JP2840669B2 - 防災用監視システム - Google Patents

防災用監視システム

Info

Publication number
JP2840669B2
JP2840669B2 JP8558793A JP8558793A JP2840669B2 JP 2840669 B2 JP2840669 B2 JP 2840669B2 JP 8558793 A JP8558793 A JP 8558793A JP 8558793 A JP8558793 A JP 8558793A JP 2840669 B2 JP2840669 B2 JP 2840669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
information
input
disaster prevention
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8558793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06274769A (ja
Inventor
徹男 木村
征一 田中
隆司 鈴木
正 伊藤
秀人 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUTAN KK
Original Assignee
NITSUTAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NITSUTAN KK filed Critical NITSUTAN KK
Priority to JP8558793A priority Critical patent/JP2840669B2/ja
Publication of JPH06274769A publication Critical patent/JPH06274769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2840669B2 publication Critical patent/JP2840669B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己点検機能を有する
防災用監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自己点検機能を備えた防災用監視
システムとして、例えば特開昭59−109993号に
開示されているようなシステムが知られている。このシ
ステムは、簡単な操作で防災用受信機の各回路および回
線の導通チェック,各スイッチの定位地確認点検等を自
動的に診断し、診断結果を報知するようになっており、
また、火災受信機,防排煙設備と在来の警備システムと
を結合することによって、毎日操作される異常感知器の
閉ループ確認行為、警戒開始または警戒解除操作を利用
して自己診断を行ない、その自己診断結果を警備システ
ムを利用して外部の特定本部に送信し、特定本部におい
て該自己診断結果を印刷記録し、これを保守記録として
利用可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述のシ
ステムでは、自動点検を行なった結果を外部の特定本部
に送信し、この特定本部において印刷記録し、これを保
守記録として利用可能となっており、試験が上記のよう
にシステム自身で全て自動的になされ正常,異常の判断
が人間を介在させずになされる場合には、この試験結果
を保守に役立つ程度に記録することができる。
【0004】しかしながら、種々の試験の中には、試験
を行なうときに、あるいは、試験結果を判断するとき
に、人間の介在を必要とするものがある。このような人
間の介在を必要とする試験に対し、上述した従来のシス
テムでは、特定本部において印刷記録される試験結果に
は人間の判断した情報が含まれず、従って、保守に必要
な十分な情報を記録させることができないという問題が
あった。
【0005】本発明は、人間の介在を必要とする試験に
おいても、保守に必要な情報を記録させることの可能な
防災用監視システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、感知器からの情
報に基づいて防災用監視を行ない、かつ所定の自己点検
機能を備えている防災用監視システムであって、自己点
検機能の少なくとも1つに人間の介在を必要とする試験
が含まれている場合に、該人間の介在を必要とする試験
においてなされた人間の判断に基づく情報をシステムに
入力させるための入力手段と、システム自身により判断
した情報を記録し、また入力手段から人間の判断に基づ
く情報が入力された場合に、該人間の判断に基づく情報
をも記録する記録手段とを備えている。これにより、人
