JPH11299971A - パチンコ式遊技機における打球発射操作装置 - Google Patents

パチンコ式遊技機における打球発射操作装置

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JPH11299971A
JPH11299971A JP11095598A JP11095598A JPH11299971A JP H11299971 A JPH11299971 A JP H11299971A JP 11095598 A JP11095598 A JP 11095598A JP 11095598 A JP11095598 A JP 11095598A JP H11299971 A JPH11299971 A JP H11299971A
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ball
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hitting
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JP11095598A
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Nobuo Osumi
信雄 大住
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Newgin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者自身による楽な握り操作および長く疲
れにくい球打ち操作を図り得ると共に、装置自体の外観
美を高め得るようにした打球発射操作装置を提供する。 【解決手段】 遊技機の前面下部に設置されて遊技者が
把持し得る把持部材45に、遊技者が指先操作し得るリ
ング状の回動操作部材49を所要方向に回動可能に組付
ける。この回動操作部材49の外周所要部位に、遊技者
の指を当て得る適宜高さの指当て部65を、把持部材4
5における後側部46の方向へ適宜長さに突出した形状
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ式遊技
機における打球発射操作装置に係り、更に詳しくは、例
えば機内の遊技盤内で所要のパチンコゲームを展開し得
る遊技機にあって、パチンコ球の発射にあたり、遊技者
によって操作される打球発射操作装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機
では、その基本的な構成として、外枠の開口前面側に対
して開閉および着脱が可能に組付けられる前枠の前後各
部分に、窓枠およびガラス窓、球送り装置、打球発射装
置、機構セット盤、上下の球受け皿等の基本共通遊技部
材が設置されると共に、所要ゲーム内容の遊技盤がセッ
トされて1台単位で構成されている。そして、ゲームホ
ール内の設置枠台に設置した状態において球送り打球遊
技操作を開始することにより、上球受け皿内の遊技球を
1球ずつ発射装置から遊技盤面内に打込んで所要のゲー
ムを行ない、そしてゲーム中の入賞に対して機構セット
盤側から払出された賞品球を上球受け皿側に受入れ、該
上球受け皿の充満以後は下球受け皿側に収容(貯留)する
ようになっている。
【0003】このような遊技機における前記打球発射装
置は、前枠前面の右下部に配置される打球操作部と、前
枠の裏側に配設されて打球杆と該打球杆を作動する駆動
源を備えた打球駆動部と、同じく前枠の裏側に配置され
て前記打球操作部からの入力信号に対応して前記駆動源
等を駆動制御する駆動制御部とから構成されている。前
記打球操作部は、遊技者が右手で直接把持しながら打球
発射操作するためのもので、手先の捩じり動作に追従変
位して、前記駆動源による打球杆の作動制御および打出
力を調整するための回動式の操作レバー、該駆動源に対
するON・OFFスイッチ、金属性または金属メッキが
施されたタッチ感知環等が組込まれている。そして、遊
技者が打球操作部を把持していることを検出するタッチ
感知環の検出条件と、前記操作レバーの回動によるスイ
