JP2542600Y2 - 棚 板 - Google Patents
棚 板Info
- Publication number
- JP2542600Y2 JP2542600Y2 JP9522091U JP9522091U JP2542600Y2 JP 2542600 Y2 JP2542600 Y2 JP 2542600Y2 JP 9522091 U JP9522091 U JP 9522091U JP 9522091 U JP9522091 U JP 9522091U JP 2542600 Y2 JP2542600 Y2 JP 2542600Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- rear side
- shelf
- side plates
- downward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Assembled Shelves (AREA)
- Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、荷重時に変形を防止で
きる棚板の構造に関するものである。
きる棚板の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から保管庫や書棚、物置等における
スチール製の棚板にあっては、実公昭４５−２２７０６
号公報や実公昭５５−１１７号公報に開示されているよ
うに、棚板における上面板の４側を下方に折り曲げてな
る側板の下端を断面Ｌ字状に屈曲形成させ、そのうち左
右側板の下端を左右の支持部に載置するようにしてい
る。
スチール製の棚板にあっては、実公昭４５−２２７０６
号公報や実公昭５５−１１７号公報に開示されているよ
うに、棚板における上面板の４側を下方に折り曲げてな
る側板の下端を断面Ｌ字状に屈曲形成させ、そのうち左
右側板の下端を左右の支持部に載置するようにしてい
る。
【０００３】その場合、棚板への物品の載置により、当
該棚板の上面が前記左右の支持部間で下向き凸状に変形
するのを防止するため、前記実公昭４５−２２７０６号
公報の考案のように、前記上面板の裏面には、断面コ字
型等の補強リブを、前記左右側板の延びる方向との直角
方向、つまり左右方向に延びるように配設し、この補強
リブをスポット溶接にて固着することも行われている。
該棚板の上面が前記左右の支持部間で下向き凸状に変形
するのを防止するため、前記実公昭４５−２２７０６号
公報の考案のように、前記上面板の裏面には、断面コ字
型等の補強リブを、前記左右側板の延びる方向との直角
方向、つまり左右方向に延びるように配設し、この補強
リブをスポット溶接にて固着することも行われている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成によっても、棚板の前後側板部分が変形するこ
とを防止できないという問題があった。この問題を解決
する手段として、前記棚板の前後側板の左右コーナ部と
左右側板のコーナ部を、平面視三角形状等の補強板でス
ポット溶接固着することも考えられるが、そうすると、
別部品としての補強板が必要である上、溶接箇所が増加
し、コストが増大する。
うな構成によっても、棚板の前後側板部分が変形するこ
とを防止できないという問題があった。この問題を解決
する手段として、前記棚板の前後側板の左右コーナ部と
左右側板のコーナ部を、平面視三角形状等の補強板でス
ポット溶接固着することも考えられるが、そうすると、
別部品としての補強板が必要である上、溶接箇所が増加
し、コストが増大する。
【０００５】また、前記先行技術の実公昭５５− １１
７号公報の考案を利用して、棚板の左右側板コーナ部の
下端に下向き開放状の切欠き部を形成し、この切欠き部
に前後側板の端部Ｌ字状部分を嵌挿することにより、大
きい荷重が掛かったとき、前後側板の下端側が開き変形
するのを防止することも考えられる。この構成によれ
ば、スポット溶接の手間は省けるけれども、前後側板の
左右端部のみが左右側板の切欠き部に係合しているだけ
であるから、変形の最も起こりやすく、且つ変形量の大
きい前後側板の中途部の変形防止には効果がない、さら
に、前記切欠き部に前後側板の端部Ｌ字状部分を嵌挿す
るため、当該切欠き部の溝幅を狭くすると、端部Ｌ字状
部分の立起部の上下寸法を大きくして嵌挿するという作
業が困難となるため、いきおい立起部の上下寸法が短く
なり、端部Ｌ字状部分の屈曲による剛性を大きくできな
くなり、前記変形に対する抵抗力が少なくなるという問
題があった。
７号公報の考案を利用して、棚板の左右側板コーナ部の
下端に下向き開放状の切欠き部を形成し、この切欠き部
に前後側板の端部Ｌ字状部分を嵌挿することにより、大
きい荷重が掛かったとき、前後側板の下端側が開き変形
するのを防止することも考えられる。この構成によれ
ば、スポット溶接の手間は省けるけれども、前後側板の
左右端部のみが左右側板の切欠き部に係合しているだけ
であるから、変形の最も起こりやすく、且つ変形量の大
きい前後側板の中途部の変形防止には効果がない、さら
に、前記切欠き部に前後側板の端部Ｌ字状部分を嵌挿す
