JP2007020115A - 通信網の障害検出システム、通信網の障害検出方法及び障害検出プログラム - Google Patents

通信網の障害検出システム、通信網の障害検出方法及び障害検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信網の管理サーバが出力する警報ログを分析し、警報を引き起こす上位の要因にまで遡って通信網の異常度を評価し、客観的な基準に従い通信網の障害を検出するシステムを提供する。
【解決手段】 警報の記録内容を解析することにより、警報を引き起こす上位要因500の発現強度を算出する上位要因500の発現強度算出手段と、通信網の正常時における上位要因500の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出手段と、算出した上位要因500の発現強度について、正常時の上位要因500の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出手段と、異常度と予め与えられた閾値とを比較することにより、通信網の障害を検出する障害検出手段とを備え、警報の発生記録から警報を引き起こした上位の要因の発現強度を算出し、上位要因500の発現強度を用いて通信網の障害を検出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は通信網の障害検出システムに関し、特に通信網の警報ログから得られる情報を分析して通信網の障害を検出する通信網の障害検出システム、通信網の障害検出方法及び障害検出プログラムに関する。
通常、通信網の構成要素で異常が発生すると、警報として通信網の管理システムに通知されてログに記録される。通信網の保守要員は、ログに記録された警報の時系列情報と自らの経験に基づき異常の根本原因を推定して通信サービスに与える影響度を評価し、通信網に対して改善措置が必要な場合等に障害と判定する。
一般に、大規模な通信網の管理システムには日常的に多くの警報が通知されるため、保守要員がログを手動で分析する場合は多くの労力が必要になる。また、通信網で異常が発生すると関連する警報が連鎖的に多数発生して異常の根本原因を示唆する重要な警報を覆い隠してしまうことがあるので、ログから異常の根本原因を推定する作業には多くの経験が必要になる。そこで、この種のログ分析を支援するシステムならびに冗長な警報を集約するシステムがこれまでに提案されている。
ログの分析を支援するシステムの従来技術の1例が特開2004−318552号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載されたログの分析支援システムは、通信網に接続された侵入検知システムのログを監視して事象(アクセス行為)の単位時間当たりの発生回数を個別に観測し、その異常度を算出して提示することにより、観測量に異常な変動が生じた事象を管理者に通知するシステムである。該ログの分析支援システムは、複数の侵入検知システムのログの観測量を比較して、比較結果に所定値以上の差異が生じたときに観測量を異常と判定する機能を具備する。
また、冗長な警報を集約するシステムの従来技術の1例が特許第3082548号公報(特許文献2)に記載されている。特許文献2に記載された警報の選別システムでは、警報の発生時刻の間の統計的な相関関係を調べることにより、同時刻に発生したり一定の時間遅れを伴って発生するような同期性を有する単位に警報を分類して複数の警報集合を生成する。その後、発生事象に最も密接な警報を集合ごとに選別することにより、冗長な多数の警報を重要な警報のみに集約する。
特開2004−318552号公報 特許第3082548号公報 村田昇著、入門 独立成分分析、東京電機大学出版局、2004
しかしながら、上記の従来技術では通信網の管理サーバが出力する複数の警報を総合的に加味して客観的な基準に従い通信網の障害を検出できない問題点がある。
その理由は、従来技術では個々の警報の異常度を提示する手段を提供するが、それらの情報を総合化して通信網の状態を障害か否か客観的な基準に従い判定する手段を提供していないからである。例えば、全ての警報の発生回数が正常範囲の限界に近いために網全体として異常な状態にある場合は、個々の警報の発生回数が正常範囲内にあることから、従来技術ではその異常を検出できない。
本発明では、警報系が単一の警報を出力する状態を引き起こす要因を下位の要因、複数の警報が連鎖的に出力される状態を引き起こす要因を上位の要因と定義する。このとき、上記の従来技術では、上位の要因にまで遡って通信網の異常度を評価できない問題点がある。
その理由は、従来技術では下位の要因が引き起こす単一の警報の異常度を提示する手段や、発生時刻に関する時間的な相関関係に基づき同期性を有する単位に警報を分類して上位の要因を抽出する手段を提供するが、上位の要因に基づいて網の異常度を推定する手段を提供していないからである。例えば、異なる複数の上位の要因が同一の警報を引き起こす場合、該警報の発生回数に変化を及ぼす影響力が弱い上位の要因は影響力が強い他方の上位の要因の変動に埋もれてしまい、従来のように該警報の発生回数の変動を監視したり該警報を分類するだけでは影響力の弱い上位の要因の出現を検出できない。これは、重大な障害を引き起こす上位の要因による警報の発生頻度が低い場合に特に問題である。
さらに、上記の従来技術では、監視する通信網の監視期間における状態を多面的に評価できない問題点がある。
その理由は、従来技術では複数の管理対象から得られる警報数を比較してその異常を検出する機能の具体的な実現手段が提供されておらず、なおかつ個々の警報の異常を検出するだけなので、監視期間における地理的に近接した通信網の状態と、当該通信網における監視期間より以前の状態とを同時に比較することにより通信網の総合的な状態の判定を行うということができないからである。
本発明の目的は、通信網の警報を解析して複数の警報の発生状態を総合的に加味し、なおかつ警報を引き起こす上位の要因にまで遡って通信網の異常度を評価し、客観的な基準に従い通信網の障害を検出するシステムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、監視する通信網の監視期間における状態を、監視期間における地理的に近接した通信網の状態と、当該通信網における監視期間より以前の状態とを同時に比較することにより、通信網の状態を多面的に評価して通信網の障害を検出するシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、通信の異常時に発した警報の内容を記録する通信網において、前記警報の記録内容から前記警報を引き起こした上位要因の発現強度を算出し、算出した前記上位要因の発現強度に基づいて通信網の前記上位要因に起因する障害を検出することにより達成できる。
また、上記の目的を達成するために本発明は、警報の記録内容を解析することにより、警報を引き起こす前記上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出手段と、前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出手段と、算出した前記上位要因の発現強度について、前記正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出手段と、前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより前記通信網の障害を検出する障害検出手段とを備えるため、警報の内容を解析して複数の警報の発生状態を総合的に加味し、なおかつ警報を引き起こす上位の要因にまで遡って通信網の異常度を評価し、客観的な基準に従い通信網の障害を検出できる。
