JPH11306096A - シリアル通信装置および方法並びにシリアル通信制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

シリアル通信装置および方法並びにシリアル通信制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH11306096A
JPH11306096A JP10112483A JP11248398A JPH11306096A JP H11306096 A JPH11306096 A JP H11306096A JP 10112483 A JP10112483 A JP 10112483A JP 11248398 A JP11248398 A JP 11248398A JP H11306096 A JPH11306096 A JP H11306096A
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JP
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timing
master station
transfer
count value
slave
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JP10112483A
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Yukihide Ushio
行秀 牛尾
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアル通信での情報化けの根源である転送
クロックの位相ずれを検出できるようして、ノイズ等に
よるシリアル通信の誤転送に起因するシリアル通信装置
の誤動作を防止する。 【解決手段】 主局が有する転送クロックタイミングカ
ウンタでカウントしたカウント値をもとに、従局が有す
る転送クロックタイミングカウンタでのカウント値を推
測し(25、26、27)、その推定値と従局からフィ
ードバックした実際の転送クロック位相タイミングを示
す状態信号とを位相比較することで(33、34、3
6)、転送データの転送状態の検知を行う。これによ
り、シリアル通信での情報化けの根源である転送クロッ
クの位相ずれを容易にかつ正確に検出できる。主局上で
の転送クロック位相と各従局個々の転送クロック位相に
ずれが生じた場合、転送情報位相エラーとして動作する
(37)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置の中央処理ユ
ニットとその他の電気ユニット間の入出力情報の情報交
換を実行するための、一つの主局を中心に複数の従局を
有するループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通
信装置、およびシリアル通信方法、並びにシリアル通信
制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置内のシリアル通信装置は、装
置の中央処理ユニットが有する主局と称されるシリアル
通信のメイン装置を起点として、その他の電気ユニット
が有する従局と称されるシリアル通信のサブ装置へと接
続され、複数の従局を経由して、再び主局へと接続され
るリング状のループ式伝送路で構成されている。この主
局と複数の従局間の情報交換を行うため、基本的には、
シフトレジスタ回路で構成される従局に対して主局はシ
リアル転送データをシリアル転送クロックに同期させ順
次転送し、従局は転送されてくるシリアル転送データを
シリアル転送クロックで順次シフト動作を実行するよう
に構成されている。
【0003】更に、従局は、予め設定された自己への転
送データがシフトインされた時に、シリアルデータをラ
ッチ保持して、従局の有する並列出力にシリパラ変換
(シリアル−パラレル変換)出力する。一方、従局から
の主局への並列入力データは、予め設定されたタイミン
グで従局でラッチ保持し、シリアル転送データの転送動
作が始まる前、あるいは、主局からの転送データをラッ
チ保持した後に従局が有するシフトレジスタ回路にロー
ドして、シリアル転送クロックに同期させ、主局に返送
することで主局と複数の従局間の情報交換が実行される
ように構成されている。
【0004】このシリアル転送クロックに同期させてシ
リアル転送データを転送する従来のシフト転送方式で
は、装置内で発生するノイズや装置外から侵入するノイ
ズ等がシリアル転送クロックの伝送路に飛び込み、あた
かもシリアル転送クロックが入力されたが如き状態にな
る。その結果、シリアル転送データ内容がシフトずれを
起こし、所謂、データ化け状態が生じて、シリアル通信
エラーとして再度シリアル通信を実行したり、場合によ
っては、装置の誤動作を誘発させる場合があった。
【0005】そこで、シリアル通信伝送路をノイズに対
して強化する対応も実施されているが、それとは別に、
このシリアル転送データの内容が化けたか、否かを判断
することで少なくとも装置の誤動作を防止するように構
成されている。具体的には、以下に説明するように誤転
送によるシリアル通信エラーを検知し、確実に主局と複
数の従局間の情報交換が実施されるように構成されてい
る。
【0006】その代表的例として、シリアル転送データ
の二度読みの検査方式とシリアル転送データにパリティ
ビットを付加する検査方式とがある。
【0007】前者のシリアル転送データの二度読みの検
査方式では、1回のシリアル通信動作、あるいは、連続
2回のシリアル通信動作でラッチ保持したデータ内容を
比較チェックして二度読みしたそれらデータ内容が互い
に一致するか、否かを判断するもので、一致した場合は
シリアル通信による情報伝達が成功したと判断し、その
後の情報処理を実行し、一方、不一致の場合はシリアル
通信による情報伝達が失敗したと判断して通信エラー処
理を実行する。
【0008】後者のシリアル転送データにパリティビッ
トを付加する検査方式では、各従局単位に転送されるデ
ータや各従局から送出されるデータ(詳しくは、単一の
文字に相当する各データビットのグループ)に誤り検査
に使用するために追加されるパリティビットと呼ばれる
データビットを付加して転送するものであって、パリテ
ィビットの設定値は使用されるパリティのタイプによっ
て決まり、そのタイプは奇数パリティと偶数パリティの
2種類がある。
【0009】偶数パリティの場合は、パリティビットは
1の合計数(データビット+パリティビット)が偶数に
なるようにセットされる。奇数パリティの場合は、パリ
ティビットは1の合計数が奇数になるようにセットされ
る。両タイプの考え方は同様なので、奇数パリティの場
合について説明すると、奇数パリティの場合では、送受
信するデータ内容にパリティビットと呼ばれる情報を1
ビットないし、2ビット付加し、受信、または、送信す
る毎に転送データ内に付加したものを1単位のデータと
する。具体的には、1単位毎の転送データ内容の総和を
演算して偶数の場合、パリティビットをセットし、デー
タの総和を奇数に設定する。また、データの総和を演算
して奇数の場合、パリティビットをリセットし、データ
の総和を同様に奇数にする。
【0010】受信側装置は、受信される各グループのデ
ータおよびパリティビット中の1の数を数える。1の数
が偶数であるべきときに奇数であったり、あるいはその
逆の場合は、受信側装置はいずれか1ビットが誤って伝
送され、したがって誤りが発生したものと推定できる。
つまり、奇数パリティの場合は、送受信される1単位毎
のデータ内容の総和が奇数であれば、シリアル通信によ
る情報伝達が成功したと判断し、その後の情報処理を実
行する。一方、データ内容の総和が偶数であれば、シリ
アル通信による情報伝達が失敗したと判断して通信エラ
ー処理を実行する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
二度読みの検査方式やパリティビット付加の検査方式の
ような従来技術は、転送されたデータ内容を基にノイズ
等によるシリアル転送データ内容の情報化けを判定する
手段としては、実質的にも、また確率論的にもシリアル
通信による情報交換の信頼性を向上させるものとして有
効なものではあるが、転送されるデータ内容を読取るた
めのシリアル転送クロックのノイズ等による異常を検出
判断する手段が無かったため、以下のような解決すべき
課題がある。
【0012】そもそも転送データの情報化けの根源は、
転送クロックにノイズが飛び込み、本来の転送すべきデ
ータ内容の位相がずれてしまうことにある。この転送デ
ータの内容ずれを判断するために転送データを検査する
手段が上記の従来例である。しかし、そのノイズ発生状
況はランダムであって、確率は著しく低くても偶然的に
起こってしまうことで装置の誤動作が起こり得る。
【0013】つまり、上記のような2度読みによる検査
方法は、1度目での転送クロックにノイズが乗り、転送
データ内容の情報化けが発生しても、2度目の転送デー
タの内容との比較で判定できるものの、仮に、2度目で
の転送データ内容にも1度目と同じ位相で、転送クロッ
クにノイズが乗り転送データ内容が1度目と同様な情報
化けが発生した場合は、正常情報内容として誤読取りし
てしまうという解決すべき課題がある。
【0014】一方、パリティビット付加による検査方法
においても上記と同様に、転送クロックにノイズが乗っ
ても読取りデータ内容の総和が設定した奇数、あるい
は、偶数に反していれば良いのであるが、仮に、複数の
ノイズが転送クロックに乗った場合、ノズルの乗り方次
第では、読取りデータ内容の総和が設定した奇数、ある
いは、偶数に一致することが極く低い確率で起こり得る
ため、情報化けした転送データ内容を正常情報内容とし
て誤読取りしてしまうという解決すべき課題がある。
【0015】また、これら検査を遂行する検出回路のコ
ストは、2度読みによる検査の場合はラッチ回路の追加
程度であるため、比較的低コストで実現できるが、パリ
ティビット付加による検査の場合は比較的に大規模化す
るので高価になるという課題もある。
【0016】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、ノイズ等によるシリアル通信の
誤転送に起因するシリアル通信装置の誤動作を防止する
ため、従来例で述べたシリアル転送データの情報化けを
検出する公知技術の他に、情報化けの根源である転送ク
ロックの位相ずれを検出する手段または手順を新たに付
加することで、シリアル通信の転送動作をより正確にし
て、シリアル通信の信頼性を向上させることにある。
【0017】さらに、本発明の第2の目的は、上記シリ
アル通信の信頼性の向上と共に、シリアル転送クロック
の位相ずれを検出する手段で用いられるクロック監視回
路を従局の信号処理タイミングのためのタイミング出し
にも利用することで、従局の回路構成をより簡素化し、
且つ、小規模化して、低コスト化を図ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、一つの主局を中心に複数の従局
を有するループ式伝送路で構成された装置内のシリアル
通信装置において、前記主局から発するシリアル転送情
報に同期して発するシリアル転送クロックをカウント源
とする転送クロックタイミングカウンタ手段を、前記主
局と複数の前記従局とが各々有し、前記主局は、前記転
送クロックタイミングカウンタ手段のカウントの実行、
およびカウントの中断を制御指示するカウント状態指示
信号を発生するカウント状態指示制御手段を有し、前記
カウント状態指示信号は、少なくとも1回以上、前記主
局から発するシリアル転送情報の出力タイミングに同期
を取り、前記転送クロックタイミングカウンタ手段のカ
ウント状態を制御する信号であり、前記従局は、前記転
送クロックタイミングカウンタ手段のカウント値に基づ
いて、一連のシリアル通信の従局信号処理を実行する従
局通信処理制御手段を有することを特徴とする。
【0019】ここで、前記従局通信処理制御手段は、前
記転送クロックタイミングカウンタ手段が示すカウント
値に対して、デコード手段で予め設定された所定のカウ
ント値に達したことを検出するカウント値検出手段を有
し、かつ前記カウント値検出手段で検出されたタイミン
グのうち、特定タイミングでシリアル通信の従局信号処
理を実行すると同時に、前記カウント値検出手段で検出
された全てのタイミングをタイミング信号として前記主
