JP2002260397A - 誤動作検出回路、誤動作検出機能を有したfifoメモリ、及び誤動作検出方法 - Google Patents

誤動作検出回路、誤動作検出機能を有したfifoメモリ、及び誤動作検出方法

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JP2002260397A
JP2002260397A JP2001059020A JP2001059020A JP2002260397A JP 2002260397 A JP2002260397 A JP 2002260397A JP 2001059020 A JP2001059020 A JP 2001059020A JP 2001059020 A JP2001059020 A JP 2001059020A JP 2002260397 A JP2002260397 A JP 2002260397A
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Naohisa Miyakai
尚央 宮廻
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、FIFOメモリからデータが読み
出される各々のタイミングで、データの重複又は喪失が
発生したことを検出できる誤動作検出回路を提供する。 【解決手段】 書込回路11から書込指示が出される毎
に、検査データ生成回路12は1づつ増加する検査デー
タを生成し、FIFOメモリ13は前記生成された検査
データと書込データとを記憶する。読出回路14から読
出指示が出される毎に、照合データ生成回路15は1づ
つ増加する照合データを生成し、比較回路はFIFOメ
モリ13に記憶された検査データと前記生成された照合
データとを取得して比較し、両者が一致しない場合、誤
動作検出信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FIFOメモリの
誤動作検出回路及び検出方法、並びに、そのような誤動
作検出可能な機能を有したFIFOメモリに関し、特に
FIFOメモリにおいて、データの重複及び喪失の発生
を検出する誤動作検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】FIFO(First In Firs
t Out)メモリとは、書込回路から与えられる各デ
ータを書込信号に同期して順次記憶し、記憶された各デ
ータを記憶された順に、読出回路から与えられる読出信
号に同期して読み出すメモリであり、前記書込信号と読
出信号とがそれぞれ独立したタイミングで与えられ動作
することを特徴とする。
【0003】この特徴を利用して、FIFOメモリは、
一例として、異なる回線速度を有する2つの通信回線間
で通信データを転送するデータ転送装置において、一方
から受信されるデータを受信タイミングに応じて順次記
憶し、記憶されたデータを記憶された順に、他方への送
信タイミングに応じて読み出すことにより、データレー
トを変換するために用いられる。
【0004】ところで、FIFOメモリにおいて、一般
に、雑音等のために書込信号が重複し、又は喪失するこ
とにより、書込回路から与えられた1つのデータを2度
書き込むか、又は一度も書き込まない誤動作が起こり得
る。この誤動作は、データが所定順に読み出されること
を前提として動作する読出回路にとって極めて不都合で
あり、FIFOメモリを含む装置全体の誤動作の原因と
なる。
【0005】従来、このようなエラーの発生を検出し対
処する誤動作検出回路として、特公昭63−02690
4号公報に記載された回路がある。FIFOメモリに書
き込まれるデータが、所定個数のデータを1周期とする
データ群である場合に、前記回路は、各周期の所定位置
(例えば先頭)を示す検査データを、前記各データに追
加してFIFOメモリに書き込む。そして、各周期の前
記所定位置において前記検査データが読み出されない場
合に、直前の周期内においてデータの意図しない重複又
は喪失が生じたと判断し、FIFOをリセットすると共
に、外部の制御装置に異常を知らせる。異常を知らされ
た外部の制御装置は、FIFOメモリを含む装置全体を
制御し、前記周期の最初のデータから処理をやり直すこ
とにより、エラーを解消する。
【0006】前記公報は、前記検査データの記憶方法に
ついて、具体的な2種類の方法を示しているが、ここで
はその詳細な引用を省略する。このデータの周期性に基
づく誤動作検出回路は、FIFOメモリが、所定個数の
データからなる送受信単位を周期的に転送するデータ転
送装置(例えば、53バイトからなる固定長セルを転送
単位としてデータ交換を行うATM交換機)において用
いられる場合、エラー検出処理の単位と転送処理の単位