さらに、上記の目的を達成するために本発明は、上記の構成に加え、前記上位要因の発現強度算出手段が、前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出手段と、出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出手段を有し、前記時間変動を表すパラメータと前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とするため、監視する通信網の監視期間における状態を、監視期間における地理的に近接した通信網の状態と、当該通信網における監視期間より以前の状態の両方と同時に比較することにより、通信網の状態を多面的に評価して通信網の障害を検出できる。
本発明によれば、以下の効果が達成される。
第1の効果は、複数の上位の要因が混在して変動する警報の発生数を単純に監視するよりも確度の高い障害検出を実現できることにある。
その理由は、通信の異常時に発した警報の内容を記録する通信網において、警報の記録内容から警報を引き起こした上位要因の発現強度を算出し、算出した上位要因の発現強度に基づいて通信網の上位要因に起因する障害を検出するからである。
第2の効果は、保守要員が個々の警報の異常度を監視しながら通信網の状態を判定するよりも客観性が高い障害検出を実現できることにある。
その理由は、警報の記録内容を解析することにより、警報を引き起こす上位要因の発現強度を算出して通信網の正常時における上位要因の発現強度の確率分布を算出し、算出した上位要因の発現強度について、正常時の上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出し、異常度と予め与えられた閾値を比較することにより通信網の障害を検出するからである。
第3の効果は、監視対象とする通信エリアにおける警報数の時間変動のみを監視するよりも多面的な障害検出を実現できることにある。
その理由は、警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータ及び出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出し、時間変動を表すパラメータと空間変動を表すパラメータの値を上位要因の発現強度として、通信網の正常時における上位要因の発現強度の確率分布を算出し、算出した上位要因の発現強度について、正常時の上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出し、異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、通信網の障害を検出するからである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明における第1の実施の形態による障害検出システムの警報の発生要因と警報の関係を示す概念図である。
本発明では、警報系502が単一の警報を出力する状態を引き起こす要因を下位要因501、複数の警報が連鎖的に出力される状態を引き起こす要因を上位要因500と定義する。このとき、警報を引き起こす上位要因500が個々の警報を直接引き起こす単数もしくは複数の下位要因501を誘発し、それらの下位要因501による異常を警報系502が感知して警報503を出力する。
具体的には,上位要因500の例としては妨害波の出現,通信ユーザ数の一時的な急増,通信路の遮断,通信装置の故障などが挙げられ,下位要因501の例としては輻輳の発生,呼の受付規制の発生,通信帯域の不足,通信路の確立の失敗,端末の喪失などが挙げられる。
特に、本実施の形態において、上位要因500は、上記上位要因500の具体例のうち、監視する通信エリア内に固有で、かつ、発生時間に対して統計的に独立に警報を引き起こす時間変動の上位要因である。
ここで警報系502は、通信網上の異常を検出して警報を出力する機能を有する。警報系502には、例えば、管理サーバが位置する。
本発明では、監視する通信エリアに関するログに現れる個々の警報503の発生数の時間変動から上位要因500の発生頻度に比例する値を算出してその値を上位要因500の発現強度とし、その発現強度の変動を監視することにより障害を検出する。特に、本発明の第1の発明の実施の形態では、監視する通信エリアの警報503の発生数に変動をもたらす要因のうち発生時間に対して統計的に独立な要因を上位要因500とする。
(第1の実施の形態の構成)
図2は、本発明を実施するための通信網の障害検出システム1の構成図である。
本発明による障害検出システム1は、通信網の管理サーバ(不図示)が出力するログを収集するログ収集部100と、収集したログから通信網の状態監視に必要な観測量を抽出する観測量抽出部101と、抽出した観測量をその上位要因500の発現強度に変換する上位要因発現強度算出部102と、上位要因500の発現強度の正常時の確率分布を算出して網特性データベース106に格納する発現強度確率分布算出部108と、個々の上位要因500の発現強度の値と網特性データベース106に格納されている上位要因500の発現強度の正常時の確率分布とを比較して該発現強度の異常な度合い(異常度)を算出し、さらに複数の発現強度の異常度を総合化して通信網の異常度を算出する異常度算出部103と、通信網の異常度と網特性データベース106に格納されている異常度の閾値とを比較して通信網の状態を判定し障害を検出する障害検出部104と、障害の検出結果をCRT等の表示装置に表示する結果表示部105と、入力部109とから構成される。
図3は、観測量抽出部101の構成図である。
観測量抽出部101は、ログ収集部100が収集した警報ログ10から特定の通信エリアに関するログを抽出する特定空間ログ抽出部120と、抽出した特定の通信エリアのログから特定の時間区間に関するログを抽出する特定時間ログ抽出部121と、特定空間ログ抽出部120と特定時間ログ抽出部121とにより抽出されたログから警報の種別ごとの発生回数を算出する警報数算出部122とから構成され、観測量として特定空間及び特定時間(特定の時空間領域)の警報数11を出力する。
図4は、上位要因発現強度算出部102の構成図である。
上位要因発現強度算出部102で複数もしくは単数の観測量(警報数11)の値をその上位要因500の発現強度に変換する方法としては、統計的に無相関な変動成分を観測量から抽出してその値を上位要因500の発現強度と対応付ける方法や、観測量から統計的に独立な変動成分を抽出してその値を上位要因500の発現強度と対応付ける方法や、統計的に完全な無相関でも独立でもないが上位要因500と関連することが経験的にわかっている変動成分を観測量から抽出してその値を上位要因500の発現強度と対応付ける方法など、幾つかの方法が考えられる。
本実施の形態では、上位要因発現強度算出部102が観測量をその上位要因500の発現強度に変換する機能の一形態として、観測量を統計的に独立な変動成分に分解して取得したその発現強度を上位要因500の発現強度とする方法を取り上げる。
この場合、上位要因発現強度算出部102は、特定の時空間領域の警報数11から独立成分の分解処理に必要な行列Wを算出する行列W算出部130と、独立成分の分解演算処理を行う独立成分分解部131から構成され、独立成分の発現強度すなわち警報の上位要因発現強度12を出力する。
行列W算出部130で算出された行列Wは、網特性データベース106に格納され、独立成分分解部131の要求に応じて取り出される。
図5は、異常度算出部103の構成図である。
異常度算出部103は、警報の上位要因発現強度12からその異常度を算出する発現強度異常度算出部140と、各上位要因500の発現強度の異常度を総合化して通信網の異常度を算出する異常度総合化部141から構成される。
上位要因500の発現強度の異常度を算出する際は、網特性データベース106に格納されている上位要因500の発現強度すなわち独立成分に対する正常時の確率分布が用いられる。
障害検出部104は、異常度算出部103で求めた異常度と網特性データベース106に格納されている閾値とを比較して通信網の障害検出を行い、最終的に検出結果13を出力する。
図6は、網特性データベース106に格納されている情報の構成図である。
