JP3358966B2 - 蓄積式受信機における表示試験方法 - Google Patents

蓄積式受信機における表示試験方法

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JP3358966B2
JP3358966B2 JP07267997A JP7267997A JP3358966B2 JP 3358966 B2 JP3358966 B2 JP 3358966B2 JP 07267997 A JP07267997 A JP 07267997A JP 7267997 A JP7267997 A JP 7267997A JP 3358966 B2 JP3358966 B2 JP 3358966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積式受信機にお
ける表示試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防災システムとして、図14に示
すような構成のシステムが知られている。図14を参照
すると、この防災システムは、蓄積式受信機51と、蓄
積式受信機51によって監視制御される制御端末2a,
2b,…とを有している。
【0003】ここで、図14の例では、制御端末2a
は、アナログ式感知器として構成され、制御端末2b
は、オンオフ式感知器が接続された中継器として構成さ
れている。そして、蓄積式受信機51と制御端末2a,
2b,…とは、例えば、所定の伝送路(回線あるいは無
線など)によって接続されている。なお、図14の例で
は、アナログ式感知器2aと、オンオフ式感知器が接続
された中継器2bとは、それぞれ、個別の回線3a,3
bに接続されている。
【0004】このような防災システムでは、蓄積式受信
機51は、アナログ式感知器2aからの出力レベル(例
えばアナログ式感知器が煙感知器である場合には煙濃度
レベル),中継器2bからの出力状態(オン状態またはオ
フ状態)を、例えばアドレスポーリングによって取り込
み、取り込んだアナログ式感知器2a,中継器2bから
の出力レベル,出力状態に基づいて、火災などの異常の
判断を行ない、その旨の警報や表示などを行なうように
なっている。
【0005】ところで、蓄積式受信機51は、上記の各
回線3a,3bに対して、それぞれ個別に、蓄積設定,
蓄積非設定を行なうことができ、例えば、回線3a,3
bのいずれに対しても蓄積設定を行なうときには、蓄積
式受信機51は、アナログ式感知器2aからの出力レベ
ル,中継器(オンオフ式感知器)2bからの出力状態のい
ずれに対しても、所定の蓄積期間Tを設定して、異常か
否かの判断を行なうようになっている。
【0006】この場合、アナログ式感知器に対しては、
図15に示すように、アナログ式感知器の出力レベルが
所定のレベル(例えば火災報レベル)を越えた状態が、所
定の蓄積期間T中、継続することを条件として、この蓄
積期間Tの完了時に異常(例えば火災など)と判断するよ
うになっている。また、中継器(オンオフ式感知器)に対
しては、図16に示すように、このオンオフ式感知器が
オンとなった時点でこのオンオフ式感知器をオペレータ
のリセット操作によって一旦リセットし、このオンオフ
式感知器がオンとなった時点から所定の蓄積期間T内
に、このオンオフ式感知器が再作動する(再びオンにな
る)ことを条件として、異常(例えば火災やガス漏れな
ど)と判断するようになっている。
【0007】このような蓄積式受信機51においてアナ
ログ式感知器,オンオフ式感知器についての表示試験を
行なう場合、上記のような蓄積式受信機51の蓄積動作
を考慮して、その表示試験の種類として、一般に、異常
表示動作確認試験(例えば、火災表示動作の確認試験)
と、公称蓄積期間確認試験との2つが設けられている。
【0008】図17には、アナログ式感知器に対する従
来の表示試験(異常表示動作確認試験,公称蓄積期間確
認試験)の方法が示されている。アナログ式感知器につ
いての表示試験を行なう場合、オペレータが蓄積式受信
機51の例えば操作パネルから、例えばアナログ式感知
器のアドレスを指定し、試験開始の指示の操作を行なう
と、蓄積式受信機51は、このアナログ式感知器に対
し、試験実行指示を与える。この指示により、アナログ
式感知器は発報動作する(疑似的に、火災などの異常が
発生した場合と同様の動作をする)。この場合、アナロ
グ式感知器に対しては、図17に示すように、アナログ
式感知器の出力レベルが所定のレベル(例えば火災報レ
ベル)を越えた状態から発報動作状態となるまでの所要
時間が蓄積期間Tとなり、発報動作となるまでの所要時
間が公称蓄積期間と一致する。従って、アナログ式感知
器の表示試験については、異常表示動作の確認と公称蓄
積期間の確認とは、アナログ式感知器の出力レベルが所
定のレベルとなった時点で蓄積式受信機51の蓄積中灯
を点灯し、また、この時点から公称蓄積期間Tを計時
し、公称蓄積期間Tが経過したときに例えば蓄積中灯が
消灯すれば、蓄積式受信機51に公称蓄積期間Tが正常
に設定されていると確認でき、また、このとき、蓄積式
受信機51の例えば表示灯に異常表示(火災表示)がなさ
れれば、オペレータは、蓄積式受信機51の異常表示動
作が正常であると判断でき、また、異常表示(火災表示)
がなされないときには、オペレータは、蓄積式受信機5
1の異常表示動作が正常ではないと判断できる。
【0009】また、図18(a),(b)には、オンオフ式
感知器に対する従来の表示試験(異常表示動作確認試
験,公称蓄積期間確認試験)の方法が示されている。オ
ンオフ式感知器についての表示試験を行なう場合、オペ
レータが蓄積式受信機51の例えば操作パネルから、例
えばオンオフ式感知器が接続されている中継器のアドレ
ス(回線番号)を指定し、試験開始の指示の操作を行なう
と、蓄積式受信機51は、このオンオフ式感知器が接続
されている中継器に試験実行指示を与える。この指示に
より、中継器はオンオフ式感知器がオンになるのと等価
の状態を疑似的に生成する(第1の発報)。これにより、
蓄積式受信機51には、この中継器(オンオフ式感知器)
からのオンの入力信号が加わり、蓄積式受信機51で
は、この時点から公称蓄積期間T(例えば50秒)の計時
を開始する。公称蓄積期間Tの計時を開始後、オペレー
タは、蓄積式受信機51の操作パネルからリセット操作
を行なう。これにより、蓄積式受信機51への入力信号
はオフに落とされる。
【0010】異常表示動作確認試験の場合には、図18
(a)に示すように、上記リセット操作がなされた後、公
称蓄積期間Tが経過する前に、オペレータは、蓄積式受
信機51からこのオンオフ式感知器が接続されている中
継器に対し再発報操作を行なう。これにより、中継器は
オンオフ式感知器がオンになるのと等価の状態を疑似的
に生成する(第2の発報)。すなわち、中継器は、その出
力データを再びオンにする。このとき、例えば表示灯に
異常表示(火災表示)がなされるときには、オペレータ
は、異常表示動作が正常であると判断でき、また、異常
表示(火災表示)がなされないときには、オペレータは、
異常表示動作が正常ではないと判断できる。
【0011】一方、公称蓄積期間確認試験の場合は、図
18(b)に示すように、公称蓄積時間Tの計時を開始
