JP3269780B2 - 監視制御システムおよび動作試験方法 - Google Patents

監視制御システムおよび動作試験方法

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JP3269780B2
JP3269780B2 JP32921696A JP32921696A JP3269780B2 JP 3269780 B2 JP3269780 B2 JP 3269780B2 JP 32921696 A JP32921696 A JP 32921696A JP 32921696 A JP32921696 A JP 32921696A JP 3269780 B2 JP3269780 B2 JP 3269780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視制御システム
および動作試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防災システムにおける動作試験方
法として、操作者が煙や熱を実際に感知器に与えてこの
ときの感知器からの出力に基づく受信機の動作が正常か
否かを確認する方法(以下、第1の試験方法と称す)や、
受信機から感知器に対して火災試験指示信号を送信し、
感知器がこれを受信すると、感知器は火災信号を生成し
てこれを受信機に返送し、感知器から送られた火災信号
に基づく受信機の動作が正常か否かを確認する方法(以
下、第2の試験方法と称す)などが知られている。
【0003】上記第1の試験方法は、感知器をも含めた
防災システムの保守,点検時などに用いられている最も
基本的な試験方法であるが、遠方の感知器や高い天井に
設置された感知器に対しては試験しにくいという欠点が
あり、これを補う形で、上記第2の試験方法が提案さ
れ、多くの場合には、これらを併用して用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感知器
にアナログ式感知器などが用いられ、このような感知器
からの出力レベルを多段の閾値(レベル)と比較して状態
を判断する防災システムでは、感知器として例えば煙感
知器が用いられている場合、受信機の動作試験として、
煙濃度などに応じた各レベル毎の動作(例えば、注意報
レベルの動作,火災報レベルの動作,連動報レベルの動
作)を試験したい場合がある。この時、第1の試験方法
では、特定の範囲内の、しかも希薄な煙濃度状態を一定
に保つことは非常に困難であり、また、第2の試験方法
では、感知器に対する指令(コマンド)が著しく増加して
しまったり、または通常の火災監視とは別のプログラム
を起動することとなり、正しい試験が行なえなくなるな
どという問題があった。
【0005】本発明は、注意報レベル,火災報レベル,
連動報レベルなどの各レベルを容易に設定でき、各レベ
ル毎の受信機(監視制御部)の動作試験を行なう場合に
も、このような試験を容易にかつ正確に行なうことの可
能な監視制御システムおよび動作試験方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】さらに、本発明は、汚れ故障状態,伝送エ
ラー状態,防排煙端末などの作動状態、あるいは、状況
設定が困難な試験異常状態や端末不作動状態などをも容
易に設定でき、これらの状態における受信機(監視制御
部)の動作試験を容易にかつ正確に行なうことの可能な
監視制御システムおよび動作試験方法を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、端末群と、端末群の監視制
御を行なう監視制御部とを備えた監視制御システムにお
いて、前記監視制御部は、端末群の監視時に端末群の端
末からの情報を読み込み、読み込んだ情報に基づいて端
末の状態を判断し、判断した端末群の端末の状態を端末
ごとに状態情報として状態情報記憶手段に更新可能に格
納する判断手段と、状態情報記憶手段に端末ごとに格納
されている状態情報に基づいて所定の処理動作を行なう
動作手段と、所定の端末について所望の状態情報を入力
可能な入力手段とを有し、前記入力手段から所定の端末
について所定の状態情報が入力されたとき、前記状態情
報記憶手段に格納されている該端末の状態情報は、入力
された状態情報によって強制的に書き換えられることを
特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、端末群と、
端末群の監視制御を行なう監視制御部とを備えた監視制
御システムにおいて、前記監視制御部は、端末群の監視
時に端末群の端末から情報を収集し、端末からの情報を
端末ごとに情報記憶手段に記憶する情報収集手段と、情
報収集手段に記憶された端末ごとの情報を読み込み、読
み込んだ情報に基づいて端末の状態を判断し、判断した
端末群の端末の状態を端末ごとに状態情報として状態情
報記憶手段に更新可能に格納する判断手段と、状態情報
記憶手段に端末ごとに格納されている状態情報に基づい
て所定の処理動作を行なう動作手段と、所定の端末につ
いて所望の状態情報を入力可能な入力手段とを有し、前
記入力手段から所定の端末について所定の状態情報が入
力されたとき、前記状態情報記憶手段に格納されている
該端末の状態情報は、入力された状態情報によって強制
的に書き換えられることを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の監視制御システムにおいて、前記入
力手段からは、所定の端末についての情報の前記判断手
段による読み込みを禁止させるための禁止情報を端末ご
とに入力設定可能となっており、前記入力手段から所定
の端末について前記禁止情報と所定の状態情報が入力さ
れたとき、前記状態情報記憶手段に格納されている該端
末の状態情報は、入力された状態情報によって強制的に
書き換えられ、また、該端末について強制的に書き換え
られた状態情報は、該端末についての前記禁止情報が設
定されている間、状態情報記憶手段に保持されることを
特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の監視制御システムにおいて、前記情報収集手段は、
前記状態情報記憶手段に格納されている所定の端末につ
いての状態情報が前記入力手段から入力された所定の状
態情報によって強制的に書き換えられた状態のときにお
いても、該端末から情報を収集し、該端末からの情報を
前記情報記憶手段に記憶することを特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項2ま
たは請求項4記載の監視制御システムにおいて、前記情
報記憶手段には、端末からの情報が履歴として記憶保持
