JP2569136B2 - ページ替え装置 - Google Patents

ページ替え装置

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JP2569136B2
JP2569136B2 JP63188479A JP18847988A JP2569136B2 JP 2569136 B2 JP2569136 B2 JP 2569136B2 JP 63188479 A JP63188479 A JP 63188479A JP 18847988 A JP18847988 A JP 18847988A JP 2569136 B2 JP2569136 B2 JP 2569136B2
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    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
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    • B42D9/00Bookmarkers; Spot indicators; Devices for holding books open; Leaf turners
    • B42D9/04Leaf turners

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、銀行端末装置に内蔵されている通
帳プリンタや、銀行等の係員が使用する通帳発行機など
に好適な冊子類のページ替え装置に関するものである。
〔従来の技術〕
銀行等には、顧客が利用する自動支払機,自動払込
機,現金自動取引装置等が設置されており、これらに
は、取引金額を通帳に記入するための通帳プリンタが内
蔵されている。
また、同じように銀行等には、係員が使用する通常発
行機が設置されている。
一般に、通帳は、両開きの冊子状になつており、通帳
の一紙面上に取引金額を記入する欄がない場合には、次
の頁へのめくり作業を必要とする。このページ替えは、
利用者が予め手めくりしてから通常を機械に入れる方法
と、通帳プリンタや通帳発行機内部に備えてある自動め
くり機構により行う方法がある。
従来の自動ページ替え装置として、例えば特公昭61−
14957号公報に記載されたものが公知である。この装置
は、通帳の押圧部材を備え、ページ替え時において、ペ
ージ替えローラを表紙または中紙に接触させるように前
記押圧部材を通帳に押し当てるようにしている。それに
よつて、ページローラと通帳の表紙または中止との間に
摩擦力を発生させるとともに、ページ替えローラを通帳
の綴り目部の方向に回転させることにより、ページ替え
が行われる。また、このページ替えを行う際、1ページ
めくる度に通帳を移動し、次のページのめくり動作が行
われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の装置における問題点は、ページ替えローラ
に通帳の記入紙面を押当てるための押圧装置を設けなけ
ればならないという点にある。すなわち、押圧装置はペ
ージ替えローラと紙面との間にページ替えの失敗を起こ
さないように、最適な力で押当てる必要があり、この最
適押圧力を設定するための調整が困難であること(換言
すると、製品相互間でバラツキが生じ易いこと)、ま
た、そのための装置構成が複雑化すること、さらに、端
末装置内の限られたスペースにおいて当該押圧装置自体
の存在は製造手間の多大さ、コストの上昇、部品点数の
増大による信頼性確保上の不利等を招来することなどの
理由からである。
また、上記従来技術では、通帳を移動等の動作をする
ことなく、紙を連続的にめくることはできない。
一般的に通帳は、定期口座と普通口座のページが離れ
ているために、両口座に印字する必要がある際は、多ペ
ージめくる必要があり、この多ページめくりを通帳の移
動等の動作を伴なうと、多大なる処理時間がかかつてし
まうという問題があつた。
本発明の目的は、押圧装置を排除して装置構成の簡素
化を図るとともに、簡単な構成で確実にページ替えを行
いうるページ替え装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、通帳などの冊子類のページ替え
