JP3152486B2 - 火災報知設備 - Google Patents

火災報知設備

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JP3152486B2
JP3152486B2 JP07696092A JP7696092A JP3152486B2 JP 3152486 B2 JP3152486 B2 JP 3152486B2 JP 07696092 A JP07696092 A JP 07696092A JP 7696092 A JP7696092 A JP 7696092A JP 3152486 B2 JP3152486 B2 JP 3152486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の区画を含む監視
範囲に渡って多数配置され、火災現象に基づく物理量に
関する情報を検出する火災センサと、それら火災センサ
が接続され、それら火災センサから受信した情報を火災
判別レベルと比較することにより火災判別を行う、火災
受信機や中継器等の受信部とを備えた火災報知設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】従来、アナログ式火災センサ
が接続されたR型火災受信機等において、人の在不在等
によって平常環境がかなり変化する室、例えば大勢の喫
煙がされる会議室等があるので、在室時にはアナログ式
火災センサの火災判別レベル(感度)を通常の感度状態
にしておき、不在時には通常の感度状態より高感度の状
態に設定し、このように環境モードに応じて感度状態を
切換えるようにしていた。具体的には、切換え後の感度
を予め各々設定しておき、全館から人がいなくなったの
を管理人が確認してから、すべてのアナログ式火災セン
サの感度状態を火災受信機側の操作で全館一斉に通常の
感度状態から高感度状態に切換え、毎朝就業時間前の定
刻に自動的に高感度状態を一斉に解除するというもので
あった。
【0003】しかしながら、この方法によると、最後の
室から人が退出するまで、感度状態を切換えることがで
きないということになる。対象となる室数が多いとそれ
だけ遅くまで残業等で残る人のいる確率が高くなり、感
度状態が切換えられる時刻は遅くなる傾向にある。そし
て、使用していない室数は使用中の室数よりも遅くなる
につれて圧倒的に多くなり、その間、大多数の火災セン
サが不適切な低感度状態で数時間も空室を監視すること
となり、このことは、環境の変化に応じた適切な感度で
監視するために感度状態を切換えるという本来の機能を
損なうものであった。
【0004】このため、火災センサを個別に切換えてい
くということが考えられるが、火災センサの数は通常数
百から数万にも及び、このような数の火災センサを逐一
切換えていくには処理時間がかかり過ぎて実際には不可
能である。また、或る室に多数の火災センサが備えられ
ていて、しかも該室の環境モードが一様に同じである場
合には、該室に備えられている火災センサの感度状態を
一斉に切換える方が都合が良いが、このような場合にも
切換えを逐一しなければならないので、処理上無駄であ
る。
【0005】従って、本発明の目的は、多数の火災セン
サの感度状態の切換えを環境モードに応じて適切に行う
ことができ、しかも、切換える際の処理時間を最小とす
ることができるようにすることである。また、本発明の
目的は、多数の火災センサの感度状態を切換える際の処
理時間を最小化するとともに、感度切換えによる誤報発
生を確実に抑制することができるようにすることであ
る。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、複数の区画を含む火災監視範囲に
渡って多数配置され、火災現象に基づく物理量に関する
情報を検出する火災センサと、前記火災センサが接続さ
れ、前記火災センサから受信した情報を火災判別レベル
と比較することにより火災判別を行う受信部と、を備え
た火災報知設備において、前記受信部に、前記各区画の
環境モードを検知するための環境モード検知手段と、前
記火災監視範囲を前記複数の区画に渡るグループに分類
し、該グループに属する複数の前記環境モード検知手段
からの信号に基づいて前記各グループごとの環境モード
を設定するためのグループ別環境モード設定手段と、前
記グループ別環境モード設定手段により設定された内容
に基づいて前記火災センサにおける前記火災判別レベル
を前記グループごとに切換える火災判別レベル切換手段
と、を設けたことを特徴とする火災報知設備が提供され
