JPH11301142A - ページ捲り装置およびページ捲り方法 - Google Patents

ページ捲り装置およびページ捲り方法

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JPH11301142A
JPH11301142A JP10116501A JP11650198A JPH11301142A JP H11301142 A JPH11301142 A JP H11301142A JP 10116501 A JP10116501 A JP 10116501A JP 11650198 A JP11650198 A JP 11650198A JP H11301142 A JPH11301142 A JP H11301142A
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roller
page
guide
booklet
turning
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で小型化すること。 【解決手段】 第1ローラ1と第2ローラ2とを備え、
この第1ローラ1と第2ローラ2との間にガイド3を配
置した。ガイド3はアーム32により支持する。通帳を
第1ローラ1および第2ローラ2により搬送し、第2ロ
ーラ2を固定し第1ローラ1を回転させる。第1ローラ
1の回転により通帳Tのページが撓み跳ね上げられる。
ガイド3は、ページの撓み跳ね上げに添って揺動する。
そのまま通帳Tを搬送すると、ページを捲ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、簡単な構成で、
小型化が可能なページ捲り装置およびページ捲り方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関におけるコンピュータバ
ンキングシステムの一貫として、ATM(自動預金支払
機)や窓口機が幅広く使用されている。これらの装置に
は、開いたページに印字スペースが無くなるとページを
自動的に捲る、ページ捲り装置が内蔵されている。この
ページ捲り装置より、顧客が自分で通帳のページを捲る
作業をせずに済み、取引処理時間を短縮することができ
る。
【0003】図13は、従来におけるページ捲り装置の
一例を示す概略説明図である。このページ捲り装置50
0は、第1搬送ローラ501と、第2搬送ローラ502
との間に捲りローラ503を配置した構成である。第1
搬送ローラ501は第1搬送用テンションローラ504
と対になっている。第2搬送用ローラ502は第2搬送
用テンションローラ505と対になっている。また、捲
りローラ503は捲りテンションローラ506と対にな
っている。第1搬送用ローラ501と捲りローラ503
との間には、正方向捲り用の第1ガイド507が設けて
ある。
【0004】第1ガイド507は、一端が回転自在に軸
支されている。第1ガイド507の他端には、通帳Tを
導入し易くするための曲げ部507aを有する。第2搬
送用ローラ502と捲りローラ503との間には、逆方
向捲り用の第2ガイド508が設けてある。第2ガイド
508は、一端が回転自在に軸支されている。第2ガイ
ド508の他端には、第1ガイド507と同様の曲げ部
508aを有する。第1ガイド507および第2ガイド
508の動作は、対称になる。
【0005】第1ガイド507および第2ガイド508
は、下側のガイド509と共に搬送路を形成する。第1
ガイド507の下方には、第1プレッシャレバー510
が配置されている。また、第2ガイド508の下方に
は、第2プレッシャレバー511が配置されている。各
プレッシャレバー510、511は、第1および第2プ
レッシャMG512、513により駆動する。第1ガイ
ド507の上方には、第1センサ514が配置されてい
る。
【0006】第1センサ514は、第1ガイド507の
有無を検知する。第1ガイド507が揺動して第1セン
サ514前面に位置すると、第1センサ514が第1ガ
イド507を検知する。同じく、第2ガイド508の上
方には、第2センサ515が配置されている。第2セン
サ515は、第2ガイド508の有無を検知する。第2
ガイド508が揺動して第2センサ515前面に位置す
ると、第2センサ515が第2ガイド508を検知す
る。第1ローラロックMG516は、第1搬送用ローラ
501を固定する。同じく、第2ローラロックMG51
7は、第2搬送用ローラ502を固定する。
【0007】つぎに、このページ捲り装置500の動作
について説明する。まず、図14に示すように、通帳T
を第1搬送用ローラ501により図中左方向に搬送する
(図中(a))。この場合、捲りローラ503も搬送の
役割を果たす。つぎに、第1搬送用ローラ501および
捲りローラ503により通帳Tを保持した状態で、第1
搬送用ローラ501を第1ローラロックMG516によ
り固定する。第1搬送用ローラ501を固定すること
で、通帳Tを固定できる。
【0008】つぎに、捲りローラ503を回転させる。
捲りローラ503と通帳Tのページとは、摩擦力で係止
されている。従って、捲りローラ503の回転によりペ
ージに撓みが生じる(図中(b))。また、第1プレッ
シャレバー510により通帳Tを背面から押し、ページ
を撓みやすくする。第1ガイド507は、ページの撓み
に添って揺動する。第1センサ514は、第1ガイド5
07の揺動を検知する。続いて、捲りローラ503を回
転させ、ページを跳ね上げる(図中(c))。
【0009】第1センサ514は、ページの跳ね上げを
検知する。ページを跳ね上げたら、第1ローラロックM
