JP3179367B2 - 非同期データ転送装置における障害検出方式 - Google Patents
非同期データ転送装置における障害検出方式Info
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Description
装置における障害検出方式に関し、特に非同期に時刻レ
ジスタを受信する場合の障害検出方式に関する。
害検出方式の公知例としては特開平1−304544号
公報が知られている。
の構成図である。図7の情報処理装置は、バッファカウ
ンタ107を有する演算回路101と、バッファ108
とバッファカウンタ109とを有する記憶回路102
と、比較回路103、106と、クロックカウンタ10
4とチェック指定レジスタ105を含んで構成されてい
る。
は演算回路101から記憶回路102にデータ110が
転送される度に“1”ずつ加算される。また、記憶回路
102のバッファカウンタ109は演算回路101から
転送されてきたデータ110がバッファ108に登録さ
れる度に“1”ずつ加算される。
非同期のクロックで動作しているため、バッファカウン
タ107とバッファカウンタ109は必ずしも同時に加
算処理が行われるとは限らない。
に保存された値111と、バッファカウンタ109に保
持された値112とを比較し、その比較結果が一致を示
すときにクロックカウンタ104にリセット信号113
を出力する。
出力される度に“1”ずつ加算され、比較回路103か
らのリセット信号113によりリセットされる。すなわ
ち、バッファカウンタ107に保持された値111とバ
ッファカウンタ109の保持された値112とが一致し
たときに、クロックカウンタ104はリセットされる。
された値、すなわちバッファカウンタ107に保持され
た値111と、バッファカウンタ109に保持された値
112とが不一致を示すクロック数の最大値がセットさ
れている。
が示す値114とチェック指定レジスタ105に保持さ
れた値115とを比較し、クロックカウンタ104が示
す値114がチェック指定レジスタ105に保持された
値115以上になるとエラー検出信号116を出力し、
障害検出を報告する。
データ転送装置における障害検出方式は、互いに非同期
のクロックで動作する装置間でデータを転送中に、次の
データを受け取るタイミングで前のデータを取り込んだ
り、次の次のデータを受け取ったりしてしまうような非
同期回路のエラーによるストローブの取りこぼしや2重
受信などが発生した場合は、非同期回路のエラーが検出
できない為に、バッファカウンタが正しく動作している
ように見えてもデータが保証ができない場合が生じ、誤
った受信データを使用してしまう可能性があるという欠
点がある。
スタを備えるLSIと前記時刻レジスタを読み出す演算
処理装置間が互いに非同期のクロックによって動作し、
前記時刻レジスタの転送タイミングを指示するストロー
ブと前記時刻レジスタのデータとをそれぞれシリアルに
前記LSIから前記演算処理装置に転送する非同期デー
タ転送装置における障害検出方式において、前記演算処
理装置は前記ストローブの非同期エラーの発生によって
前記時刻レジスタの値が保証できない場合にはファーム
ウェアに前記時刻レジスタが保証できないことを通知す
る回路を有することを特徴とする。
前記演算処理装置は前記時刻レジスタの転送中に前記ス
トローブの間隔を監視するインターバルカウンタを具備
し、該インターバルカウンタを介して前記ストローブを
一定時間以上受け取らなかったことを検出した場合には
前記ファームウェアに前記時刻レジスタが無効であるこ
とを無効フラグにより通知することを特徴とする。
前記演算処理装置は前記時刻レジスタの転送が終了した
後に一定時間不正ストローブの受信を監視する監視カウ
ンタを具備し、前記監視カウンタを介して前記不正なス
トローブを受け取ったことを検出した場合には前記ファ
ームウェアに前記時刻レジスタが無効であることを無効
フラグにより通知することを特徴とする。
前記演算処理装置は前記時刻レジスタのデータ転送回数
を測定する転送カウンタと、前記時刻レジスタの転送中
であることを表すビジーフラグと、前記時刻レジスタの
転送中に前記ストローブの間隔を監視するインターバル
カウンタと、前記時刻レジスタの転送が終了した後に一
定時間不正ストローブの受信を監視する監視カウンタを
具備し、前記インターバルカウンタを介して前記ストロ
ーブを一定時間以上受け取らなかったことを検出した場
合には前記ファームウェアに前記時刻レジスタが無効で
あることを無効フラグにより通知し、前記監視カウンタ
を介して前記不正なストローブを受け取ったことを検出
した場合には前記ファームウェアに前記時刻レジスタが
無効であることを前記無効フラグにより通知することを
特徴とする。
る前記ファームウェアは、前記ビジーフラグが前記時刻
