アラーム
以外の稼働データ,設計データなど)を検索して、アラ
ーム信号に付加し事象情報として出力する。ここでは検
索した設備情報を用いてアラーム信号を加工することも
可能である。例えばアラームの機器コードを設備の名称
に変えることは単純な照合ロジックで実施できる。重要
アラームを入力して、事象の原因となる故障設備名を出
力するというこのような機能は、事象同定をする機能で
あるとも言うことができる。
【0015】本実施例によれば、設備相互関連学習手段
によって、多数の設備から発生する波及アラームを含む
多数のアラーム信号を、統計的に同期して発生している
相関のあるアラームの重要度を把握できるので、多数の
設備から波及アラームが発生し、かつ複数の事象の多重
発生を想定しなければならない場合に、多数のアラーム
の中から発生事象に直接関連する重要アラームを選別で
きる。更に複数のエリアで多重故障が同時に発生した際
にも、それらを識別できる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、多数の設備からの多数
の波及アラームが発生し、かつ複数の事象の重複発生を
想定しなければならない場合に、多数のアラームを収集
してその中から発生事象に直接的に関連する重要アラー
ムのみを高速に選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステムのブロック
図。
【図2】設備相互関連把握手段の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図3】設備相互関連把握手段の処理フローチャート。
【図4】相関テーブルおよび同時発生頻度グラフのラベ
ル作成手順の説明図。
【図5】相関テーブルおよび同時発生頻度グラフの作成
手順の説明図。
【図6】相関テーブルおよび同時発生頻度グラフの説明
図。
【図7】重要アラーム選択手段構成図および単故障の実
施例のブロック図。
【図8】重要アラーム選択手段構成図および多重故障の
実施例のブロック図。
【符号の説明】
101…設備相互関連学習手段、102…重要アラーム
選別手段、103…表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小針 邦彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通信設備から異常事象を示すアラー
    ムを入力し、前記アラームを用いて、発生のタイミング
    を検出し、統計的に同期して発生している前記アラーム
    の相関および前記アラームの同時発生頻度を学習する設
    備相互関連学習手段と、この相関および同時発生頻度を
    用いて異常事象の原因に密接なアラームを選別できる選
    別手段を備えたことを特徴とする通信設備管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記設備相互関連学習手段は、統計的に同
    期して発生している複数のアラームの相関関係を学習す
    る手段と、ネットワーク故障時に連鎖的に発生するアラ
    ームの同時発生頻度を学習する手段と、ネットワークの
    階層構成を把握する設備相互関連抽出手段とを備えた請
    求項1の通信設備管理システム。
  3. 【請求項3】前記設備相互関連抽出手段は、統計的に同
    期して発生している複数のアラームの相関関係を示すデ
    ータと、ネットワーク故障時に連鎖的に発生するアラー
    ムの同時発生頻度を示す同時発生頻度データとを用い、
    ネットワーク設備の相互の関連を示す設備相互関連デー
    タを作成する請求項1または2の通信設備管理システ
    ム。
JP7092180A 1995-04-18 1995-04-18 通信設備管理システム Pending JPH08288944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7092180A JPH08288944A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 通信設備管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7092180A JPH08288944A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 通信設備管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288944A true JPH08288944A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14047245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7092180A Pending JPH08288944A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 通信設備管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08288944A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002115A1 (ja) * 2002-06-21 2003-12-31 Fujitsu Limited 伝送装置の監視システム
GB2416091A (en) * 2004-07-07 2006-01-11 Agilent Technologies Inc High Capacity Fault Correlation
JP2006186633A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Ltd 障害経路診断システム、障害経路診断方法、および障害経路診断プログラム
WO2007007895A1 (ja) * 2005-07-11 2007-01-18 Nec Corporation 通信網の障害検出システム、通信網の障害検出方法及び障害検出プログラム
JP2007258630A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
KR100781496B1 (ko) * 2001-12-26 2007-11-30 주식회사 케이티 통신망 경보에 대한 법칙기반 상관관계 분석시스템에서법칙의 우선순위 선별 및 적용 방법
JP2010231292A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Nomura Research Institute Ltd 監視装置
JP2011109489A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Fujitsu Telecom Networks Ltd アラート管理装置およびアラート管理方法
JP2012008689A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Nec Corp アラーム制御装置
KR20140148396A (ko) * 2012-03-26 2014-12-31 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 처리 장치의 장해 감시 시스템 및 기판 처리 장치의 장해 감시 방법