後、蓄積式受信機51からオペレータによりリセット操
作を行なわせ、蓄積式受信機51への入力信号をオフに
落とした状態をそのまま維持し、この状態で公称蓄積期
間Tの経過を待つ。蓄積式受信機51への入力信号をオ
フに落とした状態をそのまま維持してタイマによりオペ
レータが公称蓄積期間Tを計時し、公称蓄積期間Tが経
過したときに、例えば蓄積中灯が消灯したときには、公
称蓄積期間が正常に設定されていると確認できる。
【0012】このように、オンオフ式感知器について
は、異常表示動作確認試験においてその第1の発報から
第2の発報動作までの所要時間,すなわち、異常表示動
作を確認するまでの期間Taは、図18(a)に示したよ
うに、公称蓄積期間Tと必ずしも一致するものではな
く、このため、従来では、オンオフ式感知器についての
異常表示動作確認試験では、公称蓄積期間Tを測定する
ための公称蓄積期間確認試験時の操作(リセット操作)に
加えて、さらに他の操作(再発報操作)を必要としてい
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オンオフ式
感知器についての表示試験のための操作に係わる操作量
を従来に比べて低減することができ、特に、異常表示動
作確認試験の操作に係わる操作量を従来に比べて著しく
低減することの可能な蓄積式受信機における表示試験方
法を提供することを目的としている。
【0014】また、本発明は、アナログ式感知器あるい
はオンオフ式感知器において、蓄積設定,蓄積非設定の
区別なく、異常表示動作確認試験(発報試験)を行なうこ
との可能な蓄積式受信機における表示試験方法を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、蓄積設定が可能な蓄積式受
信機における表示試験方法において、オペレータが所定
のオンオフ式感知器あるいは該オンオフ式感知器が接続
されている中継器についての蓄積式受信機の表示試験を
行なう場合、蓄積設定がなされているときには、オペレ
ータが該オンオフ式感知器に対する試験開始の指示操作
を行なうことで、蓄積式受信機は前記オンオフ式感知器
あるいは該オンオフ式感知器が接続されている中継器に
試験実行指示を与え、該感知器あるいは中継器からの出
力データがオン状態となったときに、この時点から所定
の蓄積期間を計時し、また、蓄積中表示を行ない、次い
で、蓄積式受信機は、該オンオフ式感知器あるいは中継
器の出力データがオン状態となった後、該感知器あるい
は中継器に対しリセット処理を行なって該感知器あるい
は中継器をオフ状態にし、該リセット処理から所定の時
間を経過後、該感知器あるいは中継器を再びオン状態に
するようになっており、この場合、該感知器あるいは中
継器がリセット処理でオフ状態になった後、該感知器あ
るいは中継器が再びオン状態となるまでの間にオペレー
タによるキャンセル指示操作がなされるときには、異常
表示を行なわず、蓄積期間が経過した時点で蓄積中表示
を解除することで、オペレータに公称蓄積期間の確認を
行なわせ、また、上記蓄積期間中にオペレータによるキ
ャンセル指示操作がなされずに感知器あるいは中継器が
再びオン状態となったときには、異常表示を行なうこと
で、オペレータに蓄積式受信機の異常表示動作の確認を
行なわせることを特徴としている。
【0016】また、請求項2記載の発明は、蓄積設定が
可能な蓄積式受信機における表示試験方法において、オ
ペレータが所定のオンオフ式感知器あるいは該オンオフ
式感知器が接続されている中継器についての蓄積式受信
機の表示試験を行なう場合、蓄積設定がなされていると
きには、オペレータが該オンオフ式感知器に対する試験
開始の指示操作を行なうことで、蓄積式受信機は前記オ
ンオフ式感知器あるいは該オンオフ式感知器が接続され
ている中継器に試験実行指示を与え、該感知器あるいは
中継器からの出力データがオン状態となったときに、こ
の時点から所定の蓄積期間を計時し、また、蓄積中表示
を行ない、次いで、蓄積式受信機は、該オンオフ式感知
器あるいは中継器の出力データがオン状態となった後、
該感知器あるいは中継器に対しリセット処理を行なって
該感知器あるいは中継器をオフ状態にし、該リセット処
理から所定の時間を経過後、該感知器あるいは中継器を
再びオン状態にするようになっており、この場合、該感
知器あるいは中継器がリセット処理でオフ状態になった
後、該感知器あるいは中継器が再びオン状態となるまで
の間にオペレータによるキャンセル指示操作がなされず
に感知器あるいは中継器が再びオン状態となったときに
は、異常表示を行なうことで、オペレータに蓄積式受信
機の異常表示動作の確認を行なわせることを特徴として
いる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る監視制御システ
ムの構成例を示す図である。図1を参照すると、この監
視制御システム(例えば防災システム)は、蓄積式受信機
1と、蓄積式受信機1によって監視制御される制御端末
2a,2b,…とを有している。
【0021】ここで、図1の例では、制御端末2aは、
アナログ式感知器として構成され、制御端末2bは、オ
ンオフ式感知器が接続された中継器として構成されてい
る。そして、蓄積式受信機1と制御端末2a,2b,…
とは、例えば、所定の伝送路(回線あるいは無線など)に
よって接続されている。なお、図1の例では、アナログ
式感知器2aと、オンオフ式感知器が接続された中継器
2bとは、それぞれ、個別の回線3a,3bに接続され
ている。
【0022】このような監視制御システムでは、蓄積式
受信機1は、アナログ式感知器2aからの出力レベル
(例えばアナログ式感知器が煙感知器である場合には煙
濃度レベル),中継器2bからの出力状態(オン状態また
はオフ状態)を、例えばアドレスポーリングによって取
り込み、取り込んだアナログ式感知器2a,中継器2b
からの出力レベル,出力状態に基づいて、火災などの異
常の判断を行ない、その旨の警報や表示などを行なうよ
うになっている。
【0023】ところで、蓄積式受信機1は、上記の各回
線3a,3bに対して、それぞれ個別に、蓄積設定,蓄
積非設定を行なうことができ、例えば、回線3a,3b
のいずれに対しても蓄積設定を行なうときには、蓄積式
受信機1は、アナログ式感知器2aからの出力レベル,
中継器(オンオフ式感知器)2bからの出力状態のいずれ
に対しても、蓄積期間Tを設定して、異常か否かの判断
を行なうようになっている。
【0024】この場合、アナログ式感知器に対しては、
図15に示したと同様に、アナログ式感知器の出力レベ
ルが所定のレベル(例えば火災報レベル)を越えた状態
が、所定の蓄積期間T中、継続することを条件として、
この蓄積期間の完了時に異常(例えば火災やガス漏れな
ど)と判断するようになっている。また、中継器(オンオ
フ式感知器)に対しては、この中継器からの出力状態(出
力データ)がオンとなった後、この中継器に対し自動的
にリセット処理を行なってこの中継器からの出力データ
をオフにし、この中継器からの出力データがオンとなっ
た時点から所定の蓄積期間T内に、この中継器からの出
力データが再びオンになることを条件として、異常(例
えば火災など)と判断するようになっている。
【0025】このような蓄積式受信機1においてアナロ