されることを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の発明は、端末群と、
端末群の監視制御を行なう監視制御部とを備えた監視制
御システムにおいて、前記監視制御部は、端末群の監視
時に端末群の端末からの情報に基づいて端末の状態を判
断し、判断した端末群の端末の状態を端末ごとに状態情
報として状態情報記憶手段に更新可能に格納する判断手
段と、状態情報記憶手段に端末ごとに格納されている状
態情報に基づいて所定の処理動作を行なう動作手段と、
所定の端末について所望の状態情報を入力可能な入力手
段とを有しており、所定の端末が所定の状態にあるとき
の前記動作手段の動作を試験するときには、前記入力手
段から所定の端末について所定の状態情報を入力して、
前記状態情報記憶手段に格納されている該端末の状態情
報を、入力された状態情報によって強制的に書き換え、
これによって、この端末の状態を所定の状態に疑似的に
設定して前記動作手段が所定の処理動作を行なうか否か
を調べることにより前記動作手段の動作を試験すること
を特徴としている。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の動作試験方法において、所定の端末についての所定
の状態情報を試験パラメータとし、試験パラメータを順
次に変えて前記動作手段の動作を試験する場合に、順次
に変えられるべき試験パラメータの列を予め作成してお
き、前記入力手段は、予め作成されている試験パラメー
タの列から順次に試験パラメータを前記状態情報記憶手
段に設定することで、試験パラメータを順次に変えて前
記動作手段の動作を試験することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る監視制御システ
ムの構成例を示す図である。図1を参照すると、この監
視制御システムは、システム全体の制御を行なう監視制
御部(例えば受信機)1と、監視制御部(受信機)1によっ
て監視制御される端末群(制御端末群2−1,2−2,
…および被制御端末群3−1,3−2,…)とによって
構成されている。
【0015】この監視制御システムが例えば防災システ
ムとして構成される場合、制御端末群の各制御端末2−
1,2−2,…には、感知器(例えば、煙感知器や熱感
知器など)を用いることができる。また、被制御端末群
の各被制御端末3−1,3−2,…には、シャッタや防
火戸などの防排煙設備端末や、空調設備端末などを用い
ることができる。
【0016】また、監視制御部(受信機)1と端末群(制
御端末群2−1,2−2,…および被制御端末群3−
1,3−2,…)とは、例えば、所定の伝送路(回線ある
いは無線など)によって接続されている。
【0017】なお、図1の例では、制御端末群の各制御
端末2−1,2−2,…にアナログ式感知器などを用い
ることができるとし、制御端末群の各制御端末2−1,
2−2,…にアナログ式感知器などが用いられる場合、
受信機1は、各感知器を例えばアドレスポーリングで呼
び出して各感知器の状態が、例えば、注意報レベルに達
したか、あるいは、異常報レベル(例えば火災報レベル)
に達したか、あるいは連動報レベルに達したかを検出
し、その検出結果に応じて、異常警報(例えば火災警報)
を出力したり、所定の被制御端末(例えば、防排煙設備
端末や空調設備端末など)を連動制御するようになって
いる。すなわち、この場合、このシステムは、所謂R型
システムとして構築される。
【0018】このように、制御端末にアナログ式感知器
などが用いられる場合、監視制御部(受信機)1には、図
1に示すように、アナログ式感知器からの出力レベル
(アナログ値)などを情報として常時(例えば所定のポー
リング周期で常時)収集する情報収集部5と、情報収集
部5で収集されたアナログ式感知器からの出力レベル
(アナログ値)を読み込み、アナログ式感知器からの出力
レベル(アナログ値)が正常状態のレベルにあるか、ある
いは、注意報レベルに達したか、あるいは、異常報レベ
ル(例えば火災報レベル)に達したか、あるいは連動報レ
ベルに達したかを判断し、感知器の状態を検知する判断
部6と、判断部6の判断結果(感知器の状態検知結果)に
応じて所定の処理動作を行なう動作部7と、この監視制
御システムに対し所定の操作指示等を与えたりするため
の操作部8と、動作部7の動作結果などが表示される表
示部9と、動作部7からの指示によって警報を出力する
警報出力部(例えばスピーカ)10とが設けられている。
【0019】ここで、操作部8,表示部9としては、例
えばタッチパネル型式の液晶ディスプレイ(LCD)やC
RTディスプレイなどの表示手段、また、キーボードや
マウスなどの入力手段を用いることができる。なお、以
下では、操作部8,表示部9が一体の表示・操作部とし
て構成されているものとし(具体的には、タッチパネル
型式のLCDで構成されているものとし)、表示・操作
部には、各端末のそれぞれに対応した表示灯などが設け
られ、また、所定の操作を行なわせるための操作キーが
設けられているとして説明する。
【0020】図2は操作部8,表示部9、すなわち表示
・操作部の具体例を示す図である。図2の例では、表示
・操作部には、異常灯(例えば火災灯)30と、各感知器
2−1,2−2,…にそれぞれ対応した表示部分31−
1,31−2,…とが設けられている。
【0021】ここで、異常灯(例えば火災灯)30は、こ
のシステムのいずれかの感知器が異常状態(例えば火災
状態)を検知したと判断されたときに点灯するようにな
っている。
【0022】また、各表示部分31−1,31−2,…
は、対応する感知器2−1,2−2,…に関する情報,
状態を表示するために設けられており、各表示部分31
−1,31−2,…には、対応する感知器を識別するた
めの情報(例えば、この感知器の地区番号)を表示する表
示器32aと、対応する感知器の出力レベルが注意報レ
ベルを越えた状態にあるときに点灯する注意報灯32b
と、対応する感知器の出力レベルが異常報レベル(例え
ば火災報レベル)を越えた状態にあるときに点灯する異
常報灯(例えば火災報灯)32cと、対応する感知器の出
力レベルが連動報レベルを越えた状態にあるときに点灯
する連動報灯32dとが、それぞれ設けられている。
【0023】また、図2の例では、表示・操作部には、
操作部8として、後述のように、情報収集部5からの所
定の感知器の出力レベルの読み込みを禁止する旨を判断
部6に指示するための読込禁止指示部40と、所定の感
知器の出力レベルの情報収集部5からの読込禁止を解除
するための読込禁止解除部41と、判断部6に格納され
ている所定の感知器の状態情報を、所定の状態情報に強