網特性データベース106は、通信網の特性を表す特性パラメータを監視対象とする通信エリアJごとに格納している。通信網の特性パラメータは、独立成分の分解処理の前処理に用いる個々の警報の時間区間あたりの発生数の平均値と、独立成分の分解処理に用いる行列Wの算出値と、異常度の算出に用いる正常時の各独立成分の値の確率分布と、障害検出に用いる異常度の閾値とから構成される。
入力部109は、保守要員によって指定された、障害の監視対象とする通信エリアJと監視を始める時間区間とを、キーボードやネットワーク等を介して入力し、観測量抽出部101に送る。
ここで、本実施の形態による障害検出システム1のハードウェア構成の説明をする。
図7は、本実施の形態による障害検出システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図7を参照すると、本実施の形態による障害検出システム1は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)701、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部702、ネットワーク800を介してデータの送受信を行う通信部703、液晶ディスプレイ、プリンタやスピーカ等の提示部704、キーボードやマウス等の入力部705、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部706、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部707、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス708等を備えている。
本実施の形態による障害検出システム1は、その動作を、障害検出システム1内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU701で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、CPU701は、補助記憶部707に格納されているプログラムを、主記憶部702にロードして実行し、障害検出システム1の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
(第1の実施の形態の動作)
次に、図2〜図12を参照して、本発明による第1の実施の形態の動作について詳細に説明する。
図8は、本実施の形態による障害検出システム1の動作を説明する図である。
通信網の管理サーバが出力する警報ログ10は、電子的な媒体に記録されたバイナリもしくはテキストのデータとして提供される。そのデータには、最低限、警報が生じた日時を示す時間情報、警報が生じた通信エリアを識別する識別情報、生じた警報の種別に関する情報が含まれている。
最初に、入力部109に、保守要員によって指定された、障害の監視対象とする通信エリアと監視を始める時間区間と(初期値)が入力される(ステップS801、ステップS802)。
すると観測量抽出部101は、指定された通信エリア内の時間区間に生じる警報の種別とその警報の発生回数を観測量として抽出する(ステップS803)。
図9は、上記ステップS803における観測量抽出部101の抽出処理の動作を示す図である。
図9に示すように、この処理では、まず、観測量抽出部101内の特定空間ログ抽出部120が、ログ収集部100より受け取った警報ログ10から、警報が生じた通信エリアの識別情報をもとに監視対象の通信エリアに関するログのみを抽出する(ステップS901)。
次に、観測量抽出部101内の特定時間ログ抽出部121が、警報が生じた日時を示す時間情報をもとに、特定空間ログ抽出部120が抽出したログを、監視対象の時間区間に関するログに絞り込む(ステップS902)。
その後、観測量抽出部101内の警報数算出部122が、特定時間ログ抽出部121で絞り込まれたログに対して、警報の種別ごとにその発生回数を算出する(ステップS903)。
このようにして算出された発生回数が、上記ステップS803において観測量として抽出される。
本実施の形態による障害検出システム1の動作の説明に戻ると、次に、上位要因発現強度算出部102が、ログに現れる個々の警報の発生数を発生時間に対して統計的に独立な変動成分に分解して上位要因500の発現強度を算出する(ステップS804)。
本実施の形態において、警報の発生数を統計的に独立な変動成分へ分解する手法には、独立成分分析の手法を用いる。
独立成分分析の手法は、数式(1)に示すような時刻tのM個の観測量をベクトル化した観測信号ベクトルx(t)を、N×M行の行列Wを用いて数式(2)に示すような統計的に独立なN個の成分からなる信号ベクトルy(t)に数式(3)のごとく変換する手法である。
Figure 2007020115
Figure 2007020115
Figure 2007020115

行列Wの値は、信号ベクトルy(t)が独立性の指標を満たすように、観測信号ベクトルの標本を用いて学習アルゴリズムにより定める。独立性の指標と学習アルゴリズムは非特許文献1に詳しく記載されており、本発明では後述する実施例でその一例について説明する。
なお、本実施の形態では、指定された通信エリアの時間区間における個々の警報の発生数をベクトル化した値を観測信号ベクトルとする。ただし、観測信号ベクトルの平均値が零となるようにベクトルの各要素から予め個々の警報の平均発生数を差し引いておく。
ここで、網特性データベース106が未構築な場合には、ステップS821で網特性データベース106を更新すると判断し、実際の通信網の障害監視に先立ってステップS822で網特性データベース106を構築する。
図10は、ステップS822における網特性データベース106の構築処理の動作を説明する図である。
まず、ステップS1001で、監視対象とする通信エリア内(通信エリアJ)の時間区間ごとに得られる観測信号ベクトルを標本として正常時と障害時の標本をともに含む標本集合を生成する。
次に、ステップS1002で、標本集合内の観測信号ベクトルの平均値を求め、標本集合内の各標本ベクトルから該平均値ベクトルを差し引いたベクトルを新たな標本ベクトルとするとともに、該平均値ベクトルの要素である各警報の平均発生数を網特性データベース106に格納する。
さらに、ステップS1003で、標本集合から行列Wを算出して網特性データベース106に格納する。
その後、ステップS1004で、監視対象とする通信エリアJが正常な状態にあるときに得られる観測信号ベクトルの標本を前記標本集合から選択する。
次いで、ステップS1005で、ステップS1004において選択した標本を独立成分に分解する。
続いて、ステップS1006で、ステップS1005において生成した正常時の独立成分の標本集合から独立成分の値の確率分布を算出して網特性データベース106に格納する。
ステップS1007では、監視対象とする通信エリアJが障害状態にあるときに得られる観測信号ベクトルの標本を前記標本集合から選択する。
そして、ステップS1008で、ステップS1007において選択した各標本を独立成分に分解する。
その後、ステップS1009で、独立成分の値の異常度を総合化した通信網の異常度を求める。
ステップS1010で、前記の障害時の通信網の異常度の分布もしくは運用ポリシーに基づいて定まる異常度の閾値を網特性データベース106に格納する。
図11は、正常時の独立成分の標本集合から、独立成分の値の確率分布を算出する方法の一例を示す図である。
まず、正常時の独立成分の標本集合から、y軸を独立成分の値、f(y)軸を独立成分の出現度数として、独立成分の値のヒストグラム1101を生成し、次に、ヒストグラム1101から近似曲線1102を求め、最後に、変数をxとして近似曲線1102の積分が1となるように近似曲線1102を定数倍した曲線を独立成分の確率分布1103とする。
本実施の形態では、監視対象とする通信エリアの全ての時間区間の観測信号の分解処理で同一の行列Wを用いる。ただし、行列Wを算出してから長時間が経過して通信エリアの特性が大幅に変化した可能性があると判断した場合にはステップS821で網特性データベース106を更新すると判定し、ステップS822で新たに警報の平均発生数、行列W、独立成分の正常時の確率分布、異常度の閾値を算出して網特性データベース106を更新する。