とを合致させることにより装置の制御が簡素化され、特
に好適である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の誤動作検出回路は、FIFOメモリに記憶され
るデータが固定長の周期を有する場合に、各周期の所定
位置において検査データを追加して記憶し、前記各検査
データが読み出されるタイミングが一定周期とならない
場合、直前の周期に含まれるデータのうちの何れかが重
複又は喪失したと判断するため、誤動作の検出と対処と
が必ずしも迅速に行われない。
【0008】特に、検査データの直後のデータの書き込
みが重複又は喪失した場合、誤動作が検出されるのは、
次の検査データが読み出される時点であり、それまでに
書込回路によって処理され、FIFOメモリに記憶され
たデータは、誤動作検出後にリセットされ失われる。こ
れは、FIFOメモリを含む装置、例えば前述したAT
M交換機等において、誤動作が発生したデータから、次
の検査データまでに含まれるデータに対して無駄な処理
が行われることを意味しており、前記装置全体としての
処理効率化を阻害するという問題がある。
【0009】上記の問題に鑑み、本発明は、データの周
期性を前提とせず、FIFOメモリから各データが読み
出されるタイミングで、データの重複又は喪失が発生し
たことを検出する誤動作検出回路の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記問題を解決す
るため、本発明の誤動作検出回路は、書込信号が発生す
る毎にデータを順次記憶し、読出信号が発生する毎に、
前記記憶されたデータを記憶された順に出力するFIF
Oメモリの誤動作を検出する誤動作検出回路であって、
所定の順序を示す検査データを生成する検査データ生成
回路と、前記生成された検査データを前記書込信号が発
生する毎に順次記憶する検査用FIFOメモリと、前記
読出信号が発生する毎に、前記検査用FIFOメモリに
記憶された前記検査データを取得し、取得された検査デ
ータが前記所定の順序に従わない場合、誤動作検出信号
を出力する検出回路とを備えることを特徴とする。 (2)また、前記(1)の誤動作検出回路において、前
記検査データ生成回路は、前記書込信号が発生する毎に
前記検査データを一定数増加して出力し、前記検出回路
は、前記読出信号が発生する毎に前記一定数増加される
照合データと、前記取得された検査データとを、前記読
出信号が発生する毎に比較し、一致しない場合、前記誤
動作検出信号を出力してもよい。 (3)上記問題を解決するため、本発明のFIFOメモ
リは、誤動作検出機能を有し、書込信号が発生する毎に
データを順次記憶し、読出信号が発生する毎に、前記記
憶されたデータを記憶された順に出力するFIFOメモ
リであって、所定の順序を示す検査データを生成する検
査データ生成回路と、前記生成された検査データを前記
書込信号が発生する毎に順次記憶する検査用FIFOメ
モリと、前記読出信号が発生する毎に、前記検査用FI
FOメモリに記憶された前記検査データを取得し、取得
された検査データが前記所定の順序に従わない場合、誤
動作検出信号を出力する検出回路とを備え、前記FIF
Oメモリは、前記誤動作信号により初期化され、データ
の記憶及び出力を再開することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態)実施の形態におけ
る誤動作検出回路は、FIFOメモリにおけるデータの
重複及び喪失を検出する。以下、本発明の実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。 (全体構成)図1は、本実施の形態における誤動作検出
回路の全体構成を示す機能ブロック図である。誤動作検
出回路10は、書込回路11、検査データ生成回路1
2、FIFOメモリ13、読出回路14、照合データ生
成回路15、及び比較回路16から構成される。
【0012】書込回路11は、動作中、書込クロック信
号WCLKを常時出力する。また、FIFOメモリ13
に書き込むべきデータWDが用意された場合、書込デー
タWDを出力するとともに、ライトイネーブル信号WE
を書込クロック信号WCLKの1周期時間、出力する。
ここで、書込データWDは8ビットからなるものとす
る。以降、ライトイネーブル信号WEが出力されている
各期間に含まれる書込クロック信号WCLKの立ち上が
りを、書込指示と称する。
【0013】検査データ生成回路12は、前記書込指示
の回数をカウントすることにより、検査データIDを生
成し出力する。ここで、検査データIDは2ビットから
なるものとする。FIFOメモリ13は、前記書込指示
のタイミングで、8ビットの入力I7−I0に与えられ