制的に書き換える旨を判断部6に指示するための書換指
示部42とが設けられている。
【0024】また、図3は図1の監視制御システム(防
災システム)の監視制御部(受信機)1の情報収集部5,
判断部6のより具体的な構成例を示す図である。図3を
参照すると、情報収集部5は、この受信機1に伝送路を
介して接続されている各アナログ式感知器2−1,2−
2,…を例えばアドレスポーリングによって所定周期で
呼び出し、各アナログ式感知器2−1,2−2,…から
の情報,すなわち出力レベル(アナログ値)を情報記憶手
段(バッファ)21に格納するようになっている。なお、
このとき、情報収集部5は、各アナログ式感知器2−
1,2−2,…から最新に収集した出力レベル(アナロ
グ値)のみならず、過去に収集した出力レベル(アナログ
値)をも、バッファ21の容量が許す限り、履歴情報と
してバッファ21に保持するようになっている。
【0025】図3の例では、例えばアナログ式感知器2
−1に着目すると、このアナログ式感知器2−1の最新
時点0の出力レベル(アナログ値)“07H”のみなら
ず、Δt,2Δt,…前の過去の時点の出力レベル(ア
ナログ値)“05H”,“04H”,…も、履歴情報と
してバッファ21に保持されている状態が示されてい
る。
【0026】また、図3の例では、判断部6には、この
受信機1に接続されている各アナログ式感知器2−1,
2−2,…の感知器種別情報(例えば、煙感知器,熱感
知器などの種別情報)が予め設定されている種別情報記
憶手段(感知器種別情報バッファ)22と、情報収集部5
のバッファ21から所定の時点での各アナログ式感知器
2−1,2−2,…の出力レベル(アナログ値)を読み込
むときに、読み込んだ所定の時点での各アナログ式感知
器2−1,2−2,…の出力レベル(アナログ値)から判
断した結果,すなわち、各アナログ式感知器2−1,2
−2,…の状態情報が格納される状態情報記憶手段(状
態情報バッファ)24とが設けられている。
【0027】これにより、判断部6は、この監視制御シ
ステムの通常の(実際の)監視時には、例えば、各アナロ
グ式感知器2−1,2−2,…に対するポーリング周期
に同期させて、情報収集部5のバッファ21から例えば
最新の時点での各アナログ式感知器2−1,2−2,…
の出力レベル(アナログ値)を読み込み、読み込んだ各ア
ナログ式感知器2−1,2−2,…の出力レベルと各ア
ナログ式感知器2−1,2−2,…の感知器種別情報と
に基づき、各アナログ式感知器2−1,2−2,…の状
態(例えば、正常,注意報レベル,火災報レベル,連動
報レベル)を判断し、これを状態情報バッファ24に格
納するようになっている。従って、このシステムの通常
の監視時には、判断部6は、情報収集部5からの情報を
例えばポーリング周期に同期させて読み込み、それに従
って、各感知器の状態を判断し、この判断結果に基づ
き、状態情報バッファ24内の各感知器の状態情報を例
えばポーリング周期に同期させて逐次更新するようにな
っている。
【0028】そして、この場合、動作部7は、判断部6
の状態情報バッファ24に例えばポーリング周期に同期
させて逐次更新され格納される各アナログ式感知器2−
1,2−2,…の状態情報を参照して、所定の処理動作
を行なうようになっている。例えば、状態情報バッファ
24を参照して、注意報レベルにある感知器が存在する
ことを検知すると、動作部7は、図2の表示・操作部に
おいて、例えばこの感知器に対応する表示部分の注意報
灯を点灯する。また、例えば、火災報レベルにある感知
器が存在することを検知すると、動作部7は、図2の表
示・操作部において、この感知器に対応する表示部分の
異常報灯(火災報灯)を点灯し、また、異常灯(火災灯)を
点灯し、また、警報出力部10から警報(火災警報)を出
力させる。また、例えば、連動報レベルにある感知器が
存在することを検知すると、動作部7は、表示・操作部
において、この感知器に対応する表示部分の連動報灯を
点灯し、また、この感知器に関連した所定の被制御端末
(シャッタ,防火戸などの防排煙設備端末、あるいは空
調設備端末など)を連動制御するようになっている。
【0029】ところで、図1,図3の監視制御部(受信
機)1では、このような通常の監視制御を行なうことが
できることの他に、さらに、動作部7の上記のような動
作を試験する場合に、その動作試験が容易かつ正確にな
されるように構成されている。
【0030】すなわち、受信機1の判断部6には、状態
情報バッファ24内の各アナログ式感知器2−1,2−
2,…の状態情報を感知器ごとに所定の状態情報に強制
的に書き換え可能な機能が設けられており、さらに、各
アナログ式感知器2−1,2−2,…のそれぞれに対し
て、情報収集部5からの出力レベル(アナログ値)の読み
込みを禁止するための禁止情報(禁止フラグ)を感知器ご
とに設定可能な禁止情報記憶手段(フラグバッファ)25
が設けられている。
【0031】すなわち、判断部6は、操作部8の書換指
示部42から例えば所定の感知器についての所定の状態
情報が入力されるとき、状態情報バッファ24に格納さ
れている該所定の感知器の状態情報を、入力された所定
の状態情報に強制的に書き換えるようになっている。ま
た、判断部6は、操作部8の読込禁止指示部40から所
定の感知器の出力レベルの読込禁止指示が入力されると
き、この所定の感知器についてフラグバッファ25のフ
ラグを例えば“1”に設定し、このフラグが“1”に設
定されている間、この所定の感知器について情報収集部
5からのこの所定の感知器の情報(出力レベル)の読み込
みを禁止し、状態情報バッファ24中のこの所定の感知
器についての状態情報の逐次更新を行なわないようにな
っている。また、判断部6は、操作部8の読込禁止解除
部41から所定の感知器の出力レベルの読込禁止解除指
示が入力されるとき、この所定の感知器についてフラグ
バッファ25のフラグを例えば“1”から“0”に設定
し、情報収集部5からの所定感知器の情報(出力レベル)
の読み込みを再開し、読み込んだ出力レベルから判断し
たこの所定の感知器の状態情報の状態情報バッファ24
への逐次更新を再開するようになっている。
【0032】図4はこの監視制御システム(防災システ
ム)の監視制御部(受信機)1のハードウェア構成例を示
す図である。図4を参照すると、受信機1は、この監視
制御システム全体を制御するCPU15と、CPU15
の制御プログラム等が記憶されるROM16と、CPU
15のワークエリア等として用いられるRAM17と、
操作部8と、表示部9と、警報を出力する警報出力部
(スピーカ)10と、端末群(制御端末群2−1,2−
2,…,被制御端末群3−1,3−2,…)とのインタ
フェース(例えば伝送インタフェース)として機能するイ