G516による第1搬送用ローラ501の固定を解く。
そして、第1搬送用ローラ501、捲りローラ503お
よび第2搬送用ローラ502を回転させて、通帳Tを図
中左方向に搬送する。この搬送により通帳Tのページが
捲られる(図中(d))。なお、上記ページとは、通
常、書籍や帳面の一面を指すが、ここでは、説明の便宜
のため通帳などの用紙一枚を指す意味でも用いる。
【0010】上記と逆の動作によりページを逆に捲るこ
とができる。図15に示すように、通帳を第2搬送用ロ
ーラ502により図中左側まで搬送する(図中
(a))。この場合、捲りローラ503も搬送の役割を
果たす。
【0011】つぎに、第2搬送用ローラ502および捲
りローラ503により通帳Tを保持した状態で、第2搬
送用ローラ502を第2ローラロックMG517により
固定する。第2搬送用ローラ502を固定することで、
通帳Tを固定できる。つぎに、捲りローラ503を上記
正捲りとは逆方向に回転させる。捲りローラ503の回
転によりページに撓みが生じる(図中(b))。
【0012】また、第2プレッシャレバー511により
通帳Tを背面から押し、ページを撓みやすくする。第2
ガイド508は、ページの撓みに添って揺動する。第2
センサ515は、第2ガイド508の揺動を検知する。
続いて、捲りローラ503を回転させ、ページを跳ね上
げる(図中(c))。
【0013】第2センサ515は、ページの跳ね上げを
検知する。ページを跳ね上げたら、第2ローラロックM
G517による第2搬送用ローラ502の固定を解く。
そして、第2搬送用ローラ502、捲りローラ503お
よび第1搬送用ローラ501を回転させて、通帳Tを図
中右方向に搬送する。この搬送により通帳Tのページを
逆に捲ることができる(図中(d))。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のページ捲り
装置500では、通帳Tの記入欄がなくなったときなど
に、通帳Tのページを自動的に捲ることができる。しか
しながら、従来のページ捲り装置500では、正方向、
逆方向のページ捲りを行うため、第1ガイド507およ
び第2ガイド508の2つのガイドを必要としていた。
【0015】また、第1ガイド507および第2ガイド
508双方の揺動を検知するセンサ514、515も2
つ必要になる。このため、部品点数が増加してページ捲
り装置500が複雑になるという問題点があった。ま
た、装置自体が大きくなるという問題点があった。
【0016】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、簡単な構造で装置を小型化できるページ捲り装
置およびページ捲り方法並びにページ捲り方法をコンピ
ュータに実行させるプログラムを格納した、コンピュー
タが読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係るページ捲り装置は、複数ページを
有する冊子状媒体を搬送すると共に独立して回転または
停止し、回転することでページを撓ませて跳ね上げ、停
止することでページを係止する第1ローラと、第1ロー
ラと共に前記冊子状媒体を搬送し、前記第1ローラでペ
ージを係止することに伴い、回転することでページを撓
ませて跳ね上げ、前記第1ローラでページを撓ませて跳
ね上げることに伴い、停止することでページを係止する
第2ローラと、第1ローラと第2ローラとの間に位置
し、前記ページ捲り対象物を案内すると共に撓みまたは
跳ね上げたページに添って動くガイド部と、を備えたも
のである。
【0018】第1ローラと第2ローラとによりページを
捲るようにしている。例えば第1ローラを停止してペー
ジ捲り対象物のページを固定し、第2ローラを回転させ
てページを跳ね上げ、その状態で搬送してページを捲
る。この逆の動作によりページを逆に捲ることができ
る。この構成であれば、搬送用ローラを兼ねた2つのロ
ーラのみでページを捲ることができる。また、従来で
は、2つの搬送用ローラの間に捲りローラを配置してい
たので、搬送路を形成するにはガイド部が2つ必要であ
った。この構成では、2つのローラで正逆のページ捲り
を行うので、2つのローラの間に1つのガイドを設けれ
ばすむ。このため、装置の構成が簡単になり、小型化が
可能になる。
【0019】また、請求項2に係るページ捲り装置は、
それぞれ独立して回転または停止する第1ローラと第2
ローラとを一定間隔で配置し、複数ページを有する冊子
状媒体を案内すると共に第1ローラまたは第2ローラの
回転により撓みまたは跳ね上げたページに添って回転か
つ揺動するガイド部をこれら第1ローラと第2ローラと
の間に配置したものである。
【0020】従来は、2つの搬送用ローラの間に捲りロ
ーラを配置していたので、搬送ローラを形成するには2
つのガイド部が必要であった。この構成では、2つのロ
ーラで正逆のページ捲りを行うので、2つのローラの間
に1つのガイドを設ければすむ。正逆方向のページ捲り
では、ページの撓み形状が異なる。これに対応するた
め、ガイド部は、撓みまたは跳ね上げたページに添って
回転かつ揺動するような構造にする。例えば、揺動アー
ムの先端に回転自在にガイドを設ける。このようにすれ
ば、装置の構成が簡単になり、小型化が可能になる。
【0021】また、請求項3に係るページ捲り装置は、
複数ページを有する冊子状媒体を搬送すると共に独立し
て回転または停止し、回転することでページを撓ませて
跳ね上げ、停止することでページを係止する第1ローラ
と、第1ローラと共に前記冊子状媒体を搬送し、前記第
1ローラでページを係止することに伴い、回転すること
