JP4018285B2 - ラック用支柱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は長手方向の両端に取付部をそれぞれ装備したビームと組み合わせてラックを構成する際に使用するラック用支柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の組立式のラックとしての移動棚及び固定棚は、少なくとも前後に2本づつ、合計4本の支柱とその支柱に支持される棚材とを備えている。そして、ラックの連方向に隣接して立設された支柱間に、長手方向の両端に所謂ガセットと呼ばれる取付部をそれぞれ装備したビームを架設し、前後に架設されたビーム間にサブビームを固定して棚材を構成する。そして、この棚材の上に荷を載置することにより、棚に荷が収容される。
【0003】
従来、この種のラックの支柱及びビームとして、図5に示す構成のものが特開平7−8336号公報に開示されている。即ち支柱31には、正面部(前面部)31aに取付孔32が上下方向に沿って所定ピッチで形成され、上下方向に配列された各取付孔32の中間部には抜け止めピン33を挿通するための孔34が形成されている。取付孔32は縦長に形成されるとともに同じ高さ位置にそれぞれ2個ずつ左右対称に形成されている。ビーム35の端部には取付部36が固着されている。取付部36は断面L字状に形成されるとともに、支柱31の取付孔32に係止可能なフック36aが所定ピッチで上下方向に並んで配設されている。また、隣接するフック36aの中間部に抜け止めピン33が挿通される孔37が形成されている。図6に示すように、取付孔32の周縁には下端を除いてリブ38がバーリング加工によって支柱の内側に折曲形成されている。そして、ビーム35は複数のフック36aが複数の取付孔32に係止されるとともに、孔37,34に抜け止めピン33が挿通された状態で、支柱31に取り付けられるようになっている。
【0004】
図7(a),(b)に示すように、支柱31の正面部31aに係止部39a及び折曲部39bを備えた取付孔39を所定ピッチで設け、ビーム35の端部に固着された取付部40には係止部39aに係止される係止爪41を設けたものも実施されている。取付孔39は長方形の一隅が円弧状に切り欠かれた形状の折曲部39bを、上下方向に延びる一辺を残して図7(b)に示すように支柱31の内側に折曲形成することにより形成され、円弧状に切り欠かれた部分が係止部39aを構成している。
【0005】
また。図8及び図9(a),(b)に示すように、支柱31の正面部31aの端部寄りに所定ピッチで円形の孔42を形成し、ビーム35の取付部43を孔42に挿通されるコネクタピン44を介して固定する構成のものも実施されている。取付部43の支柱31の正面部31aと当接する部分の中央には、孔42と同じ径の抜け止めピン挿通孔45が形成され、その上下両側に孔42より大きな孔46が形成されている。コネクタピン44は孔42の2ピッチ分の間隔で延びる一対の挿通部44aが連結部44bを介して連結され、全体として平面クランク状に折り曲げられた形状に形成されている。取付部43のビーム35より後方へ延びる部分には、コネクタピン44を案内するガイド溝47a,47bが形成されている。そして、図9(a)に示すように、コネクタピン44は挿通部44aが支柱31の裏側から孔42に挿通され、図9(b)に示すように、連結部44bの基端がガイド溝47a,47aの端部と係合する状態で取付部43を支柱31に固定するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この種のラックでは、荷と棚材との無駄な空間をできるだけ少なくするため、ビーム35の取付位置の高さ調整を50mmピッチ程度の間隔で細かくできるものが望まれている。しかし、特開平7−8336号公報に開示された支柱31では、支柱31の正面部31aに縦長の取付孔32と円形の孔34が長手方向に多数形成されているため、支柱31の正面部31aの欠損量が多く、支柱31の幅を広くせずに取付孔32のピッチを小さくすると強度不足となる。従って、ラックに積載する荷の高さに合わせて無駄なスペースを少なくするために、ビーム35の取付高さ位置を細かく調整可能とするには、支柱31の幅を広くする必要がある。ところが、支柱31の幅を広くすると、同じ間口寸法に対する有効間口が狭くなり、ラックの収納効率が低下するという問題がある。
【0007】
図7に示す構成では、所定ピッチで形成された縦長の取付孔39は、特開平7−8336号公報に開示された支柱31の場合と異なり、折曲部39bを上下方向に延びる一辺を残して支柱31の内側に折曲形成することにより形成されているため完全な透孔ではない。しかし、折曲部39bが存在しても支柱31の正面部31aには、折曲部39bを形成するための切断面による透孔が係止部39aの上側及び側方に存在し、正面部31aの実質的な欠損量は折曲部39bの外形に相当し少なくなっていない。従って、特開平7−8336号公報に開示された支柱31の場合と同様の問題がある。