た前記書込データWDを記憶する。また、検査用FIF
Oメモリに相当する構成として、さらに2ビットの入力
I9−I8を有し、入力I9−I8に与えられた検査デ
ータIDを、前記書込指示のタイミングに同期して記憶
する。FIFOメモリ13は、リードイネーブル信号R
Eが出力されている各期間に含まれる読出クロック信号
RCLKの立ち上がりにおいて、前記記憶された書込デ
ータWD及び検査データIDを、それぞれ出力O7−O
0及びO9−O8に、記憶された順に出力する。FIF
Oメモリ13は、まだ出力されていないデータが記憶さ
れている場合、データレディ信号DRを出力する。以
降、リードイネーブル信号REが出力されている各期間
に含まれる読出クロック信号RCLKの立ち上がりを、
読出指示と称する。
【0014】読出回路14は、動作中、読出クロック信
号RCLKを常時出力する。また、FIFOメモリ13
からデータレディ信号DRが出力されている場合、リー
ドイネーブル信号REを読出クロック信号RCLKの1
周期時間、出力する。読出回路14は、FIFOメモリ
13からの出力O7−O0を読出データRDとして取得
する。
【0015】照合データ生成回路15は、前記読出指示
の回数をカウントすることにより、2ビットからなる照
合データCDを生成し出力する。比較回路16は、FI
FOメモリ13からの出力O9−O8、及び照合データ
CDを取得して両者を比較し、一致しない場合、誤動作
検出信号DETを、書込回路11、検査データ生成回路
12、FIFOメモリ13、読出回路14、及び照合デ
ータ生成回路15に対し出力する。また、外部回路から
システムリセット信号SYSRSTが与えられた場合
も、前記各回路を初期化するために、誤動作検出信号D
ETを同様に出力する。
【0016】前記各回路は、誤動作検出信号DETを与
えられることにより初期化され、再び正常に動作できる
状態に復旧する。 (検査データ生成回路12)図2に、検査データ生成回
路12の回路図を示す。検査データ生成回路12は、バ
イナリカウンタ121を用いて構成される。
【0017】バイナリカウンタ121は、リセット信号
RSTを与えられることによりカウント値Q1−Q0を
「00」にリセットした後、クロックイネーブル信号C
Eが与えられている各期間に含まれるクロック信号CL
Kの立ち上がり回数をカウントし、2ビットのカウント
値Q1−Q0を出力する。バイナリカウンタ121のク
ロック信号CLK、クロックイネーブル信号CE、及び
リセット信号RESに、それぞれ書込クロック信号WC
LK、書込イネーブル信号WE、及び誤動作検出信号D
ETを入力することにより、検査データ生成回路12
は、リセット後、初期値「00」を出力し、その後、書
込回路11から書込指示が発せられるごとに、「0
1」、「10」、「11」、「00」の検査データID
を繰り返し出力する。 (照合データ生成回路15)図3に照合データ生成回路
15の回路図を示す。照合データ生成回路15は、バイ
ナリカウンタ151、Dフリップフロップ152及び1
53から構成される。
【0018】バイナリカウンタ151は、前述したバイ
ナリカウンタ121と等価である。Dフリップフロップ
152及び153は、リセット信号RSTを与えられる
ことにより出力Qを0にリセットした後、クロックイネ
ーブル信号CEが与えられている各期間に含まれるクロ
ック信号CLKの立ち上がりに同期して、入力Dをラッ
チし、出力Qとして出力する。
【0019】バイナリカウンタ151、Dフリップフロ
ップ152及び153のクロック信号CLK、クロック
イネーブル信号CE、及びリセット信号RESとして、
それぞれ読出クロック信号RCLK、読出イネーブル信
号RE、及び誤動作検出信号DETを入力することによ
り、照合データ生成回路15は、リセット後、初期値
「00」を出力し、その後、読出回路14から読出指示
が発せられるごとに、「00」、「01」、「10」、
「11」の照合データCDを繰り返し出力する。 (比較回路16)図4に比較回路16の回路図を示す。
比較回路16は、EXORゲート161及び162、O
Rゲート163、NANDゲート164、Dフリップフ
ロップ165及び166、リセットパルス発生回路16
7、及びORゲート168から構成される。
【0020】EXORゲート161及び162は、FI
FOメモリの出力データO9−O8及び照合データCD
に含まれる、それぞれ上位ビット同士、及び下位ビット
同士を比較し、ORゲート163は出力データO9−O
8と照合データCDとが一致しない場合、不一致信号を
出力する。Dフリップフロップ165は、リセット信号
RESを与えられることにより出力Qを「0」にリセッ
トした後、最初の読出指示により入力「1」をラッチ
し、出力Qに「1」を出力する。
【0021】NANDゲート164は、Dフリップフロ