でページを撓ませて跳ね上げ、前記第1ローラでページ
を撓ませて跳ね上げることに伴い、停止することでペー
ジを係止する第2ローラと、第1ローラと第2ローラと
の間に位置し、前記ページ捲り対象物を案内すると共に
撓みまたは跳ね上げたページに添って動くガイド部と、
このガイドの動きからページの撓みまたは跳ね上げを判
断するセンサと、を備えたものである。
【0022】ガイド部がページの撓みまたは跳ね上げに
添って動くので、この動きからページの撓みまたは跳ね
上げを検知することができる。ページが跳ね上げられる
と、そのままページ捲り対象物を搬送してページを捲
る。
【0023】また、請求項4に係るページ捲り装置は、
上記ページ捲り装置において、前記ガイド部に遮蔽板を
設け、この遮蔽板の有無を前記センサにより検知し、ペ
ージの撓みおよび跳ね上げを判断するものである。
【0024】ガイド部がページの撓みまたは跳ね上げに
より揺動するので、このガイド部に遮蔽板を設けた。セ
ンサは、この遮蔽板の有無を検知する。遮蔽板の有無に
より、ページの撓みまたは跳ね上げを判断する。
【0025】また、請求項5に係るページ捲り装置は、
所定間隔で配置した第1ローラおよび第2ローラと、第
1ローラおよび第2ローラを回転駆動するモータおよび
モータの回転を伝達する伝達機構と、第1ローラおよび
第2ローラを固定するロック部と、一端を軸支したアー
ムの揺動他端に回転自在に設けられ、且つ、前記第1ロ
ーラと第2ローラとの間に位置するガイド部と、前記ア
ームに設けた遮蔽板の有無を検知するセンサと、を備え
たものである。
【0026】具体的には、第1ローラおよび第2ローラ
は、モータとその伝達機構から回転を得る。また、第1
ローラまたは第2ローラは、ロック部によりその回転が
固定される。例えばロック部により第2ローラを固定し
第1ローラを回転させることでページを跳ね上げる。ガ
イド部は、ページの跳ね上げに添って回転揺動する。ペ
ージを跳ね上げたまま冊子状媒体を搬送すれば、ページ
を捲ることができる。第1ローラを固定し第2ローラを
回転させるようにすれば、ページを逆に捲ることができ
る。係る構成によっても、ガイド部が1つですむから、
装置構成が簡単になり、小型化が可能になる。
【0027】また、請求項6に係るページ捲り装置は、
上記ページ捲り装置において、さらに、前記第1ローラ
および第2ローラの回転および停止を制御するローラ制
御部を備えたものである。
【0028】ローラ制御部は、例えば正方向にページを
捲る際には、第2ローラを固定し第1ローラを回転させ
る。逆方向にページを捲る際には、第1ローラを固定し
第2ローラを回させる。ローラ制御部は、例えばコンピ
ュータのCPUと手順を記録したプログラムから構成さ
れる。
【0029】また、請求項7に係るページ捲り方法は、
複数ページを有する冊子状媒体のページを、所定間隔を
持って配置した第1ローラおよび第2ローラの一方を停
止することで係止し、他方を回転させて跳ね上げる工程
と、第1ローラまたは第2ローラにより前記跳ね上げた
ページ側に冊子状媒体を搬送することでページを捲るペ
ージ捲り工程と、を含むものである。
【0030】この方法では、第1ローラと第2ローラと
の2つを用いて正逆方向にページを捲る。また、冊子状
媒体の搬送も、第1ローラと第2ローラとが兼用して行
う。従って、従来のように2つの搬送用ローラの間に捲
りローラを配置する必要がない。このため、制御対象が
少なくなり、簡単にページを捲ることができる。
【0031】また、請求項8に係るページ捲り方法は、
複数ページを有する冊子状媒体のページを、所定間隔を
持って配置した第1ローラおよび第2ローラの一方を停
止することで係止し、他方を回転させて跳ね上げる工程
と、跳ね上げ過程にて、冊子状媒体の案内をするガイド
部を、跳ね上げたページに添って揺動させ、このガイド
部をセンサにより検知してページの跳ね上げを判断する
工程と、ページの跳ね上げを判断した後、第1ローラま
たは第2ローラにより前記跳ね上げたページ側に冊子状
媒体を搬送することでページを捲るページ捲り工程と、
を含むものである。
【0032】例えば停止した第1ローラにより冊子状媒
体のページを係止し、第2ローラを回転させることによ
りページを跳ね上げる。ページを跳ね上げたら、ページ
に添ってガイド部が揺動する。センサはガイド部の揺動
をとらえ、制御部などがセンサ出力からページの跳ね上
げを判断する。ページが跳ね上げられたら、そのまま冊
子状媒体を搬送し、ページを捲る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るページ捲り
装置およびページ捲り方法につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0034】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係るページ捲り装置の機構部分を示す斜視図
である。図2は、図1に示したページ捲り装置の概略側
面図である。図3は、図1に示したページ捲り装置の駆
動輪列を示す説明図である。
【0035】このページ捲り装置100は、第1ローラ
1と第2ローラ2との間に1つのガイド3を配置した構
成である。第1ローラ1は、複数のローラ11を第1回
転軸12に設けた構成である。第1ローラ1の両端は、
フレーム4に設けた軸受け41により回転支持されてい
る。
【0036】また、第1ローラ1は、第1テンションロ
ーラ5と対になっている。第1テンションローラ5も、
回転軸に複数のローラ51を設けた構成となる。同じ
く、第2ローラ2は、複数のローラ21を第2回転軸2