ッチのON条件のもとに、前記駆動源が作動して発射位
置に送込まれた遊技球が打球杆によって遊技盤内に打込
まれると共に、前記操作レバーの回動変位量に比例して
該打球杆の打出力が強弱変化して遊技球の飛翔到達位置
が調整されるようになっている。なお前記駆動源として
は、電動モータと、ロータリー式または直動式のソレノ
イド等に大別される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記打球操作
部では、前記操作レバーを回動変位させるために、該操
作レバーの外端所定位置に半径外方向に突出した指当て
部が一体的に形成されており、遊技者は例えば親指を該
指当て部に引掛けながら手先を捩じることにより該操作
レバーを回動変位させるようになっている。しかるに、
従来の打球操作部における前記指当て部は、操作レバー
の厚さ分と同一の前後幅を以って半径外方向へ突出形成
してある場合が多い。しかも操作レバーは、ねじりばね
等の付勢部材が掛止されて、常には回動始点位置側へ自
動復帰するように配設されている。このため遊技者は、
前記ねじりばねの付勢力に抗して前記操作レバーを回動
変位させながら遊技球の飛翔到達位置を調整し、かつ遊
技中はこの状態を継続的に保持していなければならない
ため、除々に指先が痛くなって長時間に亘って快適かつ
楽な遊技を行ない得ない欠点を内在していた。なお、前
記指当て部を打球操作部の前側方向(遊技側)へ適宜膨出
させ、指を掛ける部分の面積を拡大させたものが提案さ
れているが、指先の痛みをある程度緩和させ得る効果は
あるとしても、外観デザインが損なわれてしまう欠点が
指摘される。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく新規に提案されたもので、パチンコゲームに係る
打球発射において、遊技者自身による楽な握り操作およ
び長く疲れにくい球打ち操作を図り得ると共に、装置自
体の外観美を高め得るようにしたパチンコ式遊技機にお
ける打球発射操作装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため本発明は、機内の遊技盤内で所要
のパチンコゲームを展開し得る遊技機において、前記遊
技機の前面下部に設置されて遊技者が把持し得る把持部
材に、遊技者が指先操作し得る回動操作部材を所要方向
に回動可能に組付け、この回動操作部材の所要部位に、
遊技者の指を当て得る適宜高さの指当て部を、把持部材
の後方に向けて所要長さ分に突出した条件で形成したこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】遊技者が、回動操作部材を組付けた把持部材を
把持したとき、該遊技者の指が指当て部の側方に近接位
置するようになる。そして、把持部材を把持した状態に
おいて、指当て部に指を掛けながら手先を捩じることに
より前記回動操作部材が回動変位し、このもとで駆動制
御された所要の駆動源により打球杆が作動して発射位置
の遊技球が遊技盤内に打込まれる。前記指当て部は、把
持部材の後方側(遊技機側)へ所要長さ分だけ突出した条
件で形成されて指当て部の面積が大きくしてあるため、
長時間の遊技においても指先の痛みを低減して快適かつ
楽な遊技を継続的に行なうことが可能となる。また、該
指当て部が遊技者側へ突出していないので、外観デザイ
ンが損なわれることもない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ式遊
技機における打球発射操作装置につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明す
る。なお本実施例では、前枠の正面内部にパチンコ球用
の遊技盤がセットされた一般的なパチンコ機(遊技機)
に、打球発射操作装置を採用した場合を主に示すことと
する。
【0009】本実施例のパチンコ機Pは、その基本的構
成の概要として図1に略示するように、外枠Aの開口前
面側に連結支持手段および施錠手段を利用して開閉およ
び着脱が可能に組付けられる前枠Bの各部に、ガラス扉
D付きの窓枠C、上下の球受け皿E,Fおよび後述する
打球発射装置G等が装備されている一方、前枠Bの正面