また、本実施の形態では、監視対象とする異なる通信エリアごとに網特性データベース106に格納してある行列Wを取り出す。
本発明では、このような通信エリアに固有な行列Wを用いて得られる観測量の個々の独立成分の値を監視することにより通信網の障害を検出する。具体的には、個々の独立成分の値に対する異常度を求め(ステップS805)、さらにそれらを総合化することによって、指定された通信エリアと時間空間における通信網の異常度を求め(ステップS806)、通信網の異常度と事前に用意した閾値とを比較して障害検出を行う(ステップS807)。
独立成分の値に対する異常度の算出には、統計的な手法を用いる。
図12は、統計的な手法を用いた異常度の算出方法を説明する図である。
独立成分の異常度算出部140では、関数f(y)で表される確率分布1103に対する独立成分の値の外れ度合いを定量化する指標として、上側確率1201もしくは下側確率1202もしくはそれらの和である両側確率を用い、その値を独立成分の値の異常度として出力する。例えば両側確率を用いる場合は、独立成分y0の異常度g(y0)を数式(4)により求める。なお、このように求めた異常度は、異常の度合いが大きなほど小さな値を示す。
Figure 2007020115
通信網の異常度すなわち監視対象とする特定の通信エリア内の特定の時間区間の異常度は、該当する区間の個々の独立成分の値の異常度を総合化することにより求める。
異常度は、独立事象の生起確率なので、本発明では個々の独立成分の値の異常度を総合化した異常度として、個々の独立成分の値の異常度の積を用いる。この場合、最終的に求まる異常度は、独立事象の積事象の生起確率に相当する。
個々の独立成分の値の異常度の積は、通信エリア内に警報を引き起こす時間的に独立な複数の上位要因500が、ある程度以上の頻度で同時に生じる確率と考えることができる。
このようにして、ステップS807おいて、この確率が事前に設けた閾値より小さな場合には、正常な状態では稀にしか起こらない事象が生じているとみなして、監視対象とする通信エリア内の時間区間が障害状態にあると判定して該障害を検出する。
ステップS808では、ステップS807で得られた障害検出の結果をCRT等の結果表示部105に表示する。
結果表示部105は、この他にも、監視対象とする通信エリアと時間区間における通信網の異常度、正常時の通信網の異常度の平均値と分散値、前記の異常度の算出のもとになる各独立成分の値の異常度、正常時の各独立成分の値の異常度の平均値と分散値、各独立成分を逆変換して得られる各警報の発生数の一覧などを表示する。
なお、独立成分の逆変換は数式(3)において行列Wの逆行列W-1を左側から掛けることにより実現できる。
ステップS809では、監視を終了するか否かを確認し、終了しない場合にはステップS810で監視する時間区間を次の区間に更新してステップS803の観測量の抽出に戻り、以下、終了の指示があるまで時間区間を順次繰り上げながら監視を続ける。
(第1の実施の形態の効果)
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、複数の要因が混在して生じる警報の発生数を複数の上位要因500ごとの発生数に分離し、分離された複数の警報の発生数を各上位要因500の発現強度に変換し、それら複数の発現強度を総合的に監視して障害を検出するので、複数の要因が混在した警報の発生数を単純に監視するよりも確度の高い障害検出を実現できる。
さらに、統計的な手法により数値化した上位要因500の発現強度の異常度と閾値を比較して障害判定を行っているので判定の客観性が高い。
さらに、監視対象とする通信エリア内の警報数の時間変動の成分を監視して障害を検出するので、同一の通信エリア内で正常時の各時間区間に比べて警報数が異常な時間変動を示す障害を検出できる。
(第2の実施の形態)
(第2の実施の形態の構成)
第2の実施の形態は、図2に示した第1の実施の形態に対応し、第1の実施の形態と同様の基本構成を採用する。
したがって、以下、上記の第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態と共通する構成要素については説明を適宜省略する。
図13は、本発明における第2の実施の形態による障害検出システムの警報の発生要因と警報の関係を示す概念図である。
本実施の形態では、監視する通信エリアの警報の発生数に変動をもたらす上位の要因は、場所(空間)に固有かつ時間に沿って変動する時間変動の上位要因500と、時間に固有かつ空間に沿って変動する空間変動の上位要因504とからなる。
特に、本実施の形態において、上位要因500は、第1の実施の形態における時間変動の上位要因500と同様であり、上位要因504は、第1の実施の形態における上位要因500の具体例のうち、監視する時間に固有で、かつ、通信エリアに沿って変動する空間変動の上位要因である。
入力部109で保守要員によって指定された、障害の監視対象とする通信エリアと監視を始める時間区間とを入力することにより、第1の実施の形態では、監視する通信エリアの警報の発生数に変動をもたらす要因のうち、監視する通信エリア内に固有かつ発生時間に対して統計的に独立な時間変動の上位要因500が引き起こす障害を検出するが、一方、本実施の形態では、監視する通信エリアの警報の発生数に変動をもたらす要因のうち、監視する時間区間内に固有、かつ、監視する通信エリアと地理的に近接した周辺通信エリアからなるエリア内の発生場所に対して統計的に独立な空間変動の上位要因504が引き起こす障害を検出する。
本実施の形態では、観測信号ベクトルは、第1の実施の形態と同様に個々の警報の発生数をベクトル化した値とする。ただし、観測信号ベクトルは、数式(5)に示すように、監視する時間区間における位置sの関数である観測信号ベクトルx(s)であり、対応する信号ベクトルも数式(6)に示すように同じく位置sの関数y(s)である点が、それぞれ時刻tの関数である第1の実施の形態と異なる。さらに、本実施の形態では、監視対象とする異なる時間区間ごとに行列Wと独立成分の確率分布を算出して網特性データベース106に格納する。
Figure 2007020115
Figure 2007020115
図14は、本実施の形態による障害検出システム1を実施するために用いる網特性データベース106に格納されている情報の構成図である。
本実施の形態による網特性データベース106は、通信網の特性を表す特性パラメータを、監視対象とする時間区間Kごとに格納している点で、監視対象とする通信エリアJごとに格納している第1の実施の形態と異なる。
従って、本実施の形態による網特性データベース106の通信網の特性パラメータは、独立成分の分解処理の前処理に用いる個々の警報の通信エリアあたりの発生数の平均値と、独立成分の分解処理に用いる行列Wの算出値と、異常度の算出に用いる正常時の各独立成分の値の確率分布と、障害検出に用いる異常度の閾値とから構成される。
なお、本実施の形態による網特性データベース106の構築処理は、図10に示すステップS1001と同様にして、まず監視対象とする異なる時間区間Kごとに、監視対象とする通信エリアと地理的に近接した周辺通信エリアから得られる該時間区間Kの観測信号ベクトルを標本として正常時と障害時の標本をともに含む標本集合を生成する。
後は、網特性データベース106に格納する特性パラメータを、第1の実施の形態と同様に図10に示す更新処理に従って監視対象とする時間区間Kごとに求めて網特性データベース106に格納する。
(第2の実施の形態の動作)
図15は、本実施の形態による障害検出システム1の動作を説明する図である。
本実施の形態による障害検出システム1の動作は、ステップS1503における観測量の抽出方法が、図8に示す第1の実施の形態のステップS803と異なる。
図16は、本実施の形態によるステップS1503における観測量の抽出処理の動作を示す図である。