ンタフェース部18とを有している。
【0033】ここで、図1,図3の情報収集部5,判断
部6,動作部7は、CPU15によって実現され、ま
た、各種のバッファ21,22,24,25は、RAM
17内に形成することができる。
【0034】次に、このような構成の監視制御システム
(防災システム)の処理例について説明する。通常の監視
状態では、受信機1の情報収集部5は、例えばポーリン
グなどにより各感知器2−1,2−2,…からの出力レ
ベル(アナログ値)の収集を行ない、図3のようにバッフ
ァ21に格納する。判断部6では、情報収集部5で収集
した各感知器2−1,2−2,…の出力レベル(アナロ
グ値)が、例えば、正常レベルか、注意報レベルに達し
たか、あるいは、火災報レベルに達したか、あるいは、
連動報レベルに達したかを判断し、その判断結果を状態
情報バッファ24に格納する。この際、今回(最新)の出
力レベルと前回の出力レベルとの差に基づいて上記の判
断を行なう場合(差分判断を行なう場合)や過去のある
時点から現時点までの出力レベルを蓄積し、この蓄積結
果に基づいて上記の判断を行なう場合(蓄積機能)などが
要求されるときには、バッファ21に図3のように格納
された出力レベルにおいて、今回(最新)の出力レベルの
みならず、過去の出力レベルをも利用することができ
る。すなわち、これらを履歴データとして利用すること
ができる。
【0035】上記のようにして、各感知器2−1,2−
2,…ごとに現在の状態が判断され、その判断結果が状
態情報バッファ24に格納されることにより、状態情報
バッファ24は、各感知器2−1,2−2,…ごとにそ
の都度逐次更新される。動作部7では、判断部6から得
られる状態情報,すなわち、状態情報バッファ24に格
納された(逐次更新される)各感知器2−1,2−2,…
の状態情報を参照して、前述したように、所定の処理動
作を行なう。
【0036】例えば、ある時点で状態情報バッファ24
が図5(a)のようなものとなり、感知器2−1が注意報
レベルに達したことを検知すると、動作部7は、図2の
表示・操作部において、例えばこの感知器2−1に対応
する表示部分31−1の注意報灯32bを点灯する。ま
た、その後のある時点で、状態情報バッファ24が例え
ば図5(b)のようなものとなり、感知器2−1が異常報
レベル(火災報レベル)に達したことを検知すると、動作
部7は、図2の表示・操作部において、この感知器2−
1に対応する表示部分31−1の異常報灯(火災報灯)3
2cを点灯し、また、異常灯(火災灯)30を点灯し、ま
た、警報出力部10から警報(火災警報)を出力させる。
また、その後のある時点で、状態情報バッファ24が図
5(c)のようなものとなり、感知器2−1が連動報レベ
ルに達したことを検知すると、動作部7は、表示・操作
部において、この感知器2−1に対応する表示部分31
−1の連動報灯32dを点灯し、また、この感知器に関
連した所定の被制御端末(シャッタ,防火戸などの防排
煙設備端末、あるいは空調設備端末など)を連動制御す
る。
【0037】ここで、所定の感知器,例えば2−1に関
する動作部7の動作試験を行なう場合には、操作者は、
表示・操作部の読込禁止指示部40から、判断部6に対
し、この感知器2−1についての出力レベルの情報収集
部5のバッファ21からの読み込みを禁止する旨を指示
する。この指示によって、判断部6は、フラグバッファ
25に、この感知器2−1に対してフラグ(例えば
“1”)を設定する。
【0038】これにより、判断部6は、このフラグ
“1”が設定されている間、この感知器2−1について
情報収集部5のバッファ21からの出力レベルの読み込
みを行なわず、従って、この感知器2−1については状
態の判断がなされず、状態情報バッファ24中のこの感
知器2−1についての状態情報の判断部6の判断結果に
基づく逐次更新は行なわれなくなる。この状態で、操作
者が操作部8の書換指示部42から、この感知器2−1
についての所定の状態情報を入力指示すると、判断部6
は、状態情報バッファ24内のこの感知器2−1の状態
情報を、入力指示された所定の状態情報に強制的に書き
換える。そして、このようにして強制的に書き換えられ
た感知器2−1についての状態情報は、この感知器2−
1についてフラグ“1”が設定されている間(すなわ
ち、フラグが読込禁止解除部41によって解除されるま
で)、状態情報バッファ24に保持される。
【0039】従って、動作部7は、この感知器2−1に
関しては、フラグ“1”が設定されている間、強制的に
書き換えられた状態情報に従って動作する。操作者は、
この強制的に書き換えられた状態情報に応じた動作部7
の処理動作を調べ、この処理動作が状態情報に応じた正
常なものであるときには、この感知器2−1のこの状態
情報(強制的に書き換えられた状態情報)に関しては、動
作部7は正常であると判断することができる。これに対
し、この処理動作が状態情報に応じた正常なものでない
ときには、この感知器2−1のこの状態情報(強制的に
書き換えられた状態情報)に関しては、動作部7は正常
ではないと判断することができる。このようにして、動
作部7の動作を試験することができる。
【0040】次に、具体例を説明する。いま例えば感知
器2−1の出力レベルが注意報レベルである時の動作部
7の動作を試験しようとする場合には、操作者は、この
感知器2−1について情報収集部5のバッファ21から
の読み込みを禁止するよう、判断部6に指示するととも
に、書換指示部42からこの感知器2−1について所定
の状態情報として、「注意報」を指示する。
【0041】これにより、判断部6の状態情報バッファ
24においては、上記感知器2−1に対応した状態情報
が強制的に「注意報」に書き換えられ、また、この感知
器2−1について情報収集部5のバッファ21からの読
み込みが禁止され、この感知器2−1に対応した状態情
報バッファ24の状態情報は、図6(a)に示すように
「注意報」に保持される。そして、このとき、操作者
は、表示・操作部のこの感知器2−1に対応した表示部
分31−1の注意報灯32bが点灯したか否かを調べ、
表示部分31−1の注意報灯32bが点灯したときに
は、操作者は、この感知器2−1の出力レベルが注意報
レベルである場合の動作部7の動作が正常であると判断
することができる。これに対し、表示部分31−1の注
意報灯32bが点灯しないときには、操作者は、この感
知器2−1の出力レベルが注意報レベルである場合の動
作部7の動作が正常ではないと判断することができる。
【0042】同様に、例えば感知器2−1の出力レベル
が異常報レベル(火災報レベル)である時の動作部7の動
作を試験しようとする場合には、操作者は、この感知器
2−1について情報収集部5のバッファ21からの読み