る。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】多数の火災センサが設置された火災監視範囲を
複数のグループに分類し、火災センサにおける火災判別
レベルをグループごとに一斉に切換えるようにしてい
る。これにより、切換える際の処理時間を最小とするこ
とができる。また、環境モードを、人為的にもしくは環
境モード検知手段によりグループごとに設定し、該設定
された環境モードに基づいて火災センサにおける火災判
別レベルをグループごとに一斉に変更するようにしてい
る。環境モードとしては、例えば人の在不在や空調機器
の運転状況等が選ばれ得る。これにより、火災センサの
感度状態を環境モードに応じて適切に切換えることがで
き、それにもかかわらず切換える際の処理時間を最小と
することができる。
【0011】
【実施例】以下、図について本発明の一実施例について
説明する。図1は本発明の一実施例による火災報知設備
を示すブロック回路図であり、火災受信機1と、該火災
受信機1に複数接続されるうちの1つの主中継器2と、
が示されており、また、該主中継器2には、通常の中継
器3、アナログ式火災センサ(以下、アナログ・センサ
と略す)4、煙式火災感知器5a及び熱式火災感知器5
b等の感知器5、地区音響装置6、防火戸の閉鎖装置や
排煙ダンパの開放装置等の被制御機器7、等の各種機器
が接続されて示されている。さらに、火災受信機1に
は、例えば各室に1つずつ配置される複数の在室検知器
8が接続されて示されている。
【0012】火災受信機1において、MPU1は、マイ
クロプロセッサ、ROM11は、プログラム等の記憶領
域、ROM12は、主中継器及び端末機器のアドレス
(通し番号や棟、階、地区、番)や端末機器の種類名等
の記憶領域(記憶内容の例が図2に示されている)、R
AM11は、作業領域、RAM12は、在室検知器及び
各主中継器のグループ間の関係、並びに在不在データを
記憶する記憶領域(記憶内容の例が図3に示されてい
る)、RAM13は、主中継器へ送出する各グループの
在不在データの記憶領域(記憶内容の例が図4に示され
ている)、RAM14は、要求した従来の設定値を記憶
したり、後述の表示部DP1を観察しながら操作部OP
1を用いて入力した新設定値を記憶する記憶領域(図5
参照)、TM1は、各主中継器に対応してそれぞれ機能
するタイマ群、SW1は、復旧スイッチ(ノンロック
式)、TRX11は、並・直列変換器、直・並列変換器
等を有する送受信回路、RX1は、在室検知器8からの
信号を受信するための受信回路、DP1は、CRTや各
種表示灯等を有する表示部、OP1は、試験スイッチや
操作スイッチ等を有する操作部、IF11〜IF15
は、インターフェース、である。
【0013】また、主中継器2において、MPU2は、
マイクロプロセッサ、ROM21は、プログラム等の記
憶領域、ROM22は、主中継器2に接続された各端末
機器の固有情報のデータべースの記憶領域(記憶内容の
例が図6に示されている)、ROM23は、端末のセン
サの種類・種別に応じた標準の火災判別値LVと標準変
更値LCとを記憶する記憶領域、RAM21は、作業領
域、RAM22は、火災信号を該当番地に記憶する記憶
領域、RAM23は、グループの在不在データを記憶す
る記憶領域(記憶領域RAM13と対応するメモリであ
り、記憶内容の例が図7に示されている)、RAM24
は、各火災センサ4の設定値を記憶する記憶領域(記憶
領域RAM14と対応するメモリで、当初記憶領域RO
M22からコピーされる)、TRX21〜TRX23
は、送受信回路TRX11と同様な送受信回路、であ
る。
【0014】本実施例では、各室に在室検知器8を1つ
ずつ設けると共に、室をグループに分け、各グループご
とに感度切換えを行うようにしているが、それを図8を
用いて説明する。図8には、例えば1番の主中継器2に
接続される複数のアナログ・センサ4が火災監視を行っ
ている6つの室R1〜R6が示されており、各室には、
それぞれ在室検知器81〜86が設置されている。これ
ら室R1〜R6は、A,B,C,Dの4つのグループに
分けられており、このグループ分けは、1つの室を複数
のグループに分ける場合もあれば、複数の室で1つのグ
ループとする場合もある。図示の例では、室R1と室R
4の一部とでAグループとされており、室R2と室R4
の一部とでBグループとされており、室R3とR6とで
Cグループとされており、そして室R5はDグループと
なっている。このようなグループ分けは、例えば、会社
