JPH11292228A - 分割式荷受け部 - Google Patents

分割式荷受け部

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JPH11292228A
JPH11292228A JP9377898A JP9377898A JPH11292228A JP H11292228 A JPH11292228 A JP H11292228A JP 9377898 A JP9377898 A JP 9377898A JP 9377898 A JP9377898 A JP 9377898A JP H11292228 A JPH11292228 A JP H11292228A
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JP
Japan
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shelf
fitting
receiving
plate portion
shelves
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Application number
JP9377898A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Yokota
哲朗 横田
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての棚板を共通化した分割式荷受け部を提
供する。 【解決手段】 棚板41,42,43は、並設方向にお
ける一側面に突起体49を設け、他側面には突起体49
が嵌入可能な嵌合部50を設け、棚板41,42,43
には、一側面を相対向させて並設したとき、対向位置し
た突起体49の嵌入を互いに許す嵌入許容部51を一側
面に形成している。前後の棚板は、突起体49を嵌合部
50に嵌入させることで、他側面と一側面とを互いに当
接させて、密な状態で並設できる。また、突起体49を
嵌入許容部51に嵌入させて並設することで、一側面ど
うし当接させて、密な状態で並設できる。これにより棚
板群は、同一状形状で共通化しながらも種々な任意な向
きで並設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば複数の支
柱と、隣接した支柱間に配設された荷受け部とにより構
成され、この荷受け部上に荷(物品)を載置して格納を
行う枠組棚に使用される分割式荷受け部に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分割式荷受け部として
は、たとえば実開平3年53144号公報に見られると
ころの、一側面に凸部や凹部が形成された端部棚板部材
と、両側面にそれぞれ凸部や凹部が形成された中間棚板
部材との組み合せからなる構成が提供されている。ま
た、たとえば実公平5年45261号公報に見られると
ころの、両側面に振分けて凹入部または凸出部と凹溝部
とが形成された端部棚板部材と、両側面に振分けて凸出
部と凹入部とが形成された中間部棚板部材との組み合せ
からなる構成が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、棚板部材として、端部用棚板部材と中間棚板部材
との二種類または三種類が必要であることから、その製
作、成形工程も複数種類となり、また保管管理、組立て
の際の選択、組立て現場への運搬、組立て作業などが、
煩雑にかつ複雑になる。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、全ての棚板を共通化した分割式荷受け部を提供する
ことを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の分割式荷受け部
は、一対の棚受け材と、両棚受け材間に載置されて並設
される複数の棚板とにより形成される分割式荷受け部で
あって、前記棚板は平面視において矩形状であって、そ
の並設方向における一側面には突起体が設けられ、並設
方向における他側面には前記突起体が嵌入可能な嵌合部
が設けられ、棚板が一側面を相対向させて並設されたと
き、対向位置された突起体の嵌入を互いに許す嵌入許容
部が一側面に形成されていることを特徴としたものであ
る。
【0006】したがって請求項1の発明によると、棚受
け材間に棚板群を載置させることで、分割式荷受け部を
組立て得る。その際に、前後の棚板は、突起体を嵌合部