ップ165の出力Qが「0」となることにより示され
る、初期化から最初の読出指示までの期間、前記不一致
信号の伝達を抑制する。この期間は、FIFOメモリ1
3の出力データO9−O8が不定であり、前記不一致信
号が意味を持たないためである。Dフリップフロップ1
66は、読出クロックRCLKの各立ち上がりで、前記
抑制後の不一致信号をラッチし、出力QERRに出力す
る。
【0022】リセットパルス発生回路167は、出力Q
ERRが「1」から「0」に反転した場合、読出クロック
信号RCLKに同期して、4クロック時間、リセット信
号RSTERRを、出力する。リセット信号RSTERRの出
力時間は、書込クロック信号WCLK及び読出クロック
信号RCLKのそれぞれの周波数及び周波数比、並びに
FIFOメモリ13が要求する最小リセットパルス幅等
によって決まるものであり、本実施の形態では一例とし
て読出クロック信号RCLKの4クロック時間としてい
る。
【0023】ORゲート168は、リセット信号RST
ERRが出力されている場合、及び外部回路から装置全体
の初期化を指示するシステムリセット信号SYSRST
が与えられている場合に、誤動作検出信号DETを出力
する。これにより、比較回路16は、誤動作検出信号D
ETを、誤動作を検出した場合と装置全体のリセットが
指示された場合とに出力し、誤動作検出回路10をリセ
ットする。 (データ重複検出動作)図5は、FIFOメモリ13に
データが重複して記憶された場合の、誤動作検出回路1
0の誤動作検出動作を示すタイミングチャートであり、
図1に含まれる各信号の時間変化を示している。なお、
図5において、図1と同じ符号を用いて各信号を示して
いる。
【0024】(1)最初に、外部回路からシステムリセ
ット信号STSRSTが与えられ、比較回路16は、誤
動作検出回路10の全体を初期化するために、誤動作検
出信号DETを出力する。これにより、書込回路11、
検査データ生成回路12、FIFOメモリ13、読出回
路14、及び照合データ生成回路15のそれぞれが初期
状態となる。
【0025】この初期化から最初の読出指示まで、FI
FOメモリ13の出力データは不定であるが、前記期
間、比較回路16内のDフリップフロップ166及びN
ANDゲート164は、ORゲート163からの不一致
信号を抑制するため、誤って誤動作検出信号DETが発
せられることはない。 (2)次に、書込回路11は、書込データ「D1」を出
力し、かつライトイネーブル信号WEを書込クロック信
号WCLKの1周期時間出力する。このとき、検査デー
タ生成回路12は、初期状態にあり、検査データ「0
0」を出力している。FIFOメモリ13は、ライトイ
ネーブル信号WEが出力されている期間に含まれる書込
クロック信号WCLKの立ち上がり(書込指示と称する
ことを前述した)に同期して書込データ「D1」及び検
査データ「00」を記憶し、この記憶を行うことにより
データレディ信号DRを出力する。検査データ生成回路
12は、前記書込指示の後「01」を出力する。なお、
図中ライトイネーブル信号WEに付した小円により、各
書込指示のタイミングを明示している。
【0026】読出回路14は、データレディ信号DRを
検知し、リードイネーブル信号REを読出クロック信号
RCLKの1周期時間出力する。FIFOメモリ13
は、リードイネーブル信号REが出力されている期間に
含まれる読出クロック信号RCLKの立ち上がり(読出
指示と称することを前述した)に同期して、書込データ
「D1」及び検査データ「00」を出力する。
【0027】照合データ生成回路15は、初期状態にお
いて照合データ「00」を出力しており、前記読出指示
の後、引き続き照合データ「00」を出力する。比較回
路16は、初期状態において、誤動作検出信号DETの
出力を抑制している。前記読出指示の後、読み出された
検査データ「00」と、照合データ「00」とを比較
し、両者が一致することから、FIFOメモリ13が正
常に動作していることを認識する。
【0028】(3)この後、FIFOメモリ13は、書
込データ「D2」及び検査データ「01」、同じく「D
3」及び「10」、同じく「D4」及び「11」を、各
書込指示に同期してこの順に記憶し、記憶された各書込
データ及び各検査データを、各読出指示に同期して、記
憶された順に出力する。照合データ生成回路15は、前
記各読出指示に同期して、照合データ「01」、「1
0」、及び「11」を順次出力する。
【0029】比較回路16は、読み出された各検査デー
タと各照合データとを順次比較し、何れも一致すること
から、FIFOメモリ13が正常に動作していることを
認識する。 (4)図5の残りの部分は、ノイズの影響により、一つ
の書込データがFIFOメモリ13に重複して記憶さ