内部に所要の遊技盤Hが着脱交換可能にセットされてお
り、そして該前枠Bの裏側にアウト球,セーフ球,賞品球
の各処理部を有する機構セット盤(図示せず)が着脱可能
に装備されている。前記外枠Aは、上下および左右の各
枠部材10,11,12,13が互いに枠組み連設された
形態を例とし、少なくとも右と下の枠部材13,11を
合成樹脂成形製として異サイズのものを選択的に取着す
ることにより、一般に「関東枠、関西枠」と呼称区分され
ている何れのタイプにも対応し得るようになっている。
【0010】前記前枠Bは、その全体が合成樹脂成形さ
れたものを例とし、前記外枠Aの開口前面域に適合する
外形枠サイズに合成樹脂成形されて内側に正面縦長方形
の窓枠口15を開口した枠体14と、この枠体14の裏
側に一体成形されて窓枠口15よりやや狭い開口面域1
7を成形した収容保持枠16とが、前後に連設された内
外二重枠形態とされている。そして前記枠体14におい
ては、窓枠口15の内周囲に窓枠Cを設置し得るように
なっており、該窓枠Cにおけるガラス扉Dの下方面域に
合わせて、前記上球受け皿Eが開閉および着脱可能に組
付けセットされている。また前記窓枠口15の下部に、
下球受け皿Fや打球発射装置G等を設置するための前盤
部18が成形され、また窓枠口15の上縁部および右縁
部に亘り電光装飾部19が設置されている。
【0011】本実施例のパチンコ機Pにおける下球受け
皿Fは、図2に示すように、合成樹脂成形された基本構
成部材である台形箱枠状の外郭保護体21と、同保護体
21の開口内側にセットされる皿本体22と、両者2
1,22の開口裏側に当接セットされる横長方形のセッ
ト盤23を組付け整合してユニット化され、上球受け皿
E側から連通される球抜き通入部24、賞品球の機外排
出用の球抜き部25および灰皿26等が夫々組付けられ
ている。このように構成された下球受け皿Fは、前盤部
18前面に対して位置決めされると共に、裏側から固定
手段としてのビス等で固定セットされる。そして外郭保
護体21の右側部分には、後述の打球操作部G1を設置
するための設置座部27が画成されており、この設置座
部27の前側に、円孔29を有する支持盤28がビスや
係止爪等を利用して組付けられている一方、セット盤2
3における右部前側の設置枠部30に、連結筒32を突
設した保持具31が取着セットされている。この連結筒
32は、前向き傾状に突設されて支持盤28の円孔29
から外郭保護体21の前方に延出しており、その後端内
部に形成された仕切り蓋部33にコネクタ用の差込み口
34が開口されて、設置枠部30内に形成された配線用
の挿通孔(図示せず)と、前枠Bの前盤部18の通し口
(図示せず)に整合している。そして前記差込み口34に
は、配線用コネクタ37が着脱可能に差込み固定される
ようになっている。なお、下球受け皿Fに形成した連絡
筒部38には、機構セット盤23の賞球払出装置から払
出された賞品球を、貯留皿部39へ案内すると共に貯留
し得る球受け容器20が整合している。
【0012】前枠Bの右下部に装備される前記打球発射
装置Gは、打球操作に基いて上球受け皿Eから球送り装
置40を介して発射レール41の発射位置に送込まれた
遊技球を打出すものであって、その基本的な構成として
図2に示すように、球円筒形グリップ状にユニット化さ
れた本実施例の打球発射操作装置(打球操作部)G1と、
この打球操作部G1での操作入力条件に基いて駆動源7
4が駆動されて打球動作を行なう打球駆動部G2と、該
駆動部G2の裏側にセットされた駆動制御部G3から構成
されている。そして前記打球操作部G1は、前述したよ
うに下球受け皿Fの右側に組付けセットされ、また打球
駆動部G2および駆動制御部G3は、前盤部18の裏側に
組付けセットされている。なお本実施例では、前記駆動
源74としてロータリーソレノイド(単にソレノイドと
もいう)を実施した打球発射装置を例示している。
【0013】本実施例の打球発射操作装置に係る打球操
作部G1については、図2〜図5に示すように、合成樹
脂成形されたグリップ用部材として、同操作部G1の固
定基体をなす支持筒体(後側部)46と、この支持筒体4
6の開口前面に取着された支持円盤47に着脱可能に固
定される略半球形のキャップ体(前側部)48とからなる