に嵌入させて並設することで、その他側面と一側面とを
互いに当接させて、密な状態で並設し得る。また、突起
体を嵌入許容部に嵌入させて並設することで、その一側
面どうし当接させて、密な状態で並設し得る。これによ
り棚板群は、同一状形状で共通化しながらも種々な任意
な向きで並設し得る。
【0007】また本発明の請求項2記載の分割式荷受け
部は、上記した請求項1記載の構成において、突起体
は、一側面からの切り起しにより形成され、その切り起
し跡により嵌入許容部が形成されることを特徴としたも
のである。
【0008】したがって請求項2の発明によると、突起
体ならびに嵌入許容部は構造簡単にして得られ、また嵌
合は操作容易にして可能となる。そして本発明の請求項
3記載の分割式荷受け部は、上記した請求項1または2
記載の構成において、棚受け材には、並設された棚板群
のうち少なくとも一枚の棚板に作用して、この棚板の並
設方向への移動を規制する移動規制体が設けられている
ことを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項3の発明によると、棚板
群は、左右の棚受け材に設けた移動規制体に係合される
ことで、並設方向で位置決めし得る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図に基づいて説明する。図2〜図5において9は枠組棚
で、前後ならびに左右にそれぞれ複数(実施例では前
後、左右とも2本で示す。)立設された支柱10と、こ
れら支柱10の左右間の連結を行う上下一対でかつ前後
二組の横方向材20と、各支柱10間に配設された上下
方向において四段の荷受け部、すなわち、上端荷受け部
35、下端荷受け部36、上下二段の中間荷受け部37
などから構成される。
【0011】図2〜図8、図11、図12に示すように
前記支柱10は、外板部11と、この外板部11の幅端
から直角状で内方に延びる左右一対の側板部12と、こ
れら側板部12の内端から相対向する方向に接近する左
右一対の内板部13とにより、断面C字状でかつ筒型材
状に一体形成されている。
【0012】前記外板部11の上部と下部には、その幅
方向で両側に振分けた状態で左右一対の連結孔14が、
両部でそれぞれ上下二箇所に形成されている。ここで各
連結孔14は、矩形状の挿入孔部14Aと、この挿入孔
部14Aから下方に連通して形成された矩形状の係止孔
部14Bとからなる。そして前記挿入孔部14Aは、そ
の両側面(少なくとも一側面)14aが傾斜されて下方
ほど幅狭になるように形成されている。また前記係止孔
部14Bは、その上部幅Bが前記挿入孔部14Aの下端
幅Aより幅狭、すなわちB<Aでかつ両側面(少なくと
も一側面)14bを垂直状として、上部から下部まで同
様の幅Bに形成されている。なお、上部における上下の
連結孔14間にはピン孔15が形成されている。
【0013】前記側板部12には、その上部から下部に
亘って、係止用孔16が所定間隔置きに多数形成されて
いる。ここで各係止用孔16は矩形状であって、その両
側面(少なくとも一側面)16aが傾斜されて下方ほど
幅狭になるように形成されている。なお、支柱10の下
端には着地体18が装着されている。
【0014】前記横方向材20は、横材部分21と、こ
の横材部分21の左右方向の両端部から同方向へ直角状
に伸びる連結用部分22とにより門形状に一体形成され
ている。そして横材部分21は、外板部23と、この外
板部23の幅端から直角状で内方に延びる上下一対の側
板部24と、一方の側板部24の内端から外板部23に
沿った方向に延びる内板部25とにより一体形成されて
いる。その際に、内板部25はくの字状に折り曲げられ
て、その山頂部が外板部23の内面に当接された状態に
あり、かつ遊端は他方の側板部24に嵌め込み状とし
て、全体の強度が確保されている。
【0015】そして前記連結用部分22は、他方の側板
部24や内板部25を除去したところの、ほぼ平板状に
形成されている。この平板状の連結用部分22の強度を
確保するために、外板部23から連結用部分22に亘っ
て、プレス成形などによりリブ状突部26が形成されて
いる。
【0016】さらに連結用部分22には、前記支柱10
に対して係脱可能な係合体27が突出して設けられてい
る。この係合体27は、前記連結孔14の挿入孔部14
Aに挿入可能でかつ係止孔部14Bの幅Bよりも幅広の
係止部28と、この係止部28から下方に連続しかつ係
止孔部14Bの幅Bよりも幅狭の連結部29とにより形
成されている。ここで係合体27は、前記連結孔14に
対して小さ目の類似形状であり、したがって係止部28
