JPH0116430Y2 - - Google Patents

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JPH0116430Y2
JPH0116430Y2 JP1983079721U JP7972183U JPH0116430Y2 JP H0116430 Y2 JPH0116430 Y2 JP H0116430Y2 JP 1983079721 U JP1983079721 U JP 1983079721U JP 7972183 U JP7972183 U JP 7972183U JP H0116430 Y2 JPH0116430 Y2 JP H0116430Y2
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shelf
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locking
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JP1983079721U
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JPS59184532U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来の金属書棚においては、通常、背当りは棚
板の背面にこれと一体に形成されていたため、棚
板上面と背当り上縁との高さは一定でしかもコス
トの面からその高さは低かつた。
このため、上下棚板間隔、すなわち棚段ピツチ
が大きくなると、書籍の高さに対する棚板上面お
よび背当り上縁間の高さの割合は小さくなり、書
籍の背が背当りを乗り越えて外方へ外れ、背当り
の機能を充分に達成することができなかつた。
これを改善するために、棚支柱を前後に平行に
二本立設してなる複柱式金属製書棚において、第
1図に図示するように、隣合う棚支柱の内側面間
の距離lよりも長い帯状板01の左右両端部上下
中央部分を切欠いて、同切欠き部02の内縁03
と帯状板01の反対端04との距離を前記棚支柱
内側面間距離lと等しくし、同切欠き部02の上
下突出部05の下縁中央に前記棚支柱内側面間距
離lに等しい間隔を存して係合凹部06を形成し
てなる背当りがあつた。
このような背当りでは、棚支柱07の係止孔0
8にその上下突出部05を挿入して係止孔08の
下縁に係合凹部06を係合させるようになつてい
るが、背当り中央部に後向きの力が加わつた場合
に、背当り両端は単純支持されているため、その
後向きの力による曲げモーメントを受けて背当り
が大きく彎曲変形し易い。これを防止するには、
背当りの断面係数Z=1/6bh2(bは背当りの巾、 hは背当りの厚み)を大きくする必要があり、必
然的に背当りの厚みhが増え、重くなつて、加工
が困難となり、しかもコストが高くなる。
また棚支柱07に背当りを装着した場合に、切
欠き部02が露出して、外観が良くない。
本考案は、このような不都合を解消した複柱式
金属書棚用背当りの改良に係り、上下方向に亘り
多数の棚板係止孔を金属製棚支柱の側面に設けた
複柱式金属製書棚において、棚前後方向へ弯曲可
能であつて前記隣合う棚支柱の側面間の距離に相
当する長さの背当り本体と、同背当り本体の両端
からそれぞれ同本体に対し直角に折曲されて前記
棚支柱側面に当接しうる衝接部と、前記背当り本
体の延長線方向へ向いこれと平行した方向へ前記
衝接部より折曲された係止部とを1枚の帯状金属
板で構成し、同係合部の係合爪の上下方向長さは
前記係止孔の上下方向長さより短く、かつ同係合
爪の棚間口方向突出長さは、前記背当り本体を棚
前後方向へ弯曲させた際の同背当り本体の長手方
向縮み量程度に設定されたことを特徴とするもの
で、その目的とする処は、棚段ピツチの大小とは
無関係に棚板より後方へずらせないように、書籍
の背を確実に制止することができる構造が簡単で
コストの安い背当りを供する点にある。
以下第2図ないし第5図に図示の実施例につい
て説明する。
1は複柱式書棚の棚支柱で、同棚支柱1は前
後、左右に所定の間隔を存して鉛直方向へ指向し
た状態で、継ぎ部材3,4により相互に一体に結
合され、同棚支柱1に上下方向に亘り一定間隔毎
に多数設けられた係止孔2のいずれかに選択的に
棚受5を介して棚板6が係脱自在に取付けられる
ようになつている。
また前記左右棚支柱1の相対する側面1a間の
距離lに相当する長さを有する背当り本体7aの
両端部が直角に前方へ折曲され、同背当り折曲縁
7bよりd(棚支柱1の前端面1bより係止孔2
に達する距離)の長さの個所で前記両端部がさら