込みを禁止するよう、判断部6に指示するとともに、書
換指示部42からこの感知器2−1について所定の状態
情報として、「異常報」を指示する。なお、この際、こ
の感知器2−1についてフラグバッファ25内にフラグ
“1”がすでに設定さている場合には、操作者は、この
感知器2−1について情報収集部5のバッファ21から
の読み込みを禁止する旨の指示を再び行なう必要はな
い。
【0043】これにより、判断部6の状態情報バッファ
24においては、上記感知器2−1に対応した状態情報
が強制的に「異常報」に書き換えられ、また、この感知
器2−1について情報収集部5のバッファ21からの読
み込みが禁止され、この感知器2−1に対応した状態情
報バッファ24の状態情報は、図6(b)に示すように
「異常報」に保持される。そして、このとき、操作者
は、表示・操作部のこの感知器2−1に対応した表示部
31−1の異常報灯32cおよび異常灯30が点灯した
か否かを調べ、また、警報が出力されたか否かを調べ、
表示部分31−1の異常報灯32cおよび異常灯30が
点灯し、警報が出力されたときには、操作者は、この感
知器2−1の出力レベルが異常報レベルである場合の動
作部7の動作が正常であると判断することができる。こ
れに対し、表示部分31−1の異常報灯32cが点灯し
ないか異常灯30が点灯せず、あるいは、警報が出力さ
れないときには、操作者は、この感知器2−1の出力レ
ベルが異常報レベルである場合の動作部7の動作が正常
ではないと判断することができる。
【0044】また、同様に、例えば感知器2−1の出力
レベルが連動報レベルである時の動作部7の動作を試験
しようとする場合には、操作者は、この感知器2−1に
ついて情報収集部5のバッファ21からの読み込みを禁
止するよう、判断部6に指示するとともに、書換指示部
42からこの感知器2−1について所定の状態情報とし
て、「連動報」を指示する。なお、この際、この感知器
2−1についてフラグバッファ25内にフラグ“1”が
すでに設定さている場合には、操作者は、この感知器2
−1について情報収集部5のバッファ21からの読み込
みを禁止する旨の指示を再び行なう必要はない。
【0045】これにより、判断部6の状態情報バッファ
24においては、上記感知器2−1に対応した状態情報
が強制的に「連動報」に書き換えられ、また、この感知
器2−1について情報収集部5のバッファ21からの読
み込みが禁止され、この感知器2−1に対応した状態情
報バッファ24の状態情報は、図6(c)に示すように
「連動報」に保持される。そして、このとき、操作者
は、表示・操作部のこの感知器2−1に対応した表示部
分31−1の連動報灯32dが点灯したか否か、また、
所定の被制御端末への連動制御が正しくなされたか否か
を調べ、表示部分31−1の連動報灯32dが点灯し、
所定の被制御端末への連動制御が正しくなされたときに
は、操作者は、この感知器2−1の出力レベルが連動報
レベルであるときの動作部7の動作が正常であると判断
することができる。これに対し、表示部分31−1の連
動報灯32dが点灯しないか、所定の被制御端末への連
動制御が正しくなされないときには、操作者は、この感
知器2−1の出力レベルが連動報レベルである場合の動
作部7の動作が正常ではないと判断することができる。
【0046】そして、この感知器2−1に関する動作部
7の動作試験を終了したいときには、操作者は、単に、
この感知器2−1についてフラグ“1”を解除する
(“0”にする)旨の指示を、読込禁止解除部41から入
力するだけで良い。これにより、判断部6は、この感知
器2−1についての出力レベルを情報収集部5のバッフ
ァ21から実際に読み込んで、判断を行ない、その判断
結果により状態情報バッファ24の状態情報を逐次更新
し、この感知器2−1についての通常の監視処理に戻
る。
【0047】このように、本発明では、所定の感知器が
所定の状態になるときの動作部7の動作を試験する場
合、操作者は、単に、操作部8の書換指示部42から、
所定の感知器を特定するための情報(例えば地区番号な
ど)と所定の状態情報とを入力して書き換えを指示する
だけで良く(さらには、読込禁止指示部40から、この
所定の感知器について情報収集部5のバッファ21から
の読み込みを禁止する旨の指示を入力するだけで良
く)、この簡単な操作だけにより、判断部6の状態情報
バッファ24において、上記所定の感知器についての状
態情報が、入力された所定の状態情報に強制的に書き換
えられ、この所定の感知器に対する動作部7の疑似動作
試験を行なうことができる。また、上記状態情報の書き
換えは、正常/注意報/火災報/連動報などの単位で行
なうことができるので、感知器毎に異なる感度設定値
(煙濃度など)にとらわれることなく、注意報レベル,火
災報レベル,連動報レベルなどの各レベルを所定の状態
情報として容易に設定でき、各レベル毎の受信機の動作
試験を行なう場合にも、このような試験を容易にかつ正
確に行なうことができる。
【0048】また、本発明では、判断部6において、所
定の感知器についての情報の情報収集部5からの読み込
みが禁止され、また、状態情報バッファ24において、
この所定の感知器の状態情報が所定の状態情報に強制的
に書き換えられる以外は、通常の監視時と全く同じ処理
がなされる。
【0049】すなわち、動作部7は、通常の監視時と同
じ処理流れに従い、所定の感知器,例えば2−1に対す
る動作部7の疑似動作試験が行なわれている間も、この
所定の感知器2−1以外の感知器2−2,…について
は、判断部6の状態情報バッファ24に例えばポーリン
グ周期に同期させて逐次更新され格納される状態情報を
参照して、所定の処理動作を行なうようになっている。
【0050】換言すれば、ある感知器2−1に対する動
作部7の疑似動作試験を行なっても、情報収集部5,判
断部6,動作部7は、上記のように、各感知器の実際の
監視制御を行なっているので、この疑似動作試験が行な
われることによって、通常の監視処理が影響を受ける
(阻害される)という事態を著しく低減することができ
る。
【0051】このように、本発明では、通常の監視処理
がなされている状態で、すなわち、通常の監視処理実行
中に、動作部7の疑似動作試験を行なうことができる。
この場合、上記所定の感知器,例えば2−1以外の感知
器については、何らの支障をも与えることなく(例え
ば、中断,停止させたりすることなく)、通常の監視処
理がなされ、この状態で、上記所定の感知器について、
動作部7の疑似動作試験を行なうことができる。
【0052】また、上記所定の感知器,例えば2−1に
対する動作部7の疑似動作試験が行なわれている間も、
上記のように、情報収集部5においてこの所定の感知器