の側面28aは、前記挿入孔部14Aの側面14aに沿
って傾斜されている。
【0017】そして係合体27は、連結用部分22に対
して、その両側を切断線としかつ上下端を接続状態とし
て、プレス成形などによる切り起しにより突出形成され
ている。なお、上位の係合体27の下方には、前記支柱
10側のピン孔15に連通可能なピン孔30が形成され
ている。
【0018】前記横方向材20は、左右で隣接した支柱
10間の連結を行うもので、前後で隣接した支柱10間
は、支柱10に対して着脱可能な前記荷受け部35〜3
7により連結される。すなわち荷受け部35〜37は分
割式であって、図1〜図10に示すように、それぞれ前
後で隣接した支柱10間に係脱可能な同一状形状の棚受
け材38と、左右で相対向された棚受け材38間に載置
される棚板41〜43などにより形成されている。
【0019】前記棚受け材38は、縦板部38Aと横板
部38Bとにより断面L字形状とした型材により形成さ
れ、その縦板部38Aに、前記支柱10側に対して係脱
可能な係合体39が形成されている。すなわち係合体3
9は、棚受け材38の長さ方向の両端に、それぞれ上下
一対に設けられるもので、そのうち上位の係合体39
は、縦板部38Aから外側への切り起しにより、その下
端を遊端とした舌状に形成され、また下位の係合体39
は、横板部38Bから外側への切り起しにより、その下
端を遊端とした舌状に形成されている。
【0020】その際に係合体39は、前記支柱10に形
成された係止用孔16に対して外側から挿通し得る形状
であり、そして挿通させたのち棚受け材38が下降され
ることで、係合体39の前述した舌形状により支柱10
側に係止される。
【0021】前記棚受け材38には、並設された棚板群
である前部棚板41と中間部棚板42と後部棚板43と
のうち少なくとも一枚の棚板41〜43に作用して、こ
の棚板41〜43の並設方向への移動を規制する移動規
制体40が設けられている。すなわち、前記棚受け材3
8の縦板部38Aで長さ方向の二箇所には、この縦板部
38Aから内側への切り起しにより、移動規制体40が
形成されている。
【0022】各棚板41〜43は、天板部44と、この
天板部44の両側から下方へ直角状に折り曲げられた外
側板部45と、これら外側板部45の下端から内方へ直
角状に折り曲げられた底板部46と、これら底板部46
の内端から上方へ直角状に折り曲げられた内側板部47
とからなり、平面視において矩形状に形成されている。
【0023】その際に、内側板部47の上端から反転状
に折り曲げて、この内側板部47から底板部46、外側
板部45、ならびに天板部44の両側部分に亘っては、
重ね合せの二重板構造とされて、強度が確保されてい
る。また、天板部44には、プレス成形などによりリブ
状突部48が形成され、ここでリブ状突部48は、棚板
41〜43の幅方向に沿い、かつ棚板41〜43の長さ
方向の複数箇所に形成されている。
【0024】各棚板41〜43の並設方向(幅方向)に
おける一側面には、外側板部45から長さ方向への切り
起しにより突起体49が設けられている。その際に突起
体49は、棚板41〜43の長さ方向の一端41a〜4
3aから距離Lを置いた位置と、棚板41〜43の長さ
方向の他端41b〜43bから距離lを置いた位置との
端二箇所に形成されるとともに、等間隔を置いた中間二
箇所に形成され、ここで距離Lは距離lよりも少し長
く、すなわちL>lに設定されている。
【0025】また、各棚板41〜43の並設方向(幅方
向)における他側面には、棚板41〜43が一側面と他
側面とを当接するように並設されたとき、前記突起体4
9群が嵌入可能な嵌合部50群が、外側板部45に対す
る開孔により設けられている。なお棚板41〜43の一
側面には、棚板41〜43が一側面を相対向させて並設
されたとき、対向位置された突起体49の嵌入を互いに
許す嵌入許容部51が、突起体49の切り起し跡の孔を
利用して形成されている。
【0026】各棚板41〜43は、その底板部46を介
して左右の棚受け材38の横板部38B上に載置され、
その際に縦板部38Aによって左右方向の位置決めがな
されるとともに、内部側の外側板部45が移動規制体4
0よりも内部側に位置されて、前後方向の位置決めがな
される。
【0027】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。枠組棚9を組み立てるに、左右の支柱10
間が上下一対の横方向材20を介して連結される。たと
えば上部の横方向材20は、その連結用部分22を下向