2に設けた構成である。第2ローラ2の両端は、フレー
ム4に設けた軸受け42により回転支持されている。第
2ローラ2は、第2テンションローラ6と対になってい
る。第2テンションローラ6も、回転軸に複数のローラ
を設けた構成となる。
【0037】ガイド3は、両端にテーパ部31を持つ。
このガイド3は、プレッシャ7と共に搬送路を形成す
る。フレーム4の両端には、くの字形状をしたアーム3
2が軸支してある。アーム32は、フレーム取付部33
を中心に揺動可能である。前記ガイド3は、アーム32
の他端に回転自在に軸支される。また、アーム32に
は、遮蔽板34が取り付けてある。遮蔽板34は、半筒
部を持つ扇形状をしている。センサ35は、遮蔽板34
に対向配置してある。このセンサ35の位置は固定され
ている。遮蔽板34はアーム32と共に揺動する。
【0038】第1回転軸12の一端には、第1ギヤ13
が取り付けてある。また、第2回転軸22の一端にも、
第2ギヤ23が取り付けてある。フレーム4の上部中央
には、回転車43が軸支してある。第1ギヤ13は、第
1中間車14を介して回転車43と連結している。同じ
く第2ギヤ23は、第2中間車24を介して回転車43
と連結している。第1中間車14は、長穴(図示省略)
により軸支されている。第1中間車14は、長穴に沿っ
て揺動する。
【0039】同じく、第2中間車24は、長穴(図示省
略)により軸支されている。第2中間車24は、長穴に
沿って揺動する。ページ捲り機構101の下方には、搬
送用モータ8が配置されている。搬送用モータ8には、
ステップモータを用いる。この搬送用モータ8の回転軸
には、ギヤ81が取り付けてある。このギヤ81と回転
車43との間には、タイミングベルト82が掛けてあ
る。
【0040】また、回転車43の下方には、駆動軸71
が設けてある。駆動軸71には、カム72が取り付けて
ある。このカム72により、第1および第2ロックレバ
ー73、74を揺動させる。第1および第2ロックレバ
ー73、74の端部には、歯部73a、74aが形成し
てある。歯部73a、74aは、第1ギヤまたは第2ギ
ヤ13、23の歯と係合する。第1および第2ロックレ
バー73、74の回転軸は、フレーム4に設けたギアボ
ックス44により軸支してある。
【0041】また、第1および第2ロックレバー73、
74には、第1および第2中間車14、24を押し上げ
るハンマ73b、74bが設けてある。ハンマ73b、
74bが第1および第2中間車14、24を押し上げる
と、第1および第2中間車14、24が揺動して輪列を
遮断する。
【0042】また、搬送路の下側には、プレッシャレバ
ー75が配置されている。このプレッシャレバー75
は、前記駆動軸71と共に回転する。プレッシャ7は、
第1プレッシャ7aと第2プレッシャ7bの2つから構
成されている。第1および第2プレッシャ7a、7b
は、回転軸を同じくする。ページ捲り機構101の下方
には、機構駆動用モータ9が配置されている。機構駆動
用モータ9には、ステップモータを用いる。この機構駆
動用モータ9と駆動軸71との間には、タイミングベル
ト91が掛けられている。
【0043】また、駆動軸71には、駆動車76が設け
てある。駆動車76は、第1駆動中間車77を介して第
1カム車52と連結している。第1カム車52には第1
テンションローラ退避カム53が設けてある。第1テン
ションローラ退避カム53は第1テンションローラ5の
軸受け54と接している。同じく、駆動車76は、第2
駆動中間車78を介して第2カム車62と連結してい
る。第2カム車62には第2テンションローラ退避カム
63が設けてある。第2テンションローラ退避カム63
は第2テンションローラ6の軸受け64と接している。
【0044】図4は、このページ捲り装置100を示す
ブロック図である。ページ捲り装置100は、ページ捲
り機構101と制御部102とから構成されている。制
御部102には、動作手順のプログラムを記憶した記憶
部103が設けてある。制御部102は、搬送用モータ
8および機構駆動用モータ9の回転運動を制御する。ま
た、センサ35からの信号を取り込む。なお、制御部1
02にパーソナルコンピュータのCPUを用い、記録部
103にコンピュータが読み取り可能なプログラムを記
録したフロッピーディスクその他の記録媒体を用いるこ
ともできる。
【0045】図5は、このページ捲り装置100の動作
を示すフローチャートである。図6は、正方向のページ
捲り動作を示す説明図である。図7は、逆方向のページ
捲り動作を示す説明図である。以下の制御は、制御部1
02が行う。
【0046】ステップS501では、第1ローラ1およ
び第2ローラ2を回転させ、通帳Tを搬送する。ステッ
プS502では、通帳Tの片側TLが第1ローラ1およ
び第2ローラ2の両方に接したところで、搬送を停止す
る。通帳Tのサイズから送り量が判るので、その送り量
だけ搬送用モータ8を回転させる。
【0047】ステップS503では、ページ捲りの準備
を行う(図6の(a))。まず、第1テンションローラ
5を退避させる。機構駆動用モータ9により駆動軸71
を回転させると、第1テンションローラ退避カム53が
回転する。すると、第1テンションローラ5が下降退避
する。
【0048】また、駆動軸71の回転により、ハンマ7
4bが第2中間車24を押し上げる。これにより、回転
車43から第2ギヤ23までの輪列が遮断される。さら
に、駆動軸71の回転により、第2ロックレバー74が
作動する。第2ロックレバー74の歯部74aが第2ロ
ーラ2の第2ギヤ23と係合すると、第2ローラ2がロ
ックされる(図6の(b))。また、駆動軸71の回転