把持部材45と、リング状に樹脂成形されて支持筒体4
6とキャップ体48との間に回動可能に支持された操作
レバー(回動操作部材)49とを互いに組付けてユニット
化されている。そして下球受け皿Fに対しては、前記支
持筒体46の筒部50を、前記保持具31の連結筒32
内に直接嵌挿してビス51で固定することにより、把持
部材45全体が図2に示すように平面外向き傾状に設置
されて、遊技者は長時間の遊技に亘って楽に、かつ疲れ
ずに把持操作ができるようになっている。なおビス51
は、下球受け皿Fの前側において着脱できる位置にある
(図3参照)。
【0014】また、前記支持筒体46の筒部50内の前
側に、打球駆動部G2の前記ソレノイド74に対する可
変抵抗器(ボリュームスイッチともいう)52が組込まれ
て、その調整軸53と前記操作レバー49中心の係合片
54とが差込み結合されている一方、支持筒体46の開
口前側にソレノイド74に対するスイッチ55および支
持筒体46の外側から操作可能なレバー状の操作片56
が組込まれており、また支持筒体46の開口側外周に金
属製または表面メッキされたタッチ感知環57が取着さ
れている。そして、これらの部材52,55,57は、個
々の配線を介して支持筒体46の筒部50内の後側に係
止爪等を利用して組込まれた6極円筒形の中継用コネク
タ58に集約的に接続されている。ちなみに、タッチ感
知環57と駆動制御部G3におけるタッチ回路(図示しな
い)を合わせて、便宜上タッチスイッチともいう。
【0015】前記支持円盤47,キャップ体48および
操作レバー49は、互いの中心部の嵌合い部分47a,
48a,49a同志を利用して位置決め結合されてい
る。そして操作レバー49は、支持筒体46の前方に突
設された複数(3個)の軸筒部(支持円盤47用の連結ボ
スを兼用する)59に対して、円弧状の案内孔60,60
を嵌合して回動方向および操作量が規制されており、ね
じりばね61で常には戻り方向(図5中反時計方向)へ付
勢されたもとで、回動操作量に応じて前記可変抵抗器5
2をボリューム調整し得るようになっている。これに対
して前記操作片56は、操作レバー49内側に突設され
た規制ピン62により出没変化し得るようになってお
り、レバー49の操作前ではピン62で拘束された没入
状態でスイッチ55をOFFにし、同レバー49の操作
時にはピン62から解放された突出状態でスイッチ55
をONにするようになっており、またこの操作片56の
状態切換え操作に基いてスイッチ55がON,OFF条
件に切換えられる。
【0016】そして、本実施例の打球発射操作装置に係
る打球操作部G1では、前記操作レバー49の外周所要
位置に指当て部65が一体的に突出形成してあり、遊技
者は自身の指を該指当て部65に掛止しながら手先を捩
じることにより、該操作レバーを回動操作するようにな
っている。このため前記指当て部65は、半径外方向に
突出して遊技者の指を好適に当て受け得る適宜高さに突
出していると共に、把持部材45の後方側(前枠B側)へ
向けて所要長さ分に延出した条件で形成されており、指
が当接する指当て面66の面積を大きく設定してある。
これにより、遊技者が指当て部65に自身の指を掛止し
ながら前記操作レバー49を回動操作し、この状態を長
時間に亘って保持しながら遊技を行なったとしても、指
に痛みを感じ得ないようになっている。なお本実施例で
は、合計3個の指当て部65を操作レバー49の外端所
要位置に形成したものを例示しており、これにより複数
本の指を各指当て部65に掛けながら該操作レバー49
の回動操作を行なうことができる。
【0017】更に本実施例に係る打球操作部G1では、
前記操作レバー49の外周所要位置に基準マーク67を
表示してあると共に、前記支持筒体46の外周前端の所
要位置に、第1打込みマーク68および第2打込みマー
ク69を表示してある。すなわち第1打込みマーク68
は、遊技盤Hの上部中央に配設した4本の天釘70(図
1参照)の上方左側部位(第1打込み部位)85に遊技球
が飛翔到達するように前記操作レバー49を回動操作し
た際に、前記基準マーク67と整合する位置に表示され
ている。また第2打込みマーク69は、遊技盤Hの上部