2−1からの出力レベル(アナログ値)の収集などは停止
されず、この所定の感知器からの出力レベルは、情報収
集部5で読み込まれてバッファ21に格納されるので、
これらの出力レベルを、疑似動作試験の終了後、履歴情
報として参照し、火災等の監視,判断を継続して行なう
ことができる。すなわち、疑似動作試験を終了後、この
所定の感知器2−1に対して通常の監視制御に速やかに
継続して移行することができる。特に長期間履歴などを
とって火災判断等を行なう場合、この履歴情報は有効で
ある。
【0053】また、上述の例では、感知器が、正常レベ
ル/注意報レベル/火災報レベル/連動報レベルに達し
たことを状態情報として状態情報バッファ24に疑似的
に設定し、感知器が疑似的に正常レベル/注意報レベル
/火災報レベル/連動報レベルに達したときの動作部7
の動作が正常か否かにより、動作部7の動作試験を行な
うようにしているが、状態情報としては、上記の例のみ
ならず、例えば、感知器が「汚れ故障状態」である場合
や「伝送エラー状態」にある場合,防排煙端末などの被
制御端末が「作動状態」である場合,あるいは通常状況
設定が困難な「試験異常状態」や「被制御端末不作動状
態」にある場合などの状態情報をも状態情報バッファ2
4に疑似的に設定することも可能であり、このような状
態情報を疑似的に設定すれば、所定の感知器が汚れ故障
状態にあるとしたときの動作部7の動作を試験したり、
あるいは所定の感知器が伝送エラー状態にあるとしたと
きの動作部7の動作を試験したり、あるいは所定の被制
御端末が作動状態にあるとしたときの動作部7の動作を
試験したり、あるいは所定の感知器が試験異常状態にあ
るとしたときの動作部7の動作を試験したり、あるいは
所定の被制御端末が不作動状態にあるとしたときの動作
部7の動作を試験したりすることができる。
【0054】このように、本発明の動作試験方法では、
感知器が疑似的に正常レベル/注意報レベル/火災報レ
ベル/連動報レベルに達したときの動作部7の動作が正
常か否かの試験のみならず、例えば、感知器が「汚れ故
障状態」である場合や「伝送エラー状態」にある場合,
防排煙端末などの被制御端末が「作動状態」である場
合,あるいは通常状況設定が困難な「試験異常状態」や
「被制御端末不作動状態」にある場合などをも試験する
ことができる。
【0055】なお、被制御端末の「作動状態」や「不作
動状態」をも疑似的に設定する場合には、判断部6の状
態情報バッファ24に、各感知器2−1,2−2,…の
状態情報が格納されるのみならず、各被制御端末3−
1,3−2,…などの状態情報も格納されるよう、判断
部6の状態情報バッファ24が構成されている必要があ
る。
【0056】また、上述の例では、受信機1内におい
て、情報収集部5と判断部6とがそれぞれ別個の部分と
して構成されているとしたが、情報収集部5と判断部6
とをそれぞれ別個の部分とするのではなく、これらを1
つのまとまった部分(例えば、情報収集・判断部)として
構成することもできる。
【0057】また、上述の例では、所定の感知器につい
てフラグ“1”が設定されているときには、情報収集部
5からの所定の感知器の出力レベルの読み込みを判断部
6に禁止させるようにしているが、これのかわりに、判
断部6における判断結果としての状態情報の状態情報バ
ッファ24への格納(逐次更新)を判断部6に禁止させる
ようになっていても良い。すなわち、読込禁止指示部4
0からの読込禁止指示によって、判断部6における判断
結果としての状態情報の状態情報バッファ24への格納
(逐次更新)を判断部6に禁止させるようにしても良い。
【0058】また、動作試験を行なう際になされる読込
禁止指示部40からの読込禁止指示,すなわちフラグ
“1”の設定は、例えば所定の感知器について所定の状
態情報を変える場合に、その都度、行なっても良いが、
例えば、所定の感知器について状態情報を順次に変えて
動作部7の動作試験を行なうような場合には、当初設定
した後は、その都度設定し直す必要はない。
【0059】また、上述の例では、試験パラメータ(例
えば所定の感知器についての所定の状態情報)を操作部
8からその都度入力したが、例えば試験パラメータを順
次に変えて動作部7の動作試験を行なうような場合、順
次に変えられるべき試験パラメータの列(例えば状態情
報の列)を例えば図7に示すように予め作成し、例えば
RAM17などに予め格納しておくことができる。この
場合には、試験パラメータを順次に変えて動作部7の動
作試験を行なう際、例えば操作部8から所定キー(例え
ば実行キー)などを入力する都度、上記のように予め作
成されている試験パラメータを順に読み出して状態情報
バッファ24に格納(書き換え)するようにしても良い。
【0060】例えば、最初、実行キーを操作すると、例
えばRAM17から試験順序“1”の試験パラメータ
(感知器2−1の状態情報「正常」)が読み出されて状態
情報バッファ24に自動設定され、また、このとき、感
知器2−1についてフラグが“1”に自動設定されて、
感知器2−1が正常であるときの動作部7の動作を試験
することができる。操作者は、この試験を終了し、次の
試験パラメータでの試験に進みたいときには、単に、実
行キーを操作すれば良い。これにより、例えばRAM1
7から試験順序“2”の試験パラメータ(感知器2−1
の状態情報「注意報」)が読み出されて状態情報バッフ
ァ24に自動設定され、また、このとき、感知器2−1
についてフラグが“1”に自動設定されて、感知器2−
1が注意報レベルにあるときの動作部7の動作を試験す
ることができる。このようにして、例えば実行キーを操
作する都度、次の試験パラメータが状態情報バッファ2
4に設定され、また、そのときの試験パラメータに記述
されている感知器についてフラグが“1”に設定され
(感知器が切り換わるときは、前の感知器についてのフ
ラグ“1”から“0”に解除され)、次の試験パラメー
タでの動作部7の動作試験を行なうことができる。すな
わち、全ての試験パラメータについての動作部7の動作
試験を、所定キー(実行キー)の入力を除いて、ほぼ全自
動で行なうことができ、操作の手間を著しく軽減でき
る。
【0061】なお、図7の例では、全ての試験パラメー
タの列を予め作成したが、例えば図8に示すように、端
末単位に(感知器単位に)試験パラメータの列を予め作成
することもできる。この場合にも、端末単位に疑似動作
試験を上述したと同様にほぼ自動的に行なうことができ
る。
【0062】このように、本発明においては、操作部8
からその都度、試験パラメータ(状態情報)を入力しても
良いし、また、例えばRAM17などに図7あるいは図
8に示すように予め作成され格納されている試験パラメ
ータを読み出して試験パラメータを入力することもで