局に返送するタイミング認知出力手段を有し、前記主局
は、全従局から発する前記タイミング認知出力手段から
の出力信号と主局が有する前記転送クロックタイミング
カウンタ手段のカウント値のタイミングを比較してその
位相ずれを検出する位相検出手段を有し、かつ前記位相
検出手段での検出の結果、前記タイミング認知出力手段
からの出力信号タイミングに位相ずれが生じたと検出し
た場合には通信情報転送エラーと判断して所定の転送エ
ラー処理を実行する転送情報位相エラー処理手段を有す
るとすることができる。
【0020】また、前記従局通信処理制御手段は、前記
転送クロックタイミングカウンタ手段が示すカウント値
に対して、予めデコード手段で設定されたカウント値に
達したことを検出するカウント値検出手段を有し、かつ
前記カウント値検出手段で検出された特定タイミング
で、シリアル通信の従局信号処理を実行し、更に、前記
転送クロックタイミングカウンタ手段でのカウント値が
変化する全てのタイミングをタイミング信号として前記
主局に返送するタイミング変化出力手段を有し、前記主
局は、全従局から発する前記タイミング変化出力手段か
らの出力信号と主局が有する前記転送クロックタイミン
グカウンタ手段のカウント値が変化するタイミングとを
比較してその位相ずれを検出する位相検出手段を有し、
かつ前記位相検出手段での検出の結果、前記タイミング
変化出力手段の出力信号のタイミングに位相ずれが生じ
たと検出した場合には、通信情報転送エラーと判断して
所定の転送エラー処理を実行する転送情報位相エラー処
理手段を有するとすることができる。
【0021】さらに、前記主局が有する前記位相検出手
段にフィードバックされる、全従局の前記転送クロック
タイミングカウンタ手段のカウント値を基に合成される
複数の前記タイミング信号の伝送路形態をワイヤードO
R回路で構成することで、前記位相検出手段は、複数の
該タイミング信号を一つの信号として判断処理できる構
成であって、前記位相検出手段は、前記複数のタイミン
グ信号を前記ワイヤードOR回路で一つの信号として伝
送される状態において前記位相ずれを検出するとするこ
とができる。
【0022】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、一つの主局を中心に複数の従局を有するループ式伝
送路で構成された装置内のシリアル通信装置において、
前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発する
シリアル転送クロックをカウント源とする転送クロック
タイミングカウンタ手段を前記主局と複数の前記従局と
が各々有し、前記従局の有する前記転送クロックタイミ
ングカウンタ手段は、入力される全転送クロックのカウ
ントを実行し、該転送クロックタイミングカウンタ手段
のカウント値の変化に基づいて前記主局に返送するタイ
ミング信号を予め設定されたクロック数周期で発する位
相検知出力信号手段を有し、前記主局は、全従局の前記
位相検知出力信号手段から送られた前記タイミング信号
と主局が有する前記転送クロックタイミングカウンタ手
段のカウント値のタイミングを比較してその位相ずれを
検出する位相検出手段を有し、かつ前記位相検出手段で
の検出の結果、従局からの位相信号に位相ずれが生じた
と検出した場合には、通信情報転送エラーと判断して所
定の転送エラー処理を実行する転送情報位相エラー処理
手段を有することを特徴とする。
【0023】ここで、前記主局が有する前記位相検出手
段にフィードバックされる、全従局の前記転送クロック
タイミングカウンタ手段のカウント値を基に合成される
複数の前記タイミング信号の伝送路形態をワイヤードO
R回路で構成することで、前記位相検出手段は複数のタ
イミング信号を一つの信号として判断処理できる構成で
あって、前記位相検出手段は、前記複数のタイミング信
号を前記ワイヤードOR回路で一つの信号として伝送さ
れる状態において前記位相ずれを検出するとすることが
できる。
【0024】また、前記従局は、自己が有する上記転送
クロックタイミングカウンタ手段が示すカウント値に対
し、デコード手段に予め設定された所定のカウント値に
達したことを検出するカウント値検出手段を有し、かつ
前記カウント値検出手段で検出された特定のタイミング
でシリアル通信の従局信号処理を実行する従局通信処理
制御手段を有するとすることができる。
【0025】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、一つの主局を中心に複数の従局を有するループ式伝
送路で構成された装置内のシリアル通信方法において、
前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発する
シリアル転送クロックをカウント源としてカウント動作
をする転送クロックタイミングカウントステップを、前
記主局と複数の前記従局とが各々有し、前記主局は、前
記転送クロックタイミングカウントステップでのカウン
トの実行、およびカウントの中断を制御指示するカウン
ト状態指示信号を発生するカウント状態指示制御ステッ
プを有し、前記カウント状態指示信号は、少なくとも1
回以上、前記主局から発するシリアル転送情報の出力タ
イミングに同期を取り、前記転送クロックタイミングカ
ウントステップでのカウント状態を制御する信号であ
り、前記従局は、自局の前記転送クロックタイミングカ
ウントステップで得られるカウント値に基づいて、一連
のシリアル通信の従局信号処理を実行する従局通信処理
制御ステップを有することを特徴とする。
【0026】ここで、前記従局通信処理制御ステップ
は、前記転送クロックタイミングカウントステップで得
たカウント値に対して、デコードステップで予め設定さ
れた所定のカウント値に達したことを検出するカウント
値検出ステップを包含し、かつ前記カウント値検出ステ
ップで検出されたタイミングのうち、特定タイミングで
シリアル通信の従局信号処理を実行すると同時に、前記
カウント値検出ステップで検出された全てのタイミング
をタイミング信号として前記主局に返送するタイミング
認知出力ステップを包含し、前記主局は、全従局から発
する前記タイミング信号と主局が有する前記転送クロッ
クタイミングカウントステップで得られたカウント値の
タイミングを比較してその位相ずれを検出する位相検出
ステップを有し、かつ前記位相検出ステップでの検出の
結果、前記タイミング信号のタイミングに位相ずれが生
じたと検出した場合には通信情報転送エラーと判断して
所定の転送エラー処理を実行する転送情報位相エラー処
理ステップを有するとすることができる。
【0027】また、前記従局通信処理制御ステップは、
前記転送クロックタイミングカウントステップで得られ
たカウント値に対して、予めデコードステップで設定さ
れたカウント値に達したことを検出するカウント値検出
ステップを包含し、かつ前記カウント値検出ステップで
検出された特定タイミングで、シリアル通信の従局信号
処理を実行し、更に、前記転送クロックタイミングカウ
ンタ手段でのカウント値が変化する全てのタイミングを
タイミング信号として前記主局に返送するタイミング変
化出力ステップを包含し、前記主局は、全従局から発す
る前記タイミング変化出力ステップで出された出力信号
と主局が有する前記転送クロックタイミングカウントス
テップで得られたカウント値が変化するタイミングを比
較してその位相ずれを検出する位相検出ステップを有
し、かつ前記位相検出ステップでの検出の結果、前記タ
イミング変化出力ステップで出された前記出力信号のタ
イミングに位相ずれが生じたと検出した場合には、通信
情報転送エラーと判断して所定の転送エラー処理を実行
する転送情報位相エラー処理ステップを有するとするこ
とができる。
【0028】さらに、前記主局が有する前記位相検出ス
テップにフィードバックされる、全従局の前記転送クロ
ックタイミングカウントステップでのカウント値を基に
合成される複数の前記タイミング信号の伝送路形態をワ
イヤードOR回路で構成することで、前記位相検出ステ
ップは複数の該タイミング信号を一つの信号として判断
処理できるようにされ、前記位相検出ステップは、前記
複数のタイミング信号を前記ワイヤードOR回路で一つ
の信号として伝送される状態において前記位相ずれを検
出するとすることができる。
【0029】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、一つの主局を中心に複数の従局を有するループ式
伝送路で構成された装置内のシリアル通信方法におい
て、前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発
するシリアル転送クロックをカウント源としてカウント
動作をする転送クロックタイミングカウントステップを
前記主局と複数の前記従局とが各々有し、前記従局の有
する前記転送クロックタイミングカウントステップは、
入力される全転送クロックのカウントを実行し、該転送
クロックタイミングカウントステップで得られるカウン
ト値の変化に基づいて前記主局に返送するタイミング信
号を予め設定されたクロック数周期で発する位相検知出
力信号ステップを有し、前記主局は、全従局の前記位相
検知出力信号ステップで送られた前記タイミング信号と
主局が有する前記転送クロックタイミングカウントステ
ップで得られたカウント値のタイミングを比較してその
位相ずれを検出する位相検出ステップを有し、かつ前記
位相検出ステップでの検出の結果、従局からの位相信号
に位相ずれが生じたと検出した場合には、通信情報転送
エラーと判断して所定の転送エラー処理を実行する転送
情報位相エラー処理ステップを有することを特徴とす
る。
【0030】ここで、前記主局が有する前記位相検出ス
テップにフィードバックされる、全従局の前記転送クロ
ックタイミングカウントステップでのカウント値を基に
合成される複数の前記タイミング信号の伝送路形態をワ
イヤードOR回路で構成することで、前記位相検出手段
は複数のタイミング信号を一つの信号として判断処理で
きるようにしてあって、前記位相検出ステップは、前記
複数のタイミング信号を前記ワイヤードOR回路で一つ
の信号として伝送される状態において前記位相ずれを検
出するとすることができる。
【0031】また、前記従局は、自己が有する上記転送
クロックタイミングカウントステップで得られるカウン
ト値に対し、デコードステップに予め設定された所定の
カウント値に達したことを検出するカウント値検出ステ
ップを有し、かつ前記カウント値検出ステップで検出さ
れた特定のタイミングでシリアル通信の従局信号処理を
実行する従局通信処理制御ステップを有するとすること
ができる。
【0032】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、一つの主局を中心に複数の従局を有するループ式
伝送路で構成された装置内のシリアル通信をコンピュー
タによって行うための制御プログラムを記録した記録媒
体であって、該制御プログラムはコンピュータに、前記
主局から発するシリアル転送情報に同期してシリアル転
送クロックを該主局から発生させ、カウントの実行、お
よびカウントの中断を制御指示するカウント状態指示信
号を前記主局から発生させ、記主局と複数の前記従局と
が各々において、前記主局から発する前記シリアル転送
クロックをカウント源として、前記カウント状態指示信
号に応じて、少なくとも1回以上、前記主局から発する
シリアル転送情報の出力タイミングに同期をとってカウ
ント値をカウントアップさせ、前記従局において、自局
の前記カウント値に基づいて、一連のシリアル通信の従
局信号処理を実行させることを特徴とする。
【0033】ここで、前記制御プログラムはコンピュー
タに、前記従局において、前記カウント値に対して、予
め設定された所定のカウント値に達したことを検出さ
せ、かつ検出されたタイミングのうち、特定タイミング
でシリアル通信の従局信号処理を実行させると同時に、
検出された全てのタイミングをタイミング信号として前
記主局に返送させ、前記主局において、全従局から発す
る前記タイミング信号と主局の前記カウント値のタイミ
ングを比較させてその位相ずれを検出させ、かつ検出の
結果、前記タイミング信号のタイミングに位相ずれが生
じたと検出した場合には通信情報転送エラーと判断して
所定の転送エラー処理を実行させるとすることができ
る。
【0034】また、前記制御プログラムはコンピュータ