を例に取れば、室R3とR6が定時に全員退社してしま
うので、同じCグループに分類し、室R1と室R4の一
部の領域とは遅くまで残業するのでAグループに分類さ
れるというような態様で行われる。そして在室検知器に
よりグループごとに在不在を監視し、在室から不在に、
または不在から在室に変化したと判断されたグループに
対して感度の切換えを行う。
【0015】在室検知器8からの在不在を表す信号に基
づいて各グループごとの在不在を設定記憶するための記
憶領域RAM12の記憶内容の例が図3に示されてお
り、主中継器番号1の場合では、室番号1〜6は図8に
示した室R1〜R6に対応し、在室検知器番号1〜6は
図8に示した在室検知器81〜86に対応する。そして
各在室検知器が、人(もしくは赤外線を放射するものま
たは移動するもの)の存在を検知したことを表す信号を
出力した場合には図8に示す在室検知器出力の番号領域
に「在」が記憶され、存在を全く検知しない場合は「不
在」が記憶される。或るグループに含まれる室に設置さ
れた在室検知器がすべて不在を検知した場合のみ該グル
ープは不在、すなわち該グループの領域には人が全く存
在しないと判断される。従って、在室検知器出力が図3
に示すように室番号1〜6に対してそれぞれ在室、在
室、不在、不在、在室、不在の場合には、各グループで
の在不在は、図3の下欄に示すように、Aグループでは
在室となり、Bグループでは在室となり、Cグループで
は不在となり、Dグループでは在室となる。
【0016】図6に示した記憶領域ROM22に記憶さ
れる、主中継器2に接続された各端末機器の固有情報の
データベースとしては、例えば以下の事項が記憶され
る。
【0017】
【表1】 接続された主中継器番号 1,2,3,・・・ 端末のアドレス 1〜N (または管理アドレス) (棟・階・地区・番) 端末の種類 煙式アナログ・センサ、熱式アナログ・センサ、 中継器、防排煙機器、等 端末の種類・種別 煙式アナログ・センサの1種、2種、3種 熱式アナログ・センサの 60°, 65°, 70°,・・・ 火災センサの設定値 グループ名 A,B,C,・・・ 不在室時の 火災判別レベル LV (例えば煙式アナログ・センサ1種で LV=3%/m 煙式アナログ・センサ2種で LV=6%/m 煙式アナログ・センサ3種で LV=9%/m 60℃の熱式アナログ・センサで LV=55℃ 65℃の熱式アナログ・センサで LV=60℃ 70℃の熱式アナログ・センサで LV=65℃ 火災判別レベルの 変更値 LC プレアラームレベル PL プレアラームレベルの 変更値 PLC 火災蓄積時間 TA
【0018】記憶領域ROM22には、このように各主
中継器番号に対応したグループ名、不在室時の火災判別
レベルLV、並びに火災判別レベルの変更値LC等が記
憶されている。そして、不在室時には火災判別レベルと
してはLVが用いられ、在室時には低感度とすべく火災
判別レベルとしてはLV+LCが用いられる。従って、
本明細書では、LVを高感度の火災判別レベルもしくは
不在室時の火災判別レベルと称し、(LV+LC)を低
感度もしくは在室時の火災判別レベルと称す。後述する
動作においては、まず、初期設定時等に、該記憶領域R
OM22の内容がランダム・アクセス・メモリである記
憶領域RAM24にコピーされ、該記憶領域RAM24
からそれらデータが読み出されて処理が行われる。この
ようにランダム・アクセス・メモリにコピーしておけ
ば、主中継器に接続された端末、例えば火災センサの種
別やグループ名を変更することが望まれた場合に、それ
が可能となるからである。
【0019】以下、火災受信機1の動作を説明する図9
及び図10のフローチャート、並びに主中継器2の動作
を説明するための図11及び図12のフローチャートを
も用いて本発明の火災報知設備の動作を説明する。
【0020】最初に、火災受信機1の動作を説明する
と、初期設定(ステップ102)に続いて、火災受信機
1に接続されている1番からM番の主中継器に関して順
番に以下に説明する処理動作を行う。1番の主中継器に
対する処理動作のみを説明すると、まず図10に一層詳
細に示されるセンサの設定変更(ステップ200)を行
った後、火災受信機1に接続されている当該1番の主中
継器に関連するすべての在室検知器8から各室の在不在
を読込んで図3に示すように記憶領域RAM12の在室
検知器出力領域に記憶し(ステップ106)、そしてグ
ループ別の在不在を判断して(ステップ108)同じく
記憶領域RAM12に記憶しておく(ステップ11
0)。