レジスタの転送中でないことを示しかつ前記無効フラグ
が無効でないことを示している場合のみ前記時刻レジス
タを読み出すことを特徴とする。
る前記ファームウェアは、前記ビジーフラグが前記時刻
レジスタの転送中であることを示している場合は、前記
ビジーフラグが前記時刻レジスタの転送中でないことを
示すまで前記時刻レジスタの読み出しを待ち合わせ、前
記ビジーフラグが前記時刻レジスタの転送中でないこと
を示しかつ前記無効フラグが無効であることを示してい
る場合は、次の時刻レジスタの転送まで前記時刻レジス
タの読み出しを待ち合わせることを特徴とする。
て図面を参照して詳細に説明する。
ける障害検出方式の一実施の形態の外部構成を示したブ
ロック図である。
は、時刻レジスタを搭載したLSI1と、演算処理装置
2と、時刻レジスタを転送するためのストローブ信号1
1と時刻データ12とから構成される。
示したブロック図である。
搭載したLSI1から時刻レジスタの転送タイミングを
指示するストローブ信号11を同期化する同期化回路2
1と、変加点微分によってデータのセットタイミングを
生成する排他的論理和回路22と、時刻レジスタ12を
1ビット単位に受け取りシリアル−パラレル変更するシ
フトレジスタ23と、データの転送回数をカウントする
転送カウンタ24と、時刻レジスタの転送中を表すビジ
ーフラグ25と、ストローブの間隔を監視するインター
バルカウンタ26と、転送終了時後の不正ストローブの
受信を監視する監視カウンタ27と、時刻レジスタのデ
ータの値が無効であることを示す無効フラグ30とから
構成される。
ら図6を参照して詳細に説明する。ここでは、時刻レジ
スタのデータ長を8バイト(64ビット)として説明す
る。図3は本実施の形態の時刻データの転送周期を示す
タイムチャート、図4は本実施の形態の時刻データ転送
時のストローブとデータのタイムチャート、図5は本実
施の形態の非同期エラー発生時のストローブの多重受信
を示したタイムチャートである。
時刻レジスタ搭載LSI1(図1)から一定の周期で送
られてくる。周期は時刻レジスタを転送するサイクルと
時刻レジスタ搭載LSIが時刻レジスタを読み出してい
るサイクルの2つにわけられる。時刻レジスタを演算処
理装置2(図1)に転送中のサイクルを“A(データ転
送)”、時刻レジスタ搭載LSIが時刻レジスタを読み
出しているサイクルを“B(時刻レジスタリード)”と
する。
“A”では、図4に示すようにストローブ信号11が時
刻レジスタのデータ長分だけ振幅しており、時刻レジス
タのデータもその振幅に同期して1ビット単位に演算処
理装置2にシリアルに転送される。
t)を表している。データはAから順次ストローブに同
期して送出する。
の同期化回路21(図2)によって演算処理装置内のク
ロック周期に同期化される。同期化されたストローブ信
号は排他的論理和回路22によって変加点微分信号13
を生成する。変加点微分信号13によってシリアル転送
された時刻データ12をシフトレジスタ23に順次取り
込む。シフトレジスタ23は変加点微分信号13をトリ
ガとして時刻データ12を取り込むと同時に内部データ
をシフトする。
転送カウンタ24を+1インクリメントする。転送カウ
ンタ24の値は時刻レジスタのデータ長である63(0
オリジン)までカウントされると次のトリガで“0”に
リセットされる。
最初のトリガで“1”にセットされる。ビジーフラグ2
5はファームウェアから読み出すことが可能であり、ビ
ジーフラグが“1”である期間は時刻レジスタは転送中
であるためシフトレジスタ23に格納されている時刻デ
ータの値は保証できない。そのためファームウェアはビ
ジーフラグ25が“0”になるまで時刻レジスタの読み
出しを待ち合わせる。
号13の間隔を監視するカウンタである。変加点微分信
号13の間隔はストローブ信号11の間隔に依存し、ス
トローブ信号11は時刻レジスタ搭載LSI1のクロッ
ク周期と演算処理装置2のクロック周期とクロックスキ
ューを考慮して演算処理装置2側で時刻データの受信が
充分可能であるサイクルとなっている。
“X”とし、演算処理装置2のクロック周期を“Y”と
し、{Y∧(n−1)}<X<{Y∧n}の式を満足す
るカウント値を“n”とする。これにより、インターバ
ルカウンタ26のオーバーフロー値は“n”とする。
号13をトリガとして“0”にリセットされる。インタ
ーバルカウンタ26は次の変加点微分信号13がくるま
で演算処理装置2のクロック周期(Y)をトリガとして
+1インクリメントされる。通常はインターバルカウン
タ26の値は変加点微分信号13の周期が“X”である
ため“n−1”で次の変加点微分信号13を受信して
“0”にリセットされる。
受信を取りこぼした場合には、インターバルカウンタ2
6の値が“n−1”となっても変加点微分信号13の受
信は行われないため、次のクロックサイクルで“n”と