を連続的に行うことが可能な、ページ替えを得ることに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的は、めくり対象ペーシ紙面に最適な摩
擦接触を行うページ替えローラを備えることにより達成
される。即ち、冊子類のめくり対象紙面に摩擦接触して
当該ページ替えを行うページ替えローラは、その摩擦接
触部を、通帳厚さの変化を弾性変形で吸収できる構造と
している。
上記第2の目的は、ページ替えローラの近傍に、ペー
ジ替えローラの動作に関連して揺動するガイド部材を設
け、ページ替えされた紙面が、続いてめくられる紙面の
変形挙動の障害にならないように退避するように構成す
ることにより達成される。
〔作用〕
ページ替えローラの摩擦接触部は、搬送路上を搬送す
る冊子類のめくり対象紙面に当接し、当該めくり対象ペ
ージ面をめくり上げる。このとき、摩擦接触部は通帳厚
さの変化を弾性変形で吸収する例えば中空の弾性体から
なるため、その可撓性により、めくり対象紙面に幅広く
密着することができる。したがつて、他の押圧手段を介
さずとも充分な摩擦力を得ることができる。そして、前
述のような弾性体であることから、当該摩擦力の作用す
る範囲(紙の厚さ又は座屈力との関係における作用範
囲)が広く、紙の種類,厚さ等に幅広く対応することが
できる。
また、ページ替えをする際、変形する紙面が、既にめ
くられている紙面に邪魔されることなく、かつその面外
変形力により既にめくられている紙面を押し上げた際、
ガイド部材と紙面との摩擦力が、紙の自重による落ちよ
うとする力に優つて、紙面を任意の状態に保つことが可
能となる。
〔実施例〕
次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図にこの実施例に係るページ替え装置の主
要部分の側面図を示す。第1図において、冊子類の搬送
路7に沿つてペーパパン(第1のガイド)5が延在され
ている。ペーパパン5の一端側には、板バネ等の弾性部
材4によつて付勢された従動ローラ2とこれに対向する
駆動ローラ3とからなる搬送手段が設けられている。こ
の一対の駆動ローラ3と従動ローラ2との間に冊子類が
挟まれて矢印A方向に搬送される。この搬送手段の近傍
にはペーパパン5に平行なペーパガイド6(第2のガイ
ド)がペーパパン5との間に所定の間隔を有して配され
ている。ペーパガイド6の先端(搬送方向において)に
は折曲部6aが形成されている。この折曲部6aの位置は、
冊子の紙の座屈力と回転軸8に取付けられているページ
替えローラ1との相対関係で定まる。第2図は、このペ
ージ替えローラ1の具体例を示す。ページ替えローラ1
は、芯金部11と、摩擦接触部12を備えている。この摩擦
接触部12は、通帳厚さの変化を弾性変形で吸収できる構
造として、中空部13を有し、クロロプレン,天然ゴム等
の高摩擦部材からなる中空弾性体構造である。この摩擦
接触部12は、第1の外郭曲線を有する第1の曲面部14
と、第2の外郭曲線を有する第2の曲面部15によつて、
その形状が決定される。なお、上記第1及び第2の曲面
部14及び15は、曲線に代わり、直線でもよい。また、芯
金部11は鉄などの焼結合金でできており、中央部に回転
軸8が嵌着される凹部16を有する。前述の芯金部11と摩
擦接触部12とは、ゴムライニングにより接合されてい
る。そして、この接合後、前記芯金部11と摩擦接触部12
は段差をもち、この部分にピツカー部17を形成してい
る。
このピツカー部17は、めくられた紙面の先端を係合す
るものであり、この部分にゴムなどの摩擦部材を被覆す
ると、紙面を係合した後止める力が強くなる効果があ
る。
次にこの実施例におけるページ替えの動作について第
3図〜第10図を用いて説明する。
まず通帳9は、第3図に示すように、搬送路7内をA
方向に搬送され、所定の位置で停止する(第4図)。こ
の停止位置は、図示はされていないが、通帳の端部の位
置を検出するセンサからの信号により決められる。
所定の位置に停止した通帳9は、ページ替えすべき紙
面9a上に従動ローラ2が位置することで、ページ同志の
密着性がよくなり、ページ替えメカニズムにとつて重要
な紙間の摩擦力を充分利用できる。
次に、第5図に示すように、ページ替えローラ1が矢
印B方向に回転し、ページ替えローラ1の摩擦接触部12
が、通帳9のページ替えすべき紙面に接触し始める。こ
の際、ペーパガイド6の先端部10が弾性力学的に言うと