間の介在を必要とする試験においても、保守に必要な十
分な情報を記録することができる。
【0007】また、請求項2記載の発明によれば、記録
手段は、入力手段から入力された人間の判断に基づく情
報を、システム自身により判断した情報と併せて所定の
記憶装置に保存し、および/または、所定の出力装置に
出力するようになっている。これにより、人為的に判断
された試験結果等をも含めた試験結果一覧を容易に得る
ことができ、この試験結果一覧に基づき保守を容易にか
つ的確に行なうことができて、適切な措置を迅速にとる
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る防災用監視システムの一実
施例の構成図である。なお、以下では説明の便宜上、こ
の防災用監視システムが火災異常を監視する火災報知シ
ステムであるとする。図1の防災用監視システムは、受
信機1と、受信機1から延びている伝送線路6と、各監
視地区毎に設けられ、伝送線路6に接続されている感知
器3−1乃至3−Nと、受信機1への電源供給を行なう
常用電源13とを有している。また、このシステムに
は、自火報設備の自動点検機能として最近規格化された
各種の試験機能が備わっている。一般に、アナログセン
サのように試験機能を有しているものは、システムの自
動点検機能を実現するのに適しており、従って、本実施
例では、感知器3−1乃至3−Nにアナログセンサを用
いている。なお、感知器3−1乃至3−Nにアナログセ
ンサを用いる場合、各感知器3−1乃至3−Nには固有
アドレスが予め設定されており、受信機1は、各感知器
3−1乃至3−Nを固有アドレスを用いてそれぞれ特定
し、各感知器3−1乃至3−Nからのデータを順次ポー
リングにより収集するようになっている。
【0009】また、図1を参照すると、受信機1は、シ
ステム全体の制御,並びに自動点検制御を行なう中央処
理装置(例えばマイクロプロセッサ)10と、記憶装置
11と、各感知器3−1乃至3−Nとの間で伝送線路6
を介して信号の送受信を行なう伝送装置14と、各種の
表示や各種の入力操作等がなされる表示・操作部16
と、常用電源13に対する予備電源として使用される予
備電池12と、常用電源13と予備電池12との切替制
御を行なう電源切替制御部15と、電源負荷17と、プ
リンタ19とを備えている。ここで、記憶装置11は、
中央処理装置10の制御プログラムや処理データ等が記
憶されるとともに、試験の結果などを記録する記録バッ
ファ18としての機能をも有している。
【0010】図2は受信機1の表示・操作部16の構成
例を示す図である。この表示・操作部16は、火災等の
異常が検出されたときに鳴動する主音響装置31と、故
障が検出されたときに鳴動する故障ブザー39と、火災
等の異常が検出されたときに点灯する火災代表灯32
と、火災等の異常を検出した感知器の番号(より詳しく
は地区の回線番号)が表示される地区表示窓33と、故
障が検出されたときに点灯する故障表示灯40と、オペ
レータにメッセージを与えたり、オペレータの作業を支
援するためのガイダンスを表示する表示パネル34と、
火災代表灯32,地区表示窓33を消灯させたり、主音
響装置31,地区音響装置(図示せず)の鳴動を停止さ
せたりする復旧処理を行なうための復旧スイッチ35
と、キーボード36と、記憶装置11の記録バッファ1
8に記録されている試験結果等の情報を出力させるため
の記録出力スイッチ37と、保守点検のためにシステム
を試験復旧モードにするためのモード切替えスイッチ3
8とを有している。
【0011】ところで、この火災報知システムに備わっ
ている自動点検機能としては、具体的には、例えば、電
源等試験機能と、伝路試験機能と、火災表示試験機能
と、予備電池試験機能と、感知器試験機能などが含まれ
ている。ここで、電源等試験機能とは、受信機1内の各
部の電圧計測,外部常用電源13の電圧計測並びに過負
荷保護装置(図示せず)の動作状態チェック,記憶装置
11の状態チェックなどを行なうものであり、また、伝
路試験機能とは、伝送線路6等の異常検出を行なうもの
であり、また、火災表示試験機能とは、各感知器3−1
乃至3−Nに火災試験コマンドを送出して感知器3−1
乃至3−Nの1つから火災が発生したと同様の出力を擬
似的に出させ、火災表示の試験を行なうものであり、ま
た、予備電池試験機能とは、予備電池12の電圧をチェ
ックして予備電池12が正常であるか異常であるかの検
出処理を行なうものであり、また、感知器試験機能と
は、感知器3−1乃至3−Nの出力を常時監視し感知器
の感知度が正常であるか異常であるかの検出処理を行な
うものである。
【0012】これらの各試験機能において、システムに
より全て自動的に監視が行なわれシステム自身で正常,
異常の判断がなされるものについては、システム自身で