に直角に折返され、その先端部に前記棚支柱1の
係止孔2と係合しうる係止爪8が形成されてい
る。
しかして前記係止爪8の内縁8aは、背当り本
体7aに隣接した衝接部7cに対し下方から上方
に向つて巾が狭くなるように傾斜しており、係止
爪8が係止孔2に挿入されて上方から下方へ圧下
された際に、係止爪8が係止孔2に確固と楔合さ
れるようになつている。
第2図ないし第5図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、背当り7の全長は、
本体7aの長さlに係止爪8の長さxの2倍に相
当する2xを加えた長さとなつており、これを棚
支柱1に取付けるには、第5図に図示するように
背当り本体7aを彎曲させて、左右両係止爪8の
先端縁8b間の距離をlと等しくまたはこれより
も短くし、同両係止爪8をそれぞれ棚支柱1の係
止孔2に相対接させてから、背当り本体7aを真
直ぐに伸ばせば、同両係止爪8は棚支柱1の係止
孔2に挿入される。
この状態で、前記背当り本体7aを下方へ圧下
すれば、係止爪8の内縁8aが棚支柱1の係止孔
2に確固と係止される。
このように棚支柱1に背当り7が係止された状
態で、背当り本体7aの中央部に後向きの力Pが
作用した場合には、背当り折曲縁7bにはPl/2と いう曲げモーメントが働き、同背当り折曲縁7b
を中心として係止爪8には係止孔2より引抜かれ
るような力が働くが、係止爪8の内縁8aが棚支
柱1の内面に密接に係止されるとともに、背当り
衝接部7cの曲げ抵抗が働くため、背当り本体7
aの後方への彎曲が阻止される。
このため、背当り7はその長さに比べて比較的
薄く形成されていても、棚支柱1への装着時に
は、大きな曲げ抵抗を有し、棚板6上の図示され
ない書籍を確固と制止することができる。
また背当り7は、棚板6に対して所要の高さで
自由に棚支柱1に取付けられるため、棚段ピツチ
の大小に応じて最も好ましい高さに背当り7は設
定されうる。
さらに背当り7を簡単なプレス加工で製造する
ことができるため、生産性が高くかつコストが安
い。
前記実施例では、背当り本体7aは平面状に形
成されていたが、第4図の二点鎖線で図示するよ
うに極めて浅いリブ7dを形成してもよく、この
場合には、背当り7をさらに薄くして所要の曲げ
抵抗性を得ることができる。
第2図ないし第5図に図示の実施例では、複柱
単式棚の棚支柱1に係止孔2が1列だけ所定間隔
を存して多数設けられ、背当り7の両端の係止爪
8が背当り7より共に前方へ位置するように背当
り7の衝接部7cが折曲されたが、第6図ないし
第8図に図示するように、複柱複式棚の中央棚支
柱1に係止孔2が前後に2列ずつ所定間隔を存し
て多数設け、背当り7の両端の係止爪8が背当り
7を中心として相互に前後へ食い違つて位置する
ように、背当り7の衝接部7cを逆方向へ折曲し
てもよく、第2図ないし第5図に図示の実施例と
略同様な作用効果を奏しうる。
本考案では、上下方向に亘り多数の棚板係止孔
を金属製棚支柱の側面に設けた複柱式金属製書棚
において、棚前後方向へ弯曲可能であつて前記隣
合う棚支柱の側面間の距離に相当する長さの背当
り本体と、同背当り本体の両端からそれぞれ同本
体に対し直角に折曲されて前記棚支柱側面に当接
しうる衝接部と、前記背当り本体の延長線方向へ
向いこれと平行した方向へ前記衝接部より折曲さ
れた係止部とを1枚の帯状金属板で構成し、同係
止部の係止爪の上下方向長さを前記係止孔の上下
方向長さより短く、かつ同係止爪の棚間口方向突
出長さを、前記背当り本体を棚前後方向へ弯曲さ
せた際の同背当り本体の長手方向縮み量程度に設
定したため、前記背当り本体を弯曲させて前記係
止爪の先端を前記棚支柱の係止孔に当て、同背当
り本体を伸ばせば、同係止孔に前記前記係止爪を
挿入することができる。この状態で、前記背当り
本体を下方へ移動させれば、同係止爪を前記係止
孔に係止させることができ、前記棚支柱に背当り
を取付けることができる。
また前記した作業と逆の順序の作業を行えば、
前記背当りを前記棚支柱より取外すことができ
る。
このように本考案においては、背当りの取付
け、取外しを何等の工具も必要となしいで、頗る
簡単に行うことができる。
さらに本考案では、背当りを棚支柱に取付けた
状態においては、前記係止爪が前記係止孔に係止
されているため、棚板上に書籍を格納する際に、
前記背当りを強く後方へ押すことがあつても、前
記係止孔への係止部の係合と、棚支柱側面への衝
接による剛性とにより、前記背当りに曲げ抵抗が
強くて、前記後方への外力に対して強く抵抗で
き、書籍を後方へずれないように確固と制止する
ことができる。