ころの力学的境界をなし、本先端側の折曲部6aが大変形
した紙面9aの拘束部となる。さらに、ページ替えローラ
1が回転すると、ページ替えローラ1の摩擦接触部が大
変形し、中空部13が小さくなり、この紙面9aの大変形が
進展する(第6図,第7図)。これによつて紙面9aが、
その粘弾性的性質により大きくはじけ、ページ替えロー
ラ1のピツカー部17にひつかかる(第8図)。
その後、第9図に示すように、通帳9をA方向へ搬送
すると、前記紙面9aは、大変形がさらに進行し、さらに
搬送をつづけると、ページ替えすべき紙面9aがめくら
れ、結果的に通帳9は、所定のページとなる(第10
図)。
第11図は、ページ替えメカニズムの力学的関係を示し
た図である。本図では、2毎1度にめくつてしまうケー
スの頻度が高い中紙9X・中紙9Y・表紙9Zの力学的モデル
である。ペーバガイド6の折曲部6aの先端部の力学的境
界をなすという性質を固定条件に近似可能である。めく
り力Fと、めくろうとしている中紙9Xと次中紙9A間の摩
擦力f1と、前記中紙9Xの座屈抵抗力P1との間には、F>
f1+P1の関係が必要である。このめくり力Fは、紙面と
前記ページ替えローラ1の摩擦接触部12との間の摩擦係
数μと、前記摩擦接触部12の圧縮に対する反力f0との
積F=μ×f0で表現できる。次中紙9Yには、めくろう
としている中紙9Xと次中紙9Y間の摩擦係数μと、前記
反力f0で決まる摩擦力f1=μ×f0と、次中紙9Aと表紙
9Zの間の摩擦係数μと前記反力f0で決まる摩擦力f2
μ×f0と座屈抵抗力P2との力が働き、それらの力は、
f1−f2≦P2の関係を満足しなければならない。前記関係
を満足しない場合は、めくろうとしている中紙9Xと同時
に、次中紙9Yもめくられてしまうというミスが発生す
る。前記関係において、摩擦力の差f1−f2=(μ−μ
)×f0は、当然摩擦係数の差である。
第12図は、長さと座屈抵抗の関係を示したものであ
る。この長さとは、第1図における長さLのことであ
る。紙の縦弾性率をE,厚さをt,幅をb,長さをL,端末条件
係数をCとすると、座屈力P=C×π×E×b×t3
L2×12で表わせる。ゆえに、第12図に示したように、座
屈抵抗曲線101は、長さLの−2乗に比例する。したが
つて、この長さLを適当に選ぶことによつて、前記第11
図て説明しためくろうとしている紙面と同時に、次の紙
面もめくつてしまうというミスを発生しにくいようにす
るが可能となる。
第13図は、前記第1図に示したページ替えローラ1の
摩擦接触部12を圧縮した際の、反力(g)と圧縮量
(x)の関係を示したものである。曲線102は、従来の
中実のローラの反力−圧縮曲線である。本ページ替えロ
ーラ1のように摩擦接触部12内に中空部13をもつ構造と
すると、反力−圧縮量曲線103は、この第13図に示すよ
うな、非線型な変曲点をもつ曲線となり、該曲線103に
は、圧縮量xに対し、非常に鈍感な領域110が存在す
る。この圧縮量xとは、前記第1図のページ替えローラ
1の最大外径r1から回転軸8の中心高さと通帳の厚さ
(ページ数によつて決まる値)を減算したものである。
g1は、中紙をめくる為に1つのローラが発生する必要の
ある力であり、g2は、表紙をめくる為に1つのローラが
発生する必要のある力を示している。この圧力f0に摩擦
接触部12と紙面との間に摩擦係数μを積算したのが、
第1の換算曲線104である。また、換算曲線105は、紙間
の摩擦係数のバラツキを前記曲線103に積算したもので
ある。前記曲線104が圧縮量g1を越える領域であれば、
紙面をめくる反力の発生することが可能となる。また、
前記曲線105が圧縮量g1を越える領域であれば、ミスが
発生する。つまり、最適な圧縮量の領域がひろければ、
すなわち組立て等のマージンが広いことを示しており、
本図では、マージン111が、ひろいのは、前記曲線103
に、圧縮量に鈍感な領域110が存在するためである。
なお、従来のページ替えローラの反力−圧縮量曲線10
2より、前記マージンを出しても、本実施例に比べ小さ
いことは明らかである。
第14図は、本発明におけるページ替えローラの他の例
を示す図である。この例は、摩擦接触部12の外郭曲面部
を1つの外郭曲線によつて形成したものである。ページ
替えローラ1の摩擦接触部12をこのように構成すること
によつて、型を作るのが容易になり、ローラの製造を容
易に製作することができる。