本実施の形態による観測量の抽出処理の動作は、監視対象の時間区間に関するログを抽出してから(ステップS1601)、この抽出したログについて監視対象の通信エリアを含む複数の周辺通信エリアに関するログへの絞り込みを行って(ステップS1602)警報の種別ごとにその発生回数を算出する(ステップS1603)点で、監視対象の通信エリアに関するログを抽出してから(ステップS901)、この抽出したログについて監視対象の時間区間に関するログへの絞り込みを行って(ステップS902)警報の種別ごとにその発生回数を算出する(ステップS903)第1の実施の形態による観測量の抽出処理の動作と異なる。
また、本実施の形態による動作は、ステップS1504において、観測量を、時間変動の独立成分ではなく、空間変動の独立成分に分解する点で、図8に示すステップS804において、観測量を、空間変動の独立成分ではなく、時間変動の独立成分に分解する第1の実施の形態の動作と異なる。
さらに、本実施の形態による動作は、ステップS1504において、監視対象とする異なる時間区間ごとに網特性データベース106に格納してある行列Wを取り出す点で、図8に示すステップS804において、監視対象とする異なる通信エリアごとに網特性データベース106に格納してある行列Wを取り出す第1の実施の形態の動作と異なる。
さらにまた、本実施の形態による動作は、ステップS1506において異常度を算出する際に、監視対象とする異なる時間区間ごとに網特性データベース106に格納してある独立成分の確率分布を取り出す点で、図8に示すステップS806において、監視対象とする異なる通信エリアごとに網特性データベース106に格納してある独立成分の確率分布を取り出す第1の実施の形態の動作と異なる。
また、本実施の形態による動作は、ステップS1507において障害を検出する際に、監視対象とする異なる時間区間ごとに網特性データベース106に格納してある異常度の閾値を取り出す点で、図8に示すステップS807において、監視対象とする異なる通信エリアごとに網特性データベース106に格納してある異常度の閾値を取り出す第1の実施の形態の動作と異なる。
本実施の形態では、監視対象とする時間区間ごとに行列Wを使い分けるが、監視対象とする時間区間が同じならば監視対象とする通信エリアが異なる場合でも該時間区間に対応する同一の行列Wを用いる。
このとき、時間区間の同一性の判定基準を緩めて、例えば、一日の中で同一の時間帯に属する時間区間は、日が異なる場合でも互いに同一の時間区間であると判定して同一の行列Wを用いてもよい。
ただし、行列Wを算出してから長時間が経過するなどして、監視対象とする通信エリアを含む複数の周辺通信エリアの特性が大幅に変化した可能性があると判断した場合には、ステップS821で網特性データベース106を更新すると判定し、ステップS822で新たに警報の平均発生数、行列W、独立成分の確率分布、異常度の閾値を推定して網特性データベース106を更新する。
本実施の形態における障害検出システム1のその他の動作は、図8に示す第1の実施の形態による障害検出システム1の対応する動作と同様である。
(第2の実施の形態の効果)
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、監視対象とする時間区間内(時間区間K)の警報数の空間変動の成分を監視して障害を検出するので、同一の時間区間内で正常時の周辺通信エリアに比べて警報数が異常な空間変動を示す監視対象の通信エリアの障害を検出できる。
(第3の実施の形態)
図17は、本発明による第1から第3の実施の形態の特徴を説明する図である。
第1と第2の実施の形態では、警報の発生数を監視対象とする通信エリア内で発生時間に対して統計的に独立な時間変動の上位要因500が引き起こす障害、もしくは監視する通信エリアと地理的に近接した周辺通信エリアからなるエリア内の発生場所に対して統計的に独立な空間変動の要因504が引き起こす障害の何れか一方のみを検出していた。
これに対し、本実施の形態では、時間変動の上位要因500と、空間変動の上位要因504と(時空間変動の上位要因)が引き起こす障害を両方とも検出する。
特に、本実施の形態において、上位要因500は、第1の実施の形態における時間変動の上位要因500と同様であり、上位要因504は、第2の実施の形態における空間変動の上位要因504と同様である。
以下、上記の第1と第2の実施の形態との相違点について主に説明し、第1と第2の実施の形態と共通する構成要素については説明を適宜省略する。
(第3の実施の形態の構成)
図18は、本発明における第3の実施の形態による通信網の障害検出システム1の構成図である。
本実施の形態による通信網の障害検出システム1の構成と、第1の実施の形態ならびに第2の実施の形態による通信網の障害検出システム1の構成との違いは、第1と第2の実施の形態で、観測量をその上位要因の発現強度に変換する上位要因発現強度算出部102が、時間変動の上位要因500の発現強度に変換する上位要因発現強度算出部102aと空間変動の上位要因504の発現強度に変換する上位要因発現強度算出部102bとに分かれて構成される点と、上位要因の発現強度の正常時の確率分布を算出して網特性データベース106に格納する発現強度確率分布算出部108が、時間変動の上位要因500に対する発現強度確率分布算出部108aと、空間変動の上位要因504に対する発現強度確率分布算出部108bとに分かれて構成される点と、異常度算出部103が、時間変動の上位要因500の発現強度の異常度から通信網の異常度を算出する異常度算出部103aと、空間変動の上位要因504の発現強度の異常度から通信網の異常度を算出する異常度算出部103bとに分かれて構成される点と、障害検出部104が、異常度算出部103a,103bで算出された前記2種類の通信網の異常度をもとに障害判定を行い障害を検出する障害検出部107に置き換わる点である。
図19は、本実施の形態の異常度算出部103a,103bおよび障害検出部107の構成図である。
警報の上位要因の発現強度のうち、時間変動の上位要因500の上位要因発現強度12aと空間変動の上位要因504の上位要因発現強度12bとがそれぞれ並列に発現強度の異常度算出部103a,103bに入力され、それらの異常度がそれぞれ発現強度異常度算出部140a,140bで算出されて異常度総合化部141a,141bで総合化される。
総合化された異常度は、時間と空間の種別ごとにそれぞれ時間変動障害検出部142a,空間変動142bに入力されて、網特性データベース106に格納された閾値との比較処理により障害検出の結果が出力され、それらが検出結果総合化部143で総合化されて最終的な検出結果13として結果表示部105に出力される。
図20は、本実施の形態における網特性データベース106に格納されている情報の構成図である。
本実施の形態における網特性データベース106は、第1と第2の実施の形態における網特性データベース106に格納された情報を両方含んでいる。
本実施の形態における網特性データベース106の構築処理では、第1と第2の実施の形態による網特性データベース106の構築処理を個別に適用して網特性データベース106に格納する情報を生成する。
(第3の実施の形態の動作)
図21は、本実施の形態における障害検出システム1の動作を説明する図である。
第1や第2の実施の形態における障害検出システム1は、指定された通信エリアと時間空間の観測量を抽出した後(ステップS803,S1503)、観測量を時間変動の独立成分に分解するか(ステップS804)、又は、観測量を空間変動の独立成分に分解する(ステップS1504)。本実施の形態における障害検出システム1と、第1や第2の実施の形態における障害検出システム1との違いは、指定された通信エリアと時間空間の観測量を抽出した後(ステップS2103)、本実施の形態における障害検出システム1は、ステップS2104aで観測量を時間変動の独立成分に分解するのと並列して、ステップS2104bで観測量を空間変動の独立成分に分解し、時間と空間の変動成分ごとに並列にステップS2105aとステップS2105bで異常度の算出処理、ステップS2106aとステップS2106bで異常度の総合化処理、ステップS2107aとステップS2107bで障害検出処理を行い、ステップS2108で時間と空間の障害検出結果を総合化する点である。