【0021】このようにして記憶領域RAM12に記憶
された現在の内容と、該記憶領域RAM12内の直前の
記憶内容とを比較し、グループごとの在不在の記憶内容
に変化があるか否かを常時監視しており、変化が無けれ
ば(ステップ112のN)、ポーリング等により当該1
番主中継器からの状態情報の受信並びに処理を行って
(ステップ122)火災が発生したか否かを監視する
(ステップ124)。
【0022】グループごとの在不在の記憶内容のいずれ
かに変化があれば(ステップ112のY)、その旨を主
中継器に送出するために記憶領域RAM12の内容を、
図4に示すように記憶領域RAM13に移しておく。そ
して在室から不在への変化か、もしくは不在から在室へ
の変化かを判断し、不在から在室への変化の場合には
(ステップ114のN)、記憶領域RAM13内の当該
1番主中継器のための領域に記憶されているグループ名
と在不在信号とをすべて該1番主中継器に送出する(ス
テップ120)。
【0023】在室から不在への変化の場合には(ステッ
プ114のY)、人が立ち去った直ぐ後には、当該室に
タバコの煙が残留していたり、室温がかなり高かったり
することが多く、従って、例えば数分の遅延を行った後
に同じく記憶領域RAM13内の1番主中継器用領域に
記憶されているグループ名と在不在信号とをすべて該1
番主中継器に送出するようにしている。すなわち、この
ような遅延を行うために、主中継器ごとに設けられたタ
イマ群TM1のうちの当該1番主中継器のためのタイマ
が起動され(ステップ116)、該タイマの起動後に状
態情報の受信処理(ステップ122)並びに火災監視処
理(ステップ124)を行ない、そして、次の2番の主
中継器に対する同様の処理動作に行く。
【0024】このようにしてM番までの主中継器の処理
動作が終了し、次にまた1番主中継器の処理にきたと
き、その後新たに在室から不在もしくは不在から在室に
環境モードが変化したグループが無ければ、この時点で
は記憶領域RAM12内の直前の内容と現在の内容との
間に変化が無いので(ステップ112のN)、まだタイ
マが作動中であれば(ステップ118のN)、当該1番
主中継器に対するグループ名並びに在不在信号の送出は
行われない。しかしながら、もしタイマがタイムアップ
していれば(ステップ118のY)、記憶領域RAM1
3内に記憶されている1番主中継器用領域に記憶されて
いるグループ名と在不在信号とをすべて当該1番主中継
器に送出する(ステップ120)。タイマが起動されて
からタイムアップするまでのタイマ時間としては、例え
ば2〜3分とすることができる。
【0025】タイマTM1が起動された後、タイムアッ
プ前に、次にまた1番主中継器の処理にきたとき、その
後新たに在室から不在もしくは不在から在室に環境モー
ドが変化したグループが有れば、記憶領域RAM12内
の直前の内容と現在の内容との間に変化が有るので(ス
テップ112のY)、在室から不在への変化か、もしく
は不在から在室への変化かが判断され、在室から不在へ
の変化で有れば(ステップ114のY)、前述のタイマ
TM1が再起動をかけられる(ステップ116)。再起
動をかけられると、タイマのタイムアップは、再起動を
かけられた時点からさらに2〜3分のタイマ時間が経過
する時点まで延長される。その後、1番主中継器のため
の次の処理にきたときにタイマTM1がタイムアップし
ていれば(ステップ118のY)、記憶領域RAM13
内の1番主中継器用領域に記憶されているグループ名と
在不在信号とがすべて当該1番主中継器に送出される
(ステップ120)。
【0026】なお、図9のフローチャートでは、不在か
ら在への変化が検知されたときには(ステップ114の
N)、タイマが作動中であっても、即座にステップ12
0でグループ名と在不在信号をすべて当該主中継器に送
出するように示しているが、逆に、タイマが作動中であ
れば、不在から在への変化が有ってもタイマがタイムア
ップするまでは、グループ名と在不在信号を送出しない
ようにしても良い。
【0027】さらに、上述の説明では、記憶領域RAM
12内の記憶内容に変化が有ったときに当該主中継器用
領域の在不在の記憶内容をすべて当該主中継器に送出す
るようにした場合を説明したが、変化が有ったグループ
に関する記憶内容だけを送出するようにしても良い。そ
の場合には、グループごとにタイマを設け、ステップ1
12では、変化有りか否かをグループごとに別々に判断
し、不在から在室に変化したグループが有った場合に
は、当該グループ名と該グループの変化した在もしくは
不在信号とを当該主中継器に即座に送出し、在室から不