第15図は、本発明におけるページ替えローラの更に他
の例を示す図である。このページ替えローラの特徴は、
ピツカー部17にある。すなわち、このページ替えローラ
1は芯金部11と、中空部13を有する摩擦接触部12と、紙
面の端をひつかけるためのピツカー部17とからなる。ピ
ツカー部17において、芯金部11と摩擦接触部12との合わ
せ面に段差がつけられており、芯金部11のピツカー部分
21の最大外径r2が摩擦接触部12のピツカー部分22の最大
外径r3より大きく、したがつて芯金部11の肩部分が突出
した形となつている。このような寸法関係としたことに
より、紙面のめくり時において、複数枚同時に紙めくり
したり、搬送ジヤムの発生を防止することができる。
以上述べた如く、この実施例によれば、押圧手段等の
複雑な機構を用いることなく、簡単な構造で確実にペー
ジ替えを行いうるページ替え装置を提供することができ
る。
第16図から第26図は、本発明の他の実施例を説明する
図である。第16図,第17図及び第18図において、第1の
ガイドであるペーパパン5は、図示されていない通帳な
どの冊子類を搬送のガイドするものである。このペーパ
パン5の搬入側には、搬送手段としての搬送駆動ローラ
3とこの駆動ローラ3に対接する搬送従動ローラ2が配
設されている。第2のガイドであるペーパガイド6は、
前述の搬送手段の配設位置において、ペーパパン5に対
向して設けられている。ページ替えローラ50は、一例と
して第17図に示すように芯金部51と、この芯金部51に取
付けられた中空部53を有する摩擦接触部52と、ピツカー
部57と突起部54を備えている。この突起部54は、通常、
後述のシヤツタ60がペーパパン5より離れる方向に開く
のを抑えるストツパの役目をする。シヤツタ60は、アー
ム部61と搬送路形成面部62からなり、前述のペーパパン
5に対向し、前述のペーパガイド6とページ替えローラ
50の間に配設されている。そして、ペーパパン5,ペーパ
ガイド6及びシヤツタ60によつて、搬送路7を形成して
いる。このシヤツタ60は、前述の搬送手段とページ替え
ローラ50の間において搬送手段の近傍に設けられた軸65
をその回転中心としている。このシヤツタ60の回転は、
ねじりコイルばね66によつてその角度が抑制される。ガ
イド部材70はソレノイド等の開閉用駆動源を持たず、軸
75を中心に揺動可能に設けられている。このガイド部材
70は、先端側が2股状になつており、短かめの第1の接
触部71と長さの第2の接触部72が形成されている。ま
た、ページ替えローラ50の最大半径は、回転軸8の中心
からペーパパン5の上面までの距離と等しいか大きく調
整されている。
これら第1の接触部71,第2の接触部72は、ページ替
え動作時にその動作に対応して前述のページ替えローラ
50が取付けられた回転軸8,ページ替えローラ50の突起部
54,紙面の先端,シヤツタ60の搬送路形成面部62に接触
し、通帳の紙面の連続めくりを可能にする。
第18図は、第16図に示す実施例の制御構成図である。
駆動ローラ3は、例えばDCサーボ・モータ80によつて駆
動される。ページ替えローラ50は、例えばDCギアモータ
81によつて駆動され、その回転数は、センサ82のON/OFF
によつてカウントされる。また、通帳の停止制御は、CD
サーボ・モータ80のエンコーダのパルス数を制御装置83
のインターフエイス部84に入力し、駆動ローラ3の半径
等を考慮して、前記通帳の搬送量を演算部85にて演算す
る。この結果より、DCサーボ・モータ80に指令部86より
信号を伝達する。ページ替えの動作をする際は、DCギア
モータ81に、駆動指令を前記指令部86から伝達し、ペー
ジ替えするページ数とセンサ82からインターフエース部
84に入力されたカウント数を演算部85で比較し、前記ペ
ージ数とカウント数が、一致したときは、前記指令部86
から前記DCギアモータ81に停止の信号を送る。続いて、
前記司令部86からDCサーボ・モータ80を所定の搬送を行
なう指令信号(搬送ローラ3に対して、通帳をページ替
えローラ50側に向つて搬送するための信号)を送り、通
帳をページ替えローラ50側に移動させて、それまでめく
り上げた状態にある紙面を完全に開く。これにより、ペ
ージ替えの動作は、終了する。尚、ページ替え用のモー
タには、DCギアモータ81に代わりステツピングモータを
用いてもよい。
次に、第19図から第26図を用いて、第16図から第18図