ステップS841の総合化では、ステップS807aとステップS807bのいずれかで障害を検出した場合に障害を検出したことを通知する。
なお、本実施の形態における障害検出システム1のその他の動作は、上記第1及び第2の実施の形態による障害検出システム1の対応する動作と同様であるため、行列Wや確率分布を使い分ける方法も、第1及び第2の実施の形態における方法と同じである。
(第3の実施の形態の効果)
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、監視対象とする通信エリア内の警報数の時間変動と、監視対象とする時間区間内の警報数の空間変動との両方を同時に監視して障害を検出するので、同一の通信エリア内で正常時の所定の時間区間に比べて警報数が異常な時間変動を示す障害と、同一の時間区間内で正常時の所定の通信エリアに比べて警報数が異常な空間変動を示す障害との両方を検出できる(図17参照)。
次に、本発明の障害検出システムによる実施例1について述べる。係る実施例1は、本発明の第1と第3の実施の形態に対応するものである。
本実施例は、行列W算出部130において、独立性の指標に相互積率を用い、学習アルゴリズムに勾配法を用いて行列Wの値を求める。
信号ベクトルy(t)の要素y(t)とy(t)の確率変数YとYに対する4次の相互積率E[Yi 3j]は、確率変数YiとYが独立であれば数式(7)のようにそれぞれの積率の積に分解することができ、E[Yi 3]とE[Yj]のいずれかが零ならば4次の相互積率も零となる。
そこで、例えば、観測信号ベクトルx(t)から標本平均を予め差し引き、E[Yj]が零となるように操作して数式(8)に示す評価関数φ(W)を設けると、数式(8)を最小化する行列Wが最も独立性の高い信号ベクトルy(t)を返すことがわかる。
Figure 2007020115
Figure 2007020115
そのような行列Wは、数式(9)に従い適当な正の定数εを用いて行列Wを更新することにより得られる。ただし、行列の更新量dWは数式(10)で与えられ、評価関数φ(W)の微分∇φ(W)は数式(11)で与えられる。
(∂φ(W)/∂wij)は、行列Wの各成分wijによる微分を(i,j)成分として並べた行列である。なお、4次の相互積率は、時間t=t,t,・・・,tにおける信号ベクトルy(t)の標本を用いて数式(12)に従い算出する。
Figure 2007020115
Figure 2007020115
Figure 2007020115
Figure 2007020115
次に、本発明の障害検出システムによる実施例2について述べる。係る実施例2は、本発明の第2と第3の実施の形態に対応するものである。
本実施例は、4次の相互積率を、位置s=s,s,・・・,sにおける信号ベクトルy(s)の標本を用いて数式(13)に従い算出する点で、4次の相互積率を、時間t=t,t,・・・,tにおける信号ベクトルy(t)の標本を用いて数式(12)に従い算出する実施例1と異なるが、それ以外の箇所は、上記実施例1と同じである。
Figure 2007020115
以上好ましい複数の実施の形態および実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態および実施例に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
本発明によれば、時系列に警報が記載された警報ログを出力する管理システム全般に対して、システムが管理する対象の障害を検出する障害検出システムに適用できる。
本発明の第1の実施の形態による警報の発生要因と警報の関係を示す概念図である。 本発明の第1と第2の実施の形態による通信網の障害検出システム1の構成図である。 本発明の第1と第2の実施の形態による観測量抽出部101の構成図である。 本発明の第1から第3の実施の形態による上位要因の発現強度算出部102の構成図である。 本発明の第1と第2の実施の形態による異常度算出部103の構成図である。 本発明の第1の実施の形態による網特性データベース106に格納されている情報の構成図である。 本発明の第1の実施の形態による障害検出システム1のハードウェアの構成図である。 本発明の第1の実施の形態による障害検出システム1の動作を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態による観測量抽出部101の抽出処理の動作を示す図である。 本発明の第1から第3の実施の形態による網特性データベース106の構築処理の動作を説明する図である。 本発明の第1から第3の実施の形態による正常時の独立成分の標本集合から独立成分の値の確率分布を算出する方法の一例を示す図である。 本発明の第1から第3の実施の形態による統計的な手法を用いた異常度の算出方法を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態による警報の発生要因と警報の関係を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態による網特性データベース106の情報の構成図である。 本発明の第2の実施の形態による障害検出システム1の動作を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態による観測量抽出部101の抽出処理の動作を示す図である。 本発明の第1から第3の実施の形態による特徴を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態による通信網の障害検出システム1の構成図である。 本発明の第3の実施の形態による異常度算出部103aと103bおよび障害検出部107の構成図である。 本発明の第3の実施の形態による網特性データベース106の情報の構成図である。 本発明の第3の実施の形態による障害検出システム1の動作を説明する図である。
符号の説明
1、2:障害検出システム
10: 警報ログ
11: 警報数
12: 上位要因の発現強度
13: 検出結果
100: ログ収集部
101: 観測量抽出部
102: 上位要因発現強度算出部
102a: 上位要因発現強度算出部(時間変動)
102b: 上位要因発現強度算出部(空間変動)
103: 異常度算出部
103a: 異常度算出部(時間変動)
103b: 異常度算出部(空間変動)
104: 障害検出部
105: 結果表示部
106: 網特性データベース
107: 障害検出部
108: 発現強度確率分布算出部
108a: 発現強度確率分布算出部(時間変動)
108b: 発現強度確率分布算出部(空間変動)
109: 入力部
120: 特定空間ログ抽出部
121: 特定時間ログ抽出部
122: 警報数算出部
130: 行列W算出部
131: 独立成分分解部
140: 発現強度異常度算出部
140a: 発現強度異常度算出部(時間変動)
140b: 発現強度異常度算出部(空間変動)
141: 異常度総合化部
141a: 異常度総合化部(時間変動)
141b: 異常度総合化部(空間変動)
142a: 障害検出部(時間変動)
142b: 障害検出部(空間変動)
500,504: 上位要因
501: 下位要因
502: 警報系
503: 警報
701: CPU
702: 主記憶部
703: 通信部
704: 提示部
705: 入力部
706: インタフェース部
707: 補助記憶部
800: ネットワーク
1101: 独立成分の値のヒストグラム
1102: ヒストグラムの近似曲線
1103: 確率密度分布
1201: 上側確率
1202: 下側確率

Claims (33)

  1. 通信の異常時に発した警報の内容を記録する通信網において、
    前記警報の記録内容から前記警報を引き起こした上位要因の発現強度を算出し、算出した前記上位要因の発現強度に基づいて通信網の前記上位要因に起因する障害を検出することを特徴とする通信網の障害検出システム。
  2. 警報の記録内容を解析することにより、警報を引き起こす前記上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出手段と、