判断した情報を記憶装置11の記録バッファ18に保存
し、また、プリンタ19に印字出力することができる
が、試験の実行あるいは試験結果等の判断に人間の介在
を必要とするものについては、現在、その判断情報を記
憶装置11の記録バッファ18に保存し、またプリンタ
19に印字出力することができず、保守に必要な十分な
情報を記録させることができない。例えば火災表示試験
機能では、システムは、この試験を開始した旨を認知で
きるが、その結果については認識できず、従って、記録
バッファ18,プリンタ19には試験が実行された旨の
みが保存,出力され、試験結果を保存,出力することが
できない。
【0013】本発明は、自動点検機能の少なくとも1つ
に人間の介在を必要とする試験が含まれている場合に
も、試験結果等の保守に必要な十分な情報を保存,出力
させることの可能なシステムを提供することを意図して
おり、このため、本発明では、人間の介在を必要とする
試験においてなされた人間の判断に基づく情報をシステ
ムに入力させるための入力手段と、入力手段によって人
間の判断に基づく情報が入力された場合に、該入力情報
をシステム自身により判断した情報とともに記録する記
録手段とが設けられている。図2の例では、上記入力手
段は、中央処理装置10と表示・操作部16のキーボー
ド36,表示パネル34とによって実現され、また、上
記記録手段は、中央処理装置10とプリンタ19,記録
バッファ18とによって実現される。
【0014】より具体的には、中央処理装置10は、シ
ステム自身が判断した情報を記録バッファ18に自動的
に保存するとともに、人為的に判断した情報であって
も、これが表示・操作部16のキーボード36から入力
されると、記録バッファ18に保存するようになってい
る。また、中央処理装置10は、例えば、記録バッファ
18に情報が保存されると同時に、または、記録出力ス
イッチ37が操作されるときに、記録バッファ18に保
存されている情報(システム自身が判断した情報並びに
人為的に判断した情報)をプリンタ19に印字出力する
ようになっている。この際、中央処理装置10は、人為
的に判断した情報をシステム自らが判断した情報と併せ
て(例えば対応付けした形で)、記録バッファ18に保
存し、および/または、プリンタ19に出力することも
可能である。このように、キーボード36から入力され
た人為的な判断情報をシステム自らが判断した情報と併
せて保存、および/または、出力するようにすれば、保
守に必要な十分な情報を保守のし易い形で容易に得るこ
とが可能となる。
【0015】次にこのような構成の防災用監視システム
の処理動作の一例を図3乃至図5のフローチャートを用
いて説明する。なお、図3,図4は全体の処理の流れを
示すフローチャート、図5は予備電池試験の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0016】先ず、電源が投入されると、中央処理装置
10は、記録バッファ18などの初期化を行ない(ステ
ップS1)、回線番号nを“1”に設定する(ステップ
S2)。次いで、回線番号nの感知器3−nをポーリン
グにより呼び出し、この感知器3−nの情報を取り込む
(ステップS3)。
【0017】なお、回線番号nの感知器3−nからの情
報の取り込み処理において、伝送線路6に異常があると
きには、感知器3−nからの情報の取り込みができない
ので、伝送線路6に接続されているN個の感知器3−1
乃至3−Nのうち、情報の取り込みができない感知器が
複数あるか否かにより、伝送線路6に異常があるか、感
知器に異常があるかを判別することができる。従って、
中央処理装置10は、ステップS3の処理において、情
報の取り込みができなかった感知器が複数あるか否かを
調べることにより、伝路試験を自動的に行なうことがで
き、情報の取り込みができなかった感知器が複数ある場
合には、伝送線路6が異常である旨を記録バッファ18
に保存し、故障表示灯40を点灯しまた故障ブザー39
を鳴動させる。また、これと同時に、または、記録出力
スイッチ37が操作されたときに、この情報はプリンタ
19に印字出力される。
【0018】ステップS3において、回線番号nの感知
器3−nからの情報を取り込むと、中央処理装置10
は、先ず、取り込んだ情報が感知器試験中のデータであ
るか否かを調べる(ステップS4)。この結果、感知器
試験中のデータである場合には、これに基づき、感知器
3−nの感度が正常か否かを判断する(ステップS
5)。このデータが所定通りのものである場合には、感
知器3−nの感度は正常であるとして処理し、後述の操
作入力関係の処理(ステップS11以後)に進む。これ
に対し、上述のデータが所定通りのものでない場合に
は、感知器3−nの感度が異常であるとして処理する
(ステップS6)。
【0019】例えば、この感知器3−nの回線番号nや