によりプレッシャレバー75が回転し、第1プレッシャ
7aを押し上げる。第1プレッシャ7aが上昇すると、
通帳Tが押し上げられる(図6の(a))。
【0049】ステップS504では、第1ローラ1が回
転する。搬送用モータ8により回転車43が回転する
と、その回転が第1中間車14を介して第1ギヤ13に
伝わる。第1ローラ1は第1ギヤ13と共に回転する。
通帳Tのページと第1ローラ1とは摩擦力により係合し
ている。また、通帳Tの中央付近は、第2ローラ2によ
り押さえられている。このため、第1ローラ1が回転す
ると、通帳Tのページが撓む(図6の(c))。ガイド
3は、ページの撓みに添ってアーム32ごと回転揺動す
る。
【0050】ステップS505では、遮蔽板34の有無
をセンサ35により検知する。遮蔽板34はアーム32
の揺動と共に揺動するが、センサ35は動かない。この
ため、ある程度アーム32が揺動すると、遮蔽板34に
よる遮蔽が無くなる。センサ35は、遮蔽が無くなると
信号を出力する。第1ローラ1は、センサ35が信号を
出力するまで回転する(図6の(c))。
【0051】ステップS506では、センサ35からの
出力信号に基づき、第1ローラ1の回転を停止する。ス
テップS507では、第1プレッシャ7aを下降させ
る。駆動軸71を逆転させると、プレッシャレバー75
が元に戻る。これにより第1プレッシャ7aが下降する
(図6の(d))。ステップS508では、さらに第1
ローラ1を回転させる。第1ローラ1が回転すると通帳
Tのページがローラ上に跳ね上げられる(図6の
(d))。
【0052】ステップS509では、ページが跳ね上げ
られたか否かを判断する。ページが跳ね上げられると、
ガイド3が下降する。ガイド3と共に遮蔽板34が下降
すると、遮蔽板34がセンサ35前面にくる。従って、
センサ信号からページの跳ね上げを判断できる(図6の
(d))。
【0053】ステップS510では、第1ローラ1の回
転を停止する。ステップS511では、第2ロックレバ
ー74による第2ローラ2のロックを解除すると共に第
2中間車24を輪列に接続する。また、退避させた第1
テンションローラ5を上昇させる。ステップS512で
は、通帳Tを図中左側に搬送する。通帳Tを搬送するこ
とで、通帳Tのページを捲ることができる。ページを捲
ったら通帳Tを排出する(ステップS513)。
【0054】つぎに、ページを逆方向に捲る場合につい
て説明する。ページを逆方向に捲るときは、上記とは対
称の動作になる。以下、上記同様の要領で簡単に説明す
る。動作は、図5の場合と同じになるので図示省略す
る。まず、第1ローラ1および第2ローラ2を回転さ
せ、通帳Tを搬送する。つぎに、通帳Tの片側TLが第
2ローラ2および第1ローラ1の両方に接したところ
で、搬送を停止する。続いて、ページ捲りの準備を行う
(図7の(a))。
【0055】まず、第2テンションローラ6を退避させ
る。機構駆動用モータ9により駆動軸71を回転させる
と、第2テンションローラ退避カム63が回転し、第2
テンションローラ6が下降退避する。
【0056】また、駆動軸71の回転により、第1中間
車14が押し上げられ、回転車43から第1ギヤ13ま
での輪列が遮断される。さらに、駆動軸71の回転によ
り、第1ロックレバー73が作動して第1ローラ1がロ
ックされる(図7の(b))。駆動軸71の回転により
プレッシャレバー75が回転し、第2プレッシャ7bを
押し上げる。第2プレッシャ7bが上昇すると、通帳T
が押し上げられる(図7の(a))。
【0057】つぎに、搬送用モータ8により回転車43
が回転すると、第2中間車24、第2ギヤ23を介して
第2ローラ2が回転する。一方、通帳Tの中央付近は、
第1ローラ1により押さえられている。このため、第2
ローラ2が回転すると、通帳Tのページが撓む(図7の
(c))。ガイド3は、ページの撓みに添ってアーム3
2ごと回転揺動する。
【0058】続いて、遮蔽板34の有無をセンサ35に
より検知する。センサ35は、遮蔽が無くなると信号を
出力する。第2ローラ2は、センサ35が信号を出力す
るまで回転する。つぎに、センサ35からの出力信号に
基づき、第2ローラ2の回転を停止する。第2ローラ2
の回転が停止したら、第2プレッシャ7bを下降させる
(図7の(d))。さらに、第2ローラ2を回転させる
と通帳Tのページがローラ上に跳ね上げられる。ページ
が跳ね上げられると、ガイド3と共に遮蔽板34が下降
する。
【0059】このため、センサ35によりページの跳ね
上げを判断できる。続いて、第2ローラ2の回転を停止
する。また、第1ロックレバー73による第1ローラ1
のロックを解除すると共に第1中間車14を輪列に接続
する。また、退避させた第2テンションローラ6を上昇
させる。そして、通帳Tを図中右側に搬送する。通帳T
を搬送することで、通帳Tのページを逆に捲ることがで
きる。ページを捲ったら通帳Tを排出する。
【0060】以上では、通帳のページ捲りについて説明
したが、ページ捲りの対象となる冊子状媒体は、これに
限られない。例えば帳面、その他の中綴じしたものなら
ば使用可能である。また、適用対象は、銀行のATMな
どに限らない。例えばコピー機などに適用することもで
きる。
【0061】(実施の形態2)また、実施の形態1に係
るページ捲り装置100を用いて以下のようなページ捲
り制御を行うこともできる。この発明は、こしの強い通
帳の表紙または裏表紙を確実に捲ることができるように
したものである。以下の制御は、制御部が行う。図8
は、実施の形態2に係るページ捲り装置の動作を示すフ
ローチャートである。ステップS801では、中ページ