き、このような試験パラメータの状態情報バッファ24
への入力設定操作,入力設定動作は、広義に入力手段に
よってなされると捉えることができる。
【0063】また、監視制御システムは、前述したよう
なR型システムとして構築されることの他に、P型シス
テム(オンオフ型システム)などの任意の形態のものとし
て構築されても良く(各制御端末にオンオフ型感知器が
用いられるシステムなどでも良く)、いずれの形態のも
のについても、本発明を同様に適用することができる。
すなわち、感知器にオンオフ型感知器が用いられる場合
には、オンオフ型感知器からの情報は、デジタル値
(“1”または“0”)であるので、この感知器について
の状態情報としては、オン“1”またはオフ“0”の2
つの状態情報が用いられる。
【0064】また、上述の説明では、制御端末,被制御
端末として防災システムに用いられる火災感知器,防火
戸,シャッタなどを例に挙げたが、制御端末,被制御端
末としては防災システムに用いられるものに限らず、任
意の端末を用いることができる。例えば、制御端末を防
犯用感知器とし、被制御端末を防犯システムに用いられ
る被制御端末とすることもでき、この場合には、この監
視制御システムは、防犯システムとなる。また、被制御
端末を空調設備とすれば、この監視制御システムは、空
調管理システムとなる。また、被制御端末に防災システ
ムに用いられる防火戸,シャッタなどに加えて、移信出
力制御される空調設備を用いる場合、この監視制御シス
テムは、防災システムと空調管理システムとの複合型シ
ステムとなる。従って、本発明の動作試験方法は、監視
制御部システムが防災システムである場合に限らず、防
犯システム,空調管理システムなどの任意のシステムに
適用可能である。
【0065】また、上述の説明では、表示・操作部が図
2のような構成になっているとしたが、表示・操作部
は、例えばシステムの形態等に応じて、任意の構成にす
ることができる。また、動作部7についても、判断部6
の状態情報バッファ24を参照して所定の動作をするも
のであれば良く、従って、本発明の動作試験方法は、任
意の動作部に対して適用できる。
【0066】また、上述の例では、状態情報バッファ2
4,フラグバッファ25が判断部6内に設けられている
としたが、状態情報バッファ24,フラグバッファ25
については、これらを判断部6から独立したものとして
設けることもできる。例えば、判断部6と動作部7との
間に、状態情報バッファ24,フラグバッファ25を設
けることもできる。この場合、入力手段から入力される
所定の端末について所定の状態情報を、判断部6を介せ
ずに、直接、状態情報バッファ24に強制書き込みする
こともでき、また、入力手段からの読込禁止指示による
フラグバッファ25へのフラグの設定を判断部6によら
ず行なうこともできる。
【0067】また、図4のようなハードウェアシステム
において本発明の動作試験処理を実行するためのプログ
ラム(すなわち、図4のハードウェアシステムのCPU
15で用いられるプログラム)は、媒体に記録された状
態で提供することも可能である。すなわち、入力手段か
ら所定の端末について所定の状態情報が入力されたと
き、状態情報記憶手段に格納されている該端末の状態情
報を、入力された状態情報によって強制的に書き換える
機能を実現するためのプログラムは、例えば図4のシス
テムに対し例えばソフトウェアパッケージ(具体的に
は、CD−ROM等の情報記録媒体)の形で提供するこ
ともできる。なお、プログラムなどが記録される情報記
録媒体としては、CD−ROMに限られるものではな
く、ROM,RAM,フレキシブルディスク,メモリカ
ード等が用いられても良い。媒体に記録されたプログラ
ムは、例えば図4のハードウェアシステムのRAM17
にインストールされることにより、CPU15がこのプ
ログラムを実行して、疑似的な動作試験を行なわせるこ
とができる。すなわち、この場合、入力手段から所定の
端末について所定の状態情報が入力されたとき、状態情
報記憶手段に格納されている該端末の状態情報を、入力
された状態情報によって強制的に書き換える機能を実現
することもできる。
【0068】また、入力手段から所定の端末について所
定の状態情報が入力されたとき、前記状態情報記憶手段
に格納されている該端末の状態情報を、入力された状態
情報によって強制的に書き換えられる機能を実現するた
めのプログラムは、媒体の形で提供されるのみならず、
通信によって(例えばサーバによって)提供されるもので
あっても良い。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項7記載の発明によれば、端末群と、端末群の監視制
御を行なう監視制御部とを備えた監視制御システムにお
いて、前記監視制御部は、端末群の監視時に端末群の端
末からの情報を読み込み、読み込んだ情報に基づいて端
末の状態を判断し、判断した端末群の端末の状態を端末
ごとに状態情報として状態情報記憶手段に更新可能に格
納する判断手段と、状態情報記憶手段に端末ごとに格納
されている状態情報に基づいて所定の処理動作を行なう
動作手段と、所定の端末について所望の状態情報を入力
可能な入力手段とを有し、前記入力手段から所定の端末
について所定の状態情報が入力されたとき、前記状態情
報記憶手段に格納されている該端末の状態情報は、入力
された状態情報によって強制的に書き換えられるように
なっているので、例えば多段発報する感知器について、
注意報レベル,火災報レベル,連動報レベルなどの各レ
ベルを容易に設定でき、各レベル毎の受信機(監視制御
部)の動作試験を行なう場合にも、このような試験を容
易にかつ正確に行なうことができる。さらに、汚れ故障
状態,伝送エラー状態,防排煙端末などの作動状態、あ
るいは、状況設定が困難な試験異常状態や端末不作動状
態などをも容易に設定でき、これらの状態における受信
機(監視制御部)の動作試験を容易にかつ正確に行なうこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視制御システムの構成例を示す
図である。
【図2】表示・操作部の具体例を示す図である。
【図3】図1の監視制御システムのより具体的な構成例
を示す図である。
【図4】図1の監視制御システムのハードウェア構成例
を示す図である。
【図5】図1の監視制御システムにおける通常の監視動
作を説明するための図である。
【図6】図1の監視制御システムにおける動作部の疑似
動作試験を説明するための図である。
【図7】予め作成される試験パラメータの例の一例を示
す図である。