れ、その後、誤動作が検出される動作を示している。
【0030】検査データ生成回路12は、検査データ
「00」を出力し、書込回路11は、書込データ「D
5」を出力し、かつライトイネーブル信号WEを書込ク
ロック信号WCLKの1周期時間出力する。FIFOメ
モリ13は、書込データ「D5」及び検査データ「0
0」を記憶し、検査データ生成回路12は、次の検査デ
ータ「01」を出力する。
【0031】ライトイネーブル信号WEの出力停止後、
ノイズの影響により、書込クロック信号WCLKの次の
立ち上がりタイミング付近で、ライトイネーブル信号W
EがLowレベルになったとする。FIFOメモリ13
はこれを書込指示が発せられたものと誤認し、書込デー
タ「D5」及び検査データ「01」を記憶する。このノ
イズは、FIFOメモリ13にのみ影響し、検査データ
生成回路12は、引き続き検査データ「01」を出力す
るものとする。
【0032】この後、FIFOメモリ13は、書込デー
タ「D6」及び検査データ「01」を、正常な書込指示
に従って記憶する。この一連の書込動作により、FIF
Oメモリ13には、書込データ「D5」及び検査データ
「00」、同じく「D5」及び「01」、同じく「D
6」及び「01」がこの順に記憶される。
【0033】(5)読出回路14は、4回にわたって記
憶された前記各書込データ及び各検査データに対しFI
FOメモリ13から出力されるデータレディ信号DRに
応じて、4回の読出指示を発する。前記各読出指示に同
期して、FIFOメモリ13は、書込データ「D5」及
び検査データ「00」、同じく「D5」及び「01」、
同じく「D6」及び「01」をこの順に出力し、照合デ
ータ生成回路15は、照合データ「00」、「01」及
び「10」をこの順に出力する。
【0034】比較回路16は、読み出された各検査デー
タと、各照合データとを順次比較し、書込データ「D
6」と共に読み出された検査データ「01」と、照合デ
ータ「10」とが一致しないことから、読出クロックR
CLKの4クロック時間、誤動作検出信号DETを出力
する。書込回路11、検査データ生成回路12、FIF
Oメモリ13、読出回路14、及び照合データ生成回路
15は、誤動作検出信号DETを与えられることにより
初期化され、再び正常に動作できる状態に復旧する。 (データ喪失検出動作)図6は、FIFOメモリ13が
記憶すべきデータを記憶しなかった場合の、誤動作検出
回路10の誤動作検出動作を示すタイミングチャートで
あり、図1に含まれる各信号の時間変化を示している。
なお、図6において、図1と同じ符号を用いて各信号を
示している。
【0035】(1)初期化動作、及びその後行われる4
回の書込動作は、データ重複検出動作において説明した
動作と同じであるため、説明を省略する。 (2)図6の残りの部分は、ノイズの影響により、記憶
されるべき書込データがFIFOメモリ13に記憶され
ず、その後、誤動作が検出される動作を示している。
【0036】検査データ生成回路12は、検査データ
「00」を出力し、書込回路11は、書込データ「D
5」を出力し、かつライトイネーブル信号WEを書込ク
ロック信号WCLKの1周期時間出力する。ライトイネ
ーブル信号WEの出力中、ノイズの影響により、書込ク
ロック信号WCLKの立ち上がりタイミング付近で、ラ
イトイネーブル信号WEがHighレベルになったとす
る。FIFOメモリ13はこれを書込指示がキャンセル
されたものと誤認し、書込データ「D5」及び検査デー
タ「00」を記憶しない。このノイズは、FIFOメモ
リ13にのみ影響し、検査データ生成回路12は、次の
検査データ「01」を出力するものとする。
【0037】この後、FIFOメモリ13は、書込デー
タ「D6」及び検査データ「01」を、正常な書込指示
に従って記憶する。この一連の書込動作により、FIF
Oメモリ13には、書込データ「D6」及び検査データ
「01」が記憶される。 (3)読出回路14は、記憶された前記各書込データ及
び各検査データに対しFIFOメモリ13から出力され
るデータレディ信号DRに応じて、読出指示を発する。
前記読出指示に同期して、FIFOメモリ13は、書込
データ「D6」及び検査データ「01」を出力し、照合
データ生成回路15は、照合データ「00」を出力す
る。
【0038】比較回路16は、読み出された検査データ
「01」と、照合データ「00」とを比較し、両者が一
致しないことから、読出クロックRCLKの4クロック
時間、誤動作検出信号DETを出力する。書込回路1
1、検査データ生成回路12、FIFOメモリ13、読
出回路14、及び照合データ生成回路15は、誤動作検
出信号DETを与えられることにより初期化され、再び
正常に動作できる状態に復旧する。 (まとめ)以上説明したように、本発明の誤動作検出回