きとして配設されるもので、図11の(A)に示すよう
に、支柱10の外板部11に横方向材20の連結用部分
22を接近させて、両連結孔14に両係合体27を挿入
させる。その際に、係合体27は前記連結孔14に対し
て小さ目の類似形状であることから、その挿入は容易に
円滑に行える。
【0028】そして、外板部11に連結用部分22を当
接させた状態で横方向材20を下降させる。これによ
り、係止部28の傾斜した側面28aが挿入孔部14A
の傾斜した側面14aに案内される状態になり、以て支
柱10と横方向材20とは相対的かつ自動的に位置調整
される。このように位置調整しながら横方向材20を下
降させることで、連結部29を係止孔部14B内で下降
させながら、係止部28を、係止孔部14Bの両側でか
つ外板部11の内面側で下降させることになり、以て図
7、図8、図11の(B)に示すように、係止部28の
両側部分を外板部11側に係合し得る。
【0029】この後、連通されたピン孔30,15に亘
って、ピン33が通されることで、左右の支柱10の上
部間が横方向材20を介して連結される。同様にして、
左右の支柱10の下部間が横方向材20を介して連結さ
れるが、その際に下部の横方向材20は、その連結用部
分22を上向きとして配設される。
【0030】次いで、前後の支柱10間が上下四段の荷
受け部35〜37を介して連結される。すなわち図12
の(A)に示すように、棚受け材38の縦板部38Aを
支柱10の内側の側板部12に接近させ、その上下一対
の係合体39を、目的とする一対の係止用孔16に対し
て外側から挿通させる。そして、側板部12に縦板部3
8Aを当接させた状態で棚受け材38を下降させる。
【0031】これにより、係合体39の両側面が係止用
孔16の傾斜した側面16aに案内される状態になり、
以て支柱10と棚受け材38とは相対的かつ自動的に位
置調整される。このように位置調整しながら棚受け材3
8を下降させることで、係合体39を、係止用孔16内
で下降させることになり、以て図7、図8、図12の
(B)に示すように、舌形状の係合体39を支柱10の
側板部12側に係合し得る。
【0032】このようにして前後の支柱10間を上下四
段の棚受け材38を介して連結したのち、図1、図2、
図4〜図10に示すように、左右で相対向している棚受
け材38の横板部38B上に三枚(複数枚)の棚板41
〜43を、その底板部46を介して載置させる。
【0033】すなわち、三枚の棚板41〜43は前後方
向に並設されて載置されるもので、その際に前部棚板4
1は、その嵌合部50が前面に位置されて配設される。
このとき、嵌合部50は開孔により設けられていること
から、前部棚板41における前面は、突出部のないフラ
ットな面にし得る。さらに前部棚板41の内部側の外側
板部45が、棚受け材38の前部の移動規制体40より
も内部側に位置されている。
【0034】そして中間部棚板42は、前部棚板41か
ら後方へ突出された突起体49群を、その嵌合部50群
に嵌入させて配設される。これにより中間部棚板42
は、その他側面を前部棚板41の一側面に当接させて、
密な状態で並設し得る。
【0035】また後部棚板43は、その嵌合部50が後
面に位置されて配設される。このとき、嵌合部50は開
孔により設けられていることから、後部棚板43におけ
る後面は、突出部のないフラットな面にし得る。さらに
後部棚板41の内部側の外側板部45が、棚受け材38
の後部の移動規制体40よりも内部側に位置されてい
る。
【0036】そして図1、図2、図9、図10に示すよ
うに、中間部棚板42の一側面から後方へ突出された突
起体49群は、後部棚板43の一側面に形成された嵌入
許容部51群に嵌入されるとともに、後部棚板43の一
側面から前方へ突出された突起体49群は、中間部棚板
42の一側面に形成された嵌入許容部51群に嵌入され
ることになる。すなわち、中間部棚板42と後部棚板4
3とは、その一側面どうしが相対向されて並設されたと
き、対向位置された突起体49群の嵌入をそれぞれの嵌
入許容部51群が互いに許すことになる。これにより中
間部棚板42と後部棚板43とは、密な状態で並設し得
る。
【0037】なお、対向位置された突起体49の嵌入を
それぞれの嵌入許容部51が互いに許すことは、突起体
49が、棚板41〜43の長さ方向の一端41a〜43
aから距離Lを置いた位置と、棚板41〜43の長さ方
向の他端41b〜43bから前記距離Lよりも少し短い
距離lを置いた位置との端二箇所に形成されるととも
に、等間隔を置いた中間二箇所に形成され、そして突起
体49の切り起し跡の孔を利用して嵌入許容部49が形