異常の種類を記録バッファ18に保存し、故障表示灯4
0を点灯しまた故障ブザー39を鳴動させる。また、こ
れと同時に、または、記録出力スイッチ37が操作され
たときに、この情報をプリンタ19に印字出力する。こ
のようにして感知器感度の異常処理を行なった後、操作
入力関係の処理(ステップS11以後)に進む。
【0020】また、ステップS4において、取り込んだ
情報が感知器試験中のデータでない場合には、火災警報
判断処理を行なう(ステップS7)。なお、火災警報判
断処理は、例えば、閾値判断アルゴリズム,閾値・蓄積
判断アルゴリズム,アナログ値の差分判断アルゴリズム
等によりなされ、これらの判断アルゴリズムに基づき火
災警報であるか正常であるかを判断することができて、
正常と判断されると、操作入力関係の処理(ステップS
11以後)に進む。
【0021】これに対し、火災警報であると判断される
と、先ず、火災警報表示処理を行なう(ステップS
8)。すなわち、火災代表灯32を点灯し、地区表示窓
33に回線番号nを表示し、また、火災警報の発生を記
録バッファ18に保存し、主音響装置31や地区音響装
置を鳴動させる。さらに、これと連動させて、移信や防
排煙制御端末器(図示せず)の起動処理等を行なう。ま
た、これと同時に、または、記録出力スイッチ37が操
作されたとき、この情報をプリンタ19に印字出力す
る。このようにして火災警報表示処理を行なった後、こ
の火災警報が火災表示試験を行なったことによるものか
否かを調べ(ステップS9)、火災表示試験を行なった
ことによるものである場合には、火災表示試験において
いま出力を出している感知器3−mに試験解除コマンド
を与えて、感知器3−mからの出力を停止した後に(ス
テップS10)、操作入力関係の処理(ステップS11
以後)に進む。
【0022】ところで、操作入力関係の処理とは、自動
点検機能試験において人間が介在する部分の処理に関す
るものであり、図3,図4の例では、操作入力関係の処
理として、特に、火災表示試験機能操作処理,予備電池
試験操作処理,自動点検結果出力操作処理が設けられて
いる。すなわち、操作入力関係の処理では、ユーザによ
り(例えばキーボード36から)火災表示試験機能が選
択されたか、予備電池試験機能が選択されたか、自動点
検結果出力機能が選択されたかを先ず判断する(ステッ
プS11,S12,S13)。なお、ここで、自動点検
結果出力操作とは、例えば試験(自動点検)の結果がシ
ステム自身では認知されず人為的に判断される場合に、
人為的に判断した情報をユーザがシステム内に入力する
ための操作である。
【0023】ステップS11において、火災表示試験機
能の選択がなされ、その際に、所定の感知器3−mの回
線番号mが操作入力されると、中央処理装置10は、こ
の感知器3−mに対し、火災試験コマンドを送る(ステ
ップS14)。これにより、感知器3−mからは、火災
が発生したと同様の出力が擬似的に出され、中央処理装
置10に送られ、中央処理装置10では、表示・操作部
16の火災代表灯32の点灯制御,地区表示窓33への
表示制御,主音響装置31,地区音響装置の鳴動制御等
の火災表示制御を行なう。この状態で、ユーザは、火災
表示が正しくなされているか否かを判断することができ
る。なお、ステップS14において、上記のような火災
表示を行なった後は、中央処理装置10は、ステップS
18に進む。
【0024】また、ステップS12において、予備電池
試験操作がなされると、中央処理装置10は、電源切替
制御部15により常用電源13を強制的に断し、予備電
池12から電源を供給し、さらに、予備電池12に対し
て、電源負荷17として、システムの最大負荷時と同様
の負荷となるような擬似負荷を所定の時間(例えば1分
間)印加する(ステップS15)。この状態で、ステッ
プS18に進み、予備電池試験処理を行なう。
【0025】また、ステップS13において、自動点検
結果出力操作がなされると、中央処理装置10は、例え
ば表示パネル34に「試験結果等をキーボードから入力
してください。」旨の表示を行ない、ユーザに試験結果
等の入力を促す。これにより、ユーザは、自己が判断し
た試験結果等をキーボード36から入力することができ
る(ステップS16)。キーボード36から試験結果等
の入力がなされると、中央処理装置10は、入力された
試験結果等を記憶装置11の記録バッファ18に保存す
る。また、これと同時に、または、記録出力スイッチ3
7が操作されたときに、この情報をプリンタ19に印字
出力する(ステップS17)。この際、中央処理装置1
0は、記録バッファ18内にシステム自らが判断した情
報が保存されている場合、入力された試験結果等をシス
テム自らが判断した試験結果等と併せて保存し、および
/または、印字出力することができる。
【0026】ステップS16,S17の処理をより具体