右側(第2打込み部位)86に位置した球受け部71(図
1参照)に遊技球が飛翔到達するように前記操作レバー
49を回動操作した際に(所謂「右打ち」)、前記基準マー
ク67と整合する位置に表示されている。これにより遊
技者は、前記第1打込みマーク68に基準マーク67が
整合するように前記操作レバー49を回動操作すれば、
遊技球が天釘70の上方に飛翔到達する通常遊技状態を
容易に実行し得ると共に、特別遊技状態の際に右打ちを
行なう必要がある遊技機においては、前記第2打込みマ
ーク69に基準マーク67が整合するように前記操作レ
バー49を回動操作すればよいように設定されている。
なお、前記基準マーク67および各打込みマーク68,
69は、熱転写等による印刷表示の他に、操作レバー4
9,支持筒体46の成形に際して一体的に凹設または凸
設してもよい。
【0018】そして、前記打球操作部G1の主要部分の
組付け態様例としては、図3に示すようにコネクタ58
を組込んだ支持筒体46の開口前側に操作レバー49を
嵌合わせたもとで、支持円盤47が操作レバー49との
互いの嵌合い部分47a,49aを嵌合すると共に、支
持筒体46の各軸筒部50にビス止め固定される。そし
て、この支持円盤47に嵌装されるキャップ体48が互
いの嵌合い部分47a,48aを嵌合すると共に、円周
方向へ適宜回して互いの係合部47b,48bをロック
した後に、ビス72で固定されるようになっている。な
お図3中の符号73は、キャップ体48の外表部中央に
嵌着される円盤状の装飾部品を示す。
【0019】前記打球駆動部G2は、図2に示すよう
に、セットベースとなる金属成形製の支持盤79の前側
にパルス制御される駆動源としてのロータリーソレノイ
ド74が設置され、このソレノイド74の回動軸の後端
に打球杆76が連結されて、全体が支持盤79単位で構
成されている。そしてこの打球駆動部G2は、前盤部1
8裏側の設置座部に支持盤79を当て合わせてビス固定
することにより、ソレノイド74が前記前盤部18に形
成したセット口(図示せず)内に収容される。このもと
で、ソレノイド74のパルス通電励磁時に打球杆76が
打球始端から打球終端の範囲を回動変位して、発射レー
ル41の発射位置に着座した遊技球を打出し得るように
なっている。なお、打球始端と打球終端との各位置を調
整するための手段として、変心円形を利用した回動調整
形式の始端側のストッパ77と、可動保持具を利用した
スライド調整形式の終端側のストッパ78とが支持盤7
9裏側の所定位置に配置されている。
【0020】また前記駆動制御部G3については、前記
打球駆動部G2のロータリーソレノイド74や打球操作
部G1の各電気的部品52,55,57および前記球送り
装置40の電磁ソレノイドの総括的な入出力制御をなす
もので、合成樹脂成形製のケース80内に所要の回路を
備えた回路基盤81が内蔵されており、このケース80
が前記支持盤79裏側に着脱可能にセットされている。
前記回路基盤81には、図示しないが、電源回路、球送
りソレノイド用の駆動回路、ロータリーソレノイド用の
駆動回路、ボリューム調整用回路、スイッチ用およびタ
ッチ用の回路部等が夫々構成されていると共に、ロータ
リーソレノイド74の励磁力とタッチ感知環57の接触
感度とを強弱調整するための回動式の調整具82,83
が付設されている。
【0021】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機Pは、外枠Aに対する前枠Bに、ガラス扉D付
きの窓枠C、遊技盤H、機構セット盤の他に前述した上
下の球受け皿E,Fおよび打球発射装置Gが装備,セット
されて1台単位に構成される。そして、ゲームホール内
の設置枠台に所定の傾き起立姿勢で設置された外枠Aに
前枠B全体が組付けられて遊技に供され、このもとで通
常の打球発射操作を行なうことにより、上球受け皿E内
の遊技球を球送り装置40により1球ずつ発射レール4
1に送込み、打球発射装置Gにおけるロータリーソレノ
イド74の駆動に従動する打球杆76で打出して、遊技
盤H内で所要のパチンコゲームを行ない得る。そして、
ゲーム中に発生したセーフ球に対して機構セット盤の賞
球排出装置から払出された賞品球が、上球受け皿E側へ