に、前記従局において、前記カウント値に対して予め設
定されたカウント値に達したことを検出させ、かつ検出
された特定タイミングで、シリアル通信の従局信号処理
を実行させ、更に、前記カウント値が変化する全てのタ
イミングをタイミング信号として前記主局に返送させ、
前記主局において、全従局から発する前記タイミング信
号と主局の前記カウント値が変化するタイミングを比較
してその位相ずれを検出させ、かつ検出の結果、前記タ
イミング信号のタイミングに位相ずれが生じたと検出し
た場合には、通信情報転送エラーと判断して所定の転送
エラー処理を実行させるとすることができる。
【0035】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、一つの主局を中心に複数の従局を有するループ式
伝送路で構成された装置内のシリアル通信をコンピュー
タによって行うための制御プログラムを記録した記録媒
体であって、該制御プログラムはコンピュータに、前記
主局から発するシリアル転送情報に同期してシリアル転
送クロックを該主局から発生させ、前記主局と複数の前
記従局とが各々において、前記主局から発する前記シリ
アル転送クロックをカウント源として全転送クロックの
カウントを実行させ、前記従局において、自局の前記カ
ウントの実行で得られるカウント値に基づいて一連のシ
リアル通信の従局信号処理を実行させ、かつ該カウント
値の変化に基づいて、前記主局に返送するタイミング信
号を予め設定された所定のクロック数周期で発生させ、
前記主局において、全従局から発する前記タイミング信
号と主局の前記カウントの実行で得られるカウント値の
タイミングを比較させてその位相ずれを検出させ、かつ
検出の結果、前記タイミング信号のタイミングに位相ず
れが生じたと検出した場合には通信情報転送エラーと判
断して所定の転送エラー処理を実行させることを特徴と
する。
【0036】ここで、前記制御プログラムはコンピュー
タに、前記従局において、前記カウント値に対して予め
設定されたカウント値に達したことを検出させ、かつ検
出された特定タイミングで、シリアル通信の従局信号処
理を実行させるとすることができる。
【0037】上記構成により、本発明の一形態では、主
局から供給されるカウント状態指示信号による特定のタ
イミング時に、主局および各従局毎に、転送クロックを
それぞれカウントする。例えばその状態指示信号によ
り、主局が転送クロックを8発出力したら主局および従
局のカウンタをカウントアップさせ、そのカウント値を
インクリメントさせる。あるいはシリアル転送クロック
1発でそのカウント値をインクリメント、転送クロック
18発でそのカウント値をインクリメントする、という
のように予め設定されたタイミングで転送クロックをカ
ウントする。従局は、主局から供給される転送クロック
を基に自局のカウンタでカウントしたカウント値と、デ
コード回路に予め設定された設定数(カウント数)とに
応じ、従局内でのシリアル通信の信号処理を実行する。
また、従局は、上記カウント値とは無関係(但し、カウ
ント値が重複する場合もある)の予め設定されたタイミ
ングを上記デコード回路から抽出して、通信の信号処理
を実行する。さらに、従局は、自局のカウンタのカウン
ト値が変化した時点をタイミング信号(タイミング返送
出力)により主局に伝送する。
【0038】主局は全従局から伝送される上記タイミン
グ信号のタイミングと主局のカウンタのカウント値から
わかるタイミングとを比較して、そのタイミングがずれ
ている場合には、シリアル通信情報の転送エラーが生じ
たと判断して、シリアル通信の通信エラー処理を実行す
る。さらに、主局は全従局から伝送される上記返信信号
をワイヤードOR構成にして、一つの信号状態を監視す
る。
【0039】以上の一連の動作により、本発明の一形態
によれば、主局での転送クロック位相と各従局での転送
クロック位相とにずれが生じた場合には、転送情報位相
エラーとして、シリアル転送クロックの位相ずれを容易
に検出することができる。また、主局は、シリアル転送
クロックの位相ずれが発生していないと判断する時は、
シリアル転送データの転送タイミングを上記カウント値
により検出できるため、その転送タイミングをシリアル
転送データの処理動作を始めとするシリアル通信での信
号処理の制御に利用できる。その結果、回路構成が簡素
化されて、比較的低コストでシリアル通信の転送動作を
より正確に実現できる。
【0040】また、本発明の他の形態では、主局は、主
局から発する通信開始時のリセット信号により主局およ
び各従局のカウンタのカウンタ値をゼロリセットする。
主局および各従局は、その後に入力される全転送クロッ
クを基にしたカウント動作を実行し、次の通信開始時の
リセット信号が入力されるまでカウント実行する。各従
局は、そのカウント値に対して、予め設定されたカウン
ト数に達する毎に主局へタイミング信号(タイミング返
送出力)を返送する。主局は、自己のカウンタのカウン
ト値と各従局からのタイミング信号のタイミングを比較
することで、転送クロックの位相ずれを検出し、位相ず
れを検出した場合には通信情報転送エラー処理を実行す
る。さらに、主局は、全従局から伝送される返信信号を
ワイヤードOR構成にして、一つの信号状態を監視す
る。
【0041】以上の一連の動作により、本発明の他の形
態によれば、主局の転送クロック位相と各従局での転送
クロック位相にずれが生じた場合は、速やかに転送情報
位相エラーとして判断できるため、主局はシリアル転送
クロックの位相ずれを容易に検出できる。一方、従局
は、主局から供給される転送クロックを基に、デコード
回路により予め設定されたカウント値に応じ、従局内で
のシリアル通信の信号処理を実行する。そのため、転送
クロックの位相ずれが発生していない場合には、シリア
ル転送データの転送タイミングを上記カウント値から検
出できるので、そのシリアル転送データの転送タイミン
グをシリアル転送データの処理動作を始めとするシリア
ル通信の信号処理制御に利用できる。その結果、回路構
成が簡潔化され、比較的低コストでシリアル通信の転送
動作をより正確に実現できる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0043】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態における従局の回路構成を示す。ここ
で、1は入力ラッチ回路、2はシリアル転送を遂行する
シフトレジスタ回路である。3はそのシフトレジスタ回
路2により読み取ったシリアル転送データの1回目のデ
ータを保持する二度読みラッチ回路であって、シフトレ
ジスタ回路2が読み取った1回目と2回目のシリアル転
送データを比較し、両データの内容が一致した場合は、
そのデータ内容を出力ラッチ回路4に書き込む。この書
き込まれたデータは並列出力として出力ラッチ回路4か
ら出力される。その1回目のシリアル転送データと2回
目のシリアル転送データとを比較する比較回路は、排他
的論理和回路(以降、EXOR回路と称する)で構成さ
れているが、二度読みラッチ回路3内に含まれているの
で、特に図示していない。
【0044】5はカウンタ回路であり、6はこのカウン
タ回路5のカウント出力から所定のタイミングパルスを
出力するデコード回路である。7はこのデコード回路6
から出力されたタイミングパルスを全てタイミング返送
出力として出力するための論理和回路(以降、OR回路
と称する)である。なお、本実施の形態においては、説
明を容易にするため、従局の構成は、4ビット構成で図
示してあるが、勿論8ビット構成等でも良く、特に限定
されないものである。
【0045】カウンタ回路5は、主局から供給される転
送クロックを計数するもので、主局からの状態指示信号
によりそのカウントの実行を開始し、主局からのリセッ
ト信号によりそのカウントを中断する。
【0046】デコード回路6は、このカウンタ回路5の
カウント値出力を基に、従局のシリアル通信処理を制御
するタイミングパルスを、入力ラッチ回路1、シフトレ
ジスタ回路2、二度読みラッチ回路3、出力ラッチ回路
4に対して、予め設定されたタイミングでそれぞれ出力
する一方、上記カウント値出力を基に主局に特定のタイ
ミングを出力するためのデコード値をそれぞれ検出し、
検出したデコード値をタイミング返送出力としてOR回
路7を通じてそれぞれのタイミングで出力する。
【0047】図2は、本発明の第1の実施の形態におけ
るシリアル通信装置のシステム構成を示す。ここで、1
0は主局であり、11,12,13,14,15はそれ
ぞれ従局である。本実施の形態では、主局をCPU(中
央演算処理ユニット)で構成している。
【0048】主局10に入力される各従局から発せられ
る上記タイミング返送出力(図2中ではTIMINGと
表現する)は、各従局内でトランジスタによりワイヤー
ドORさせるので、従局の数に関係無く、主局10へ入
力されるそのタイミング返送信号は、単一の信号として
構成される。つまり、タイミング返送信号を入力するた
めの主局の入力端子数は複数備える必要が無いので、主
局を構成するCPUのポート数を節約できる。なお、従
局のカウンタ回路5を制御する状態指示信号を図2中で
はS&Pと表現している。
【0049】全従局からのタイミング返送出力をすべて
1つの信号源で検出するこのワイヤードOR構成によ
り、通常の正常時では各従局からの出力タイミングが同
じであるので、通常の正常時では主局に入力するタイミ
ング返送出力は所定のタイミングでオンとなり、それ以
外はオフとなる。
【0050】しかし、もしノイズ等の発生が原因で従局
のカウンタ回路5のカウント値の位相がずれると、本
来、オフ(OFF)であるべきタイミングでワイヤード
OR7の出力がオン(ON)になってしまう。つまり、
全従局11〜15からのタイミング返送出力の出力タイ
ミングのうち、いずれか一つの従局の出力の位相がずれ
ると、そのずれた位相でワイヤードOR7の出力がオン
となり、その結果がそのまま主局10に伝達されること
となる。
【0051】従って、主局10は全従局からのワイヤー
ドOR出力であるタイミング返送出力に対して、所定タ
イミングでのオンチェックと、それ以外のタイミングで
のオフチェックの両方を検出することで、このタイミン
グ返送出力に位相ずれが生じたか、否かを判断すること
ができる。
【0052】図3は、主局から各種制御信号を入力する
従局の各信号のタイミングを示す。本実施の形態では、
説明や図示を容易にするために、従局数を3個として説
明するが、従局数に対しての制約はなく、特に限定され
ない。なお、主局の動作については、図4を参照して後
述するので、ここでは、従局の動作について説明する。
【0053】次に、図3のタイミングチャートを参照し
て、図1および図2に示す従局の動作について説明す
る。
【0054】従局は、1回のシリアル通信を実行する毎
にその通信前に主局から送られてくるリセット信号(/
リセット)によって、従局内のシフトレジスタ回路2の
シフトデータの内容と、カウンタ回路5のカウント値と
をそれぞれリセットする。これにより、デコード回路6
の出力状態も初期化される。
【0055】次に、カウンタ回路5のカウント値(カウ
ンタcode)が00H(Hは16進数を表す)の時、入力
ラッチ回路1に並列入力データがラッチされ、状態指示
信号(/カウンタENBL)のオンの下に転送クロック(CL
OCK )がオンされる。
【0056】シフトレジスタ回路2は、転送クロックの
立ち下がりエッジでシフト動作を実行する。その後、状
態指示信号のオフの下で転送クロックが次々と入力さ
れ、転送データのシフト実行がなされる。本実施の形態
においては、転送クロックが5発目に状態指示信号をオ
ンし、カウンタ回路5のカウント値を02Hにカウント
アップさせて、且つ、タイミング返送出力信号を主局に
返送させている。なお、このカウンタ回路5のカウント
実行、中断のタイミング、およびタイミング返送出力信
号の主局への返送のタイミングについては、予め設定し
たタイミングで実行するようになっているが、この予め
設定したタイミング自体は、特に限定されたものでは無
く、シリアル転送するデータビットの長さに応じて振り
分けて良いことは言うまでも無い。
【0057】上記のように、転送クロックによるシフト
レジスタ回路2のシフト動作では、同一の転送クロック
で全従局数の転送分の転送データをシフトさせながら、
状態指示信号を所定のタイミングでオンさせることで、
転送クロックの所定数(本例では、5個)の入力毎にカ