路は、FIFOメモリに記憶される各書込データの順序
を示す検査データを、前記FIFOメモリに追加して設
けられた記憶領域に、前記各書込データの記憶タイミン
グに同期して記憶する。その後、前記各書込データと共
に読み出された各検査データが、前記順序をなさない場
合、データの重複又は喪失が発生したと判断する。
【0039】これにより、本発明は、書込データの周期
性を前提とせず、FIFOメモリから各データが読み出
される各タイミングで誤動作を検出するので、データの
重複又は喪失の発生を迅速に検出し、復旧することがで
きる。特に、検査データの直後において書込データが重
複又は喪失した場合の誤動作は、従来装置では書込デー
タの1周期時間後に書き込まれる次の検査データによっ
て検出され復旧されていたが、本発明によれば、誤動作
の直後に書き込まれた検査データによって検出され復旧
されるため、誤動作発生から検出までに行われる無駄な
処理を最小限に抑えることができる。 (その他の変形例)なお、本発明を上記の実施の形態に
基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態
に限定されないのはもちろんである。以下のような場合
も本発明に含まれる。 (1)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。 (2)本発明の誤動作検出と、従来行われている、いわ
ゆるパリティ検査とを併用してもよい。前記説明したF
IFOメモリを、さらに多くのビットからなるデータを
記憶するよう拡張し、本発明の誤動作検出と、従来のパ
リティ検査とを併用する場合も本発明に含まれる。 (3)また、FIFOメモリがパリティ検査データを記
憶するためのビットを備える場合、前記ビットを本発明
の検査データを記憶するために流用することにより、パ
リティ検査に代えて本発明の誤動作検出を行ってもよい
し、さらに切換回路を追加してパリティ検査と本発明の
誤動作検出とを切り換えて行ってもよい。この場合も、
前記実施の形態で述べた効果と同様の効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】(1)本発明の誤動作検出回路は、書込
信号が発生する毎にデータを順次記憶し、読出信号が発
生する毎に、前記記憶されたデータを記憶された順に出
力するFIFOメモリの誤動作を検出する誤動作検出回
路であって、所定の順序を示す検査データを生成する検
査データ生成回路と、前記生成された検査データを前記
書込信号が発生する毎に順次記憶する検査用FIFOメ
モリと、前記読出信号が発生する毎に、前記検査用FI
FOメモリに記憶された前記検査データを取得し、取得
された検査データが前記所定の順序に従わない場合、誤
動作検出信号を出力する検出回路とを備えることを特徴
とする。
【0041】この構成によれば、本発明の誤動作検出回
路は、検査用FIFOメモリから読み出された個々の検
査データが前記所定の順序に従わない場合、データの重
複又は喪失が発生したと判断するため、FIFOメモリ
からデータが読み出される各々のタイミングで、誤動作
を検出し復旧することができる。 (2)また、前記(1)の誤動作検出回路において、前
記検査データ生成回路は、前記書込信号が発生する毎に
前記検査データを一定数増加して出力し、前記検出回路
は、前記読出信号が発生する毎に前記一定数増加される
照合データと、前記取得された検査データとを、前記読
出信号が発生する毎に比較し、一致しない場合、前記誤
動作検出信号を出力してもよい。
【0042】この構成によれば、前記(1)と同様の効
果が得られる。 (3)上記問題を解決するため、本発明のFIFOメモ
リは、誤動作検出機能を有し、書込信号が発生する毎に
データを順次記憶し、読出信号が発生する毎に、前記記
憶されたデータを記憶された順に出力するFIFOメモ
リであって、所定の順序を示す検査データを生成する検
査データ生成回路と、前記生成された検査データを前記
書込信号が発生する毎に順次記憶する検査用FIFOメ
モリと、前記読出信号が発生する毎に、前記検査用FI
FOメモリに記憶された前記検査データを取得し、取得
された検査データが前記所定の順序に従わない場合、誤
動作検出信号を出力する検出回路とを備え、前記FIF
Oメモリは、前記誤動作信号により初期化され、データ
の記憶及び出力を再開することを特徴とする。
【0043】この構成によれば、前記FIFOメモリ
は、前記(1)と同様の効果を有する誤動作検出機能を
備え、誤動作が検出された後、初期化され、正常な動作
を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における誤動作検出回路の全体構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】検査データ生成回路の回路図である。