さらにまた本考案においては、棚間口面に対し
直角な方向に指向している衝接部は棚支柱内側面
に当接しうるようになつているため、棚支柱の側
面に対して背当りが突出する部分がなく、書籍を
支障なく間口面に沿つて綺麗に揃えて収納するこ
とができ、書籍の損傷を防止できる。
また本考案においては、背当り本体の両端の衝
接部が棚支柱の側面に衝接した状態で係止爪が棚
支柱の棚板係止孔に係止されているため、書籍の
出入れの際に背当りに上向きの力が加わつても、
衝接部と棚支柱側面とに働く摩擦力で確実に固定
され、背当りが浮上つて棚支柱より脱落すること
を未然に防止できる。
しかも本考案では、帯状金属板を2回折曲し、
迎合爪を打抜くだけの簡単な加工で背当りを製作
できるため、加工工数が少なくなつてコストダウ
ンが可能となり、板厚を薄くできるため、軽量化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属製書棚用背当りの正面図、
第2図は本考案に係る複柱式金属製書棚用背当り
の一実施例を図示した斜視図、第3図はその縦断
平面図、第4図はその背面図、第5図はその取付
け状態を図示した説明図、第6図は本考案の他の
実施例の斜視図、第7図はその縦断平面図、第8
図はその取付け状態を図示した説明図である。 1……棚支柱、2……係止孔、7……背当り、
7a……背当り本体、7a……折曲縁、7c……
衝接部、8……係止爪、8a……内縁、8b……
先端縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に亘り多数の棚板係止孔を金属製棚支
    柱の側面に設けた複柱式金属製書棚において、棚
    前後方向へ弯曲可能であつて前記隣合う棚支柱の
    側面間の距離に相当する長さの背当り本体と、同
    背当り本体の両端からそれぞれ同本体に対し直角
    に折曲されて前記棚支柱側面に当接しうる衝接部
    と、前記背当り本体の延長線方向へ向いこれと平
    行した方向へ前記衝接部より折曲された係止部と
    を1枚の帯状金属板で構成し、同係止部の係止爪
    の上下方向長さは前記係止孔の上下方向長さより
    短く、かつ同係止爪の棚間口方向突出長さは、前
    記背当り本体を棚前後方向へ弯曲させた際の同背
    当り本体の長手方向縮み量程度に設定されたこと
    を特徴とする複柱式金属製書棚用背当り。
JP7972183U 1983-05-28 1983-05-28 複柱式金属製書棚用背当り Granted JPS59184532U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7972183U JPS59184532U (ja) 1983-05-28 1983-05-28 複柱式金属製書棚用背当り

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JP7972183U JPS59184532U (ja) 1983-05-28 1983-05-28 複柱式金属製書棚用背当り

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Publication Number Publication Date
JPS59184532U JPS59184532U (ja) 1984-12-08
JPH0116430Y2 true JPH0116430Y2 (ja) 1989-05-15

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JP7972183U Granted JPS59184532U (ja) 1983-05-28 1983-05-28 複柱式金属製書棚用背当り

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JP (1) JPS59184532U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944826U (ja) * 1972-07-27 1974-04-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944826U (ja) * 1972-07-27 1974-04-19

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JPS59184532U (ja) 1984-12-08

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