    前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出手段と、
    算出した前記上位要因の発現強度について、前記正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出手段と、
    前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、前記通信網の障害を検出する障害検出手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信網の障害検出システム。
  3. 前記上位要因の前記発現強度算出手段は、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出手段を有し、前記時間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする請求項2に記載の通信網の障害検出システム。
  4. 前記発現強度確率分布算出手段は、
    警報を発した通信装置が正常に稼動していた過去の期間における上位要因の発現強度算出手段の推定結果をもとに、前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項2に記載の通信網の障害検出システム。
  5. 前記上位要因の発現強度算出手段は、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出手段を有し、前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする請求項2に記載の通信網の障害検出システム。
  6. 前記発現強度確率分布算出手段は、
    警報を発した通信装置に対して地理的に近接した他の通信装置における上位要因の発現強度算出手段の推定結果をもとに、通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項2に記載の通信網の障害検出システム。
  7. 警報の記録内容を解析することにより、前記警報を引き起こす上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出手段と、
    通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出手段と、
    算出した前記上位要因の発現強度について、正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出手段と、
    前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、通信網の障害を検出する障害検出手段とを備え、
    前記上位要因の発現強度算出手段は、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出手段と、出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出手段を有し、
    前記時間変動を表すパラメータと前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする特徴とする通信網の障害検出システム。
  8. 前記発現強度確率分布算出手段は、
    警報を発した通信装置が正常に稼動していた過去の期間における前記上位要因の発現強度算出手段の推定結果と、警報を発生した通信装置に対して地理的に近接した他の通信装置における前記上位要因の発現強度算出手段の推定結果とをもとに、通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項7に記載の通信網の障害検出システム。
  9. 前記時間変動パラメータ抽出手段と前記空間変動パラメータ抽出手段は、
    独立成分分析の手法を用いて警報の出現頻度から統計的に独立な時間変動成分と空間変動成分を求め、それぞれの成分を時間変動を表すパラメータと空間変動を表すパラメータとすることを特徴とする請求項3または請求項5または請求項7に記載の通信網の障害検出システム。
  10. 前記異常度算出手段は、
    前記時間変動を表すパラメータから求めた前記上位要因の発現強度と、前記空間変動を表すパラメータから求めた前記上位要因の発現強度のそれぞれに対して個別に、発現強度確率分布の上側確率もしくは下側確率もしくは両側確率を異常度とし、複数の上位要因の発現強度に対してそれぞれ求めた異常度を掛け合わせて全体の異常度とすることを特徴とする請求項2または請求項7に記載の通信網の障害検出システム。
  11. 前記障害検出手段は、
    前記時間変動を表すパラメータから求めた前記異常度と前記空間変動を表すパラメータから求めた前記異常度の両方を用いて障害を検出することを特徴とする請求項7に記載の通信網の障害検出システム。
  12. 通信の異常時に発した警報の内容を記録する通信網において、
    前記警報の記録内容から前記警報を引き起こした上位要因の発現強度を算出するステップと、算出した前記上位要因の発現強度に基づいて通信網の前記上位要因に起因する障害を検出するステップを有することを特徴とする通信網の障害検出方法。
  13. 警報の記録内容を解析することにより、警報を引き起こす前記上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出ステップと、
    前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出ステップと、
    算出した前記上位要因の発現強度について、前記正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出ステップと、
    前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、前記通信網の障害を検出する障害検出ステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の通信網の障害検出方法。
  14. 前記上位要因の前記発現強度算出ステップで、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出ステップを有し、前記時間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする請求項13に記載の通信網の障害検出方法。
  15. 前記発現強度確率分布算出ステップで、
    警報を発した通信装置が正常に稼動していた過去の期間における上位要因の発現強度算出ステップによる推定結果をもとに、前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項13に記載の通信網の障害検出方法。
  16. 前記上位要因の発現強度算出ステップで、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出ステップを有し、前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする請求項13に記載の通信網の障害検出方法。
  17. 前記発現強度確率分布算出ステップで、
    警報を発した通信装置に対して地理的に近接した他の通信装置における上位要因の発現強度算出ステップによる推定結果をもとに、通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項13に記載の通信網の障害検出方法。
  18. 警報の記録内容を解析することにより、前記警報を引き起こす上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出ステップと、
    通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出ステップと、