ウンタ回路5のカウント値を転移させていく。また、カ
ウンタ回路5のカウント値に応じて、デコード回路6か
ら主局にタイミング返送出力の信号を送信する。
【0058】次に、1度、従局への転送データのシフト
が終了すると(図3中においてカウント値06Hで表す
タイミングの時)、デコード回路6により、シフトレジ
スタ回路2にシフトインしたデータを二度読みラッチ回
路3にラッチ保持させ、且つ、今転送し終えた入力ラッ
チ回路1でのデータ値(ラッチ動作を実行していないた
め、同じ内容のデータ値である。)を再びシフトレジス
タ回路2にロードする。
【0059】次に、1回目と同様に転送クロックでシフ
ト動作を実行しながら、状態指示信号を基にカウント動
作の実行やタイミング返送信号の出力を実行させて、2
回目のシフト動作を終了させる。これにより、転送デー
タは、主局と従局間で二度同じデータ内容で情報交換さ
れることになる。
【0060】次に、主局、従局共に二度読みしたデータ
を比較して、そのデータ内容の真偽を判定する。この比
較判定は、主局側は、後述する返送データ入力処理プロ
グラムで、従局側は、二度読みラッチ回路3内のEXO
R回路(図示しない)で各々処理される。この処理手段
は特に限定されないが、従局回路における一例を述べる
ことにする。
【0061】従局内では、二度読みラッチ回路3にラッ
チ保持されたデータ内容と、シフトレジスタ回路2にシ
フトされた二度目のデータ内容とを上記EXOR回路で
各ビット単位に比較し、互いに一致している場合のみ、
デコード回路6からのラッチパルスが出力ラッチ回路4
へ伝達されるように、AND回路(図示しない)を設け
ている。従って、両データ内容が互いに不一致の時に
は、出力ラッチ回路4から並列出力はされず、一致した
時にのみ並列出力がされる。
【0062】更に、上記両データ内容が互いに不一致の
場合は、主局へ転送データ二度読み不一致を伝達するた
めに、二度読み比較時に、あるいはそれ以降に、タイミ
ング返送出力をデコード回路6内のAND回路(図示し
ない)で遮断する。従って、このような場合は、主局に
おいては、所定タイミングにタイミング返送出力が転送
されてこないと判断して、通信エラーとして、再び通信
実行をトライすることができる。この通信エラーに関し
ては、図4を参照して後で詳細に説明をする。
【0063】以上のように、カウンタ回路5は、主局か
ら指示される状態指示信号に応じて、転送クロックを所
定個数毎にカウントし、デコード回路6はそのカウント
値に応じて、シリアル通信の実行と各種信号処理を実行
する。また、従局は、通信処理タイミングとは別のタイ
ミング(同タイミングでも良い。)で転送クロック位相
を検出し、主局に返送する機能を有する。
【0064】図4は、図2の主局の動作を示すフローチ
ャートである。次に、図4を参照して、主局が実行する
転送情報位相エラー検出動作を中心に、主局のシリアル
通信制御動作のうちの特に主要な動作について説明す
る。
【0065】主局がシリアル通信による転送データの送
出が可能になると、制御は図4に示すフローのステップ
20に移る。ステップ20では、シリアル通信のための
位相合わせと初期化を目的とする通信リセットを全従局
に出力する。
【0066】次に、主局は、ステップ21において、転
送クロックそのものをカウントする主局が有するタイミ
ングカウンタのカウント値をクリアし、次のステップ2
2では状態指示信号に制御されて転送クロックをカウン
トする従局のカウンタ回路5の推定カウント値(従局の
カウント制御同様に制御されるため、推定出来る。)を
示すカウンタAのカウント値をクリアする。
【0067】続いて、ステップ23でシリアル通信の転
送データ、および返送データを記憶するメモリ領域(本
実施の形態では、1アドレスに割り振られる転送データ
のデータ数を4ビット構成として説明する。)の先頭ア
ドレスmを行レジスタMにセットし、次に、予め定めた
メモリ内のビット列の転送順番の先頭ビット(本実施の
形態では、ビット0からビット3の順に転送するものと
して説明する。)指示nを列レジスタNにセット(ここ
では、n=0にセット)して、シリアル通信実行準備を
完了させ、ステップ24以降のシリアル通信の実行に移
行する。
【0068】ステップ24では、従局のカウンタ回路5
のカウント動作を停止中断させる為に状態指示信号をオ
フし、ステップ25で主局が有するタイミングカウンタ
のカウント値が予め設定した所定値に到達したか、否か
を判定する。通常は、所定値に達していないのでステッ
プ28に移るが、そのカウント値が所定値であると判断
すると、ステップ26に進んで、状態指示信号をオンす
ることで従局のカウンタ回路5のカウント動作を実行可
能にセットする。それに伴い、ステップ27で従局のカ
ウンタ回路5のカウント値と同値になるようにカウント
値推定用の上記カウンタAをインクリメントする。次
に、ステップ28に進む。
【0069】ステップ28では、行レジスタMが示すア
ドレスmのメモリのビットnを転送データとして読み出
し、この転送データを1ビット分シフト出力するため
に、ステップ29で転送クロックをオンしてシフト動作
を実行する。
【0070】更に、ステップ30で転送クロック数をカ
ウントする主局のタイミングカウンタのカウント値をイ
ンクリメントし、ステップ31で1ビット分のシフト動
作に伴い、従局から返送される1ビットシフト入力デー
タを受入れる。具体的には、アドレスmの出力転送デー
タエリアに対応した所定の入力転送データエリア(アド
レス値mから算出できる対応エリア)のビットnに、従
局からの返送される1ビットシフト入力データをストア
する。続いて、ステップ32に移り、転送クロックをオ
フして、1ビット分のシフト動作を終える。
【0071】次に、主局が実行する転送情報位相エラー
検出処理の動作に移る。まず、ステップ33で、上記カ
ウンタAが示す従局での推定カウント値(従局における
転送クロックタイミングカウント値の推定値)が所定値
になったか否かを判定する。つまり、主局が有するこの
カウンタAは、従局のカウンタ回路5のカウント実行を
指示する状態指示信号に同期してカウント動作している
ので、ノイズ等で従局カウント値がずれない限り、従局
のカウンタ回路5と同位相でカウントするからである。
通常のエラーが無い時は、カウンタAのカウント値が所
定値であれば、従局からのタイミング返送出力がオン状
態となり(フロー上、ステップ33,34,35と進
む。)、また、カウンタAのカウント値が所定値でなけ
れば、従局からのタイミング返送出力がオフ状態(フロ
ー上、ステップ33,36,35と進む。)となる。
【0072】しかし、従局からのタイミング返送出力の
位相がずれた場合には、カウンタAのカウント値が所定
値のときには、従局からのタイミング返送出力がオフ状
態となるか(フロー上、ステップ33,34,37と進
む。)、カウンタAのカウント値が所定値で無いときに
は、従局からのタイミング返送出力がオン状態(フロー
上、ステップ33,36,37と進む。)となるかのい
ずれかとなるので、いずれにしてもステップ37のシリ
アル通信エラー処理サブルーチンに移る。なお、このシ
リアル通信エラー処理サブルーチンの内容は当業者にと
って既に周知な一般的な処理内容なので、その詳細な説
明は省く。
【0073】主局は、以上説明したように、従局のカウ
ンタ回路5のカウント値の推定値(推定カウント値)と
従局のカウンタ回路5の実際のカウント値のフィードバ
ック信号であるタイミング返送出力信号とを比較するこ
とで、全従局上でのシリアル転送の位相ずれを検出する
ことができる。この位相ずれの検出動作を1ビット(1
転送クロック)毎に実行し、転送データ全てのシフト動
作を実行する。つまり、主局はシリアル通信に異常有り
と判定した場合には、ステップ37において、そのシリ
アル通信を中断し、リトライもしくは、故障とする通信
エラー処理を行う。
【0074】一方、シリアル通信異常無しとなった場合
は、ステップ35に移り、転送データのビットがメモリ
の列の最終エリアになったか否かを判断する。そのビッ
トのメモリ上の列アドレスnが最終値でなく、転送デー
タがさらに続く場合は、ステップ39でレジスタNの値
nを+1インクリメントして更新し、次のビットシフト
のためにステップ24に戻り、上述の処理を再び繰り返
す。また、そのビットの列アドレスnの値が最終値であ
る場合は、ステップ40でレジスタNの値nをクリア
し、次にステップ41で転送データのビットがメモリの
行mの最終エリアになったか否かを判断し、そのビット
のメモリ上の行アドレスmが最終値でなく、転送データ
がさらに続く場合は、ステップ42でレジスタMの値m
を+1インクリメントして更新し、次のビットシフトの
ためにステップ24に戻り、上述の処理を再び繰り返
す。
【0075】また、転送データのビットがメモリの行m
の最終エリアになったとステップ41で判断した場合に
は、ステップ43で本シリアル通信の1回の情報交換を
終了させる。
【0076】なお、本実施の形態では、転送データを二
度送りして1回の情報交換動作と定義するために、ステ
ップ41では、アドレスmが最終エリアを二度示すと判
断した時に終了することになっているものの、説明を容
易にするためにその部分は省略する。
【0077】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図5のタイミングチャートと図
6のフローチャートを参照して説明する。
【0078】第1の実施の形態と第2の実施の形態の違
いは、第1の実施の形態では、主局に返送される従局か
らのタイミング返送出力が、カウンタ回路5の所定カウ
ント値の時に伝送されていたが、第2の実施の形態で
は、カウンタ回路5のカウント値が変化した時の1転送
クロック分の時間だけ、タイミング返送出力が伝送され
るように構成されている。これにより、第2の実施の形
態では、従局の回路構成は基本的には同様であるが、デ
コード回路6における所定カウント値算出のためのゲー
トロジック(第1の実施の形態の場合、5回のタイミン
グ返送出力分の回路が必要であった。)が不要になり、
その分がカウント値の変化点を捕らえ、出力するための
フリップフロップ回路(公知であるため、特に図示しな
い。)に置き換えられるので、従局の回路構成が軽減さ
れるという利点がある。
【0079】また、第2の実施の形態では、従局からの
タイミング返送出力を受け取るタイミングは、従局のカ
ウント値が変化した時、つまり、従局のカウント値を変
化させる状態指示信号を出力した時が、所定のチェック
タイミングであるため、第1の実施の形態で述べた従局
のカウンタ回路5の推定カウント値を示すためのカウン
タAは不要になる。
【0080】図5は、主局による各種制御信号を入力と
する従局の動作を示し、タイミング返送出力が第1の実
施の形態と異なる。本実施の形態の場合、主局の制御が
異なるので、図6のフローを基に説明する。図6におい
て、第1の実施の形態と同様である、ステップ20から
ステップ23までと、ステップ35、39〜43の処理
については説明を省略する。以降、第2の実施の形態の
特徴部分の主局制御について説明をする。
【0081】ステップ24で従局のカウンタ回路5のカ
ウント実行を一時停止・中断させるため状態指示信号
(/カウンタENBL)をオフにし、次のステップ25で主
局のタイミングカウンタのカウント値が所定の値になっ
ているか否かを判定する。そのカウント値が所定値の場
合には、ステップ26で状態指示信号をオンにして、ス
テップ28に移る。ステップ26を経由してステップ2
8に移ると従局からのタイミング返送出力がオンされ
る。一方、カウント値が所定値の場合でなく、ステップ
26を経由しないでステップ25からステップ28に移
ると、従局からのタイミング返送出力がオフされる。
【0082】次に、第1の実施の形態同様に、ステップ
28でアドレスmが示すメモリのビットnを出力し、転
送データを1ビット分シフト出力するためにステップ2
9で転送クロックをオンし、シフト動作を実行する。更
に、ステップ30で転送クロック数をカウントする主局
のタイミングカウンタのカウント値をインクリメント
し、ステップ31で1ビット分のシフト動作に伴い従局
から返送される1ビット分のシフト入力データを受入れ
る。具体的には、その1ビット分のシフト入力データ
を、アドレスmの出力転送データエリアに対応した入力
転送データエリア(アドレス値mから算出できる対応エ
リア)のビットnにストアする。
【0083】次に、ステップ32に移り、転送クロック