【0008】
一方、図8及び図9に示す構成では、支柱31には取付孔32,39の長さより小さな直径の円形の孔42が形成されているため、孔42のピッチが同じ場合、取付孔32,39を形成する場合に比較して支柱31の正面の欠損量が少なくなり、支柱31の幅が同じであれば強度が大きくなる。しかし、取付部43を支柱31に取り付けるための特殊なコネクタピン44が必要になるとともに、取付作業もフック36aや係止爪41を取付孔32,39に係止させる作業に比較して面倒であるという問題がある。また、孔42の一部が支柱31の角部にかかった状態に形成されているため、孔42のピッチを狭くした場合に、取付部43の下端が孔42と対応する位置に配置された状態となる。そのため、地震の際にビーム35にねじれ力が作用すると、取付部43の下部と対応する支柱31の角部に応力集中が生じて支柱31の強度が低下するという問題がある。
【0009】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的はビームの両端に固着された取付部を係止爪を介して支柱に取り付ける方式を採用した場合、支柱に形成される係止部のピッチを小さくしても支柱の幅を広くせずに強度を確保することができるラック用支柱を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、長手方向の両端に取付部を備えたビームと組み合わせてラックを構成するラック用支柱であって、ラックに組立られた際にラックの列方向と平行に配置される両側壁に挟まれた取付壁に、前記取付部に所定ピッチで設けられた係止爪と係合可能な係止部を、支柱の上下方向に沿って所定ピッチでかつ同じ高さに一対ずつ設けるとともに、係止部を前記取付壁の一部に係止部を区画する切断面を形成し、該切断面の係止部上方及び側方に位置する部分を、当該部分の縁と係止部との間に前記係止爪が進入可能な間隔を有するように前記取付壁の内側へ折曲形成して形成し、前記一対の係止部にはそれぞれ別のビームの取付部に設けられた係止爪が係合し、前記一対の係止部のそれぞれにおいて前記切断面の係止部上方及び側方に位置する部分を前記取付壁の内側へ折曲形成することにより、前記取付壁に前記一対の係止部で共有の一つの凹部を形成した。
【0012】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記係止部は前記切断面により、ほぼ水平に延びる第1の辺と、第1の辺とほぼ直角を成すように下方に延びる第2の辺とを備える形状に形成されている。
【0013】
従って、請求項1に記載の発明の支柱は、長手方向の両端に取付部を備えたビームと組み合わせてラックを構成する。取付部は支柱の取付壁に設けられた一対の係止部の一方に係止爪が係止されることにより、支柱に取り付けられる。係止部を形成するため、取付壁に形成される切断部は従来のものと異なり、取付壁の一部に係止部を区画する切断面の部分だけで済み、取付壁の欠損量を極力少なくでき、支柱の強度を確保するのが容易となる。
【0014】
また、係止部の形成が簡単になる。
【0015】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記係止部は、取付部の係止爪との係合面積を広く確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパレットラック用の支柱に具体化した一実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
【0017】
図1(b),(d)に示すように、支柱1は平面ほぼコ字状の本体2と、本体2の両側壁2aに連続するように一体形成された一対のテーパ部3と、テーパ部3に連続するように一体形成された一対の連結板部4とから構成されている。即ち、支柱1は連結板部4側が開口された状態に形成されている。
【0018】
テーパ部3は本体2側から突出側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。従って、連結板部4とテーパ部3とは鈍角を成すように連続している。連結板部4は本体2の幅、即ち両側壁2aの間隔より狭い所定間隔をおいて互いに平行に延びるように形成され、その先端にはリップ5が外側へ直角に折り曲げ形成されている。両連結板部4の間隔は、ラックを構成するいずれも図示しない筋かい(ラチス)及び水平材の端部が挿入可能な間隔に設定されている。支柱1は金属板(例えば鋼板)の曲げ加工(ロールフォーミング)により形成されている。
【0019】
図1(a)及び図2(a)に示すように本体2の両側壁2aに挟まれた取付壁2b即ち支柱1の前面部には、図2(a)に示すビーム6の端部に固着された取付部としてのガセット7の係止爪7aを係止するための係止部8が、所定ピッチPで複数支柱1の上下方向に沿って並んで形成されている。図2(a)に示すように、係止爪7aはガセット7の上下方向に沿って係止部8と同じピッチで複数個(この実施の形態では5個)形成されている。図2(b)に示すように、係止爪7aはプレス加工により四角形の隣接する二辺がガセット7と連続する状態で内側へ折曲されて形成されている。なお、図2(b)はガセット7の上下を逆にした状態で係止爪7aの上方からみた部分斜視図である。