【図8】予め作成される試験パラメータの例の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 監視制御部 2−1,2−2 制御端末群 3−1,3−2 被制御端末群 5 情報収集部 6 判断部 7 動作部 8 操作部 9 表示部 10 警報出力部 15 CPU 16 ROM 17 RAM 18 インタフェース部 40 読込禁止指示部 41 読込禁止解除部 42 書換指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雨宮 秀人 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−195579(JP,A) 特開 平5−174267(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 - 31/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末群と、端末群の監視制御を行なう監
    視制御部とを備えた監視制御システムにおいて、前記監
    視制御部は、端末群の監視時に端末群の端末からの情報
    を読み込み、読み込んだ情報に基づいて端末の状態を判
    断し、判断した端末群の端末の状態を端末ごとに状態情
    報として状態情報記憶手段に更新可能に格納する判断手
    段と、状態情報記憶手段に端末ごとに格納されている状
    態情報に基づいて所定の処理動作を行なう動作手段と、
    所定の端末について所望の状態情報を入力可能な入力手
    段とを有し、前記入力手段から所定の端末について所定
    の状態情報が入力されたとき、前記状態情報記憶手段に
    格納されている該端末の状態情報は、入力された状態情
    報によって強制的に書き換えられることを特徴とする監
    視制御システム。
  2. 【請求項2】 端末群と、端末群の監視制御を行なう監
    視制御部とを備えた監視制御システムにおいて、前記監
    視制御部は、端末群の監視時に端末群の端末から情報を
    収集し、端末からの情報を端末ごとに情報記憶手段に記
    憶する情報収集手段と、情報収集手段に記憶された端末
    ごとの情報を読み込み、読み込んだ情報に基づいて端末
    の状態を判断し、判断した端末群の端末の状態を端末ご
    とに状態情報として状態情報記憶手段に更新可能に格納
    する判断手段と、状態情報記憶手段に端末ごとに格納さ
    れている状態情報に基づいて所定の処理動作を行なう動
    作手段と、所定の端末について所望の状態情報を入力可
    能な入力手段とを有し、前記入力手段から所定の端末に
    ついて所定の状態情報が入力されたとき、前記状態情報
    記憶手段に格納されている該端末の状態情報は、入力さ
    れた状態情報によって強制的に書き換えられることを特
    徴とする監視制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の監視制御
    システムにおいて、前記入力手段からは、所定の端末に
    ついての情報の前記判断手段による読み込みを禁止させ
    るための禁止情報を端末ごとに入力設定可能となってお
    り、前記入力手段から所定の端末について前記禁止情報
    と所定の状態情報が入力されたとき、前記状態情報記憶
    手段に格納されている該端末の状態情報は、入力された
    状態情報によって強制的に書き換えられ、また、該端末
    について強制的に書き換えられた状態情報は、該端末に
    ついての前記禁止情報が設定されている間、状態情報記
    憶手段に保持されることを特徴とする監視制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の監視制御システムにおい
    て、前記情報収集手段は、前記状態情報記憶手段に格納
    されている所定の端末についての状態情報が前記入力手
    段から入力された所定の状態情報によって強制的に書き
    換えられた状態のときにおいても、該端末から情報を収
    集し、該端末からの情報を前記情報記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする監視制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項4記載の監視制御
    システムにおいて、前記情報記憶手段には、端末からの
    情報が履歴として記憶保持されることを特徴とする監視
    制御システム。
  6. 【請求項6】 端末群と、端末群の監視制御を行なう監
    視制御部とを備えた監視制御システムにおいて、前記監
    視制御部は、端末群の監視時に端末群の端末からの情報
    に基づいて端末の状態を判断し、判断した端末群の端末
    の状態を端末ごとに状態情報として状態情報記憶手段に
    更新可能に格納する判断手段と、状態情報記憶手段に端
    末ごとに格納されている状態情報に基づいて所定の処理
    動作を行なう動作手段と、所定の端末について所望の状
    態情報を入力可能な入力手段とを有しており、所定の端
    末が所定の状態にあるときの前記動作手段の動作を試験
    するときには、前記入力手段から所定の端末について所
    定の状態情報を入力して、前記状態情報記憶手段に格納
    されている該端末の状態情報を、入力された状態情報に
    よって強制的に書き換え、これによって、この端末の状
    態を所定の状態に疑似的に設定して前記動作手段が所定
    の処理動作を行なうか否かを調べることにより前記動作
    手段の動作を試験することを特徴とする動作試験方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の動作試験方法において、
    所定の端末についての所定の状態情報を試験パラメータ
    とし、試験パラメータを順次に変えて前記動作手段の動
    作を試験する場合に、順次に変えられるべき試験パラメ
    ータの列を予め作成しておき、前記入力手段は、予め作
    成されている試験パラメータの列から順次に試験パラメ
    ータを前記状態情報記憶手段に設定することで、試験パ
    ラメータを順次に変えて前記動作手段の動作を試験する
    ことを特徴とする動作試験方法。
JP32921696A 1996-11-25 1996-11-25 監視制御システムおよび動作試験方法 Expired - Lifetime JP3269780B2 (ja)

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