成された構成を採用することで、構造簡単かつ操作容易
にして可能となる。
【0038】上述したようにして棚受け材38上に三枚
の棚板41〜43を載置させることで、前後の支柱10
間が上下四段の荷受け部35〜37を介して連結され
る。その際に、横方向材20が存在する上端荷受け部3
5や下端荷受け部36において、前記棚板41〜43群
は、左右の棚受け材38の縦板部38Aによって左右方
向で位置決めされ、そして棚板41、43が横方向材2
0の内側に嵌め込まれることと、その下部が移動規制体
40に係合されることとにより、前後方向で位置決めさ
れる。
【0039】また中間荷受け部37において前記棚板4
1〜43群は、左右の棚受け材38の縦板部38Aによ
って左右方向で位置決めされ、そして棚板41、43の
下部が移動規制体40に係合されることにより、前後方
向で位置決めされる。
【0040】以上により、図2〜図5に示すように、枠
組棚9の組立を終える。そして使用時には、棚板41〜
43上に荷1が、直接にまたはパレットや収納用容器を
介して、前面側から(設置場所などによっては後面側も
含めて)載置される。
【0041】なお、上述した枠組棚9の組立順序は一例
であって、たとえば、棚受け材38により前後の支柱1
0間の連結を行ったのち、横方向材20により左右の支
柱10間の連結を行うなど、その組立順序は任意とな
る。
【0042】上記した実施の形態では、各棚板41〜4
3の並設方向における一側面で左右方向の四箇所に突起
体49が設けられ、並設方向における他側面で左右方向
の四箇所に嵌合部50が設けられているが、これら突起
体49や嵌合部50の数は、単数であっても、四箇所以
外の複数箇所であつてもよい。
【0043】上記した実施の形態では、後部棚板43
は、その嵌合部50を後面に位置されて配設されること
で、その後面は突出部のないフラットな面にし得るが、
後部棚板43における後面から後方に突起体49が存在
していても支障のないときには、後部棚板43を中間部
棚板42と同じ向きとして配置し、組立てることも可能
である。
【0044】上記した実施の形態では、棚受け材38と
して、縦板部38Aと横板部38Bとにより断面L字形
状とした型材により形成された棚受け材38が採用され
ているが、これは、断面C字形状とした型材など、種々
な同一状形状の棚受け材38を採用できるものである。
【0045】上記した実施の形態では、前部棚板41と
中間部棚板42と後部棚板43との三枚の棚板が並設さ
れているが、これは三枚以外の複数枚の棚板が並設され
る構成であってもよい。
【0046】上記した実施の形態における突起体49
は、一側面からの切り起しにより形成され、その切り起
し跡により嵌入許容部51が形成されているが、これは
突起体49として、別体物を溶接などにより一体化した
構成などを採用でき、また嵌入許容部51も別個に形成
できる。
【0047】上記した実施の形態における移動規制体4
0は、棚受け材38からの切り起しにより形成されてい
るが、これは別体物を溶接などにより一体化した構成な
どを採用できる。
【0048】上記した実施の形態では、上端荷受け部3
5、下端荷受け部36、二段の中間荷受け部37などか
ら構成された上下方向において四段の荷受け部が示され
ているが、中間荷受け部37は、一段や二段以上の複数
段、あるいは全く配設しない形式であつてもよく、また
上端荷受け部35を省略した形式、下端荷受け部36を
省略して最下段を床置き格納とした形式などであっても
よい。
【0049】上記した実施の形態では、横方向材20に
より左右で隣接した支柱10間の連結を行い、荷受け部
35〜37により前後で隣接した支柱10間の連結を行
う形式が示されているが、これは横方向材20により前
後で隣接した支柱10間の連結を行い、荷受け部35〜
37により左右で隣接した支柱10間の連結を行う形
式、横方向材20により、左右で隣接した支柱10間
と、前後で隣接した支柱10間との両方の連結を行う形
式などでもよい。
【0050】上記した実施の形態における係合体39
は、係止用孔16に対して小さ目の類似形状であるが、
これは係止用孔16に対して挿入できればよく、その形
状は問わないものである。
【0051】上記した実施の形態における係合体39
は、棚受け材38の縦板部38Aから切り起しにより突
出形成されているが、これは別体物を溶接などにより一
体化した構成や、前記係合体27に類似した形状の構成
など、その係脱構成は種々採用できる。
【0052】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、棚