    算出した前記上位要因の発現強度について、正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出ステップと、
    前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、通信網の障害を検出する障害検出ステップとを有し、
    前記上位要因の発現強度算出ステップで、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出ステップと、出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出ステップを有し、
    前記時間変動を表すパラメータと前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする特徴とする通信網の障害検出方法。
  19. 前記発現強度確率分布算出ステップで、
    警報を発した通信装置が正常に稼動していた過去の期間における前記上位要因の発現強度算出ステップによる推定結果と、警報を発生した通信装置に対して地理的に近接した他の通信装置における前記上位要因の発現強度算出ステップによる推定結果とをもとに、通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項18に記載の通信網の障害検出方法。
  20. 前記時間変動パラメータ抽出ステップと前記空間変動パラメータ抽出ステップで、
    独立成分分析の手法を用いて警報の出現頻度から統計的に独立な時間変動成分と空間変動成分を求め、それぞれの成分を時間変動を表すパラメータと空間変動を表すパラメータとすることを特徴とする請求項14または請求項16または請求項18に記載の通信網の障害検出方法。
  21. 前記異常度算出ステップで、
    前記時間変動を表すパラメータから求めた前記上位要因の発現強度と、前記空間変動を表すパラメータから求めた前記上位要因の発現強度のそれぞれに対して個別に、発現強度確率分布の上側確率もしくは下側確率もしくは両側確率を異常度とし、複数の上位要因の発現強度に対してそれぞれ求めた異常度を掛け合わせて全体の異常度とすることを特徴とする請求項13または請求項18に記載の通信網の障害検出方法。
  22. 前記障害検出ステップで、
    前記時間変動を表すパラメータから求めた前記異常度と前記空間変動を表すパラメータから求めた前記異常度の両方を用いて障害を検出することを特徴とする請求項18に記載の通信網の障害検出方法。
  23. 通信の異常時に発した警報の内容を記録する通信網において、
    前記通信網上の通信装置に、
    前記警報の記録内容から前記警報を引き起こした上位要因の発現強度を算出し、算出した前記上位要因の発現強度に基づいて通信網の前記上位要因に起因する障害を検出する機能を持たせることを特徴とする障害検出プログラム。
  24. 前記通信装置に、
    警報の記録内容を解析することにより、警報を引き起こす前記上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出機能と、
    前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出機能と、
    算出した前記上位要因の発現強度について、前記正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出機能と、
    前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、前記通信網の障害を検出する障害検出機能を持たせることを特徴とする請求項23に記載の障害検出プログラム。
  25. 前記上位要因の前記発現強度算出機能として、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出機能が含まれ、前記時間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする請求項24に記載の障害検出プログラム。
  26. 前記発現強度確率分布算出機能として、
    警報を発した通信装置が正常に稼動していた過去の期間における上位要因の発現強度算出機能による推定結果をもとに、前記通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項24に記載の障害検出プログラム。
  27. 前記上位要因の発現強度算出機能として、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出機能を含み、前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする請求項24に記載の障害検出プログラム。
  28. 前記発現強度確率分布算出機能として、
    警報を発した通信装置に対して地理的に近接した他の通信装置における上位要因の発現強度算出機能による推定結果をもとに、通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項24に記載の障害検出プログラム。
  29. 通信網上の通信装置に、
    警報の記録内容を解析することにより、前記警報を引き起こす上位要因の発現強度を算出する上位要因の発現強度算出機能と、
    通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出する発現強度確率分布算出機能と、
    算出した前記上位要因の発現強度について、正常時の前記上位要因の発現強度の確率分布からの確率的な外れ度合いを異常度として算出する異常度算出機能と、
    前記異常度と予め与えられた閾値を比較することにより、通信網の障害を検出する障害検出機能を持たせ、
    前記上位要因の発現強度算出機能として、
    前記警報の記録内容から警報の出現頻度の時間変動を表すパラメータを抽出する時間変動パラメータ抽出機能と、出現頻度の空間変動を表すパラメータを抽出する空間変動パラメータ抽出機能を含み、
    前記時間変動を表すパラメータと前記空間変動を表すパラメータの値を前記上位要因の発現強度とすることを特徴とする特徴とする障害検出プログラム。
  30. 前記発現強度確率分布算出機能にて、
    警報を発した通信装置が正常に稼動していた過去の期間における前記上位要因の発現強度算出機能による推定結果と、警報を発生した通信装置に対して地理的に近接した他の通信装置における前記上位要因の発現強度算出機能による推定結果とをもとに、通信網の正常時における前記上位要因の発現強度の確率分布を算出することを特徴とする請求項29記載の障害検出プログラム。
  31. 前記時間変動パラメータ抽出機能と前記空間変動パラメータ抽出機能にて、
    独立成分分析の手法を用いて警報の出現頻度から統計的に独立な時間変動成分と空間変動成分を求め、それぞれの成分を時間変動を表すパラメータと空間変動を表すパラメータとすることを特徴とする請求項25または請求項27または請求項29記載の障害検出プログラム。
  32. 前記異常度算出機能にて、
    前記時間変動を表すパラメータから求めた前記上位要因の発現強度と、前記空間変動を表すパラメータから求めた前記上位要因の発現強度のそれぞれに対して個別に、発現強度確率分布の上側確率もしくは下側確率もしくは両側確率を異常度とし、複数の上位要因の発現強度に対してそれぞれ求めた異常度を掛け合わせて全体の異常度とすることを特徴とする請求項24または請求項29記載の障害検出プログラム。
  33. 前記障害検出機能にて、
    前記時間変動を表すパラメータから求めた前記異常度と前記空間変動を表すパラメータから求めた前記異常度の両方を用いて障害を検出することを特徴とする請求項29記載の障害検出プログラム。
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