の捲り動作を行う。ステップS802では、表紙または
裏表紙の捲り動作を行う。
【0062】図9は、中ページの捲り動作を示すフロー
チャートである。図10は、正方向のページ捲り動作を
示す説明図である。中ページの捲り動作は、上記実施の
形態1に示すページ捲り動作を中ページが終了するまで
繰り返し行うものである。
【0063】ステップS901では、第1ローラ1およ
び第2ローラ2を回転させ、通帳Tを搬送する。ステッ
プS902では、通帳Tの片側TLが第1ローラ1およ
び第2ローラ2の両方に接したところで、搬送を停止す
る。
【0064】ステップS903では、ページ捲りの準備
を行う(図10の(a))。まず、第2テンションロー
ラ6を退避させる。機構駆動用モータ9により駆動軸7
1を回転させると、第2テンションローラ退避カム63
が回転し、第2テンションローラ6が下降退避する。
【0065】また、駆動軸71の回転により、第1中間
車14が押し上げられ、回転車43から第1ギヤ13ま
での輪列が遮断される。さらに、駆動軸71の回転によ
り、第1ロックレバー73が作動して第1ローラ1がロ
ックされる(図10の(b))。駆動軸71の回転によ
りプレッシャレバー75が回転し、第2プレッシャ7b
を押し上げる。第2プレッシャ7bが上昇すると、通帳
Tが押し上げられる(図10の(a))。
【0066】ステップS904では、第2ローラ2を回
転させる。一方、通帳Tの中央付近は、第1ローラ1に
より押さえられている。このため、第2ローラ2が回転
すると、通帳Tのページが撓む(図10の(c))。ガ
イド3は、ページの撓みに添ってアーム32ごと回転揺
動する。
【0067】ステップS905では、遮蔽板34の有無
をセンサ35により検知する。センサ35は、遮蔽が無
くなると信号を出力する。第2ローラ2は、センサ35
が信号を出力するまで回転する(図10の(c))。ス
テップS906では、センサ35からの出力信号に基づ
き、第2ローラ2の回転を停止する。
【0068】ステップS907では、第2プレッシャ7
bを下降させる。駆動軸71を逆転させると、プレッシ
ャレバー75が元に戻る。これにより第2プレッシャ7
bが下降する(図10の(d))。ステップS908で
は、さらに第2ローラ2を回転させる。第2ローラ2が
回転すると通帳Tのページがローラ上に跳ね上げられる
(図10の(d))。
【0069】ステップS909では、ページが跳ね上げ
られたか否かを判断する。ページが跳ね上げられると、
遮蔽板34がガイド3と共に下降し、センサ35前面に
くる。従って、センサ信号からページの跳ね上げを判断
できる。ステップS910では、第2ローラ2の回転を
停止する。
【0070】ステップS911では、所定枚数の中ペー
ジを跳ね上げたか否か判断する。この判断は、例えば通
帳の各ページに付した磁気記録部の内容を読み取ること
などにより行う(図示省略)。所定枚数のページを跳ね
上げていないときは、再び跳ね上げ動作を行う(ステッ
プS904〜S910)。所定枚数のページを跳ね上げ
たときは、ステップSS912に進む。
【0071】ステップS912では、所定枚数のページ
を跳ね上げた状態で通帳Tを搬送する。通帳Tを搬送す
ることにより、複数ページを一度に捲ることができる。
そして、中ページの捲り動作を終了し、表紙または裏表
紙の捲り動作に移る。
【0072】上記と逆方向に中ページを捲るときは、第
2ローラ2を固定し第1ローラ1を回転させる。また、
上記では中ページを1枚づつ捲るようにしているが、中
ページを全部一度に捲るようにしてもよい。また、複数
回に分けて捲るようにしてもよい。捲る回数が少ないほ
ど、通帳を排出するまでの時間が短くなる。
【0073】図11は、表紙または裏表紙の捲り動作を
示すフローチャートである。図12は、表紙または裏表
紙のページ捲り動作を示す説明図である。ステップS1
101では、第1ローラ1および第2ローラ2を回転さ
せ、中ページを全て捲った状態の通帳Tを搬送する。ス
テップS1102では、通帳Tの片側TLが第1ローラ
1および第2ローラ2の両方に接したところで、搬送を
停止する。
【0074】ステップS1103では、ページ捲りの準
備を行う(図12の(a))。まず、第2テンションロ
ーラ6を退避させる。機構駆動用モータ9により駆動軸
71を回転させると、第2テンションローラ退避カム6
3が回転し、第2テンションローラ6が下降退避する。
【0075】また、駆動軸71の回転により、第1中間
車14が押し上げられ、回転車43から第1ギヤ13ま
での輪列が遮断される。さらに、駆動軸71の回転によ
り、第1ロックレバー73が作動して第1ローラ1がロ
ックされる(図12の(b))。駆動軸71の回転によ
りプレッシャレバー75が回転し、第2プレッシャ7b
を押し上げる。第2プレッシャ7bが上昇すると、通帳
Tが押し上げられる(図12の(a))。
【0076】ステップS1104では、第2ローラ2を
回転させる。一方、通帳Tの中央付近は、第1ローラ1
により押さえられている。このため、第2ローラが回転
すると、通帳Tの表紙TFが撓む(図12の(c))。
ガイド3は、表紙TFの撓みに添ってアーム32ごと回
転揺動する。
【0077】ステップS1105では、遮蔽板34の有
無をセンサ35により検知する。センサ35は、遮蔽が
無くなると信号を出力する。第2ローラ2は、センサ3
5が信号を出力するまで回転する(図12の(c))。
ステップS1106では、センサ35からの出力信号に
基づき、第2ローラ2の回転を停止する。
【0078】ステップS1107では、第2プレッシャ
7bを下降させる。駆動軸71を逆転させると、プレッ