【0020】
係止部8は支柱1の同じ高さにおいて取付壁2bの中央を挟んで左右対称に一対ずつ形成されている。係止部8は、取付壁2bの一部に係止部8を区画する切断面9a,9bを形成し、該切断面9a,9bの係止部8の上方及び側方に位置する部分10を、当該部分10の縁と係止部8との間に係止爪7aが進入可能な間隔を有するように支柱1の内側へ折曲形成して凹部11とすることによって形成されている。凹部11は取付壁2bの外側に向かって断面積が次第に大きくなるように形成されている。
【0021】
即ち、従来技術と異なり、係止部8の上方及び側方に位置する部分は係止部8の切断面9aと対応する切断面9bを除いて取付壁2bに連続している。従って、係止部8を形成するため取付壁2bに形成される欠損部は、係止部8側の切断面9の近傍部分だけとなる。
【0022】
対を成す係止部8は、切断面9aを挟んで係止部8と対向する側の部分10、即ち凹部11が連続するように形成されている。また、係止部8は切断面9aにより、ほぼ水平に延びる第1の辺8aと、第1の辺8aとほぼ直角を成すように下方に延びる第2の辺8bとを備える形状に形成されている。両辺8a,8bは切断面9aによって構成されている。
【0023】
図2(a)に示すように、支柱1の側壁2aには、抜け止め用のピン12を挿通可能な孔13が、係止部8の配列ピッチの2倍のピッチで形成されている。また、断面L字状に形成されたガセット7には、支柱1に取り付けられた状態で側壁2aと当接する部分に、ピン12を挿通可能な孔14が係止爪7aの配列ピッチと同じ間隔で2個形成されている。
【0024】
次に前記のように構成された支柱1の作用を説明する。連結板部4に図示しない筋かい(ラチス)や水平材が連結された後、ビーム6を連方向に並んだ支柱1間に架設する。ビーム6の取付作業は、先ずガセット7の係止爪7aを支柱1の所定の高さの係止部8に係止させる。ガセット7が係止爪7aを介して係止部8に係止された状態では、ガセット7の二つの孔14のうちの一方が支柱2の側壁2に形成された孔13と対向する状態になる。その状態で孔13と対応する孔14に抜け止め用のピン12を挿通することにより、支柱1へのビーム6の取付作業が完了する。
【0025】
ガセット7に形成された全ての係止爪7aが各係止部8に係止される。ほぼ四角形状に形成された各係止爪7aは、その平坦な部分のほぼ全面が係止部8と係合する状態で係止部8に係止される。
【0026】
ラックに収納する荷物の高さに応じてビーム6の高さ、即ちガセット7の支柱1に対する取付位置を変更する場合は、抜け止め用のピン12を孔13,14から抜いた後、ビーム6と共にガセット7を上方へ移動させて、係止爪7aと係止部8との係止状態を解除する。次に所定の位置へ前記と同様にしてガセット7を取り付ける。
【0027】
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1) 係止部8が取付壁2bの一部に係止部8を区画する切断面9a,9bを形成し、該切断面9a,9bの係止部8の上方及び側方に位置する部分10を、当該部分10の縁と係止部8との間に、ガセット7の係止爪7aが進入可能な間隔を有するように取付壁2bの内側へ折曲形成することによって形成した。従って、取付壁2bの欠損量が少なく、従来の支柱に比較して支柱1の幅を広くせずに係止部8の配列ピッチPを狭くすることができ、支柱1に対する取付作業が容易な係止爪タイプのガセット7を備えたビーム6の高さ調整を50mmピッチで行うことが可能になる。
【0028】
(2) 係止部8は支柱1の角部にかかることなく形成されているため、地震の際にビーム6にねじれ力が作用しても、ガセット7の下部と対応する支柱1の角部に応力集中が生じることがなく、応力集中で支柱1の強度が低下することがない。
【0029】
(3) 対を成す係止部8は、切断面9aを挟んで係止部8と対向する側の部分10が連続するように形成されている。従って、凹部11をプレス加工で形成する際に、両係止部8が同時に形成され、係止部8毎に凹部11がそれぞれ設けられた構成に比較して、係止部8の加工が容易になる。
【0030】
(4) 係止部8がほぼ水平に延びる第1の辺8aと、第1の辺8aとほぼ直角を成すように下方に延びる第2の辺8bとを備える形状に形成されている。従って、係止部8は、ほぼ四角形状に形成された係止爪7aとの係合面積を広く確保することができ、ガセット7から作用する力が分散され、係止部8の耐久性が向上する。
【0031】
(5) ガセット7に抜け止め用のピン12を挿通可能な孔14が係止爪7aの配列ピッチと同じ間隔で複数個(この実施の形態では2個)形成されているため、支柱1側に形成する孔13の配列ピッチを係止爪7aのピッチの複数倍にすることができる。従って、支柱に形成する孔13の数を少なくでき、その分、強度が高くなる。