グ式感知器,オンオフ式感知器についての表示試験を行
なう場合、上記のような蓄積式受信機1の蓄積動作を考
慮して、その表示試験の種類として、一般に、異常表示
動作確認試験(例えば、火災表示動作の確認試験)と、公
称蓄積期間確認試験との2つが設けられている。
【0026】図2(a),(b)には、アナログ式感知器に
対する本発明の表示試験(異常表示動作確認試験,公称
蓄積期間確認試験)の方法が示されている。アナログ式
感知器についての表示試験を行なう場合、オペレータが
蓄積式受信機1の例えば操作パネルから、このアナログ
式感知器のアドレスを指定し、試験開始の指示の操作を
行なうと、蓄積式受信機1は、このアナログ式感知器に
対し、試験実行指示を与える。この指示により、アナロ
グ式感知器は発報動作する(疑似的に、火災などの異常
が発生した場合と同様の動作をする)。この場合、アナ
ログ式感知器に対しては、出力レベルが所定のレベルを
越えた状態から発報状態となるまでの所要時間が蓄積期
間となり、発報動作までの所要時間が公称蓄積期間(例
えば50秒)と一致し、従って、アナログ式感知器の表
示試験については、異常表示動作の確認と公称蓄積期間
の確認とを、従来のように操作を相違させることなく行
なうことができる。
【0027】すなわち、アナログ式感知器についての表
示試験において、異常表示動作の確認と公称蓄積期間の
確認とは、図2(a)に示すように、アナログ式感知器の
出力レベルが所定のレベルとなった時点で蓄積式受信機
51の蓄積中灯を点灯し、また、この時点から公称蓄積
期間Tを計時し、公称蓄積期間Tが経過したときに例え
ば蓄積中灯が消灯すれば、蓄積式受信機51に公称蓄積
期間Tが正常に設定されていると確認でき、また、この
とき、蓄積式受信機51の例えば表示灯に異常表示(火
災表示)がなされれば、オペレータは、蓄積式受信機5
1の異常表示動作が正常であると判断でき、また、異常
表示(火災表示)がなされないときには、オペレータは、
蓄積式受信機51の異常表示動作が正常ではないと判断
できる。
【0028】このように、本発明では、アナログ式感知
器についての表示試験を、従来と同様に(図17に示し
たと同様に)行なうことができる。
【0029】なお、アナログ式感知器についての表示試
験において、図2(b)に示すように、アナログ式感知器
の出力レベルが所定のレベル(例えば火災報レベル)とな
った時点から公称蓄積期間Tまでの間に、蓄積式受信機
1からキャンセル指示操作(中止指示操作)がなされると
きには、アナログ式感知器からの出力レベルは、通常レ
ベルに落ち、また、この時点で蓄積中灯が消灯し、試験
は中止される。すなわち、アナログ式感知器についての
表示試験において、キャンセル指示操作(中止指示操作)
は、表示試験をこの時点で中止するという機能しかもた
ない。
【0030】また、図3(a),(b)には、オンオフ式感
知器に対する本発明の表示試験(異常表示動作確認試
験,公称蓄積期間確認試験)の方法が示されている。オ
ンオフ式感知器についての表示試験を行なう場合、オペ
レータが蓄積式受信機1の例えば操作パネルから、この
オンオフ式感知器が接続されている中継器のアドレス
(回線番号)を指定し、試験開始の指示の操作を行なう
と、蓄積式受信機1は、このオンオフ式感知器が接続さ
れている中継器に試験実行指示を与える。この指示によ
り、中継器はオンオフ式感知器がオンになるのと等価の
状態を疑似的に生成する(第1の発報)。これにより、蓄
積式受信機1には、この中継器(オンオフ式感知器)から
のオンの入力信号が加わり、蓄積式受信機1では、この
時点から公称蓄積期間T(例えば50秒)の計時を開始す
る。公称蓄積期間Tの計時を開始後、蓄積式受信機1
は、中継器に対し、リセット指示を自動的に与える。こ
れにより、中継器は、オンオフ式感知器がオフになるの
と等価の状態を疑似的に生成する。この結果、蓄積式受
信機1への入力信号はオフに落とされる。
【0031】また、蓄積式受信機1は、入力信号がオフ
になってから所定の時間を経過後(公称蓄積期間Tが経
過する前に)、中継器に対し、再発報指示を自動的に与
える。これにより、中継器はオンオフ式感知器がオンに
なるのと等価の状態を疑似的に生成する。この結果、中
継器からの出力データは再びオンになる(第2の発報)。
【0032】異常表示動作確認試験の場合には、図3
(a)に示すように、オペレータは、蓄積式受信機1の例
えば操作パネルから、このオンオフ式感知器が接続され
ている中継器のアドレス(回線番号)を指定し、試験開始
の指示の操作を行なうことによって、蓄積式受信機1に
上記の一連の処理を自動的に行なわせる。この一連の処
理により、中継器からの出力データが再びオンとなり、
蓄積式受信機1の例えば表示灯に異常表示(火災表示)が
なされるときには、オペレータは、異常表示動作が正常
であると判断でき、また、異常表示(火災表示)がなされ
ないときには、オペレータは、異常表示動作が正常では
ないと判断できる。
【0033】また、公称蓄積期間確認試験の場合も、オ
ペレータは、蓄積式受信機1の例えば操作パネルから、
このオンオフ式感知器が接続されている中継器のアドレ
ス(回線番号)を指定し、試験開始の指示の操作を行なう
ことによって、基本的には、蓄積式受信機1に上記の一
連の処理を自動的に行なわせるが、公称蓄積期間確認試
験の場合は、図3(b)に示すように、公称蓄積時間Tの
計時を開始後、蓄積式受信機1が中継器に対しリセット
指示を与え、中継器からの出力データをオフ状態に落と
した後、蓄積式受信機1が中継器に対し再発報指示を与
えるまでの間に、オペレータは、キャンセル指示操作
(中止指示操作)を受信機1に対して行なう必要がある。
このキャンセル指示操作がオペレータによりなされる
と、受信機1は、中継器に対しキャンセル指示を与え、
これにより、中継器からの出力データは、以後、オフ状
態のままに維持される(再発報動作はなされない)。この
ように、蓄積式受信機1が中継器に対し再発報指示を与
えるまでの間に、オペレータによってキャンセル指示操
作がなされると、蓄積式受信機1への入力信号はオフに
落とされた状態がそのまま維持され、この状態で公称蓄
積期間Tの経過を待つ。蓄積式受信機1への入力信号を
オフに落とした状態をそのまま維持してタイマによりオ
ペレータが公称蓄積期間Tを計時し、公称蓄積期間Tが
経過したときに、例えば蓄積中灯が消灯したときには、
オペレータは、公称蓄積期間が正常に設定されていると
確認できる。
【0034】図4は本発明によるオンオフ式感知器につ
いての表示試験方法を実現するための中継器の具体的な
構成例を示す図である。図4を参照すると、この中継器
には、ラッチ回路5が設けられ、このラッチ回路5の出
力端6が線路3を介して受信機1に接続されている。ま
た、このラッチ回路5には、L,C線路を介してオンオ
フ式感知器が接続されており、このL,C線路間には、
オンオフ式感知器内のスイッチSW2と、中継器内のス
イッチSW1とが並列に接続されている。そして、スイ
ッチSW1,SW2のいずれかが閉のときには、L,C線
路の電位は、“0”Vとなり、また、スイッチSW1
SW2の両方が開のときには、L,C線路の電位は、例
えば“24”Vとなるようになっている。
【0035】より具体的に、オンオフ式感知器内のスイ
ッチSW2は、オンオフ式感知器が実際に作動してオン