シャレバー75が元に戻る。これにより第2プレッシャ
7bが下降する(図12の(d))。ステップS110
8では、さらに第2ローラ2を回転させる。第2ローラ
2が回転すると通帳Tの表紙TFがローラ上に跳ね上げ
られる(図12の(d))。
【0079】ステップS1109では、表紙TFが跳ね
上げられたか否かを判断する。表紙TFが跳ね上げられ
ると、遮蔽板34がガイド3と共に下降し、センサ35
前面にくる。従って、センサ信号から表紙の跳ね上げを
判断できる(図12の(d))。ステップS1110で
は、第2ローラ2の回転を停止する。
【0080】ステップS1111では、第1ロックレバ
ー73による第1ローラ1のロックを解除すると共に第
1中間車14を輪列に接続する。また、退避させた第2
テンションローラ6を上昇させる。ステップS1112
では、通帳Tを図中右側に搬送する。通帳Tを搬送する
ことで、通帳Tの表紙TFを捲ることができる。表紙T
Fを捲ったら通帳Tを排出する(ステップS111
3)。
【0081】上記では通帳の表紙TFを捲るようにした
が、裏表紙を捲るときは第2ローラ2を固定し第1ロー
ラ1を回転させる。表紙と裏表紙は紙のこしが強いの
で、第1または第2テンションローラの押圧力を高く設
定しておく。
【0082】(他の実施の形態)図示しないが、上記実
施の形態1の構成を変形してもよい。例えば第1ローラ
1と第2ローラ2のみで、ガイド3を不要としてもよ
い。通帳が搬送過程で開帳姿勢を保っていればよいから
である。
【0083】また、上記実施の形態1では、遮蔽板34
に対向してセンサ35を設けたが、フレーム4に設置し
て直接ページの撓みを検知するようにしてもよい。この
場合は、遮蔽板34が不要になる。
【0084】また、ガイド3はページの撓みおよび跳ね
上げに添って動けばよいので、アーム32による支持に
限られない。例えばスプリングなどの弾性体により支持
してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るペ
ージ捲り装置(請求項1および2)によれば、第1ロー
ラと第2ローラとによりページを捲るようにしたので、
2つのローラの間に1つのガイドを設ければすむ。この
ため、装置の構成が簡単になり、小型化が可能になる。
【0086】つぎの発明に係るページ捲り装置(請求項
3および4)によれば、ページの撓みまたは跳ね上げに
添ってガイド部が動くので、この動きからページの撓み
または跳ね上げをセンサで検知することができる。この
ため、ページ捲りを正確に行える。
【0087】つぎの発明に係るページ捲り装置(請求項
5)によれば、モータの回転を伝達機構を介して第1ロ
ーラおよび第2ローラに伝達し、ローラの停止はロック
部により行うようにした。このようにしても、ガイド部
が1つですむから、装置構成が簡単になり、小型化が可
能になる。
【0088】つぎの発明に係るページ捲り装置(請求項
6)によれば、さらに、前記第1ローラおよび第2ロー
ラの回転および停止を制御するローラ制御部を備えたの
で、コンピュータによる効率的な制御が可能になる。
【0089】つぎの発明に係るページ捲り方法(請求項
7)によれば、ページ捲り対象物のページを、所定間隔
を持って配置した第1ローラおよび第2ローラの一方を
停止することで係止し、他方を回転させて跳ね上げる過
程と、第1ローラまたは第2ローラにより前記跳ね上げ
たページ側に冊子状媒体を搬送することでページを捲る
ページ捲り過程とを含むので、制御対象が少なくなり、
簡単にページを捲ることができる。
【0090】つぎの発明に係るページ捲り方法(請求項
8)によれば、センサによりガイド部の揺動を検知し、
ページの跳ね上げを判断するようにしたので、ページ捲
り制御を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るページ捲り装置
の機構部分を示す斜視図である。
【図2】図1に示したページ捲り装置の概略側面図であ
る。
【図3】図1に示したページ捲り装置の駆動輪列を示す
説明図である。
【図4】この発明のページ捲り装置を示すブロック図で
ある。
【図5】ページ捲り装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】正方向のページ捲り動作を示す説明図である。
【図7】逆方向のページ捲り動作を示す説明図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係るページ捲り装置
の動作を示すフローチャートである。
【図9】中ページの捲り動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】正方向のページ捲り動作を示す説明図であ
る。
【図11】表紙または裏表紙の捲り動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】表紙または裏表紙のページ捲り動作を示す説
明図である。
【図13】従来におけるページ捲り装置の一例を示す概
略説明図である。
【図14】図13に示したページ捲り装置の動作を示す
説明図である。
【図15】図13に示したページ捲り装置の動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