をオフして、1ビット分のシフト動作を終える。次に、
主局が実行する転送情報位相エラー検出のための制御動
作に移るため、ステップ45に進む。
【0084】ステップ45では、上述したように、状態
指示信号をオンした時が従局からのタイミング返送出力
がオンであり、状態指示信号をオフした時が、従局から
のタイミング返送出力がオフであるので、タイミング返
送出力が状態指示信号に同期するか否かを判断すれば良
い。通常のエラーが無い時は、タイミング返送出力が状
態指示信号に同期するため、状態指示信号がオンであれ
ば、従局からのタイミング返送出力がオン状態となり
(フロー上、ステップ45,34,35と進む。)、ま
た、状態指示信号がオフであれば、従局からのタイミン
グ返送出力がオフ状態(フロー上、ステップ45,3
6,35と進む。)となる。
【0085】一方、従局からのタイミング返送出力に同
期ずれが生じた場合は、状態指示信号がオンであれば、
従局からのタイミング返送出力がオフ状態となる(フロ
ー上、ステップ45,34,37と進む。)か、あるい
は、状態指示信号がオフであれば、従局からのタイミン
グ返送出力がオン状態(フロー上、ステップ45,3
6,37と進む。)となるかのいずれかとなるので、い
ずれにしてもステップ37のシリアル通信エラー処理サ
ブルーチンに移る。なお、このシリアル通信エラー処理
サブルーチンは第1の実施の形態同様に周知処理なので
その説明を省く。
【0086】ステップ35、39〜43までの処理につ
いては既述の第1の実施の形態と同様なので、その説明
を省略する。
【0087】(第3の実施の形態)上述した本発明の第
1、第2の実施の形態の変形例を本発明の第3の実施の
形態として以下に説明する。
【0088】本発明の第1、および第2の実施の形態で
は、主局をCPUを用いたソフト制御構成の装置とし、
従局をゲートアレイIC(集積回路)などを用いたハー
ド回路の制御構成による装置として説明しているが、本
発明はこれに限定されず、従局の構成をCPUを用いた
ソフト制御のものにしても、また主局の構成をゲートア
レイICなどを用いたハード回路制御のものにしても良
い。
【0089】更に、転送クロックをカウントする主局の
タイミングカウンタをハード回路構成にして、その他は
CPUを用いたソフト制御で行っても良い。
【0090】また、各従局からのタイミング返送出力の
信号構成を図1、図2に示すようなワイヤードOR構成
にしないで、各従局と主局間に1対1対応で接続するよ
うに構成にして、主局に返送される信号状態から、どの
従局に転送クロックの位相ずれエラーが発生したかを正
確に判断できるようにして、その判断結果を装置の表示
部などから使用者(操作者)へ警告できるようにしても
良い。
【0091】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。
【0092】図7は、本発明の第4の実施の形態におけ
る従局の回路構成を示す。ここで、1は入力ラッチ回
路、2はシリアル転送を遂行するシフトレジスタ回路で
ある。3はそのシフトレジスタ回路2により読み取った
シリアル転送データの1回目のデータを保持する二度読
みラッチ回路であって、シフトレジスタ回路2が読み取
った1回目と2回目のシリアル転送データを比較し、両
データの内容が一致した場合は、そのデータ内容を出力
ラッチ回路4に書き込む。この書き込まれたデータは並
列出力として出力ラッチ回路4から出力される。その1
回目のシリアル転送データと2回目のシリアル転送デー
タとを比較する比較回路は、排他的論理和回路(以降、
EXOR回路と称する)で構成されているが、二度読み
ラッチ回路3内に含まれているので、特に図示していな
い。
【0093】105および106はそれぞれカウンタ回
路であり、107はこれらカウンタ回路105および1
06のカウント出力から所定のタイミングパルスを出力
するデコード回路である。前段のカウンタ回路105は
転送クロックを特定周期で出力する2ビットカウンタ回
路であり、後段のカウンタ回路106は従局の通信処理
制御のための3ビットカウンタ回路である。なお、本実
施の形態においては、説明を容易にするため、従局の構
成は、4ビット構成で図示してあるが、勿論8ビット構
成等でも良く、特に限定されないものである。
【0094】カウンタ回路105および106は、主局
から供給される転送クロックを計数するもので、転送ク
ロックを常にカウントし、主局からのリセット信号によ
りそのカウントを中断する。デコード回路107は、こ
れらカウンタ回路105および106のカウント出力か
ら、従局のシリアル通信処理を制御するためのタイミン
グパルスを予め設定されたタイミングで入力ラッチ回路
1、シフトレジスタ回路2、二度読みラッチ回路3、出
力ラッチ回路4にそれぞれ出力する。
【0095】また、カウンタ回路105からは、予め設
定された特定周期で主局に対するタイミングパルスをタ
イミング返送出力として発生する。
【0096】図8は、本発明の第4の実施の形態におけ
るシリアル通信装置のシステム構成を示す。ここで、1
0は主局であり、11,12,13,14,15はそれ
ぞれ従局である。本実施の形態では、主局をCPU(中
央演算処理ユニット)で構成している。
【0097】主局10に入力される各従局から発せられ
る上記タイミング返送出力(図2中ではTIMINGと
表現する)は、各従局内でトランジスタによりワイヤー
ドORさせるので、従局の数に関係無く、主局10へ入
力されるそのタイミング返送信号は、単一の信号として
構成される。つまり、タイミング返送信号を入力するた
めの主局の入力端子数は複数備える必要が無いので、主
局を構成するCPUのポート数を節約できる。なお、従
局のカウンタ回路5を制御する状態指示信号を図2中で
はS&Pと表現している。
【0098】全従局からのタイミング返送出力をすべて
1つの信号源で検出するこのワイヤードOR構成によ
り、通常の正常時では各従局からの出力タイミングが同
じであるので、通常の正常時では主局に入力するタイミ
ング返送出力は所定のタイミングでオンとなり、それ以
外はオフとなる。
【0099】しかし、もしノイズ等の発生が原因で従局
のカウンタ回路5のカウント値の位相がずれると、本
来、オフ(OFF)であるべきタイミングでワイヤード
OR7の出力がオン(ON)になってしまう。つまり、
全従局11〜15からのタイミング返送出力の出力タイ
ミングのうち、いずれか一つの従局の出力の位相がずれ
ると、そのずれた位相でワイヤードOR7の出力がオン
となり、その結果がそのまま主局10に伝達されること
となる。
【0100】従って、主局10は全従局からのワイヤー
ドOR出力であるタイミング返送出力に対して、所定タ
イミングでのオンチェックと、それ以外のタイミングで
のオフチェックの両方を検出することで、このタイミン
グ返送出力に位相ずれが生じたか、否かを判断すること
ができる。
【0101】図9は、主局から各種制御信号を入力する
従局の各信号のタイミングを示す。本実施の形態では、
説明や図示を容易にするために、従局数を3個として説
明するが、従局数に対しての制約はなく、特に限定され
ない。なお、主局の動作については、図10を参照して
後述するので、ここでは、従局の動作について説明す
る。
【0102】次に、図9のタイミングチャートを参照し
て、図7および図8に示す従局の動作について説明す
る。
【0103】従局は、1回のシリアル通信を実行する毎
にその通信前に主局から送られてくるリセット信号(/
リセット)によって、従局内のシフトレジスタ回路2の
シフトデータの内容と、カウンタ回路105および10
6のカウント値とをそれぞれリセットする。これによ
り、デコード回路107の出力状態も初期化される。
【0104】次に、カウンタ回路105および106の
カウント値(カウンタcode)が00H(Hは16進数を
表す)の時、入力ラッチ回路1に並列入力データがラッ
チ保持され、シリアル通信開始と共に転送クロックが従
局に入力されると、シフトレジスタ回路2は、転送クロ
ックの立ち下がりエッジでシフト動作を実行する。
【0105】一方、転送クロックをカウントするカウン
タ回路105および106は、シフト動作に伴いカウン
トを実行し、予め設定された転送クロックの特定周期で
タイミング返送出力を発する。本実施の形態において
は、そのカウント値が04H時毎(転送クロックで4発
毎)にタイミング返送出力を主局に返送させている。な
お、この転送クロック入力のタイミング返送出力を発す
るカウント値については、予め設定された周期で実行す
るようになっているが、この予め設定する周期自体は、
特に限定されたものでは無く、シリアル転送するデータ
ビットの長さに応じて振り分けて良いことは言うまでも
無い。
【0106】以上の様に、転送クロックによりシフトレ
ジスタ回路2のシフト動作は、全従局数の転送分シフト
させながら、一方ではカウンタ回路105および106
でカウント値を転移させる。
【0107】更に、カウント値周期に応じて、デコード
回路107により、主局にタイミング返送出力の信号を
送るように動作する。一方、転送データのシフト動作
は、1回分の転送データを各従局へシフトし終えると
(図9中においてカウント値OCHで表すタイミン
グ)、デコード回路107によって制御される信号によ
りシフトレジスタ回路2にシフトインしたデータを二度
読みラッチ回路3にラッチ保持させて、かつ、今転送し
終えた入力ラッチ回路1でのデータ値(ラッチ動作を実
行していない為、同じ内容のデータ値である。)を再び
シフトレジスタ回路2にロードする。
【0108】次に、1回目と同様に転送クロックでシフ
ト動作を実行しながら、上記カウント動作やタイミング
返送出力の動作を実行させながら、2回目のシフト動作
を終了させる。これによって、転送データは、主局と従
局間で二度同じデータ内容で情報交換される。
【0109】次に、主局、従局共に二度読みしたデータ
を比較して、データ内容の真偽を判定する。この比較・
判定は、主局側は、後述する図10の返送データ入力処
理プログラムにより、従局側は、二度読みラッチ回路3
でそれぞれ処理される。この処理のための手段は特に限
定されないが、従局については回路構成で実現した場合
の一例を述べる。
【0110】従局内では、二度読みラッチ回路3にラッ
チ保持されたデータ内容と、シフトレジスタ回路2にシ
フトされた二度目のデータ内容とを、二度読みラッチ回
路3内に含まれている上記のEXOR回路により各ビッ
ト単位で比較し、両データ内容が一致している場合にの
み、デコード回路107から出力ラッチ回路4へラッチ
パルスが伝達されるようにAND回路(図示しない)が
設けられている。従って、上記両データ内容が不一致の
時は、出力ラッチ回路4から並列出力されず、両データ
内容が一致した時にのみ出力ラッチ回路4から並列出力
される。
【0111】さらに、上記両データが不一致の場合に
は、転送データの二度読みの結果が不一致である旨を主
局へ伝達するために、二度読み比較時、あるいは、それ
以降に返送するタイミング返送出力を、デコード回路1
07においてAND回路等で遮断する。従って、主局に
おいては、所定のタイミングにタイミング返送出力が転
送されないと判断した場合は、通信エラーとして、再び
シリアル通信の実行をトライすることができる。この通
信エラーの処理に関しては、図10を参照して後で詳細
に説明する。
【0112】以上のように、カウンタ回路105および
106は、転送クロックをカウントして、そのカウント
値に応じて、一方ではシリアル通信の実行、並びに各種
信号処理を実行するデコード回路107の通信処理タイ
ミングの制御を行い、もう一方では、その通信処理タイ
ミングとは別のタイミング(同タイミングでも良い)で
転送クロックの位相を検出して、その位相が正常ならば
主局にタイミング返送出力を返送するという働きをして
いる。
【0113】図10は、主局の動作フローを示すフロー
チャートであり、本実施の形態では、主局をCPUで構
成している。次に、図10を参照して、主局が実行する
転送情報位相エラー検出処理を中心に主局の動作につい
て説明する。
【0114】主局10がシリアル通信による転送データ
の送出が可能になると、図10に示すフローチャートの
ステップ121に移る。ステップ121では、シリアル
通信のための位相合わせと初期化を目的とする通信リセ
ットのためのリセット信号(/リセット;RESET )を主
局は全従局11〜15に出力する。
【0115】次に、ステップ122で主局が有する、転