在に変化したグループが有った場合には、該グループに
対応のタイマを起動し、該グループに対応のタイマがタ
イムアップしたときに、当該グループ名と該グループの
変化した在もしくは不在信号とを当該主中継器に送出す
るようにすれば良い。
【0028】なお、設定されているグループの区分け
や、在室時の火災判別レベル等を変更することが望まれ
る場合には、図10に一層詳細に示されているステップ
200が行われることとなる。
【0029】表示部DPを観察しながら操作部OPを操
作して、変更が望まれる火災センサ等の端末を指定し
(ステップ202)、該端末が接続される主中継器に従
来の設定値を要求して受信する(ステップ204)。す
なわち、該端末が接続される当該主中継器の記憶領域R
AM24に記憶されている特定の端末アドレスを指定し
てその情報の返送要求を出し、該返送情報を図5に示す
ように記憶領域RAM14に格納し(ステップ20
4)、該返送情報を表示部DPに表示し(ステップ20
6)、変更が望まれるグループ名(ステップ208)、在
室時の火災判別レベルLV+LC(ステップ212)、
またはその他(ステップ218)の変更処理を操作部O
Pからの入力により行う(ステップ210及び214)
ことにより記憶領域RAM14の該当部分が変更され
る。在室時の火災判別レベルLV+LCの変更が望まれ
る場合には、新たな在室時の火災判別レベルに対応する
変更値LCをも算出して設定する(ステップ216)。
【0030】このような設定処理が終了すると操作部O
Pもしくは図示しない設定実行スイッチを操作し(ステ
ップ220のY)、かくして新たな設定値が指定された
主中継器に送出される(ステップ222)。
【0031】次に、図11及び図12を用いて主中継器
の動作について説明する。まず、初期設定時(ステップ
302)に、各主中継器について記憶領域ROM22の
内容を記憶領域RAM24にコピーする等の動作が取ら
れ、次に、1番の主中継器から順番にM番までの処理が
行われていく。特定の主中継器、例えば1番の主中継器
の動作について説明すると、該1番主中継器には、1番
からN番までのN個の端末が接続されているものとす
る。1番の主中継器においてn番(n=1〜N)の端末
に対する動作を説明すると、まず、火災受信機1からの
ポーリング受信信号があれば(ステップ308のY)、
それが、図9のステップ120による在不在信号が送出
されてきたのか、図1の復旧スイッチSW1が操作され
たことによる復旧命令が送出されてきたのか、もしくは
図10のステップ222によるセンサの設定変更信号が
送出されてきたのか、を判断し、在不在信号が送出され
てきたのであれば(ステップ310のY)、該在不在信
号を図7に示すように記憶領域RAM23に記憶する
(ステップ312)。また、復旧命令が送出されてきた
のであれば(ステップ314のY)、既知の復旧処理が
行われ(ステップ316)、センサの設定変更信号が送
出されてきたのであれば(ステップ314のN)、図1
2に示すセンサの設定変更400に行き、後述するよう
に記憶領域RAM24のテーブルの内容が書き換えられ
る。その後に、当該1番の主中継器もしくは該1番の主
中継器に接続されている端末に関する、作業領域RAM
21に記憶されている状態情報を火災受信機1に返送す
る(ステップ318)。このように返送された状態情報
は、火災受信機1において図9のステップ122で受信
されて処理される。
【0032】次に、当該1番の主中継器に接続されてい
るn番端末から情報を読込み(ステップ320)、それ
が、アナログ式火災センサからの情報か、複数個のオン
・オフ式の火災感知器等を接続した監視用中継器からの
火災信号か、もしくはその他の情報かを判別する。監視
用中継器からの火災信号であり(ステップ330の
Y)、かつ火災信号が有りと判別された場合には(ステ
ップ332のY)、記憶領域RAM22内の当該監視用
中継器のための領域に火災信号や端末のアドレス等が書
き込まれ(ステップ334)、該書き込まれた火災信号
は、次回に火災受信機からの受信が有った場合にステッ
プ318で返送される(ステップ318)。また、その
他の命令であれば(ステップ330のN)、該命令内容
を実行する(ステップ336)。
【0033】n番端末から読込んだ情報がアナログ式火
災センサからの情報すなわちセンサ・レベルSLの場合
には(ステップ322のY)、該センサ・レベルSLを
基準レベルすなわち火災判別レベルと比較することによ
り火災か否かを判別することとなるが、該火災センサが