JP2017509262A (ja) * 2014-03-24 2017-03-30 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー ネットワーク障害のトラブルシューティング・オプションの識別
WO2021214979A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 日本電信電話株式会社 トポロジ検出装置、トポロジ検出方法およびトポロジ検出プログラム

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100781496B1 (ko) * 2001-12-26 2007-11-30 주식회사 케이티 통신망 경보에 대한 법칙기반 상관관계 분석시스템에서법칙의 우선순위 선별 및 적용 방법
WO2004002115A1 (ja) * 2002-06-21 2003-12-31 Fujitsu Limited 伝送装置の監視システム
GB2416091A (en) * 2004-07-07 2006-01-11 Agilent Technologies Inc High Capacity Fault Correlation
JP2006186633A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Ltd 障害経路診断システム、障害経路診断方法、および障害経路診断プログラム
JP4485344B2 (ja) * 2004-12-27 2010-06-23 株式会社日立製作所 サーバ装置、障害経路診断方法、および障害経路診断プログラム
US8065568B2 (en) 2005-07-11 2011-11-22 Nec Corporation Communication network failure detection system, and communication network failure detection method and failure detection program
WO2007007895A1 (ja) * 2005-07-11 2007-01-18 Nec Corporation 通信網の障害検出システム、通信網の障害検出方法及び障害検出プログラム
JP2007020115A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Nec Corp 通信網の障害検出システム、通信網の障害検出方法及び障害検出プログラム
JP2007258630A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
JP2010231292A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Nomura Research Institute Ltd 監視装置
JP2011109489A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Fujitsu Telecom Networks Ltd アラート管理装置およびアラート管理方法
JP2012008689A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Nec Corp アラーム制御装置
KR20140148396A (ko) * 2012-03-26 2014-12-31 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 처리 장치의 장해 감시 시스템 및 기판 처리 장치의 장해 감시 방법
JP2017509262A (ja) * 2014-03-24 2017-03-30 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー ネットワーク障害のトラブルシューティング・オプションの識別
US11057266B2 (en) 2014-03-24 2021-07-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Identifying troubleshooting options for resolving network failures
WO2021214979A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 日本電信電話株式会社 トポロジ検出装置、トポロジ検出方法およびトポロジ検出プログラム
JPWO2021214979A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7100084B2 (en) Method and apparatus for diagnosing difficult to diagnose faults in a complex system
US5748098A (en) Event correlation
US6988011B2 (en) Method and system for analyzing operational parameter data for diagnostics and repairs
JPH08288944A (ja) 通信設備管理システム
CN104252401B (zh) 一种基于权重的设备状态判断方法及其系统
JP6530252B2 (ja) リソース管理システム、及びリソース管理方法
CN104424539A (zh) 维护信息管理系统及方法、以及维护信息显示方法
WO2006046251A2 (en) Detection system for rare situation in processes
KR20110048771A (ko) 전력 텔레메트릭스의 엔지니어링 플랫폼 시스템 및 그 이용방법
JP2642438B2 (ja) プラント機器保守管理支援装置
JP2006039650A (ja) 対応優先順位決定装置、及びその方法
JPH11316765A (ja) データベース検索システム及び方法、データベース登録装置、データベース検索装置、記録媒体
CN111861186A (zh) 一种检测电网风险事件并获取停电设备的方法
JPH10154056A (ja) 履歴表示方法および装置
JPH07152789A (ja) プラント解析設備診断システム
JPH08314751A (ja) 障害対策支援方法
JP3082548B2 (ja) 設備管理システム
CN111614520B (zh) 一种基于机器学习算法的idc流量数据预测方法及装置
CN110928933A (zh) 生产管理方法、装置及计算机可读存储介质
JPH09307550A (ja) ネットワークシステム監視装置
Basile et al. Faulty model identification in deterministic labeled time Petri nets
JP4604786B2 (ja) クレーム管理方法及びクレーム管理システム
JP2000163429A (ja) 情報管理システム
CN112423943B (zh) 诊断方法和设备
JP2001290531A (ja) プラント操作支援装置