優先的に排出されて皿部内に収容され、また上球受け皿
E側の充満以後には球受け容器20および連絡筒部38
を介して下球受け皿F側へ排出されて貯留皿部39内に
貯留される。
【0022】そこで、このようなパチンコ機にあって、
前枠Bおよび下球受け皿Fに対する打球発射装置Gの組
付けおよび実施状況等につき、更に詳細に説明する。
【0023】前述のように構成された打球発射装置Gに
おいては、ともにユニット化された打球操作部G1,打球
駆動部G2および駆動制御部G3が、夫々の設置部に別々
に設置される。先ず打球操作部G1では、下球受け皿F
側の保持具31の連結筒32内に、支持筒体46の筒部
50を互いの位置決め手段(例えば凹溝と突条)を利用し
て嵌挿して両者31,46をビス51で連結する。これ
により、筒部50内のコネクタ58が、連結筒32内の
配線用のコネクタ37と嵌込み接続されたもとで、打球
操作部G1が下球受け皿Fの右側傾状部の前側から平面
外向き傾状に突設されるから、遊技者が長時間に亘って
楽に把持操作し得る状態位置にセットされる(図2参
照)。
【0024】一方打球駆動部G2では、その支持盤79
裏側に駆動制御部G3を装備セットした状態で、前枠B
の前盤部18裏面の設置座部にビス等により固定され
る。また、駆動制御部G3の回路基盤81に対して、電
源(AC24V)、球送り装置40の電磁ソレノイド、打
球杆76用のロータリーソレノイド74、打球操作部G
1内の可変抵抗器52とスイッチ55およびタッチ感知
環57が、中継用のコネクタ58,37を介して接続さ
れる。なお、配線用のコネクタ37は、前記保持具31
内の差込み口34に予じめ嵌込み接続されており、打球
操作部G1の設置に際して支持筒体46内のコネクタ5
8が該コネクタ37と接続されるから、可変抵抗器5
2,スイッチ55およびタッチ感知環57と回路基盤8
1とが極めて簡単に接続される。
【0025】このように装備された打球発射装置Gで
は、遊技者が打球操作部G1の把持部材45を把持し
て、タッチ感知環57を把持(接触)すると共に、指当て
部65に指を掛止しながら手先を捩じって操作レバー4
9を回動操作することにより、駆動制御部G3でのパル
ス出力制御に基いて、前記球送り装置40と打球駆動部
2とが適宜タイミングで作動される。すなわち、タッ
チ感知環57のタッチ検出条件と、操作レバー49から
解放された操作片56の突出復帰によるスイッチ55の
検出条件が、駆動制御部G3の回路基盤81に入力され
ることに基いて、同基盤81のパルス出力部から出力さ
れる第1パルスにより球送り装置40が作動して、上球
受け皿Eから供給される遊技球を発射レール41の発射
位置に送込む。次いで、パルス出力部から出力される第
2パルスによりロータリーソレノイド74が励磁駆動し
て、これに従動した打球杆76によって発射位置の遊技
球を遊技盤H内に打込むようになる。なお、前記操作レ
バー49が回動操作保持されている適時に、前記操作片
56を介してスイッチ55をON,OFF条件に切換え
ることにより、この切換え条件に合わせた球送り・打球
作動に基いて、遊技球を単発的に打出すことが可能であ
る。
【0026】そして本実施例の打球操作部G1では、操
作レバー49の指当て部65を把持部材45の後方に向
けて所要長さ分に突出形成することで、該指当て部65
の指当て面66の面積が大きく設定され、長時間に亘っ
て操作レバー49を回動操作状態に保持していたとして
も指の痛みを感ずることがなく、快適かつ楽な遊技を継
続的に行なうことが可能となる。
【0027】本実施例の打球発射操作装置では、把持部
材45に表示された前記第1打込みマーク68に基準マ
ーク67が整合するように前記操作レバー49を回動操
作すれば、遊技球を天釘70の上方左側部位(第1打込
み部位)85に飛翔到達させる通常遊技状態を容易に実
行することができる。また、前記第2打込みマーク69
に基準マーク67が整合するように前記操作レバー49
を回動操作すれば、遊技球を上部右側(第2打込み部位)
86に位置した球受け部71に飛翔到達させる特別遊技
状態を容易に実行することができる。このため、通常遊
技状態から特別遊技状態への変更操作、および特別遊技
状態から通常遊技状態への変更操作を極めて簡単かつ迅