100 ページ捲り装置 101 ページ捲り機構 102 制御部 103 記憶部 1 第1ローラ 2 第2ローラ 3 ガイド 4 フレーム 5 第1テンションローラ 6 第2テンションローラ 7 プレッシャ 7a 第1プレッシャ 7b 第2プレッシャ 8 搬送用モータ 9 機構駆動用モータ 13 第1ギヤ 14 第1中間車 23 第2ギヤ 24 第2中間車 32 アーム 34 遮蔽板 35 センサ 43 回転車 53 第1テンションローラ退避カム 63 第2テンションローラ退避カム 71 駆動軸 72 カム 73 第1ロックレバー 74 第2ロックレバー 75 プレッシャレバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】図4は、このページ捲り装置100を示す
ブロック図である。ページ捲り装置100は、ページ捲
り機構101と制御部102とから構成されている。制
御部102には、動作手順のプログラムを記憶した記憶
部103が設けてある。制御部102は、搬送用モータ
8および機構駆動用モータ9の回転運動を制御する。ま
た、センサ35からの信号を取り込む。なお、制御部1
02にパーソナルコンピュータのCPUを用い、記
103にコンピュータが読み取り可能なプログラムを記
録したフロッピーディスクその他の記録媒体を用いるこ
ともできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ページを有する冊子状媒体を搬送す
    ると共に独立して回転または停止し、回転することでペ
    ージを撓ませて跳ね上げ、停止することでページを係止
    する第1ローラと、 第1ローラと共に前記冊子状媒体を搬送し、前記第1ロ
    ーラでページを係止することに伴い、回転することでペ
    ージを撓ませて跳ね上げ、前記第1ローラでページを撓
    ませて跳ね上げることに伴い、停止することでページを
    係止する第2ローラと、 第1ローラと第2ローラとの間に位置し、前記ページ捲
    り対象物を案内すると共に撓みまたは跳ね上げたページ
    に添って動くガイド部と、 を備えたことを特徴とするページ捲り装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ独立して回転または停止する第
    1ローラと第2ローラとを一定間隔で配置し、 複数ページを有する冊子状媒体を案内すると共に第1ロ
    ーラまたは第2ローラの回転により撓みまたは跳ね上げ
    たページに添って回転かつ揺動するガイド部をこれら第
    1ローラと第2ローラとの間に配置したことを特徴とす
    るページ捲り装置。
  3. 【請求項3】 複数ページを有する冊子状媒体を搬送す
    ると共に独立して回転または停止し、回転することでペ
    ージを撓ませて跳ね上げ、停止することでページを係止
    する第1ローラと、 第1ローラと共に前記冊子状媒体を搬送し、前記第1ロ
    ーラでページを係止することに伴い、回転することでペ
    ージを撓ませて跳ね上げ、前記第1ローラでページを撓
    ませて跳ね上げることに伴い、停止することでページを
    係止する第2ローラと、 第1ローラと第2ローラとの間に位置し、前記ページ捲
    り対象物を案内すると共に撓みまたは跳ね上げたページ
    に添って動くガイド部と、 このガイドの動きからページの撓みまたは跳ね上げを判
    断するセンサと、 を備えたことを特徴とするページ捲り装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部に遮蔽板を設け、この遮蔽
    板の有無を前記センサにより検知し、ページの撓みおよ
    び跳ね上げを判断することを特徴とする請求項3に記載
    のページ捲り装置。
  5. 【請求項5】 所定間隔で配置した第1ローラおよび第
    2ローラと、 第1ローラおよび第2ローラを回転駆動するモータおよ
    びモータの回転を伝達する伝達機構と、 第1ローラおよび第2ローラを固定するロック部と、 一端を軸支したアームの揺動他端に回転自在に設けら
    れ、且つ、前記第1ローラと第2ローラとの間に位置す
    るガイド部と、 前記アームに設けた遮蔽板の有無を検知するセンサと、 を備えたことを特徴とするページ捲り装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記第1ローラおよび第2ロー
    ラの回転および停止を制御するローラ制御部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のペ
    ージ捲り装置。
  7. 【請求項7】 複数ページを有する冊子状媒体のページ
    を、所定間隔を持って配置した第1ローラおよび第2ロ
    ーラの一方を停止することで係止し、他方を回転させて
    跳ね上げる工程と、 第1ローラまたは第2ローラにより前記跳ね上げたペー
    ジ側に冊子状媒体を搬送することでページを捲るページ
    捲り工程と、 を含むことを特徴とするページ捲り方法。
  8. 【請求項8】 複数ページを有する冊子状媒体のページ
    を、所定間隔を持って配置した第1ローラおよび第2ロ
    ーラの一方を停止することで係止し、他方を回転させて
    跳ね上げる工程と、 跳ね上げ過程にて、冊子状媒体の案内をするガイド部
    を、跳ね上げたページに添って揺動させ、このガイド部
    をセンサにより検知してページの跳ね上げを判断する工
    程と、 ページの跳ね上げを判断した後、第1ローラまたは第2
    ローラにより前記跳ね上げたページ側に冊子状媒体を搬
    送することでページを捲るページ捲り工程と、を含むこ
    とを特徴とするページ捲り方法。
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