るため、当該切欠き部の溝幅を狭くすると、端部Ｌ字状
部分の立起部の上下寸法を大きくして嵌挿するという作
業が困難となるため、いきおい立起部の上下寸法が短く
なり、端部Ｌ字状部分の屈曲による剛性を大きくできな
くなり、前記変形に対する抵抗力が少なくなるという問
題があった。
【０００６】本考案は、このような従来技術の問題を解
決し、変形し難い棚板を供給することを目的とする。
決し、変形し難い棚板を供給することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、棚板の上面板における前後縁に下向きに
延びる前後側板を連接し、前記上面板の下面には、前後
側板近傍位置に、当該前後側板と平行状に沿う左右長手
の補強リブを固着する一方、前記前後側板の一方または
双方の下端を補強リブの下端方向に延長し、その縦起片
部を補強リブにおける下向き側片を跨いでその内面側に
対面させた構成としたものである。
め、本考案は、棚板の上面板における前後縁に下向きに
延びる前後側板を連接し、前記上面板の下面には、前後
側板近傍位置に、当該前後側板と平行状に沿う左右長手
の補強リブを固着する一方、前記前後側板の一方または
双方の下端を補強リブの下端方向に延長し、その縦起片
部を補強リブにおける下向き側片を跨いでその内面側に
対面させた構成としたものである。
【０００８】
【実施例】次に、本考案を具体化した実施例について説
明する。符号１は、薄い金属板製の棚板で、その上面板
２は平面視略矩形状であり、上面板２の左右縁を下向き
に折り曲げて、左右側板３，３（一方の側板３は図示せ
ず）に形成し、各側板３の下端を略水平内向きに屈曲し
て、下片部３ａとする。
明する。符号１は、薄い金属板製の棚板で、その上面板
２は平面視略矩形状であり、上面板２の左右縁を下向き
に折り曲げて、左右側板３，３（一方の側板３は図示せ
ず）に形成し、各側板３の下端を略水平内向きに屈曲し
て、下片部３ａとする。
【０００９】前記上面板２の前後縁に連接する前後側板
４，４は、断面略半円弧状に湾曲形成し、その下端水平
部４ａを後述する補強リブ５の下端方向に延長する。符
号５，５は上面板２の下面にスポット溶接した断面下向
き開放させたコ字型の補強リブであり、各補強リブ５に
おける一方の下向き側片５ａを前後側板４，４に接近さ
せてその長手方向に沿うように配設する。そして、前記
前後側板４，４のうち少なくとも一方の左右長手の下端
水平部４ａを前記補強リブ５における一方の下向き側片
５ａを跨ぐように延長させ、この下端水平部４ａ先端の
上向きに折り曲げた左右長手の縦起片部４ｂを前記前後
側板４に近い側の下向き側片５ａの内面に対面させるも
のである。
４，４は、断面略半円弧状に湾曲形成し、その下端水平
部４ａを後述する補強リブ５の下端方向に延長する。符
号５，５は上面板２の下面にスポット溶接した断面下向
き開放させたコ字型の補強リブであり、各補強リブ５に
おける一方の下向き側片５ａを前後側板４，４に接近さ
せてその長手方向に沿うように配設する。そして、前記
前後側板４，４のうち少なくとも一方の左右長手の下端
水平部４ａを前記補強リブ５における一方の下向き側片
５ａを跨ぐように延長させ、この下端水平部４ａ先端の
上向きに折り曲げた左右長手の縦起片部４ｂを前記前後
側板４に近い側の下向き側片５ａの内面に対面させるも
のである。
【００１０】なお、符号６は上面板２と平行状に設ける
裏板であり、該裏板６と上面板２との間には、合成樹
脂、厚紙、薄金属板等からなる軽量のハニカム部材７を
介挿し、このハニカム部材の上下面を上面板２及び裏板
６に各々接着する。また、符号８は棚板１における左右
側板の下片部３ａを支持するための、棚枠またはキャビ
ネット等における支持部であり、符号９は棚板１が左右
または前後にずれ移動しないように前記支持部８等から
立設する係合片（図示せず）が嵌合するため、裏板６等
に切欠き形成した嵌挿孔である。
裏板であり、該裏板６と上面板２との間には、合成樹
脂、厚紙、薄金属板等からなる軽量のハニカム部材７を
介挿し、このハニカム部材の上下面を上面板２及び裏板
６に各々接着する。また、符号８は棚板１における左右
側板の下片部３ａを支持するための、棚枠またはキャビ
ネット等における支持部であり、符号９は棚板１が左右
または前後にずれ移動しないように前記支持部８等から
立設する係合片（図示せず）が嵌合するため、裏板６等
に切欠き形成した嵌挿孔である。
【００１１】この構成により、図１において、棚板１の
上面に荷重Ｗが作用して、前後側板４，４の下端水平部
４ａ及び縦起片部４ｂが下方外向きに開こうとするよう
な変形を受けるとき、その縦起片部４ｂが補強リブ５に
おける下向き側片５ａの内面に当接し、それ以上の開き
変形が阻止される。また、補強リブ５によっても棚板の
変形を阻止できる。
上面に荷重Ｗが作用して、前後側板４，４の下端水平部
４ａ及び縦起片部４ｂが下方外向きに開こうとするよう
な変形を受けるとき、その縦起片部４ｂが補強リブ５に
おける下向き側片５ａの内面に当接し、それ以上の開き
変形が阻止される。また、補強リブ５によっても棚板の
変形を阻止できる。
【００１２】なお、図４は別の実施例であり、補強リブ
１０を断面上向きコ字型に形成したものであり、この場