に示した実施例の動作を説明する。
搬送路7内を通帳9が搬送され、所定の位置で停止す
る(第19図)。この時、シヤツタ60の搬送路形成面部62
は、ペーパパン5とほぼ平行な位置関係にあり、この状
態はシヤツタ60が閉じた状態で、初期状態であることを
意味している。この状態から、第20図に示すように、ペ
ージ替えローラ50が矢印A方向に回転すると、前記ペー
ジ替えローラ50の摩擦接触部52は、最上位の紙面9aに接
触し始める。そして、前記ページ替えローラ50の突起部
54がガイド部材70の第2の接触部72に接触し、ガイド部
材70を反時計方向に回転上昇させるまでは、前記シヤツ
タ60の搬送路形成部62と前記ガイド部材70の第1の接触
部71の位置関係により、前記シヤツタ60は矢印B方向に
回転することはできない。前記ペーパガイド6の先端側
の折曲部6aが弾性力学的に言うところの力学的境界をな
し、前記紙面9aが前記折曲部6aで変位拘束される。更に
ページ替えローラ50が回転すると、第21図に示すように
前記ページ替えローラ50の突起部54が前記ガイド部材70
の第2の接触部72に接触して、前記ガイド部材70を矢印
C方向に回転させる。これによつて、前記シヤツタ60の
搬送路形成面部62とガイド部材70の第2の接触部72との
位置関係がくずれ、シヤツタ60が矢印B方向に回転可能
となる。このため、前記紙面9aの面外変形力により、シ
ヤツタ60が開き始める。さらにページ替えローラ50が回
転すると、第22図に示すように、めくろうとしている紙
面9aは大きく変形し、前記シヤツタ60は、前記ねじりコ
イルばね66の腕66aに当り、回転角度を拘束される。該
ねじりコイルばね66の曲げ角度が、前記シヤツタ60の開
き角を決定する主要因となる。第23図に示すように前記
紙面9aの変形がさらに進み、また、前記突起部54が前記
ガイド部材70の第2の接触部72から離れることにより、
前記ガイド部材70は、自重により矢印Dの方向に回転
し、初期状態に戻る。このとき、めくられた通帳9の紙
面9aの先端は、ページ替えローラ50のピツカー部57に係
合した状態となる。1ページのみページ替えをするなら
ば、ここで、通帳9を矢印Eの方向に搬送することによ
り所定のページをひらくことになる。連続的に数ページ
のページ替えを行いたい場合は、第23図に示す状態か
ら、引続き前記ページ替えローラ50を矢印A方向に回転
する。この際、シヤツタ60は、既にめくられている紙面
9aによつて開かれた状態を保つており、前記紙面9aの端
部は前記ガイド部70との間の摩擦により、シヤツタ60の
自重によるモーメントに耐えてその状態を維持してい
る。矢印A方向に回転した前記ページ替えローラ50は、
第24図に示すように、次にめくろうとしている通帳9の
紙面9bに接触し、該ページ替えローラ50の摩擦接触部52
は大変形すると共に、中空部53が縮小される。その後、
第25図に示すようにめくろうとしている紙面9bが、すで
にめくられている紙面9aと接触し、これにより、前記紙
面9aの紙端は、前記ガイド部材70の上方に押し上げられ
る。引続き前記ページ替えローラ50が回転し、初期位置
で停止すると、第26図に示すように前記めくろうとして
いる紙面9bは、前記ページ替えローラ50のピツカー部57
にその紙端を乗るような状態となる。続いて、矢印E方
向に通帳9を搬送することで、紙面9aと紙面9bの2ペー
ジをめくることが可能となる。ここで、第24図に示した
ように、続けてページ替えを行うと3ページ,4ページと
所望するだけの数のページ替えが可能となる。
上記実施例は、ガイド部材70の動きをページ替えロー
ラ50とその突起部54を介して同期をとる方法を示した
が、ガイド部材70を別のアクチユエータにおいてタイミ
ングをとり駆動する方法としてもよいことはいうまでも
ない。
この実施例によれば、冊子類のページ替え装置におい
て、通帳のページ替えを連続的に行うことが可能なペー
ジ替え装置を提供できるという効果がある。
以上説明した各実施例において、ページ替えローラ
は、芯金部と摩擦接触部からなり、この摩擦接触部は、
冊子類の厚さの変化を弾性変形で吸収できる構造として
中空部を形成した中空弾性体構造としている。
しかし、この摩擦接触部は、中空部を有する中空弾性
体構造にこだわることなく、前述の冊子類の厚さの変化
を弾性変形で吸収できる構造ならばよい。例えば、中空