送クロックそのものをカウントするタイミングカウンタ
のカウント値をクリアし、ステップ123でシリアル通
信の転送データ、および返送データ、および返送データ
を記憶するメモリ領域(本実施の形態では、1アドレス
に割り振られる転送データのデータ数を4ビット構成と
して説明する。)の先頭アドレスmをレジスタMにセッ
トし、次に、予め定めたメモリ内のビット列の転送順番
の先頭ビット(本実施の形態では、ビット0からビット
3の順に転送するものとして説明する。)指示nをレジ
スタNにセットして(ここでは、n=0にセット)、シ
リアル通信実行準備を完了させ、ステップ124以降の
シリアル通信の実行に移行する。
【0116】ステップ124では、アドレスmが示すメ
モリのビットnを出力し、転送データを1ビット分シフ
ト出力するために、ステップ125で転送クロックをオ
ンしてシフト動作を実行する。次に、ステップ126で
主局の上記タイミングカウンタのカウント値をインクリ
メントし、ステップ127で1ビット分のシフト動作に
伴い、従局からの返送される1ビットシフト入力データ
を受入れる。具体的には、その1ビットシフト入力デー
タをアドレスmの出力転送データエリアに対応した入力
転送データエリア(アドレス値mより算出できる対応エ
リア)のビットnにストアする。次に、ステップ128
に移り、転送クロックをオフして、1ビット分のシフト
動作を終える。
【0117】次に、主局が実行する転送情報位相エラー
検出処理のための制御動作に移る。まず、ステップ12
9において、主局のタイミングカウンタのカウント値が
所定値になったか否かをチェックする。つまり、主局か
ら出力した転送クロックが所定周期になったか否かを判
断し、通常のタイミング返送出力の位相がずれない正常
時では、それが所定値(所定周期)であれば、従局から
のタイミング返送出力がオン状態となり(フロー上、ス
テップ129,130,134と進む。)、また、それ
が所定値で無ければ、従局からのタイミング返送出力が
オフ状態(フロー上、ステップ129,131,134
と進む。)となる。
【0118】一方、従局からのタイミング返送出力の位
相がずれた場合には、主局のタイミングカウンタ(転送
クロックタイミングカウンタ手段)のカウント値が所定
値であれば、従局からのタイミング返送出力がオフ状態
となる(フロー上、ステップ129,130,132と
進む。)か、あるいは、そのカウント値が所定値で無け
れば、従局からのタイミング返送出力がオン状態(フロ
ー上、ステップ129,131,132と進む。)とな
るかのいずれかとなるので、いずれにしてもステップ1
32のシリアル通信エラー処理サブルーチンに移る。な
お、このシリアル通信エラー処理サブルーチンは、当業
者にとって既に周知の一般的な処理内容であるので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0119】以上の説明した転送情報位相エラー検出処
理により、主局は、従局のカウンタ回路105、106
(転送クロックタイミングカウンタ手段)の所定周期を
推定し、実際の従局のカウンタ回路105、106のカ
ウント値フィードバック信号(即ち、タイミング返送出
力)と比較することで、全従局上でのシリアル転送の位
相ずれを検知することができる。即ち、主局は、この位
相ずれをタイミング返送出力があるべき時と、あるべき
で無い時とで認識し、かつこの認識を1ビット(1転送
クロック)毎に実行し、転送クロックにより転送データ
全てのシフト動作を実行する。
【0120】上記の位相ずれ検知により、シリアル通信
に異常有りと判断した場合は、主局は、ステップ132
において、シリアル通信を中断し、リトライもしくは、
故障とする。
【0121】一方、シリアル通信に異常無しと判断した
場合は、ステップ134に移り、転送データがメモリの
最終エリアになったか、否かを判断する。即ち、シリア
ル通信が異常無しとなった場合は、ステップ134に移
り、転送データのビットがメモリの列の最終エリアにな
ったか否かを判断する。そのビットのメモリ上の列アド
レスnが最終値でなく、転送データがさらに続く場合
は、ステップ135でレジスタNの値nを+1インクリ
メントして更新し、次のビットシフトのためにステップ
124に戻り、上述の処理を再び繰り返す。また、その
ビットの列アドレスnの値が最終値である場合は、ステ
ップ136でレジスタNの値nをクリアし、次にステッ
プ137で転送データのビットがメモリの行mの最終エ
リアになったか否かを判断し、そのビットのメモリ上の
行アドレスmが最終値でなく、転送データがさらに続く
場合は、ステップ138でレジスタMの値mを+1イン
クリメントして更新し、次のビットシフトのためにステ
ップ124に戻り、上述の処理を再び繰り返す。
【0122】また、転送データのビットがメモリの行m
の最終エリアになったとステップ137で判断した場合
には、ステップ139で本シリアル通信の1回の情報交
換を終了させる。
【0123】なお、本実施の形態では、転送データを二
度送りして1回の情報交換動作と定義するために、ステ
ップ137では、アドレスmが最終エリアを二度示すと
判断した時に終了することになっているものの、説明を
容易にするためにその部分は省略する。
【0124】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について、図11の従局の構成を示すブロ
ック図と図12のフローチャートを参照して説明する。
【0125】第5の実施の形態と第4の実施の形態との
違いは、第4の実施の形態では、主局に返送される従局
からのタイミング返送出力が予め設定された所定周期に
なった時に、そのタイミング返送出力が従局から主局に
伝送され、主局は、入力したそのタイミング返送出力の
レベルを、推定される従局でのタイミング返送出力タイ
ミングで比較することで、転送クロックの位相エラーを
検出するという構成のものであったが、第5の実施の形
態では、従局では主局から転送される転送クロック信号
を単にそのままタイミング返送出力として主局に送り返
すという構成を採用してる点である。
【0126】図11に本発明の第5の実施の形態におけ
る従局の回路構成を示す。
【0127】第5の実施の形態では、従局の構成は従局
通信処理制御の部分は第4の実施の形態と同様である
が、第4の実施の形態で用いた転送クロックを特定周期
で出力するカウンタ回路105と従局の通信処理制御の
ためのカウンタ回路106とを図11に示すような単一
の多段カウンタ回路108でまとめ、この多段カウンタ
回路108のカウント値をデコード回路107に出力す
る構成となっている。
【0128】また、従局から主局へ発するタイミング返
送出力は、従局に入力される転送クロックをそのまま出
力する構成となっている。この構成により、従局の回路
構成が軽減されるという利点がある。
【0129】一方、転送クロックのノイズ等による誤動
作を防止するための転送クロックの位相検出は、主局に
おいて発する転送クロックと受ける転送クロックとの比
較・判断により、転送途中で生じ得るクロック異常が捕
らえられるように構成されている。このように、第5の
実施の形態は、主局が発する転送クロックと、従局から
フィードバックされる転送クロックとを比較処理する点
に特徴がある。そこで、本実施の形態の場合は、図11
に示す従局の回路構成が若干異なるが、最もその特徴を
示す主局の制御動作について図12のフローチャートを
もとに説明する。
【0130】第4の実施の形態との違いは、従局からタ
イミング返送出力を受け取る構成がCPUの割込み端子
に入力されており、従局からのタイミング返送出力を受
けると図12の割込みルーチンに入り、タイミング返送
出力オンか、否かをステップ145で判断する。第5の
実施の形態では、タイミング返送出力のオン変化でカウ
ントするとしているからである。しかし、タイミング返
送出力のオフ変化でカウントしても良く、ダブルカウン
トが避けられれば、特にオンには限定されない。本例の
場合は、タイミング返送出力がオンであれば、ステップ
146に移り、従局から返送される転送クロックをカウ
ント制御するカウンタAをインクリメントして、カウン
ト値を記憶する。次に、ステップ147のリターンのた
めのサブルーチンへ移る。また、タイミング返送出力が
オフの時は、ステップ146を通らずにステップ147
へ移る。
【0131】主局がシリアル通信による転送データの送
出が可能になると、図12に示すフローチャートのステ
ップ121に移る。ステップ121では、シリアル通信
のための位相合わせと初期化を目的とする通信リセット
を全従局に出力する。
【0132】次に、ステップ122で主局が有する、転
送クロックそのものをカウントする転送クロックタイミ
ングカウンタのカウント値をクリアする。続いて、ステ
ップ141で従局の転送クロックをカウントするカウン
タAのカウント値をクリアして、主局が有する、転送ク
ロックタイミングカウンタのカウント値と位相同期を取
る。
【0133】さらに、ステップ123でシリアル通信の
転送データ、および返送データを記憶するメモリ領域
(本第5の実施の形態では、1アドレスに割り振られる
転送データのデータ数を4ビット構成として説明す
る。)の先頭アドレスmをレジスタMにセットし、次
に、予め定めたメモリ内のビット列の転送順番の先頭ビ
ット(本第5の実施の形態では、ビット0からビット3
の順に転送するものとして説明する。)指示nをレジス
タNにセット(ここでは、n=0にセット)して、シリ
アル通信実行準備を完了させ、ステップ124以降のシ
リアル通信の実行に移行する。
【0134】このステップ124からステップ128
で、主局から発した転送クロックをカウントし、ステッ
プ142でそのカウント値とカウンタAでのカウント値
とを比較判断する。その結果、両カウント値が互いに異
なれば、上述の第4の実施の形態同様に、ステップ13
2以降の通信エラー処理を実行する。
【0135】一方、ステップ142で両カウント値が一
致すれば、転送情報位相にエラー無しと判断し、ステッ
プ134に進む。以降は、第4の実施の形態と同様な制
御プログラムを実行する。
【0136】(第6の実施の形態)上述した本発明の第
4、第5の実施の形態の変形例を本発明の第6の実施の
形態として以下に説明する。
【0137】本発明の第4、および第5の実施の形態で
は、主局をCPUを用いたソフト制御構成の装置とし、
従局をゲートアレイIC(集積回路)などを用いたハー
ド回路の制御構成による装置として説明しているが、本
発明はこれに限定されず、従局の構成をCPUを用いた
ソフト制御のものにしても、また主局の構成をゲートア
レイICなどを用いたハード回路制御のものにしても良
い。
【0138】更に、転送クロックをカウントする主局の
タイミングカウンタをハード回路構成にして、その他は
CPUを用いたソフト制御で行っても良い。
【0139】また、各従局からのタイミング返送出力の
信号構成をワイヤードOR構成にしないで、各従局と主
局間に1対1対応で接続するように構成にして、主局に
返送される信号状態から、どの従局に転送クロックの位
相ずれエラーが発生したかを正確に判断できるようにし
て、その判断結果を装置の表示部などから使用者(操作
者)へ警告できるようにしても良い。
【0140】(他の実施の形態)なお、本発明は、複数
の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェー
ス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステ
ムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複
写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0141】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0142】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0143】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピーディスク(FD)、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0144】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリアル通信での情報化けの根源である転送クロックの