速に行ない得るから、遊技球の無駄な打出しを最小限に
抑えることができる。また、パチンコ遊技の経験が全く
ない初心者であっても、第1打込みマーク68または第
2打込みマーク69に基準マーク67を整合させるだけ
で、遊技球の適切な打出しを容易に実現することがで
き、簡単かつ容易に遊技を楽しむことが可能となる。更
に、遊技中断後に遊技を再開するに際しては、第1打込
みマーク68に基準マーク67が整合するように操作レ
バー49を回動操作するだけで、直ぐに通常の遊技状態
に復帰することが可能である。
【0028】更に本実施例の打球発射操作装置では、操
作レバー49を回動操作するための指当て部65が把持
部材45の後方側に突出した形状に形成してあるため、
打球操作部G1全体の外観デザインを損ねることがな
い。
【0029】なお前記実施例においては、合計3個の指
当て部65を操作レバー49の外端所要部位に形成した
場合を例示したが、この指当で部65の数はこれに限定
されるものではなく、これよりも少なくても多くてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るパチ
ンコ遊技機における打球発射操作装置によれば、遊技球
に対する打出力の強弱制御を行なうために配設された回
動操作部材の指当て部を、把持部材の後方に向けて所要
長分だけ突出した形状に形成したので、指を掛止する部
分の面積が大きく設定され、これにより長時間に亘って
回動操作部材を回動操作状態に保持していたとしても指
の痛みを感ずることがなく、快適かつ楽な遊技を継続的
に行なうことが可能となる利点がある。また、指当て部
が把持部材の後方側に突出した形状に形成してあるた
め、打球発射操作装置全体の外観デザインを損ねること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る打球発射操作装置が採用
されるパチンコ機全体を略示する正面図である。
【図2】本実施例の打球発射操作装置が装着される下球
受け皿を一部破断して示す平面図である。
【図3】打球発射操作装置を分解して示す斜視図であ
る。
【図4】打球発射操作装置を示す平面図である。
【図5】打球発射操作装置を示す正面図である。
【符号の説明】
45 把持部材 46 支持筒体(後側部) 48 キャップ体(前側部) 49 操作レバー(回動操作部材) 65 指当て部 P パチンコ機(遊技機)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機内の遊技盤内で所要のパチンコゲーム
    を展開し得る遊技機において、前記遊技機(P)の前面下
    部に設置されて遊技者が把持し得る把持部材(45)に、遊
    技者が指先操作し得る回動操作部材(49)を所要方向に回
    動可能に組付け、この回動操作部材(49)の所要部位に、
    遊技者の指を当て得る適宜高さの指当て部(65)を、把持
    部材(45)の後方に向けて所要長さ分に突出した条件で形
    成したことを特徴とするパチンコ式遊技機における打球
    発射操作装置。
  2. 【請求項2】 前記回動操作部材(49)は、リング状に樹
    脂成形されて、前記把持部材(45)の前側部(48)と後側部
    (46)との間に回動可能に組付けられて常には戻り方向へ
    付勢され、同回動操作部材(49)の外周所要部位に、前記
    指当て部(65)を半径外方向と、前記把持部材(45)の後側
    部(46)の方向とに適宜高さおよび長さに突出した条件で
    形成した請求項1記載のパチンコ式遊技機における打球
    発射操作装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342430A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Heiwa Corp 遊技機
JP2009160162A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機

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