合、前後側板４，４の下端水平部４ａは補強リブ１０に
おける下端面を跨いで内方に延長し、その下向き側片５
ａの内面に縦起片部４ｂを対面させるように屈曲させる
のである。また、前記各実施例において、補強リブ５又
は１０の下向き側片５ａ（１０ａ）の内面に対面させる
縦起片部４ｂの長さは、側板４の長さの略全長にわたっ
ても良いし、複数の適宜長さの縦起片部４ｂを、前側板
４または後側板４，４の下端水平部４ａに適宜間隔で立
起こし形成しても良いのである。さらに補強リブは棚板
の前後方向中途部にも固着しても良い。
１０を断面上向きコ字型に形成したものであり、この場
合、前後側板４，４の下端水平部４ａは補強リブ１０に
おける下端面を跨いで内方に延長し、その下向き側片５
ａの内面に縦起片部４ｂを対面させるように屈曲させる
のである。また、前記各実施例において、補強リブ５又
は１０の下向き側片５ａ（１０ａ）の内面に対面させる
縦起片部４ｂの長さは、側板４の長さの略全長にわたっ
ても良いし、複数の適宜長さの縦起片部４ｂを、前側板
４または後側板４，４の下端水平部４ａに適宜間隔で立
起こし形成しても良いのである。さらに補強リブは棚板
の前後方向中途部にも固着しても良い。
【００１３】
【考案の作用・効果】以上に説明したように、本考案に
よれば、棚板の補強部材としての補強リブにおける下向
き側片が、前後側板における縦起片部の変形を規制する
ことになる。そして、補強リブ自体が前後側板近傍の上
面板の下面に固着されているから、当該補強リブによる
変形防止と、前記前後側板における縦起片部の変形の規
制とが相まって、棚板への荷重による前後側板部分の変
形を確実に防止することができるという効果を奏する。
よれば、棚板の補強部材としての補強リブにおける下向
き側片が、前後側板における縦起片部の変形を規制する
ことになる。そして、補強リブ自体が前後側板近傍の上
面板の下面に固着されているから、当該補強リブによる
変形防止と、前記前後側板における縦起片部の変形の規
制とが相まって、棚板への荷重による前後側板部分の変
形を確実に防止することができるという効果を奏する。
【００１４】しかも、折り曲げ工程やスポット溶接の工
数も従来のものと比べて増大せず、棚板製造のコストを
上昇させることもないという効果を奏する。
数も従来のものと比べて増大せず、棚板製造のコストを
上昇させることもないという効果を奏する。
【図１】棚板の一部切欠き側面図である。
【図２】要部斜視図である。
【図３】棚板の要部下面図である。
【図４】他の実施例を示す要部側断面図である。
１ 棚板 ２ 上面板 ３，３ 左右側板 ３ａ 下片部 ４，４ 前後側板 ４ａ 下端水平部 ４ｂ 縦起片部 ５，１０ 補強リブ ５ａ，１０ａ 下向き側片 ６ 裏板 ７ ハニカム部材 ８ 支持部 ９ 嵌挿孔
Claims (1)
- 【請求項１】 棚板の上面板における前後縁に下向きに
延びる前後側板を連接し、前記上面板の下面には、前後
側板近傍位置に、当該前後側板と平行状に沿う左右長手
の補強リブを固着する一方、前記前後側板の一方または
双方の下端を補強リブの下端方向に延長し、その縦起片
部を補強リブにおける下向き側片を跨いでその内面側に
対面させたことを特徴とする棚板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9522091U JP2542600Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 棚 板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9522091U JP2542600Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 棚 板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543942U JPH0543942U (ja) | 1993-06-15 |
| JP2542600Y2 true JP2542600Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=14131663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9522091U Expired - Lifetime JP2542600Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 棚 板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542600Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP9522091U patent/JP2542600Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0543942U (ja) | 1993-06-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970225 |