なりオーバーフローを検出する。オーバーフローを検出
すると受信エラー15を送出する。受信エラー15は論
理和回路29を通り、無効フラグセット指示17により
無効フラグ30を“1”にセットする。
ンタ24の値は“63→0”となり、転送終了指示14
を送出する。転送終了指示14は監視カウンタ27に通
知される。監視カウンタ27は時刻レジスタの転送が終
了してから、ある一定時間の間カウントし、この間に不
正なストローブを受信しないかチェックするカウンタで
ある。
ルカウンタのオーバーフロー値の“n”と同じとする。
監視期間の値はこれよりも大きくてもかまわない。
によるストローブの取りこぼしが発生した場合に時刻デ
ータの値が無効であることを検出する回路であるのに対
し、監視カウンタ27は非同期エラーによるストローブ
の多重受信が発生した場合をチェックする。非同期エラ
ーにより、ストローブの多重受信が発生すると時刻デー
タ12から転送されてくる値は同一ビットのデータであ
るのにストローブ信号11を多重に受信してしまうため
変加点微分信号13を余分に受け取ってしまい、シフト
レジスタ23には間違って同一時刻データの値を格納し
てしまう。
ストローブの非同期エラーによって多重受信が発生する
と、データCはストローブの変加点毎にシフトレジスタ
23に格納されてしまう。この場合には時刻レジスタ搭
載LSI1から送られてくるデータ転送が終了する前に
演算処理装置2の転送カウンタ24がオーバーフローを
検出してしまう。このため演算処理装置2では転送が終
了したと認識し、監視カウンタ27が動作を開始する。
しかし、時刻レジスタ搭載LSI1では転送が完了して
いないため、次のストローブとデータを演算処理装置2
に対して送出する。監視カウンタ27が動作(カウント
値が“n−1”より小さい)中に次のストローブが受信
されるため、監視カウンタ27は不正ストローブだと判
断し不正ストローブ受信信号16を送出する。実際には
不正なストローブの受信はデータCの転送中であるがど
こで発生したかの判断ができないため、監視カウンタ2
7の動作期間中にストローブを受信した場合には時刻レ
ジスタの転送中のどこかで非同期エラーが発生したこと
になり、時刻データの値は保証できない。
28、論理和回路29を通り無効フラグセット指示17
により無効フラグ30を“1”にセットする。
ウンタ27は、監視カウンタ27の値が“n”の次のク
ロックサイクルで“0”にリセットされ、監視カウンタ
オーバーフロー18を送出する。
フロー18によって“0”にリセットされる。
ームウェアの実行手順について図面を参照して説明す
る。
ームウェアの実行手順を示したフローチャートである。
が実行されるとファームウェアはステップ600でビジ
ーフラグ25が“1”であるかチェックする。“1”で
ある場合には時刻レジスタの転送中であるため転送が終
了(ビジーフラグが“0”)するまで待ち合わせを行
う。ビジーフラグ25が“0”であればステップ601
に移行し、無効フラグ30が“1”であるかをチェック
する。無効フラグ30が“0”であればステップ602
に移行し、時刻レジスタが格納されているシフトレジス
タの値をファームウェアが読み出し処理を終了する。
レジスタの転送まで、つまり図3における約A時間の間
待ち合わせを行った後、ステップ600から処理をやり
直す。これによって、時刻データの非同期エラーを検出
した場合でもすぐに障害として停止させるのではなくフ
ァームウェアで次の時刻データの転送まで待ち合わせを
行うことができるため信頼性を高めている。
送中のストローブ間隔を測定するカウンタと転送が終了
した後に一定時間カウントするカウンタを具備すること
によって、非同期回路のエラーを検出することができる
ようにしたことにより、次のデータを受け取るタイミン
グで前のデータを取り込んだり、次の次のデータを受け
取ったりしてしまうような非同期エラーの障害を検出す
ることが可能になり、ファームウェアは時刻レジスタの
値が無効であることを認識し、次の時刻レジスタの転送
まで待ち合わせることができるため、時刻データの信頼
性を高める効果がある。
出方式の一実施の形態を示す大ブロック図である。
ック図である。
イムチャートである。
とデータのタイムチャートである。
ブの多重受信を示したタイムチャートである。
の実行手順を示したフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 時刻レジスタを備えるLSIと前記時刻
レジスタを読み出す演算処理装置間が互いに非同期のク
ロックによって動作し、前記時刻レジスタの転送タイミ
ングを指示するストローブと前記時刻レジスタのデータ
とをそれぞれシリアルに前記LSIから前記演算処理装
置に転送する非同期データ転送装置における障害検出方
式において、前記演算処理装置は前記ストローブの非同
期エラーの発生によって前記時刻レジスタの値が保証で