部に大きな変形を可能とする発泡ゴム等を充填した中空
弾性体構造などである。
このような構造にしても、前述の各実施例と同じよう
な効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構造に
より確実にページ替えを行うことができる。また、ペー
ジ替えを連続的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す主要部の側面図、第2
図は第1図におけるページ替えローラの拡大斜視図、第
3図から第10図は第1図に示す実施例における冊子類の
搬送とページ替えの動作を説明する側面図、第11図はめ
くり力の座屈力との力学的関係を説明する図、第12図は
長さと座屈力との関係を示す図、第13図は圧縮量と反力
との関係を示す図、第14図はページ替えローラの他の例
を示す斜視図、第15図はページ替えローラの更に他の例
を示す図、第16図は本発明の他の実施例を示す主要部の
側面図、第17図は第16図におけるページ替えローラの拡
大詳細図、第18図は第16図における駆動系の制御構成
図、第19図から第26図は第16図に示す実施例における冊
子類の搬送とページ替えの動作を説明する側面図であ
る。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路上の冊子類のめくり対象紙面に摩擦
    接触して当該冊子類のページ替えを行うページ替えロー
    ラを有するページ替え装置において、前記ページ替えロ
    ーラの摩擦接触部は、冊子類の厚さの変化を弾性変形で
    吸収する構造であることを特徴とするページ替え装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のページ替え装
    置において、前記ページ替えローラの摩擦接触部は、こ
    の摩擦接触部の圧縮量−反力曲線において少なくとも1
    つ以上の変曲点を有する特性を備えていることを特徴と
    するページ替え装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載のページ替え装
    置において、前記ページ替えローラの摩擦接触部は中空
    弾性体であることを特徴とするページ替え装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項または第2項または
    第3項記載のページ替え装置において、前記ページ替え
    ローラの摩擦接触部は、摩擦係数の低い回転可能な芯金
    部に取付けられ、この芯金部と摩擦接触部との境界部に
    めくり対象紙面の先端に係合可能な段差を形成し、これ
    によってピッカー部を構成したことを特徴とするページ
    替え装置。
  5. 【請求項5】搬送路上の冊子類のめくり対象紙面に摩擦
    接触して前記冊子類のページ替えを行うページ替えロー
    ラを有するページ替え装置において、前記冊子類の移送
    案内する第1のガイドとこの第1のガイドに対向し、前
    記ページ替えローラの紙面めくり方向側に位置して設け
    られた第2のガイドを有し、この第2のガイドのページ
    替えローラ側端には、前記冊子類の紙面の座屈挙動上の
    力学的境界点に位置する折曲部が形成され、前記ページ
    替えローラは、その摩擦接触部が冊子類の厚さの変化を
    弾性変形で吸収する構造であることを特徴とするページ
    替え装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項記載のページ替え装
    置において、ページ替えローラの摩擦接触部は、この摩
    擦接触部の圧縮量−反力曲線において、少なくとも1つ
    以上の変曲点を有する特性を備えていることを特徴とす
    るページ替え装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項記載のページ替え装
    置において、ページ替えローラの摩擦接触部は、中空弾
    性体であることを特徴とするページ替え装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第5項又は第6項又は第7
    項記載のページ替え装置において、前記ページ替えロー