状態になるときに閉となり、オフ状態のときに開とな
る。一方、中継器内のスイッチSW1は、受信機1から
の制御信号(試験開始信号,キャンセル指示信号など)に
よって制御され、受信機1から試験開始信号が送られる
ときに、閉となり、受信機1からキャンセル指示信号が
送られるときには、開となるように制御される。従っ
て、オンオフ式感知器が作動していない状態(スイッチ
SW2が開の状態)であっても、受信機1から中継器に試
験開始信号が送られると、中継器内のスイッチSW1
閉となり、疑似的にオンオフ式感知器が作動した状態
(オン状態)を生成することができる。また、受信機1か
ら中継器にキャンセル指示信号が送られると、中継器内
のスイッチSW2が開となり、疑似的にオンオフ式感知
器がオフ状態と等価な状態を生成することができる。す
なわち、中継器内のラッチ回路5は、受信機1から試験
開始信号が送られるとき、その出力端6の電位,すなわ
ち出力はオン状態を示すもの“1”となり、また、受信
機1からキャンセル指示信号が送られるとき、クリアさ
れ、出力端6の電位,すなわち出力はオフ状態を示すも
の(“0”)となる。
【0036】また、中継器内のラッチ回路5の端子7に
は、受信機1からリセット信号が加わるようになってお
り、受信機1からリセット信号が送られると、ラッチ回
路5は、クリアされ、出力端6の電位,すなわち出力は
“0”(オフ状態)になる。このような構成によって、上
述したオンオフ式感知器についての表示試験方法を実現
することができる。
【0037】このように、本発明では、オンオフ式感知
器についての表示試験においても、オペレータが、受信
機1に対し、このオンオフ式感知器が接続されている中
継器のアドレス(回線番号)を指定し、試験開始の指示の
操作を行ない、その後、オペレータが何らの操作(指示)
をも行なわないときには、異常表示動作確認試験が自動
的になされ、また、オペレータがキャンセル指示操作を
行なうときには、公称蓄積期間確認試験がなされる。す
なわち、キャンセル指示操作の有無によって、異常表示
動作確認試験,公称蓄積期間確認試験を選択的に行なう
ことができる。
【0038】以上のことからわかるように、本発明で
は、アナログ式感知器,オンオフ式感知器についての表
示試験を行なう場合に、オペレータの操作として、単
に、試験開始の指示操作,キャンセル指示操作だけで済
み、アナログ式感知器とオンオフ式感知器とで試験操作
を類似のものにすることができる。
【0039】すなわち、本発明では、オンオフ式感知器
についての表示試験のための操作に係わる操作量を従来
に比べて低減することができ、特に、異常表示動作確認
試験の操作に係わる操作量を従来に比べて著しく低減す
ることができる。具体的に、従来では、異常表示動作確
認試験では、公称蓄積期間Tを測定するための公称蓄積
期間確認試験時の操作(リセット操作)に加えて、さらに
他の操作(再発報操作)を必要としていたが、本発明で
は、異常表示動作確認試験を、リセット操作,再発報操
作を必要とすることなく、行なうことができる。
【0040】従って、本発明では、1つの蓄積式受信機
1に所定の伝送路を介して互いに異なる型式の端末(上
記例では、アナログ式感知器2aと、中継器(オンオフ
式感知器)2b)が接続されている場合に、オペレータ
は、各端末についての蓄積式受信機の異常表示動作の確
認を行なうときには、各端末が互いに異なる型式のもの
であっても、各端末に対する試験開始の指示操作だけを
行なえば良く、ある端末に対して試験開始の指示操作が
なされるときに、蓄積式受信機は、その後、オペレータ
の操作を必要とせずに該端末についての異常表示動作の
確認処理を行なうことができる。すなわち、異常表示動
作確認試験については、アナログ式感知器,オンオフ式
感知器とで、操作の共通化を図ることができ、操作を全
く同じにすることができる(すなわち、いずれの場合も
オペレータ操作としては、試験開始の指示操作だけで良
い)。
【0041】一方、公称蓄積期間確認試験については、
アナログ式感知器,オンオフ式感知器とで、操作を異に
する。しかしながら、この相違は、アナログ式感知器に
ついてはキャンセル指示操作を行なわず、オンオフ式感
知器についてはキャンセル指示操作を行なわないだけで
あり、オペレータは、この相違にのみ注意して操作を行
なうだけで良い。なお、いま行なっている表示試験がア
ナログ式感知器,オンオフ式感知器のいずれであるか
は、試験開始操作時に、これらのいずれかのアドレスや
回線を例えばマニュアルなどを見て指定するときに、オ
ペレータが把握しており、従って、公称蓄積期間確認試
験において、キャンセル指示操作を行なうべきか否か
は、いま行なっている表示試験がアナログ式感知器,オ
ンオフ式感知器のいずれであるかを、マニュアル等で再
確認することで、判断できる。あるいは、この蓄積式受
信機1に、いま行なっている表示試験がアナログ式感知
器,オンオフ式感知器のいずれであるかを表示したりす
る表示部などを設ければ、オペレータは、この表示部な
どを見て、いま行なっている表示試験がアナログ式感知
器,オンオフ式感知器のいずれであるかを即座に確認で
き、公称蓄積期間確認試験において、キャンセル指示操
作を行なうべきか否かを容易に判断できる。
【0042】このように、本発明では、1つの蓄積式受
信機1に所定の伝送路を介して互いに異なる型式の端末
(上記例では、アナログ式感知器2aと、中継器(オンオ
フ式感知器)2b)が接続されている場合に、各端末に対
する表示試験についての操作の共通化をできる限り図り
(異常表示動作確認試験については、操作の共通化を完
全に図ることができ)、1つの蓄積式受信機1に所定の
伝送路を介して互いに異なる型式の端末(上記例では、
アナログ式感知器2aと、中継器(オンオフ式感知器)2
b)が接続されている場合にも、各端末についての表示
試験を蓄積式受信機1で容易に行なうことができる。
【0043】次に、このような蓄積式受信機1の表示試
験の処理動作例を図5乃至図11のフローチャートを用
いて説明する。なお、図5乃至図11の処理動作例で
は、図1の蓄積式受信機1に、制御端末2aが接続され
る回線3aと、制御端末2bが接続される回線3bとの
他に、回線3cがさらに設けられ、回線3cには、制御
端末2cとして、ガス漏れ感知器が接続された中継器が
接続されているとしている。図5乃至図11を参照する
と、オペレータは、蓄積式受信機1から、感知器や中継
器のアドレスや回線番号を指定し(具体的には、例え
ば、中継器に対しては回線3bや3cの回線番号、アナ
ログ式感知器に対してはこれに予め設定されているアド
レスを指定し)、試験開始を指示する(ステップT1)。
【0044】このようにして、試験対象となる感知器,
中継器の指示を行ない,試験開始指示の操作を行なった
後、オペレータは、必要に応じ、蓄積式受信機1から、
キャンセル指示操作(中止指示操作)を行なうことができ
る(ステップT2)。
【0045】上記のステップT1で試験対象となる感知
器,中継器の指示,試験開始指示の操作がなされると、
蓄積式受信機1では、指定された試験対象がアナログ式
感知器2a,中継器(オンオフ式感知器)2b,中継器
(ガス漏れ感知器)2cのいずれであるか)を判別する(ス
テップS1,S2,S3)。
【0046】この結果、指示された試験対象がアナログ
式感知器2aであると判定すると、蓄積式受信機1は、
このアナログ式感知器2aに試験実行指示を与える(ス
テップS4)。そして、蓄積式受信機1は、先ず試験異
常監視用タイマを起動し、この時点から計時を開始させ
(ステップS5)、そして、この感知器2aからのアナロ
グ値(出力レベル)を回線3aを介して収集し(例えばア
ドレスポーリングによって収集し)(ステップS6)、ア
ナログ値(出力レベル)が所定レベル(例えば火災報レベ
ル)に達したか否かを判断する(ステップS7)。
【0047】この結果、アナログ値(出力レベル)が所定
レベル(火災報レベル)に達していないときには、オペレ
ータによるキャンセル指示操作(中止指示操作)がなされ
たか否かを判断し(ステップS8)、キャンセル指示操作
がなされたときには、この時点で処理を終了するため、
ステップS22に進む。
【0048】一方、ステップS8においてキャンセル指
示操作がなければ、試験異常監視用タイマがタイムアウ
トしたかを判断し(ステップS9)、タイムアウトしたと
きには、試験異常処理(試験動作が異常か否かの処理)を
行なう(ステップS10)。すなわち、試験異常監視用タ
イマがタイムアウトするまで、アナログ値(出力レベル)
が所定レベル以下の状態にあるときには、その試験動作
が異常である可能性があるので、試験異常監視用タイマ
がタイムアウトしたときには、試験異常処理を行なう。
【0049】これに対し、ステップS9において試験異
常監視用タイマがタイムアウトしていないときには、再
びステップS6に戻り、ステップS6乃至S9の処理を
繰り返し行なう。この繰り返し処理がなされていると
き、ステップS7でアナログ値が所定レベルに達したと
きには、このアナログ式感知器についての表示試験処理
を行なう(ステップS11乃至S17,S18乃至S1
9)。
【0050】すなわち、受信機1は、先ず、このアナロ
グ式感知器について蓄積設定がなされているか否かを判
断する(ステップS11)。この結果、蓄積設定がなされ
ているときには、蓄積中表示などを行ない(ステップS
12)、また、この時点で蓄積時間監視用タイマを起動
し、この時点から計時を開始させる(ステップS13)。
そして、受信機1は、この感知器2aからのアナログ値
(出力レベル)を回線3aを介して収集し(ステップS1
4)、アナログ値(出力レベル)が異常(例えば“0”)で
あるか否かを判断する(ステップS15)。
【0051】この結果、アナログ値(出力レベル)が異常
なものであるときには、ステップS10に進み、試験異
常処理を行なう。一方、ステップS15でアナログ値
(出力レベル)が異常なものでないときには、オペレータ
によるキャンセル指示操作(中止指示操作)がなされたか
否かを判断し(ステップS16)、キャンセル指示操作が
なければ、蓄積時間監視用タイマがタイムアウトしたか
(すなわち、蓄積期間が経過したか)を判断し(ステップ
S17)、蓄積期間を経過していないときには、再びス
テップS14に戻り、ステップS14乃至S17の処理
を繰り返し行なう。
【0052】このような繰り返し処理がなされ、ステッ
プS16でキャンセル指示操作が行なわれずに、ステッ
プS17で蓄積期間が経過したときには、ステップS1
8に進んで、例えば火災表示などを行なう。これによ
り、オペレータは、異常表示動作の確認を行なうことが
できる(ステップT3)。すなわち、火災表示などがなさ
れたときには、オペレータは、異常表示動作が正常であ
ると判断できる。また、ステップS18では、蓄積中表
示などを解除し、蓄積中表示が解除されることにより、
オペレータは、この時点で、公称蓄積期間の確認をもす
ることができる。すなわち、オペレータは、蓄積中表示
がなされた時点から蓄積中表示が解除されるまでの時間
をタイマにより計時し、この時間が公称蓄積時間と一致
したものとなっているか否かを調べることで、公称蓄積
期間を確認できる。そして、ステップS19では、この
アナログ式感知器に試験解除コマンドを送出し、蓄積式
受信機1は、通常監視状態に戻る。
【0053】一方、ステップS14乃至S17の繰り返
し処理において、ステップS16でキャンセル指示操作
がなされたときには、蓄積中表示などを解除し(ステッ
プS20)、ステップS21では、このアナログ式感知
器に試験解除コマンドを送出し、蓄積式受信機1は、通
常監視状態に戻る。
【0054】また、ステップS11において、このアナ
ログ式感知器において蓄積設定がなされていないときに
は、ステップS7でアナログ値が所定レベルに達してい
ることから、この時点ですぐに火災表示などを行ない
(ステップS18)、これにより、オペレータは、異常表
示動作の確認を行なうことができる(ステップT3)。す
なわち、火災表示などがなされたときには、オペレータ
は、異常表示動作が正常であると判断できる。
【0055】また、ステップS1,S2,S3の判別処
理で、指示された試験対象が中継器(オンオフ式感知器)
2bであると判定すると、蓄積式受信機1は、このオン
オフ式感知器が接続されている中継器2bに試験実行指
示を与える(ステップS34)。そして、蓄積式受信機1
は、先ず試験異常監視用タイマを起動し、この時点から
計時を開始させ(ステップS35)、そして、この中継器
2bからのデジタル値(オン状態またはオフ状態)を回線
3bを介して収集し(例えばアドレスポーリングによっ
て収集し)(ステップS36)、デジタル値がオン状態を
示すものとなったか否か(回線3bが発報したか否か)を
判断する(ステップS37)。
【0056】この結果、デジタル値がオン状態を示すも
のとなっていないときには、オペレータによるキャンセ
ル指示操作(中止指示操作)がなされたか否かを判断し
(ステップS38)、キャンセル指示操作がなされたとき
には、この時点で処理を終了するため、ステップS22
に進む。
【0057】一方、ステップS38においてキャンセル
指示操作がなければ、試験異常監視用タイマがタイムア
ウトしたかを判断し(ステップS39)、タイムアウトし
たときには、試験異常処理(試験動作が異常か否かの処
理)を行なう(ステップS10)。すなわち、試験異常監
視用タイマがタイムアウトするまで、デジタル値がオン
状態を示すものとならないとき(回線3bが発報しない
とき)には、その試験動作が異常である可能性があるの
で、試験異常監視用タイマがタイムアウトしたときに
は、試験異常処理を行なう。
【0058】これに対し、ステップS39において試験
異常監視用タイマがタイムアウトしていないときには、
再びステップS36に戻り、ステップS36乃至S39
の処理を繰り返し行なう。この繰り返し処理がなされて
いるとき、ステップS37でデジタル値がオン状態を示
すものとなったときには、このオンオフ式感知器(中継
器2b)についての表示試験処理を行なう(ステップS4
1乃至S52,S20乃至S21,S23乃至S2
4)。
【0059】すなわち、受信機1は、先ず、このオンオ
フ式感知器(中継器2b)について蓄積設定がなされてい
るか否かを判断する(ステップS41)。この結果、蓄積
設定がなされているときには、後述するキャンセル指示
を表わすフラグを“0”に設定し(ステップS42)、蓄
積中表示などを行ない(ステップS43)、また、この時
点で蓄積時間監視用タイマを起動し、この時点から計時
を開始させる(ステップS44)。次いで、受信機1は、
中継器2bに対し、リセット信号(復旧パルス)を送出す
る(ステップS45)。これにより、中継器2bから出力
されるデジタル値は、オフ状態に落とされる。そして、
受信機1は、この中継器2bからのデジタル値を回線3
bを介して収集し(ステップS46)、デジタル値が再び
オン状態となったか否かを判断する(ステップS47)。
【0060】この結果、デジタル値がオン状態となって
いないときには、オペレータによるキャンセル指示操作
(中止指示操作)がなされたか否かを判断し(ステップS
48)、キャンセル指示操作がなければ、蓄積時間監視
用タイマがタイムアウトしたか(すなわち、蓄積期間が
経過したか)を判断し(ステップS49)、蓄積期間を経
過していないときには、再びステップS46に戻り、ス
テップS46乃至S49の処理を繰り返し行なう。
【0061】このような繰り返し処理がなされ、ステッ
プS48でキャンセル指示操作がなされたときには、キ
ャンセル指示がなされた旨のフラグを“1”に設定し
(ステップS50)、その後、中継器2bはオンオフ式感
知器の状態をオフ状態に維持する(ステップS51)。そ
して、ステップS48でキャンセル指示操作がなされ、
ステップS50でフラグが“1”に設定され、ステップ
S51でオフ状態に維持された後、ステップS46乃至
S49の繰り返し処理において、ステップS49で、蓄
積時間監視用タイマがタイムアウトしたときに、すなわ
ち蓄積期間が経過したときには、フラグが“1”に設定
されているか否かを判断し(ステップS52)、フラグが
“1”に設定されているときには、蓄積中表示などを解
除する(ステップS20)。蓄積中表示の解除により、オ
ペレータは、公称蓄積期間の確認をすることができる
(ステップT3)。そして、ステップS21では、このア
ナログ式感知器に試験解除コマンドを送出し、蓄積式受
信機1は、通常監視状態に戻る。
【0062】なお、ステップS52でフラグが“1”に
設定されていないときには、キャンセル指示がなされな
いにもかかわらず、オフ状態のまま蓄積期間を経過した
ことにより、その試験動作が異常である可能性があるの
で、試験異常処理を行なう(ステップS10)。
【0063】一方、ステップS46乃至S49の繰り返
し処理において、ステップS48でキャンセル指示操作
が行なわれずに、ステップS47でオン状態となったと
きには、例えば火災表示などを行ない(ステップS2
3)、これにより、オペレータは、異常表示動作の確認
を行なうことができる(ステップT3)。そして、ステッ
プS24では、この中継器2bに試験解除コマンドを送
出し、蓄積式受信機1は、通常監視状態に戻る。
【0064】また、ステップS41において、この中継
器2b(オンオフ式感知器)に蓄積設定がなされていない
ときには、ステップS37でデジタル値がオン状態を示
すものとなっていることから、この時点ですぐに火災表
示などを行ない(ステップS23)、これにより、オペレ
ータは、異常表示動作の確認を行なうことができる(ス
テップT3)。
【0065】また、ステップS1,S2,S3の判別処
理で、指示された試験対象が中継器(ガス漏れ感知器)2
cであると判定すると、蓄積式受信機1は、このガス漏
れ感知器が接続されている中継器2cに試験実行指示を
与える(ステップS54)。そして、蓄積式受信機1は、
先ず試験異常監視用タイマを起動し、この時点から計時
を開始させ(ステップS55)、そして、この中継器2c
からのデジタル値(オン状態またはオフ状態)を回線3c
を介して収集し(例えばアドレスポーリングによって収
集し)(ステップS56)、デジタル値がオン状態を示す
ものとなったか否か(回線3cが発報したか否か)を判断
する(ステップS57)。
【0066】この結果、デジタル値がオン状態を示すも
のとなっていないときには、オペレータによるキャンセ
ル指示操作(中止指示操作)がなされたか否かを判断し
(ステップS58)、キャンセル指示操作がなされたとき
には、この時点で処理を終了するため、ステップS22
に進む。
【0067】一方、ステップS58においてキャンセル
指示操作がなければ、試験異常監視用タイマがタイムア
ウトしたかを判断し(ステップS59)、タイムアウトし
たときには、試験異常処理(試験動作が異常か否かの処
理)を行なう(ステップS10)。すなわち、試験異常監
視用タイマがタイムアウトするまで、デジタル値がオン
状態を示すものとならないとき(回線3cが発報しない
とき)には、その試験動作が異常である可能性があるの
で、試験異常監視用タイマがタイムアウトしたときに
は、試験異常処理を行なう。
【0068】これに対し、ステップS59において試験
異常監視用タイマがタイムアウトしていないときには、
再びステップS56に戻り、ステップS56乃至S59
の処理を繰り返し行なう。この繰り返し処理がなされて
いるとき、ステップS57でデジタル値がオン状態を示
すものとなったときには、このガス漏れ感知器(中継器
2c)についての表示試験処理を行なう(ステップS61
乃至S70,S20乃至S21,S23乃至S24)。
【0069】すなわち、受信機1は、先ず、キャンセル
指示を表わすフラグを“0”に設定し(ステップS6
1)、このガス漏れ感知器について蓄積中表示などを行
ない(ステップS62)、また、この時点で蓄積時間監視
用タイマを起動し、この時点から計時を開始させる(ス
テップS63)。そして、受信機1は、この中継器2c
からのデジタル値を回線3cを介して収集し(ステップ
S64)、デジタル値がオン状態を継続して維持してい
るか否かを判断する(ステップS65)。
【0070】この結果、デジタル値がオン状態を継続し
て維持しているときには、オペレータによるキャンセル
指示操作(中止指示操作)がなされたか否かを判断し(ス
テップS67)、キャンセル指示操作がなければ、蓄積
時間監視用タイマがタイムアウトしたか(すなわち、蓄
積期間が経過したか)を判断し(ステップS68)、蓄積
期間を経過していないときには、再びステップS64に
戻り、ステップS64乃至S68の処理を繰り返し行な
う。
【0071】このような繰り返し処理がなされ、ステッ
プS67でキャンセル指示操作が行なわれずに、ステッ
プS68で蓄積期間が経過したときには、ステップS7
0でフラグが“1”ではないと判断されるので(フラグ
が“0”のままの状態であるので)、ステップS23に
進んで、例えば火災表示などを行なう。これにより、オ
ペレータは、異常表示動作の確認を行なうことができる
(ステップT3)。すなわち、火災表示などがなされたと
きには、オペレータは、異常表示動作が正常であると判
断できる。そして、ステップS24では、このガス漏れ
感知器に試験解除コマンドを送出し、蓄積式受信機1
は、通常監視状態に戻る。
【0072】一方、ステップS64乃至S68の繰り返
し処理において、ステップS67でキャンセル指示操作
がなされたときには、キャンセル指示がなされたことを
表わすフラグを“1”に設定し(ステップS69)、ステ
ップS68に進む。すなわち、ステップS64乃至S6
8の処理を引き続き繰り返し行なう。この場合、キャン
セル指示操作がなされたことにより、ステップS64乃
至S68の繰り返し処理において、デジタル値がオフ状
態を示すものとなるので、ステップS65では、ステッ
プS66に進む。ステップS66では、フラグが“1”
に設定されているかを判断する。この結果、フラグが
“1”に設定されていないときには、キャンセル指示が
なされていないにもかかわらず、デジタル値がオフ状態
を示すものになったことを意味し、試験動作が異常であ
る可能性があるので、試験異常処理を行なう(ステップ
S10)。
【0073】これに対し、ステップS66でフラグが
“1”に設定されていると判断されると、キャンセル指
示がなされたことによりデジタル値がオフ状態を示すも
のになったことを意味し、ステップS64乃至S68の
繰り返し処理を続行する。そして蓄積時間監視用タイマ
がタイムアウトしたときに、すなわち蓄積期間が経過し
たときには、ステップS70でフラグが“1”と判断さ
れるので、ステップS20に進み、蓄積中表示などを解
除する。蓄積中表示が解除されることにより、オペレー
タは、公称蓄積期間の確認をすることができる(ステッ
プT3)。すなわち、オペレータは、蓄積中表示がなさ
れた時点から蓄積中表示が解除されるまでの時間をタイ
マにより計時し、この時間が公称蓄積時間と一致したも
のとなっているか否かを調べることで、公称蓄積期間を
確認できる。そして、ステップS21では、このガス漏
れ感知器に試験解除コマンドを送出し、蓄積式受信機1
は、通常監視状態に戻る。
【0074】上述した図5乃至図11の処理からもわか
るように、本発明は、感知器についての表示試験を行な
う場合、感知器がアナログ式感知器,オンオフ式感知
器,ガス漏れ感知器のいずれであっても(感知器の種別
にかかわらず)、また、蓄積設定がなされていてもいな
くとも(蓄積設定の有無にかかわらず)、オペレータの操
作を類似のものにすることができる。すなわち、オペレ
ータは、いずれの場合も、最大、ステップT1の回線指
定の操作とステップT2のキャンセル指示操作との操作
だけで済む。これにより、従来に比べて、操作性を高
め、誤まった操作がなされるのを有効に防止できる。
【0075】特に、オンオフ式感知器の表示試験のため
の操作に係わる操作量を従来に比べて低減することがで
き、特に、異常表示動作確認試験の操作に係わる操作量
を従来に比べて著しく低減することができる。なお、蓄
積期間の測定が必要な場合(蓄積設定である場合)に限っ
て付加操作(キャンセル指定操作)を必要とするが、この
場合にも、違和感のない操作で、蓄積期間の測定を行な
うことができる。
【0076】また、本発明は、アナログ式感知器あるい
はオンオフ式感知器において、蓄積設定,蓄積非設定の
区別なく、異常表示動作確認試験(発報試験)を行なうこ
とができる。
【0077】図12は本発明の蓄積式受信機1のハード
ウェア構成例を示す図である。図12を参照すると、こ
の蓄積式受信機1は、例えばパーソナルコンピュータ等
で実現され、全体を制御するCPU15と、CPU15
の制御プログラム等が記憶されているROM16と、C
PU15のワークエリア等として用いられるRAM17
と、表示・操作部19と、各制御端末2a,2b,…と
のインタフェース(例えば伝送インタフェース)として機
能するインタフェース部18とを有している。
【0078】図12において、受信機1の表示・操作部
19としては、例えばタッチパネル型式の液晶ディスプ
レイ(LCD)やCRTディスプレイなどの表示手段、ま
た、キーボードやマウスなどの入力手段を用いることが
できる。
【0079】ここで、CPU15に、本発明の表示試験
処理機能をもたせることができる。
【0080】なお、CPU15におけるこのような表示
試験処理機能は、例えばソフトウェアパッケージ(具体
的には、CD−ROM等の情報記録媒体)の形で提供す
ることができる。
【0081】換言すれば、本発明の表示試験方法は、キ
ーボードあるいはタッチパネル,ディスプレイ等を備え
た汎用の計算機システムにCD−ROM等の情報記録媒
体に記録されたプログラムを読み込ませて、この汎用計
算機システムのマイクロプロセッサに表示試験処理を実
行させる装置構成においても実施することが可能であ
る。この場合、本発明の表示試験処理を実行するための
プログラム(すなわち、ハードウェアシステムで用いら
れるプログラム)は、媒体に記録された状態で提供され
る。プログラムなどが記録される情報記録媒体として
は、CD−ROMに限られるものではなく、ROM,R
AM,フレキシブルディスク,メモリカード等が用いら
れても良い。媒体に記録されたプログラムは、ハードウ
ェアシステムに組み込まれている記憶装置、例えばハー
ドディスク装置にインストールされることにより、この
プログラムをCPU15が実行して、本発明の表示試験
を実現することができる。
【0082】また、本発明の表示試験方法を実現するた
めのプログラムは、媒体の形で提供されるのみならず、
通信によって(例えばサーバによって)提供されるもので
あっても良い。
【0083】また、図1の例では、アナログ式感知器2
aと、オンオフ式感知器が接続された中継器2bとは、
それぞれ、個別の回線3a,3bに接続されているとし
たが、アナログ式感知器2aと、オンオフ式感知器が接
続された中継器2bと、ガス漏れ感知器が接続された中
継器2cとは、図13に示すように、同一の伝送路3に
接続されていても良く、この場合にも、表示試験を上述
したと同様にして行なうことができる。
【0084】また、上述の例では、オンオフ式感知器,
ガス漏れ感知器は、それぞれ、中継器2b,2cを介し
て回線3b,3cに接続されており、受信機1は、中継
器2b,2cに対して試験用の信号の授受を行なってい
るが、オンオフ式感知器,ガス漏れ感知器自体に、中継
器としての機能を具備させることも可能であり、この場
合、受信機は、オンオフ式感知器,ガス漏れ感知器に対
して直接、試験用の信号の授受を行なうことができる。
【0085】また、上述の説明では、制御端末として防
災システム(火災報知システム)に用いられる煙感知器な
どを例に挙げたが、制御端末としては防災システムに用
いられるものに限らず、任意の端末を用いることができ
る。例えば、制御端末として防犯感知器を用いれば、監
視制御システムは、防犯システムとなり、蓄積式受信機
1は、防犯システムに用いられるものとなる。
【0086】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1,請求
項2記載の発明によれば、蓄積設定が可能な蓄積式受信
機における表示試験方法において、オペレータが所定の
オンオフ式感知器あるいは該オンオフ式感知器が接続さ
れている中継器についての蓄積式受信機の表示試験を行
なう場合、蓄積設定がなされているときには、オペレー
タが該オンオフ式感知器に対する試験開始の指示操作を
行なうことで、蓄積式受信機は前記オンオフ式感知器あ
るいは該オンオフ式感知器が接続されている中継器に試
験実行指示を与え、該感知器あるいは中継器からの出力
データがオン状態となったときに、この時点から所定の
蓄積期間を計時し、また、蓄積中表示を行ない、次い
で、蓄積式受信機は、該オンオフ式感知器あるいは中継
器の出力データがオン状態となった後、該感知器あるい
は中継器に対しリセット処理を行なって該感知器あるい
は中継器をオフ状態にし、該リセット処理から所定の時