【図3】照合データ生成回路の回路図である。
【図4】比較回路の回路図である。
【図5】FIFOメモリにデータが重複して記憶された
場合の、誤動作検出回路の誤動作検出動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図6】FIFOメモリが記憶すべきデータを記憶しな
かった場合の、誤動作検出回路の誤動作検出動作を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
10 誤動作検出回路 11 書込回路 12 検査データ生成回路 13 FIFOメモリ 14 読出回路 15 照合データ生成回路 16 比較回路 121 バイナリカウンタ 151 バイナリカウンタ 152 Dフリップフロップ 161 EXORゲート 163 ORゲート 164 NANDゲート 165 Dフリップフロップ 166 Dフリップフロップ 167 リセットパルス発生回路 168 ORゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込信号が発生する毎にデータを順次記
    憶し、読出信号が発生する毎に、前記記憶されたデータ
    を記憶された順に出力するFIFOメモリの誤動作を検
    出する誤動作検出回路であって、 所定の順序を示す検査データを生成する検査データ生成
    回路と、 前記生成された検査データを前記書込信号が発生する毎
    に順次記憶する検査用FIFOメモリと、 前記読出信号が発生する毎に、前記検査用FIFOメモ
    リに記憶された前記検査データを取得し、取得された検
    査データが前記所定の順序に従わない場合、誤動作検出
    信号を出力する検出回路とを備えることを特徴とする誤
    動作検出回路。
  2. 【請求項2】 前記検査データ生成回路は、前記書込信
    号が発生する毎に前記検査データを一定数増加して出力
    し、 前記検出回路は、前記読出信号が発生する毎に前記一定
    数増加される照合データと、前記取得された検査データ
    とを、前記読出信号が発生する毎に比較し、一致しない
    場合、前記誤動作検出信号を出力することを特徴とする
    請求項1に記載の誤動作検出回路。
  3. 【請求項3】 誤動作検出機能を有し、書込信号が発生
    する毎にデータを順次記憶し、読出信号が発生する毎
    に、前記記憶されたデータを記憶された順に出力するF
    IFOメモリであって、 所定の順序を示す検査データを生成する検査データ生成
    回路と、 前記生成された検査データを前記書込信号が発生する毎
    に順次記憶する検査用FIFOメモリと、 前記読出信号が発生する毎に、前記検査用FIFOメモ
    リに記憶された前記検査データを取得し、取得された検
    査データが前記所定の順序に従わない場合、誤動作検出
    信号を出力する検出回路とを備え、 前記FIFOメモリは、前記誤動作信号により初期化さ
    れ、データの記憶及び出力を再開することを特徴とする
    FIFOメモリ。
  4. 【請求項4】 書込信号が発生する毎にデータを順次記
    憶し、読出信号が発生する毎に、前記記憶されたデータ
    を記憶された順に出力するFIFOメモリの誤動作を検
    出する誤動作検出方法であって、 所定の順序を示す検査データを生成する検査データ生成
    ステップと、 前記生成された検査データを前記書込信号が発生する毎
    に順次記憶する検査データ記憶ステップと、 前記読出信号が発生する毎に、前記記憶された検査デー
    タを記憶された順に取得し、取得された検査データが前
    記所定の順序に従わない場合、誤動作検出信号を出力す
    る検出ステップとを含むことを特徴とする誤動作検出方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106842002A (zh) * 2017-01-03 2017-06-13 航天科工防御技术研究试验中心 一种异步fifo特殊功能测试方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106842002A (zh) * 2017-01-03 2017-06-13 航天科工防御技术研究试验中心 一种异步fifo特殊功能测试方法
CN106842002B (zh) * 2017-01-03 2019-05-14 航天科工防御技术研究试验中心 一种异步fifo特殊功能测试方法

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