設置されている環境モードに応じて該火災判別レベルは
切換えられる。
【0034】そのため、まず、当該火災センサが設置さ
れている室のグループを該火災センサのアドレスに基づ
いて記憶領域RAM24の内容から読み取り、読み取ら
れたグループの環境モード、すなわち該グループが在室
か不在かを、ステップ312で記憶されている記憶領域
RAM23の内容から読み取り、該火災センサにおける
環境モードが在室か不在かを判別する(ステップ32
4)。
【0035】該火災センサが設置されているグループが
不在の場合には(ステップ324のN)、火災判別レベ
ルは高感度のものが用いられるべきであり、記憶領域R
AM24から不在室時の火災判別レベルLVが読み出さ
れてそのまま用いられ、火災センサから読み込んだセン
サ・レベルSLは該火災判別レベルLVと比較され、セ
ンサ・レベルSLが該火災判別レベルLV以上であれば
(ステップ328のY)火災が発生したものと判別され
る。
【0036】また、在室の場合には(ステップ324の
Y)、ストーブ等の存在による室温の上昇や、タバコの
煙等により誤報が発生し易いと考えられるので、火災判
別レベルは低感度にされるべきである。低感度にするた
め、火災判別レベルの変更値LCが記憶領域RAM24
から読み出されて火災判別レベルLVに加算され低感度
の火災判別レベルすなわち在室時の火災判別レベル(L
V+LC)が得られる。センサ・レベルSLは、該低感
度の火災判別レベル(LV+LC)と比較され、センサ
・レベルSLが該低感度の火災判別レベル(LV+L
C)以上であれば(ステップ326のY)、火災が発生
したものと判別される。
【0037】火災判別レベルが高感度であろうと、低感
度であろうと、火災が発生したものと判別された場合に
は、記憶領域RAM22内の当該端末すなわち火災セン
サ用の領域に火災信号が書き込まれ(ステップ33
4)、該書き込まれた火災信号は、次回に火災受信機1
からの受信が有った際にステップ318にて状態情報と
して返送される。
【0038】図12に示されたセンサの設定変更プログ
ラム(ステップ400)について説明すると、火災受信
機1から当該1番主中継器に接続されたn番端末に対し
て設定要求も無く(ステップ402のN)、また、設定
値変更命令も無ければ(ステップ406のN)、該ルー
チンでは何も行われることは無い。
【0039】当該1番主中継器に接続されているn番端
末が火災センサであるとし、火災受信機1から図10の
ステップ204で送出された設定値の要求が、該n番端
末の火災センサを指定して有った場合には(ステップ4
02のY)、記憶領域RAM24に格納されている当該
n番端末のためのテーブルを火災受信機1に対して返送
する(ステップ404)。その後に火災受信機1から図
10のステップ222で送出された設定値変更命令が変
更内容と共に、該n番端末の火災センサを指定して有っ
た場合には(ステップ406のY)、記憶領域RAM2
4の書き換え動作が行われる。すなわち、送出されてき
た変更内容がグループ名の変更の場合には(ステップ4
08のY)、記憶領域RAM24に書き込まれている該
n番端末の火災センサのグループ名を、送出されたきた
新グループ名に書き換え(ステップ410)、送出され
てきた変更内容が火災判別レベルの変更値LCの変更の
場合には(ステップ412のY)、記憶領域RAM24
に書き込まれている該n番端末の火災センサの火災判別
レベル変更値LCを、送出されてきた変更値に書き換え
(ステップ414)、そしてその他の変更内容の場合に
は、それに従った各種変更処理が行われる(ステップ4
16)。
【0040】なお、上記実施例では、各室の在不在を検
出する方法として、火災受信機に在室検知器を接続する
ようにしたものを示したが、電話連絡等により火災受信
機のオペレータが操作盤面上で操作して操作部OP1か
ら在不在を設定するようにしても良く、また、各室の照
明のオン・オフにより検出するようにすることもでき
る。
【0041】また、上記実施例では、環境モードが室内
での人の在不在により変化する場合を例にとって説明し
たが、火災センサの感度に影響を与える環境モードの変
化としては、この外種々のものが考えられる。例えば、
火災センサの設置位置によっては空調機器の運転状況に
より感度に影響を与える場合があり、そのような場合に
は、環境モードとして空調機器の運転状況に関する、例
えばオン・オフや風向、強弱等の情報を受けて火災セン
サの感度をマイクロプロセッサMPU1に判断させるよ
うにすることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば、各区画の環境モ
ードを検知するための環境モード検知手段と、火災監視
範囲を複数の区画に渡るグループに分類し、該グループ
に属する複数の環境モード検知手段からの信号に基づい
て各グループごとの環境モードを設定するためのグルー
プ別環境モード設定手段と、グループ別環境モード設定
手段により設定された内容に基づいて火災センサにおけ
る火災判別レベルをグループごとに切換える火災判別レ
ベル切換手段とを設け、多数の火災センサが設置された
火災監視範囲を複数のグループに分類し、火災センサに
おける火災判別レベルをグループごとに一斉に切換える
ようにしたので、例えば全室のうち最も遅い室の退出を
待つことなく、各グループのうちの最も遅い室に合わせ
るだけで済み、このように火災センサの感度状態を適切
に切換えることができるため、多くの空室の感度状態が
長時間切り換えられないままに放置されることを回避
し、それにもかかわらず、グループごとに切換えを行う
ので処理に無駄が無く切換える際の処理時間を最小とす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による火災報知設備を示すブ
ロック回路図である。
【図2】図1における火災受信機1に設けられた記憶領
域ROM12の記憶内容を示す図である。
【図3】図1における火災受信機1に設けられた記憶領
域RAM12の記憶内容を示す図である。
【図4】図1における火災受信機1に設けられた記憶領
域RAM13の記憶内容を示す図である。
【図5】図1における火災受信機1に設けられた記憶領
域RAM14の記憶内容を示す図である。
【図6】図2における主中継器2に設けられた記憶領域
ROM22並びにRAM24の記憶内容を示す図であ
る。
【図7】図2における主中継器2に設けられた記憶領域
RAM23の記憶内容を示す図である。
【図8】本発明の作用を説明するための図であり、在室
検知器が設けられた各室のグループ分けを示す図であ
る。
【図9】図1に示す火災受信機1の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】図1に示す火災受信機1の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】図1に示す主中継器2の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】図1に示す主中継器2の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 火災受信機 2 主中継器 3〜7 各種機器 8 在室検知器 81〜86 在室検知器 R1〜R6 室 ROM12 アドレス・種類名用の記憶領域 RAM12 在不在データ用の記憶領域 RAM13 在不在データ送出用の記憶領域 RAM14 設定値変更用の記憶領域 TM1 タイマ群 DP1 表示部 OP1 操作部 ROM22 各端末機器の固有情報のデータベース RAM22 火災信号送出用の記憶領域 RAM23 在不在データ送出用の記憶領域 RAM24 各端末機器の固有情報のデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 25/00 G08B 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の区画を含む火災監視範囲に渡って
    多数配置され、火災現象に基づく物理量に関する情報を
    検出する火災センサと、 前記火災センサが接続され、前記火災センサから受信し
    た情報を火災判別レベルと比較することにより火災判別
    を行う受信部と、 を備えた火災報知設備において、 前記受信部に、 前記各区画の環境モードを検知するための環境モード検
    知手段と、 前記火災監視範囲を前記複数の区画に渡るグループに分
    類し、該グループに属する複数の前記環境モード検知手
    段からの信号に基づいて前記各グループごとの環境モー
    ドを設定するためのグループ別環境モード設定手段と、 前記グループ別環境モード設定手段により設定された内
    容に基づいて前記火災センサにおける前記火災判別レベ
    ルを前記グループごとに切換える火災判別レベル切換手
    段と、 を設けたことを特徴とする火災報知設備。
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