受け材間に棚板群を載置させることで、分割式荷受け部
を組立てることができる。その際に、前後の棚板は、突
起体を嵌合部に嵌入させて並設することで、その他側面
と一側面とを互いに当接させて、密な状態で並設でき、
また、突起体を嵌入許容部に嵌入させて並設すること
で、その一側面どうし当接させて、密な状態で並設でき
る。これにより棚板群を、同一状形状で共通化しながら
も種々な任意な向きで並設でき、以て、その製作、成形
工程は一種類となり、また保管管理、組立ての際の選
択、組立て現場への運搬、組立て作業などを簡素化でき
る。
【0053】また上記した本発明の請求項2によると、
突起体ならびに嵌入許容部は構造簡単にして得ることが
でき、しかも嵌合は操作容易にして円滑に行うことがで
きる。
【0054】そして上記した本発明の請求項3による
と、棚板群は、左右の棚受け材に設けた移動規制体に係
合することで、並設方向で位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、分割式荷受
け部における棚板群の斜視図である。
【図2】同分割式荷受け部を採用した組立棚の一部切り
欠き斜視図である。
【図3】同分割式荷受け部を採用した組立棚の正面図で
ある。
【図4】同分割式荷受け部を採用した組立棚の一部切り
欠き側面図である。
【図5】同分割式荷受け部を採用した組立棚の一部切り
欠き平面図である。
【図6】同分割式荷受け部を採用した組立棚における要
部の一部切り欠き正面図である。
【図7】同分割式荷受け部を採用した組立棚における連
結部分の縦断正面図である。
【図8】同分割式荷受け部を採用した組立棚における連
結部分の横断平面図である。
【図9】同分割式荷受け部における連結部分の横断平面
図である。
【図10】同分割式荷受け部における連結部分の縦断正
面図である。
【図11】同分割式荷受け部を採用した組立棚における
支柱に対する横方向部材の連結状態を示し、(A)は連
結前の要部の斜視図、(B)は連結後の要部の斜視図で
ある。
【図12】同分割式荷受け部を採用した組立棚における
支柱に対する棚受け材の連結状態を示し、(A)は連結
前の要部の斜視図、(B)は連結後の要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
9 枠組棚 10 支柱 14 連結孔 16 係止用孔 20 横方向材 21 横材部分 22 連結用部分 27 係合体 35 上端荷受け部 36 下端荷受け部 37 中間荷受け部 38 棚受け材 38A 縦板部 38B 横板部 39 係合体 40 移動規制体 41 前部棚板 42 中間部棚板 43 後部棚板 49 突起体 50 嵌合部 51 嵌入許容部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の棚受け材と、両棚受け材間に載置
    されて並設される複数の棚板とにより形成される分割式
    荷受け部であって、前記棚板は平面視において矩形状で
    あって、その並設方向における一側面には突起体が設け
    られ、並設方向における他側面には前記突起体が嵌入可
    能な嵌合部が設けられ、棚板が一側面を相対向させて並
    設されたとき、対向位置された突起体の嵌入を互いに許
    す嵌入許容部が一側面に形成されていることを特徴とす
    る分割式荷受け部。
  2. 【請求項2】 突起体は、一側面からの切り起しにより
    形成され、その切り起し跡により嵌入許容部が形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の分割式荷受け部。
  3. 【請求項3】 棚受け材には、並設された棚板群のうち
    少なくとも一枚の棚板に作用して、この棚板の並設方向
    への移動を規制する移動規制体が設けられていることを
    特徴とする請求項1または2記載の分割式荷受け部。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206300A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Itoki Corp 自動倉庫の格納庫
JP2009240470A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Okamura Corp 棚装置

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