    ラの摩擦接触部は、摩擦係数の低い回転可能な芯金部に
    取付けられ、この、芯金部と摩擦接触部との境界部に、
    めくり対象紙面の先端に係合可能な段差を形成し、これ
    によってピッカー部を構成したことを特徴とするページ
    替え装置。
  9. 【請求項9】冊子類を第1のガイド上において所定方向
    に搬送するための搬送手段と、冊子類の所定の紙面に摩
    擦接触部が接触してページ替えを行うためのページ替え
    ローラと、前記第1のガイドと前記搬送手段の配設位置
    において前記第1のガイドに対向して設けられた第2の
    ガイドとを備えるページ替え装置であって、前記ページ
    替えローラの近傍には、ページめくり後の紙面の変形状
    態を任意の状態に保つためのガイド部材を揺動可能に設
    けたことを特徴とするページ替え装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項記載のページ替え
    装置において、前記ページ替えローラは、回転可能に設
    けられた芯金部と、この芯金部に取付けられ冊子類の厚
    さの変化を弾性変形で吸収する構造の摩擦接触部と、こ
    れら芯金部と摩擦接触部の境界部にめくり対象紙面の先
    端を係合するピッカー部と、前記芯金部に設けられガイ
    ド部材と係合する突起部を備え、前記ガイド部材は、そ
    の下端側に、前記ページ替えローラの回転に伴って、前
    記芯金部の突起部に選択的に係合する第1の接触部と第
    2の接触部を備えたことを特徴とするページ替え装置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第10項記載のページ替え
    装置において、前記ページ替えローラの摩擦接触部は、
    この摩擦接触部の圧縮量−反力曲線において少なくとも
    1つ以上の変曲点を有する特性を備えていることを特徴
    とするページ替え装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第11項記載のページ替え
    装置において、ページ替えローラの摩擦接触部は、中空
    弾性体であることを特徴とするページ替え装置。
  13. 【請求項13】冊子類を第1のガイド上において所定方
    向に搬送するための搬送手段と、冊子類の所定の紙面に
    摩擦接触部が接触してページ替えを行うためのページ替
    えローラと、前記第1のガイドと前記搬送手段の配設位
    置において前記第1のガイドに対向して設けられた第2
    のガイドと、前記ページ替えローラと前記第2のガイド
    の間に回転可能に位置し、前記第2のガイドと共に搬送
    路を形成するシャッタとを備えるページ替え装置であっ
    て、前記ページ替えローラ近傍には、ページめくり後の
    紙面の変形状態を任意の状態に保つためのガイド部材を
    揺動可能に設け、前記ページ替えローラの近傍には、こ
    のページ替えローラの回転数を計数するセンサを配設
    し、前記ページ替えローラ駆動する駆動源と前記冊子類
    の搬送手段を駆動する駆動源との回転を制御する制御装
    置を備え、この制御装置は、前記冊子類の搬送類及びセ
    ンサからの信号に基づいて前記各駆動源に制御指令を発
    生するものであることを特徴とするページ替え装置。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第13項記載のページ替え
    装置において、前記制御装置は、冊子類の搬送手段を駆
    動する駆動源に連結されたエンコーダからのパルス数
    と、駆動ローラの半径を基に冊子類の搬送量を演算し、
    またセンサからのページ替えローラの回転数とページ数
    とを比較する演算部と、この演算部で演算された演算結
    果に基づき、前記冊子類の搬送手段を駆動する駆動源に
    冊子の搬送又は停止の指令信号を発生し、前記ページ替
    えローラを駆動する駆動源にページ替えローラの回転又
    は停止の指令信号を発生する指令部とを備えていること
    を特徴とするページ替え装置。
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