【0032】
なお、実施の形態は前記に限定されるものでなく、例えば、次のように具体化してもよい
【0033】
○ 係止部8の形状は第1及び第2の辺8a,8bがほぼ直角を成す形状に限らず、図に示すように、第1及び第2の辺8a,8bが一連の円弧状に形成された形状や、図4に示すように、第1及び第2の辺8a,8bが取付壁2bの端部側から中央側に向かって下降傾斜する一直線状に形成された形状としてもよい。これらの構成では、第1及び第2の辺8a,8bが直角を成す形状に比較して、係止爪7aとの係合面積が少なくなるが、最大積載荷重が小さなラックでは支障がない。
【0034】
○ 図3,4に示す形状の係止部8を使用する場合、凹部11の深さを、係止爪7aの厚さと同じにする。この場合、係止爪7aは係止部8と係合する面と反対側の面が凹部11と係合する状態となり、係止部8と係止爪7aとの係合面積が少なくなった分が、凹部11と係止爪7aとが係合することにより補われ、ガセット7から作用する力が分散される。
【0035】
○ 支柱1の形状は実施の形態のものに限定されず、テーパ部3を設けずに、側壁2aの先端から直角に折り曲げられた壁に連続するように連結板部4が形成された形状や、リップ5のない形状としてもよい。
【0036】
○ ガセット7に形成される係止爪7aの数は5個に限らず4個以下あるいは6個以上の複数個でもよい。
前記実施の形態から把握できる発明(技術思想)について、以下にその効果とともに記載する。
【0037】
(1) 記切断面は四半円弧状又は取付壁の端部側から中央側に向かって下降傾斜する一直線状に形成され、前記係止部と対向する側の部分と係止部との間隔が、ほぼ四角形状に形成された係止爪の厚さとほぼ同じに形成されている。この場合、係止部と係止爪との係合面積が少なくなった分が、前記部分と係止爪とが係合することにより補われ、取付部から作用する力が分散される。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項に記載の発明によれば、ビームの両端に固着された取付部を係止爪を介して支柱に取り付ける方式を採用した場合、支柱に形成される係止部のピッチを小さくしても支柱の幅を広くせずに強度を確保することができる。また、係止部の加工が容易になる。
【0040】
請求項に記載の発明によれば、係止部は係止爪との係合面積を広く確保することができ、取付部から係止部に作用する力が分散され、係止部の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は一実施の形態の支柱の部分正面図、(b)はその平面図、(c)は(a)のC−C線断面図、(d)は(a)のD−D線断面図。
【図2】 (a)は支柱にビームが取付けられた状態を示す部分概略斜視図、(b)はガセットを逆さにして裏側から見た部分斜視図。
【図3】 係止部の形状が異なる別の実施の形態の支柱の部分正面図
【図4】 係止部の形状が異なる別の実施の形態の支柱の部分正面図。
【図5】 従来技術の支柱と取付部の関係を示す要部斜視図。
【図6】 同じくフックの係止状態を示す部分断面図。
【図7】 (a)は別の従来技術の支柱と取付部の関係を示す部分正面図、(b)は(a)のB−B線拡大断面図。
【図8】 別の従来技術の支柱と取付部の関係を示す要部斜視図。
【図9】 (a)はその平面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
1…支柱、2a…側壁、6…ビーム、7…取付部としてのガセット、8…係止部、8a…第1の辺、8b…第2の辺、9a,9b…切断面、10…部分。

Claims (2)

  1. 長手方向の両端に取付部を備えたビームと組み合わせてラックを構成するラック用支柱であって、
    ラックに組立られた際にラックの列方向と平行に配置される両側壁に挟まれた取付壁に、前記取付部に所定ピッチで設けられた係止爪と係合可能な係止部を、支柱の上下方向に沿って所定ピッチでかつ同じ高さに一対ずつ設けるとともに、係止部を前記取付壁の一部に係止部を区画する切断面を形成し、該切断面の係止部上方及び側方に位置する部分を、当該部分の縁と係止部との間に前記係止爪が進入可能な間隔を有するように前記取付壁の内側へ折曲形成して形成し
    前記一対の係止部にはそれぞれ別のビームの取付部に設けられた係止爪が係合し、前記一対の係止部のそれぞれにおいて前記切断面の係止部上方及び側方に位置する部分を前記取付壁の内側へ折曲形成することにより、前記取付壁に前記一対の係止部で共有の一つの凹部を形成したラック用支柱。
  2. 前記係止部は前記切断面により、ほぼ水平に延びる第1の辺と、第1の辺とほぼ直角を成すように下方に延びる第2の辺とを備える形状に形成されている請求項1に記載のラック用支柱。
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