的に説明すると、例えばステップS14の火災表示試験
においてはシステム自身がその試験結果を認知できず、
ユーザの判断に任ねられているので、ユーザは、火災表
示試験の結果を正常または異常の形でキーボード36か
ら入力することができる。さらに、正常,異常以外の結
果情報,特に、異常時の場合にどのような異常が発生し
たかをも詳しく入力させるようにすれば、保守により適
した試験結果等の情報を記録バッファ18に保存するこ
とができる。また、伝路試験機能,感知器試験機能,あ
るいは電源等試験機能などにおいては、システム自身が
これらの試験結果を認知することができ、これらの試験
がなされる毎に、これらの試験結果は記録バッファ18
に記録される。従って、中央処理装置10は、記録バッ
ファ18に保存されているシステム自身で認知した上記
各種の試験結果とユーザによって判断入力された火災表
示試験などの試験結果とを編集処理し、これらを所定の
印字フォーマットで試験結果一覧としてプリンタ19に
印字出力することができる。これにより、ユ−ザは、こ
の出力を保守用資料として活用することができる。
【0027】このようにして、ステップS16,S17
において、ユーザによる試験結果等の入力処理,保存,
出力処理がなされた後、ステップS18に進む。
【0028】ステップS18では、図5に示すような予
備電池試験処理がなされる。すなわち、先ず、予備電池
試験中であるか否かを判断する(ステップT1)。予備
電池試験中でない場合には、予備電池試験処理を行なわ
ず、図4のステップS19に進む。これに対し、ステッ
プS12で予備電池試験操作がなされて予備電池試験中
である場合には、ステップS15で予備電池12に最大
擬似負荷が印加されているので、このときの電池電圧を
調べて、異常であるか否かを判断する(ステップT
2)。
【0029】この結果、異常であれば直ちに試験を終了
し、予備電池12から常用電源13に戻し、これと同時
に、試験異常を記録バッファ18に保存し、故障表示灯
40を点灯しまた故障ブザー39を鳴動させる(ステッ
プT3)。また、これと同時に、または、記録出力スイ
ッチ37が操作されたとき、この情報をプリンタ19に
印字出力する。これに対し、電池電圧が正常の場合に
は、一定の試験時間が経過しているかを調べることによ
り、電池試験が正常に終了したか否かを判断し(ステッ
プT4)、電池試験が正常に終了したと判断されると、
試験正常終了処理を行なう(ステップT5)。試験正常
終了処理としては、予備電池12から常用電源13に切
替えるとともに、試験が正常であった旨を記録バッファ
18に保存する。また、これと同時に、または、記録出
力スイッチ37が操作されたとき、この情報をプリンタ
19により印字出力する。このようにして予備電池試験
処理を終了すると、図4のステップS19に進む。
【0030】ステップS19では、次の感知器からの情
報を取り込むために回線番号nの更新処理を行なう。す
なわち、nを“1”だけ歩進する。次いで、nが最大値
Nを超えたか否かを調べ(ステップS20)、最大値N
を超えていないときには、再びステップS3に戻り、次
の感知器からの情報を取り込んで、上述したと同様の一
連の処理を行なう。
【0031】このような処理を繰り返し行ない、ステッ
プS20において、回線番号nが最大値Nを超えたとき
には、伝送線路6に接続されている全ての感知器3−1
乃至3−Nについて一連の処理が行なわれたことになり
(なお、これまでに要した時間をスキャン時間とい
う)、最後に、予備電池試験と異なり判断に緊急を要し
ない処理,すなわち電源等試験機能処理を行なう。
【0032】電源等試験機能処理では、電源,制御機能
の監視を行なう(ステップS21)。具体的には、シス
テム内の各部回路の電圧計測、外部常用電源13の電圧
計測並びに過負荷保護装置の動作状態、チェックサムの
照合による記憶装置の状態チェック等を行なう。これら
の試験において、異常があるか否かを調べ(ステップS
22)、異常があるときには、異常処理を行なう(ステ
ップS23)。すなわち、故障表示灯40を点灯し、故
障ブザー39を鳴動させ、また、異常の内容を記憶バッ
ファ18に保存する。また、これと同時に、または、記
録出力スイッチ37が操作されたときに、この情報をプ
リンタ19に印字出力する。この処理の終了後、再びス
テップS2に戻り、回線番号“1”の感知器3−1から
上記と同様の監視並びに各種試験を繰り返し行なう。
【0033】上述の実施例では、感知器3−1乃至3−
Nにアナログセンサが用いられるシステムについて説明
したが、アナログセンサ以外の感知器が用いられるシス
テムについても本発明を同様に適用することができる。
例えば、制御端末用の中継器等が用いられるシステムに
ついても、本発明を同様に適用できる。
【0034】また、上述の実施例では、各種試験毎に試