位相ずれを容易にかつ低コストで検出できるようにした
ので、ノイズ等によるシリアル通信の誤転送に起因する
シリアル通信装置の誤動作を防止して、シリアル通信の
信頼性を向上させることが比較的容易に、かつ低コスト
で実現できる。
【0146】すなわち、本発明では、その一形態とし
て、主局が有する転送クロックタイミングカウンタでカ
ウントしたカウント値をもとに、従局が有する転送クロ
ックタイミングカウンタでのカウント値を推測し、その
推定値と従局からフィードバックした実際の転送クロッ
ク位相タイミングを示す状態信号とを位相比較すること
で、転送データの転送状態の検知を行っているので、シ
リアル通信での情報化けの根源である転送クロックの位
相ずれを容易にかつ正確に検出することができる。つま
り、本発明では、主局上での転送クロック位相と各従局
個々の転送クロック位相にずれが生じた場合、転送情報
位相エラーとして動作するので、シリアル転送クロック
の位相ずれを検出することが容易に判断できる。更に、
本発明によれば、転送クロックの状態をモニタする転送
クロックタイミングカウンタのカウント値によってシリ
アル転送クロックの位相ずれが発生していないと判断す
る時には、その転送クロックタイミングカウンタのカウ
ント値からシリアル転送データの転送タイミングを検出
できるので、その転送タイミングをシリアル転送データ
の処理動作を始めとするシリアル通信の信号処理制御に
利用できる。その結果、本発明によれば、ノイズ等で誤
動作し得るシリアル通信の異常をより確実に検出判断で
きるので、装置誤動作をより多く防ぐことができ、か
つ、比較的低コストでシリアル通信の転送動作をより正
確にすることの可能なシリアル通信装置を提供できる。
【0147】また、本発明では、別の形態として、従局
のシリアル通信のための通信処理制御を司るデコード回
路の動作と転送クロックタイミングカウンタの動作を決
める転送クロックに対して、その転送クロックを発する
主局が有する転送クロックタイミングカウンタでカウン
トしたカウント値をもとに、従局経由でフィードバック
される転送クロックを周期的、あるいは、転送クロック
そのままで比較するようにしているので、シリアル転送
クロックの位相ずれを検出することが容易に判断でき
る。つまり、本発明では、発進時点の転送ロックと、終
着地点での転送クロックの数を比較をするようにしてい
るので、転送クロックの異常の有無が判断でき、転送情
報の伝達具合が判断できる。これにより、本発明によれ
ば、ノイズ等で誤動作し得るシリアル通信の異常をより
確実に検出チェックできるので、装置誤動作をより多く
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施の形態に係る、従局
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1、第2の実施の形態に係る、シリ
アル通信装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る、従局の回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る、主局の動作
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る、従局の回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る、主局の動作
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る、従局の回路
構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る、シリアル通
信装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る、従局の回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る、主局の動
作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る、従局の回
路の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る、主局の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力ラッチ回路 2 シフトレジスタ回路 3 二度読みラッチ回路 4 出力ラッチ回路 5 カウンタ回路 6 デコード回路 7 OR回路 10 主局 11,12,13,14,15 従局 105,106 カウンタ回路 107 デコード回路 108 多段カウンタ回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの主局を中心に複数の従局を有する
    ループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通信装置
    において、 前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発する
    シリアル転送クロックをカウント源とする転送クロック
    タイミングカウンタ手段を、前記主局と複数の前記従局
    とが各々有し、 前記主局は、前記転送クロックタイミングカウンタ手段
    のカウントの実行、およびカウントの中断を制御指示す
    るカウント状態指示信号を発生するカウント状態指示制
    御手段を有し、 前記カウント状態指示信号は、少なくとも1回以上、前
    記主局から発するシリアル転送情報の出力タイミングに
    同期を取り、前記転送クロックタイミングカウンタ手段
    のカウント状態を制御する信号であり、 前記従局は、前記転送クロックタイミングカウンタ手段
    のカウント値に基づいて、一連のシリアル通信の従局信
    号処理を実行する従局通信処理制御手段を有することを
    特徴とするシリアル通信装置。
  2. 【請求項2】 前記従局通信処理制御手段は、前記転送
    クロックタイミングカウンタ手段が示すカウント値に対
    して、デコード手段で予め設定された所定のカウント値
    に達したことを検出するカウント値検出手段を有し、か
    つ前記カウント値検出手段で検出されたタイミングのう
    ち、特定タイミングでシリアル通信の従局信号処理を実
    行すると同時に、前記カウント値検出手段で検出された
    全てのタイミングをタイミング信号として前記主局に返
    送するタイミング認知出力手段を有し、 前記主局は、全従局から発する前記タイミング認知出力
    手段からの出力信号と主局が有する前記転送クロックタ
    イミングカウンタ手段のカウント値のタイミングを比較
    してその位相ずれを検出する位相検出手段を有し、かつ
    前記位相検出手段での検出の結果、前記タイミング認知
    出力手段からの出力信号タイミングに位相ずれが生じた
    と検出した場合には通信情報転送エラーと判断して所定
    の転送エラー処理を実行する転送情報位相エラー処理手
    段を有することを特徴とする請求項1に記載のシリアル
    通信装置。
  3. 【請求項3】 前記従局通信処理制御手段は、前記転送
    クロックタイミングカウンタ手段が示すカウント値に対
    して、予めデコード手段で設定されたカウント値に達し
    たことを検出するカウント値検出手段を有し、かつ前記
    カウント値検出手段で検出された特定タイミングで、シ
    リアル通信の従局信号処理を実行し、更に、前記転送ク
    ロックタイミングカウンタ手段でのカウント値が変化す
    る全てのタイミングをタイミング信号として前記主局に
    返送するタイミング変化出力手段を有し、 前記主局は、全従局から発する前記タイミング変化出力
    手段からの出力信号と主局が有する前記転送クロックタ
    イミングカウンタ手段のカウント値が変化するタイミン
    グとを比較してその位相ずれを検出する位相検出手段を
    有し、かつ前記位相検出手段での検出の結果、前記タイ
    ミング変化出力手段の出力信号のタイミングに位相ずれ
    が生じたと検出した場合には、通信情報転送エラーと判
    断して所定の転送エラー処理を実行する転送情報位相エ
    ラー処理手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    のシリアル通信装置。
  4. 【請求項4】 前記主局が有する前記位相検出手段にフ
    ィードバックされる、全従局の前記転送クロックタイミ
    ングカウンタ手段のカウント値を基に合成される複数の
    前記タイミング信号の伝送路形態をワイヤードOR回路
    で構成することで、前記位相検出手段は、複数の該タイ
    ミング信号を一つの信号として判断処理できる構成であ
    って、 前記位相検出手段は、前記複数のタイミング信号を前記
    ワイヤードOR回路で一つの信号として伝送される状態
    において前記位相ずれを検出することを特徴とする請求
    項2または3に記載のシリアル通信装置。
  5. 【請求項5】 一つの主局を中心に複数の従局を有する
    ループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通信装置
    において、 前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発する
    シリアル転送クロックをカウント源とする転送クロック
    タイミングカウンタ手段を前記主局と複数の前記従局と
    が各々有し、 前記従局の有する前記転送クロックタイミングカウンタ
    手段は、入力される全転送クロックのカウントを実行
    し、該転送クロックタイミングカウンタ手段のカウント
    値の変化に基づいて前記主局に返送するタイミング信号
    を予め設定されたクロック数周期で発する位相検知出力
    信号手段を有し、 前記主局は、全従局の前記位相検知出力信号手段から送
    られた前記タイミング信号と主局が有する前記転送クロ
    ックタイミングカウンタ手段のカウント値のタイミング
    を比較してその位相ずれを検出する位相検出手段を有
    し、かつ前記位相検出手段での検出の結果、従局からの
    位相信号に位相ずれが生じたと検出した場合には、通信
    情報転送エラーと判断して所定の転送エラー処理を実行
    する転送情報位相エラー処理手段を有することを特徴と
    するシリアル通信装置。
  6. 【請求項6】 前記主局が有する前記位相検出手段にフ
    ィードバックされる、全従局の前記転送クロックタイミ
    ングカウンタ手段のカウント値を基に合成される複数の
    前記タイミング信号の伝送路形態をワイヤードOR回路
    で構成することで、前記位相検出手段は複数のタイミン
    グ信号を一つの信号として判断処理できる構成であっ
    て、 前記位相検出手段は、前記複数のタイミング信号を前記
    ワイヤードOR回路で一つの信号として伝送される状態
    において前記位相ずれを検出することを特徴とする請求
    項5に記載のシリアル通信装置。
  7. 【請求項7】 前記従局は、自己が有する上記転送クロ
    ックタイミングカウンタ手段が示すカウント値に対し、
    デコード手段に予め設定された所定のカウント値に達し
    たことを検出するカウント値検出手段を有し、かつ前記
    カウント値検出手段で検出された特定のタイミングでシ
    リアル通信の従局信号処理を実行する従局通信処理制御
    手段を有することを特徴とする請求項5に記載のシリア
    ル通信装置。
  8. 【請求項8】 一つの主局を中心に複数の従局を有する
    ループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通信方法
    において、 前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発する
    シリアル転送クロックをカウント源としてカウント動作
    をする転送クロックタイミングカウントステップを、前
    記主局と複数の前記従局とが各々有し、 前記主局は、前記転送クロックタイミングカウントステ
    ップでのカウントの実行、およびカウントの中断を制御
    指示するカウント状態指示信号を発生するカウント状態
    指示制御ステップを有し、 前記カウント状態指示信号は、少なくとも1回以上、前
    記主局から発するシリアル転送情報の出力タイミングに
    同期を取り、前記転送クロックタイミングカウントステ
    ップでのカウント状態を制御する信号であり、 前記従局は、自局の前記転送クロックタイミングカウン
    トステップで得られるカウント値に基づいて、一連のシ
    リアル通信の従局信号処理を実行する従局通信処理制御
    ステップを有することを特徴とするシリアル通信方法。
  9. 【請求項9】 前記従局通信処理制御ステップは、前記
    転送クロックタイミングカウントステップで得たカウン
    ト値に対して、デコードステップで予め設定された所定
    のカウント値に達したことを検出するカウント値検出ス
    テップを包含し、かつ前記カウント値検出ステップで検
    出されたタイミングのうち、特定タイミングでシリアル
    通信の従局信号処理を実行すると同時に、前記カウント
    値検出ステップで検出された全てのタイミングをタイミ
    ング信号として前記主局に返送するタイミング認知出力
    ステップを包含し、 前記主局は、全従局から発する前記タイミング信号と主
    局が有する前記転送クロックタイミングカウントステッ
    プで得られたカウント値のタイミングを比較してその位
    相ずれを検出する位相検出ステップを有し、かつ前記位
    相検出ステップでの検出の結果、前記タイミング信号の
    タイミングに位相ずれが生じたと検出した場合には通信
    情報転送エラーと判断して所定の転送エラー処理を実行
    する転送情報位相エラー処理ステップを有することを特
    徴とする請求項8に記載のシリアル通信方法。
  10. 【請求項10】 前記従局通信処理制御ステップは、前
    記転送クロックタイミングカウントステップで得られた
    カウント値に対して、予めデコードステップで設定され
    たカウント値に達したことを検出するカウント値検出ス
    テップを包含し、かつ前記カウント値検出ステップで検
    出された特定タイミングで、シリアル通信の従局信号処
    理を実行し、更に、前記転送クロックタイミングカウン
    タ手段でのカウント値が変化する全てのタイミングをタ
    イミング信号として前記主局に返送するタイミング変化
    出力ステップを包含し、 前記主局は、全従局から発する前記タイミング変化出力
    ステップで出された出力信号と主局が有する前記転送ク
    ロックタイミングカウントステップで得られたカウント
    値が変化するタイミングを比較してその位相ずれを検出
    する位相検出ステップを有し、かつ前記位相検出ステッ
    プでの検出の結果、前記タイミング変化出力ステップで
    出された前記出力信号のタイミングに位相ずれが生じた
    と検出した場合には、通信情報転送エラーと判断して所
    定の転送エラー処理を実行する転送情報位相エラー処理
    ステップを有することを特徴とする請求項8に記載のシ
    リアル通信方法。
  11. 【請求項11】 前記主局が有する前記位相検出ステッ
    プにフィードバックされる、全従局の前記転送クロック
    タイミングカウントステップでのカウント値を基に合成
    される複数の前記タイミング信号の伝送路形態をワイヤ
    ードOR回路で構成することで、前記位相検出ステップ
    は複数の該タイミング信号を一つの信号として判断処理
    できるようにされ、 前記位相検出ステップは、前記複数のタイミング信号を
    前記ワイヤードOR回路で一つの信号として伝送される
    状態において前記位相ずれを検出することを特徴とする
    請求項8または9に記載のシリアル通信方法。
  12. 【請求項12】 一つの主局を中心に複数の従局を有す
    るループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通信方
    法において、 前記主局から発するシリアル転送情報に同期して発する
    シリアル転送クロックをカウント源としてカウント動作
    をする転送クロックタイミングカウントステップを前記
    主局と複数の前記従局とが各々有し、 前記従局の有する前記転送クロックタイミングカウント
    ステップは、入力される全転送クロックのカウントを実
    行し、該転送クロックタイミングカウントステップで得
    られるカウント値の変化に基づいて前記主局に返送する
    タイミング信号を予め設定されたクロック数周期で発す
    る位相検知出力信号ステップを有し、 前記主局は、全従局の前記位相検知出力信号ステップで
    送られた前記タイミング信号と主局が有する前記転送ク
    ロックタイミングカウントステップで得られたカウント
    値のタイミングを比較してその位相ずれを検出する位相
    検出ステップを有し、かつ前記位相検出ステップでの検
    出の結果、従局からの位相信号に位相ずれが生じたと検
    出した場合には、通信情報転送エラーと判断して所定の
    転送エラー処理を実行する転送情報位相エラー処理ステ
    ップを有することを特徴とするシリアル通信方法。
  13. 【請求項13】 前記主局が有する前記位相検出ステッ
    プにフィードバックされる、全従局の前記転送クロック
    タイミングカウントステップでのカウント値を基に合成
    される複数の前記タイミング信号の伝送路形態をワイヤ
    ードOR回路で構成することで、前記位相検出手段は複
    数のタイミング信号を一つの信号として判断処理できる
    ようにしてあって、 前記位相検出ステップは、前記複数のタイミング信号を
    前記ワイヤードOR回路で一つの信号として伝送される
    状態において前記位相ずれを検出することを特徴とする
    請求項12に記載のシリアル通信方法。
  14. 【請求項14】 前記従局は、自己が有する上記転送ク
    ロックタイミングカウントステップで得られるカウント
    値に対し、デコードステップに予め設定された所定のカ
    ウント値に達したことを検出するカウント値検出ステッ
    プを有し、かつ前記カウント値検出ステップで検出され
    た特定のタイミングでシリアル通信の従局信号処理を実
    行する従局通信処理制御ステップを有することを特徴と
    する請求項12に記載のシリアル通信方法。
  15. 【請求項15】 一つの主局を中心に複数の従局を有す
    るループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通信を
    コンピュータによって行うための制御プログラムを記録
    した記録媒体であって、該制御プログラムはコンピュー
    タに、 前記主局から発するシリアル転送情報に同期してシリア
    ル転送クロックを該主局から発生させ、 カウントの実行、およびカウントの中断を制御指示する
    カウント状態指示信号を前記主局から発生させ、 前記主局と複数の前記従局とが各々において、前記主局
    から発する前記シリアル転送クロックをカウント源とし
    て、前記カウント状態指示信号に応じて、少なくとも1
    回以上、前記主局から発するシリアル転送情報の出力タ
    イミングに同期をとってカウント値をカウントアップさ
    せ、 前記従局において、自局の前記カウント値に基づいて、
    一連のシリアル通信の従局信号処理を実行させることを
    特徴とするシリアル通信制御プログラムを記録した記録
    媒体。
  16. 【請求項16】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記従局において、前記カウント値に対して、予め設定
    された所定のカウント値に達したことを検出させ、かつ
    検出されたタイミングのうち、特定タイミングでシリア
    ル通信の従局信号処理を実行させると同時に、検出され
    た全てのタイミングをタイミング信号として前記主局に
    返送させ、 前記主局において、全従局から発する前記タイミング信
    号と主局の前記カウント値のタイミングを比較させてそ
    の位相ずれを検出させ、かつ検出の結果、前記タイミン
    グ信号のタイミングに位相ずれが生じたと検出した場合
    には通信情報転送エラーと判断して所定の転送エラー処
    理を実行させることを特徴とする請求項15に記載のシ
    リアル通信制御プログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記従局において、前記カウント値に対して予め設定さ
    れたカウント値に達したことを検出させ、かつ検出され
    た特定タイミングで、シリアル通信の従局信号処理を実
    行させ、更に、前記カウント値が変化する全てのタイミ
    ングをタイミング信号として前記主局に返送させ、 前記主局において、全従局から発する前記タイミング信
    号と主局の前記カウント値が変化するタイミングを比較
    してその位相ずれを検出させ、かつ検出の結果、前記タ
    イミング信号のタイミングに位相ずれが生じたと検出し
    た場合には、通信情報転送エラーと判断して所定の転送
    エラー処理を実行させることを特徴とする請求項15に
    記載のシリアル通信制御プログラムを記録した記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 一つの主局を中心に複数の従局を有す
    るループ式伝送路で構成された装置内のシリアル通信を
    コンピュータによって行うための制御プログラムを記録
    した記録媒体であって、該制御プログラムはコンピュー
    タに、 前記主局から発するシリアル転送情報に同期してシリア
    ル転送クロックを該主局から発生させ、 前記主局と複数の前記従局とが各々において、前記主局
    から発する前記シリアル転送クロックをカウント源とし
    て全転送クロックのカウントを実行させ、 前記従局において、自局の前記カウントの実行で得られ
    るカウント値に基づいて一連のシリアル通信の従局信号
    処理を実行させ、かつ該カウント値の変化に基づいて、
    前記主局に返送するタイミング信号を予め設定された所
    定のクロック数周期で発生させ、 前記主局において、全従局から発する前記タイミング信
    号と主局の前記カウントの実行で得られるカウント値の
    タイミングを比較させてその位相ずれを検出させ、かつ
    検出の結果、前記タイミング信号のタイミングに位相ず
    れが生じたと検出した場合には通信情報転送エラーと判
    断して所定の転送エラー処理を実行させることを特徴と
    するシリアル通信制御プログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記従局において、前記カウント値に対して予め設定さ
    れたカウント値に達したことを検出させ、かつ検出され
    た特定タイミングで、シリアル通信の従局信号処理を実
    行させることを特徴とする請求項18に記載のシリアル
    通信制御プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017515198A (ja) * 2014-03-27 2017-06-08 クアルコム,インコーポレイテッド 双方向同期/制御ワード線を有するシリアル時分割多重バス
CN114285512A (zh) * 2021-11-17 2022-04-05 中国电子科技集团公司第五十四研究所 通信校时方法、通信系统及通信设备

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CN114285512B (zh) * 2021-11-17 2024-01-23 中国电子科技集团公司第五十四研究所 通信校时方法、通信系统及通信设备

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