きない場合にはファームウェアに前記時刻レジスタが保
証できないことを通知する回路を有することを特徴とす
る非同期データ転送装置における障害検出方式。 - 【請求項2】 前記演算処理装置は前記時刻レジスタの
転送中に前記ストローブの間隔を監視するインターバル
カウンタを具備し、該インターバルカウンタを介して前
記ストローブを一定時間以上受け取らなかったことを検
出した場合には前記ファームウェアに前記時刻レジスタ
が無効であることを無効フラグにより通知することを特
徴とする請求項1記載の非同期データ転送装置における
障害検出方式。 - 【請求項3】 前記演算処理装置は前記時刻レジスタの
転送が終了した後に一定時間不正ストローブの受信を監
視する監視カウンタを具備し、前記監視カウンタを介し
て前記不正なストローブを受け取ったことを検出した場
合には前記ファームウェアに前記時刻レジスタが無効で
あることを無効フラグにより通知することを特徴とする
請求項1記載の非同期データ転送装置における障害検出
方式。 - 【請求項4】 前記演算処理装置は前記時刻レジスタの
データ転送回数を測定する転送カウンタと、前記時刻レ
ジスタの転送中であることを表すビジーフラグと、前記
時刻レジスタの転送中に前記ストローブの間隔を監視す
るインターバルカウンタと、前記時刻レジスタの転送が
終了した後に一定時間不正ストローブの受信を監視する
監視カウンタを具備し、前記インターバルカウンタを介
して前記ストローブを一定時間以上受け取らなかったこ
とを検出した場合には前記ファームウェアに前記時刻レ
ジスタが無効であることを無効フラグにより通知し、前
記監視カウンタを介して前記不正なストローブを受け取
ったことを検出した場合には前記ファームウェアに前記
時刻レジスタが無効であることを前記無効フラグにより
通知することを特徴とする請求項1記載の非同期データ
転送装置における障害検出方式。 - 【請求項5】 前記ファームウェアは、前記ビジーフラ
グが前記時刻レジスタの転送中でないことを示しかつ前
記無効フラグが無効でないことを示している場合のみ前
記時刻レジスタを読み出すことを特徴とする請求項4記
載の非同期データ転送装置における障害検出方式。 - 【請求項6】 前記ファームウェアは、前記ビジーフラ
グが前記時刻レジスタの転送中であることを示している
場合は、前記ビジーフラグが前記時刻レジスタの転送中
でないことを示すまで前記時刻レジスタの読み出しを待
ち合わせ、前記ビジーフラグが前記時刻レジスタの転送
中でないことを示しかつ前記無効フラグが無効であるこ
とを示している場合は、次の時刻レジスタの転送まで前
記時刻レジスタの読み出しを待ち合わせることを特徴と
する請求項4記載の非同期データ転送装置における障害
検出方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12558497A JP3179367B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 非同期データ転送装置における障害検出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12558497A JP3179367B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 非同期データ転送装置における障害検出方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10320304A JPH10320304A (ja) | 1998-12-04 |
JP3179367B2 true JP3179367B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=14913804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12558497A Expired - Fee Related JP3179367B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 非同期データ転送装置における障害検出方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179367B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12558497A patent/JP3179367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10320304A (ja) | 1998-12-04 |
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