験結果等を記録バッファ18に保存するときに、これと
同時にこの試験結果等を自動的にプリンタ19に印字出
力するか、または、記録出力スイッチ37の操作によっ
て、記録バッファ18内に保存されている情報をプリン
タ19に印字出力するとしたが、例えば、全ての感知器
3−1乃至3−Nについての1回の監視,試験処理を終
了する毎に、記録バッファ18内に保存されている情報
をプリンタ19に自動的に印字出力することもできる。
あるいは、異常等の検出がなされたときに、この結果を
記録バッファ18に保存すると同時に、プリンタ19に
自動的に印字出力することもできる。例えば、ユ−ザに
より試験結果との判断情報が入力されたときに、この判
断情報を記録バッファ18内にすでに保存されているシ
ステム自らが判断した情報と併せて自動的にプリンタ1
9に印字出力することもできる。また、試験結果等をプ
リンタ19に印字出力するかわりにディスプレイ等に表
示出力することも可能である。
【0035】また、上述の実施例では、操作入力関係の
処理として、火災表示試験機能操作処理,予備電池試験
操作処理,自動点検結果出力操作処理を示したが、この
他に、例えば火災復旧操作処理,音響停止操作処理,地
区音響停止操作処理,地区音響一斉鳴動操作処理などの
試験機能をも含めることができ、この場合にも、同様に
本発明を適用することができる。
【0036】また、上述の実施例では、火災報知システ
ムを例にとって説明したが、任意の防災システムに本発
明を適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、感知器からの情報に基づいて防災用監視
を行ない、かつ所定の自己点検機能を備えている防災用
監視システムであって、自己点検機能の少なくとも1つ
に人間の介在を必要とする試験が含まれている場合に、
該人間の介在を必要とする試験においてなされた人間の
判断に基づく情報をシステムに入力させるための入力手
段と、システム自身により判断した情報を記録し、また
入力手段から人間の判断に基づく情報が入力された場合
に、該人間の判断に基づく情報をも記録する記録手段と
を備えているので、人間の介在を必要とする試験におい
ても、保守に必要な十分な情報を記録することができ
る。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、上記
記録手段は、入力手段から入力された人間の判断に基づ
く情報を、システム自身により判断した情報と併せて所
定の記憶装置に保存し、および/または、所定の出力装
置に出力するようになっているので、人為的に判断され
た試験結果等をも含めた試験結果一覧を容易に得ること
ができ、この試験結果一覧に基づき保守を容易にかつ的
確に行なうことができて、適切な措置を迅速にとること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災用監視システムの一実施例の
構成図である。
【図2】受信機の表示・操作部の構成例を示す図であ
る。
【図3】図1の防災用監視システムの処理の流れを示す
フローチャートである。
【図4】図1の防災用監視システムの処理の流れを示す
フローチャートである。
【図5】予備電池試験の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 受信機 3−1乃至3−N 感知器 6 伝送線路 10 中央処理装置 11 記憶装置 14 伝送装置 16 表示・操作部 18 記録バッファ 31 主音響装置 32 火災代表灯 33 地区表示窓 34 表示パネル 35 復旧スイッチ 36 キーボード 37 履歴出力スイッチ 38 モード切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (72)発明者 雨宮 秀人 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 17/00 G08B 29/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感知器からの情報に基づいて防災用監視
    を行ない、かつ所定の自己点検機能を備えている防災用
    監視システムであって、前記自己点検機能の少なくとも
    1つに人間の介在を必要とする試験が含まれている場合
    に、該人間の介在を必要とする試験においてなされた人
    間の判断に基づく情報をシステムに入力させるための入
    力手段と、システム自身により判断した情報を記録し、
    また入力手段から人間の判断に基づく情報が入力された
    場合に、該人間の判断に基づく情報をも記録する記録手
    段とを備えていることを特徴とする防災用監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防災用監視システムにお