間を経過後、該感知器あるいは中継器を再びオン状態に
するようになっており、この場合、該感知器あるいは中
継器がリセット処理でオフ状態になった後、該感知器あ
るいは中継器が再びオン状態となるまでの間にオペレー
タによるキャンセル指示操作がなされるときには、異常
表示を行なわず、蓄積期間が経過した時点で蓄積中表示
を解除することで、オペレータに公称蓄積期間の確認を
行なわせ、また、上記蓄積期間中にオペレータによるキ
ャンセル指示操作がなされずに感知器あるいは中継器が
再びオン状態となったときには、異常表示を行なうこと
で、オペレータに蓄積式受信機の異常表示動作の確認を
行なわせるので、オンオフ式感知器についての表示試験
を行なう場合に、この試験操作をアナログ式感知器につ
いての表示試験の試験操作と類似のものにすることがで
き、特に、オンオフ式感知器の表示試験のための操作に
係わる操作量を従来に比べて著しく低減することができ
る。
【0087】
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視制御システムの構成例を示す
図である。
【図2】アナログ式感知器に対する本発明の表示試験
(異常表示動作確認試験,公称蓄積期間確認試験)の方法
を示す図である。
【図3】オンオフ式感知器に対する本発明の表示試験
(異常表示動作確認試験,公称蓄積期間確認試験)の方法
を示す図である。
【図4】本発明によるオンオフ式感知器についての表示
試験方法を実現するための中継器の具体的な構成例を示
す図である。
【図5】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作例
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作例
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作例
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作例
を示すフローチャートである。
【図9】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作例
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作
例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の蓄積式受信機の表示試験の処理動作
例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の蓄積式受信機のハードウェア構成例
を示す図である。
【図13】本発明に係る監視制御システムの他の構成例
を示す図である。
【図14】従来の防災システムの構成例を示す図であ
る。
【図15】アナログ式感知器に対する異常判断処理の一
例を示す図である。
【図16】オンオフ式感知器に対する異常判断処理の一
例を示す図である。
【図17】アナログ式感知器に対する従来の表示試験
(異常表示動作確認試験,公称蓄積期間確認試験)の方法
を示す図である。
【図18】オンオフ式感知器に対する従来の表示試験
(異常表示動作確認試験,公称蓄積期間確認試験)の方法
を示す図である。
【符号の説明】
1 蓄積式受信機 2 制御端末(アナログ式感知器,オ
ンオフ式感知器) 3 伝送路(回線) 15 CPU 16 ROM 17 RAM 18 インタフェース部 19 表示・操作部
フロントページの続き (72)発明者 雨宮 秀人 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−334580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/12 G08B 17/00 G08B 23/00 530

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積設定が可能な蓄積式受信機における
    表示試験方法において、オペレータが所定のオンオフ式
    感知器あるいは該オンオフ式感知器が接続されている中
    継器についての蓄積式受信機の表示試験を行なう場合、
    蓄積設定がなされているときには、オペレータが該オン
    オフ式感知器に対する試験開始の指示操作を行なうこと
    で、蓄積式受信機は前記オンオフ式感知器あるいは該オ
    ンオフ式感知器が接続されている中継器に試験実行指示
    を与え、該感知器あるいは中継器からの出力データがオ
    ン状態となったときに、この時点から所定の蓄積期間を
    計時し、また、蓄積中表示を行ない、次いで、蓄積式受
    信機は、該オンオフ式感知器あるいは中継器の出力デー
    タがオン状態となった後、該感知器あるいは中継器に対
    しリセット処理を行なって該感知器あるいは中継器をオ
    フ状態にし、該リセット処理から所定の時間を経過後、
    該感知器あるいは中継器を再びオン状態にするようにな
    っており、この場合、該感知器あるいは中継器がリセッ
    ト処理でオフ状態になった後、該感知器あるいは中継器
    が再びオン状態となるまでの間にオペレータによるキャ
    ンセル指示操作がなされるときには、異常表示を行なわ
    ず、蓄積期間が経過した時点で蓄積中表示を解除するこ
    とで、オペレータに公称蓄積期間の確認を行なわせるこ
    とを特徴とする蓄積式受信機における表示試験方法。
  2. 【請求項2】 蓄積設定が可能な蓄積式受信機における
    表示試験方法において、オペレータが所定のオンオフ式
    感知器あるいは該オンオフ式感知器が接続されている中
    継器についての蓄積式受信機の表示試験を行なう場合、
    蓄積設定がなされているときには、オペレータが該オン
    オフ式感知器に対する試験開始の指示操作を行なうこと
    で、蓄積式受信機は前記オンオフ式感知器あるいは該オ
    ンオフ式感知器が接続されている中継器に試験実行指示
    を与え、該感知器あるいは中継器からの出力データがオ
    ン状態となったときに、この時点から所定の蓄積期間を
    計時し、また、蓄積中表示を行ない、次いで、蓄積式受
    信機は、該オンオフ式感知器あるいは中継器の出力デー
    タがオン状態となった後、該感知器あるいは中継器に対
    しリセット処理を行なって該感知器あるいは中継器をオ
    フ状態にし、該リセット処理から所定の時間を経過後、
    該感知器あるいは中継器を再びオン状態にするようにな
    っており、この場合、該感知器あるいは中継器がリセッ
    ト処理でオフ状態になった後、該感知器あるいは中継器
    が再びオン状態となるまでの間にオペレータによるキャ
    ンセル指示操作がなされずに感知器あるいは中継器が再
    びオン状態となったときには、異常表示を行なうこと
    で、オペレータに蓄積式受信機の異常表示動作の確認を
    行なわせることを特徴とする蓄積式受信機における表示
    試験方法。
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