    いて、前記記録手段は、前記入力手段から入力された人
    間の判断に基づく情報を、システム自身により判断した
    情報と併せて所定の記憶装置に保存し、および/また
    は、所定の出力装置に出力するようになっていることを
    特徴とする防災用監視システム。
JP8558793A 1993-03-18 1993-03-18 防災用監視システム Expired - Fee Related JP2840669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8558793A JP2840669B2 (ja) 1993-03-18 1993-03-18 防災用監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8558793A JP2840669B2 (ja) 1993-03-18 1993-03-18 防災用監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06274769A JPH06274769A (ja) 1994-09-30
JP2840669B2 true JP2840669B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=13862950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8558793A Expired - Fee Related JP2840669B2 (ja) 1993-03-18 1993-03-18 防災用監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2840669B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06274769A (ja) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07319538A (ja) 監視装置
JP2840669B2 (ja) 防災用監視システム
JP3748182B2 (ja) 火災報知設備
JP2002092753A (ja) 火災受信機
JPH05282567A (ja) 火災報知設備の点検装置
JP2889067B2 (ja) 異常監視システム
JP3968291B2 (ja) 監視装置
JP3223347B2 (ja) 検知センサの動作診断装置
JP3062292B2 (ja) 火災報知設備
JPH08180291A (ja) 防災監視システム
JP3050418B2 (ja) ビル遠隔監視装置
JP3134859B2 (ja) 警備端末装置
JP3368998B2 (ja) 監視システム
JP3212688B2 (ja) 火災報知設備
JP2878939B2 (ja) 監視制御システム
JP2878319B2 (ja) 火災報知設備
JPH0823912B2 (ja) インテリジェント自火報システム
JP3131705B2 (ja) 感知器の結線試験方法及び装置
JP2528151Y2 (ja) 火災警報装置
JPH063511Y2 (ja) 防災設備の受信機
JP3062329B2 (ja) 火災報知設備
JP2000339558A (ja) 防災監視装置
JPS6327274Y2 (ja)
JPH06221641A (ja) 空気調和機の自己診断装置
JP2003099864A (ja) 防災受信機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081023

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091023

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091023

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101023

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101023

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111023

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111023

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 14

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees